JP2846010B2 - 昇塔柱防止装置 - Google Patents
昇塔柱防止装置Info
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- JP2846010B2 JP2846010B2 JP1314644A JP31464489A JP2846010B2 JP 2846010 B2 JP2846010 B2 JP 2846010B2 JP 1314644 A JP1314644 A JP 1314644A JP 31464489 A JP31464489 A JP 31464489A JP 2846010 B2 JP2846010 B2 JP 2846010B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、架空送電線用鉄塔等を構成している塔柱構
成部材(本発明においては中空円柱、充実体円柱あるい
は型鋼などその断面形状はとくに問わない)に設置し、
その設置位置より上方に関係者以外の者が昇塔柱するの
を防止し、同時に蛇や鼠等の小動物についてもこれらが
昇塔柱するのを防止し得る昇塔柱防止装置に関するもの
である。
成部材(本発明においては中空円柱、充実体円柱あるい
は型鋼などその断面形状はとくに問わない)に設置し、
その設置位置より上方に関係者以外の者が昇塔柱するの
を防止し、同時に蛇や鼠等の小動物についてもこれらが
昇塔柱するのを防止し得る昇塔柱防止装置に関するもの
である。
[従来の技術] 鋼管、鋼材等よりなる塔柱の昇降通路途中の所定高さ
位置(例えば2.5〜8m程度)に、柱体と直交して方形円
形又は多角形の枠体を張出して設置し、昇降通路に対応
する部分は開閉自在に構成する一方、通常はこれを施錠
しておき、関係者以外の者が昇塔柱するのを物理的に阻
止する昇塔柱防止装置が従来から提案されている。(例
えば、実公昭48−10316) 一方、蛇、鼠、イタチ等の小動物とりわけ蛇が送電線
用鉄塔に昇塔柱し、塔体から電線に這い出て短絡感電死
し、これが原因となって停電事故を惹起する等の事故が
散見され、これの対策として、錐形状の筒体よりなる昇
塔柱防止装置を適宜個所に設置する提案がなされてき
た。
位置(例えば2.5〜8m程度)に、柱体と直交して方形円
形又は多角形の枠体を張出して設置し、昇降通路に対応
する部分は開閉自在に構成する一方、通常はこれを施錠
しておき、関係者以外の者が昇塔柱するのを物理的に阻
止する昇塔柱防止装置が従来から提案されている。(例
えば、実公昭48−10316) 一方、蛇、鼠、イタチ等の小動物とりわけ蛇が送電線
用鉄塔に昇塔柱し、塔体から電線に這い出て短絡感電死
し、これが原因となって停電事故を惹起する等の事故が
散見され、これの対策として、錐形状の筒体よりなる昇
塔柱防止装置を適宜個所に設置する提案がなされてき
た。
然しながら、これらの提案によれば、人間の昇塔柱防
止と小動物の昇塔柱防止というそれぞれ別個の目的達成
のためにそれぞれ別個の装置が設置されることになる。
例えば前者の昇塔柱防止装置のみを設置した場合には、
小動物の昇塔柱に対しては全く無防備状態であって甚だ
不十分である。
止と小動物の昇塔柱防止というそれぞれ別個の目的達成
のためにそれぞれ別個の装置が設置されることになる。
例えば前者の昇塔柱防止装置のみを設置した場合には、
小動物の昇塔柱に対しては全く無防備状態であって甚だ
不十分である。
そこで、出願人らは先に人間と小動物の昇塔柱を同時
に防止可能な昇塔柱防止装置について提案した。これ
は、塔柱の所定高さ位置において塔柱構成部材に対して
直交して張出する枠体を取付け、該枠体にアルミ被覆鋼
線を所定間隔以下に縦横に織込んでなる金網を枠体の全
面もしくはそれより外方にまで伸長させて張設したもの
であり、網目の間隔を例えば蛇が通過し得ない間隔と
し、金網あるいは枠体と柱柱構成部材との隙間をも同様
な間隔以下とすることで、人間のほかに小動物の昇塔柱
をも防止可能としたものである。
に防止可能な昇塔柱防止装置について提案した。これ
は、塔柱の所定高さ位置において塔柱構成部材に対して
直交して張出する枠体を取付け、該枠体にアルミ被覆鋼
線を所定間隔以下に縦横に織込んでなる金網を枠体の全
面もしくはそれより外方にまで伸長させて張設したもの
であり、網目の間隔を例えば蛇が通過し得ない間隔と
し、金網あるいは枠体と柱柱構成部材との隙間をも同様
な間隔以下とすることで、人間のほかに小動物の昇塔柱
をも防止可能としたものである。
例えば第7図に示すものは、鋼管を主柱とするパイプ
主柱に取付け得るように構成した既提案の昇塔柱防止装
置の具体例を示す平面図である。
主柱に取付け得るように構成した既提案の昇塔柱防止装
置の具体例を示す平面図である。
本提案に係る昇塔柱防止装置Pには、具体例としてパ
イプ状の構成部材に具合よく固定し得る半割フランジ1,
1を有しており、その具体的構成を第8図の斜視図に示
した。
イプ状の構成部材に具合よく固定し得る半割フランジ1,
1を有しており、その具体的構成を第8図の斜視図に示
した。
半割フランジ1は、第1図に示す主柱11あるいは斜材
12を構成するパイプ部材に具合よく当接する当接把持面
1aを有し、これら半割フランジ1の一対がボルト孔1bに
挿通されるボルト(図示していない)により締付けられ
ることによりパイプ部材をしっかりと把持固定し得る構
成を有する。半割フランジ1の外周には、第8図に示す
ように半割フランジ1の接線方向に平行な取付面を有す
る取付台1cがあり、当該取付台1cの取付孔1c1,1c1に図
示していない取付用ボルトを挿通し、それによって第7
図に示すように枠体2の一部を構成する支持片2a,2aを
取付け固定する。これにより支持片2aが半割フランジ1
の接線方向に取付け支持され、枠体2全体を前記した主
柱11あるいは斜材12にほぼ直交する直交面を形成し得る
ように取付け支持せしめることが可能となるものであ
る。
12を構成するパイプ部材に具合よく当接する当接把持面
1aを有し、これら半割フランジ1の一対がボルト孔1bに
挿通されるボルト(図示していない)により締付けられ
ることによりパイプ部材をしっかりと把持固定し得る構
成を有する。半割フランジ1の外周には、第8図に示す
ように半割フランジ1の接線方向に平行な取付面を有す
る取付台1cがあり、当該取付台1cの取付孔1c1,1c1に図
示していない取付用ボルトを挿通し、それによって第7
図に示すように枠体2の一部を構成する支持片2a,2aを
取付け固定する。これにより支持片2aが半割フランジ1
の接線方向に取付け支持され、枠体2全体を前記した主
柱11あるいは斜材12にほぼ直交する直交面を形成し得る
ように取付け支持せしめることが可能となるものであ
る。
上記のようにして枠体2が取付けられたら、枠体2の
全面あるいは当該枠体よりも外方に伸長させて金網3が
張設される。
全面あるいは当該枠体よりも外方に伸長させて金網3が
張設される。
金網3は、第6図(a)にその断面構成を示したよう
に、鋼心3a1の外周にアルミ又はアルミ合金3a2を被覆し
たアルミ被覆鋼線3aを素線に使用し、当該アルミ被覆鋼
線3a,3aを同図(b)および(c)に示すように縦横に
編込むことにより平織の金網3に形成する。
に、鋼心3a1の外周にアルミ又はアルミ合金3a2を被覆し
たアルミ被覆鋼線3aを素線に使用し、当該アルミ被覆鋼
線3a,3aを同図(b)および(c)に示すように縦横に
編込むことにより平織の金網3に形成する。
上記のように金網3を構成するアルミ被覆鋼線3aは、
非常に強度が大きく、しかも軽量であり、耐食性におい
ては同様な構成を有する亜鉛めっき鋼線と比較して格段
の相違がある。すなわち、被覆層であるアルミの大気中
での腐食の自己停止能力により大気中においては非常に
長年月にわたり耐食性を維持し続け、強度的に高い信頼
性を確立し得るという大きな特徴を有する。
非常に強度が大きく、しかも軽量であり、耐食性におい
ては同様な構成を有する亜鉛めっき鋼線と比較して格段
の相違がある。すなわち、被覆層であるアルミの大気中
での腐食の自己停止能力により大気中においては非常に
長年月にわたり耐食性を維持し続け、強度的に高い信頼
性を確立し得るという大きな特徴を有する。
[発明が解決しようとする課題] 第6図に示した金網3の素線間隔Dについては、小動
物なかでも蛇がその網目を潜り抜けられない間隔である
必要がある。かかる要請を前提とすれば、素線の線径d
と素線間隔Dについては、おおよそ下記の範囲となるよ
うに構成する必要がある。
物なかでも蛇がその網目を潜り抜けられない間隔である
必要がある。かかる要請を前提とすれば、素線の線径d
と素線間隔Dについては、おおよそ下記の範囲となるよ
うに構成する必要がある。
d=φ1.6〜2.0m/m D=5.0〜10.0m/m このような範囲内であれば、昇塔柱して障害を与える
おそれがある小動物の潜り抜けを防止し得、かつ外力に
より間隔Dが拡張してしまうこともない。
おそれがある小動物の潜り抜けを防止し得、かつ外力に
より間隔Dが拡張してしまうこともない。
上記のように構成された昇塔柱防止装置Pの前記主材
11あるいは斜材12より金網3の端縁までの距離すなわち
第5頭に示すL1あるいはL2は昇塔柱しようとする小動物
とくに蛇が乗り越え得ないだけの十分な長さを持たせて
やる必要があり、L1およびL2はかなり長いものとなる。
11あるいは斜材12より金網3の端縁までの距離すなわち
第5頭に示すL1あるいはL2は昇塔柱しようとする小動物
とくに蛇が乗り越え得ないだけの十分な長さを持たせて
やる必要があり、L1およびL2はかなり長いものとなる。
すなわち、蛇は鎌首を持ち上げることにより相当長い
障壁をも越えることができるから、それができないだけ
の十分な長さが必要となるのである。
障壁をも越えることができるから、それができないだけ
の十分な長さが必要となるのである。
また、塔柱構成部材と枠体2との間あるいは金網3と
の間に前記D以上の隙間ができその隙間から潜り抜けで
きるようではなんの意味もなく、そのような隙間も前記
D以下となるように保持しておくことが必要である。
の間に前記D以上の隙間ができその隙間から潜り抜けで
きるようではなんの意味もなく、そのような隙間も前記
D以下となるように保持しておくことが必要である。
しかし、上記したような狭い網目間隔で金網3を構成
し、しかも枠体構成部材ないし金網と塔柱構成体との間
をも上記したような狭い間隔に保持する一方、全体を相
当に長いものに構成すれば、当然のこと乍ら風の吹き抜
ける部分がすべて非常に狭いものとなってしまうことに
なり、強風時には予想以上の大きな風圧を受け、例えば
台風の際などには昇塔柱防止装置の受ける風圧が枠体2
の支持強度を越えてしまい、それによって破壊されてし
まうおそれがある。
し、しかも枠体構成部材ないし金網と塔柱構成体との間
をも上記したような狭い間隔に保持する一方、全体を相
当に長いものに構成すれば、当然のこと乍ら風の吹き抜
ける部分がすべて非常に狭いものとなってしまうことに
なり、強風時には予想以上の大きな風圧を受け、例えば
台風の際などには昇塔柱防止装置の受ける風圧が枠体2
の支持強度を越えてしまい、それによって破壊されてし
まうおそれがある。
本発明の目的は、上記したような従来技術の問題点を
解消し、台風のような強風を受けても容易に破壊したり
するおそれのない強度の大きな人間及び小動物の昇塔柱
防止兼用型の昇塔柱防止装置を提供しようとするもので
ある。
解消し、台風のような強風を受けても容易に破壊したり
するおそれのない強度の大きな人間及び小動物の昇塔柱
防止兼用型の昇塔柱防止装置を提供しようとするもので
ある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、塔柱構成部材の外周に装着可能な把持面を
有する把持具により塔柱構成部材を把持し、当該把持具
には塔柱構成部材に対しほぼ直交する方向に枠体を伸長
せしめるようにして固定させてなり、また、前記枠体に
は人が昇降のために開閉し出入できる部位を設け、当該
枠体の前記人が昇降のために開閉し出入できる部位を除
く一部を前記把持具を取付け固定している塔柱構成部材
以外の構成部材に腕金をもって連結して補強する一方、
前記枠体の全面あるいは枠体の外周よりさらに外方にま
で伸長させて、アルミ被覆鋼線を5.0〜10.0m/mの間隔に
縦横格子状に編込んだ金網を張設し、塔柱構成部材と前
記枠体の間あるいは金網との間に形成される間隙をすべ
て5.0〜10.0m/mの範囲となるように構成したものであ
り、あるいは、前記把持具を取付け固定している同じ塔
柱構成部材のやや上方に支持固定金具を別途取付け固定
し、当該固定金具と前記枠体の一部との間に腕金を連結
して補強し、以下は上記したと同様に構成したものであ
る。
有する把持具により塔柱構成部材を把持し、当該把持具
には塔柱構成部材に対しほぼ直交する方向に枠体を伸長
せしめるようにして固定させてなり、また、前記枠体に
は人が昇降のために開閉し出入できる部位を設け、当該
枠体の前記人が昇降のために開閉し出入できる部位を除
く一部を前記把持具を取付け固定している塔柱構成部材
以外の構成部材に腕金をもって連結して補強する一方、
前記枠体の全面あるいは枠体の外周よりさらに外方にま
で伸長させて、アルミ被覆鋼線を5.0〜10.0m/mの間隔に
縦横格子状に編込んだ金網を張設し、塔柱構成部材と前
記枠体の間あるいは金網との間に形成される間隙をすべ
て5.0〜10.0m/mの範囲となるように構成したものであ
り、あるいは、前記把持具を取付け固定している同じ塔
柱構成部材のやや上方に支持固定金具を別途取付け固定
し、当該固定金具と前記枠体の一部との間に腕金を連結
して補強し、以下は上記したと同様に構成したものであ
る。
[作用] 腕金を昇塔柱防止装置の取付けられている塔柱構成部
材以外の部材に取付けて枠体を補強すれば、人が昇塔す
る際に邪魔にならないように補強腕金を取付けることが
できる。
材以外の部材に取付けて枠体を補強すれば、人が昇塔す
る際に邪魔にならないように補強腕金を取付けることが
できる。
しかして、補強腕金を昇塔柱防止装置の取付けられて
いる構成部材と同じ部材に取付けるにしても、人の昇塔
する位置を避けるようにすれば取付けが可能であり、そ
れによって枠体を十分補強することが可能である。
いる構成部材と同じ部材に取付けるにしても、人の昇塔
する位置を避けるようにすれば取付けが可能であり、そ
れによって枠体を十分補強することが可能である。
[実施例] 以下に、本発明について実施例を参照し説明する。
第1および2図は、本発明に係る昇塔柱防止装置Pの
実施例を示す見取図である。
実施例を示す見取図である。
昇塔柱防止装置Pそのものの構成はすでに第5〜8図
を用いて説明したものと実質的に変るところはなく、塔
柱構成部材すなわち本実施例では主柱11に先に説明した
と同様な把持具を取付け、主柱11に枠体をほぼ直交する
方向に伸長固定させ、当該枠体の全面あるいは枠体の外
周よりさらに外方にまで伸長させて、アルミ被覆鋼線を
蛇がくぐり抜けられない程度の5.0〜10.0m/mの間隔に縦
横格子状に編込んだ金網を張設し、塔柱構成部材と前記
枠体の間あるいは金網との間に形成される間隙をすべて
上記金網の間隔である5.0〜10.0m/mの範囲となるように
構成することにおいて変りはない。
を用いて説明したものと実質的に変るところはなく、塔
柱構成部材すなわち本実施例では主柱11に先に説明した
と同様な把持具を取付け、主柱11に枠体をほぼ直交する
方向に伸長固定させ、当該枠体の全面あるいは枠体の外
周よりさらに外方にまで伸長させて、アルミ被覆鋼線を
蛇がくぐり抜けられない程度の5.0〜10.0m/mの間隔に縦
横格子状に編込んだ金網を張設し、塔柱構成部材と前記
枠体の間あるいは金網との間に形成される間隙をすべて
上記金網の間隔である5.0〜10.0m/mの範囲となるように
構成することにおいて変りはない。
本発明が特徴とするところは、昇塔柱防止装置Pの枠
体の一部に腕金13を取付け、当該腕金13を主柱11とは別
部材である鉄塔の斜材12に取付けられた固定用金具14に
取付け固定した点にある。
体の一部に腕金13を取付け、当該腕金13を主柱11とは別
部材である鉄塔の斜材12に取付けられた固定用金具14に
取付け固定した点にある。
第1図は腕金13を1本の斜材に取付け固定した例であ
り、第2図は腕金13,13を2本の斜材12,12に取付け固定
した例をそれぞれ示した。
り、第2図は腕金13,13を2本の斜材12,12に取付け固定
した例をそれぞれ示した。
このように腕金13により枠体が補強されていれば、従
来例と相違し、昇塔柱防止装置Pは非常に大きな強度を
保有するようになり、台風のような強風を受けても破壊
するおそれは防止される。
来例と相違し、昇塔柱防止装置Pは非常に大きな強度を
保有するようになり、台風のような強風を受けても破壊
するおそれは防止される。
しかも、これらの実施例はいずれも補強用腕金13を人
が昇降する際に邪魔にならない斜材12との間に取付け固
定したから、小動物の昇塔柱を防止しつつ作業者の昇降
の邪魔をするおそれもないのである。
が昇降する際に邪魔にならない斜材12との間に取付け固
定したから、小動物の昇塔柱を防止しつつ作業者の昇降
の邪魔をするおそれもないのである。
もっとも、昇塔柱防止装置Pを作業者が昇降のために
開閉し出入りする位置は、主柱11においては昇降足場の
取付けられた位置に決るから、第3図にその正面見取図
を、そして第4図にその平面説明図を示したように、昇
塔柱防止装置Pの取付けられている主柱11のやや上方に
支持固定金具16を取付け固定し、前記作業者の昇降出入
口を避けるようにして、当該支持固定金具16と昇塔柱防
止装置Pの枠体2との間に補強腕金15を取付け固定する
ようにしても補強効果においては同じである。しかも、
斜材12は鉄塔の内側にしかなく、補強も内側に対する補
強のみしかできないが、第3図のように主柱11に腕金15
を取付ける場合には、鉄塔の外側となる部分をも補強で
きるというメリットがある。
開閉し出入りする位置は、主柱11においては昇降足場の
取付けられた位置に決るから、第3図にその正面見取図
を、そして第4図にその平面説明図を示したように、昇
塔柱防止装置Pの取付けられている主柱11のやや上方に
支持固定金具16を取付け固定し、前記作業者の昇降出入
口を避けるようにして、当該支持固定金具16と昇塔柱防
止装置Pの枠体2との間に補強腕金15を取付け固定する
ようにしても補強効果においては同じである。しかも、
斜材12は鉄塔の内側にしかなく、補強も内側に対する補
強のみしかできないが、第3図のように主柱11に腕金15
を取付ける場合には、鉄塔の外側となる部分をも補強で
きるというメリットがある。
[発明の効果] 以上説明した通り、本発明に係る昇塔柱防止装置によ
れば、人の昇塔柱と蛇の如き小動物の昇塔柱を一つの装
置で兼用して防止できる上、強い風圧を受けても破壊す
るおそれがなく、アルミ被覆鋼線を金網に用いたことと
相俟って、長年月に亘る使用寿命を保持させることがで
きる。
れば、人の昇塔柱と蛇の如き小動物の昇塔柱を一つの装
置で兼用して防止できる上、強い風圧を受けても破壊す
るおそれがなく、アルミ被覆鋼線を金網に用いたことと
相俟って、長年月に亘る使用寿命を保持させることがで
きる。
第1及び2図は本発明に係る装置を鉄塔主柱に取付けた
様子を示す説明見取図、第3図は本発明に係る別な実施
例を示す正面見取図、第4図はその説明平面図、第5図
は枠体の突き出し長さを説明するための説明図、第6図
(a)はアルミ被覆鋼線の断面図、同(b)はそれを用
いた平織格子金網の断面図、同(C)は平織格子金網の
部分正面図、第7図は既に提案した昇塔柱防止装置の説
明平面図、第8図はそのために使用される把持具の斜視
図である。 2:枠体、 3:金網、 10:鉄塔、 11:主柱、 12:斜材、 13,15:補強用腕金、 16:支持固定金具、 P:昇塔柱防止装置。
様子を示す説明見取図、第3図は本発明に係る別な実施
例を示す正面見取図、第4図はその説明平面図、第5図
は枠体の突き出し長さを説明するための説明図、第6図
(a)はアルミ被覆鋼線の断面図、同(b)はそれを用
いた平織格子金網の断面図、同(C)は平織格子金網の
部分正面図、第7図は既に提案した昇塔柱防止装置の説
明平面図、第8図はそのために使用される把持具の斜視
図である。 2:枠体、 3:金網、 10:鉄塔、 11:主柱、 12:斜材、 13,15:補強用腕金、 16:支持固定金具、 P:昇塔柱防止装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平戸 幹四郎 茨城県日立市川尻町1500番地 日立電線 株式会社豊浦工場内 (72)発明者 倉持 秀治 茨城県日立市川尻町1500番地 日立電線 株式会社豊浦工場内 (56)参考文献 実開 昭62−63357(JP,U) 実開 昭56−27244(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04H 12/00 H02G 7/00
Claims (2)
- 【請求項1】塔柱構成部材の外周に装着可能な把持面を
有する把持具により塔柱構成部材を把持し、当該把持具
には塔柱構成部材に対しほぼ直交する方向に枠体を伸長
せしめるようにして固定させてなり、また、前記枠体に
は人が昇降のために開閉し出入できる部位を設け、当該
枠体の前記人が昇降のために開閉し出入できる部位を除
く一部を前記把持具を取付け固定している塔柱構成部材
以外の構成部材に腕金をもって連結して補強する一方、
前記枠体の全面あるいは枠体の外周よりさらに外方にま
で伸長させて、アルミ被覆鋼線を5.0〜10.0m/mの間隔に
縦横格子状に編込んだ金網を張設し、塔柱構成部材と前
記枠体の間あるいは金網との間に形成される間隙をすべ
て5.0〜10.0m/mの範囲となるように構成してなる昇塔柱
防止装置。 - 【請求項2】塔柱構成部材の外周に装着可能な把持面を
有する把持具により塔柱構成部材を把持し、当該把持具
には塔柱構成部材に対しほぼ直交する方向に枠体を伸長
せしめるようにして固定させてなり、また、前記枠体に
は人が昇降のために開閉し出入できる部位を設けてな
り、一方、前記把持具を取付け固定している同じ塔柱構
成部材のやや上方に支持固定金具を別途取付け固定し、
前記人が昇降のために開閉し出入できる部位を除いて当
該固定金具と前記枠体の一部との間に腕金を連結して補
強する一方、前記枠体の全面あるいは枠体の外周よりさ
らに外方まで伸長させて、アルミ被覆鋼線を5.0〜10.0m
/mの間隔に編込んだ金網を張設し、塔柱構成部材と前記
枠体の間あるいは金網との間に形成される間隙をすべて
5.0〜10.0m/mの範囲となるように構成してなる昇塔柱防
止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1314644A JP2846010B2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | 昇塔柱防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1314644A JP2846010B2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | 昇塔柱防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03176573A JPH03176573A (ja) | 1991-07-31 |
JP2846010B2 true JP2846010B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=18055812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1314644A Expired - Fee Related JP2846010B2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | 昇塔柱防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2846010B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2792766B2 (ja) * | 1991-09-02 | 1998-09-03 | 日立電線株式会社 | 昇塔柱防止装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS594125Y2 (ja) * | 1979-08-07 | 1984-02-06 | 阪急鉄工株式会社 | 腕木取付装置 |
JPH0354271Y2 (ja) * | 1985-10-12 | 1991-11-29 |
-
1989
- 1989-12-04 JP JP1314644A patent/JP2846010B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03176573A (ja) | 1991-07-31 |
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