JP2848508B2 - 防水コネクタ - Google Patents

防水コネクタ

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JP2848508B2
JP2848508B2 JP27526193A JP27526193A JP2848508B2 JP 2848508 B2 JP2848508 B2 JP 2848508B2 JP 27526193 A JP27526193 A JP 27526193A JP 27526193 A JP27526193 A JP 27526193A JP 2848508 B2 JP2848508 B2 JP 2848508B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内部に接続端子を収
容,係止するコネクタハウジングに関し、特に相手コネ
クタハウジングとの隙間を密閉する防水コネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図9は防水コネクタCの従来例を示す分
解斜視図であり、防水コネクタCは、雌型のコネクタハ
ウジングa,スペーサj,パッキンn及びパッキンホル
ダrの構成より成る。雌型のコネクタハウジングaは相
手コネクタハウジング(図示しない)を勧誘する筒状の
フードbが形成されると共に、内部に複数の端子収容室
cが並設され、各端子収容室cには撓み変形可能な係止
アームeが設けられる(図8参照)。
【0003】この係止アームeは、電線f付きの接続端
子dが端子収容室cに挿入されるときに接続端子dに当
たって撓み変形し、接続端子dが完全挿入されたとき
に、係止アームeに設けられた係止突起gが、接続端子
dの係止孔hに係入して接続端子dの脱落を防止する。
【0004】接続端子dは、フードbに挿入,係止され
るスペーサjによって二重に脱落防止される(図9参
照)。スペーサjは、貫通孔kと、各係止アームeの撓
みを阻止する阻止腕m(図8参照)が設けられ、係止ア
ームeの撓み間隔において仮係止,本係止位置に移動可
能に保持されている。仮係止位置では、阻止腕mは係止
アームeから離隔しているので、係止アームeは撓み可
能であり、この状態で端子を挿入係止する。スペーサj
が完全挿入された本係止位置では、阻止腕mが係止アー
ムeの撓み空間に進入し、係止アームeの撓み変形を阻
止するので、端子収容室2内の接続端子dの脱落が二重
に防止される。
【0005】パッキンnは四角筒状に形成され、内面に
は、相手コネクタハウジングの外壁面に圧接する環状突
起pが周設され、フードbに挿入されたときに、フード
bの内面の底に形成された段部qに当接する(図9参
照)。パッキンホルダrは、外面から屈曲して延設され
る弾性アームsの先端に係止爪tが設けられ、パッキン
ホルダrがフードbに完全挿入されときに、係止爪tが
コネクタハウジングaの外面に設けられた係止部uに係
合する。そして、フードbに相手コネクタハウジング嵌
入すると、パッキンnが相手コネクタハウジングの外面
とフードbの内面との隙間を水密に密閉する。以上のよ
うな防水コネクタには次のような課題が残されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この防水コネクタを組
付けるには、先ず、コネクタハウジングaのフードb内
にスペーサjを挿入,仮係止する作業と、パッキンnを
挿入する作業と、パッキンホルダrの挿入作業の3つの
挿入作業が必要である。多数の防水コネクタを組付ける
場合には、この挿入作業に多数の組付時間が消費される
ので、挿入作業の容易化が望まれていた。
【0007】又、設備面においても、それぞれの組付け
作業に治具を使用するとすると、それだけ治具製作費が
嵩むことになる。本発明はかかる課題を解決することを
目的としており、スペーサj,パッキンn,パッキンホ
ルダr3つの部品を一体化し、組付作業を簡素化,短縮
化すると共に、設備面でのコスト低減を図るものであ
る。
【0008】
【課題を解決するために手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、相手ハウジングを挿入するフードを有し
内部に複数の端子収容室を並設したコネクタハウジング
と、前記端子収容室に収容,係止された接続端子の後逸
を防止するスペーサと、前記フードに挿入される筒状の
パッキンと、前記フードに挿入され前記パッキンを保持
するパッキンホルダとから成る防水コネクタにおいて、
前記パッキンの一端面に、屈曲変形が可能な板片状の連
結部を設け、該連結部の先端を前記スペーサに固着し、
前記パッキンの他端部を前記パッキンホルダに固着して
一体型のパッキンホルダを備えた防水コネクタを構成し
たことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記のように構成された防水コネクタは次の
ようにコネクタハウジング内に組付られる。 防水コネク
をコネクタハウジングに挿入すると、一体型のパッキ
ンホルダのパッキンホルダ部が完全挿入されてコネクタ
ハウジングに係止されるが、連結部は屈曲変形し、スペ
ーサ部は不完全挿入状態の仮係止位置にあるが、接続端
子を挿入した後にスペーサ部のみを押し込むと、連結部
の屈曲変形量が減少しスペーサ部が本係止位置まで移
動することができ、本係止位置のスペーサ部が接続端子
の脱落を防止する。従って、3回の部品挿入作業が1回
となったので、組付作業を短時間で効率的に行うことが
できる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
すると、図1はスペーサ,パッキン,パッキンホルダー
を一体化した一体型パッキンホルダAを挿入先端側から
見た斜視図、図2は後端側から見た斜視図、図3は雌型
のコネクタハウジングBを先端側から見た斜視図、図4
は一体型パッキンホルダAを雌型のコネクタハウジング
Bに挿入する前の縦断面図である。
【0011】スペーサ部1は従来のスペーサjと同形状
であり、コネクタハウジングBの端子収容室2(図3参
照)に相対する貫通孔3(図4参照)が設けられ、前端
面には阻止腕17が設けられ、後面に挿入操作用の把持
部5が突設されることは従来と同様であるが、本発明の
スペーサ部1の両側面には、後述するパッキン6に設け
られた連結部4が固着される。
【0012】雌型のコネクタハウジングBのフード11
の内面と同形状の輪郭を有する四角筒状に形成されるパ
ッキン6は内面に環状突起7が周設され、一端面に、
曲変形が可能な板片状の連結部4が設けられ、パッキン
6の他方の端部には、パッキンホルダ部10の先端部が
固着され、連結部4の先端は前記スペーサに固着される
(図1,図2参照)。パッキンホルダ部10は従来のパ
ッキンホルダrとほぼ同形状であり、外面に屈曲して延
設される弾性アーム8の先端に係止爪9が設けられるこ
とは従来例と同様であるが、パッキンホルダ部10の挿
入側の先端部が、パッキン6の他端面に固着され、パッ
キン6の屈曲容易な連結部4を介してスペーサ部1と一
体的に連結される。
【0013】かくして、スペーサ部1,パッキン6,パ
ッキンホルダ部10により一体的なパッキンホルダAが
構成される。この一体型のパッキンホルダAは、あらか
じめ成形されたスペーサ部1とパッキンホルダ部10の
パッキンとの連結部をプライマー処理し、成形金型中に
位置決めした後に、金型中に弾性材料(ゴム材)を射出
成形して型成形されるものである。中間のパッキン3は
弾性変形が可能なので、スペーサ部1はパッキンホルダ
部10に対して変位可能である。
【0014】一体型のパッキンホルダAが挿入される雌
型のコネクタハウジングの一例として、図3にレバー結
合型の雌型コネクタハウジングBを示す。レバー結合型
の雌型コネクタハウジングBの概要を述べると、フード
11の両側面に軸12が突設され、ピン案内用長孔13
がフード11の端部に開口し、軸12に枢着されるレバ
ーに設けられた円弧状のカム溝とピン案内用長孔13
に、雄型の相手側コネクタハウジングの両側面に設けら
れたピン(図示しない)が挿入される。
【0015】そして、レバーを回動操作すると、円弧状
のカム溝に押されたピンがピン案内用長孔7に沿って挿
入方向に移動し、相手側のコネクタハウジングがコネク
タハウジングBに挿入されるものである。然し、本発明
はレバー結合式コネクタに限られるものではなく、一般
的なコネクタにも本発明は実施可能である。
【0016】雌型のコネクタハウジングBの上面には、
係止爪9に係合する係止部14が設けられ、内部に係止
アーム18が設けられ、係止アーム18の先端に係止突
起19が設けられることは従来例と同様である(図4参
照)。なお、図4に示す符号15,16は、スペーサ部
1を仮係止並びに本係止するために設けられた突起であ
る。
【0017】以上のように構成された防水コネクタの作
用を図4,図5,図6に基づいて説明する。一体型パッ
キンホルダAのスペーサ部1を雌型のコネクタハウジン
グBのフード11に向け(図4参照)、パッキンホルダ
部10をコネクタハウジングB内に挿入すると、係止爪
9がコネクタハウジングBの係止部14に係合する(図
5参照)。
【0018】このとき、パッキンホルダ部10と共にパ
ッキン6及びスペーサ部1が同時にフード11内に挿入
される。スペーサ部1の把持部5を軽く押して、スペー
サ部1を仮係止位置に移動し、図示しない接続端子dを
端子収容室2内に挿入した後に、スペーサ部1を更にお
すと、連結部4の屈曲量が減少すると共に、スペーサ部
1が本係止位置に移動して係止アーム18の撓み変形を
阻止するので、接続端子dの脱落を阻止する。
【0019】雄型の相手ハウジングがフード11内に挿
入されると、パッキン6の環状突起7が相手ハウジング
の外壁面に押圧され、両ハウジングの隙間がパッキン6
によって密閉され、コネクタが防水される。以上述べた
ように、従来、フード11側から挿入していた3つの挿
入作業が一度に行われるので、挿入作業が簡単になり、
組付作業が短縮化,効率化される。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、従来行われていた3度の挿入作業が一度になり、組
付作業が簡素化され、作業時間が短縮化された。又、挿
入に使用する治具も1個でよいので、設備面でも費用が
節減される利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一体型パッキンホルダを挿入先端側から見た斜
視図である。
【図2】一体型パッキンホルダを後端側から見た斜視図
である。
【図3】雌型のコネクタハウジングを先端側から見た斜
視図である。
【図4】一体型パッキンホルダを雌型のコネクタハウジ
ングに挿入する前の縦断面図である。
【図5】スペーサ部の仮係止状態を示す縦断面図であ
る。
【図6】スペーサ部の本係止状態を示す縦断面図であ
る。
【図7】パッキンの端部を示す要部断面図である。
【図8】接続端子の係止状態の説明図である。
【図9】従来のコネクタハウジングの分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
A 一体型パッキンホルダ B コネクタハウジング 1 スペーサ部 2 端子収容室 4 連結部 6 パッキン 10 パッキンホルダ部 11 フード 17 阻止腕

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手ハウジングを挿入するフードを有し
    内部に複数の端子収容室を並設したコネクタハウジング
    と、前記端子収容室に収容,係止された接続端子の後逸
    を防止するスペーサと、前記フードに挿入される筒状の
    パッキンと、前記フードに挿入され前記パッキンを保持
    するパッキンホルダとから成る防水コネクタにおいて、前記パッキンの一端面に、屈曲変形が可能な板片状の連
    結部を設け、該連結部の先端を前記スペーサに固着し、
    前記パッキンの他端部を前記パッキンホルダに 固着して
    一体型パッキンホルダを構成したことを特徴とする防水
    コネクタ。
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JP3540156B2 (ja) 1998-06-10 2004-07-07 矢崎総業株式会社 防水コネクタ及び該防水コネクタの組付方法
JP2000112479A (ja) * 1998-10-07 2000-04-21 Citizen Electronics Co Ltd 電磁型発音体

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