JP2847212B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

Info

Publication number
JP2847212B2
JP2847212B2 JP62264723A JP26472387A JP2847212B2 JP 2847212 B2 JP2847212 B2 JP 2847212B2 JP 62264723 A JP62264723 A JP 62264723A JP 26472387 A JP26472387 A JP 26472387A JP 2847212 B2 JP2847212 B2 JP 2847212B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon black
magnetic
recording medium
magnetic recording
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62264723A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01106330A (ja
Inventor
克己 両毛
昌敏 高橋
明裕 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP62264723A priority Critical patent/JP2847212B2/ja
Priority to US07/259,366 priority patent/US4988562A/en
Publication of JPH01106330A publication Critical patent/JPH01106330A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2847212B2 publication Critical patent/JP2847212B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/62Record carriers characterised by the selection of the material
    • G11B5/68Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent
    • G11B5/70Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer
    • G11B5/708Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer characterised by addition of non-magnetic particles to the layer
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10S428/90Magnetic feature
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/25Web or sheet containing structurally defined element or component and including a second component containing structurally defined particles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/30Self-sustaining carbon mass or layer with impregnant or other layer

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、非磁性支持体と磁性層よりなる磁気記録媒
体の改良に関する。 [発明の背景および従来技術の説明] 一般にオーディオ用、ビデオ用あるいはコンピュータ
用等の磁気記録媒体(以下磁気テープと記載することも
ある)として、γ−Fe2O3、Co含有磁性酸化鉄、CrO2
どの針状結晶からなる強磁性粉末を結合剤(バインダ)
中に分散させた磁性層を非磁性支持体上に設けた磁気記
録媒体が用いられている。 このような磁気記録媒体は、磁性層を形成する場合に
磁性層の表面を平滑にすることにより高密度の記録がで
き、磁気記録媒体の電磁変換特性が向上することが知ら
れている。 しかしながら、磁性層の表面を平滑にすると、ビデオ
テープの走行中において磁性層と装置系との接触の摩擦
係数が増大する結果、短期間の使用で磁気記録媒体の磁
性層が損傷を受け、あるいは磁性層が剥離する傾向があ
る。特にビデオテープではビデオヘッドと記録媒体が高
速で接触しながら走行するため、磁性層から強磁性粉末
が脱落し易く、磁気ヘッドの目詰まりの原因ともなる。
従って、ビデオテープの磁性層の走行耐久性の向上が望
まれている。 従来より磁性層の走行耐久性を向上させるための対策
としては、磁性層にコランダム、炭化ケイ素、酸化クロ
ムなどの研磨材(硬質粒子)を添加する方法が提案され
ているが、磁性層の走行耐久性を向上させる目的で磁性
層に研磨材を添加する場合には、研磨材を相当多量に添
加しなければその添加効果が現れにくい。しかし、研磨
材を多量添加した磁性層は、磁気ヘッドなどを著しく摩
耗させる原因となり、また磁性層を平滑化して電磁変換
特性を向上させるとの趣旨にも反することとなり好まし
い方法であるとは言えない。 また脂肪酸や脂肪酸と脂肪族アルコールとのエステル
を磁性層中に潤滑剤として添加し、摩擦係数を低減させ
ることも行なわれている。しかしながら潤滑効果を上げ
るため潤滑剤の添加量が増大した場合には、S/Nの低下
や、ステンレスガイドには有効であるがパーマロイヘッ
ドに対してはかえって悪影響を与えるため走行性能のバ
ランスがとりにくいなどの問題があった。 また従来からこのような磁気記録媒体の磁性層には帯
電防止を主な目的としてカーボンブラックが含有されて
おり、これも走行耐久性に対して有効であることが知ら
れている。しかしながら、カーボンブラックを含有した
磁性層は、磁性層表面の平滑性が悪くなるため、特に高
密度記録を必要とするビデオテープにおいては、その添
加量の増大と共に電磁変換特性が劣化する傾向が顕著で
ある。またオーディオテープにおいてもカーボンブラッ
クを多量に含有した磁性層は、磁性層中の磁性粒子の充
填度が低下して前記と同様に電磁変換特性が劣化する。
しかしカーボンブラックを含まない磁性層では帯電防止
効果が無いため耐久性が極めて劣る結果となる。 従って、従来知られているような潤滑剤、研磨材およ
びカーボンブラックでは充分に優れた走行耐久性が得ら
れない。 [発明の目的] 本発明は、走行性および走行耐久性の優れた磁気記録
媒体を提供することを目的とする。 特に本発明は、摩擦係数が低くそしてS/Nの優れた磁
気記録媒体を提供することを目的とする。 [発明の要旨] 本発明は、非磁性支持体と、該支持体上に設けられた
強磁性粉末及びカーボンブラックが結合剤中に分散して
なる磁性層よりなる磁気記録媒体において、該カーボン
ブラックが、ハイストラクチャーファネスカーボンブラ
ックとアセチレンブラックとを重量比で95:5〜45:55の
範囲で含む混合物であって、且つ該ハイストラクチャー
ファネスカーボンブラックのDBP吸油量(ml/100g)およ
び比表面積(m2/g)が下記の一般式(1)または
(2); 0<X≦120のとき Y≧0.625X+75 (1) X>120のとき Y≧0.01125X2−2.005X+229 (2) [但し、Yは該ハイストラクチャーファネスカーボンブ
ラックのDBP吸油量(ml/100g)であり、Xは該ハイスト
ラクチャーファネスカーボンブラックの比表面積(m2/
g)であり、そしてY≧120である] を満足する値であり、そして該結合剤が水酸基以外の極
性基を有する樹脂からなることを特徴とする磁気記録媒
体にある。 尚、DBP吸油量は、カーボンブラック100gと練り合わ
せて堅練り状とするために必要なDBP(ジブチルフタレ
ート)のml量であって、その測定は、ゴム用カーボンブ
ラック試験方法のJIS規格K−6221−1982に従って行な
った。 また、比表面積は電子顕微鏡撮影法比表面積のことで
あり、その測定は「カーボンブラック便覧」(カーボン
ブラック協会編、昭和48年発行、3版)の176頁から179
頁に記載されている方法やリビングストン(H.K.Living
ston)著ジャーナル・オブ・コロイド・サイエンス(Jo
urnal of Colloid Science),4巻,450頁,1949年発行に
記載されている方法に従って、電子顕微鏡を用いて行っ
た。この方法を詳細に述べると、例えばカーボンブラッ
クを分散させて透過型電子顕微鏡で2万倍で撮影を行
い、引き伸ばし倍率を含め10万部でプロジェクション・
ペーパーに焼きつけカール・ツァイス製の粒子径計測機
(パーティクル・サイズ・アナライザー)で粒子径分布
を得る。カーボンブラックの平均粒子径は、dA=Σnidi
3/Σnidi 2(niは粒子径diの数)で求めることができ、
さらに比表面積はSEM=6/ρ・dA(ρはカーボンブラッ
クの比重1.86)で求めることが出来る。 [発明の効果] 本発明の磁気記録媒体は、上記特定の組み合わせのカ
ーボンブラックを特定の割合で使用することによって、
強靱で摩擦係数の低い磁性層を得ることができる。すな
わち、ハイストラクチャーファーネスカーボンブラック
を含有することによりカーボンと結合剤との親和性が向
上するため磁性層は強靱なものとなりS/Nは向上する。
またアセチレンブラックによって磁性層表面は適度の粗
面となり、これにより磁性層表面の走行系部材に対する
摩擦係数(μ値)が低下する。 従って、上記特定の割合でそれぞれのカーボンブラッ
クの長所を効果的に利用することによって、本発明のS/
Nが優れ、そして走行性および走行耐久性が向上した磁
気記録媒体を得ることができる。 [発明の詳細な記述] 本発明の磁気記録媒体は、非磁性支持体と、強磁性粉
末を含有する磁性層がこの非磁性支持体上に設けられた
基本構造を有するものである。 本発明で使用する非磁性支持体は、例えば、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリカーボネー
ト、ポリエチレンナフタレート、ポリアミド、ポリアミ
ドイミド、ポリイミドなどの各種の合成樹脂フィルム、
およびアルミ箔、ステンレス箔などの金属箔を挙げるこ
とができる。また、非磁性支持体の厚さは、一般には2.
5〜100μm、好ましくは3〜80μmである。 非磁性支持体は、後述する磁性層が設けられていない
側にバック層(バッキング層)が設けられたものであっ
ても良い。またバック層は磁性層を設けた後その反対側
に設けてもよい。 本発明の磁気記録媒体は、上述したような非磁性支持
体上に強磁性粉末を含む磁性層が設けられたものであ
る。 本発明者らは、磁気記録媒体の磁性層に使用して充分
な走行耐久性が得られる材料を種々検討してきた。その
結果、DBP吸油量(ml/100g)および比表面積(m2/g)が
下記の一般式(1)または(2); 0<X≦120のとき Y≧0.625X+75 (1) X>120のとき X≧0.01125X2−2.005X+229 (2) [但し、Yは該ハイストラクチャーカーボンブラックの
DBP吸油量(ml/100g)であり、Xは該ハイストラクチャ
ーカーボンブラックの比表面積(m2/g)であり、そして
Y≧120である] を満足する値をとるハイストラクチャーファーネスカー
ボンブラックとアセチレンブラックとを重量比で95:5〜
45:55の範囲の割合で磁性層中に含有させることによっ
て、走行系部材に対する摩擦係数が低くそしてS/Nが向
上した磁気記録媒体を得ることができることを見い出
し、本発明をなすに至ったものである。 上記一般式を満足するハイストラクチャーファーネス
カーボンは、DBP吸油量が120ml/100g以上で、且つスト
ラクチャーインデックスが150以上のものとほぼ一致し
ている。尚、ストラクチャーインデックスについては、
ザ・ラバー・エイジ(The Rubber Age){第55巻,p.469
−478,1944年発行}に記載されている。 このようなハイストラクチャーファーネスカーボンブ
ラックは、磁性層を構成する結合剤との親和性が高く、
しかも複雑な分岐構造をもっているため、上記カーボン
を含んだ磁性層は強靱なものとなる。このため、得られ
る磁気記録媒体はS/Nは良好であるが、走行性は劣って
いる。一方、上記アセチレンブラックは、易分散性では
あるが結合剤との親和性が低いため、このようなアセチ
レンブラックを含んだ磁性層はその表面が適度に粗面と
なり摩擦係数(μ値)が低下する。しかしながら、この
場合S/Nについては良い結果は得られない。 本発明者等の検討によれば、上記二種のカーボンブラ
ックを特定の割合で使用することによって、走行性およ
びS/Nの共に優れた磁気記録媒体を得ることができるこ
とが判明した。また上記二種のカーボンブラックの配合
割合はハイストラクチャーファーネスカーボンとアセチ
レンブラックとが重量比で95:5〜45:55の範囲にあるこ
とが必要で、好ましくは90:10〜70:30の範囲である。 またハイストラクチャーファーネスカーボンと該アセ
チレンブラックとの総量100g当たりの含水量が1g以下
(カールフィッシャー法による)であることが分散性を
向上させる点からが好ましい。 また上記アセチレンブラックについても、ハイストラ
クチャーファーネスカーボンと同様にDBP吸油量(ml/10
0g)および比表面積(m2/g)が下記の一般式(1)また
は(2); 0<X≦120のとき Y≧0.625X+75 (1) X>120のとき Y≧0.01125X2−2.005X+229 (2) [但し、Yは該アセチレンブラックのDBP吸油量(ml/10
0g)であり、Xは該アセチレンブラックの比表面積(m2
/g)であり、そしてY≧120である] を満足する値をとることが走行性向上の面から好まし
い。 従って、本発明の二種のカーボンブラックを使用した
磁気記録媒体においては、磁性層は強靱でS/Nが優れ、
且つ摩擦係数(μ値)が低下した、極めて走行耐久性に
優れた磁気記録媒体であると言うことができる。 上記ハイストラクチャーファーネスカーボンとアセチ
レンブラックは上記特定の範囲内のものであれば特に制
限はない。上記特性を満足するようなカーボンブラック
は市販品があるので、それを購入して使用することがで
きる。例えば、上記ハイストラクチャーファーネスカー
ボンとしてはバルカンXC−75(キャボット社製)、上記
アセチレンブラックとしてはHS−100(電気化学工業
(株)製)を挙げることができる。 本発明の磁気記録媒体は、磁性層中に上記カーボンブ
ラックを好ましくは強磁性粉末100重量部に対して1〜2
0重量部の範囲で含有している。 本発明で使用することができるカーボンブラックは、
上記特定のカーボンブラック以外に、ゴム用ファーネ
ス、ゴム用サーマル、カラー用ブラック等を用いること
ができる。これらのカーボンブラックの米国における略
称の具体例を示すと、SAF、ISAF、IISAF、T、HAF、SP
F、FF、EFF、HMF、GPF、APF、SRF、MPF、ECF、SCF、C
F、FT、MT、HCC、HCF、MCF、LFF、RCF等があり、米国の
ASTM規格のD−1765−82aに分類されているものを使用
することができる。本発明に使用されるこれらのカーボ
ンブラックの平均粒子径は、5〜1000mμ(電子顕微
鏡)窒素吸着法比表面積は1〜900m2/g、pHは3〜11(J
IS規格K−6221−1982法)、DBP吸油量は10〜900ml/100
g(JIS規格K−6221−1982法)である。また、これらの
カーボンブラックを後述の分散剤などで表面処理した
り、樹脂でグラフト化して使用してもよい。また、カー
ボンブラックを製造するときの炉の温度を2000℃以上で
処理して表面の一部をグラファイト化したものも使用で
きる。さらに、特殊なカーボンブラックとして中空カー
ボンブラックを使用することができる。前記本発明のカ
ーボンブラックと上記カーボンブラックの総使用量は、
強磁性粉末100重量部に対して、好ましくは1〜20重量
部の範囲で使用される。 本発明で使用される強磁性粉末は特に制限はない。強
磁性粉末の例としては、強磁性合金粉末、鉄を主成分と
する強磁性金属微粉末、γ−Fe2O3およびFe3O4のような
金属酸化物系の金属粉末並びにCo変性酸化鉄、変性バリ
ウムフェライトおよび変性ストロンチウムフェライトな
どのような変性金属酸化物系の強磁性粉末を挙げること
ができる。上記強磁性粉末の針状比は1/1〜50/1で、好
ましくは5/1以上であり、平均粒子径は0.01〜1.0μmの
範囲であり、そして強磁性粉末の比表面積(SBET)は2
0〜70m2/gである。 また、上記バリウムフェライトとしては、平均粒子径
は0.001〜1.0μmの範囲の直径で、厚みが直径の1/2〜1
/20である。バリウムフェライトの比重は4〜6g/ccで、
その比表面積(SBET)は20〜70m2/gである。 上記強磁性金属微粉末の例としては、強磁性金属微粉
末中の金属分が75重量%以上であり、そして金属分の80
重量%以上が少なくとも一種類の強磁性金属あるいは合
金(例、Fe、Co、Ni、Fe−Co、Fe−Ni、Co−Ni、Co−Ni
−Fe)であり、該金属分の20重量%以下の範囲内で他の
成分(例、Al、Si、S、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Cu、Zn、
Y、Mo、Rh、Pd、Ag、Sn、Sb、Te、Ba、Ta、W、Re、A
u、Hg、Pb、Bi、La、Ce、Pr、Nd、B、P)を含むこと
のある合金を挙げることができる。また、上記強磁性金
属分が少量の水、水酸化物または酸化物を含むものなど
であってもよい。これらの強磁性金属粉末の製造方法は
既に公知であり、本発明で用いる強磁性合金粉末につい
てもこれら公知の方法に従って製造することができる。 強磁性粉末を使用する場合に、その形状にとくに制限
はないが通常は針状、粒状、サイコロ状、米粒状および
板状のものなどが使用される。 本発明の磁性層の形成用の結合剤としては、熱可塑性
樹脂、熱硬化性樹脂および反応型樹脂等の樹脂を使用す
ることができ、これらの樹脂を単独であるいは混合して
使用することができる。 熱可塑性樹脂としては、一般には平均分子量が1万〜
20万、重合度が約200〜2000程度のものが使用される。
このような熱可塑性樹脂の例としては、塩化ビニル/酢
酸ビニル共重合体樹脂(例、塩化ビニル/酢酸ビニル共
重合体、塩化ビニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール共
重合体、塩化ビニル/酢酸ビニル/マレイン酸共重合
体)、塩化ビニル/塩化ビニリデン共重合体、アクリル
樹脂(例、塩化ビニル/アクリロニトリル共重合体、塩
化ビニリデン/アクリロニトリル共重合体、(メタ)ア
クリル酸エステル/アクリロニトリル共重合体、(メ
タ)アクリル酸エステル/塩化ビニリデン共重合体、
(メタ)アクリル酸エステル/スチレン共重合体、ブタ
ジエン/アクリロニトリル共重合体)、セルロース誘導
体(例、セルロースアセテートブチレート、セルロース
ジアセテート、セルローストリアセテート、セルロース
プロピオネート、セルロースアセテートプロピオネー
ト、ニトロセルロース、酢酸セルロース)、各種の合成
ゴム系の熱可塑性樹脂(ポリブタジエン、クロロプレ
ン、ポリイソプレン、スチレンブタジエン共重合体)、
ポリウレタン樹脂、ポリフッ化ビニル、ポリアミド樹
脂、ポリビニルブチレート、スチレン/ブタジエン共重
合体およびポリスチレン樹脂などを挙げることができ、
これらを単独であるいは混合して使用することができ
る。 熱硬化性樹脂または反応型樹脂としては、一般に塗布
液の状態で平均分子量が20万以下の樹脂であり、塗布後
に、縮合反応あるいは付加反応などにより分子量がほぼ
無限大になる樹脂が使用される。ただし、これらの樹脂
が加熱硬化樹脂である場合、硬化に至る過程における加
熱により樹脂が軟化または溶解しないものであることが
好ましい。このような樹脂の例としては、フェノール/
ホルマリン/ノボラック樹脂、フェノール/ホルマリン
/レゾール樹脂、フェノール/フルフラール樹脂、キシ
レン/ホルマリン樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、乾性
油変性アルキッド樹脂、フェノール樹脂変性アルキッド
樹脂、マレイン酸樹脂変性アルキッド樹脂、不飽和ポリ
エステル樹脂、エポキシ樹脂と硬化剤(例、ポリアミ
ン、酸無水物、ポリアミド樹脂)との組合せ、末端イソ
シアネートポリエーテル湿気硬化型樹脂、ポリイソシア
ネートプレポリマー(例、ジイソシアネートと低分子量
トリオールとの反応生成物である一分子内に三個以上の
イソシアネート基を有する化合物、ジイソシアネートの
トリマーおよびテトラマー)、ポリイソシアネートプレ
ポリマーと活性水素を有する樹脂(例、ポリエステルポ
リオール、ポリエーテルポリオール、アクリル酸共重合
体、マレイン酸共重合体、2−ヒドロキシエチルメタア
クリレート共重合体、p−ヒドロキシスチレン共重合
体)の組合わせを挙げることができ、これらを単独であ
るいは混合して使用することができる。結合剤として
は、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体およびポリウレタ
ン樹脂を混合してさらにセルロース誘導体などを加えた
ものを用いることが好ましい。さらに上記樹脂の分子中
にカルボン酸,スルフィン酸,スルフォン酸,燐酸,硫
酸エステル基,燐酸エステル基等の酸性基、アミノ酸
類,アミノスルフォン酸類,アミノアルコールの硫酸ま
たは燐酸エステル類,アルキルベタイン型等の両性類
基、アミノ基、イミノ基、イミド基、アミド基、アルコ
シル基、チオール基、ハロゲン基、シリル基およびシロ
キサン基を通常一種以上含み、各々の極性基は樹脂1g当
たり1×10-6〜1×10-3当量の範囲で含むことが分散
性、磁性層の耐久性の点からあることが好ましい。この
中でも特に、−SO3Na、−COOH、−OPO3Naおよびアミノ
基が好ましい。 結合剤の使用量は、強磁性粉末100重量部に対して、
一般には10〜100重量部、好ましくは15〜50重量部使用
される。 本発明の磁気記録媒体の磁性層には、さらにモース硬
度が5以上の無機質粒子を含有することが好ましい。 使用される無機質粒子は、モース硬度が5以上であれ
ば特に制限はない。モース硬度が5以上の無機質粒子の
例としては、Al2O3(モース硬度9),TiO2(同6.5),Si
O2(同7),SnO2(同6.5),Cr2O3(同9),およびα−
Fe2O3(同5.5)を挙げることができる。 特に好ましいのはモース硬度8以上の無機質粒子であ
る。モース硬度5よりも低いような比較的軟らかい無機
質粒子を用いた場合には、磁性層から無機質粒子が脱落
し易く、またヘッドの研磨作用も殆どないため、ヘッド
目づまりを発生し易く、また走行耐久性も乏しくなる。 無機質粒子の含有量は、通常、強磁性粉末100重量部
に対して0.1〜20重量部の範囲であり、好ましくは1〜1
0重量部の範囲である。 次に本発明の磁気記録媒体を製造する方法を、前記カ
ーボンブラックを磁性塗料中に添加する場合を例にとっ
て説明する。 本発明の磁気記録媒体の磁性層の製造に際しては、強
磁性粉末と結合剤、および前記カーボンブラック、更に
必要により研磨材あるいはその他の充填剤とを通常は溶
剤と共に混練し磁性塗料とする。 混練の際に使用する溶剤は、通常磁性塗料の調製に使
用されている、たとえはメチルエチルケトンなどの溶剤
を使用することができる。 混練の方法は、通常磁性塗料の調製に利用されている
方法であれば特に制限はなく、また各成分の添加順序な
どは適宜設定することができる。 磁性塗料の調製には通常の混練機、たとえば、二本ロ
ールミル、三本ロールミル、ボールミル、ペブルミル、
トロンミル、サンドグライダー、ゼグバリアトライタ
ー、高速インペラー分散機、高速ストーンミル、高速度
衝撃ミル、ディスパー、ニーダー、高速ミキサー、ホモ
ジナイザーおよび超音波分散機などが使用される。 磁性塗料を調製する際には、分散剤、帯電防止剤およ
び酸化防止剤等の公知の添加剤を併せて使用することも
できる。 分散剤の例としては、炭素数12〜18の脂肪酸(例、カ
プリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、エライジン
酸、リノール酸、リノレン酸、ステアロール酸)とアル
カリ金属(例、リチウム、ナトリウム、カリウム)また
はアルカリ土類金属(例、マグネシウム、カルシウム、
バリウム)とからなる金属石鹸、およびその化合物の水
素の一部あるいは全部をフッ素原子で置換した化合物、
上記の脂肪酸のアミド、脂肪族アミン、高級アルコー
ル、ポリアルキレンオキサイドアルキルリン酸エステ
ル、アルキルリン酸エステル、アルキルホウ酸エステ
ル、サルコシネート類、アルキルエーテルエステル類、
トリアルキルポリオレフィンオキシ第四級アンモニウム
塩およびレシチンなどの公知の分散剤を挙げることがで
きる。分散剤を使用する場合、通常は使用する結合剤10
0重量部に対して0.1〜10重量部使用する。 帯電防止剤の例としては、カーボンブラック、カーボ
ンブラックグラフトポリマーなどの導電性微粉末;サポ
ニンなどの天然界面活性剤;アルキレンオキサイド系、
グリセリン系およびグリシドール系などのノニオン性界
面活性剤;高級アルキルアミン類、第四級アンモニウム
塩類、ピリジンその他の複素環化合物の塩類、ホスホニ
ウムまたはスルホニウム類などのカチオン性界面活性
剤;カルボン酸、スルホン酸、燐酸、硫酸エステル基、
燐酸エステル基等の酸性基を含むアニオン性界面活性
剤;アミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミノアルコー
ルの硫酸または燐酸エステル類等の両性活性剤などを挙
げることができる。帯電防止剤として上記の導電性微粉
末を使用する場合には、たとえば結合剤100重量部に対
して0.1〜10重量部の範囲で使用され、界面活性剤を使
用する場合に0.12〜10重量部の範囲で使用される。 また、潤滑剤として、グラファイト微粉末、二硫化モ
リブデン微粉末およびテフロン微粉末などの公知の固体
潤滑剤あるいは少量の高級アルコール類、ソルビタンオ
レエート、鉱物油、動植物油、オレフィン低重合体およ
びα−オレフィン低重合体などを併せて使用することも
可能である。 さらに、酸化防止剤としては、ベンゾトリアジン、ベ
ンゾチアゾール、ベンゾジアジン、テトラザインデン、
EDTA等の複素環化合物、複素化合物を上げることができ
る。 なお、上述した分散剤、帯電防止剤などの添加剤は、
厳密に上述した作用効果のみを有するものであるとの限
定の下に記載したものではなく、たとえば、分散剤が帯
電防止剤として作用されることもあり得る。従って、上
記分類により例示した化合物などの作用効果が、上記分
類に記載された事項に限定されるものではないことは勿
論である。また、複数の作用効果を奏する物質を使用す
る場合には、添加量は、その物質の作用効果を考慮して
決定する。 このようにして調製された磁性塗料は、前述の非磁性
支持体上に塗布される。塗布は、前記非磁性支持体上に
直接行なうことも可能であるが、また、接着剤層などを
介して非磁性支持体上に塗布することもできる。 非磁性支持体上への塗布法の例としては、エアードク
ターコート、ブレードコート、ロッドコート、押出しコ
ート、エアナイフコート、スクイズコート、含浸コー
ト、リバースロールコート、トランスファーロールコー
ト、グラビヤコート、キスコート、キャストコート、ス
プレーコートおよびスピンコート等の方法を挙げること
ができ、これらの方法以外であって利用することができ
る。このようにして塗布される磁性層の厚さは、乾燥後
の厚さで、一般には約0.5〜10μmの範囲、通常は1.5〜
7.0μmの範囲になるよう塗布される。 非磁性支持体上に塗布された磁性層は磁気記録媒体が
テープ状で使用される場合通常、磁性層中の強磁性粉末
を配向させる処理、即ち磁場配向処理を施した後、乾燥
される。また必要により表面平滑化処理が施される。表
面平滑化処理等が施された磁気記録媒体はつぎに所望の
形に裁断される。 次に、本発明の実施例および比較例を示す。なお、実
施例および比較例中の「部」との表示は、「重量部」を
示すものである。 [実施例1] 下記の磁性層形成用塗布液をボールミルを用いて48時
間混練分散した後、これにポリイソシアネート(バーノ
ックD−802、大日本インキ化学工業(株)製)20部を
加え、さらに1時間混練分散した後、1μmの平均孔径
を有するフィルタを用いて濾過し、磁性層形成用塗布液
を調製した。得られた磁性層形成用塗布液を乾燥後の磁
性層の厚さが3.0μmになるように、厚さ13μmのポリ
エチレンテレフタレート支持体の表面にリバースロール
を用いて塗布した。 磁性層形成用塗布液が塗布された非磁性支持体を、磁
性層形成用塗布液が未乾燥の状態で3000ガウスの磁石で
磁場配向処理を行なった。 磁性層形成用塗布液 Co含有γ−Fe2O3粉末 300部 (窒素吸着比表面積:50m2/g 粉末Hc:900Oe) 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体 15部 (VMCH、ユニオンカーバイド社製) ポリウレタン樹脂 25部 (リン酸基5×10-3当量/g含有、 数平均分子量55000) カーボンブラックA 10.8部 (バルカンXC−72、キャボット社製、 DBP吸油量:185ml/100g、 比表面積:100m2/g、 ストラクチャーインデックス:190) カーボンブラックB 1.2部 (HS−100、電気化学工業(株)製) DBP吸油量:180ml/100g、 比表面積:50m2/g、 ストラクチャーインデックス:250) レシチン 1部 オレイン酸 1部 ラウリン酸オクチル 1部 ラウリン酸 1部 酢酸ブチル 700部 メチルエチルケトン 300部 尚、上記カーボンブラックAはハイストラクチャーフ
ァーネスカーボン、そしてカーボンブラックBはアセチ
レンブラックを意味する。 下記のバック層形成用塗布液をボールミルを用いて48
時間混練分散した後、これにポリイソシアネート(コロ
ネート−2061、日本ポリウレタン(株)製)10部を加
え、さらに1時間混練分散した後、1μmの平均孔径を
有するフィルタを用いて濾過し、バック層形成用塗布液
を調製した。得られたバック層形成用塗布液を乾燥後の
バック層の厚さが0.6μmになるように、厚さ13μmの
ポリエチレンテレフタレート支持体の磁性層を設けた側
と反対の表面にリバースロールを用いて塗布した。 さらに乾燥後、スーパーカレンダー処理を行なった
後、1インチ幅にスリットして、ビデオテープを製造し
た。 バック層形成用塗布液 カーボンブラック 100部 (平均粒子径:250mμ、 レーベンMTP、コロンビアカーボン社製) ポリウレタン樹脂 60部 (エステン5701−F1、グッドリッチ社製) フェノキシ樹脂 30部 (PKHH、ユニオンカーバイド社製) オレイン酸銅 0.1部 ステアリン酸 0.5部 メチルエチルケトン 700部 シクロヘキサノン 300部 [実施例2] 実施例1において、カーボンブラックA10.8部を9.6部
に変え、カーボンブラックB1.2部を2.4部に変えた以外
は実施例1と同様にビデオテープを製造した。 [実施例3] 実施例1において、カーボンブラックA10.8部を6.0部
に変え、カーボンブラックB1.2部を6.0部に変えた以外
は実施例1と同様にビデオテープを製造した。 [実施例4] 実施例1において、ポリイソシアネートをバーノック
D−802(大日本インキ化学工業(株)製)に代わりに
コロネート−3040(日本ポリウレタン(株)製)に変え
た以外は実施例1と同様にビデオテープを製造した。 [実施例5] 実施例2において、ポリイソシアネートをバーノック
D−802(大日本インキ化学工業(株)製)に代わりに
コロネート−3040(日本ポリウレタン(株)製)に変え
た以外は実施例2と同様にビデオテープを製造した。 [実施例6] 実施例3において、ポリイソシアネートをバーノック
D−802(大日本インキ化学工業(株)製)に代わりに
コロネート−3040(日本ポリウレタン(株)製)に変え
た以外は実施例3と同様にビデオテープを製造した。 [比較例1] 実施例1において、カーボンブラックBを使用せず、
カーボンブラックAのみ12部使用した以外は実施例1と
同様にビデオテープを製造した。 [比較例2] 実施例1において、カーボンブラックAを使用せず、
カーボンブラックBのみ12部使用した以外は実施例1と
同様にビデオテープを製造した。 [比較例3] 比較例1において、ポリイソシアネートをバーノック
D−802大日本インキ化学工業(株)製)に代わりにコ
ロネート−3040(日本ポリウレタン(株)製)に変えた
以外は比較例1と同様にビデオテープを製造した。 [比較例4] 比較例2において、ポリイソシアネートをバーノック
D−802(大日本インキ化学工業(株)製)に代わりに
コロネート−3040(日本ポリウレタン(株)製)に変え
た以外は比較例2と同様にビデオテープを製造した。 上記で得られたビデオテープについて下記の方法にて
その物性を評価した。 [評価方法] C−S/N 上記のようにして得られたビデオテープにを用いて10
0%振幅の色副搬送波を重畳した画像信号301REの映像信
号を基準録画電流で記録した。これを再生し、1MHzの高
域フィルターと500kHzの低域フィルタを通して再生出力
信号の色信号雑音AM成分を雑音測定機で測定した。基準
テープについて同様に測定して、得られた基準値と試料
についての測定値との差をdBで表わした。 VTR走行テンション ソニー(株)製のBVH−500のVTRを用いてテープを走
行させた場合に、シリンダー入口側のテープ走行テンシ
ョンとシリンダー出口側のテープ走行テンションとが生
ずるが、その内の後者の方を求めた。テープは高湿下
(20℃、70%RH)に100パス走行したものを使用した。 上記測定結果を第1表に示す。 上記実施例1〜3および比較例1〜2はポリイソシア
ネート化合物としてバーノックD−802(大日本インキ
工業(株)製)を使用し、実施例4〜6および比較例3
〜4はコロネート−3040(日本ポリウレタン工業(株)
製)を使用した。 本発明の磁気記録媒体は第1表の実施例から明らかな
ように、C−S/N、VTR走行テンション共に優れた性能を
示している。比較例1、3よりハイストラクチャーファ
ーネスカーボンのみの場合はVTR走行テンションが大き
く、また比較例2、4のアセチレンブラックのみ場合は
C−S/Nが低いことが分かる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 明裕 神奈川県小田原市扇町2丁目12番1号 富士写真フイルム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−55726(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.非磁性支持体と、該支持体上に設けられた強磁性粉
    末及びカーボンブラックが結合剤中に分散されてなる磁
    性層よりなる磁気記録媒体において、該カーボンブラッ
    クが、ハイストラクチャーファーネスカーボンブラック
    とアセチレンブラックとを重量比で95:5〜45:55の範囲
    で含む混合物であて、且つ該ハイストラクチャーファー
    ネスカーボンブラックのDBP吸油量(ml/100g)と比表面
    積(m2/g)とが下記の一般式(1)または(2); 0<X≦120のとき Y≧0.625X+75 (1) X>120のとき Y≧0.01125X2−2.005X+229 (2) [上記の各式において、Yは該ハイストラクチャーファ
    ーネスカーボンブラックのDBP吸油量(ml/100g)であ
    り、Xは該ハイストラクチャーファーネスカーボンブラ
    ックの比表面積(m2/g)であり、そしてY≧120であ
    る] を満足する関係にあり、 該アセチレンブラックのDBP吸油量(ml/100g)と比表面
    積(m2/g)とが下記の一般式(1)または(2); 0<X≦120のとき Y≧0.625X+75 (1) X>120のとき Y≧0.01125X2−2.005X+229 (2) [上記の各式において、Yは該アセチレンブラックのDB
    P吸油量(ml/100g)であり、Xは該アセチレンブラック
    の比表面積(m2/g)であり、そしてY≧120である] を満足する関係にあり、そして 該結合剤が水酸基以外の極性基を有する樹脂からなるこ
    とを特徴とする磁気記録媒体。 2.該カーボンブラックの総量100g当りの含水量が1g以
    下である請求項1に記載の磁気記録媒体。 3.該ハイストラクチャーファーネスカーボンブラック
    とアセチレンブラックとの重量比が90:10〜70:30の範囲
    にある請求項1及び2の内のいずれかの項に記載の磁気
    記録媒体。 4.該磁性層が、上記カーボンブラックを強磁性粉末10
    0重量部に対して1〜20重量部の範囲の量で含有する請
    求項1乃至3の内のいずれかの項に記載の磁気記録媒
    体。 5.上記樹脂の極性基が、−SO3Na、−COOH、−OPO3Na
    およびアミノ基からなる群より選ばれる少なくとも一種
    の基である請求項1乃至4の内のいずれかの項に記載の
    磁気記録媒体。
JP62264723A 1987-10-19 1987-10-19 磁気記録媒体 Expired - Fee Related JP2847212B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62264723A JP2847212B2 (ja) 1987-10-19 1987-10-19 磁気記録媒体
US07/259,366 US4988562A (en) 1987-10-19 1988-10-18 Magnetic recording media

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62264723A JP2847212B2 (ja) 1987-10-19 1987-10-19 磁気記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01106330A JPH01106330A (ja) 1989-04-24
JP2847212B2 true JP2847212B2 (ja) 1999-01-13

Family

ID=17407284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62264723A Expired - Fee Related JP2847212B2 (ja) 1987-10-19 1987-10-19 磁気記録媒体

Country Status (2)

Country Link
US (1) US4988562A (ja)
JP (1) JP2847212B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04328318A (ja) * 1991-04-30 1992-11-17 Kao Corp 磁気記録媒体
JP2817070B2 (ja) * 1991-09-06 1998-10-27 富士写真フイルム株式会社 磁気記録媒体
US5234627A (en) * 1991-12-11 1993-08-10 Dap, Inc. Stability conductive emulsions
JP3231492B2 (ja) * 1993-06-21 2001-11-19 富士写真フイルム株式会社 磁気記録媒体
WO2013108936A1 (en) * 2012-01-20 2013-07-25 Daikin Industries, Ltd. Fluororubber composition and method for producing same
US11898661B2 (en) 2012-02-24 2024-02-13 Daikin Industries, Ltd. Fluororubber composition
JP5862787B2 (ja) 2012-02-24 2016-02-16 ダイキン工業株式会社 フッ素ゴム組成物
US9499678B2 (en) 2012-02-24 2016-11-22 Daikin Industries, Ltd. Fluororubber composition
JP6691511B2 (ja) 2017-06-23 2020-04-28 富士フイルム株式会社 磁気記録媒体
US10755741B2 (en) * 2018-06-29 2020-08-25 Fujifilm Corporation Magnetic tape apparatus
JP6784727B2 (ja) 2018-07-27 2020-11-11 富士フイルム株式会社 磁気テープ、磁気テープカートリッジおよび磁気テープ装置
JP7097833B2 (ja) 2019-01-31 2022-07-08 富士フイルム株式会社 磁気テープ装置
JP6778803B1 (ja) 2019-09-17 2020-11-04 富士フイルム株式会社 磁気記録媒体および磁気記録再生装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5288307A (en) * 1976-01-20 1977-07-23 Fuji Photo Film Co Ltd Magnetic recording medium
JPS6066317A (ja) * 1983-09-20 1985-04-16 Tdk Corp 磁気記録媒体
JPS6139223A (ja) * 1984-07-31 1986-02-25 Tdk Corp 磁気記録媒体
US4702959A (en) * 1985-03-19 1987-10-27 Tdk Corporation Magnetic recording medium
JPH0762895B2 (ja) * 1985-05-13 1995-07-05 富士写真フイルム株式会社 磁気記録媒体
JPH0677315B2 (ja) * 1986-08-25 1994-09-28 コニカ株式会社 磁気記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
US4988562A (en) 1991-01-29
JPH01106330A (ja) 1989-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2847212B2 (ja) 磁気記録媒体
US4847156A (en) Magnetic recording medium
JPH0715746B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2638207B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2632197B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH0715749B2 (ja) 磁気記録媒体
US4657813A (en) Magnetic recording medium
JPS63229612A (ja) 磁気記録媒体
JPH0679370B2 (ja) 磁気記録媒体
JPS61107537A (ja) 磁気記録媒体
JPH0719364B2 (ja) 磁気記録媒体
US4687705A (en) Magnetic recording medium
JP2646244B2 (ja) 磁気記録媒体
US5270109A (en) Magnetic recording medium having a magnetic layer comprising ferromagnetic powder, a binder and a specified organosilicon lubricant compound
JPH0799573B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2632943B2 (ja) 磁気記録媒体
JPS58108033A (ja) 磁気記録媒体
JPH0687296B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH0194529A (ja) 磁気記録媒体
JPS61198421A (ja) 磁気記録媒体
JPH0630152B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPH0711861B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP3384839B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH0727630B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH0772938B2 (ja) 磁気記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees