JPH0775989A - 2軸独立駆動装置 - Google Patents

2軸独立駆動装置

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JPH0775989A
JPH0775989A JP22473393A JP22473393A JPH0775989A JP H0775989 A JPH0775989 A JP H0775989A JP 22473393 A JP22473393 A JP 22473393A JP 22473393 A JP22473393 A JP 22473393A JP H0775989 A JPH0775989 A JP H0775989A
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JP
Japan
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rotor
base end
bearing
end portion
magnetic
Prior art date
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Application number
JP22473393A
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English (en)
Inventor
Taisaku Hashimoto
泰作 橋本
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】第2ロータ2の基端部21を、一対のラジアル
磁気軸受3によって回転自在に支持し、第1ロータ1
を、第2ロータ2の先端部22によって回転自在に支持
した。 【効果】第2ロータ2の基端部21を太くすることがで
きるので、その曲げ剛性を高めることができる。また、
第2ロータ2の固有振動数も高くすることができるの
で、ラジアル磁気軸受3の制御周波数を高くして、第2
ロータ2を安定よく支持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2つのロータを互い
に独立させて回転させる2軸独立駆動装置にに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記2軸独立駆動装置として、円
筒状の第1ロータの内部に第2ロータを挿通し、これら
各ロータを磁気継手をそれぞれ介して、個別に回転させ
るようにしたものが知られている(例えば、特開平4−
272557号公報参照)。図3は、上記従来の2軸独
立駆動装置の一例を示す概略図である。この2軸独立駆
動装置は、円筒状の第1ロータ91を一対のラジアル磁
気軸受92によって回転自在に支持し、上記第1ロータ
91の内部に挿通した第2ロータ93を、軸受94を介
して第1ロータにより回転自在に支持している。また、
上記第1ロータ91の外周には、第1磁気継手95が配
置されており、この第1磁気継手95を介して、図示し
ない駆動源により、第1ロータ91を回転駆動できるよ
うになっている。一方、第2ロータ93については、第
1ロータ91の後端部から突出させた状態で、大径部9
3aが形成されており、この大径部93aの外周に対応
させて配置された第2磁気継手96を介して、第2ロー
タ93を、図示しない駆動源により回転駆動できるよう
になっている。なお、上記2軸独立駆動装置は、例えば
発塵を嫌う真空雰囲気中においても使用できるように、
各ロータ91,93が真空シールド部材97によってラ
ジアル磁気軸受92や磁気継手95,96から隔離され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成の2軸独立
駆動装置によれば、第1ロータ91を安定よく支持する
ために、一対のラジアル磁気軸受92を、軸方向に沿っ
てある程度離して配置しておく必要があるので、第1ロ
ータ91の全長を長くする必要がある。従って、第1ロ
ータ91を挿通する第2ロータ93の全長も必然的に長
くなるとともに、第1ロータの内径寸法との関係で、そ
の外径を太くすることができないことから、第2ロータ
93の曲げ剛性が弱いという問題があった。
【0004】また、第2ロータ93の固有振動数も低く
なることから、ラジアル磁気軸受92の制御周波数を高
くすることができず、第2ロータ93が振動し易いとい
う問題があった。さらに詳述すると、上記ラジアル磁気
軸受92の制御周波数が高ければ高いほど、これと第2
ロータ93との隙間制御を精密に行うことができるの
で、当該第2ロータ93を安定性良好に支持することが
できるが、この制御周波数が、第2ロータ93の固有振
動数に近似すると共振が生じるので、制御周波数を第2
ロータ93の固有振動数よりも低い周波数で制御する必
要があり、その分第2ロータ93の回転が不安定になり
易いという問題があった。
【0005】さらに、上記従来の2軸独立駆動装置は、
当該装置に対する通電が遮断された場合に、即ち第1ロ
ータがタッチダウン状態になった場合に、慣性によって
回転している第1ロータが、真空シールド部材97と、
当該部材を構成していない場合にはラジアル磁気軸受9
2と、それぞれ激しく摺接するために、両者が損傷し易
いという問題があった。
【0006】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、第2ロータの曲げ剛性を高めることができ
るとともに、第2ロータを安定的に回転させることがで
きる2軸独立駆動装置を提供することを目的とする。ま
た、この発明は、タッチダウン時にロータやラジアル磁
気軸受等が損傷するのを防止することができる2軸独立
駆動装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、この発明の2軸独立駆動装置は、円筒状の第1ロー
タの内部に第2ロータを挿通し、これら各ロータを、第
1,第2磁気継手をそれぞれ介して個別に回転させる2
軸独立駆動装置において、上記第2ロータの基端部に第
2磁気継手を配置した状態で、当該基端部を、ラジアル
磁気軸受によって回転自在に支持しているとともに、上
記第1ロータを、第2ロータの先端側によって回転自在
に支持していることを特徴とするものである。
【0008】但し、上記第2ロータについては、その基
端部に磁気軸受の通電遮断時に第2ロータを中立状態に
支持するタッチダウン軸を導入しておくのが好ましい。
【0009】
【作用】上記の構成の2軸独立駆動装置によれば、第2
ロータをラジアル磁気軸受によって回転自在に支持し、
この第2ロータの先端側で第1ロータを回転自在に支持
しているので、第2ロータの基端部の外径寸法が第1ロ
ータの内径寸法によって制約されない。このため、当該
基端部の外径寸法を太くすることができる。
【0010】特に、上記第2ロータの基端部にタッチダ
ウン軸を導入している場合には、磁気軸受の通電遮断時
に、第2ロータを当該タッチダウン軸によって中立状態
に支持することができるので、第2ロータの基端部がラ
ジアル磁気軸受等に摺接するのを防止することができ
る。
【0011】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面により詳細に説
明する。図1は、この発明の2軸独立駆動装置の一実施
例を示す断面図である。この2軸独立駆動装置は、円筒
状の第1ロータ1と、この第1ロータ1の内部を挿通す
る第2ロータ2と、第2ロータ2の基端部21を回転自
在に支持する一対のラジアル磁気軸受3と、第1ロータ
1を駆動する第1駆動部4と、第2ロータを駆動する第
2駆動部5と、第2ロータの軸方向への移動を規制する
アキシャル磁気軸受6と、上記ラジアル磁気軸受3およ
びアキシャル磁気軸受6等を収容するハウジング7とに
よって主要部が構成されている。
【0012】上記第1ロータ1は、先端部に、図示しな
い被駆動部に連結されるフランジ部11を備えるもので
あり、その内周途中部には、軸受収納空間12が形成さ
れている。第2ロータ2は、円筒状の基端部21と、こ
の基端部21の一端部内周に一体回転可能に圧入された
中実体からなる先端部22とによって構成されており、
第1ロータ1は、その軸受収容部12内に配置された軸
受13を介して、上記第2ロータ2の先端部22によっ
て回転自在に支持されている。
【0013】ラジアル磁気軸受3は、第2ロータ2の基
端部21の外周に沿って、例えば4等配に電磁石31を
配置したものであり、各電磁石31に対応させて、それ
ぞれ設けられたギッヤプセンサ32により、第2ロータ
2の径方向の変位を検知し、その変位に応じて各電磁石
31の電流値を調整することにより、第2ロータ2を中
立状態にて回転自在に支持する公知の構成のものであ
り、上記基端部21側には、電磁石31に対向させた状
態で、ステンレス鋼等からなる円筒状のホルダー23を
介して、ケイ素鋼等の磁性体からなる環状体24が嵌合
されている。このホルダー23及び環状体24は、図2
に示すように、所要部に防錆・防塵コーティング層25
を予め施した後、基端部21に圧入されている。このよ
うに、防錆・防塵を必要とする部分のみにコーティング
が施されているので、基端部21全体にコーティングを
施す場合に比べて、生産性を高めることができるととも
に、製造コストを安くすることができる。また、コーテ
ィング材としてセラミックス等の非金属材料を用いるこ
とにより、渦電流損失を少なくすることができる。
【0014】第1駆動部4は、駆動源としてのモータ4
1の回転力を、ベルト42を介して第1磁気継手43に
伝達し、この第1磁気継手43を介して、第1ロータ1
を回転駆動させるものである。上記第1磁気継手43
は、軸受43aによって回転自在に支持された回転体4
3bの内周に沿って、棒状の永久磁石43cを所定間隔
毎に設け、この永久磁石43cに対向する第1ロータ1
の外周に沿って、上記永久磁石43cと極性を逆向きに
した状態で、棒状の永久磁石43dを所定間隔毎に配置
したものであり、各永久磁石43c,43dの磁気吸引
作用によって、回転体43bの回転に追従させて、第1
ロータ1を回転駆動させることができる。
【0015】また、第2駆動部5は、駆動源としてのモ
ータ51の回転力を、ベルト52を介して第2磁気継手
53に伝達し、この第2磁気継手53を介して、第2ロ
ータ2を回転駆動させるものである。上記第2磁気継手
は、第1磁気継手43と同じ構造のものであり、軸受5
3aによって回転自在に支持された回転体53b、この
回転体53bの内周に設けられた永久磁石53c、第2
ロータ2の基端部21の外周に設けられた永久磁石53
d等を備えている。
【0016】アキシャル磁気軸受6は、非磁性体からな
るスリーブ61の内周に永久磁石62を固定配置し、こ
の永久磁石62に対向させた状態で、且つ極性を逆向き
にした状態で、第2ロータ2の外周に沿って永久磁石6
3を配置したものである。上記第2ロータ2の基端部2
1の内部には、ラジアル磁気軸受3に対する通電を遮断
した状態で、つまり第2ロータ2のタッチダウン状態
で、当該基端部21がラジアル軸受3に摺接するのを防
止するタッチダウン軸71が導入されている。このタッ
チダウン軸71は、ハウジング7の側板72と一体に形
成されたものであり、基端部21の内周に、僅かな隙間
を設けた状態で導入されている。
【0017】以上の構成であれば、第1ロータ1が第2
ロータ2の先端部22によって回転自在に支持されてい
るので、第2ロータ2の基端部21の外径寸法が、第1
ロータ1の内径寸法との関係で制約を受けることがな
い。このため、上記基端部21の外径寸法を太くして、
その曲げ剛性を強くすることができる。また、第2ロー
タ2の外径寸法を太くすることによって、その固有振動
数を高くすることができるので、その分ラジアル磁気軸
受3の制御周波数を高くすることができ、ひいては第2
ロータ2の回転精度を高めることができる。
【0018】さらに、第2ロータ2の基端部21に導入
されたタッチダウン軸71によって、第2ロータ2のタ
ッチダウン時に、第2ロータ2を中立状態に支持するこ
とができる。このため、第2ロータ2とラジアル磁気軸
受3とが激しく摺接して、両者が損傷するという不都合
が発生するのを防止することができる。なお、アキシャ
ル軸受6については、これを省略して実施する場合もあ
る。また、真空雰囲気下で駆動伝達を行う場合には、第
1ロータ1および第2ロータ2の外周に、真空シールド
用の筒状体を配置して実施すればよい。さらに、第2ロ
ータ2の基端部21については、少なくともタッチダウ
ン軸71が導入される部分が中空に形成されていればよ
い。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明の2軸独立駆動
装置によれば、第2ロータの基端部の外径を太くするこ
とができるので、その曲げ剛性を高めることができる。
また、固有振動数を高めて、ラジアル磁気軸受の制御周
波数を高くすることができるので、第2ロータを安定性
良好に支持することができる。
【0020】特に、上記第2ロータの基端部にタッチダ
ウン軸を導入している場合には、第2ロータのタッチダ
ウン時に、第2ロータの基端部がラジアル磁気軸受等に
激しく摺接するのを防止することができるので、当該両
者が損傷するのを防止することができるという特有の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の2軸独立駆動装置の一実施例を示す
断面図である。
【図2】要部断面図である。
【図3】従来の2軸独立駆動装置の一例を示す概略断面
図である。
【符号の説明】
1 第1ロータ 2 第2ロータ 3 ラジアル磁気軸受 43 第1磁気継手 53 第2磁気継手 21 基端部 71 タッチダウン軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状の第1ロータの内部に第2ロータを
    挿通し、これら各ロータを、第1,第2磁気継手をそれ
    ぞれ介して個別に回転させる2軸独立駆動装置におい
    て、 上記第2ロータの基端部に第2磁気継手を配置した状態
    で、当該基端部を、ラジアル磁気軸受によって回転自在
    に支持しているとともに、上記第1ロータを、第2ロー
    タの先端側によって回転自在に支持していることを特徴
    とする2軸独立駆動装置。
  2. 【請求項2】上記第2ロータの基端部に、磁気軸受の通
    電遮断時に第2ロータを中立状態に支持するタッチダウ
    ン軸を導入している請求項1記載の2軸独立駆動装置。
JP22473393A 1993-09-09 1993-09-09 2軸独立駆動装置 Pending JPH0775989A (ja)

Priority Applications (1)

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JP22473393A JPH0775989A (ja) 1993-09-09 1993-09-09 2軸独立駆動装置

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JP22473393A JPH0775989A (ja) 1993-09-09 1993-09-09 2軸独立駆動装置

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JPH0775989A true JPH0775989A (ja) 1995-03-20

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ID=16818393

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JP22473393A Pending JPH0775989A (ja) 1993-09-09 1993-09-09 2軸独立駆動装置

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JP (1) JPH0775989A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009241853A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Honda Motor Co Ltd 独立操舵装置
CN105689933A (zh) * 2016-03-30 2016-06-22 山东诺博泰智能科技有限公司 一种自动化防碰撞装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009241853A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Honda Motor Co Ltd 独立操舵装置
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