JP2844629B2 - 積層型感光体 - Google Patents
積層型感光体Info
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/02—Charge-receiving layers
- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
- G03G5/06—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being organic
- G03G5/0664—Dyes
- G03G5/0666—Dyes containing a methine or polymethine group
- G03G5/0668—Dyes containing a methine or polymethine group containing only one methine or polymethine group
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- G03G5/02—Charge-receiving layers
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- G03G5/0528—Macromolecular bonding materials
- G03G5/0557—Macromolecular bonding materials obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsatured bonds
- G03G5/0564—Polycarbonates
-
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- G03G5/0672—Dyes containing a methine or polymethine group containing two or more methine or polymethine groups
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、導電性支持体上に少なくとも電荷発生層
と電荷輸送層とが設けられてなる積層型感光体に係り、
具体的には、その電荷輸送層の形成に用いる電荷輸送物
質とそれを結着するための樹脂の組み合わせに特徴を有
する積層型感光体に関するものである。
と電荷輸送層とが設けられてなる積層型感光体に係り、
具体的には、その電荷輸送層の形成に用いる電荷輸送物
質とそれを結着するための樹脂の組み合わせに特徴を有
する積層型感光体に関するものである。
[従来の技術] 一般に電子写真の方式としては、感光体の感光層表面
に帯電、露光を行って静電潜像を形成し、これを現像剤
で現像して可視化させ、その可視像をそのまま直接感光
体上に定着させて複写像を得る直接方式、また感光体上
の可視像を紙などの転写紙上に転写し、その転写像を定
着させて複写像を得る粉像転写方式あるいは感光体上の
静電潜像を転写紙上に転写し、転写紙上の静電潜像を現
像・定着する潜像転写方式等が知られている。
に帯電、露光を行って静電潜像を形成し、これを現像剤
で現像して可視化させ、その可視像をそのまま直接感光
体上に定着させて複写像を得る直接方式、また感光体上
の可視像を紙などの転写紙上に転写し、その転写像を定
着させて複写像を得る粉像転写方式あるいは感光体上の
静電潜像を転写紙上に転写し、転写紙上の静電潜像を現
像・定着する潜像転写方式等が知られている。
ここで、従来においては、このような電子写真に使用
する感光体の感光層を形成する光導電性材料として、セ
レン、硫化カドミウム、酸化亜鉛等の無機系光導電性材
料を用いることが知られている。
する感光体の感光層を形成する光導電性材料として、セ
レン、硫化カドミウム、酸化亜鉛等の無機系光導電性材
料を用いることが知られている。
これらの光導電性材料は、暗所で適当な電位に帯電で
きること、暗所で電荷の散逸が少ないこと、あるいは光
照射によって速やかに電荷を散逸できることなどの数多
くの利点をもっている反面、次のような各種の欠点を有
している。例えば、セレン系感光体では、製造コストが
高く、また熱や機械的な衝撃に弱いため取り扱いに注意
を要する。また、硫化カドミウム系感光体では、多湿の
環境下で安定した感度が得られない点や、増感剤として
添加した色素がコロナ帯電による帯電劣化や露光による
光退色を生じるため長期にわたって安定した特性を与え
ることができない欠点を有している。
きること、暗所で電荷の散逸が少ないこと、あるいは光
照射によって速やかに電荷を散逸できることなどの数多
くの利点をもっている反面、次のような各種の欠点を有
している。例えば、セレン系感光体では、製造コストが
高く、また熱や機械的な衝撃に弱いため取り扱いに注意
を要する。また、硫化カドミウム系感光体では、多湿の
環境下で安定した感度が得られない点や、増感剤として
添加した色素がコロナ帯電による帯電劣化や露光による
光退色を生じるため長期にわたって安定した特性を与え
ることができない欠点を有している。
また、従来においては、ポリビニルカルバゾールをは
じめとする各種の有機光導電性ポリマーを感光層の形成
に用いることも検討されてきた。これらのポリマーは、
前述の無機系光導電性材料に比べて成膜性、軽量性など
の点で優れているが、未だ十分な感度、耐久性および環
境変化による安定性の点で無機系光導電性材料に比べ劣
るという欠点があった。
じめとする各種の有機光導電性ポリマーを感光層の形成
に用いることも検討されてきた。これらのポリマーは、
前述の無機系光導電性材料に比べて成膜性、軽量性など
の点で優れているが、未だ十分な感度、耐久性および環
境変化による安定性の点で無機系光導電性材料に比べ劣
るという欠点があった。
そこで、これらの感光体における上記のような欠点を
解決するため、近年において種々の研究開発が行われ、
感光層における電荷の発生と電荷の輸送という機能を分
離させ、アルミニウムや銅等の導電性支持体上に、電荷
発生層と電荷輸送層とを積層してなる機能分離型の積層
感光体が提案されるようになった。
解決するため、近年において種々の研究開発が行われ、
感光層における電荷の発生と電荷の輸送という機能を分
離させ、アルミニウムや銅等の導電性支持体上に、電荷
発生層と電荷輸送層とを積層してなる機能分離型の積層
感光体が提案されるようになった。
このような機能分離型の積層感光体は、一般に塗工に
よって生産することができ、極めて生産性が高く、製造
コストを安価にできるとともに、その電荷発生材料とし
て適当な物質を選択することによって、感光波長域を自
由にコントロールできる等の利点があるため、近年広く
利用されるようになった。
よって生産することができ、極めて生産性が高く、製造
コストを安価にできるとともに、その電荷発生材料とし
て適当な物質を選択することによって、感光波長域を自
由にコントロールできる等の利点があるため、近年広く
利用されるようになった。
このような積層感光体においても、電荷保持性、高感
度、繰り返し安定性、耐絶縁破壊性、耐摩耗性、耐久
性、耐湿性、転写性、クリーニング性、保存安定性等の
感光体としての基本的な条件を満足することが必要であ
り、また、近年においては、このような感光体をレーザ
ープリンター等にも用いるようになり、このため、より
高い画像信頼性や繰り返し安定性が要求されるようにな
った。そこで、このような積層感光体においては、転写
後に感光体表面に残ったトナーをブレード等で除去する
場合における耐久性や、表面の傷や膜厚のむら等による
画像への影響を考慮し、通常は、電荷輸送層を感光体の
表面側に設けるようにしている。
度、繰り返し安定性、耐絶縁破壊性、耐摩耗性、耐久
性、耐湿性、転写性、クリーニング性、保存安定性等の
感光体としての基本的な条件を満足することが必要であ
り、また、近年においては、このような感光体をレーザ
ープリンター等にも用いるようになり、このため、より
高い画像信頼性や繰り返し安定性が要求されるようにな
った。そこで、このような積層感光体においては、転写
後に感光体表面に残ったトナーをブレード等で除去する
場合における耐久性や、表面の傷や膜厚のむら等による
画像への影響を考慮し、通常は、電荷輸送層を感光体の
表面側に設けるようにしている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、このようにした積層感光体においても、感
光体における膜厚のら、感光体表面のクリーニング不
良、また湿度やオゾンによる劣化等により、画像上に濃
度むら等が発生し、数百枚連続してコピーを行った場合
には、画像に濃淡が生じたり、画像がぼける等の問題が
あった。
光体における膜厚のら、感光体表面のクリーニング不
良、また湿度やオゾンによる劣化等により、画像上に濃
度むら等が発生し、数百枚連続してコピーを行った場合
には、画像に濃淡が生じたり、画像がぼける等の問題が
あった。
特に、高い画像信頼性や繰り返し安定性が要求される
レーザープリンター等の感光体として使用する場合にお
いては、このような問題が大きくなり、レーザープリン
ター等においても好適に使用できる感光体が要望される
ようになった。
レーザープリンター等の感光体として使用する場合にお
いては、このような問題が大きくなり、レーザープリン
ター等においても好適に使用できる感光体が要望される
ようになった。
ここで、上記のような問題は、感光層、特に電荷輸送
層の塗布状態、例えば、その塗工精度や、耐刷時におけ
る機械的、物理的外力による傷、摩耗、劣化等が大きな
要因となり、この電荷輸送層の形成に使用する結着剤樹
脂の特性による影響が大きいということが分かった。
層の塗布状態、例えば、その塗工精度や、耐刷時におけ
る機械的、物理的外力による傷、摩耗、劣化等が大きな
要因となり、この電荷輸送層の形成に使用する結着剤樹
脂の特性による影響が大きいということが分かった。
このため、従来より電荷輸送層の形成に使用する結着
剤樹脂について種々の研究が行われ、ポリカーボネート
樹脂が、耐摩耗性や感度等の電子写真特性全般に与える
影響の点で優れているということが分かり、結着剤樹脂
として広く利用されるようになった。
剤樹脂について種々の研究が行われ、ポリカーボネート
樹脂が、耐摩耗性や感度等の電子写真特性全般に与える
影響の点で優れているということが分かり、結着剤樹脂
として広く利用されるようになった。
しかしながら、ポリカーボネート樹脂は、溶剤に対す
る溶解性があまりよくなく、塩素系脂肪族炭化水素系の
溶剤ぐらいしか使用されていない。また、ポリカーボネ
ート樹脂に対してマッチングの良好な電荷輸送材を用い
ないと感度が低下する等の問題もあった。
る溶解性があまりよくなく、塩素系脂肪族炭化水素系の
溶剤ぐらいしか使用されていない。また、ポリカーボネ
ート樹脂に対してマッチングの良好な電荷輸送材を用い
ないと感度が低下する等の問題もあった。
この発明は、上記のような問題を解決することを目的
としてなされたものであり、特定のポリカーボネート樹
脂と特定の電荷輸送材を組み合わせた電荷輸送層を用い
ることにより、感度が良好で、クリーニング性、耐摩耗
性、耐久性、繰り返し特性等の電子写真特性全般に優れ
た積層感光体を提供するものである。
としてなされたものであり、特定のポリカーボネート樹
脂と特定の電荷輸送材を組み合わせた電荷輸送層を用い
ることにより、感度が良好で、クリーニング性、耐摩耗
性、耐久性、繰り返し特性等の電子写真特性全般に優れ
た積層感光体を提供するものである。
[課題を解決するための手段] この発明においては、導電性支持体上に少なくとも電
荷発生層と電荷輸送層を設けてなる積層型感光体におい
て、上記電荷輸送層に下記一般式[I]で表わされるポ
リカーボネート樹脂と、下記一般式[II]〜[V]で表
わされるスチリル化合物の少なくとも1種を含有させる
ようにしたものである。
荷発生層と電荷輸送層を設けてなる積層型感光体におい
て、上記電荷輸送層に下記一般式[I]で表わされるポ
リカーボネート樹脂と、下記一般式[II]〜[V]で表
わされるスチリル化合物の少なくとも1種を含有させる
ようにしたものである。
[式中、R1〜R4はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、ア
ルキル基またはアリール基を表わす。R5,R6はそれぞれ
水素原子、ハロゲン原子で置換されたアルキル基、また
は芳香族基を表わし、また、R5,R6は一体となって環状
構造を形成してもよい。但し、R1〜R4が全て水素原子
で、かつR5およびR6が非置換のアルキル基である場合を
除く。] [式中、Ar1、Ar2、Ar3、Ar4は置換基を有してよいアリ
ール基を示す。mは0または1の整数を示す。] [式中、Ar5、Ar6、Ar7は独立して、それぞれ置換基を
有してもよい芳香族炭化水素基または芳香族複素環基、
R7、R8はアルキル基またはアラルキル基、R9はそれぞれ
置換基を有してもよいアルキル基、アリール基、アラル
キル基を表わす。R7、R8はAr5とともに環状構造を形成
してもよい。] [式中、Ar8〜Ar11は独立してアルキル基、アラルキル
基、置換基を有してもよい芳香族炭化水素基、置換基を
有してもよい芳香族複素環基、Aはそれぞれ置換基を有
してもよいアルキレン基、アラルキレン基、アリーレン
基、2価の複素環式基を表わす。] [式中、R10、R11はそれぞれアルコキシ基、ジアルキル
基置換アミノ基、ジアラルキル置換アミノ基、ピペリジ
ノ基またはメチレンジオキシ基を表わす。Ar12は芳香族
単環式炭化水素、縮合多環式炭化水素または複素環化合
物の残基を表わす。R12〜R14は、それぞれ独立して、水
素原子、水酸基、アルキル基、アラルキル基、フェニル
基またはアルコキシ基を表わす。] ここで、上記のポリカーボネート樹脂としては、下記
の一般式[I]で示される繰り返し単位の1種または2
種以上のものを成分とする線状ポリマー(共重合ポリマ
ーも含む)を使用することができる。
ルキル基またはアリール基を表わす。R5,R6はそれぞれ
水素原子、ハロゲン原子で置換されたアルキル基、また
は芳香族基を表わし、また、R5,R6は一体となって環状
構造を形成してもよい。但し、R1〜R4が全て水素原子
で、かつR5およびR6が非置換のアルキル基である場合を
除く。] [式中、Ar1、Ar2、Ar3、Ar4は置換基を有してよいアリ
ール基を示す。mは0または1の整数を示す。] [式中、Ar5、Ar6、Ar7は独立して、それぞれ置換基を
有してもよい芳香族炭化水素基または芳香族複素環基、
R7、R8はアルキル基またはアラルキル基、R9はそれぞれ
置換基を有してもよいアルキル基、アリール基、アラル
キル基を表わす。R7、R8はAr5とともに環状構造を形成
してもよい。] [式中、Ar8〜Ar11は独立してアルキル基、アラルキル
基、置換基を有してもよい芳香族炭化水素基、置換基を
有してもよい芳香族複素環基、Aはそれぞれ置換基を有
してもよいアルキレン基、アラルキレン基、アリーレン
基、2価の複素環式基を表わす。] [式中、R10、R11はそれぞれアルコキシ基、ジアルキル
基置換アミノ基、ジアラルキル置換アミノ基、ピペリジ
ノ基またはメチレンジオキシ基を表わす。Ar12は芳香族
単環式炭化水素、縮合多環式炭化水素または複素環化合
物の残基を表わす。R12〜R14は、それぞれ独立して、水
素原子、水酸基、アルキル基、アラルキル基、フェニル
基またはアルコキシ基を表わす。] ここで、上記のポリカーボネート樹脂としては、下記
の一般式[I]で示される繰り返し単位の1種または2
種以上のものを成分とする線状ポリマー(共重合ポリマ
ーも含む)を使用することができる。
[式中、R1〜R4はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、ア
ルキル基またはアリール基を表わす。R5,R6はそれぞれ
水素原子、ハロゲン原子で置換されたアルキル基、非置
換のアルキル基、または芳香族基を表わし、また、R5,R
6は一体となって環状構造を形成してもよい。但し、R1
〜R4が全て水素原子で、かつR5およびR6が非置換のアル
キル基である場合を除く。] なお、このようなポリカーボネート樹脂は、例えば下
記の一般式[VI]で示されるジオール化合物の1種また
は2種以上を用い、ホスゲン法等の一般的なポリカーボ
ネート合成法によって製造することができる。
ルキル基またはアリール基を表わす。R5,R6はそれぞれ
水素原子、ハロゲン原子で置換されたアルキル基、非置
換のアルキル基、または芳香族基を表わし、また、R5,R
6は一体となって環状構造を形成してもよい。但し、R1
〜R4が全て水素原子で、かつR5およびR6が非置換のアル
キル基である場合を除く。] なお、このようなポリカーボネート樹脂は、例えば下
記の一般式[VI]で示されるジオール化合物の1種また
は2種以上を用い、ホスゲン法等の一般的なポリカーボ
ネート合成法によって製造することができる。
[式中、R1〜R6は前記[I]式の場合と同意義であ
る。] なお、前記[I]式に示されるポリカーボネートとし
ては、例えば、下記の一般式[VII]〜[XII]に示され
るようなもの及びこれらの共重合物を使用することがで
きる。
る。] なお、前記[I]式に示されるポリカーボネートとし
ては、例えば、下記の一般式[VII]〜[XII]に示され
るようなもの及びこれらの共重合物を使用することがで
きる。
なお、ここで使用するポリカーボネート樹脂として
は、塗布液に使用する場合の溶解性という点から、上記
一般式[VII]〜[XII]に示されるものを使用すること
が望ましい。
は、塗布液に使用する場合の溶解性という点から、上記
一般式[VII]〜[XII]に示されるものを使用すること
が望ましい。
本発明においては、上記のような様々な繰り返し単位
で構成された1×104〜1×105、好ましくは2×104〜
8×104の数平均分子量を有するポリカーボネート樹脂
を使用し、より好ましくは2〜4×104と4〜6.5×104
の数平均分子量を有するポリカーボネート樹脂を混合し
て使用するのが望ましい。数平均分子量が1×104より
小さいと膜の硬度がやわらかくなり耐刷性が悪くなり、
数平均分子量が1×105より大きいと粘度が高くなり、
塗工性が悪く、均一に塗布しにくくなる。
で構成された1×104〜1×105、好ましくは2×104〜
8×104の数平均分子量を有するポリカーボネート樹脂
を使用し、より好ましくは2〜4×104と4〜6.5×104
の数平均分子量を有するポリカーボネート樹脂を混合し
て使用するのが望ましい。数平均分子量が1×104より
小さいと膜の硬度がやわらかくなり耐刷性が悪くなり、
数平均分子量が1×105より大きいと粘度が高くなり、
塗工性が悪く、均一に塗布しにくくなる。
ポリカーボネート樹脂は、上述の一般式[I]で示さ
れる化合物のうちで、[VII]〜[XII]で表わされるポ
リカーボネート樹脂の1種または2種以上を使用するこ
とが好ましい。
れる化合物のうちで、[VII]〜[XII]で表わされるポ
リカーボネート樹脂の1種または2種以上を使用するこ
とが好ましい。
ポリカーボネート樹脂は、他の樹脂との組み合わせで
用いてもよく、その場合ポリカーボネート樹脂が電荷輸
送層樹脂全量の少なくとも50重量%以上となるように使
用する。50重量%より少ないと膜自体の硬度が低下した
り、耐刷性が悪くなったり、感度が悪くなったりする。
このように、ポリカーボネイト樹脂と組み合わせて使用
できる樹脂としてはポリスチレン樹脂、ポリメチルメタ
クリレート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート樹
脂、フェノキシ樹脂等が挙げられる。
用いてもよく、その場合ポリカーボネート樹脂が電荷輸
送層樹脂全量の少なくとも50重量%以上となるように使
用する。50重量%より少ないと膜自体の硬度が低下した
り、耐刷性が悪くなったり、感度が悪くなったりする。
このように、ポリカーボネイト樹脂と組み合わせて使用
できる樹脂としてはポリスチレン樹脂、ポリメチルメタ
クリレート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート樹
脂、フェノキシ樹脂等が挙げられる。
電荷輸送層に用いられる電荷輸送材としては、下記一
般式[II]〜[V]で示されるスチリル化合物を少なく
とも1種含有するようにする。
般式[II]〜[V]で示されるスチリル化合物を少なく
とも1種含有するようにする。
[式中、Ar1、Ar2、Ar3、Ar4は置換基を有してよいアリ
ール基を示す。mは0または1の整数を示す。] [式中、Ar5、Ar6、Ar7は独立して、それぞれ置換基を
有してもよい芳香族炭化水素基または芳香族複素環基、
R7、R8はアルキル基またはアラルキル基、R9はそれぞれ
置換基を有してもよいアルキル基、アリール基、アラル
キル基を表わす。R7、R8はAr5とともに環状構造を形成
してもよい。] [式中、Ar8〜Ar11は独立してアルキル基、アラルキル
基、置換基を有してもよい芳香族炭化水素基、置換基を
有してもよい芳香族複素環基、Aはそれぞれ置換基を有
してもよいアルキレン基、アラルキレン基、アリーレン
基、2価の複素環式基を表わす。] [式中、R10、R11はそれぞれアルコキシ基、ジアルキル
基置換アミノ基、ジアラルキル基置換アミノ基、ピペリ
ジノ基またはメチレンジオキシ基を表わす。Ar12は芳香
族単環式炭化水素、縮合多環式炭化水素または複素環化
合物の残基を表わす。R12〜R14は、それぞれ独立して、
水素原子、水酸基、アルキル基、アラルキル基、フェニ
ル基またはアルコキシ基を表わす。] 一般式[II]で表わされるスチリル化合物の具体的な
例としては、以下の化合物; 等が挙げられ、[3]、[4]、[5]、[7]、
[8]、[9]、[10]、[11]、[12]、[13]、
[14]、[15]、[18]で表される化合物が好ましい。
ール基を示す。mは0または1の整数を示す。] [式中、Ar5、Ar6、Ar7は独立して、それぞれ置換基を
有してもよい芳香族炭化水素基または芳香族複素環基、
R7、R8はアルキル基またはアラルキル基、R9はそれぞれ
置換基を有してもよいアルキル基、アリール基、アラル
キル基を表わす。R7、R8はAr5とともに環状構造を形成
してもよい。] [式中、Ar8〜Ar11は独立してアルキル基、アラルキル
基、置換基を有してもよい芳香族炭化水素基、置換基を
有してもよい芳香族複素環基、Aはそれぞれ置換基を有
してもよいアルキレン基、アラルキレン基、アリーレン
基、2価の複素環式基を表わす。] [式中、R10、R11はそれぞれアルコキシ基、ジアルキル
基置換アミノ基、ジアラルキル基置換アミノ基、ピペリ
ジノ基またはメチレンジオキシ基を表わす。Ar12は芳香
族単環式炭化水素、縮合多環式炭化水素または複素環化
合物の残基を表わす。R12〜R14は、それぞれ独立して、
水素原子、水酸基、アルキル基、アラルキル基、フェニ
ル基またはアルコキシ基を表わす。] 一般式[II]で表わされるスチリル化合物の具体的な
例としては、以下の化合物; 等が挙げられ、[3]、[4]、[5]、[7]、
[8]、[9]、[10]、[11]、[12]、[13]、
[14]、[15]、[18]で表される化合物が好ましい。
一般式[III]で表される化合物としては以下の化合
物; が挙げられ[24]、[26]、[27]、[29]、[30]、
[31]、[35]、[40]、[42]が好ましい。
物; が挙げられ[24]、[26]、[27]、[29]、[30]、
[31]、[35]、[40]、[42]が好ましい。
一般式[IV]で表されるスチリル化合物としては以下
の化合物; が挙げられ、[48]、[49]、[51]、[53]、[5
5]、[56]、[57]、[60]、[61]、[62]、[6
4]、[65]、[67]、[68]、[71]で表される化合
物が好ましい。
の化合物; が挙げられ、[48]、[49]、[51]、[53]、[5
5]、[56]、[57]、[60]、[61]、[62]、[6
4]、[65]、[67]、[68]、[71]で表される化合
物が好ましい。
本発明の一般式[V]で表されるスチリル化合物とし
ては以下の化合物; が挙げられ、[78]、[88]、[90]、[91]、[9
2]、[95]、[96]、[102]、[103]で表される化
合物が好ましい。
ては以下の化合物; が挙げられ、[78]、[88]、[90]、[91]、[9
2]、[95]、[96]、[102]、[103]で表される化
合物が好ましい。
次に、本発明の電荷輸送層を用い、導電性支持体上に
電荷発生層と電荷輸送層とを積層したこの発明に係る積
層感光体を形成する場合について具体的に説明する。
電荷発生層と電荷輸送層とを積層したこの発明に係る積
層感光体を形成する場合について具体的に説明する。
ここで、感光体における導電性支持体としては、銅、
アルミニウム、銀、鉄、ニッケル等の箔ないしは板をシ
ート状またはドラム状にしたものや、これらの金属をプ
ラスチックフィルム等に真空蒸着、無電解メッキ等によ
って付着させたもの、あるいは導電性ポリマー、酸化イ
ンジウム、酸化スズ等の導電性化合物の層を同じく紙あ
るいはプラスチックフィルム等の支持体上に塗布もしく
は蒸着によって形成したもの等を使用することができ
る。
アルミニウム、銀、鉄、ニッケル等の箔ないしは板をシ
ート状またはドラム状にしたものや、これらの金属をプ
ラスチックフィルム等に真空蒸着、無電解メッキ等によ
って付着させたもの、あるいは導電性ポリマー、酸化イ
ンジウム、酸化スズ等の導電性化合物の層を同じく紙あ
るいはプラスチックフィルム等の支持体上に塗布もしく
は蒸着によって形成したもの等を使用することができ
る。
そして、このような導電性支持体上に電荷発生層を形
成するにあたっては、電荷発生材料を導電性支持体上に
蒸着やプラズマ重合により、あるいは電荷発生材料を適
当な樹脂を溶解させた溶液中に分散させ、この分散液を
導電性支持体上に塗布し、乾燥させて形成する。なお、
この電荷発生層については、その膜厚が0.01〜2μm、
好ましくは0.1〜1μmになるようにする。
成するにあたっては、電荷発生材料を導電性支持体上に
蒸着やプラズマ重合により、あるいは電荷発生材料を適
当な樹脂を溶解させた溶液中に分散させ、この分散液を
導電性支持体上に塗布し、乾燥させて形成する。なお、
この電荷発生層については、その膜厚が0.01〜2μm、
好ましくは0.1〜1μmになるようにする。
ここで、電荷発生層に用いる電荷発生材料としては、
例えば、ビスアゾ系顔料、トリアリールメタン系染料、
チアジン系染料、オキサジン系染料、キサンテン系染
料、シアニン系色素、スチリル系色素、ピリリウム系染
料、アゾ系顔料、キナクリドン系顔料、インジゴ系顔
料、ペリレン系顔料、多環キノン系顔料、ビスベンズイ
ミダゾール系顔料、インダスロン系顔料、スクアリリウ
ム系顔料、フタロシアニン系顔料等の有機系顔料および
染料や、セレン、セレン−ヒ素、セレン−テルル、硫化
カドミウム、酸化亜鉛、酸化チタン、アモルファスシリ
コン等の無機材料を使用することができる。
例えば、ビスアゾ系顔料、トリアリールメタン系染料、
チアジン系染料、オキサジン系染料、キサンテン系染
料、シアニン系色素、スチリル系色素、ピリリウム系染
料、アゾ系顔料、キナクリドン系顔料、インジゴ系顔
料、ペリレン系顔料、多環キノン系顔料、ビスベンズイ
ミダゾール系顔料、インダスロン系顔料、スクアリリウ
ム系顔料、フタロシアニン系顔料等の有機系顔料および
染料や、セレン、セレン−ヒ素、セレン−テルル、硫化
カドミウム、酸化亜鉛、酸化チタン、アモルファスシリ
コン等の無機材料を使用することができる。
また、この電荷発生材料とともに使用する樹脂として
は、例えば、飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、
アクリル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、イオン
架橋オレフィン共重合体(アイオノマー)、スチレン−
ブタジエンブロック共重合体、ポリアリレート、ポリカ
ーボネート、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、セルロ
ースエステル、ポリイミド、スチロール樹脂、ポリアセ
タール樹脂、フェノキシ樹脂等の熱可塑性結着剤、エポ
キシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、フェノール
樹脂、メラミン樹脂、キシレン樹脂、アルキッド樹脂、
熱硬化性アクリル樹脂等の熱硬化結着剤、光硬化性樹
脂、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルピレ
ン、ポリビニルアントラセン等の光導電性樹脂を使用す
ることができる。
は、例えば、飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、
アクリル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、イオン
架橋オレフィン共重合体(アイオノマー)、スチレン−
ブタジエンブロック共重合体、ポリアリレート、ポリカ
ーボネート、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、セルロ
ースエステル、ポリイミド、スチロール樹脂、ポリアセ
タール樹脂、フェノキシ樹脂等の熱可塑性結着剤、エポ
キシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、フェノール
樹脂、メラミン樹脂、キシレン樹脂、アルキッド樹脂、
熱硬化性アクリル樹脂等の熱硬化結着剤、光硬化性樹
脂、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルピレ
ン、ポリビニルアントラセン等の光導電性樹脂を使用す
ることができる。
そして、上記の電荷発生材料をこれらの樹脂ととも
に、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のア
ルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘ
キサノン等のケトン類、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジメチルス
ルホキシド等のスルホキシド類、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、エチレングリコールモノメチルエーテル等
のエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル
類、クロロホルム、塩化メチレン、ジクロルエチレン、
四塩化炭素、トリクロルエチレン等の脂肪族ハロゲン化
炭化水素類あるいはベンゼン、トルエン、キシレン、リ
グロイン、モノクロルベンゼン、ジクロルベンゼン等の
芳香族類等の有機溶剤に分散あるいは溶解させて調製し
て感光塗液を、上記の導電性支持体上に塗布し、乾燥さ
せて電荷発生層を設けるようにする。
に、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のア
ルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘ
キサノン等のケトン類、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジメチルス
ルホキシド等のスルホキシド類、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、エチレングリコールモノメチルエーテル等
のエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル
類、クロロホルム、塩化メチレン、ジクロルエチレン、
四塩化炭素、トリクロルエチレン等の脂肪族ハロゲン化
炭化水素類あるいはベンゼン、トルエン、キシレン、リ
グロイン、モノクロルベンゼン、ジクロルベンゼン等の
芳香族類等の有機溶剤に分散あるいは溶解させて調製し
て感光塗液を、上記の導電性支持体上に塗布し、乾燥さ
せて電荷発生層を設けるようにする。
ここで、上記のような塗布液を導電性支持体上に塗布
する方法としては、浸漬コーティング法、スプレーコー
ティング法、スピナーコーティング法、ブレードコーテ
ィング法、ローラーコーティング法、ワイヤーバーコー
ティング法等の色々なコーティング法を用いることがで
きる。
する方法としては、浸漬コーティング法、スプレーコー
ティング法、スピナーコーティング法、ブレードコーテ
ィング法、ローラーコーティング法、ワイヤーバーコー
ティング法等の色々なコーティング法を用いることがで
きる。
このようにして形成された電荷発生層の上に電荷輸送
層を設けるにあたっては、前記のようなポリカーボネー
ト樹脂[VII]〜[XII]を前記の電荷輸送材[II]〜
[V]から選ばれたものを組み合わせて上述の適当な溶
剤に溶解させ、この塗布液を上記の電荷発生層の上に塗
布し、これを乾燥させるようにする。この場合、電荷輸
送層の膜厚は3〜40μm、好ましくは5〜25μmとなる
ように形成する。また、電荷輸送層中の電荷輸送材料の
含有量は、上記結着剤樹脂1重量部に対して0.02〜2量
部、好ましくは0.5〜1.2重量部となるようにする。電荷
輸送層にはそれ自体公知の酸化防止剤、増感剤、増粘
剤、界面活性剤、カール防止剤、紫外線吸収剤、可塑
剤、レベリング剤等を添加してもよい。本発明の一般式
[II]〜[V]の電荷輸送物質を、単独または2種以上
混合して使用しても、他の電荷輸送材を混合してもよ
い。
層を設けるにあたっては、前記のようなポリカーボネー
ト樹脂[VII]〜[XII]を前記の電荷輸送材[II]〜
[V]から選ばれたものを組み合わせて上述の適当な溶
剤に溶解させ、この塗布液を上記の電荷発生層の上に塗
布し、これを乾燥させるようにする。この場合、電荷輸
送層の膜厚は3〜40μm、好ましくは5〜25μmとなる
ように形成する。また、電荷輸送層中の電荷輸送材料の
含有量は、上記結着剤樹脂1重量部に対して0.02〜2量
部、好ましくは0.5〜1.2重量部となるようにする。電荷
輸送層にはそれ自体公知の酸化防止剤、増感剤、増粘
剤、界面活性剤、カール防止剤、紫外線吸収剤、可塑
剤、レベリング剤等を添加してもよい。本発明の一般式
[II]〜[V]の電荷輸送物質を、単独または2種以上
混合して使用しても、他の電荷輸送材を混合してもよ
い。
また、以上のようにして得られるいずれの感光体にお
いても、必要に応じて、導電性支持体と感光層との間に
中間層を、また、感光層の表面に表面保護層を設けるこ
とができる。
いても、必要に応じて、導電性支持体と感光層との間に
中間層を、また、感光層の表面に表面保護層を設けるこ
とができる。
ここで、中間奏に使用する材料としては、ポリイミ
ド、ポリアミド、ニトロセルロース、ポリビニルブチラ
ール、ポリビニルアルコール等のポリマーをそのまま、
あるいはこれに酸化スズや酸化インジウム等の低抵抗化
合物を分散させたものや、酸化アルミニウム、酸化亜
鉛、酸化ケイ素等の蒸着膜が適当であり、その膜厚が1
μm以下になるように形成することが望ましい。
ド、ポリアミド、ニトロセルロース、ポリビニルブチラ
ール、ポリビニルアルコール等のポリマーをそのまま、
あるいはこれに酸化スズや酸化インジウム等の低抵抗化
合物を分散させたものや、酸化アルミニウム、酸化亜
鉛、酸化ケイ素等の蒸着膜が適当であり、その膜厚が1
μm以下になるように形成することが望ましい。
また、表面保護層に用いる材料としては、アクリル樹
脂、ポリアリール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタ
ン樹脂等のポリマーをそのまま、または酸化スズや酸化
インジウム等の低抵抗化合物を分散させたもの等が適当
である。また、有機プラズマ重合膜を使用することもで
き、この有機プラズマ重合膜には、必要に応じて酸素、
窒素、ハロゲン、周期律表第III族、第V族の原子を含
めることも可能である。
脂、ポリアリール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタ
ン樹脂等のポリマーをそのまま、または酸化スズや酸化
インジウム等の低抵抗化合物を分散させたもの等が適当
である。また、有機プラズマ重合膜を使用することもで
き、この有機プラズマ重合膜には、必要に応じて酸素、
窒素、ハロゲン、周期律表第III族、第V族の原子を含
めることも可能である。
なお、表面保護層は、その膜厚が5μm以下になって
いることが望ましい。
いることが望ましい。
[実施例] 次に、この発明の具体的な実施例について説明すると
ともに、比較例を挙げてこの発明の実施例のものが優れ
ていることを明らかにする。
ともに、比較例を挙げてこの発明の実施例のものが優れ
ていることを明らかにする。
実施例1 導電性支持体として、外径80mm、長さ350mmのアルミ
ニウムドラムを用いた。そして、下記の構造式で示すビ
スアゾ顔料の0.45重量部と、ポリエステル樹脂(バイロ
ン200、東洋紡績社製)0.45重量部とをシクロヘキサノ
ン50重量部とともにサンドガラインダーを用いて分散さ
せ、この分散液を上記のアルミニウムドラム上に浸漬塗
布し、0.3g/m2の電荷発生層を形成した。
ニウムドラムを用いた。そして、下記の構造式で示すビ
スアゾ顔料の0.45重量部と、ポリエステル樹脂(バイロ
ン200、東洋紡績社製)0.45重量部とをシクロヘキサノ
ン50重量部とともにサンドガラインダーを用いて分散さ
せ、この分散液を上記のアルミニウムドラム上に浸漬塗
布し、0.3g/m2の電荷発生層を形成した。
次に、この電荷発生層上に電荷輸送層を形成するにあ
たっては、電荷輸送材料として一般式[II]で示される
スチリル化合物[4]70重量部と、前記一般式[VII]
で示されるポリカーボネート樹脂70重量部を、1,4−ジ
オキサン400重量部とシクロヘキサン100重量部に溶解さ
せ、この塗布溶液を上記電荷発生層上に浸漬塗布し、こ
れを乾燥させて膜厚が20μmを電荷輸送層を形成し、ア
ルミニウムドラム上に電荷発生層と電荷輸送層とが積層
された機能分離型感光体を得た。
たっては、電荷輸送材料として一般式[II]で示される
スチリル化合物[4]70重量部と、前記一般式[VII]
で示されるポリカーボネート樹脂70重量部を、1,4−ジ
オキサン400重量部とシクロヘキサン100重量部に溶解さ
せ、この塗布溶液を上記電荷発生層上に浸漬塗布し、こ
れを乾燥させて膜厚が20μmを電荷輸送層を形成し、ア
ルミニウムドラム上に電荷発生層と電荷輸送層とが積層
された機能分離型感光体を得た。
実施例2〜5 本実施例では、上記実施例1において、電荷輸送層形
成によって、電荷輸送材料として一般式[II]で示され
るスチリル化合物[5]、[9]、[12]および[15]
を用いるようにし、それ以外は実施例1の場合と全く同
様にして積層感光体を作製した。
成によって、電荷輸送材料として一般式[II]で示され
るスチリル化合物[5]、[9]、[12]および[15]
を用いるようにし、それ以外は実施例1の場合と全く同
様にして積層感光体を作製した。
実施例6 下記式で表わされるビスアゾ顔料7.45重量部、 ポリビニルブチラール0.45重量部をシクロヘキノン50
重量部とともに、サンドグラインダーにより分散させ
た。得られたビスアゾ顔料の分散物をアルミニウムドラ
ム上に、乾燥膜厚が0.3g/m2にするように塗布した後、
乾燥させた。このようにして得られた電荷発生層の上に
一般式[III]で示されるスチリル化合物[24]70重量
部と、前記一般式[VIII]で示されるポリカーボネート
樹脂60重量部を1,4−ジオキサン500重量部に溶解させ、
この塗布溶液を上記電荷発生層上に浸漬塗布し、これを
乾燥させて膜厚が20μmの電荷輸送層を形成し、アルミ
ニウムドラム上に電荷発生層と電荷輸送層とが積層され
た機能分離型感光体を得た。
重量部とともに、サンドグラインダーにより分散させ
た。得られたビスアゾ顔料の分散物をアルミニウムドラ
ム上に、乾燥膜厚が0.3g/m2にするように塗布した後、
乾燥させた。このようにして得られた電荷発生層の上に
一般式[III]で示されるスチリル化合物[24]70重量
部と、前記一般式[VIII]で示されるポリカーボネート
樹脂60重量部を1,4−ジオキサン500重量部に溶解させ、
この塗布溶液を上記電荷発生層上に浸漬塗布し、これを
乾燥させて膜厚が20μmの電荷輸送層を形成し、アルミ
ニウムドラム上に電荷発生層と電荷輸送層とが積層され
た機能分離型感光体を得た。
実施例7〜10 この実施例では、上記実施例6において、電荷輸送層
形成において電荷輸送材料として一般式[III]で示さ
れるスチリル化合物[26]、[27]、[30]および[3
5]を用いるようにし、それ以外は実施例6の場合と全
く同様にして機能分離型感光体を作製した。
形成において電荷輸送材料として一般式[III]で示さ
れるスチリル化合物[26]、[27]、[30]および[3
5]を用いるようにし、それ以外は実施例6の場合と全
く同様にして機能分離型感光体を作製した。
実施例11 τ型無金属フタロシアニン1重量部をポリビニルブチ
ラール0.5重量部とTHF50重量部とともに、サンドグライ
ンダーにより分散させた。得られたフタロシアニン顔料
の分散物をアルミニウムドラム上に乾燥膜厚が0.2g/m2
になるように塗布した後、乾燥させた。
ラール0.5重量部とTHF50重量部とともに、サンドグライ
ンダーにより分散させた。得られたフタロシアニン顔料
の分散物をアルミニウムドラム上に乾燥膜厚が0.2g/m2
になるように塗布した後、乾燥させた。
このようにして得られた電荷発生層の上に一般式[I
V]で示されるスチリル化合物[49]70重量部と、前記
一般式[IX]で示されるポリカーボネート樹脂60重量部
をジクロルエタン500重量部に溶解し、この塗布液を上
記電荷発生層上に浸漬塗布し、これを乾燥させて膜厚が
25μmの電荷輸送層を形成し、アルミニウムドラム上に
電荷発生層と電荷輸送層とが積層された機能分離型感光
体を作製した。
V]で示されるスチリル化合物[49]70重量部と、前記
一般式[IX]で示されるポリカーボネート樹脂60重量部
をジクロルエタン500重量部に溶解し、この塗布液を上
記電荷発生層上に浸漬塗布し、これを乾燥させて膜厚が
25μmの電荷輸送層を形成し、アルミニウムドラム上に
電荷発生層と電荷輸送層とが積層された機能分離型感光
体を作製した。
実施例12〜15 この実施例では、上記実施例11において、電荷輸送層
形成において、電荷輸送材料として一般式[IV]で示さ
れるスチリル化合物[55]、[57]、[61]および[6
7]を用いるようにした以外は、実施例11の場合と全く
同様にして機能分離型感光体を作製した。
形成において、電荷輸送材料として一般式[IV]で示さ
れるスチリル化合物[55]、[57]、[61]および[6
7]を用いるようにした以外は、実施例11の場合と全く
同様にして機能分離型感光体を作製した。
実施例16 チタニルフタロシアニン0.5重量部とフェノキシ樹脂
0.2重量部、ポリビニルブチラール樹脂0.3重量部ととも
に、シクロヘキサノン50重量部とともにサンドグライン
ダーを用いて分散させ、この分散液を上記のアルミニウ
ムドラム上に浸漬塗布し、0.25g/m2の電荷発生層を形成
した。
0.2重量部、ポリビニルブチラール樹脂0.3重量部ととも
に、シクロヘキサノン50重量部とともにサンドグライン
ダーを用いて分散させ、この分散液を上記のアルミニウ
ムドラム上に浸漬塗布し、0.25g/m2の電荷発生層を形成
した。
次に、この電荷発生層上に電荷輸送層を形成するにあ
たっては、電荷輸送材料として一般式[V]で示される
スチリル化合物[78]70重量部と、下記一般式[A]; で示される分子量24000のポリカーボネート樹脂25重量
部と一般式[VII]で示される分子量45000のポリカーボ
ネート樹脂45重量部とを1,4−ジオキサン400重量部、シ
クロヘキサノン100重量部に溶解させ、この塗布溶液を
上記電荷発生層上に浸漬塗布し、これを乾燥させて膜厚
が20μmの電荷輸送層を形成し、アルミニウムドラム上
に電荷発生層と電荷輸送層とが積層された、機能分離型
感光体を作製した。
たっては、電荷輸送材料として一般式[V]で示される
スチリル化合物[78]70重量部と、下記一般式[A]; で示される分子量24000のポリカーボネート樹脂25重量
部と一般式[VII]で示される分子量45000のポリカーボ
ネート樹脂45重量部とを1,4−ジオキサン400重量部、シ
クロヘキサノン100重量部に溶解させ、この塗布溶液を
上記電荷発生層上に浸漬塗布し、これを乾燥させて膜厚
が20μmの電荷輸送層を形成し、アルミニウムドラム上
に電荷発生層と電荷輸送層とが積層された、機能分離型
感光体を作製した。
実施例17〜20 この実施例では上記実施例16において、電荷輸送層形
成において電荷輸送材料として一般式[V]で示される
スチリル化合物[90]、[92]、[95]および[102]
を用いるようにした以外は実施例16の場合と全く同様に
機能分離型感光体を作製した。
成において電荷輸送材料として一般式[V]で示される
スチリル化合物[90]、[92]、[95]および[102]
を用いるようにした以外は実施例16の場合と全く同様に
機能分離型感光体を作製した。
実施例21 ジブロムアンサンスロン0.5重量部とポリビニルブチ
ラール樹脂0.5重量部をシクロヘキサノン50重量部とと
もに、サンドグラインダーを用いて分散させ、この塗布
液を上記のアルミニウムドラム上に0.8g/m2となるよう
に電荷発生層を形成した。
ラール樹脂0.5重量部をシクロヘキサノン50重量部とと
もに、サンドグラインダーを用いて分散させ、この塗布
液を上記のアルミニウムドラム上に0.8g/m2となるよう
に電荷発生層を形成した。
次に、この電荷発生層上に電荷輸送層を形成するにあ
たっては、電荷輸送材料に一般式[III]で示されるス
チリル化合物[24]70重量部と一般式[A]で示される
分子量20000のポリカーボネート樹脂20重量部と、一般
式[X]で示される分子量40000のポリカーボネート樹
脂50重量部とをテトラヒドロフラン500重量部に溶解さ
せ、この塗布溶液を前記電荷発生層上に浸漬塗布し、こ
れを乾燥させて膜厚が20μmの電荷輸送層を形成し、機
能分離型感光体を作製した。
たっては、電荷輸送材料に一般式[III]で示されるス
チリル化合物[24]70重量部と一般式[A]で示される
分子量20000のポリカーボネート樹脂20重量部と、一般
式[X]で示される分子量40000のポリカーボネート樹
脂50重量部とをテトラヒドロフラン500重量部に溶解さ
せ、この塗布溶液を前記電荷発生層上に浸漬塗布し、こ
れを乾燥させて膜厚が20μmの電荷輸送層を形成し、機
能分離型感光体を作製した。
実施例22〜25 この実施例では上記実施例21において、電荷輸送層形
成において、電荷輸送材料として一般式[III]で示さ
れるスチリル化合物[27]、[29]、[30]および[3
5]を用いるようにした以外は実施例21と全く同様にし
て機能分離型感光体を作製した。
成において、電荷輸送材料として一般式[III]で示さ
れるスチリル化合物[27]、[29]、[30]および[3
5]を用いるようにした以外は実施例21と全く同様にし
て機能分離型感光体を作製した。
実施例26 実施例1において、電荷輸送層形成に電荷輸送材料と
して、一般式[II]で示されるスチリル化合物[4]を
70重量部と前記一般式[IX]で示されるポリカーボネー
ト樹脂50重量部とメタクリル酸メチル樹脂(BR−85、三
菱レーヨン社製)20重量部をテトラヒドロフラン500重
量部に溶解させ、この塗布液を電荷発生層の上に20μm
となるように塗布乾燥させて機能分離型感光体を得た。
して、一般式[II]で示されるスチリル化合物[4]を
70重量部と前記一般式[IX]で示されるポリカーボネー
ト樹脂50重量部とメタクリル酸メチル樹脂(BR−85、三
菱レーヨン社製)20重量部をテトラヒドロフラン500重
量部に溶解させ、この塗布液を電荷発生層の上に20μm
となるように塗布乾燥させて機能分離型感光体を得た。
実施例27 実施例1において、電荷輸送層形成に電荷輸送材料と
して、一般式[II]で示されるスチリル化合物[5]を
70重量部と前記一般式[VII]で示されるポリカーボネ
ート樹脂60重量部とポリエステル樹脂(バイロン200、
東洋紡社製)10重量部をテトラヒドロフラン500重量部
に溶解させ、この塗布液を電荷発生層の上に20μmとな
るように塗布乾燥させて機能分離型感光体を得た。
して、一般式[II]で示されるスチリル化合物[5]を
70重量部と前記一般式[VII]で示されるポリカーボネ
ート樹脂60重量部とポリエステル樹脂(バイロン200、
東洋紡社製)10重量部をテトラヒドロフラン500重量部
に溶解させ、この塗布液を電荷発生層の上に20μmとな
るように塗布乾燥させて機能分離型感光体を得た。
実施例28 実施例1において、電荷輸送層形成に電荷輸送材料と
して、一般式[III]で示されるスチリル化合物[40]
を70重量部と前記一般式[A]で示されるポリカーボネ
ート樹脂70重量部をテトラヒドロフラン500重量部に溶
解させ、この塗布液を電荷発生層の上に20μmとなるよ
うに塗布乾燥させて機能分離型感光体を得た。
して、一般式[III]で示されるスチリル化合物[40]
を70重量部と前記一般式[A]で示されるポリカーボネ
ート樹脂70重量部をテトラヒドロフラン500重量部に溶
解させ、この塗布液を電荷発生層の上に20μmとなるよ
うに塗布乾燥させて機能分離型感光体を得た。
実施例29 実施例1において、電荷輸送層形成に電荷輸送材料と
して、一般式[IV]で示されるスチリル化合物[49]を
70重量部と前記一般式[XII]で示されるポリカーボネ
ート樹脂70重量部をテトラヒドロフラン500重量部に溶
解させ、この塗布液を電荷発生層の上に20μmとなるよ
うに塗布乾燥させて機能分離型感光体を得た。
して、一般式[IV]で示されるスチリル化合物[49]を
70重量部と前記一般式[XII]で示されるポリカーボネ
ート樹脂70重量部をテトラヒドロフラン500重量部に溶
解させ、この塗布液を電荷発生層の上に20μmとなるよ
うに塗布乾燥させて機能分離型感光体を得た。
実施例30 実施例1において、電荷輸送層形成に電荷輸送材料と
して、一般式[V]で示されるスチリル化合物[92]を
40重量部と前記一般式[II]で表されるスチリル化合物
[11]を40重量部と前記一般式[XII]で示されるポリ
カーボネート樹脂70重量部をテトラヒドロフラン500重
量部に溶解させ、この塗布液を電荷発生層の上に20μm
となるように塗布乾燥させて機能分離型感光体を得た。
して、一般式[V]で示されるスチリル化合物[92]を
40重量部と前記一般式[II]で表されるスチリル化合物
[11]を40重量部と前記一般式[XII]で示されるポリ
カーボネート樹脂70重量部をテトラヒドロフラン500重
量部に溶解させ、この塗布液を電荷発生層の上に20μm
となるように塗布乾燥させて機能分離型感光体を得た。
実施例31 実施例1において、電荷輸送層形成に電荷輸送材料と
して、一般式[II]で示されるスチリル化合物[13]を
70重量部と前記一般式[A]で示されるポリカーボネイ
ト樹脂30重量部、及び前記一般式[XII]で示されるポ
リカーボネート樹脂30重量部ををジクロルエタン500重
量部に溶解させ、この塗布液を電荷発生層の上に20μm
となるように塗布乾燥させて機能分離型感光体を得た。
して、一般式[II]で示されるスチリル化合物[13]を
70重量部と前記一般式[A]で示されるポリカーボネイ
ト樹脂30重量部、及び前記一般式[XII]で示されるポ
リカーボネート樹脂30重量部ををジクロルエタン500重
量部に溶解させ、この塗布液を電荷発生層の上に20μm
となるように塗布乾燥させて機能分離型感光体を得た。
比較例1〜5 実施例21において、電荷輸送層に使用する樹脂を以下
の表のようにすること以外は、実施例21と全く同様にし
て、機能分離型感光体を作製した。
の表のようにすること以外は、実施例21と全く同様にし
て、機能分離型感光体を作製した。
比較例6〜10 実施例21において、電荷輸送層に使用する電荷輸送材
を以下のものにすること以外は、実施例21と全く同様に
して機能分離型感光体を作製した。
を以下のものにすること以外は、実施例21と全く同様に
して機能分離型感光体を作製した。
こうして、得られた感光体を市販の電子写真複写機
(ミノルタカメラ(株)社製、Ep−470Z)を用い、−6K
Vでコロナ帯電させ、初期表面電位V0(V)、初期電位
を1/2にするために要した露光量E1/2(lux・sec)、1
秒間暗中に放置したときの初期電位の減衰率DDR1(%)
を測定した。結果を表1に示す。
(ミノルタカメラ(株)社製、Ep−470Z)を用い、−6K
Vでコロナ帯電させ、初期表面電位V0(V)、初期電位
を1/2にするために要した露光量E1/2(lux・sec)、1
秒間暗中に放置したときの初期電位の減衰率DDR1(%)
を測定した。結果を表1に示す。
また、本発明の実施例において特に、ポリカーボネー
トとして一般式[VII]〜[XII]および[A]を使用し
たものは、樹脂の溶剤に対する溶解性が良好で塗布時に
クラック等発生しなかった。また、塗液保存性もよく、
ゲル化しなかった。
トとして一般式[VII]〜[XII]および[A]を使用し
たものは、樹脂の溶剤に対する溶解性が良好で塗布時に
クラック等発生しなかった。また、塗液保存性もよく、
ゲル化しなかった。
実施例11、実施例16、実施例21と比較例5の感光体に
よって電子写真複写機(ミノルタカメラ(株)社製、Ep
−470Z)を用いて、1万枚複写後における各感光体の膜
のけずれ量と画像特性によって測定した。
よって電子写真複写機(ミノルタカメラ(株)社製、Ep
−470Z)を用いて、1万枚複写後における各感光体の膜
のけずれ量と画像特性によって測定した。
発明の効果 本発明感光体は、特に感度が良好であり、塗布性、耐
刷性に優れている。
刷性に優れている。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−30255(JP,A) 特開 昭60−172045(JP,A) 特開 昭60−184251(JP,A) 特開 昭63−148263(JP,A) 特開 昭63−40159(JP,A) 特開 平1−299874(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 5/00 - 5/16
Claims (2)
- 【請求項1】導電性支持体上に少なくとも電荷発生層と
電荷輸送層とを設けてなる積層型感光体において、上記
電荷輸送層に下記一般式[I]で表わされるポリカーボ
ネート樹脂と、下記一般式[II]〜[V]で表わされる
スチリル化合物の少なくとも1種とを含有することを特
徴とする積層型感光体: [式中、R1〜R4はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、ア
ルキル基またはアリール基を表わす。R5,R6はそれぞれ
水素原子、ハロゲン原子で置換されたアルキル基、非置
換のアルキル基、または芳香族基を表わし、また、R5,R
6は一体となって環状構造を形成してもよい。但し、R1
〜R4が全て水素原子で、且つR5およびR6が非置換のアル
キル基である場合を除く。]; [式中、Ar1、Ar2、Ar3、Ar4は置換基を有してよいアリ
ール基を示す。mは0または1の整数を示す。]; [式中、Ar5、Ar6、Ar7は独立して、それぞれ置換基を
有してもよい芳香族炭化水素基または芳香族複素環基、
R7、R8はアルキル基またはアラルキル基、R9はそれぞれ
置換基を有してもよいアルキル基、アリール基、アラル
キル基を表わす。R7、R8はAr5とともに環状構造を形成
してもよい。]; [式中、Ar8〜Ar11は独立してアルキル基、アラルキル
基、置換基を有してもよい芳香族炭化水素基、置換基を
有してもよい芳香族複素環基、Aはそれぞれ置換基を有
してもよいアルキレン基、アラルキレン、アリーレン
基、2価の複素環式基を表わす。]; [式中、R10、R11はそれぞれアルコキシ基、ジアルキル
基置換アミノ基、ジアラルキル基置換アミノ基、ピペリ
ジノ基またはメチレンジオキシ基を表わす。Ar12は芳香
族単環式炭化水素、縮合多環式炭化水素または複素環化
合物の残基を表わす。R12〜R14は、それぞれ独立して、
水素原子、水酸基、アルキル基、アラルキル基、フェニ
ル基またはアルコキシ基を表わす。]。 - 【請求項2】前記一般式[I]で示されるポリカーボネ
ート樹脂の数平均分子量が1×104〜1×105である請求
項1記載の積層型感光体。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19321788 | 1988-08-02 | ||
JP63-193217 | 1988-08-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02153358A JPH02153358A (ja) | 1990-06-13 |
JP2844629B2 true JP2844629B2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=16304257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1017080A Expired - Lifetime JP2844629B2 (ja) | 1988-08-02 | 1989-01-26 | 積層型感光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2844629B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2741449B2 (ja) * | 1992-03-13 | 1998-04-15 | コニカ株式会社 | 電子写真感光体 |
CN108623543B (zh) * | 2018-03-21 | 2022-06-07 | 中山大学 | 含呋喃衍生物三芳基乙烯类光致变色材料及其合成方法和应用 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6230255A (ja) * | 1985-07-31 | 1987-02-09 | Minolta Camera Co Ltd | 電子写真感光体 |
JP2506692B2 (ja) * | 1986-11-19 | 1996-06-12 | ウエスト電気株式会社 | 写真用ストロボ装置 |
GB8707348D0 (en) * | 1987-03-27 | 1987-04-29 | Ici Plc | Chemical compounds |
-
1989
- 1989-01-26 JP JP1017080A patent/JP2844629B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02153358A (ja) | 1990-06-13 |
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