JP2002205282A - トルクドライバー - Google Patents

トルクドライバー

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JP2002205282A
JP2002205282A JP2000403108A JP2000403108A JP2002205282A JP 2002205282 A JP2002205282 A JP 2002205282A JP 2000403108 A JP2000403108 A JP 2000403108A JP 2000403108 A JP2000403108 A JP 2000403108A JP 2002205282 A JP2002205282 A JP 2002205282A
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magnet
magnetic
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torque
shaft
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JP2000403108A
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Shigeji Sumi
茂治 角
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Nidec Corp
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Nidec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間使用しても締め付けトルクに誤差が発
生することのなく、高精度で信頼性の高いトルクドライ
バーを提供すること。 【解決手段】 外筒2の内周面に一体的に取り付けら
れ、周方向に交互に磁性を反転させて磁極が形成された
円筒状のマグネット4と、シャフト6に軸支され、上記
マグネット4の内周径より小さい径を有する鉄心5とを
備え、マグネット4の磁気に起因する吸引力によって、
シャフト6が外筒2の回転に連動するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ねじやボルト等を
締め付けるためのトルクドライバー、特に締め付けトル
クを設定可能なトルクドライバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ねじやボルト等を規定の締め付け
トルクで取り付けることのできるトルクドライバーが広
く知られており、この種のトルクドライバーとして、例
えば、図17に示すように、実開平2−85572号公
報に開示されているような構成を有するものがある。
【0003】このトルクドライバー300は、作業者に
よって矢印Xの方向に回転操作される筒状の本体301
と、この本体301の内周面に一体回転可能に取り付け
られたマグネット302と、本体301の一方端から突
出し本体301内に相対回転自在に支持されたシャフト
303と、シャフト303に取り付けられ、マグネット
301の磁力によって密着する密着部材304とを備え
ている。そして、作業者による本体301の回転トルク
がマグネット302と密着部材304との間に働く磁力
よりも小さいうちは、シャフト303の回転力がシャフ
ト303に伝達され、シャフト303は本体301と一
体的に回転する。また、上記回転トルクがその磁力より
も大きくなると、密着部材304とマグネット302と
の密着状態が解除されて、急激に本体301の回転力が
小さくなる。これにより、シャフト303の回転力がシ
ャフト303に伝達されず、シャフト303は本体30
1に対して空回りし、締め付けトルクを超えるトルクで
ねじ等の被締付部材が締め付けられるのを回避すること
ができるとともに、締め付け時の手応えに変化が起きて
上記規定のトルクによる締め付けが完了したことが作業
者に認識されるようになっている。
【0004】また、従来のトルクドライバーとしては、
上記構成のもの以外に、筒状本体とシャフトとの間を、
クラッチ機構を含む機械的手段によって連結し、本体の
回転により上記機械的手段を介してシャフトを回転させ
るとともに、予め設定されたトルク以上になった時には
クラッチ機構に離脱動作させて本体をシャフトに対して
空転させるように構成したものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記前者のトルクドラ
イバーにあっては、密着部材304とマグネット302
とが密着したり離反したりすることから、長期間使用し
ているうちに、上記密着部材304やマグネット302
の接触疲労などによって設定した締め付けトルクに誤差
が生じるという問題があった。
【0006】また、後者のトルクドライバーにあって
も、機械的部分の磨耗や摩擦力により締め付けトルクに
誤差が生じ、特に微小なトルクを高精度に設定すること
が困難であるという問題がある。
【0007】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
り、長期間使用しても上記のような誤差が発生すること
がなく、高精度で信頼性の高いトルクドライバーを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、筒状の本体と、上記本体の内周面に固着されたマグ
ネットと、上記本体の軸心上に配設され、上記本体に相
対回転自在に支持されたシャフトと、上記シャフトに径
方向外方に突出して取り付けられた磁性体とを有し、上
記マグネットの磁気に起因する吸引力によって、上記シ
ャフトが上記本体の回転に連動するように構成されてい
ることを特徴とする。
【0009】この発明によれば、本体が作業者により回
転されると、この本体に取り付けられたマグネットも一
体的に回転する。その場合に、磁性体はマグネットによ
って吸引されているが、本体に作用する回転トルクが互
いに引き付け合うマグネットと磁性体とを引き離す大き
さに達していないときは、上記磁力によって磁性体がマ
グネット及び本体に連れ回り、シャフトが回転する。一
方、本体に作用する回転トルクがマグネットと磁性体と
を引き離す大きさに達すると、引き付け合っていた鉄心
とマグネットの磁極とが引き離される。これにより、ね
じ等の被締付部材を過度に締め付けるのを防止すること
ができるとともに、締め付け時の手応えに変化が起き、
上記磁力の大きさによって決定される締め付けトルクに
よる締め付けが完了したことを作業者に認識させること
ができる。
【0010】また、磁性体がマグネットによって吸引さ
れるようにしたから、マグネットと磁性体とが接触する
ことがない。これにより、長期間使用しても締め付けト
ルクに誤差が発生することがなく、高精度で信頼性の高
いトルクドライバーが得られることになる。
【0011】さらに、磁性体とマグネットとの間に作用
する吸引力を調整することにより、微小なトルクから比
較的大きなトルクまでを精度よく設定することができ、
高精度なトルクドライバーが得られる。
【0012】そして、請求項2に記載の発明のように、
上記マグネットは、周方向に交互に磁性を反転させて磁
極が形成された円筒状とされているとともに、上記磁性
体は、上記マグネットの各磁極に対応して突出する構造
とするとよい。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のトルクドライバーにおいて、上記マグネットは、上記
磁性体に対し軸方向に相対移動可能に構成されているこ
とを特徴とする。
【0014】この発明によれば、マグネット及び磁性体
を軸方向に相対移動可能としたから、マグネットの内周
面と磁性体の外周面とが対向する領域を調節することが
できる。これにより、磁性体とマグネットとの間に発生
する磁力を調節することができ、延いては、締め付けト
ルクを調節することができる。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3に記載のトルクドライバーにおいて、上記マグネット
は、軸方向に複数配設されており、少なくとも一のマグ
ネットの各磁極は、他のマグネットの同極に対して周方
向にずらすことができるようになっていることを特徴と
する。
【0016】この発明によれば、少なくとも一のマグネ
ットの各磁極を他のマグネットの同極に対して周方向に
ずらすことができるように構成したから、上記一のマグ
ネットの磁極を他のマグネットの同極に対して周方向に
適宜所定量ずらすことで、全てのマグネットと磁性体と
の間に作用する磁力を調節することができ、延いては、
締め付けトルクを調節することができる。
【0017】請求項5に記載の発明は、筒状の本体と、
上記本体の内周面に固着された操作側マグネットと、上
記本体の軸心上に配設され、上記本体に相対回転自在に
支持されたシャフトと、上記シャフトに固着され、上記
操作側マグネットに対向した出力側マグネットとを有
し、上記両マグネット間に作用する磁気力によって、上
記シャフトが上記本体の回転に連動するように構成され
ていることを特徴とする。
【0018】この発明によれば、本体が作業者により回
転されると、この本体の内周面に固着された操作側マグ
ネットも一体的に回転する。その場合に、操作側マグネ
ットとシャフトに固着された出力側マグネットとは互い
に磁気的に吸引されるが、本体に作用する回転トルクが
これらのマグネットを引き離す大きさに達していないと
きは、上記磁力によって出力側マグネットが操作側マグ
ネット及び本体に連れ回り、シャフトが回転する。一
方、本体に作用する回転トルクが上記両マグネットの間
に作用する磁気力に達すると、両マグネットが引き離さ
れる。これにより、上記請求項1に記載の発明と同様
に、被締付部材を過度に締め付けるのを防止することが
できるとともに、締め付け時の手応えに変化が起き、上
記磁力の大きさによって決定される締め付けトルクによ
る締め付けが完了したことを作業者に認識させることが
できる。
【0019】また、この構成においても、両マグネット
が接触することがないので、長期間使用しても締め付け
トルクに誤差が発生することがなく、高精度で信頼性の
高いトルクドライバーが得られるとともに、両マグネッ
トの間に作用する吸引力を調整することにより、微小な
トルクから比較的大きなトルクまでを精度よく設定する
ことができ、高精度なトルクドライバーが得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明に係るトルクドライバーの
実施の形態について説明する。
【0021】図1は、本実施形態に係るトルクドライバ
ーの断面図、図2は、図1のA−A矢視断面図である。
【0022】図1、図2に示すように、トルクドライバ
ー1は、外筒2、内筒3、マグネット4、鉄心5、シャ
フト6、ダイヤル部材7及びストッパ8を備える。
【0023】外筒2は、作業者によって回転操作される
部材である。先端側(図1の左側)略半分の外周面には
螺子部2aが設けられており、この螺子部2aにダイヤ
ル部材7が螺合している。螺子部2aには、軸方向に延
びるスリット2a’が設けられている。このスリット2
a’の幅は、ストッパ8の幅と略同一とされているか
ら、ストッパ8はスリット2a’内を軸方向にのみ移動
可能となっている。
【0024】内筒3は、径の異なる3つの円柱状内周面
を有する部材であり、これらの内周面のうちシャフト6
に最も近くで対向する第1の内周面3aと、シャフト6
を相対回転自在に支持するベアリング9,10が取り付
けられた第2の内周面3bと、シャフト6に最も離間し
て対向し、マグネット4が取り付けられた第3の内周面
3cとを有する。内筒3は、外筒2に遊嵌しており、外
筒2に対する周方向の回転はストッパ8及びスリット2
a’により規制されているから、図1に示す内筒3が最
も後端側に位置する状態と、図3に示す内筒3が最も先
端側に位置する状態との間で、外筒2に対し軸方向にの
み相対移動可能とされている。なお、ベアリング9,1
0はシャフト6に軸方向に摺動自在に支持されている。
【0025】図2に示すように、マグネット4は、円筒
形状とされており、S極及びN極が周方向に交互に同ピ
ッチで着磁されて計4つの磁極を有する。
【0026】鉄心5は、一磁性体であり、シャフト6に
一体的に嵌合固定されている。鉄心5は、図2に示すよ
うに、軸方向に垂直な方向の切断面が、略90度のピッ
チで径方向外方に突出する略十字状とされており、最外
径(軸心位置Oから突出部5aの先端までの距離)RT
は、マグネット4の内周面の径RMより小さい。したが
って、マグネット4及び鉄心5が同一軸心上に配設され
ていることから、マグネット4と鉄心5とは嵌合可能と
されており、両部材4,5が嵌合したときには、その嵌
合した部分において、鉄心5の突出部5aとマグネット
4の内周面とが所定の間隙を介して対向するようになっ
ている。
【0027】マグネット4及び鉄心5が、軸心方向に完
全ずれているとき(図3の状態)あるいは一部が重なっ
ているとき、両部材4,5間には、互いに嵌合するよう
に引き付け合う略軸心方向の磁力が作用する。なお、後
述するが、鉄心5はシャフト6に固定されているから、
マグネット4が鉄心5に引き寄せられることになるが、
ダイヤル部材7及びストッパ8の当接によって、マグネ
ット4の鉄心5側への移動が規制されている。
【0028】マグネット4と鉄心5が、軸心方向に一部
もしくは完全に重なり合うとき、図2に示すように、マ
グネット4の各磁極に対しそれぞれ1つの突出部5aが
対向し、各突出部5aは、マグネット4の各磁極の対極
に磁化される。その場合に、外筒2に及ぼされる回転ト
ルクが締め付けトルクに達しないうちは、各突出部5a
は、マグネット4の各磁極との間で径方向に引き付け合
う磁力により、マグネット4の各磁極の略中央位置に対
向する(各突出部5aは、その中央がマグネット4の各
極の周方向中央部と軸中心とを結ぶ線上に位置する)。
そして、マグネット4と鉄心5との間に作用する径方向
の磁力は、マグネット4の各磁極と鉄心5の突出部5a
との対向する部分(マグネットの鉄心の重なり度合い)
の多少に応じて変化する。すなわち、上記径方向の磁力
は、対向部分が多いほど大きくなる。
【0029】本実施形態のトルクドライバー4において
は、マグネット4と鉄心5との間に作用する軸方向の磁
力及び径方向の磁力の大きさによって締め付けトルクが
決定される。図1に示すように、上記両部材が軸心方向
に完全に重なり合うとき、マグネット4の各磁極からの
磁力線が最も多く鉄心5の突出部5aを通るから、設定
可能な締め付けトルクが最大となり、図3に示すよう
に、マグネット4及び鉄心5の軸心方向の位置が完全ず
れているとき、鉄心5の突出部5aを通る磁力線が最も
少ないから、設定可能な締め付けトルクが最小となる。
【0030】シャフト6は、外筒2の左端部に配設され
た第1支持部材11に取り付けられたベアリング12、
内筒3の第2の内周面3bに取り付けられたベアリング
9,10、及び、外筒2の右端部に配設された第2支持
部材13に取り付けられたベアリング14に相対回転自
在に支持されている。シャフト6の右側の部分は、鉄心
5に内嵌しているとともに、左側の部分は外筒2から突
出しており、この突出部分の先端にボルト等が嵌着され
る嵌着部15が取り付けられている。
【0031】ダイヤル部材7は、例えばナット等、内面
に螺子部を有する円筒状の部材であり、外筒2の螺子部
2aに螺合している。ダイヤル部材7は、作業者によっ
て周方向に回転されることにより、軸方向に移動するよ
うになっている。
【0032】ストッパ8は、内筒3の適所に取り付けら
れて外筒2の外周面から外方に突出する部材である。上
述したように、マグネット4は、鉄心5と全く重なり合
っていないとき、或いは、一部で重なり合っているとき
には、略軸方向に作用する磁力によって鉄心5に引き付
けられることになるが、この軸方向の磁力によってマグ
ネット4が鉄心5側へ移動するのを、このストッパ8が
ダイヤル部材7に当接することで規制するようになって
いる。
【0033】したがって、ダイヤル部材7を回転させる
と、このダイヤル部材7は軸方向に移動することになる
が、ダイヤル部材7を鉄心5側(矢印ア方向)に移動さ
せたときには、その移動に伴って、ダイヤル部材7によ
り規制されつつ上記軸方向の磁力によってストッパ8及
び内筒3がダイヤル部材7と同方向に移動する。また、
ダイヤル部材7を反鉄心側(矢印イ方向)に移動させた
ときには、ストッパ8がダイヤル部材7により上記軸方
向の磁力に抗して先端側に押されることによりダイヤル
部材7と同方向に移動することになる。
【0034】なお、外筒2の右端及び左端の開口部分
は、それぞれカバー部材16により覆われている。
【0035】次に、本実施形態に係るトルクドライバー
1の作用について説明する。
【0036】鉄心5の各突出部5aにおいて、N極に対
向する突出部5aはS極に、S極に対向する突出部5a
はN極に磁化される。その場合に、各突出部5aは、マ
グネット4の各磁極の略中央位置に対向するようにマグ
ネット4に対向する。
【0037】図4は、被締付部材の締付けに必要なトル
クの変化を表す図である。
【0038】この図4において、被締付部材の締付けに
必要なトルクが、締付開始してから締め付け量がLa
なるまでは、ボルト等の摩擦量に相当するほぼ一定のト
ルクで、締め付け量がLaを超えると、締め付け量に比
例してトルクが増大していくことを示している。そし
て、以下の説明において、締め付けトルクがトルク値T
Nに設定されたものとする。
【0039】作業者により外筒2が回転されると、その
回転力が締め付けトルクTNとなるまでは、マグネット
4の各磁極及び鉄心5の突出部5aは、上述した相対位
置関係をほぼ維持した状態で、鉄心5はマグネット4の
回転に連れ回る。これにより、シャフト6及び嵌着部1
5が回転し、嵌着部15に嵌着されたボルト等が回転す
る。
【0040】そして、作業者による外筒2の回転力が上
記締め付けトルクTNを超えると、マグネット4の各磁
極と鉄心5の突出部5aとの間に作用する軸方向及び径
方向の引力が上記の回転力に耐え切れず、シャフト6及
び鉄心5に対しマグネット4及び外筒2が相対回転す
る。このとき、回転力が急激に小さくなり、これで作業
者は、締め付けトルクTNで被締付部材の締め付けが完
了したことを認識する。
【0041】このように、締め付けトルクを超えるトル
クで被締付部材を締め付けることなく上記規定の締付ト
ルクで締め付けることができ、そして締め付け時には手
応えに変化を起こさせて、上記締め付けトルクによる締
め付けが完了したことを作業者に認識させることができ
るトルクドライバーとしての機能を、鉄心5とマグネッ
ト4とを接触させることなく実現したから、従来のトル
クドライバーのように接触疲労が発生することなく、長
期間使用しても設定した締め付けトルクに誤差が生じる
ことのない信頼性の高いトルクドライバーが得られる。
【0042】また、ダイヤル部材7を操作することによ
りマグネット4と鉄心5との重なり度合いを変化させる
ことで、マグネット4の各磁極と鉄心5の各突出部5a
との間に作用する軸方向および径方向の磁力の大きさを
調節することができるようにしたから、締め付けトルク
を調節することができる。
【0043】なお、マグネット4を軸方向に移動させる
機構について、上記実施形態においては、外筒2の外周
面に螺子部2aを設けてこの螺子部2aにダイヤル部材
7を螺合させ、このダイヤル部材7を回転させることに
よりマグネット4を軸方向に移動させるように構成され
ているが、このような構成に限らず、次のように構成し
てもよい。なお、同一の部材には、同一の符号を付して
いる。
【0044】図5〜図7に示すように、外筒2に上記の
ようなスリット2aを設ける代わりに、外筒2の外周面
の適所にダイヤル部材7を嵌合させるための環状溝2b
を設け、この環状溝2bにダイヤル部材7を嵌合させ
る。また、外筒2の外周面に軸方向に延びるスリット2
cを設け、内筒3の外周面の適所に取り付けられた送り
ネジ18をこのスリット2cから外方に若干突出させ
て、この送りネジ18とダイヤル部材7とを螺合させ
る。
【0045】このように構成しても、ダイヤル部材7を
回転させると上記送りネジ18及び内筒3が軸方向に移
動するから、マグネット4を軸方向に移動させることが
でき、上記実施形態と同様の作用が得られる。
【0046】次に、本発明の第2の実施形態に係るトル
クドライバーについて説明する。
【0047】図8に示すように、本実施形態に係るトル
クドライバー100は、外筒101と、マグネット10
2,103、シャフト104、ロータ105を備える。
【0048】マグネット102,103は、円筒状とさ
れており、軸方向に並べて外筒101に内嵌されてい
る。マグネット102は、外筒101の内周面に固着さ
れており(以下、固定マグネット102という)、マグ
ネット103は、図9に示すように、周方向に回転させ
て各磁極を固定マグネット102の同極に対し周方向に
ずらすことができるように構成されている(可動マグネ
ット103という)。固定マグネット102及び可動マ
グネット103は、略同一の構造とされており、図10
に示すように、着磁部(斜線部分)と非着磁部(白部
分)とが周方向に交互に同ピッチで設けられている。ま
た、各マグネット102,103における着磁部の磁極
は、周方向に交互にS極及びN極が設けられている。後
述するが、可動マグネット103によって締め付けトル
クを調節することができるようになっている。
【0049】シャフト104は、外筒101の両端部に
おいて軸受106を介して回転自在に支持されており、
図8の左端から突出して先端に嵌着部107が設けられ
ている。
【0050】ロータ105は、シャフト104に一体的
に取り付けられた略円筒状の部材である。ロータ105
の外周面には、図10に示すように、軸方向に延びる溝
部105aが複数設けられており、各溝部105aは、
マグネット102,103における着磁部及び非着磁部
の配設ピッチに対応するピッチで設けられている。ロー
タ105の外周面は、マグネット102,103の内周
面と所定の間隙を介して対向している。
【0051】ロータ105は、固定マグネット102に
よって、作業者による回転力が締め付けトルクを超えな
いうちは、ロータ105の各溝部105a間の部位10
5b(以下、凸部105bという)が固定マグネット1
02の各磁極の略中央位置に対向する状態が維持される
ようになっている(このとき、固定マグネット102の
各磁極とロータ105の凸部105bとの間に作用する
径方向の磁力を磁力F 1とする)。その上で、可動マグ
ネット103によって、締め付けトルクの調整がなされ
るようになっている。
【0052】図11は、可動マグネット103のある磁
極103aとその磁極103aに対向するロータ105
の凸部105bに注目し、可動マグネット103の各磁
極を固定マグネット102の各磁極に対し周方向にずら
したときにそれらの間に作用する磁力の大きさを説明す
るための図である。なお、磁力は、磁極103aの中央
位置である点Aと凸部105bの端部である点Bとの間
で作用するものとする。
【0053】図11(a)に示すように、ロータ105
の凸部105bが可動マグネット103の磁極103a
の中央と対向するとき、これらは最も近接し、凸部10
5bに作用する径方向の磁力F2は最大となり、ロータ
105の各凸部105bに作用する磁力の総和は最大と
なる。
【0054】次に、この位置関係から可動マグネット1
03を所定の角度だけ回転させ、図11(b)に示すよ
うに、溝部105aが注目磁極103aの略中央位置に
対向する状態となるように上記磁極103aが位置した
とき、凸部105bと磁極103aが上記図11(a)
に示す状態より離間し、凸部105bと磁極103aと
の間に作用する磁力F2は上記の状態より小さくなり、
このときロータ105の各凸部105bに作用する磁力
の総和は最小となる。
【0055】したがって、図11(a)に示す状態と図
11(b)に示す状態との間で可動マグネット103を
固定マグネット102に対し周方向に回転することによ
り、締め付けトルクを調節することができる。
【0056】そして、本実施形態においても、上述した
トルクドライバーの機能を、鉄心5とマグネット4とを
接触させることなく実現したから、長期間使用しても設
定した締め付けトルクに誤差が生じることのない信頼性
の高いトルクドライバーが得られる。
【0057】上記実施形態の他に、締め付けトルクを調
節する機構として例えば次のようなものでもよい。 (1)図12に示すように、鉄心5(またはロータ)の
凹部に嵌合する嵌合部50aを有する嵌合部材50を別
途設けてもよい。この部材50の嵌合部50aを鉄心5
の凹部に嵌合させると、マグネット4の磁力線の一部が
鉄心5を通らないで嵌合部50aを通り、鉄心5の凸部
のうち嵌合部50aに隣接する部位を通る磁力線の密度
が、図13(b)に示すように、嵌合部材50を設けな
い場合(図13(a))に比べて小さくなる。したがっ
て、嵌合部材50を軸方向に移動して鉄心5との重なり
度合いを変え、鉄心5の凸部のうち磁力線の密度が小さ
くなる部位を増減させることにより、鉄心5とマグネッ
ト4との間に作用する磁力の強さ、延いては締め付けト
ルクを調節することができる。 (2)図14(a)に示すように、磁性部(無地部分)
と非磁性部(斜線部分)とが周方向に交互に設けられた
円筒状の鉄心を、径の異なる2つの円筒に分割し、大径
側の鉄心72を小径側の鉄心72に対し周方向に相対回
転させることにより小径側の鉄心72の磁性部を通る磁
力線の密度を変えて締め付けトルクを調節するようにし
てもよい。図14(b)は、大径側の鉄心71の着磁部
の中心と小径側の鉄心72の非着磁部の中心とが一致す
る場合を示し、このとき、マグネットの磁力線が大径側
の鉄心72の非磁性部によって最も多く阻まれるから、
小径側の鉄心72の磁性部を通る磁力線の密度が最も小
さくなり、締め付けトルクが最小となる。図14(a)
は、大径側の鉄心71の着磁部の中心と小径側の鉄心7
2の着磁部の中心とが一致する場合を示し、このとき、
大径側の鉄心72の非磁性部によって阻まれる磁力線数
が最も少ないから、小径側の鉄心72の磁性部を通る磁
力線の密度が最も大きくなり、締め付けトルクが最大と
なる。 (3)マグネットを分割し、各分割マグネットをそれぞ
れ鉄心から径方向に離反させる機構を設け、この機構に
よって離反距離を変えることにより、鉄心5とマグネッ
ト4との間に作用する磁力の強さを調節することがで
き、締め付けトルクを調節することができる。 (4)上記実施形態においては、磁極が周方向に交互に
磁性を異ならせて磁極が設けられた円筒状のマグネット
が使用され、また、シャフトに取り付けられた鉄心には
上記マグネットの磁極に対応して複数の突出部を設ける
ようにしたが、これに限らず、図15に示すように、鉄
心201に一の突出部201aを設け、この突出部20
1aと所定の間隙を介して対向する面にS極及びN極の
いずれか一方の磁極を有するマグネット203を外筒2
04の内周面適所に取り付けた構造としても、本発明の
目的を達成することができる。 (5)図16に示すように、外筒301の内周面に取り
付けられた円筒状のマグネット302と、シャフト30
3にヨーク304を介して取り付けられた円筒状のマグ
ネット305とを径方向に対向させるとともに、両マグ
ネット302,305を2極構造とし、両マグネット3
02,305間に作用する磁気吸引力を利用して外筒3
01のトルクをシャフトに伝達するように構成してもよ
い。この場合も、一方のマグネットを軸方向に移動させ
て両マグネットの対向面積を変更することにより、締め
付けトルクを調整することができる。なお、締め付けト
ルクを精度よく設定できるようにするため、両マグネッ
ト302,305を2極構造としたが、この構造に限ら
ず、マグネット302,305としてそれぞれ3つ以上
の磁極を有するマグネットを採用してもよい。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、マグネットの磁気に起
因する吸引力によって、上記シャフトが上記本体の回転
に連動するように構成したから、マグネットと磁性体と
が接触することがなく、これにより、長期間使用しても
締め付けトルクに誤差が発生することがなく、高精度で
信頼性の高いトルクドライバーが得られるとともに、磁
性体とマグネットとの間に作用する吸引力を調整するこ
とにより、微小なトルクから比較的大きなトルクまでを
精度よく設定することができ、高精度なトルクドライバ
ーが得られる。
【0059】そして、マグネット及び磁性体を軸方向に
相対移動可能としたから、マグネットの内周面と磁性体
の外周面とが対向する領域を調節することができ、磁性
体とマグネットとの間に発生する磁力を調節することが
でき、延いては、締め付けトルクを調節することができ
る。
【0060】また、マグネットを軸方向に複数設け、少
なくとも一のマグネットの各磁極を他のマグネットの同
極に対して周方向にずらすことができるように構成した
から、上記一のマグネットの磁極を他のマグネットの同
極に対して周方向に適宜所定量ずらすことで、全てのマ
グネットと磁性体との間に作用する磁力を調節すること
ができ、延いては、締め付けトルクを調節することがで
きる。
【0061】また、操作側マグネットと出力側マグネッ
トとの間に作用する磁気的吸引力によって上記本体の回
転に連動するように構成したから、両マグネットが接触
することがなく、これにより、長期間使用しても締め付
けトルクに誤差が発生することがなく、高精度で信頼性
の高いトルクドライバーが得られるとともに、両マグネ
ットの間に作用する吸引力を調整することにより、微小
なトルクから比較的大きなトルクまでを精度よく設定す
ることができ、高精度なトルクドライバーが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るトルクドライバ
ーの断面図である。
【図2】 図1のA−A矢視断面図である。
【図3】 マグネット及び鉄心が、軸心方向に完全ずれ
ているときのトルクドライバーの断面図である。
【図4】 被締付部材の締付けに必要なトルクの変化を
表す図である。
【図5】 本発明の第2実施形態に係るトルクドライバ
ーの断面図である。
【図6】 同じく第2実施形態に係るトルクドライバー
の斜視図である。
【図7】 外筒の一部拡大断面図である。
【図8】 本発明の第2実施形態に係るトルクドライバ
ーの断面図である。
【図9】 可動マグネットの磁極を固定マグネットの同
極に対して周方向にずらした状態を示す図である。
【図10】 図8のB−B矢視断面図である。
【図11】 可動マグネットの各磁極を固定マグネット
の各磁極に対し周方向にずらしたときの磁力の大きさを
説明するための説明図である。
【図12】 締め付けトルクを調節する機構の他の構成
を示す図である。
【図13】 嵌合部材による作用を示す図である。
【図14】 締め付けトルクを調節する機構の別の構成
を示す図である。
【図15】 本発明の変形形態を示す図である。
【図16】 同じく本発明の変形形態を示す図である。
【図17】 従来のトルクドライバーの概略構造を示す
断面図である。
【符号の説明】
2 外筒 2a 螺子部 2a’ スリット 2b 環状溝 4 マグネット 5 鉄心 5a 突出部 6 シャフト 7 ダイヤル部材 8 ストッパ 18 送りネジ 102 固定マグネット 103 可動マグネット 105 ロータ 105a 溝部 105b 凸部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の本体と、 上記本体の内周面に固着されたマグネットと、 上記本体の軸心上に配設され、上記本体に相対回転自在
    に支持されたシャフトと、 上記シャフトに径方向外方に突出して取り付けられた磁
    性体とを有し、 上記マグネットの磁気に起因する吸引力によって、上記
    シャフトが上記本体の回転に連動するように構成されて
    いることを特徴とするトルクドライバー。
  2. 【請求項2】 上記マグネットは、周方向に交互に磁性
    を反転させて磁極が形成された円筒状とされているとと
    もに、 上記磁性体は、上記マグネットの各磁極に対応して突出
    していることを特徴とする請求項1に記載のトルクドラ
    イバー。
  3. 【請求項3】 上記マグネットは、上記磁性体に対し軸
    方向に相対移動可能に構成されていることを特徴とする
    請求項2に記載のトルクドライバー。
  4. 【請求項4】 上記マグネットは、軸方向に複数配設さ
    れており、少なくとも一のマグネットの各磁極は、他の
    マグネットの同じ磁極に対して周方向にずらすことがで
    きるようになっていることを特徴とする請求項2または
    3に記載のトルクドライバー。
  5. 【請求項5】 筒状の本体と、 上記本体の内周面に固着された操作側マグネットと、 上記本体の軸心上に配設され、上記本体に相対回転自在
    に支持されたシャフトと、 上記シャフトに固着され、上記操作側マグネットに対向
    した出力側マグネットとを有し、 上記両マグネット間に作用する磁気力によって、上記シ
    ャフトが上記本体の回転に連動するように構成されてい
    ることを特徴とするトルクドライバー。
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