JP2849060B2 - 導管を閉鎖するための保護キャップ及び閉鎖部材と、導管から閉鎖部材を分離する方法と、前記保護キャップ及び閉鎖部材を使用する方法 - Google Patents
導管を閉鎖するための保護キャップ及び閉鎖部材と、導管から閉鎖部材を分離する方法と、前記保護キャップ及び閉鎖部材を使用する方法Info
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Description
れた導管端部を閉鎖する、導管を閉鎖するための保護キ
ャップであって、保護キャップが閉鎖部材と結合するた
め少くとも1つの第1結合手段を有している形式のもの
に関する。
ば腹膜透析の際患者の腹部カテーテルにおいてコネクタ
又は連結部材を閉鎖するのに使用されている。この位置
で例えばバッグ交換を行った後コネクタは、コネクタに
不動に螺着される保護キャップによって保護されてい
る。
は、先ず保護キャップのねじを外して閉鎖部材を分離し
なければならない。しかし閉鎖部材の分離には問題があ
る。それは、その場合一方では病原菌がコネクタに侵入
し易く、ひいては患者の腹部空所内にも侵入するおそれ
があって腹膜炎を惹き起す可能性があり、他方では閉鎖
部材が比較的強固にコネクタに着座していて閉鎖部材の
分離が困難であるからである。
443714号明細書にはこのことに関して明瞭に、患
者側のカテーテルがコネクタ端部において閉鎖部によっ
て閉じられていると説明されている。
れば特に腹膜透折のための保護キャップが公知であり、
この例では消毒媒体の含浸された海綿によってコネクタ
の端部が無菌に保持されている。しかしこの保護キャッ
プを用いては閉鎖部材を分離することはできない。
は、請求項1の上位概念に基く、導管を閉鎖するための
保護キャップを改良して、1つのステップで閉鎖部材だ
けでなく保護キャップ自体も導管から分離されうるよう
にすることにある。
プが第1結合手段によって閉鎖部材に解離不能に結合可
能であり、かつ少くとも1つの別の結合手段が設けられ
ており、該結合手段によって保護キャップが導管に解離
可能に結合可能であることによって、上記課題を解決す
ることができた。
鎖部材に解離不能に結合可能である。従って保護キャッ
プを分離する際には、閉鎖部材が接触することなく、保
護キャップが閉鎖部材と一緒に分離される。別の結合手
段が保護キャップと導管との解離可能な結合のために設
けられている。これによって保護キャップが保持され、
閉鎖部材の間違った分離が阻止されている。つまり患者
にとっては付加的な取扱いステップ、即ち閉鎖部材を分
離するというステップが省かれ、かつ患者が閉鎖部材に
接触しなくて宜いので導管に病原菌が入り込む危険性が
排除される。
1つの係止部材、1つの方向にだけ機能するねじ結合部
又は鋸歯回転部材(ラチェット)から成っている。
間の解離不能な結合を達成するのに適している。
は、係止部材が溝に係止するための少くとも1つの突起
から成っているか、又は突起と協働するための少くとも
1つの溝から成っている。
み結合部又はバヨネット結合部から成っている。
ための力の消費が例えばねじ山伝動装置によって小さく
保持されている。保護キャップを閉鎖部材に螺着させた
場合には、係止部材が閉鎖ピンに係止しかつ保護キャッ
プを導管から分離する際には一緒に分離される。
ップの内方領域内に設けられている。
された吸収材料、例えば発泡ポリマ又は海綿が設けられ
ている。
鎖部材が、閉鎖部材と本発明の保護キャップとを解離不
能に結合するための少くとも1つの結合手段を有してい
る。この場合結合手段が少くとも1つの係止部材から成
り、その際有利には、該係止部材が保護キャップの係止
部材に対する対応部材である。
離する方法において、方法ステップが次のような方法ス
テップ、つまり (イ) 保護キャップを閉鎖部材の上へ取り付けるとき
に、解離可能な結合を保護キャップと導管との間に、解
離不能な結合を保護キャップと閉鎖部材との間に夫々形
成し、 (ロ) 保護キャップを導管から分離するときに、閉鎖
部材を保護キャップに結合したままにしておく、という
方法ステップから成っている。
滴導管、カテーテル又は腹膜カテーテルに使用されてい
る。
発明の枠内で点滴導管、カテーテル又は腹膜カテーテル
に使用されている。
説明する。
内には閉鎖部材2が装入されていて、閉鎖部材2の第1
領域3が導管1を液密に閉鎖している。閉鎖部材2のヘ
ッド部材である閉鎖部材2の第2領域4は、閉鎖部材2
と保護キャップ6とを結合するための手段5を有してい
る。
ための手段5は、例えばこの例に図示されているよう
に、閉鎖部材2の第2領域4における溝7及び保護キャ
ップ6の内側部における溝7に対応する突起8である。
適当な手段9を介して保護キャップ6を導管1に結合す
るため閉鎖部材2の上方に保護キャップ6を取り付ける
場合には、保護キャップ6及び閉鎖部材2に配置された
ねじ山を介して行い、図示の実施例では保護キャップ6
を導管1上に螺着することによって行い、そのため突起
8が溝7内に係合して閉鎖部材2と保護キャップ6とが
結合される。勿論閉鎖部材2と保護キャップ6とを結合
するための任意の別の手段5を選択することも可能であ
り、例えば溝を保護キャップ6にかつ突起を閉鎖部材2
に設けても、一方向にだけ機能するねじ結合部又は回転
鋸歯部材(ラチェットとも命名されている)を設けても
宜い。その際図示されているように、係止を簡素化する
ため、閉鎖部材2が第2領域4の上方端部において及び
又は突起8が閉鎖部材2に向い合った側部において面取
りされていると有利である。
の含浸された吸収材料10、例えば海綿を有しており、
該吸収材料10は、閉鎖部材2の上方に保護キャップ6
を装着する際閉鎖部材2の上方領域11を押圧すること
によって空にされて、空気病原菌によって汚染されてい
る可能性のある内方領域11を消毒する。海綿の代りに
例えば防腐剤の充填された小嚢を設けることも可能であ
り、該小嚢は保護キャップ6を導管1に接続する際に破
裂する。吸収材料10は、例えばヨード/ヨー化物で充
填されているか、又は例えば本出願人によって販売され
ている、クエン酸をベースにしたシトロステリール(C
itrosteril)又はビグアニド(Biguan
id)をベースにしたラバセプト(Lavasept)
のような適当な別の殺菌手段によって充填されている。
その外に使用可能な殺菌手段は、過酸化化合物、オゾン
又は現場で製造可能な次亜塩素酸塩である。防腐剤は有
利には、保護キャップを導管上に螺着させる際に初め
て、接続作業の後に閉ざされる内方領域11内に放出さ
れる。
材を最後に1回転させることによって閉鎖部材2が、接
触することなしに導管1内に装入されて該導管1を閉鎖
する。その後保護キャップ6を別の結合手段9(この例
ではねじ山)を介して導管1に解離可能に接続する。そ
の際保護キャップ6の第1結合手段が閉鎖部材2の結合
手段5と協働し、かつスポンジ10内に含浸された防腐
剤が閉ざされた内方領域内に排出される。これによって
内方領域11は2つのバッグ交換の間病原菌なしの状態
になる。次のバッグ交換の場合に保護キャップ6のねじ
を外して閉鎖部材2を連行するが、この作業はねじ伝動
装置に基き僅かの力で実施可能である。従って導管1又
は閉鎖部材2の接触はこの装置においては完全に省かれ
ており、これによって腹膜透析の安全性に対する重要な
貢献がなされている。
Claims (16)
- 【請求項1】 閉鎖部材で閉鎖された導管端部を閉鎖す
る、導管を閉鎖するための保護キャップであって、保護
キャップが閉鎖部材と結合するため少くとも1つの第1
結合手段を有している形式のものにおいて、 保護キャップ(6)が第1結合手段(8)によって閉鎖
部材(2)に解離不能に結合可能であり、かつ少くとも
1つの別の結合手段(9)が設けられており、該結合手
段(9)によって保護キャップ(6)が導管(1)に解
離可能に結合可能であることを特徴とする、導管を閉鎖
するための保護キャップ。 - 【請求項2】 前記第1結合手段(8)が少くとも1つ
の係止部材から成っていることを特徴とする、請求項1
記載の保護キャップ。 - 【請求項3】 前記第1結合手段(8)が1つの方向に
だけ機能するねじ結合部から成っていることを特徴とす
る、請求項1記載の保護キャップ。 - 【請求項4】 前記第1結合手段(8)が鋸歯回転部材
から成っていることを特徴とする、請求項1記載の保護
キャップ。 - 【請求項5】 前記係止部材が溝に係止するための少く
とも1つの突起から成っていることを特徴とする、請求
項2記載の保護キャップ。 - 【請求項6】 前記係止部材が突起と協働するための少
くとも1つの溝から成っていることを特徴とする、請求
項2記載の保護キャップ。 - 【請求項7】 前記別の結合手段(9)がねじ結合部、
差込み結合部又はバヨネット結合部から成っていること
を特徴とする、請求項1記載の保護キャップ。 - 【請求項8】 防腐剤を放出する手段(10)が保護キ
ャップ(6)の内方領域(11)内に設けられているこ
とを特徴とする、請求項1記載の保護キャップ。 - 【請求項9】 防腐剤を放出する手段(10)が防腐剤
を含浸した吸収材料から成っていることを特徴とする、
請求項8記載の保護キャップ。 - 【請求項10】 前記吸収材料が発泡ポリマ又は海綿で
あることを特徴とする、請求項9記載の保護キャップ。 - 【請求項11】 導管を閉鎖するための閉鎖部材におい
て、閉鎖部材(2)が請求項1乃至10に基く保護キャ
ップ(6)に閉鎖部材(2)を解離不能に結合するため
の少くとも1つの結合手段(5)を有していることを特
徴とする、導管を閉鎖するための閉鎖部材。 - 【請求項12】 前記結合手段(5)が少くとも1つの
係止部材から成っていることを特徴とする、請求項11
記載の閉鎖部材。 - 【請求項13】 前記閉鎖部材(2)の前記係止部材
が、保護キャップ(6)の係止部材に対する対応部材で
あることを特徴とする、請求項12記載の閉鎖部材。 - 【請求項14】 保護キャップ(6)を用いて導管
(1)から閉鎖部材(2)を分離する方法において、方
法ステップが次のような方法ステップ、つまり (イ) 保護キャップ(6)を閉鎖部材(2)の上へ取
り付けるときに、解離可能な結合を保護キャップ(6)
と導管(1)との間に、解離不能な結合を保護キャップ
(6)と閉鎖部材(2)との間に夫々形成し、 (ロ) 保護キャップ(6)を導管(1)から分離する
ときに、閉鎖部材(2)を保護キャップ(6)に結合し
たままにしておく、 という方法ステップから成っていることを特徴とする、
導管から閉鎖部材を分離する方法。 - 【請求項15】 点滴導管、カテーテル又は腹膜カテー
テルである前記導管(1)に使用することを特徴とす
る、請求項1乃至10に基く保護キャップを使用する方
法。 - 【請求項16】 点滴導管、カテーテル又は腹膜カテー
テルである前記導管(1)に使用することを特徴とす
る、請求項11乃至13に基く閉鎖部材を使用する方
法。
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