JP2844754B2 - 人工心臓用弁コネクター - Google Patents

人工心臓用弁コネクター

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JP2844754B2
JP2844754B2 JP1312808A JP31280889A JP2844754B2 JP 2844754 B2 JP2844754 B2 JP 2844754B2 JP 1312808 A JP1312808 A JP 1312808A JP 31280889 A JP31280889 A JP 31280889A JP 2844754 B2 JP2844754 B2 JP 2844754B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、心不全患者の心補助または心移植までのつ
なぎ等を果たす目的で用いられる、補助人工心臓または
完全人工心臓に用いられる人工心臓用弁コネクターに関
する。
(従来の技術) 補助人工心臓または完全人工心臓においては、ダイヤ
フラム型、サック型、プッシャープレート型のポンプが
多く用いられている。これらのポンプが、血液の吸引お
よび拍出を行うときに、一方向のみに血液の吸引および
拍出を行うように逆止弁(以下、弁と称す)が、ポンプ
の流出、流入口に配置されて使用されている。
通常、弁をポンプの流出、流入口(ポンプの血液流出
入管部)に固定、配置する方法としては、流出入の内管
部に、ポリウレタン等の弾性のあるポリマー材で、リン
グ状のマウントを作り、この内管部凸部に対して、弁を
固定しているリング状金具の凹部を密着、固定さす方法
(A)、ポンプの流出入管部、および連接すべき血液流
出入管(ポンプと生体間の血液流出入のためのチュー
ブ)の端部に各々弁座を設け、パッキン材を配して、両
弁座間に弁を配して、外筒等により、両弁座を締め付け
て弁を固定する方法(B)、等が用いられている。
さらに特開昭61−176355号公報には、弁とマウント部
の間隙にエポキシ樹脂等の接着剤を注入し、この間隙を
埋めることが開示されている(C)。
また、特開昭63−246173号公報には、管状体の内管部
に弁が固定され、該弁の固定域において前記管状体にパ
ッキン材が一体に固着されている弁装置が開示されてい
る。
(発明が解決しようとする課題) 前記従来の技術において、(A)血液流出入の管部に
おける内管部に、リング状マウント部を形成し弁固定具
のリング状部を固定はめこむ方法においては、弁固定具
(弁)と内管壁との間に間隙が生じ、実際に血液を流
入、流出したとき、この間隙に血液が侵入し、血栓形成
し、患者の生命に危機をもたらすことになる。(B)の
パッキン材を配して弁を固定する方法においては、弁座
と弁または、パッキンと弁との間に間隙が生じ、(A)
と同様の問題が生じるし、またねじこみ時によるパッキ
ン材のねじれ、はずれ等により、血液のもれ等の重大な
問題が発生する。(C)の方法においても、間隙を完全
に埋めることが困難でありまた、抗血栓性のないエポキ
シ樹脂等を用いていることで、血栓形成の問題をかかえ
ている。また(D)の方式においても、作成方法が繁雑
であり、かつパッキン材の固定が達成されても弁とパッ
キン間、弁固定埋のリング状部と管壁間に隙間の生じる
可能性を有している。
(課題を解決するための手段) 本発明は製造が容易で、ポンプと血液流出入管(チュ
ーブ)との連接が素早く簡単に行えて、かつ、パッキン
材のねじれやずれがなく、弁部における間隙の発生が極
端に発生しにくい安全な人工心臓用弁コネクターを提供
せんとするものである。
すなわち本発明は、上部円筒状金具、下部円筒状金具
を具備し、両金具間に人工心臓用弁を内圧せしめ、両金
具を密着連接することで人工心臓ポンプと血液流出入管
とを接合せしめる人工心臓用弁コネクターであって、前
記両金具は各々、管状体が貫通しうる中心開口部を有す
る底面を一方に有するものであり、柔軟性ポリマーが、
該両金具の各々の円筒内面の中心開口部を除く面に一体
に被覆成形されてパッキン材を形成し、かつ金具の円筒
部から、底面を有しない部の外方に延在して人工心臓ポ
ンプの流出入管部または血液流出入管と一体化されてい
ることを特徴とする人工心臓弁コネクターである。本発
明の人工心臓弁コネクターを一実施例として示せば例え
ば、第1図に示すように上部円筒状金具1に柔軟性ポリ
マーを注型成形により一体成形し5のように金具内にパ
ッキンとして作用する部分と金具外に延在して7の血液
流出入管と一体化される部分を形成するようになす。こ
のとき内部のパッキン部材として作用する部分は装着さ
れる弁のリング状金具の外周形状にマスクして、注型成
形してもよい、同様に下部円筒状金具2に対しても同様
に柔軟ポリマーを注型成形する。
その後、上部円筒状金具の方の外部に延在した柔軟ポ
リマーと、チューブ7(ポンプと生体間の血液の流出入
用管)とを接合し、柔軟ポリマーとチューブを例えば抗
血栓性にすぐれたセグメント化ポリウレタン等を用いて
接合し一体化する、このとき両金具を密着連接するため
に用いる外部円筒金具3はチューブを内包するように通
しておく。
同様、下部円筒状金具の方も同様に人工心臓ポンプの
血液流出入管部と一体化する。かかるコネクターを作成
しておき、使用時には3を2にはめこみしめつけること
で容易に6と7を連接することができる。第1図に本発
明の1実施例の拡大した細部を示した。第2図は同実施
例各部材の連接前の関係を表し(a),連接した全体の
概容図(b)を示したものである。
本発明における各金具は、その材質において特に限定
されるものではないが、ステンレススティールのような
不銹性のものが好ましい。
本発明における柔軟性ポリマーとは、特に限定される
ものではないが、好ましくはショアー硬度A(JISK731
1)で95以下のものであり、さらに好ましくは、抗血栓
性にすぐれた例えばセグメント化ポリウレタン、セグメ
ント化ポリウレタンウレア、ビニール系エラストマーで
あってかつショア硬度A(JISK7311)で95以下のもので
ある。これらポリマーは柔軟性においてショアー硬度95
以下のものであれば、上記ポリマー、または該ポリマー
をヘパリン化したもの、または該ポリマーがヘパリンを
徐放するように変性され、加工されたものであってもよ
い。本発明においては、例えば接着性の向上のために必
要に応じて金具に柔軟性ポリマーを一体化するとき、こ
の一体化に先立ち、金具にあらかじめ、本発明の柔軟性
ポリマー以外のポリマー材(例えば、硬質のポリマー・
ショア硬度Aで95以上)を一体化し、後に本発明の柔軟
性ポリマーをさらにその上に一体化してもよい。前記、
硬質のポリマーのより好ましいものとしてショア硬度D
で50以上のものがある。また該金具のポリマーと一体化
される面を粗面化や凹凸を付して、一体化をより向上す
る処理を施してもよい。
実施例においては、外部円筒金具を用いて、下部円筒
状金具をねじの連結により接合し、ポンプ8とチューブ
7を連接したが、ねじを利用しなくても他の連結方法
(例えばワンタッチ式、第3図と第4図にその概略を示
す。)を用いてもよく、他の連結方法を利用したときに
は外部円筒金具が不要のときは使用しなくてもよい。
(発明の効果) 本発明の人工心臓用弁コネクターは製造が容易であ
り、使用時には、ポンプとチューブとの連接がきわめて
容易に実行でき、かつ弁部において血栓形成を生じる間
隙がない安全な人工心臓用弁コネクターである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のコネクターの一実施例の細部拡大の概
略図であり、第2図は同実施例の各部材の連接前の配列
の概略を示したもの(a)であり、(b)は連接後(使
用時)の全体概略図であり、第3図はワンタッチ方式で
の連接時の見取概略図であり、第4図−aは爪と半らせ
ん溝とのはまり具合を示す図であり第4図−bは、ワン
タッチ式の細部拡大の概略図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部円筒状金具、下部円筒状金具を具備
    し、両金具間に人工心臓用弁を内圧せしめ、両金具を密
    着連接することで人工心臓ポンプと血液流出入管とを接
    合せしめる人工心臓用弁コネクターであって、前記両金
    具は各々、管状体が貫通しうる中心開口部を有する底面
    を一方に有するものであり、柔軟性ポリマーが、該両金
    具の各々の円筒内面の中心開口部を除く面に一体に被覆
    成形されてパッキン材を形成し、かつ金具の円筒部か
    ら、底面を有しない部の外方に延在して人工心臓ポンプ
    の流出入管部または血液流出入管と一体化されているこ
    とを特徴とする人工心臓用弁コネクター。
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