JP2792766B2 - 昇塔柱防止装置 - Google Patents

昇塔柱防止装置

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JP2792766B2
JP2792766B2 JP3221809A JP22180991A JP2792766B2 JP 2792766 B2 JP2792766 B2 JP 2792766B2 JP 3221809 A JP3221809 A JP 3221809A JP 22180991 A JP22180991 A JP 22180991A JP 2792766 B2 JP2792766 B2 JP 2792766B2
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健一郎 佐川
幹四郎 平戸
四郎 清水
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Hitachi Cable Ltd
Sanwa Koki Co Ltd
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Hitachi Cable Ltd
Sanwa Koki Co Ltd
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  • Fencing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、架空送電線用鉄塔等に
設置されて関係者以外の者や小動物が昇塔柱するのを防
止するための昇塔柱防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼管、鋼材等により成る塔体の昇降通路
の途中の所定高さ位置に、主柱と略直交して方形、円形
又は多角形の枠体を張り出して設置し、昇降通路に対応
する部分は開閉自在に構成する一方、通常はこれを施錠
しておき、関係者以外の者が昇塔柱するのを物理的に阻
止する昇塔柱防止装置が従来から提案されている(例え
ば実公昭48−10316号公報)。
【0003】一方、蛇、ねずみ、イタチ等の小動物、と
りわけ蛇が昇塔柱し、塔体から電線に這い出て短絡感電
死し、これが原因となって停電事故を惹起する等の事故
が散見され、この対策として、錐形状の筒体よりなる昇
塔柱防止装置を適宜箇所に設置する提案がなされてき
た。
【0004】しかしながらこれらの提案では、人間の昇
塔柱防止と小動物の昇塔柱防止という別個の装置が設置
されることになり、例えば前者の昇塔柱防止装置のみを
設置した場合には、小動物の昇塔柱に対しては全く無防
備状態であって甚だ不充分である。
【0005】このため本出願人は、人間と小動物の昇塔
柱を同時に防止可能な昇塔柱防止装置について提案し
た。この提案は、塔柱の所定高さ位置において塔柱構成
部材に対してほぼ直交して張出する枠体を取り付け、こ
の枠体にアルミ被鋼線を所定間隔以下に縦横に織り込ん
でなる金網を、枠体の全面もしくはそれより伸張して張
設したものであり、網目の間隔を例えば蛇が通過し得な
い間隔とし、金網と塔柱構成部材との間隔をも同様な間
隔以下とすることで、人間のほかに小動物の昇塔柱も防
止可能としたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来、上記小
動物は、昇塔柱するに際し手掛りとなる角部を有するア
ングル材を登って行くものであり、そのような手掛りと
なる角部を有しない円筒状のパイプ材には登り得ないも
のと一般に考えられてきた。しかし本発明者らの実験に
よれば、足場ステップのあるものは、蛇がその足場ステ
ップを手掛りとして登り得ることが明らかとなった。ま
た斜材の場合には、かかる足場ステップが存在しないも
のであっても、傾斜面を利用し上手に登ってしまうこと
も判明した。
【0007】従って前記枠体を取り付ける際は、枠体の
外縁部が、主柱及び斜材のいずれからも所定の距離だけ
隔てられるようにする必要がある。この場合、枠体がそ
の条件を満たす必要最少限の大きさですむように、どの
ような構造の塔柱であっても所定の方向での取り付けが
可能な構成であると共に、台風などの大きな風圧を受け
ても安定して支持できるように、取り付け強度が大きい
ものであることが望ましい。
【0008】そこで本発明は、上記事情に鑑み、塔柱に
適切且つ強固に取り付けることができ、それによって人
間と小動物の両方の昇塔柱を同時に防止可能な昇塔柱防
止装置を提供すべく創案されたものである。
【0009】
【課題を解決するめの手段】本発明は、鉄塔等の主柱に
対して略直交する方向に設けられると共に所定の網目で
成る金網を張設するための枠体を備えた昇塔柱防止装置
であって、該枠体を斜材をもって支持する構造としてな
り、かつ、該枠体に、これを所定方向に保持すべく斜材
に対して略直交する方向に伸びてこれに連結する支持腕
を設けたものである。
【0010】
【作用】上記構成によって、支持腕は、枠体を主柱に対
して略直交する方向に保持すると共に、どのような角度
の斜材にもこれに略直交して連結することで取り付け強
度を大にする。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。
【0012】図1及び図2は、本発明に係る昇塔柱防止
装置の一実施例を示したものである。
【0013】この昇塔柱防止装置は、鉄塔1の主柱2に
対して略直交する方向に設けられると共に所定の網目で
成る金網3を張設するための枠体4を備え、これを前記
所定方向に保持すべく斜材5に対して略直交する方向に
伸びて斜材5に連結する支持腕6,7が設けられて構成
されている。枠体4の位置は、主柱2が斜材5と交差結
合する位置としている。言い換えると、斜め上方に伸び
る斜材5aと斜め下方に伸びる斜材5bとの間に設置さ
れているものである。
【0014】支持腕6,7は、枠体4の鉄塔内方側に設
けられ、上方の斜材5aに対して二本が並行に形成され
ている。本実施例にあっては、斜材5は水平に対して45
度の角度(図中軸線Pで示す)で主柱2に結合する構造
のものであり、従って枠体4と支持腕6,7との成す角
度αも45度となっている。支持腕6,7の基端側は枠体
4に固定されている一方、先端には斜材5aに着脱自在
に係合する取付け金具8が設けられている。そして枠体
4の鉄塔外方側の縁端部9と主柱2とは、小動物が乗り
越えることができないような距離L1 に形成されている
と共に、内側の縁端部10と下方の斜材5bとの距離L
2 も、斜材5bを伝って登ってくる小動物が乗り越える
ことができないように設定されている。
【0015】図3に示すように、取付け金具8は、斜材
5aの断面形状に沿うように三角形に折り曲げられたロ
ッド11と、その両端に螺合するナット12とで構成さ
れている。そして支持腕7には、ロッド11の両端部を
適宜挿通させる穴(図示せず)が形成されており、ロッ
ド11が斜材5aに嵌め合わされた状態で、ナット12
により締結されるようになっている。
【0016】なお本実施例では斜材5が45度のものを図
示したが、鉄塔形式などによって斜材角度は30〜45度と
変化する。この場合は、支持腕7の取付け角度を調節す
ることにより、例えば30度の斜材5(軸線Qで示す)で
あれば、α=60度で枠体4に固定するものとする。また
どの様な鉄塔形式のものにも適用できる装置にする場合
は、支持腕の基端側を回動自在とし、且つ取付け金具を
支持腕の長手方向にスライド可能な構造として、斜材の
角度に合わせることも可能である。
【0017】図4に示すように、枠体4にはアルミ被鋼
線を所定間隔以下に縦横に織り込んでなる金網3が全面
に亘って適宜張設されている。この張設範囲は、二点鎖
線にて示したように枠体4の外側に張り出すようにして
もよい。
【0018】図5に示すように、アルミ被鋼線13は、
鋼心14の外周にアルミ又はアルミ合金15を被覆して
成るものであり、図6及び図7に示すように、これを素
線16として平織りの金網3とする。素線16の径dは
1.6 〜2.0mm ,素線間隔Dは5.0 〜10.0mmとし、小動物
が潜り抜け出来ず、また外力によって間隔Dが拡張され
ないようにする。これで金網3は、軽量且つ高強度で、
耐食性・耐候性に優れたものとなり、長期に亘る信頼性
が確保される。
【0019】このように、枠体4を主柱2に直交する方
向に保持すべく上方の斜材5aに対して略直交する方向
に伸びた二本の支持腕6,7を設け、その先端に設けた
取付け金具8で枠体4を固定するようにしたので、どの
ような構造の塔柱でも適切な取り付けが可能となり、し
かも取付け強度が大となり、大きな風圧に対しても安定
して支持できる。すなわち、枠体4の縁端部9,10を
主柱2及び斜材5bから所定の距離L1 ,L2 だけ隔て
られる枠体4において、枠体4をその条件が満たされる
必要最少限の大きさにでき、コスト削減及び取付け作業
性の向上に寄与できる。
【0020】また枠体4を斜材5に支持させる構造なの
で、主柱2にはフランジなどの把持部材を使用する必要
がなく、部材点数の削減ができると共に、枠体4及び金
網3と主柱2との間隙を所定の距離に制限するなどの処
理が容易にできる。
【0021】なお本実施例にあっては、二本の支持腕
6,7で枠体4を吊り下げるものとしたが、装置或いは
塔柱の規模に応じて一本或いは三本以上設けるようにし
てもよい。また枠体位置の下方の斜材に支持腕を連結さ
せて、枠体を下から支えるものとしても構わない。この
場合、支持腕と枠体の縁端部とは、小動物が乗り越える
ことができないような距離に設定されるものとする。
【0022】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0023】所定金網を張設するための枠体を斜材をも
って支持する構造とし、かつ、該枠体を主柱に対して略
直交する方向に保持すべく斜材に対して略直交する方向
に伸びてこれに連結する支持腕を設けたので、どのよう
な構造の塔柱であっても枠体を適切に取り付けでき、強
固で安定した小動物の昇塔柱防止装置が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る昇塔柱防止部材の一実施例を示し
た側面図である。
【図2】図1の拡大図である。
【図3】図2のA−A線矢視断面図である。
【図4】図2のB−B線矢視断面図である。
【図5】図4の金網の素線を示した断面図である。
【図6】図4の金網の部分断面図である。
【図7】図6の平面図である。
【符号の説明】
1 鉄塔 2 主柱 3 金網 4 枠体 5a,5b 斜材 6,7 支持腕
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 四郎 東京都港区浜松町1丁目12番3号 三和 鋼器株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−176573(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04H 12/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄塔等の主柱に対して略直交する方向に設
    けられると共に所定の網目で成る金網を張設するための
    枠体を備えた昇塔柱防止装置であって、該枠体を斜材を
    もって支持する構造としてなり、かつ、該枠体に、該枠
    体を上記方向に保持すべく斜材に対して略直交する方向
    に伸びてこれに連結する支持腕を設けたことを特徴とす
    小動物の昇塔柱防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2846010B2 (ja) * 1989-12-04 1999-01-13 三和鋼器株式会社 昇塔柱防止装置

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