JP2848334B2 - 電界放出形電子源 - Google Patents

電界放出形電子源

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JP2848334B2 JP13716496A JP13716496A JP2848334B2 JP 2848334 B2 JP2848334 B2 JP 2848334B2 JP 13716496 A JP13716496 A JP 13716496A JP 13716496 A JP13716496 A JP 13716496A JP 2848334 B2 JP2848334 B2 JP 2848334B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体の微細加工
技術を用いて製作されたコールドカソードとして知られ
ている電界放出形電子源の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】電界放出形電子源は、サイズがミクロン
オーダーなので高密度な集積化が可能であり、電子源と
して熱陰極と比較して高効率、高電流密度などのメリッ
トを有する。また、放出された電子は真空状態で動作す
るので、固体素子より高速に到達できる。これらの利点
を生かして高速増幅素子、高輝度ディスプレイーなどへ
の応用が期待できる。
【0003】従来、ミクロンオーダーのサイズの電界放
出形電子源として、スピント(Spindt)型と呼ば
れる図5に示すものが知られている。図5に示すよう
に、この電界放出形電子源においては、導電性のシリコ
ン(Si)基板101上に、膜厚が1μm程度の二酸化
シリコン(SiO2 )膜102が形成されている。この
SiO2 膜102には、開口部103が形成されてい
る。そして、この開口部103の内部のSi基板101
上に、モリブデン(Mo)やタングステン(W)などの
高融点かつ低仕事関数の金属から成る先端の尖った円錐
状のカソード104が形成されている。
【0004】また、開口部103の周囲のSiO2 膜1
02には、カソード104を囲むようにMoやWなどの
高融点金属膜から成るゲート電極105が形成されてい
る。なお、このゲート電極105のカソード104の直
下の開口部103の径は0.5〜1μm程度である。こ
の図5に示す電界放出形電子源は、ゲート電極105と
カソード104先端との間に106 V/cm程度以上の
電界を印加することにより、カソード104を熱するこ
となく電子放出を行わせることができる。そして、この
ようなミクロンオーダーのサイズの電界放出形電子源に
よれば、ゲート電圧は30〜60V程度でよいことにな
る。なお、カソード104から電子放出は10-6Tor
r程度以下の真空中で行われる必要があるので、上述の
電界放出形電子源は、実際には図示を省略した対向板と
その他の部材により真空封止される。
【0005】また、特開平6−68783には、図6に
示す様に微小電界放出陰極装置の技術が開示されてい
る。これは電界放出形電子源においてゲート電極108
をシリサイド膜109あるいはシリサイド膜109と絶
縁膜106との間にシリコン膜110を入れるいわゆる
ポリサイドで構成した技術である。
【0006】次に特開平2−144921には、図7に
示す様に半導体装置の技術が開示されている。これは金
属配線(Al)111上をシリサイド膜(MoSix
112で被覆し、更にその上に高融点金属(W)113
で被覆し、それを介して外部端子とのボンディングを行
う技術である。
【0007】さらに、特開平3−248464には、図
8に示す様にコンタクト埋め込み金属構造体の技術が開
示されている。これは不純物拡散表面114又は多結晶
シリコンからなる電極、配線表面にチタンシリサイド膜
115が設けられたシリコン半導体集積回路のコンタク
ト穴116を埋め込む金属構造体としてコンタクト孔底
部にタングステンシリサイド(WSix )膜、タングス
テン(W)の二層構造を有する技術である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の電界放出
形電子源およびシリサイド膜と高融点金属膜とで構成さ
れた構造体は、以下のような欠点を有する。まず、従来
の図5に示した電界放出形電子源素子を集積したチップ
120を外部端子121に接続した状態を図9に示す。
外部端子121に電気的に接続する方法としてW、Mo
などの高融点金属膜のゲート電極から引き出された配線
部123を経由して、接続用パッド124に外部端子1
21の接続端子片125を直接圧接する極めて生産性お
よび信頼性の悪い接続方法が用いられている。これはゲ
ート電極122の材料として用いられているW、Moな
どの高融点金属膜の表面層が酸化されやすいため、通常
用いられるAl、Au等のボンディング材料では外部端
子との接続が困難であるからである。
【0009】次に図6に示すような構造は、ゲート電極
108をWSix 、MoSix などのシリサイド膜10
9、あるいはシリサイド膜109とシリコン膜110に
よるポリサイドで構成された一層あるいは二層構造にす
ることで、ゲート絶縁層との密着性力の向上、絶縁耐圧
向上を狙ったものである。しかし、この構造はゲート電
極108上面がシリサイド膜109が露出したままの構
造であり、さらにゲート電極108の電気抵抗率が10
〜100μΩ・cmであって、抵抗値を低減する場合に
限界があり、高密度の集積化および配線系の増大により
素子規模が大きくなるにしたがって、ゲート電極の抵抗
値が増加して数百MHz以上の信号に対して駆動するこ
とが困難になる欠点がある。
【0010】さらに図7に示すような半導体装置は、ボ
ンディングパッド部において露出するWSix MoSi
x などのシリサイド膜112上にW、Moなどの高融点
金属膜113単体を被覆した構造にすることで、光学手
法を用いた際の光の反射率が強くなり、光学的手法によ
るボンディングパッド部の検知を確実に行うことを狙っ
たものである。しかし、この構造ではボンディングパッ
ド最上面はW、Moなどの高融点金属膜単体が露出した
構造であり、さらに金属配線(Al)111上に高融点
膜(MoSix 、W)の二層の膜で形成しているため
に、それぞれの膜を形成する際の熱処理で金属配線(A
l)111が温度上昇とともに圧縮応力が強く働きボン
ディングパッド113表面に凹凸が生じてヒロックが発
生し、さらにタングステン(W)113の接続表面が酸
化されやすく、Al、Au等のボンディング材料で接続
が困難になる欠点がある。
【0011】さらに図8に示すような高融点シリサイド
と高融点金属の二層構造で構成されるコンタクト埋め込
み金属構造体は、不純物拡散層114又は多結晶シリコ
ンからなる電極、配線表面にチタンシリサイド膜115
が設けられたシリコン半導体集積回路のコンタクト穴1
16に埋め込まれた層と、低融点金属であるAl配線1
26との接続を行うビアホール部に関する技術である。
これに反して電界放出形電子源での高融点シリサイドと
高融点金属の二層構造は、ゲート電極引き出し配線を経
由してボンディングパッドを用い直接外部端子に接続す
るものである。さらに真空状態で使用されるためイオン
衝撃に対処する必要性から電界放出形電子源は、ゲート
電極部分が耐熱性を重視され図8に示すコンタクト埋め
込み金属構造体の様にAl配線126を用いることがで
きない。
【0012】この発明の目的は、通常用いられているA
l、Au等のボンディング材料を用いてボンディング強
度および接続の信頼性を確保し、また、ゲート電極の配
線抵抗を最小化し、高周波特性を向上する電界放出形電
子源の配線構造を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、カソード電
極となる導電性基板上に絶縁膜およびゲート電極を形成
し、ゲート電極と絶縁膜に開口部を設け、この開口部に
カソードを形成した電界放出形電子源において、ゲート
電極が高融点金属膜上に高融点シリサイド層を形成した
二層構造で構成される。
【0014】さらにゲート電極から引き出された配線部
と外部端子に電気的に接続するボンディングパッドとが
同一平面上に構成され、かつ高融点シリサイド膜がゲー
ト電極、配線、ボンディングパッド全面あるいは外部端
子に電気的に接続するボンディングパッドの一部分に形
成される。
【0015】上記高融点金属層の具体例を挙げると、タ
ングステン(W)、モリブデン(Mo)、ニオブ(N
b)、および前記の高融点シリサイド層の具体例を挙げ
ると、タングステンシリサイド、モリブデンシリサイ
ド、ニオブシリサイドの中のいずれかを用いるものであ
る。
【0016】ゲート電極の配線材料は、真空状態で使用
されるためイオン衝撃に対処する必要性から電界放出形
電子源の耐熱性を重視され高融点金属膜と高融点シリサ
イド膜を用いることになる。この場合、高周波駆動を考
慮してゲート電極の抵抗値を低減するには、電気抵抗率
の低い高融点金属を用いる必要性があり、さらに生産性
や信頼性を考慮した外部端子に電気的に接続するボンデ
ィング性を良好にしたパッケージの接続方法には、高融
点シリサイドが必要になる。この両方の利点を生かすた
めに高融点金属と高融点シリサイドの二層構造で構成す
ることで達成できる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して詳細に説明する。図1に示すよ
うに、この実施の形態による電界放出形電子源において
は、n型の不純物がドープされたSi基板のような導電
性基板1上に、膜厚1μm程度のSiO2 膜のような絶
縁膜2が形成されている。この絶縁膜2には、円形の平
面形状を有する開口部3が形成されている。そして、こ
の開口部3の内部の導電性基板1上に、MoやWなどの
高融点かつ低仕事関数の金属から成る先端が尖った円錐
状のカソード4が形成されている。
【0018】また、開口部3の周囲の絶縁膜2上には、
W、Mo、Nbのような高融点金属膜5と、さらにその
上にWSix のような高融点シリサイド膜6から成るゲ
ート電極7がカソード4を囲むように形成されている。
ここで、高融点金属膜の膜厚は、0.2〜0.5μmで
ある。また、高融点シリサイド膜の膜厚は、1000〜
2000オングストローム程度である。ここで、このW
Six のSi組成比は、好適には2.5前後の範囲内に
選ばれる。Xがこの範囲にある場合は、WSix 膜の成
膜時の内部残留応力は最小になる。さらに、X>2の場
合には、WSix が酸化を受けたときSiO2 が形成さ
れやすく、よってWの酸化が有効に抑えられる効果があ
る。一方、ゲート電極7の、カソード4の直下の開口部
3の径は、0.5〜1μm程度である。なお、高融点シ
リサイド膜としては、タングステンシリサイド、モリブ
デンシリサイド、ニオブシリサイドなどの材料を用いる
ことができる。
【0019】なお、開口部3およびカソード4を、応用
する装置の用途に応じた個数だけ同一平面上の導電性基
板1上に配置することによって、電界放射形電子源のア
レイを構成することができる。
【0020】また、この実施の形態による電界放出形電
子源においては、前述した従来の電界放出形電子源と同
様に、ゲート電極7とカソード3の先端との間に106
V/cm程度以上の電界を印加することにより、カトー
ド3を熱することなく電子放出を行わせることができ、
ゲート電圧は30〜60V程度で済む。なお、カソード
3から電子放出は10-6Torr程度以下の真空中で行
われる必要があるので、実際には図示を省略した対向板
とその他の部材により真空封止される。
【0021】次に、上述のように構成されたこの実施の
形態による電界放出電子源の製造方法について説明す
る。図2(a)に示すように、まず導電性基板1上にC
VD法により絶縁膜2を形成した後、この絶縁膜2上に
スパッタ法によりMo、Wのような高融点金属膜5及び
WSix 膜のような高融点金属シリサイド膜6を逐次形
成する。次に、この高融点金属シリサイド膜6上に、形
成すべきゲート電極7に対応した形状のレジストパター
ン8をリソグラフィーにより形成する。
【0022】次に、レジストパターン8をマスクとして
高融点シリサイド膜6及び高融点金属膜5をウエットエ
ッチング法またはドライエッチング法により逐次エッチ
ングする。これによって、図2(b)に示すように、ゲ
ート電極7を形成すると共に、高融点金属膜5をこのゲ
ート電極7と同一形状にパターニングする。
【0023】次に、レジストパターン8、及び高融点金
属膜5、高融点金属シリサイド膜6をマスクとして、絶
縁膜2をフッ化水素(HF)系のエッチング液を用いた
ウエットエッチング法によりエッチングして、図2
(c)に示すように、開口部3を形成する。なお、この
ウエットエッチングは、レジストパターン8を除去した
後行うことも可能である。
【0024】次に、レジストパターン8を除去した後、
図2(d)に示すように、基板表面に対して傾斜した方
向から斜め蒸着を行うことにより、ゲート電極7上にア
ルミナ層9を堆積する。このアルミナ層9は、後でエッ
チングして除去されるため、犠牲層とも呼ばれる。この
後、基板表面に対して垂直な方向からカソード形成用の
材料としてMoやWなどを蒸着する。これによって、開
口部3の内部の導電性基板1上にカソード4が形成され
る。10は犠牲層9上に蒸着された金属膜を示す。この
後、犠牲層9をリフトオフ法により除去し、図1に示す
ように目的とする電界放出形電子源を完成することがで
きる。
【0025】図3は、この電界放出形電子源が集積され
たチップをTO−5パッケージに搭載した斜視図を示し
ている。TO−5パッケージ11に電界放出形電子源を
集積したチップ13をマウント材を介して搭載し、さら
にゲート電極から引き出された配線部14を経由したボ
ンディングパッド15にAl、Au等の接続材料から成
るワイヤー16で外部端子17に電気的に接続されてい
る。
【0026】この実施の形態における電界放出形電子源
は、ゲート電極7のボンディングする二層目に高融点シ
リサイド膜6が形成されており、ゲート電極から引き出
された配線部14を経由して外部端子17に電気的に接
続するボンディングパッド15は、表面状態が極めて安
定した状態であるためAl、Au等のボンディング材料
から成るワイヤ−16を容易に接続が可能となり、10
g程度の所望のボンディング強度が確保できる。
【0027】さらに、この電界放出形電子源を応用した
装置を高速動作させるには、電界放出形電子源を集積し
たチップにおいて、配線部14を含めた部分の配線抵抗
Rと配線容量Cを最適に設定し、高周波駆動のパラーメ
ータとして時定数CRを低減することが必要である。図
4に示すように、電界放出形電子源におけるゲート電極
引き出し配線部分は、配線抵抗Rと配線容量Cに関して
配線幅Wが細くなると抵抗値が増大し、太くなると容量
値が増大するトレードオフの関係があり、時定数CRが
最小になる配線幅Wを設定する必要がある。本実施の形
態の電界放出形電子源のゲート電極7は、一層目に用い
ている高融点金属膜5が電気抵抗率が1〜5μΩ・cm
と極めて抵抗値が低く、図4に示す電界放出形電子源に
おける配線幅による配線抵抗と配線容量の相関関係を示
した図から配線抵抗が、図6で用いたようなポリサイド
構造による従来の電界放出形電子源の配線抵抗の曲線a
(実線)が、さらに抵抗値が低減された配線抵抗の曲線
b(点線)に改良でき、さらに配線幅Wを狭くして配線
容量値を低減でき、最小となる時定数CRを達成でき
る。これにより、数百MHz以上の駆動周波数に対応し
て応答できる電界放出形電子源が実現できる。
【0028】なお、この第1の実施の形態は、電界放出
形電子源はゲート電極が外部端子と接続する配線部、ボ
ンディングパッドが同一平面上に構成され、同時に高融
点シリサイド膜がゲート電極、配線部、ボンディグパッ
ド全面に形成されている。
【0029】次に本発明の第2の実施の形態について図
3を参照して説明をする。図3は電界放出形源素子を実
装用パッケージに搭載した斜視図であり、パッケージ1
1に固定している外部端子17にワイヤー16を介して
ボンディングパッド15に電気的に接続されている。電
界放出形源素子にワイヤー16を接続している部分はボ
ンディングパッド部分であり、接続部の信頼性を上げる
には、ボンディングパッドの一部分に高融点シリサイド
膜のパターンを形成することで可能になる。このように
しても先に述べた第1の実施の形態の電界放出形電子源
と同様な効果が得られる。この場合、高融点シリサイド
膜のボンディングパッドを形成するレジストパターン工
程を追加する必要がある。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
ゲート電極が高融点金属膜上に高融点シリサイド膜を形
成した二層構造で構成されるので、ゲート電極から配線
により取り出したパッドに外部端子をワイヤーボンディ
ングが可能となり、半導体集積回路と同等なプロセスに
よる生産性および接続信頼性の高い実装方法が適用でき
る。さらに数百MHz以上の信号に対して動作可能な素
子構造も併せて実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施の形態の電界放出形電
子源を説明する断面図である。
【図2】(a)〜(d)は、図1に示す本発明による電
界放出形電子源の製作プロセスを示す断面図である。
【図3】本発明による電界放出形電子源素子を実装用パ
ッケージに搭載した斜視図である。
【図4】電界放出形電子源における配線幅による配線抵
抗と配線容量の相関関係を示した図である。
【図5】従来のスピント型と呼ばれる電界放出形電子源
を説明する断面図である。
【図6】従来の微小電界放出陰極装置を示す断面図であ
る。
【図7】従来の半導体装置を示す断面図である。
【図8】従来のコンタクト埋め込み金属構造体を示す断
面図である。
【図9】従来の電界放出形電子源を集積したチップを外
部端子に接続した状態を示した斜視図である。
【符号の説明】 1 導電性基板 2 絶縁膜 3 開口部 4 カソード 5 高融点金属膜 6 高融点シリサイド膜 7 ゲート電極

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カソード電極となる導電性基板上に絶縁
    膜およびゲート電極を形成し、ゲート電極と絶縁膜に開
    口部を設け、この開口部にカソードを形成した電界放出
    形電子源において、ゲート電極が高融点金属膜上に高融
    点シリサイド層を形成した二層構造で構成されることを
    特徴とする電界放出形電子源。
  2. 【請求項2】 前記ゲート電極から引き出された配線部
    と外部端子に電気的に接続するボンディングパッドとが
    同一平面上に構成され、かつ高融点シリサイド膜がゲー
    ト電極、配線、ボンディングパッド全面あるいは外部端
    子に電気的に接続するボンディングパッドの一部分に形
    成される構造を有することを特徴とする請求項1記載の
    電界放出形電子源。
  3. 【請求項3】 前記の高融点金属層として、タングステ
    ン、モリブデン、ニオブ、および前記の高融点シリサイ
    ド層として、タングステンシリサイド、モリブデンシリ
    サイド、ニオブシリサイドの中のいずれかを用いること
    を特徴とする請求項1記載の電界放出形電子源。
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