JP2004208587A - 防鳥ネット取付け支柱 - Google Patents
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Abstract
【構成】鳥類の侵入を防止するようネット2を取り付けるための防鳥ネット取付け支柱1であって、径の異なる複数のポール部材3、4を内外二重以上に嵌め合わせて、嵌め合い部分の出し入れにより伸縮自在とし、且つ、前記嵌め合い部分を任意の位置で係止するワンタッチ方式の伸縮固定金具6によって任意の支柱長さに固定可能にし、最上方に位置するポール部材5の上部または最下方に位置するポール部材3の下部、あるいはその両方に伸長作用を有するスプリングを設けた防鳥ネット取付け支柱。
【効果】鳥の侵入を防止するためにネットを張り付ける支柱で、簡単に設置でき、ネットに負荷が掛かっても倒れることがない低コストで、建物を傷めたり美観を損なうことなく、容易に組み立て張設することができる。また、振動、強風等の負荷はスプリングが吸収してくれるため、ゆるみを生じない。さらに脱着が簡単なため、避難路にも設置できる。
【選択図】 図3
【効果】鳥の侵入を防止するためにネットを張り付ける支柱で、簡単に設置でき、ネットに負荷が掛かっても倒れることがない低コストで、建物を傷めたり美観を損なうことなく、容易に組み立て張設することができる。また、振動、強風等の負荷はスプリングが吸収してくれるため、ゆるみを生じない。さらに脱着が簡単なため、避難路にも設置できる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物の踊り場等、開放された張出し部への鳥類の侵入を防止するための防鳥ネット取り付け用の支柱に関し、特に集合住宅のベランダ等に適用するのに好適な防鳥ネット取付け支柱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ポールの外周に巻き付けられた圧縮バネに、フックを介して紐材又は、網材を取り付けることにより、複数のポールの間にフェンス面を形成することを特徴とした鳥獣害防除用フェンス(例えば、特許文献1参照)が存在している。
また、建築物の開放された張出し部に鳥の侵入を防止するようネットを取り付けるための防鳥ネット取付け支柱であって、径の異なる複数のポール部材を内外二重に嵌め合わせて、嵌め合い部分の出し入れにより伸縮自在とし、且つ、前記嵌め合い部分を任意の位置で締結する締結手段によって任意の支柱長さに固定可能としたことを特徴とする防鳥ネット取付け支柱(例えば、特許文献2参照)が存在している。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−239443号公報(特許請求の範囲、図2)
【特許文献2】
特開2001−57839(特許請求の範囲の請求項4、図1、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の特開平11−239443号公報の技術は、伸縮式の突っ張り型固定棒で形成されたポールの外周に巻き付けられた圧縮バネに、フックを介して紐材又は、網材を取り付けることにより、複数のポールの間にフェンス面を形成することを特徴とした鳥獣害防除用フェンスで、ポールの外周に巻き付けられた圧縮バネにフックを介して紐材、又は網材を取り付けてフェンス面を形成するものでポールの構造は、単にポール長固定リングを設けただけで、支柱には特別な工夫はなく、フェンス面を形成することに特徴のあるものである。この従来技術では係止位置にワンタッチで係止することはできない。
また、特開2001−57839の技術は、建築物の開放された張出し部に鳥の侵入を防止するようネットを取り付けるための防鳥ネット取付け支柱であって、径の異なる複数のポール部材を内外二重に嵌め合わせて、嵌め合い部分の出し入れにより伸縮自在とし、且つ、前記嵌め合い部分を任意の位置で締結する締結手段によって任意の支柱長さに固定可能としたことを特徴とする防鳥ネット取付け支柱で、締結手段としては、可動フックのネジ込みで行うものである。従って支柱を設置場所の高さに合わせて固定する場合、ワンタッチでは固定することができない。しかも、両従来技術は、どちらも締結手段がネジ込式なので単に点接触、あるいは線接触での係止になり地震による振動、強風、温度変化による材料の縮み等によってゆるみが生じたり、フェンスに負荷が掛かると、簡単にずり落ちて高さが縮小して突っ張り力が作用しない状態になり倒れてしまうという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題の解決を図ったもので、次のような技術手段を採用した。
請求項1記載の発明においては、建築物の開放された張出し部に鳥類の侵入を防止するようネットを取り付けるための防鳥ネット取付け支柱であって、径の異なる複数のポール部材を内外二重以上に嵌め合わせて、嵌め合い部分の出し入れにより伸縮自在とし、且つ、前記嵌め合い部分を任意の位置で係止するワンタッチ方式の伸縮固定金具によって任意の支柱長さに固定可能にし、最上方に位置するポール部材の上部または最下方に位置するポール部材の下部、あるいはその両方に伸長作用を有するスプリングを設けるという技術手段を採用した。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を添付図面で詳細に説明する。
図1は、本発明の防鳥ネットの完成したところを示す概略斜視図、図2は本発明の防鳥ネット取付け支柱を示す概略斜視図、図3は本発明の支柱のワンタッチ伸縮固定金具の解除状態と固定状態を示す正面図、図4は本発明の支柱の下部に圧縮スプリングを取り付け、ペダルを踏み付けることで支柱の伸縮をさせる状態を示す断面図、図5は本発明の支柱の上部に圧縮スプリングを取り付け、ハンドルの回動で伸縮させる状態を示す断面図、図6は本発明の支柱に取り付ける落下防止用ワイヤーで、留め具部分を示す正面図である。
【0007】
図1に本発明による防鳥ネットの一例を示す。
住宅のベランダ等、建築物の開放された張出し部へ設ける鳩等の鳥が侵入するのを防止する防鳥ネットで、この例では4本の支柱1を立ててネット2を支柱1の端に設けたネット留め金具を用いて張り巡らされたものである。
【0008】
本発明の支柱1は、図2〜図6に示すように径の異なる複数のポール部材3、4、5で摺動自在に嵌め込まれ、その内外二重の嵌め合い部分の出し入れにより支柱を伸縮自在にし、その嵌め合い部分を図3に詳細に示すような、伸縮固定金具6で固定解除するもので、その固定解除状態(a)と固定状態(b)のようにワンタッチ方式により作動できるものである。
【0009】
この伸縮固定金具6は、ハンドル7の先端に形成したカム形状を有するカム部材8を利用して第1のポール部材3と、第2のポール部材4の嵌め合い部分をワンタッチで固定するものである。そのポール部材は、径の大きい中空管状の第1のポール部材3の内側に径の中程度の第2のポール部材4を、そして、さらにこの第2のポール部材4の内側に径の小さい第3のポール部材5が摺動自在に嵌め込まれる。なお、伸縮固定金具6は、第1のポール部材3と、第2のポール部材4の嵌め合い部分だけでなく、そのそれぞれ内外二重の嵌め合い部分の出し入れにより伸縮可能にし、その各嵌め合い部分を図3に示すように伸縮固定金具6に設けたハンドル7を用いてワンタッチで回動することで、任意の位置で係止することによって、任意の支柱長さに固定できるように構成されている。
【0010】
また、第1〜第3のポール部材3、4、5の材質としては、例えば強化プラスチック、アルミ合金、スチールにメッキ、塗装あるいは塩化ビニールの被覆仕上げを施したものであっても良い。
【0011】
この支柱1は、径の大きい方の第1のポール部材3を下にし、径の中程度の第2のポール部材4、径の小さい第3のポール部材5を順に上にして立設し、その支柱1にネット2を張設するものであって、各ポール部材3、4、5にはネット2を引っ掛けて止めるための固定フック(図示せず)が設けられている。
【0012】
次に、図4に示すように、第1のポール部材3の下部には支柱1を支持するための支持部材9を設ける。この支持部材9は第1のポール部材3の内側に入り込み、圧縮スプリング10で縮むようになっていて、ペダル11を踏み付けることで圧縮スプリング10に抗して、伸長できるようにカム体12をペダル11にシャフト13を介して設けられ、ペダル11を踏み付けることで図4(a)から図4(b)、図4(c)のように順に伸長させるものである。この際、第1のポール部材3に形成した長孔14を案内に、支持部材9に設けた突起部材15が係合し、伸縮が規制されるように設けられている。
【0013】
また図5に示すように、第3のポール部材5にはスプリング16を介して上部支持部材17が設けられ、スプリング16の下部は、第2のポール部材4に設けられた回動可能なカム部材18で伸縮できるように構成されている。
【0014】
最後に、図6に基づいて落下防止用ワイヤー19について説明すると、ワイヤー20の一端は、例えば支柱1の下部に設けられた支持部材9の適宜部位に取り付け、ワイヤー20の他端にはワンタッチで係止できる係止具21を設け、この係止具21をベランダの手摺り等適宜部位に係止して防鳥ネットのベランダから落下するのを防止するものである。
【0015】
【発明の効果】
本発明は、以上の構成を採用した結果、次のような効果を得ることができる。
(1)集合住宅におけるベランダ等、建築物の開放された張出し部へ鳥の侵入を防止するためにネットを張り付ける支柱で、簡単に設置でき、ネットに負荷が掛かっても倒れることがない低コストで、建物を傷めたり美観を損なうことなく、容易に組み立て張設することができる。
(2)振動、強風等の負荷はスプリングが吸収してくれるため、ゆるみを生じない。
(3)脱着が簡単なため、避難路にも設置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である防鳥ネットの完成した所を示す概略斜視図である。
【図2】本発明の防鳥ネット取付け支柱を示す概略斜視図である。
【図3】本発明の防鳥ネット取付け支柱の伸縮に合わせて係止させるワンタッチ伸縮固定金具の解除状態(a)と固定状態(b)を示す正面図である。
【図4】本発明の防鳥ネット取付け支柱の下部に圧縮スプリングを取り付け、ペダルを踏み付けることで支柱の伸縮をさせる状態を示し、一番縮小した状態(a)、ちょっと伸びた状態(b)、一番伸びた状態(c)を示す断面図である。
【図5】本発明の防鳥ネット取付け支柱の上部に圧縮スプリングを取り付け、ハンドルの回動によって伸縮させる前の状態(a)と伸ばした状態(b)を示す断面図である。
【図6】本発明の防鳥ネット取付け支柱に取り付ける落下防止用ワイヤーで留め具部分を示す正面図である。
【符号の説明】
1‥‥支柱 2‥‥ネット
3・・・・ポール部材 4・・・・ポール部材
5・・・・ポール部材 6・・・・伸縮固定金具
7・・・・ハンドル 8・・・・カム部材
9・・・・支持部材 10・・・・圧縮スプリング
11・・・・ペダル 12・・・・カム体
13・・・・シャフト 14・・・・長孔
15・・・・突起部材 16・・・・スプリング
17・・・・上部支持部材 18・・・・カム部材
19・・・・落下防止用ワイヤー 20・・・・ワイヤー
21・・・・係止具
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物の踊り場等、開放された張出し部への鳥類の侵入を防止するための防鳥ネット取り付け用の支柱に関し、特に集合住宅のベランダ等に適用するのに好適な防鳥ネット取付け支柱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ポールの外周に巻き付けられた圧縮バネに、フックを介して紐材又は、網材を取り付けることにより、複数のポールの間にフェンス面を形成することを特徴とした鳥獣害防除用フェンス(例えば、特許文献1参照)が存在している。
また、建築物の開放された張出し部に鳥の侵入を防止するようネットを取り付けるための防鳥ネット取付け支柱であって、径の異なる複数のポール部材を内外二重に嵌め合わせて、嵌め合い部分の出し入れにより伸縮自在とし、且つ、前記嵌め合い部分を任意の位置で締結する締結手段によって任意の支柱長さに固定可能としたことを特徴とする防鳥ネット取付け支柱(例えば、特許文献2参照)が存在している。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−239443号公報(特許請求の範囲、図2)
【特許文献2】
特開2001−57839(特許請求の範囲の請求項4、図1、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の特開平11−239443号公報の技術は、伸縮式の突っ張り型固定棒で形成されたポールの外周に巻き付けられた圧縮バネに、フックを介して紐材又は、網材を取り付けることにより、複数のポールの間にフェンス面を形成することを特徴とした鳥獣害防除用フェンスで、ポールの外周に巻き付けられた圧縮バネにフックを介して紐材、又は網材を取り付けてフェンス面を形成するものでポールの構造は、単にポール長固定リングを設けただけで、支柱には特別な工夫はなく、フェンス面を形成することに特徴のあるものである。この従来技術では係止位置にワンタッチで係止することはできない。
また、特開2001−57839の技術は、建築物の開放された張出し部に鳥の侵入を防止するようネットを取り付けるための防鳥ネット取付け支柱であって、径の異なる複数のポール部材を内外二重に嵌め合わせて、嵌め合い部分の出し入れにより伸縮自在とし、且つ、前記嵌め合い部分を任意の位置で締結する締結手段によって任意の支柱長さに固定可能としたことを特徴とする防鳥ネット取付け支柱で、締結手段としては、可動フックのネジ込みで行うものである。従って支柱を設置場所の高さに合わせて固定する場合、ワンタッチでは固定することができない。しかも、両従来技術は、どちらも締結手段がネジ込式なので単に点接触、あるいは線接触での係止になり地震による振動、強風、温度変化による材料の縮み等によってゆるみが生じたり、フェンスに負荷が掛かると、簡単にずり落ちて高さが縮小して突っ張り力が作用しない状態になり倒れてしまうという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題の解決を図ったもので、次のような技術手段を採用した。
請求項1記載の発明においては、建築物の開放された張出し部に鳥類の侵入を防止するようネットを取り付けるための防鳥ネット取付け支柱であって、径の異なる複数のポール部材を内外二重以上に嵌め合わせて、嵌め合い部分の出し入れにより伸縮自在とし、且つ、前記嵌め合い部分を任意の位置で係止するワンタッチ方式の伸縮固定金具によって任意の支柱長さに固定可能にし、最上方に位置するポール部材の上部または最下方に位置するポール部材の下部、あるいはその両方に伸長作用を有するスプリングを設けるという技術手段を採用した。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を添付図面で詳細に説明する。
図1は、本発明の防鳥ネットの完成したところを示す概略斜視図、図2は本発明の防鳥ネット取付け支柱を示す概略斜視図、図3は本発明の支柱のワンタッチ伸縮固定金具の解除状態と固定状態を示す正面図、図4は本発明の支柱の下部に圧縮スプリングを取り付け、ペダルを踏み付けることで支柱の伸縮をさせる状態を示す断面図、図5は本発明の支柱の上部に圧縮スプリングを取り付け、ハンドルの回動で伸縮させる状態を示す断面図、図6は本発明の支柱に取り付ける落下防止用ワイヤーで、留め具部分を示す正面図である。
【0007】
図1に本発明による防鳥ネットの一例を示す。
住宅のベランダ等、建築物の開放された張出し部へ設ける鳩等の鳥が侵入するのを防止する防鳥ネットで、この例では4本の支柱1を立ててネット2を支柱1の端に設けたネット留め金具を用いて張り巡らされたものである。
【0008】
本発明の支柱1は、図2〜図6に示すように径の異なる複数のポール部材3、4、5で摺動自在に嵌め込まれ、その内外二重の嵌め合い部分の出し入れにより支柱を伸縮自在にし、その嵌め合い部分を図3に詳細に示すような、伸縮固定金具6で固定解除するもので、その固定解除状態(a)と固定状態(b)のようにワンタッチ方式により作動できるものである。
【0009】
この伸縮固定金具6は、ハンドル7の先端に形成したカム形状を有するカム部材8を利用して第1のポール部材3と、第2のポール部材4の嵌め合い部分をワンタッチで固定するものである。そのポール部材は、径の大きい中空管状の第1のポール部材3の内側に径の中程度の第2のポール部材4を、そして、さらにこの第2のポール部材4の内側に径の小さい第3のポール部材5が摺動自在に嵌め込まれる。なお、伸縮固定金具6は、第1のポール部材3と、第2のポール部材4の嵌め合い部分だけでなく、そのそれぞれ内外二重の嵌め合い部分の出し入れにより伸縮可能にし、その各嵌め合い部分を図3に示すように伸縮固定金具6に設けたハンドル7を用いてワンタッチで回動することで、任意の位置で係止することによって、任意の支柱長さに固定できるように構成されている。
【0010】
また、第1〜第3のポール部材3、4、5の材質としては、例えば強化プラスチック、アルミ合金、スチールにメッキ、塗装あるいは塩化ビニールの被覆仕上げを施したものであっても良い。
【0011】
この支柱1は、径の大きい方の第1のポール部材3を下にし、径の中程度の第2のポール部材4、径の小さい第3のポール部材5を順に上にして立設し、その支柱1にネット2を張設するものであって、各ポール部材3、4、5にはネット2を引っ掛けて止めるための固定フック(図示せず)が設けられている。
【0012】
次に、図4に示すように、第1のポール部材3の下部には支柱1を支持するための支持部材9を設ける。この支持部材9は第1のポール部材3の内側に入り込み、圧縮スプリング10で縮むようになっていて、ペダル11を踏み付けることで圧縮スプリング10に抗して、伸長できるようにカム体12をペダル11にシャフト13を介して設けられ、ペダル11を踏み付けることで図4(a)から図4(b)、図4(c)のように順に伸長させるものである。この際、第1のポール部材3に形成した長孔14を案内に、支持部材9に設けた突起部材15が係合し、伸縮が規制されるように設けられている。
【0013】
また図5に示すように、第3のポール部材5にはスプリング16を介して上部支持部材17が設けられ、スプリング16の下部は、第2のポール部材4に設けられた回動可能なカム部材18で伸縮できるように構成されている。
【0014】
最後に、図6に基づいて落下防止用ワイヤー19について説明すると、ワイヤー20の一端は、例えば支柱1の下部に設けられた支持部材9の適宜部位に取り付け、ワイヤー20の他端にはワンタッチで係止できる係止具21を設け、この係止具21をベランダの手摺り等適宜部位に係止して防鳥ネットのベランダから落下するのを防止するものである。
【0015】
【発明の効果】
本発明は、以上の構成を採用した結果、次のような効果を得ることができる。
(1)集合住宅におけるベランダ等、建築物の開放された張出し部へ鳥の侵入を防止するためにネットを張り付ける支柱で、簡単に設置でき、ネットに負荷が掛かっても倒れることがない低コストで、建物を傷めたり美観を損なうことなく、容易に組み立て張設することができる。
(2)振動、強風等の負荷はスプリングが吸収してくれるため、ゆるみを生じない。
(3)脱着が簡単なため、避難路にも設置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である防鳥ネットの完成した所を示す概略斜視図である。
【図2】本発明の防鳥ネット取付け支柱を示す概略斜視図である。
【図3】本発明の防鳥ネット取付け支柱の伸縮に合わせて係止させるワンタッチ伸縮固定金具の解除状態(a)と固定状態(b)を示す正面図である。
【図4】本発明の防鳥ネット取付け支柱の下部に圧縮スプリングを取り付け、ペダルを踏み付けることで支柱の伸縮をさせる状態を示し、一番縮小した状態(a)、ちょっと伸びた状態(b)、一番伸びた状態(c)を示す断面図である。
【図5】本発明の防鳥ネット取付け支柱の上部に圧縮スプリングを取り付け、ハンドルの回動によって伸縮させる前の状態(a)と伸ばした状態(b)を示す断面図である。
【図6】本発明の防鳥ネット取付け支柱に取り付ける落下防止用ワイヤーで留め具部分を示す正面図である。
【符号の説明】
1‥‥支柱 2‥‥ネット
3・・・・ポール部材 4・・・・ポール部材
5・・・・ポール部材 6・・・・伸縮固定金具
7・・・・ハンドル 8・・・・カム部材
9・・・・支持部材 10・・・・圧縮スプリング
11・・・・ペダル 12・・・・カム体
13・・・・シャフト 14・・・・長孔
15・・・・突起部材 16・・・・スプリング
17・・・・上部支持部材 18・・・・カム部材
19・・・・落下防止用ワイヤー 20・・・・ワイヤー
21・・・・係止具
Claims (1)
- 建築物の開放された張出し部に鳥類の侵入を防止するようネットを取り付けるための防鳥ネット取付け支柱であって、径の異なる複数のポール部材を内外二重以上に嵌め合わせて、嵌め合い部分の出し入れにより伸縮自在とし、且つ、前記嵌め合い部分を任意の位置で係止するワンタッチ方式の伸縮固定金具によって任意の支柱長さに固定可能にし、最上方に位置するポール部材の上部または最下方に位置するポール部材の下部、あるいはその両方に伸長作用を有するスプリングを設けたことを特徴とする防鳥ネット取付け支柱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002381615A JP2004208587A (ja) | 2002-12-27 | 2002-12-27 | 防鳥ネット取付け支柱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002381615A JP2004208587A (ja) | 2002-12-27 | 2002-12-27 | 防鳥ネット取付け支柱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004208587A true JP2004208587A (ja) | 2004-07-29 |
Family
ID=32817486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002381615A Pending JP2004208587A (ja) | 2002-12-27 | 2002-12-27 | 防鳥ネット取付け支柱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004208587A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012223102A (ja) * | 2011-04-15 | 2012-11-15 | Reiji Oshima | 害獣防護柵 |
CN115251036A (zh) * | 2022-07-12 | 2022-11-01 | 黄河机械有限责任公司 | 一种防坠型台车启闭机机房鸟雀隔离装置 |
-
2002
- 2002-12-27 JP JP2002381615A patent/JP2004208587A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012223102A (ja) * | 2011-04-15 | 2012-11-15 | Reiji Oshima | 害獣防護柵 |
CN115251036A (zh) * | 2022-07-12 | 2022-11-01 | 黄河机械有限责任公司 | 一种防坠型台车启闭机机房鸟雀隔离装置 |
CN115251036B (zh) * | 2022-07-12 | 2023-07-07 | 黄河机械有限责任公司 | 一种防坠型台车启闭机机房鸟雀隔离装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20051214 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A977 | Report on retrieval |
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