JP2846770B2 - 光学活性なトランス−2−アミノシクロヘキサノール誘導体を取得するための光学分割法 - Google Patents
光学活性なトランス−2−アミノシクロヘキサノール誘導体を取得するための光学分割法Info
- Publication number
- JP2846770B2 JP2846770B2 JP22232292A JP22232292A JP2846770B2 JP 2846770 B2 JP2846770 B2 JP 2846770B2 JP 22232292 A JP22232292 A JP 22232292A JP 22232292 A JP22232292 A JP 22232292A JP 2846770 B2 JP2846770 B2 JP 2846770B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optically active
- trans
- compound
- aminocyclohexanol
- represented
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
ミノシクロヘキサノール誘導体を容易に取得することの
できる光学分割法に関するものである。
ヒ.テトラヘドロン レタース(Kurt Fabe
r,Helmut Honig.Tetrahedro
n Letters.29,1903,1988)で報
告されているように酵素による不斉加水分解を経る光学
活性体トランス−2−アミノシクロヘキサノールの製造
法が知られている。
で処理後、接触還元に付し光学活性体トランス−2−ア
ミノシクロヘキサノールへ導くものである。本反応の化
学収率はそれぞれ34%および35%と低収率であり、
光学純度も91%〜98%と、定量的な光学分割には至
っていない。
うな化合物を光学分割する場合、高度な簡便性、収率、
光学純度および再現性が要求されている。本発明の目的
は、上述のような要求をみたす、光学分割法として有用
な方法を提供することである。
を達成すべく鋭意検討した結果、本発明に至った。本発
明は、下記(1)式で示される化合物を含むラセミ体を
リパーゼまたはアシラーゼで処理し不斉加水分解するこ
とにより、下記(2)式で示される光学活性ヒドロキシ
体となす工程を含むことを特徴とする、該光学活性ヒド
ロキシ体と下記(3)式で示される光学活性アセテート
との光学分割法である。
合物を含むラセミ体をリパーゼまたはアシラーゼで処理
し不斉加水分解することにより、下記(2)式で示され
る光学活性ヒドロキシ体となす工程を含むことを特徴と
する、光学活性なトランス−2−アミノシクロヘキサノ
ール誘導体の製造方法である。
ーゼによってラセミ体化合物(1)を選択的に不斉加水
分解した後、反応生成物の光学活性ヒドロキシ体(2)
と未反応な光学活性アセテート(3)を分離することを
好ましい態様とするものである。
パーゼまたはアシラーゼを用いればよく、例えばリパー
ゼとしては、Pseudomonas cepacia
lipaseやAspergillus niger
を起源とするリパーゼA6が具体例として挙げられ、ま
たアシラーゼとしては、Aspergillusを起源
とするアシラーゼが好ましい例として挙げられる。この
酵素反応は、この反応を阻害しない適宜の媒体中で行う
ことができ、例えば、0.1モルリン酸ナトリウムバッ
ファー(pH6.0〜7.0)等が挙げられる。使用す
る酵素は基質に対して重量で通常、1/20〜1/2の
範囲で用いられ、バッファーに対する基質の濃度は通
常、1〜5%が例示される。本反応は通常30〜50℃
にて攪拌され、1〜24時間で終了する条件を挙げるこ
とができる。
の化合物を含むラセミ体の全体量に対して、光学活性ヒ
ドロキシ体(2)は46〜49%の収率で、未反応な光
学活性アセテート体(3)は45〜49%の収率で得る
ことができ、それぞれ元々、50%しか存在しないこと
を考慮すると定量的に取得できるものである。かくし
て、不斉加水分解により生成する(2)式で示される光
学活性ヒドロキシ体と、未反応な光学活性アセテート体
(3)とは、適宜の方法により分離することが好まし
く、この分離は光学活性ヒドロキシ体と光学活性アセテ
ート体の物性が大きく相違することから、極めて容易で
あるが、実施例に示す通り例えばクロマトグラフイー等
により実施することができる。
−2−アミノシクロヘキサノール誘導体が、(1R,2
R)トランス−2−アミノシクロヘキサノールまたはそ
の塩である場合には、前述の不斉加水分解により生成さ
れた(2)式で示される光学活性ヒドロキシ体と未反応
物とを分離して得た該光学活性ヒドロキシ体のアミン保
護基を除去して、(1R,2R)トランス−2−アミノ
シクロヘキサノールまたはその塩となす、または前述の
光学活性なトランス−2−アミノシクロヘキサノール誘
導体が、(1S,2S)トランス−2−アミノシクロヘ
キサノールまたはその塩である場合には、前述の不斉加
水分解により生成された(2)式で示される光学活性ヒ
ドロキシ体と未反応物とを分離して得た未反応物中の
(3)式で示される光学活性アセテートのアセチル基及
びアミンの保護基を除去して、(1S,2S)トランス
−2−アミノシクロヘキサノールまたはその塩となす、
いずれかの方法を特徴とする製造方法である。
水分解後、分離して得られた光学活性ヒドロキシ体
(2)を塩酸等の酸にて処理し、(1R,2R)トラン
ス−2−アミノシクロヘキサノール塩酸塩(4)等の適
宜の塩に変換することができる。なお、この方法により
得られた化合物(4)を、2,4−ジニトロフルオロベ
ンゼンで処理し、高速液体クロマトグラフイーにて光学
純度を測定したところ100%e.e.であることが判
明した。化合物の絶対配置はカート ファバー、ヘルム
ト ヘーニッヒ.テトラヘドロン レタース(Kurt
Faber,Helmut Honig.Tetra
hedoron Letters.)29,1903,
1988を参照した。
未反応物として分離取得される光学活性アセテート
(3)を、下記に示すように、メタノール溶媒中1.0
〜3.0当量のナトリウムメチラートで処理し、光学活
性ヒドロキシ体(6)へ導き(収率92%〜97%)、
次いで、1.0〜3.0当量の塩酸等の適宜の酸を用い
てtert−ブトキシカルボニルを除去し、(1S,2
S)トランス−2−アミノシクロヘキサノール塩酸塩
(7)等の塩へ変換する(収率94%〜96%)ことが
できる。
を測定したところ100%e.e.であった。従って、
化学収率34%および35%、光学純度91%〜98%
e.e.である公知方法〔カート ファバー、ヘルムト
ヘーニッヒ.テトラヘドロン レタース(Kurt
Faber,Helmut Honig.Tetrah
edron Letters.)29,1903,19
88〕に比べ、本発明の製造方法は化学収率45〜49
%、光学純度100%e.e.であり、極めて優れた光
学分割法であることが判明した。前述の(1R,2R)
または(1S,2S)トランス−2−アミノシクロヘキ
サノール塩酸塩等の塩は、公知の方法にて(1R,2
R)または(1S,2S)トランス−2−アミノシクロ
ヘキサノールへと変換できる。
明する。
ドシクロヘキサノールの製造方法 (±)trans−2−アミノシクロヘキサノール2
3.0g(0.2mol)の塩化メチレン600ml溶
液へ、トリエチルアミン27.8ml(0.2mol)
を加えて均一溶液となった後、ジ−tert−ブチル
ジ−カーボネート43.6g(0.2mol)を加えて
1時間室温攪拌した。次に、水300mlで3回水洗
後、硫酸マグネシウムで30分間乾燥し、溶媒を減圧留
去した。そこで、得られた白色固体をキシレンで再結晶
し、(±)trans−2−tert−ブトキシカルボ
アミドシクロヘキサノール41.3g(96.0%)を
得た。1R(KBr)3310cm−1、1670cm
−1;1H−NMR(CDCl3,200MHz)δ:
1.1〜1.4(4H,m)、1.6〜1.8(2H,
m)、1.9〜2.1(2H,m)、3.2〜3.4
(2H,m)、4.6(1H,brs)。
ドシクロヘキシルアセテートの製造方法 (±)trans−2−tert−ブトキシカルボアミ
ドシクロヘキサノール33.0g(0.15mol)を
無水酢酸15.9ml(0.17mol)及びトリエチ
ルアミン23.4ml(0.17mol)の混合液に溶
解し、4時間室温攪拌した。反応終了後、水100ml
を加え、白色固体をシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ー(展開溶媒、クロロホルム:ヘキサン混合溶媒)に付
し、trans−2−tert−ブトキシカルボアミド
シクロヘキシルアセテート16.6g(96.0%)を
得た。IR(KBr)3310cm−1、1725cm
−1、1670cm−1;1H−NMR(CDCl3,
200MHz)δ:1.1〜2.2(8H,m)、1.
4(9H,s)、2.0(3H,s)、3.4〜3.7
(1H,m)、4.4〜4.7(2H,m)。
aseを用いた式(1)化合物ラセミ体の不斉加水分解
法 (±)trans−2−tert−ブトキシカルボアミ
ドシクロヘキシルアセテート1.0g(3.9mmo
l)を0.1Mリン酸ナトリウムバッファー(pH7.
0)100mlに懸濁させ、そこへ、Pseudomo
nas cepacia lipase(天野製薬社
製)500mgを加えた。本反応溶液を30℃にて、マ
グネチックスターラーを用いて13時間攪拌した。反応
終了後、本溶液を桐山濾紙で濾過した。この濾紙上に残
った結晶をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィー
(展開溶媒、酢酸エチル:ヘキサン混合溶媒)に付し、
trans−2−tert−ブトキシカルボアミドシク
ロヘキシルアセテート490mg(49.0%)を得
た。
回抽出し、有機層を溶媒留去後、残留物をフラッシュシ
リカゲルクロマトグラフイー(展開溶媒、酢酸エチル:
ヘキサン混合溶媒)に付し、trans−2−tert
−ブトキシカルボアミドシクロヘキサノール408.9
mg(49.0%)を得た。本化合物の1R及び1H−
NMRスペクトルは実施例1の(±)trans−2−
tert−ブトキシカルボアミドシクロヘキサノールと
一致した。また、trans−2−tert−ブトキシ
カルボアミドシクロヘキシルアセテートのIRおよび1
H−NMRスペクトルは実施例2の(±)trans−
2−tert−ブトキシカルボアミドシクロヘキシルア
セテートと一致した。
ーゼA6を用いた式(1)化合物ラセミ体の不斉加水分
解法 (±)trans−2−tert−ブトキシカルボアミ
ドシクロヘキシルアセテート2.0g(7.8mmo
l)を0.1Mリン酸ナトリウムバッファー(pH7.
0)200mlに懸濁させ、Aspergillus
nigerを起源とするリパーゼ6A(天野製薬社製)
1.0gを加えた。本反応溶液を30℃にてマグネチッ
クスターラーを用いて11時間攪拌した。反応終了後、
本反応混合物を桐山濾紙で濾過した。濾紙上の残留物を
シリカゲルクロマトグラフイー(展開溶媒、酢酸エチ
ル:ヘキサン混合溶媒)に付し、trans−2−te
rt−ブトキシカルボアミドシクロヘキシルアセテート
970mg(49.0%)を得た。
ホルム及びメタノールで洗浄後、シリカゲルクロマトグ
ラフイー(展開溶媒、酢酸エチル:ヘキサン混合溶媒)
に付し、trans−2−tert−ブトキシカルボア
ミドシクロヘキサノール821mg(49.0%)を得
た。本化合物のIRおよび1H−NMRスペクトルは実
施例1の(±)trans−2−tert−ブトキシカ
ルボアミドシクロヘキサノールと一致した。また、tr
ans−2−tert−ブトキシカルボアミドシクロヘ
キシルアセテートのIRおよび1H−NMRスペクトル
は実施例2の(±)trans−2−tert−ブトキ
シカルボアミドシクロヘキシルアセテートと一致した。
た式(1)化合物ラセミ体の不斉加水分解法 (±)trans−2−tert−ブトキシカルボアミ
ドシクロヘキシルアセテート2.0g(7.8mmo
l)を、上記のリパーゼA6と同条件にてAsperg
illusを起源とするアシラーゼ(天野製薬社製)を
用いた不斉加水分解を行った。使用した酵素は、1.0
gであり、他の条件はリパーゼA6と同条件で行った。
反応終了後、本混合物を桐山濾紙で濾過した。濾紙上の
残留物は、シリカゲルクロマトグラフイー(展開溶媒、
クロロホルム:ヘキサン混合溶媒)に付し、trans
−2−tert−ブトキシカルボアミドシクロヘキシル
アセテート752mg(45.0%)を得た。
出し、さらに溶媒留去後、カラムクロマトグラフイー
(展開溶媒、クロロホルム:ヘキサン混合溶媒)に付
し、trans−2−tert−ブトキシカルボアミド
シクロヘキサノール784.9mg(47.0%)を得
た。本化合物のIRおよび1H−NMRスペクトルは実
施例1の(±)trans−2−tert−ブトキシカ
ルボアミドシクロヘキサノールと一致した。また、tr
ans−2−tert−ブトキシカルボアミドシクロヘ
キシルアセテートのIRおよび1H−NMRスペクトル
は実施例2の(±)trans−2−tert−ブトキ
シカルボアミドシクロヘキシルアセテートと一致した。
ール塩酸塩の製造方法 実施例3で合成した光学活性trans−2−tert
−ブトキシカルボアミドシクロヘキサノール(2)1
0.0g(47mmol)の塩化メチレン200ml溶
液へ、4N塩酸ジオキサン溶液100ml(400mm
ol)を室温にて加え、同温度にて1時間攪拌後、結晶
が析出したのでこれを濾過し、濾紙上の結晶を取得した
ところ(1R,2R)trans−2−アミノシクロヘ
キサノール塩酸塩6.6g(94%)を得た。IR(K
Br)2600〜3600cm−1;1H−NMR(D
MSO−d6,200MHz)δ:0.9〜2.4(8
H,m)、2.5〜3.1(1H,m)、3.2〜3.
8(1H,m)、5.2〜5.9(1H,brs)、
7.9〜8.7(1H,brs)。
アミノシクロヘキサノール塩酸塩5mg(33μmo
l)のクロロホルム0.5ml溶液へ、トリエチルアミ
ン10μl(73μmol)及び2,4−ジニトロフル
オロベンゼン63μl(5mmol)を室温にて加え、
60℃にて1時間攪拌後、反応混合物を減圧留去した。
次に、この残留物に5mlのエタノールを加え、本溶液
5μlを高速液体クロマトグラフイーにて測定したとこ
ろ(1R,2R)trans−2−アミノシクロヘキサ
ノールの鏡像体である(1S,2S)trans−2−
アミノシクロヘキサノールは検出されず、(1R,2
R)体が保持時間12分付近に検出された。(±)tr
ans−2−アミノシクロヘキサノールの各鏡像体の保
持時間は、それぞれ12分付近および15分付近にて検
出された。高速液体クロマトグラフイーの測定条件は、
ダイセル化学工業のキラルパックASを用い、紫外吸光
光度計350nmにて検出し、移動相はヘキサン:エタ
ノールの比が9:1の混合溶媒を使用した。
ール塩酸塩の製造方法 実施例3で合成した光学活性trans−2−tert
−ブトキシカルボアミドシクロヘキシルアセテート1.
0g(3.9mmol)のメタノール10ml溶液へ、
室温にてナトリウムメチラート210mg(3.9mm
ol)を加え、同温度にて2時間攪拌後、飽和塩化アン
モニウム溶液を加え、クロロホルムで抽出し、硫酸ナト
リウム乾燥後溶媒留去した。残留物をシリカゲルクロマ
トグラフイー(展開溶媒、酢酸エチル:ヘキサン混合溶
媒)に付し、光学活性体trans−2−tert−ブ
トキシカルボアミドシクロヘキサノール770mg(9
2.0%)を結晶として得た。IR(KBr)3300
cm−1、1680cm−1;1H−NMR(CDCl
3,200MHz)δ:1.1〜1.4(8H,m)、
1.4(9H,s)、1.6〜1.8(2H,m)、
1.9〜2.1(2H,m)、3.2〜3.4(2H,
m)、4.6(1H,m)。
t−ブトキシカルボアミドシクロヘキサノールの塩酸処
理による(1S,2S)trans−2−アミノシクロ
ヘキサノール塩酸塩への変換を実施例6と同様に行い、
高速液体クロマトグラフイーによる光学純度検定を行っ
たところ、保持時間15分付近に(1S,2S)tra
ns−2−アミノシクロヘキサノール塩酸塩が検出さ
れ、本化合物の鏡像体は検出されず、光学純度は100
%e.e.であった。
率および光学純度においてすぐれた光学分割法である。
Claims (4)
- 【請求項1】 下記(1)式で示される化合物を含むラ
セミ体をリパーゼまたはアシラーゼで処理し不斉加水分
解することにより、下記(2)式で示される光学活性ヒ
ドロキシ体となす工程を含むことを特徴とする、該光学
活性ヒドロキシ体と下記(3)式で示される光学活性ア
セテートとの光学活性なトランス−2−アミノシクロヘ
キサノール誘導体を取得するための光学分割法。 【化1】 - 【請求項2】 下記 1)式で示される化合物を含むラ
セミ体をリパーゼまたはアシラーゼで処理し不斉加水分
解することにより、下記(2)式で示される光学活性ヒ
ドロキシ体となす工程を含むことを特徴とする、光学活
性なトランス−2−アミノシクロヘキサノール誘導体の
製造方法。 【化2】 - 【請求項3】 請求項2の光学活性なトランス−2−ア
ミノシクロヘキサノール誘導体が、(1R,2R)トラ
ンス−2−アミノシクロヘキサノールまたはその塩であ
る場合には、請求項2に記載の不斉加水分解により生成
された(2)式で示される光学活性ヒドロキシ体と未反
応物とを分離して得た該光学活性ヒドロキシ体のアミン
保護基を除去して、(1R,2R)トランス−2−アミ
ノシクロヘキサノールまたはその塩となす、または請求項2の光学活性なトランス−2−アミノシク
ロヘキサノール誘導体が、(1S,2S)トランス−2
−アミノシクロヘキサノールまたはその塩である場合に
は、請求項2に記載の不斉加水分解により生成された
(2)式で示される光学活性ヒドロキシ体と未反応物を
分離して得た未反応物中の(3)式で示される光学活性
アセテートのアセチル基及びアミンの保護基を除去し
て、(1S,2S)トランス−2−アミノシクロヘキサ
ノールまたはその塩となす 、いずれかの方法を特徴とする請求項2に記載の製造方
法 。 【化3】 - 【請求項4】 光学活性なシクロヘキサノール誘導体
が、下記の(4)式または(5)式のいずれかで示され
る化合物である、請求項2または3に記載の製造方法。 【化4】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22232292A JP2846770B2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 光学活性なトランス−2−アミノシクロヘキサノール誘導体を取得するための光学分割法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22232292A JP2846770B2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 光学活性なトランス−2−アミノシクロヘキサノール誘導体を取得するための光学分割法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0662891A JPH0662891A (ja) | 1994-03-08 |
JP2846770B2 true JP2846770B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=16780542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22232292A Expired - Fee Related JP2846770B2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 光学活性なトランス−2−アミノシクロヘキサノール誘導体を取得するための光学分割法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2846770B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008156095A1 (ja) | 2007-06-19 | 2008-12-24 | Toray Fine Chemicals Co., Ltd. | 光学活性トランス-2-アミノシクロヘキサノールの製造方法およびその中間体 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5455394B2 (ja) * | 2009-02-24 | 2014-03-26 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 光学活性なトランス−2−アミノシクロヘキサノール誘導体製造法 |
JP2010193747A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Asahi Kasei Chemicals Corp | トランス−2−アミノシクロヘキサノール誘導体の製造方法 |
-
1992
- 1992-08-21 JP JP22232292A patent/JP2846770B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008156095A1 (ja) | 2007-06-19 | 2008-12-24 | Toray Fine Chemicals Co., Ltd. | 光学活性トランス-2-アミノシクロヘキサノールの製造方法およびその中間体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0662891A (ja) | 1994-03-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3789938B2 (ja) | 酵素触媒作用アシル化による1級及び2級のヘテロ原子置換アミンのラセミ体分割 | |
JPH03228694A (ja) | 光学活性ヒドロキシラクトン類の製造方法 | |
JP2846770B2 (ja) | 光学活性なトランス−2−アミノシクロヘキサノール誘導体を取得するための光学分割法 | |
EP2582833A1 (en) | Enzymatic resolution of racemic (2r,s)-2-(acetylamino)-3-methoxy-n-(phenylmethyl)propanamide | |
KR100846673B1 (ko) | 엘-카르니틴의 제조방법 | |
US7405070B2 (en) | Method for preparing (s)-indoline-2-carboxylic acid and (s)-indoline-2-carboxylic acid methyl ester using hydrolytic enzyme | |
JP5149802B2 (ja) | 光学活性コハク酸イミド化合物の製造法 | |
US20080249310A1 (en) | Process For the Preparation of (2R,3R)-2-Hydroxy-3-Amino-3-Aryl-Propionamide and (2R,3R)-2-Hydroxy-3-Amino-3-Aryl-Propionic Acid Alkyl Ester | |
JP3704719B2 (ja) | 光学活性3−アミノブタン酸の製造法及びそのエステル中間体 | |
EP0239122B1 (en) | Process for the enzymatic resolution of racemic 2-amino-1-alkanols | |
US7767847B2 (en) | Process for the preparation of chirally pure N-(trans-4-is) | |
JP2612671B2 (ja) | 光学活性なプロピオン酸エステルの製造法 | |
JP4492765B2 (ja) | L−アリシンアセタールの製造法 | |
JP3010382B2 (ja) | (r)−2−プロポキシベンゼン誘導体の製造法 | |
EP1969129B1 (de) | Verfahren zur herstellung von (r)- und (s)-4-(1-aminomethyl)benzoesäuremethylester-sulfat aus racemischem 4-(1-amin0ethyl)benzoesäuremethylester | |
KR100651393B1 (ko) | 가수분해 효소를 이용한 (r)-1-아미노-2-프로판올의제조방법 | |
JPH10210997A (ja) | 光学活性3−キヌクリジノールの製法 | |
US20230150913A1 (en) | Synthesis of novel ketone body analogs for use as a nutritional supplement | |
WO2006009338A1 (en) | Process for preparing chiral substituted carboxylic acid | |
JP3545442B2 (ja) | 光学活性4−(2−ハロ−1−ヒドロキシエチル)−2−トリフルオロメチルチアゾールの製造方法 | |
JP2003144190A (ja) | 光学活性s−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2−カルボン酸の製造方法 | |
JP2002306194A (ja) | 光学活性シアンヒドリンの製造方法 | |
JPH05286919A (ja) | 2−アミノニトリルラセミ体の製造法 | |
WO2004024934A1 (ja) | 光学活性−エリスロ−3−シクロヘキシルセリンの製造方法 | |
JPH10248592A (ja) | 光学活性2−ベンジルコハク酸およびその誘導体の製法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981013 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081030 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081030 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091030 Year of fee payment: 11 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091030 Year of fee payment: 11 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101030 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |