JP2846634B2 - 自動車用配線構造 - Google Patents

自動車用配線構造

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JP2846634B2 JP62264756A JP26475687A JP2846634B2 JP 2846634 B2 JP2846634 B2 JP 2846634B2 JP 62264756 A JP62264756 A JP 62264756A JP 26475687 A JP26475687 A JP 26475687A JP 2846634 B2 JP2846634 B2 JP 2846634B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主として自動車に設けられた電装品の配線
に供される自動車用配線構造に関するものである。 〔従来の技術〕 現在の自動車は、ヘッドライトユニット、オートクル
ーズ装置、EGIユニット、その他、電装品である多数の
補器類を備えている。これら各補器類に対する配線は非
常に複雑になっており、通常、実開昭60-128844号公報
に開示されているように、多数の被覆電線が束状に設け
られたハーネスにて行われている。そして、ハーネスと
補器類との接続は全てコネクタにて行われている。従っ
て、自動車の組立て工程において、ハーネス側のコネク
タ部と補器側のコネクタ部とが確実に嵌合されること
は、補器動作の信頼性を確保する上で非常に重要であ
り、コネクタの嵌合不良があれば配線系の不良となっ
て、補器を作動させることができなくなる。また、コネ
クタの嵌合状態の検査は、従来、補器を実際に作動させ
ることにて行われている。しかし、この方法では、検査
可能な補器はランプおよびモータ等の単純な回路に限定
され、センサ、スイッチ類、或いは負荷を有する補器の
場合には、適切な検査を行うことができない。このよう
な場合には、作業者の目視のみによる検査が行われてお
り、非常に効率の悪い作業となっている。 そこで、上記コネクタの嵌合作業の完全を図るため、
コネクタに圧力センサを取り付けておき、コネクタを嵌
合した際の圧力を調べて確実な嵌合が行われているか否
かの判定を行う構成が考えられる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところが、上記の構成では、個々のコネクタ毎に嵌合
状態を調べるものであるため、嵌合状態の検査に大きな
労力を要するという問題点を有している。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の自動車用配線構造は、上記の問題点を解決す
るために、複数設けられた電装品と、複数の上記電装品
の各々に信号伝送を行う複数の被覆電線を束ねて形成さ
れるハーネスと、複数の上記電装品に対応して複数設け
られ、ハーネス側コネクタ部と電装品側コネクタ部とか
らなるコネクタとを備えており、上記ハーネス側コネク
タ部と電装品側コネクタ部とを嵌合させることにより、
該電装品とハーネスとを接続する自動車用配線構造にお
いて、上記ハーネスには、複数の上記コネクタを直列に
接続するとともに、その両端をそれぞれ電源とアースと
に接続しているアース線と、複数の上記コネクタと直列
に接続され、上記アース線の両端を流れる電流を検出す
る導通検査手段とが設けられており、該アース線は、複
数の上記コネクタと上記導通検査手段との間に直列に接
続され、かつ、導通検査手段側コネクタ部とアース線側
コネクタ部とからなるチェックコネクタを備えており、
該チェックコネクタは、上記導通検査手段による電流の
検出後に、導通検査手段側コネクタ部とアース線側コネ
クタ部との嵌合を解除して、該アース線側コネクタ部
を、アースされているアース側コネクタ部に嵌合し接続
することを特徴としている。 〔作用〕 上記の構成により、アース線として直列につながれる
べき各電装品の電装品側コネクタ部と対応するハーネス
側コネクタ部とを嵌合させる際に、一つでも不完全な嵌
合があれば、そのコネクタ部において、アース線が遮断
され、逆に、各コネクタ部がすべて確実に嵌合されたと
きにのみ、アース線が各コネクタ間にわたって直列に接
続されることになる。従って、アース線の両端間の導
通、非導通を調べることにより、コネクタが適切に嵌合
されているか否かを簡単に検査することができる。 さらに、上記の構成により、上記アース線によって複
数のコネクタの嵌合状態が全て適切であることを確認し
た後に、チェックコネクタにおける導通検査手段側コネ
クタ部とアース線側コネクタ部との嵌合を解除して、ア
ースに接続されているアース側コネクタ部と嵌合させて
接続すると、該アース線はアースラインとして機能する
ことになる。そのため、上記ハーネスに本来設けられて
いるアースラインに、上記アース線によるアースライン
が加わり、二重のアースラインが形成されるため、アー
ス不良による電装品の故障が解消され、該電装品の信頼
性を向上させることができる。 〔実施例〕 本発明の一実施例を第1図および第2図に基づいて以
下に説明する。 自動車には、第2図に示すように、ダッシュボード1
内における助手席側部位に、エアーコンディショナ(以
下A/Cと称する)コントローラ2、A/Cモータ・スイッチ
類3が設けられており、運転席側部位に、メータ類コン
トローラ4が設けられている。これら電装品である補器
には、複数の被覆電線からなるハーネス5が後述するコ
ネクタ12によって接続されており、所定の電気回路が形
成されている。上記メータ類コントローラ4方向に延設
されたハーネス5は、コネクタ12…によってジョイント
ボックス6と接続されると共に、このジョイントボック
ス6を介してさらに車体後方へ延設されている。また、
ハーネス5はダッシュボード1の中央部付近にて分岐さ
れ、コンソールボックス10内に延設されて、カーオーデ
ィオ装置9のオーディオコントローラ7および自動車電
話コントローラ8に接続されている。これらオーディオ
コントローラ7および自動車電話コントローラ8とハー
ネス5との接続もコネクタ12を介して行われている。 上記のハーネス5は、第1図に示すように、アース線
11を有している。ハーネス5は上述のようにコネクタ12
…によって、上記A/Cコントローラ2、A/Cモータ・スイ
ッチ類3、メータ類コントローラ4、オーディオコント
ローラ7および自動車電話コントローラ8等の各種の補
器13…と接続されている。また、コネクタ12はハーネス
5と接続されたハーネス側コネクタ部12aと、補器13と
接続された補器側コネクタ部(電装品側コネクタ部)12
bとからなり、これら両コネクタ部12a・12bとが嵌合す
るようになっている。そして、上記アース線11は、隣接
するコネクタ12・12におけるハーネス側コネクタ部12a
・12aの所定の端子を短絡させるように接続されると共
に、補器側コネクタ部12bにおいては、ハーネス5を接
続したハーネス側コネクタ部12aの2個の端子を短絡さ
せるように接続されている。従って、全てのコネクタ12
…におけるハーネス側コネクタ部12aと補器側コネクタ
部12bとを嵌合させた際には、各コネクタ12間のアース
線11が直列に接続されるようになっている。また、アー
ス線11の一方の端部は接地されており、他方の端部には
チェックコネクタ14を介して電球15と電池16とが直列に
接続されている。 上記の構成において、車体に設けられた補器13…の配
線を行う際には、各補器13に取り付けられた補器側コネ
クタ部12bにハーネス5と接続されたハーネス側コネク
タ部12aを嵌合させる。ここで、各コネクタ12の嵌合が
適切に行われていれば、各補器13毎に正規の電気回路が
形成されると共に、各コネクタ12間のアース線11が直列
に接続される。従って、アース−アース線11−チェック
コネクタ14−電球15−電池16−アースの直列回路が形成
され、電球15が点灯される。一方、何れかのコネクタ12
の嵌合が不適切であれば、電球15は点灯しない。これに
より、各コネクタ12の嵌合状態が適切であるか否かの検
査を行うことができる。 そして、全てのコネクタ12…の嵌合状態が適切であ
り、電球15が点灯した場合には、チェックコネクタ14の
嵌合を解除して雄と雌のコネクタ部14a・14bに分割し、
予め車体にアースされたコネクタ部17に補器13側にコネ
クタ部14aを嵌合させて、ハーネス5におけるコネクタ1
4側の端部もアースしておく。これにより、本来ハーネ
ス5に設けられているアースラインに、アース線11によ
るアースラインが加わり、二重のアースラインが形成さ
れてアース不良による故障が解消され、補器13…の信頼
性を向上することができる。また、アースラインはほと
んどの補器に必要であるため、1本の親アースラインに
対する接続部が多くなり、従来、これがハーネス生産上
のネックとなっていた。しかしながら、上記のように、
補器側コネクタ部12bにてアース線11との接続部を吸収
することができるため、生産効率を大幅に向上すること
ができる。 尚、上記検出手段としての電球15に代えて、ブザー等
を使用してもよい。或いは、アース線11の導通をテスタ
ーによって判定することも可能である。 〔発明の効果〕 本発明の自動車用配線構造は、以上のように、複数設
けられた電装品と、複数の上記電装品の各々に信号伝送
を行う複数の被覆電線を束ねて形成されるハーネスと、
複数の上記電装品に対応して複数設けられ、ハーネス側
コネクタ部と電装品側コネクタ部とからなるコネクタと
を備えており、上記ハーネス側コネクタ部と電装品側コ
ネクタ部とを嵌合させることにより、該電装品とハーネ
スとを接続する自動車用配線構造において、上記ハーネ
スには、複数の上記コネクタを直列に接続するととも
に、その両端をそれぞれ電源とアースとに接続している
アース線と、複数の上記コネクタと直列に接続され、上
記アース線の両端を流れる電流を検出する導通検査手段
とが設けられており、該アース線は、複数の上記コネク
タと上記導通検査手段との間に直列に接続され、かつ、
導通検査手段側コネクタ部とアース線側コネクタ部とか
らなるチェックコネクタを備えており、該チェックコネ
クタは、上記導通検査手段による電流の検出後に、導通
検査手段側コネクタ部とアース線側コネクタ部との嵌合
を解除して、該アース線側コネクタ部を、アースされて
いるアース側コネクタ部に嵌合し接続する構成である。 それゆえ、アース線の両端間の導通および非導通を調
べることにより、コネクタが適切に嵌合されているか否
かを判定することができる。従って、簡単な構成にて、
容易にコネクタの嵌合不良を検査することができるとい
う効果を奏する。 また、複数のコネクタの嵌合状態が全て適切であると
確認された後に、上記アース線をアース側コネクタ部に
接続することにより、電装品に対して二重のアースライ
ンを形成することができる。その結果、アース不良によ
る電装品の故障が解消され、該電装品の信頼性を向上さ
せることができるという効果も併せて奏する。
【図面の簡単な説明】 第1図および第2図は本発明の一実施例を示すものであ
って、第1図は自動車用配線構造を示す回路図、第2図
は第1図に示したハーネスによる各種補器の配線状態を
示す概略の斜視図である。 5はハーネス、11はアース線、12はコネクタ、12aはハ
ーネス側コネクタ部、12bは補器側コネクタ部(電装品
側コネクタ部)、13は補器(電装品)、14はチェックコ
ネクタ、14aは雄コネクタ部(アース線側コネクタ部)1
4bは雌コネクタ部(導通検査手段側コネクタ部)、15は
電球(導通検査手段)、16は電池(導通検査手段)、17
はアースされたコネクタ部(アース側コネクタ部)であ
る。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.複数設けられた電装品と、 複数の上記電装品の各々に信号伝送を行う複数の被覆電
    線を束ねて形成されるハーネスと、 複数の上記電装品に対応して複数設けられ、ハーネス側
    コネクタ部と電装品側コネクタ部とからなるコネクタと
    を備えており、 上記ハーネス側コネクタ部と電装品側コネクタ部とを嵌
    合させることにより、該電装品とハーネスとを接続する
    自動車用配線構造において、 上記ハーネスには、複数の上記コネクタを直列に接続す
    るとともに、その両端をそれぞれ電源とアースとに接続
    しているアース線と、複数の上記コネクタと直列に接続
    され、上記アース線の両端を流れる電流を検出する導通
    検査手段とが設けられており、 該アース線は、複数の上記コネクタと上記導通検査手段
    との間に直列に接続され、かつ、導通検査手段側コネク
    タ部とアース線側コネクタ部とからなるチェックコネク
    タを備えており、 該チェックコネクタは、上記導通検査手段による電流の
    検出後に、導通検査手段側コネクタ部とアース線側コネ
    クタ部との嵌合を解除して、該アース線側コネクタ部
    を、アースされているアース側コネクタ部に嵌合し接続
    することを特徴とする自動車配線構造。
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