JPH0118900Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0118900Y2
JPH0118900Y2 JP3150888U JP3150888U JPH0118900Y2 JP H0118900 Y2 JPH0118900 Y2 JP H0118900Y2 JP 3150888 U JP3150888 U JP 3150888U JP 3150888 U JP3150888 U JP 3150888U JP H0118900 Y2 JPH0118900 Y2 JP H0118900Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
pulley
electromagnetic clutch
flange portion
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3150888U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63187730U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3150888U priority Critical patent/JPH0118900Y2/ja
Publication of JPS63187730U publication Critical patent/JPS63187730U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0118900Y2 publication Critical patent/JPH0118900Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pulleys (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、断面L字状を呈する形状のロータ
に、このロータの外側磁束路部を構成する円筒状
のフランジ部が形成された薄肉鋼板材製Vプーリ
を固着した電磁クラツチに関する。
〔従来の技術〕
一般に、電磁クラツチのロータには薄肉鋼板材
製Vプーリが固着されている。
ロータは、冷間や熱間の鍛造加工により鋼材を
塑性加工し断面L字状を呈する環状部材に形成さ
れ、また、Vプーリは、薄肉鋼板を絞り加工によ
りV溝部とこのV溝部の一方に延設された円筒状
のフランジ部とを有する形状に形成される。そし
て、これらロータとVプーリとは、融接法や圧接
法による溶接加工にて一体に固着されたりボルト
により一体に固着される(実開昭50−36940号公
報・実開昭57−10533号公報・特開昭57−1186639
号公報参照)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような電磁クラツチでは、薄肉鋼板材製V
プーリは鍛造加工により形成されたロータの外側
磁束路部として構成されるので、この種装置の軽
量化や経済性の面で優れているが、これらロータ
とVプーリの固着部分にはベルトのテンシヨンが
かかり破損事故を起こしたりVプーリの変形によ
る偏心回転の振れが起こる場合が予測される。そ
してVプーリの機械的強度やこのVプーリとロー
タとの固着強度を設計上考慮すると、必ずしも満
足のいく電磁クラツチが提供できないという問題
点があつた。
この考案は、このような問題点を解決した電磁
クラツチを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そして、この考案は、VプーリのV溝部の底部
をロータの円板状フランジ部の外周面に嵌合固着
したことに特徴がある。
〔作用〕
このように構成される電磁クラツチは、Vプー
リのV溝部に掛止されるベルトのテンシヨンが直
接ロータにかかる。
〔実施例〕
ついで、この考案の実施例である電磁クラツチ
を説明する。第1図は、第一の実施例である電磁
クラツチの断面図であり、図示されているよう
に、鍛造加工により形成されたロータ6は、円筒
状の内側磁束路部6bと磁束迂回用長孔7が形成
され正面を摩擦面とした円板状のフランジ部6a
とからなる断面L字状を呈する環状部材であり、
このロータ6の外側には、薄肉鋼板材製Vプーリ
8が固着されている。この薄肉鋼板材製Vプーリ
8は、V溝部8aとこのV溝部8aの一方のV溝
片側壁部より内方に延設された円板状のフランジ
部8cとこのフランジ部8cより軸線方向に延設
され前記ロータ6の外側磁束路部として構成され
る円筒状のフランジ部8bとからなる形状であつ
て、V溝部8aの底部8dを前記ロータ6のフラ
ンジ部6aの外周面に嵌合するとともに、フラン
ジ部8cの側面を前記ロータ6のフランジ部6a
の背面に当接させて溶接加工にて前記ロータ6に
嵌合固着されている。
このようにロータ6とVプーリ8とを一体に固
着することによつて形成されたロータ6のフラン
ジ部6aの背面には、断面コ字状を呈する環状溝
12が形成され、この環状溝12内には、電磁コ
イル13を内蔵したフイールドコア9が収納され
ている。そして、このフイールドコア9の背面が
固着されたベアリングホルダー14上に、軸受を
介して前記ロータ6が空転自在に支持されてい
る。
ロータ6のフランジ部6aの正面には、所定の
間〓をおいてアーマチユア15が対向しており、
このアーマチユア15は、板ばね16を介してア
ーマチユアハブ17に軸線方向可動に支持されて
いる。
このような構成からなる電磁クラツチは、Vプ
ーリ8に掛止される(図示せぬ)ベルトを介して
ロータ6が回転され、この回転は、電磁コイル1
3に電圧印加することにより発生する磁束の磁気
吸引によつて、アーマチユア15がロータ6に磁
気吸着されることによりアーマチユアハブ17に
伝達される。
次に、第2図は、第二の実施例である電磁クラ
ツチの要部断面図であり、図示されているよう
に、ロータ10のフランジ部10aの外周面に
は、V溝部11aと円筒状のフランジ部11bと
からなる形状の薄肉鋼板材製のVプーリ11が固
着されている。そして、第一の実施例の電磁クラ
ツチでは、Vプーリ8に円板状フランジ部8cを
形成しこのフランジ部8cをロータ6のフランジ
部6aに固着したが、この実施例の電磁クラツチ
では、Vプーリ11の底部11cをロータ10の
フランジ部10aの外周面に固着している点で相
違している。なお、その他の構成並びに作用は第
一の実施例と同等であるから、これら説明は省略
する。
〔効果〕
以上の説明から明らかなように、この考案によ
ると、VプーリのV溝部の底部をロータのフラン
ジ部外周面に嵌合固着したので、このVプーリに
掛止されるベルトのテンシヨンは直接ロータにか
かるから、固着部分の破損事故や振れの問題は解
決され設計上満足のいく信頼性の高い電磁クラツ
チが提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第一の実施例である電磁ク
ラツチの断面図、第2図はこの考案の第二の実施
例である電磁クラツチの要部のみの断面図であ
る。 図面において、6,10……ロータ、8,11
……Vプーリ、8a,11a……V溝部、8b,
11b……円筒状のフランジ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒状の内側磁束路部と正面を摩擦面とした円
    板状のフランジ部とからなる断面L字状を呈する
    形状のロータと、円筒状のフランジ部とV溝部と
    からなり前記ロータのフランジ部に固着された薄
    肉鋼板材製Vプーリと、これらロータとVプーリ
    とにより前記ロータのフランジ部の背面に形成さ
    れた環状溝を備えた電磁クラツチにおいて、前記
    VプーリのV溝部の底部を前記ロータのフランジ
    部外周面に嵌合固着したことを特徴とする電磁ク
    ラツチ。
JP3150888U 1988-03-09 1988-03-09 Expired JPH0118900Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3150888U JPH0118900Y2 (ja) 1988-03-09 1988-03-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3150888U JPH0118900Y2 (ja) 1988-03-09 1988-03-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63187730U JPS63187730U (ja) 1988-12-01
JPH0118900Y2 true JPH0118900Y2 (ja) 1989-06-01

Family

ID=30837309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3150888U Expired JPH0118900Y2 (ja) 1988-03-09 1988-03-09

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0118900Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101724916B1 (ko) 2015-10-02 2017-04-07 현대자동차주식회사 리어범퍼 봉인구조

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101724916B1 (ko) 2015-10-02 2017-04-07 현대자동차주식회사 리어범퍼 봉인구조

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63187730U (ja) 1988-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0953784B1 (en) Magnetic clutch and brake unit
JP3479921B2 (ja) 電磁継手用ロータ
US4287976A (en) Electromagnetic clutches
JPH0429136Y2 (ja)
US6031309A (en) Electromagnet clutch
JPH0118900Y2 (ja)
JPS59226721A (ja) 電磁クラツチ
US3570640A (en) Clutch bearing assembly
JPH0121223Y2 (ja)
JP2532021Y2 (ja) 無励磁作動形電磁ブレーキ
JPS6347295Y2 (ja)
JPH047383Y2 (ja)
JPH087148Y2 (ja) 電磁スプリングクラツチ
JPS6146265Y2 (ja)
JPH0266324A (ja) 電磁クラッチ
JPS646418Y2 (ja)
JPH0625718Y2 (ja) 電磁クラッチ等におけるアーマチュアとハブの連結構造
JPS637711Y2 (ja)
JPS5912428Y2 (ja) 摩擦式電磁連結装置
JPS6238021Y2 (ja)
JPH0650347A (ja) 外部駆動型圧縮機
JPS6242182Y2 (ja)
JPH0317063Y2 (ja)
JPS626988Y2 (ja)
JPH085384Y2 (ja) 電滋スプリングクラツチ