JP2847486B2 - 建築物の外装施工用のシート固定具 - Google Patents

建築物の外装施工用のシート固定具

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JP2847486B2 JP7348474A JP34847495A JP2847486B2 JP 2847486 B2 JP2847486 B2 JP 2847486B2 JP 7348474 A JP7348474 A JP 7348474A JP 34847495 A JP34847495 A JP 34847495A JP 2847486 B2 JP2847486 B2 JP 2847486B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築物の外側面を外装施
工する場合などに際し、外壁材料、外装塗料等の飛散を
防ぐべく用いるシートの固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の建築物の外装施工時等用
のシートに対しては、スチールパイプあるいは長手丸太
等で構築された足場に、単純に鉄線材、紐材などで係留
する構成が取られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の係留構成
ではシートに対し鉄線材、紐材による係留を簡単に行う
と、風によつて係留が取れてしまい、シートが吹き飛ん
でしまう危惧があつた。一方シートに対し鉄線材、紐材
による係留を完全に行うとシートの係留に長時間を要
し、且つシート材を外すときも手間が煩雑になつて、脱
着時間ないしは費用が多大になる問題があつた。
【0004】しかして本発明においては、建築物の外装
施工時にシートの係留が風により外れることのないよう
堅固に行われ得、且つシートの脱着を相対的に短時間で
実現できると共に容易に再使用も可能なシート固定具を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明において上記の目
的は、固定部片12およびこの固定部片12に対し棒状
体を挟持して締付け可能な可動部片13とを有し、棒状
体に装着可能に設けられた固定具本体11と、固定具本
体11に立設された連結ボルト19と、連結ボルト19
に装荷可能に設けられ、且つシートSTに具備された係
留孔部HLに対し係止可能なシート係留体23を有する
固定プレート20とを備え、固定プレート20のシート
係留体23にはその先端部に揺動可能で且つシートST
の係留孔部HLの周縁に跨がつて係止する係止耳片26
が具備されてなる建築物の外装施工用のシート固定具に
より達成される。
【0006】
【作用】上述の本発明によるシート固定具10にあつて
は、特に棒状体を挟持してこの棒状体に装着される固定
具本体11が設けられ、この固定具本体11の連結ボル
ト19に装荷される固定プレート20に具備されたシー
ト係留体23に、揺動自在に係止耳片26が装備されて
いて、当該揺動自在な係止耳片26がシートSTに設け
た係留孔部HLの縁部に跨がつて位置し、シート固定具
10に対しシートSTが確実に係留され得る。
【0007】
【実施例】図1〜図3を参照するに、本発明による外装
施工時用のシート固定具10には固定具本体11が含ま
れる。固定具本体11は側面から見てL字状の固定部片
12を有し、且つ例えば足場を構築するスチールパイプ
等の棒状体を挟持するように、この固定部片12のL字
状の一辺部12aの端部に可動部片13が支軸14を介
して枢支され、またL字状の他辺部12bの端部には締
付けボルト15が支軸16を介して枢支される。前記の
締付けボルト15はその自由端側が可動部片13の自由
端部に設けられた切欠き17に係入可能に設けられ、且
つナツト18が螺合されている。ナツト18は締付けボ
ルト15への螺合後周知の抜け止め構成を採用して締付
けボルトからの逸脱防止が図られることが好ましい。
【0008】ここで締付けボルト15に螺合したナツト
18を可動部片13の下側から回動させて固定部片12
側に移動させることにより、固定部片12に対し可動部
片13を接近させ得る。従つて固定部片12と可動部片
13との間にスチールパイプ等を挟ませた状態で固定部
片12に枢支した締付けボルト15の自由端側を切欠き
17に係入し、締付けボルト15上でナツト18を固定
部片12側に移動させれば、固定具本体11をスチール
パイプ等に固定できることになる。
【0009】固定部片12の他辺部12bの上面にはほ
ゞ中央に連結ボルト19が上向きに立設され、連結ボル
ト19を介し本発明によるシート固定具10の一部を構
成する固定プレート20並びに保持プレート21が装着
される。固定プレート20にはほゞ中央に連結ボルト1
9を挿通する孔22が具備され、且つ孔22を挟んで対
称位置にシート係留体23、23が上向きに立設され
る。シート係留体23、23は棒状部24、24の受溝
25、25内に係止耳片26、26中央を係入して枢支
して構成される。この係止耳片26、26は棒状部2
4、24に接するような垂直に近い位置から棒状部2
4、24に対し直角の水平位置との間で揺動自在に変位
され得る。更に連結ボルト19には押圧バネ20Aが巻
装されると共に、保持プレート21にはほゞ中央に押圧
バネ20Aが装荷された連結ボルト19を挿通する孔2
7が具備され、かつ孔27を挟んで固定プレート20の
シート係留体23、23を係入可能な切欠き28、28
が具備されている。
【0010】また固定プレート20および保持プレート
21を固定具本体11の連結ボルト19に装着する場
合、連結ボルト19に螺合される複数のナツト29を用
いて行われる。例えば連結ボルト19に一のナツト29
を螺合し、固定プレート20を、その孔22に連結ボル
ト19を挿通させて装着し、且つ他のナツト29を螺合
して固定プレート20を固定する。保持プレート21
を、その孔27に連結ボルト19を挿通させて装着し
て、更に別のナツト29Aを螺合する。これにより固定
具本体11に連結ボルト19を介して固定プレート20
並びに保持プレート21が装荷される(図7併照)。こ
のとき連結ボルト19に保持プレート21を装着した後
螺合させるナツト29Aは、周知の抜け止め構成を採用
して連結ボルト19からの逸脱防止が図られることが好
ましい。
【0011】一方上述の固定プレート並びに保持プレー
トは例えば建築物のコーナー部では通常シートが建築物
の2つの面に跨がつて付設されないから、このコーナー
部に採用するシート固定具においては固定プレートのシ
ート係留体並びに保持プレートの切欠きは各々単一のみ
でよい。従つて特に図4〜図6に示す如き単一のシート
係留体23aを具備した固定プレート20aおよび単一
の切欠き28aを具備した保持プレート21aが採用さ
れる。尚図4〜図6において、図1〜図3に示す固定プ
レート並びに保持プレートと同様の構成要素には同一番
号に添字「a」を付して示してある。
【0012】次いで本発明によるシート固定具10の使
用態様を説明するに、例えば足場のスチールパイプSP
を固定具本体11の固定部片12と可動部片13との間
に挟ませ、且つ固定部片12に枢支させた締付けボルト
15を可動部片13の切欠き17に係入せしめ、可動部
片13の下側から、締付けボルト15に螺合させてある
ナツト18を固定部片12側に締め込んで、スチールパ
イプSPに固定具本体11を装着・固定する。一方好ま
しくは固定具本体11の連結ボルト19に複数個のナツ
ト29を介して、予め固定プレート20並びに保持プレ
ート21、あるいは固定プレート20a並びに保持プレ
ート21aが押圧バネ20Aを介在させて装着されてい
る。
【0013】ここで図8を併照するに、足場のスチール
パイプSP間に張設するシートSTの周部に形成された
係留孔部HLに、固定プレート20のシート係留体23
の係止耳片26を棒状部24に接させて垂直に近い状態
にして挿通させ、この後係止耳片26を棒状部24に対
し直角、即ちシートSTの面に平行になるように変位さ
せ、係留孔部HLの縁部に跨らせて確実に係止させ得
る。このとき保持プレート21は押圧バネ20Aのバネ
力によりシートSTに向かつて押圧されていて圧接され
るから、シートSTが保持プレート21とシート係留体
23の係止耳片26との間に緊密に挟持され、シートS
Tに対するシート固定具10の係合度が充分に高められ
る。またシートSTの係留孔部HLの周縁はリングエツ
ジ部材等(図示せず)を付設して強化することが好適で
ある。且つシートSTが連続的に隣接して配列されると
きは上述の対をなすシート係留体23を有した固定プレ
ート20並びに対をなす切欠き28を有した保持プレー
ト21が用いられるが、隣接して別のシートSTが配列
されない個所では単一のシート係留体23aを有した固
定プレート20a並びに単一の切欠き28aを有した保
持プレート21aが用いられ、シートSTの係留孔部H
Lにシート係留体23aの係止耳片26aが上述と同様
にして確実に係止される。
【0014】これにより図8の示す如くスチールパイプ
SPに装荷した多数のシート固定具10を用いれば、隣
接して張設されるシートSTの、相対向する縁部が対を
なすシート係留体23の係止耳片26によつて確実に係
止され、別のシートSTが隣接して張設されないシート
STの縁部は、単一のシート係留体23aを有する保持
プレート21aを用いて確実に係止される。このとき保
持プレート21の切欠き28、28または保持プレート
21aの切欠き28aにシート係留体23または23a
の棒状部24または24aを係入することによつて、棒
状部24または24aの位置決め、延いてはその係止耳
片26または26aをほゞ水平位置に維持できる。
【0015】尚この場合、上述の実施例では保持プレー
ト21または21aを用いるものとして例示したが、必
ずしも保持プレート21または21aを要しないときは
これを割愛してもよい。且つ固定プレート20または2
0a並びに保持プレート21または21aと固定具本体
11の連結ボルト19に螺合するナツト29との間に適
宜にワツシヤを間挿して連結ボルト19に対し固定プレ
ート20または20a並びに保持プレート21または2
1aを円滑に回動自在にすることもできる。
【0016】
【発明の効果】上述のように構成された本発明によるシ
ート固定具10によれば、シートSTの係留孔部HLの
縁部に跨らせてシート係留体23または23aの揺動自
在に設けられた係止耳片26または26aを必要ならば
バネ力を介して確実に係止せしめ得、シートSTとの緊
密な係留が実現されて、シートSTに強風が当たるよう
な場合にも充分な係留状態を維持し得、且つまたシート
STの脱着に当たつても係止耳片26または26aを回
転変位させるだけで行うことができ、脱着の手間、これ
に伴うコストを最小限にでき、且つ容易に再使用を可能
にする等々の効果を達成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明によるシート固定具の一実施例の
分解斜視図である。
【図2】図2は図1のシート固定具の固定プレートの平
面図である。
【図3】図3は図1のシート固定具の保持プレートの平
面図である。
【図4】図4は図1のシート固定具に採用される固定プ
レートおよび保持プレートの別の態様の斜視図である。
【図5】図5は図4の固定プレートの平面図である。
【図6】図6は図4の保持プレートの平面図である。
【図7】図7は図1のシート固定具の部分説明図であ
る。
【図8】図8は図1〜図6に示すシート固定具の使用状
態の説明図である。
【符号の説明】
10 シート固定具 11 固定具本体 12 固定部片 12a 一辺部 12b 他辺部 13 可動部片 14 支軸 15 締付けボルト 16 支軸 17 切欠き 18 ナツト 19 連結ボルト 20 固定プレート 20A 押圧バネ 20a 固定プレート 21 保持プレート 21a 保持プレート 22 孔 22a 孔 23 シート係留体 23a シート係留体 24 棒状部 24a 棒状部 25 受溝 26 係止耳片 26a 係止耳片 27 孔 27a 孔 28 切欠き 28a 切欠き 29 ナツト 20A ナツト

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部片12およびこの固定部片12に
    対し棒状体を挟持して締付け可能な可動部片13とを有
    し、棒状体に装着可能に設けられた固定具本体11と、
    固定具本体11に立設された連結ボルト19と、連結ボ
    ルト19に装荷可能に設けられ、且つシートSTに具備
    された係留孔部HLに対し係止可能なシート係留体23
    を有する固定プレート20とを備え、固定プレート20
    のシート係留体23にはその先端部に揺動可能で且つシ
    ートSTの係留孔部HLの周縁に跨がつて係止する係止
    耳片26が具備されてなり、且つ連結ボルト19に固定
    プレート20のシート係留体23を係入する切欠き28
    を有した保持プレート21が固定プレート20と共に装
    荷され、固定プレート20と保持プレート21との間に
    連結ボルト19に巻装せしめて押圧バネ20Aが配設さ
    れてなる建築物の外装施工用のシート固定具。
  2. 【請求項2】 固定プレート20に対をなしてシート係
    留体23、23が具備され、保持プレートには対をなし
    て切欠き28、28が具備されてなる請求項1のシート
    固定具。
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