JP2845736B2 - 張力調整装置 - Google Patents

張力調整装置

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JP2845736B2
JP2845736B2 JP27895693A JP27895693A JP2845736B2 JP 2845736 B2 JP2845736 B2 JP 2845736B2 JP 27895693 A JP27895693 A JP 27895693A JP 27895693 A JP27895693 A JP 27895693A JP 2845736 B2 JP2845736 B2 JP 2845736B2
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yoke
permanent magnet
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adjusting device
magnetic
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重治 新井
康弘 鈴木
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OGURA KURATSUCHI KK
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OGURA KURATSUCHI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一対の永久磁石の間
にヒステリシス材製のディスクを介装した磁気継手を複
数個連ねた張力調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の張力調整装置は、図5・図6に図
示された構造であり、この本体1に磁気継手2の第1ヨ
ーク3が図示せぬねじにより固定されている。第1ヨー
ク3の本体1への取付け面となる外側面側の外周面には
環状な鍔部3aが形成されており、また内側面側には円
周方向に極性を交互に変えた環状な第1永久磁石4が固
着されている。
【0003】また第1ヨーク3と同心状に環状な第2ヨ
ーク5が配置されており、この第2ヨーク5も第1ヨー
ク3と同様に、外側面側の外周面に鍔部5aが形成さ
れ、内側面側には第1永久磁石4と同心状に配置される
とともに同一な極配列からなる環状な第2永久磁石6が
固着されている。
【0004】第1ヨーク3と第2ヨーク5の各内側面側
の内径面には凹部3b・5bが夫々形成されており、こ
れら凹部3b・5bに外輪が圧入嵌合された一対の軸受
7により、第1ヨーク3と第2ヨーク5には回転軸8が
回転自在に支持されている。また回転軸8には、ヒステ
リシス材製の円板状ディスク9がハブ10を介して軸着
されており、ディスク9は第1永久磁石4と第2永久磁
石6に対して所定の隙間をおいて介装されている。な
お、ハブ10は非磁性材製(合成樹脂材やアルミ材な
ど)であり、小径円筒状の一対のボス部10a端面を軸
受7の内輪に当接している。一方、第1ヨーク3の外周
面には、鍔部3aに端面が当接するように嵌合された非
磁性材製(合成樹脂材やアルミ材など)からなる円筒形
の結合部材11が一体に固定されている。
【0005】またこの結合部材11の第1ヨーク3とは
反対側には円周方向の長孔11aが形成されており、こ
の長孔11aから挿入される調整ねじ12を第2ヨーク
5のねじ孔5cに螺合することにより、結合部材11を
第2ヨーク5に着脱自在に固定している。なおこの実施
例の磁気継手2においては、ハブ10のボス部10aを
軸受7の内輪端面に当接した状態で、第1ヨーク3に一
体に固定された結合部材11の端部と第2ヨーク5の鍔
部5aとの間には微小な隙間Sが形成されており、これ
ら結合部材11の端部と第2ヨーク5の鍔部5aとは非
接触状態である。このような構造からなる磁気継手2を
装着した張力調整装置には、回転軸8の先端にねじで軸
着されるテンションプーリや、線押えとガイドプーリな
どが配設される。
【0006】以上のような構造とした張力調整装置は、
第1永久磁石4と第2永久磁石6の磁界の中でディスク
9が磁化されているので、このディスク9が軸着される
回転軸8の先端の図示せぬテンションプーリが回転する
と、ディスク9が磁界を断ち切りながらその誘導極性を
変えていくため、テンションプーリは第1永久磁石4と
第2永久磁石6の磁界によるディスク9の磁化力に従っ
て制動トルクが設定される。またテンションプーリの制
動トルクを変える場合は、調整ねじ12を緩めて第2ヨ
ーク5を回動することにより、第1永久磁石4と第2永
久磁石6の相対位置を調整する。そして調整後は、調整
ねじ12を締め直せばよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来、このような磁気
継手2を複数個連ねた張力調整装置は線条材の撚り線機
に使用されているが、線条材が掛けられるテンションプ
ーリの制動トルクを調整するためには、各磁気継手2の
調整ねじ12を緩めて第1ヨーク3の第1永久磁石4に
対して第2ヨーク5の第2永久磁石6の相対位置を調整
しなければならず、その作業が煩雑であった。この発明
は、張力調整装置に複数個連ねて配置された各磁気継手
の制動トルクの調整を簡単にすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
べくこの発明は、支持板と、この支持板に間隔をおいて
複数個連ねて配置された磁気継手と、前記支持板に穿設
された貫通孔に挿通された前記磁気継手の回転軸と、こ
れら回転軸の先端に個々に軸着されたテンションプーリ
とを備えた張力調整装置において、前記各磁気継手は、
前記支持板に固定されるとともに円周方向の極性を交互
に変えた第1永久磁石が固着された第1ヨークと、この
第1ヨークと同心状にかつ回転自在に配置されるととも
に前記第1永久磁石と同心状に配置され同一な極配列か
らなる第2永久磁石が固着された第2ヨークと、前記第
1永久磁石と前記第2永久磁石の間に介装され前記回転
軸に軸着されたヒステリシス材製のディスクからなり、
前記各第2ヨークを同時に回動操作するトルク調整装置
を構成したことを特徴とする。
【0009】また別の発明として、前記支持板に円弧状
の長孔を穿設し、この長孔に挿通される止めねじによ
り、前記第1ヨークと前記支持板を一体に固定したこと
を特徴とする。
【0010】
【作用】張力調整装置は、一対の永久磁石の磁界の中に
ディスクが介装され磁化されているので、線条材が掛け
られたテンションプーリはディスクの磁化力に抗して回
転する。テンションプーリの制動トルクは、トルク調整
装置により一対の永久磁石の相対位置を変えることによ
り調整される。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の一実施例である張力調整装
置の正面図であり、図2は図1の背面図、図3は図1の
一部省略したA−A線断面図、図4はテンションプーリ
を取除いた要部拡大正面図である。これら図面におい
て、符号13は撚り線機にねじ止めされる支持板として
の張力調整装置の本体であり、上端部と下端部を折り曲
げた断面コ字状の長尺物である。
【0012】この張力調整装置は、線条材(例えば糸)
14を下スネールガイド15に通し線押え16で挾み込
んでからガイドプーリ17とテンションプーリ18に掛
け、上スネールガイド19を通って撚り線機側に走行さ
せる構成である。なお符号20は、円弧状のガイドプレ
ートである。
【0013】またテンションプーリ18は、本体13の
背面側の同一線上に間隔をおいて複数個配置された磁気
継手21の各回転軸22に図示せぬねじで固定されてい
る。磁気継手21は、本体13に穿設された円弧状の一
対の長孔23(図4参照)から挿通された止めねじ24
をねじ孔25aに螺合することにより本体13に環状な
第1ヨーク25が固定されている。この第1ヨーク25
は、本体13への取付け面となる外側面側の外周面に環
状な鍔部25bが形成され、また内側面側には円周方向
に極性を交互に変えた環状な第1永久磁石26が固着さ
れている。
【0014】また第1ヨーク25と同心状に環状な第2
ヨーク27が配置されており、この第2ヨーク27も第
1ヨーク25と同様に、外側面側の外周面に鍔部27a
が形成され、内側面側には第1永久磁石26と同心状に
配置されるとともに同一な極配列からなる環状な第2永
久磁石28が固着されている。
【0015】第1ヨーク25と第2ヨーク27の各内径
面には軸受29が圧入嵌合されており、これらヨークに
は回転軸22が回転自在に支持されている。また回転軸
22には、第1永久磁石26と第2永久磁石28に対し
て所定の隙間をおいて介装されたヒステリシス材製の円
板状ディスク30が軸着されている。なお、符号31は
非磁性材製(合成樹脂材やアルミ材など)のカラーであ
る。
【0016】一方、第1ヨーク25の外周面には、鍔部
25bに端面が当接するように嵌合された非磁性材製
(合成樹脂やアルミ材など)からなる円筒形の結合部材
32がピンで一体に固定されている。またこの結合部材
32は、第2ヨーク27の外周面に嵌合されて支持され
ている。なお、結合部材32の端面と第2ヨーク27の
鍔部27aは非接触状態になっている。
【0017】次に、トルク調整装置33を説明する。こ
のトルク調整装置33は、本体13の背面側の長手方向
両端に固定された第1支持台34と第2支持台35を有
し、これら第1・第2支持台34・35の間に断面L字
状の長尺物からなる操作板36が架設されている。操作
板36の第1支持台34側にはねじ孔を有するコマ37
が固定されており、このコマ37のねじ孔には、第1支
持台34に軸受38を介して回転自在に支持された調整
ねじ39が螺合されている。
【0018】また操作板36の第2支持台35側には、
貫通孔が穿設されたコマ40が固定されており、このコ
マ40の貫通孔には、第2支持台35に植設されたピン
41が挿入されている。一方、操作板36には複数の長
孔36aが穿設されており、各長孔36aには、第2ヨ
ーク27に植設されたピン42が挿入されいる。な
お、図1の右側に図示された本体13の長孔13aに
は、コマ37に植設されたピン43が挿入されており、
また長孔13aの縁部には目盛が刻印されている。
【0019】以上のような構造からなる張力調整装置
は、線条材14が撚り線機のモータによりテンションプ
ーリ18のプーリ溝を走行することにより、テンション
プーリ18と回転軸22、そして一対の永久磁石26・
28間のディスク30が回転する。このときディスク3
0は一対の永久磁石26・28により磁化されており、
この磁化力によりテンションプーリ18は制動されてい
る。したがって、この制動トルクにより線条材14には
一定の張力が付与されている。
【0020】ここで、線条材14に付与する張力を調整
するときは、調整ねじ39を回動して操作板36を左右
に移動することにより第2ヨーク27を回動すればよ
い。すなわち、トルク調整装置33により第1永久磁石
26と第2永久磁石28の相対位置を調整することによ
り、ディスク30の磁化力を変えればよい。また、複数
個連ねて配置された磁気継手21の第1永久磁石26と
第2永久磁石28の相対位置が組付け上ずれている場合
には、第1ヨーク25を本体13に止めねじ24で固定
するときに、止めねじ24を本体13の長孔23内で移
動させて締め直せば調整ができる。
【0021】
【発明の効果】以上のようにこの発明では、支持板に間
隔をおいて複数個連ねて配置された磁気継手の各第2ヨ
ークを、同時に回動操作するトルク調整装置を構成した
ので、張力調整装置の制動トルクを、換言すれば線条材
に付与される張力を簡単に調整できる。また、前記支持
板に円弧状の長孔を穿設しこの長孔に挿通される止めね
じにより、前記第1ヨークと前記支持板を一体に固定す
るようにしたので、各磁気継手を支持板に装着するとき
に初期調整が可能となり、線条材に付与される張力の各
磁気継手ごとのばらつきを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である張力調整装置の正面
図である。
【図2】図1の背面図である。
【図3】図1の一部省略したA−A線断面図である。
【図4】テンションプーリを取除いた要部拡大正面図で
ある。
【図5】従来の磁気継手の断面図である。
【図6】図5の側面図である。
【符号の説明】
13 本体(支持板) 14 線条材 21 磁気継手 23 長孔 25 第1ヨーク 26 第1永久磁石 27 第2ヨーク 28 第2永久磁石 30 ディスク 33 トルク調整装置 36 操作板 39 調整ねじ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持板と、この支持板に間隔をおいて複数
    個連ねて配置された磁気継手と、前記支持板に穿設され
    た貫通孔に挿通された前記各磁気継手の回転軸と、これ
    ら回転軸に個々に軸着されたテンションプーリとを備え
    た張力調整装置において、前記各磁気継手は、前記支持
    板に固定されるとともに円周方向の極性を交互に変えた
    第1永久磁石が固着された第1ヨークと、この第1ヨー
    クと同心状にかつ回転自在に配置されるとともに前記第
    1永久磁石と同心状に配置され同一な極配列からなる第
    2永久磁石が固着された第2ヨークと、前記第1永久磁
    石と前記第2永久磁石の間に介装され前記回転軸に軸着
    されたヒステリシス材製のディスクからなり、前記各第
    2ヨークを同時に回動操作するトルク調整装置を構成し
    たことを特徴とする張力調整装置。
  2. 【請求項2】前記支持板に円弧状の長孔を穿設しこの長
    孔に挿通される止めねじにより、前記第1ヨークと前記
    支持板を一体に固定したことを特徴とする請求項1記載
    の張力調整装置。
JP27895693A 1993-10-12 1993-10-12 張力調整装置 Expired - Lifetime JP2845736B2 (ja)

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JPH07101632A JPH07101632A (ja) 1995-04-18
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