JP2001057839A - 防鳥ネット取付け構造及び支柱 - Google Patents

防鳥ネット取付け構造及び支柱

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JP2001057839A
JP2001057839A JP11234812A JP23481299A JP2001057839A JP 2001057839 A JP2001057839 A JP 2001057839A JP 11234812 A JP11234812 A JP 11234812A JP 23481299 A JP23481299 A JP 23481299A JP 2001057839 A JP2001057839 A JP 2001057839A
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net
bird
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fixed
strut
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JP11234812A
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Masaru Shimoyama
優 下山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集合住宅の空室のベランダ等、建築物の開放
された張出し部への鳥の侵入を防止するためのネット
を、低コストに、また、建物を傷めたり美観を損なうこ
となく容易かつ着脱自在に張設できるようにする。 【解決手段】 2本のポール部材2,3を嵌合連結し、
伸縮自在として、嵌め合い部分を固定フックを兼ねたネ
ジ締結具4により締結することにより任意の長さに固定
できるよう支柱1を構成する。また、支柱1の両端とな
るポール部材2,3の各先端には防水ラバー5a,6a
付きのキャップ5,6を設け、支柱1上端位置に固定フ
ック8を取り付け、途中複数箇所に可動フック9を取り
付る。そして、例えば集合住宅空室のベランダ11の周
縁に沿って複数本の支柱1を立設し、固定フック8,ネ
ジ締結具4および可動フック9に引っかけてネット7を
張設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の開放され
た張出し部への鳥の侵入を防止する防鳥ネット取付け構
造及びそのためのネット取付け用の支柱に関し、特に集
合住宅の空室のベランダ等に適用するのに好適な防鳥ネ
ット取付け構造及び支柱に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅のベランダ等、建築物の開放された
張出し部への鳩の侵入を防止するのに、視覚的,聴覚的
あるいは嗅覚的に鳩を脅すなど様々な対策が従来からな
されている。しかし、集合住宅の空室のベランダ等、人
の気配が無いため鳩が常習的に飛来するような場所で
は、ネットを張り巡らせて鳩の侵入を完全にシャットア
ウトするのが一番の手っ取り早い対策である。そこで、
集合住宅の空室等では、ベランダの周りに例えばコンク
リートフックを打ち込んで、それにネットを取り付け、
ネットでベランダ全体を覆うようにすることが従来から
行われている。その場合、ネットはゴルフネットが多く
使用されている。
【0003】それとは別に、特開平4−94632号公
報には、ベランダに立設した支柱間にレールを架設し、
ベランダを覆う防鳥用ネットをレールにスライド開閉自
在に装着することによりベランダへの鳩の侵入を防止す
るようにした装置が記載されている。
【0004】また、実開昭62−113682号公報に
は、住宅のベランダ等へ飛来する鳩の被害を防止する金
網を張るための網取付け支柱として、各種長さが異なる
支柱を準備しておくことにより、構成の違う各種ベラン
ダへも防鳥用の網を張設できるようにするというものが
記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ベラン
ダ等にコンクリートフックでネットを取り付けるために
は、高い場所でベランダの周りにコンクリートフックを
打ち込むという厄介な作業が必要であり、建物を傷つ
け、また、ネットを取り払った後にコンクリートフック
が残って美観を損なうことにもなる。また、ゴルフネッ
トのような目立つネットを使用すること自体、建物の美
観を損なう。
【0006】また、上記特開平4−94632号公報記
載のような可動式防鳥装置は、個々のベランダの構成お
よび寸法に合わせて特注する必要があり、現に人が居住
している住宅用としては便利でも、集合住宅の空室に仮
設的に設置するにはコストがかかり過ぎる。
【0007】また、実開昭62−113682号公報記
載の支柱は、長さがほぼ決まっていて、ねじだぼにより
微調整できるにすぎす、同じ支柱を構成および寸法の異
なる様々なベランダに順次転用して効率良く活用すると
いうことができない。
【0008】そこで、集合住宅の空室のベランダ等、建
築物の開放された張出し部への鳥の侵入を防止するため
のネットを低コストに張設でき、建物を傷めたり美観を
損なうことなく容易かつ着脱自在に張設できるようにす
る防鳥ネット取付け構造及び支柱を提供することが課題
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、建築物の開放
された張出し部への鳥の侵入を防止する防鳥ネット取付
け構造及び支柱を提供するもので、内外二重に嵌め合わ
せた複数のポール部材からなる伸縮自在で任意の長さに
固定可能な支柱を、張出し部の周縁に沿う複数の位置に
おいて該張出し部の上下固定構造物の間に着脱自在に取
り付け、これらの支柱を利用して、張出し部を覆うよう
ネットを張設する。この場合、集合住宅の空室のベラン
ダ等、建築物の開放された張出し部の周縁に沿って、各
コーナーを含む複数の位置に上記支柱を立設する。それ
によれば、支柱は、例えばベランダにネットを張設する
場合に、特殊な建築物を除いては建物の種類によらず同
一仕様の支柱を共用でき、それを各ベランダの構成およ
び寸法に合わせて伸縮させ上下固定構造物の間に着脱自
在に取り付けることができる。そして、それら支柱を利
用してネットを張設することにより鳩等の鳥の侵入を防
止できる。この場合、支柱およびネットはベランダの内
側で安全かつ容易に取り付けることができ、高い場所で
ベランダの周りにコンクリートフックを打ち込むような
厄介な作業は不要で、建物を傷つけることもない。そし
て、使用後は簡単に現状復帰でき、取り外した支柱は同
じ建物の他の空室は勿論、別の建物のベランダ等にも何
度でも転用でき、低コストに鳩等の侵入を防止できる。
【0010】張設するネットは、ナイロンネットが好適
であり、例えば魚網を転用できる。ナイロン製の魚網は
それ自体安価に入手できるだけでなく、軽くて細いため
支柱にかかる負担が少なく、したがって支柱を簡易で低
コストなものとすることができる。また、ナイロン製の
魚網は、細くて、透明性を有し、目立たないため、美観
を損ねないし、日の光を受けて光るため防鳥効果も増
す。
【0011】ネットを取り付けるための防鳥ネット取付
け支柱は、径の異なる複数のポール部材を内外二重に嵌
め合わせて、嵌め合い部分の出し入れにより伸縮自在と
し、且つ、嵌め合い部分を任意の位置で締結する締結手
段によって任意の支持長さに固定可能とする。こうする
ことにより防鳥ネット取付け支柱を伸縮自在で任意の長
さに固定可能に構成できる。
【0012】支柱にはネットを取り付けるため、複数の
フック部材を設けるのがよい。そして、そのフック部材
は、一部固定式で他は可動式とするのがよく、そうする
ことにより、ベランダの高さやネットのサイズに合わせ
て引っかけ位置を調整しネットを最適状態に張設するよ
うにできる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に本発明による防鳥ネット取
付け支柱の一例を示す。図において、符号1は支柱で、
径の異なる第1および第2の2本のポール部材2,3か
らなり、径の大きい中空管状の第1のポール部材2の内
側に径の小さい第2のポール部材3が摺動自在に嵌め込
まれ、その内外二重の嵌め合い部分の出し入れにより伸
縮自在で、その嵌め合い部分を固定フックを兼ねたネジ
締結具4(締結手段)により任意の位置で締結すること
によって任意の支柱長さに固定できるよう構成されてい
る。そして、第1および第2のポール部材2,3には、
嵌め合い部分とは反対側の各先端に防水ラバー5a,6
aを保持したキャップ5,6がそれぞれ取り付けられて
いる。第1および第2のポール部材2,3の材質は、例
えば強化プラスチックである。これらのポール部材2,
3はまた、アルミ合金であってもよく、スチールにメッ
キ,塗装あるいは塩ビ被覆仕上げを施したものであって
もよい。また、キャップ5,6の材質は、例えば塩化ビ
ニール樹脂である。キャップ5,6は、スプリングによ
って突っ張り方向に付勢したものであってよい。
【0014】この支柱1は、径の大きい方の第1のポー
ル部材2を下にし径の小さい方の第2のポール部材3を
上にして立設し、それにネット7を張設するものであっ
て、支柱1の上端となる径の小さい方の第2のポール部
材3の先端のキャップ6には、ネット7を引っかけて止
めるための固定フック8が設けられ、また、第1および
第2のポール部材2,3には、可動フック9が取付ブッ
シュ10を介して取り付けられている。
【0015】図2の(a)および(b)に示すように、
可動フック9は、ネジの頭部を例えば十文字の形状と
し、ネジの握り部をフックとして代用するようにしたも
のである。そして、ネジ穴を有する取付ブッシュ10が
第1のポール部材2(あるいは第2のポール部材3)に
嵌挿され、その取付ブッシュ10のネジ穴を通して可動
フック9のネジ部がねじ込まれることにより、可動フッ
ク9が取付ブッシュ10を介して第1のポール部材2
(あるいは第2のポール部材3)の任意の位置に締結固
定される。取付ブッシュ10は、第1のポール部材2と
第2のポール部材3に対しそれぞれ摺動自在なよう異な
る径寸法に構成されたものである。また、ネジ締結具4
は前述のとおり固定フックを兼ねるもので、可動フック
9と同様、ネジの頭部が例えば十文字状に形成されてい
る。
【0016】ネット7は、例えば図3に示す幅寸法aお
よび長さ寸法bがそれぞれ約1500mmおよび約60
00mmの魚網を転用したナイロンネットで、網目の間
隔が適当なものを用いる。網目の間隔が大きすぎると防
鳥の効果が弱まり、小さすぎると風圧が問題になる。
【0017】集合住宅の空室のベランダ等、建築物の開
放された張出し部への鳩等の侵入を防止するため、例え
ば図4の(a)および(b)に示すように、ベランダ1
1等の周縁に沿って、各コーナーを含む複数の位置に上
記支柱1を立設し、それにネット7を張設する。その
際、支柱1は、ベランダ11の構成および寸法に合わせ
て所要の長さに伸縮させ、両端の防水ラバー5a,6a
に圧縮力を加えた状態でネジ締結具4を締めることによ
り上下固定構造物の間に図5に示すように略垂直に取り
付ける。なお、キャップ5,6を付勢するスプリングを
設けたものでは、スプリングを適度に圧縮した状態で取
り付ける。そして、固定フック8,ネジ締結具4および
可動フック9の各フック部材に引っかけてネット7を張
設する。ネット7は、ベランダ11等の構造および寸法
に合わせて長さを整え、また、適宜複数のネットを継ぎ
張りする。また、ネット7を張る際、図6に示すような
先端に支えフックを有する引っかけ棒12を使用すると
便利である。
【0018】こうしてベランダ11等をネット7で覆う
ことにより、鳩等の鳥の侵入を防止できる。ナイロン製
の魚網を転用したネット7は、細くて、透明性が有り、
目立たないため、美観を損ねることがなく、それでい
て、日の光を受けて光るため、鳩等を近づけず、また、
侵入させないだけの強度もある。
【0019】なお、ネット7には、適宜例えば図7に示
すような引っかけリング13aにアルミ箔13bを付け
た鳥脅し用の短冊13を取り付けてもよい。アルミ箔1
3bは図示のように引っかけリング13aに直接巻き付
けてもよく、あるいは、紐で引っかけリング13aにつ
ないでもよい。
【0020】以上、本発明の実施の形態の一例を図面に
基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、様々な態様で実施できるものである。
【0021】例えば、支柱は、2本のポール部材を内側
でスプリングによって突っ張り方向に付勢するよう構成
してもよい。また、支柱を3本以上のポール部材で構成
することも可能である。
【0022】そして、固定式のフック部材および可動式
のフック部材の数および配置は適宜変更することができ
る。また、これらフック部材は上記構成のものに限ら
ず、適宜他の構成のものに変更することができる。
【0023】また、本発明は、集合住宅の空室のベラン
ダに限らず、建築物の開放された張出し部一般に広く適
用できるものである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
集合住宅の空室のベランダ等、建築物の開放された張出
し部への鳥の侵入を防止するためのネットを低コスト
で、また、建物を傷めたり美観を損なうことなく、容易
かつ着脱自在に張設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の支柱の側面図である。
【図2】図1に示す支柱に取り付ける可動フックと取付
ブッシュのユニットの分解斜視図(a),図1のA部断
面図(b)および同B部断面図(c)である。
【図3】実施の形態のネットの平面図である。
【図4】実施の形態の防鳥ネット取付け構造における支
柱の配置図(a)および(b)である。
【図5】実施の形態の防鳥ネット取付け構造の概略側面
図である。
【図6】引っかけ棒の側面図である。
【図7】短冊の平面図である。
【符号の説明】
1 支柱 2 第1のポール部材 3 第2のポール部材 4 ネジ締結具(固定フック部材) 7 ネット 8 固定フック 9 可動フック 11 ベランダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の開放された張出し部への鳥の侵
    入を防止する防鳥ネット取付け構造であって、 内外二重に嵌め合わせた複数のポール部材からなる伸縮
    自在で任意の長さに固定可能な支柱を、前記張出し部の
    周縁に沿う複数の位置において該張出し部の上下固定構
    造物の間に着脱自在に取り付け、これらの支柱を利用し
    て、前記張出し部を覆うようネットを張設することを特
    徴とする防鳥ネット取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記ネットがナイロンネットである請求
    項1記載の防鳥ネット取付け構造。
  3. 【請求項3】 前記支柱には、固定式および可動式の複
    数のフック部材が設けられている請求項1記載の防鳥ネ
    ット取付け構造。
  4. 【請求項4】 建築物の開放された張出し部に鳥の侵入
    を防止するようネットを取り付けるための防鳥ネット取
    付け支柱であって、 径の異なる複数のポール部材を内外二重に嵌め合わせ
    て、嵌め合い部分の出し入れにより伸縮自在とし、且
    つ、前記嵌め合い部分を任意の位置で締結する締結手段
    によって任意の支柱長さに固定可能としたことを特徴と
    する防鳥ネット取付け支柱。
  5. 【請求項5】 固定式および可動式の複数のフック部材
    が設けられた請求項1記載の防鳥ネット取付け支柱。
JP11234812A 1999-08-20 1999-08-20 防鳥ネット取付け構造及び支柱 Pending JP2001057839A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019058078A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 慎示 石橋 防鳥装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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