JP2844605B2 - 多チャンネル磁気ヘッド - Google Patents

多チャンネル磁気ヘッド

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JP2844605B2 JP18629788A JP18629788A JP2844605B2 JP 2844605 B2 JP2844605 B2 JP 2844605B2 JP 18629788 A JP18629788 A JP 18629788A JP 18629788 A JP18629788 A JP 18629788A JP 2844605 B2 JP2844605 B2 JP 2844605B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディジタル・オーディオテープレコーダ及
びビデオテープレコーダ(VTR)等の磁気記録再生装置
に搭載される電磁誘導型の磁気ヘッドに関し、詳細には
複数のトラックを同時に記録再生するマルチチャンネル
構造とした多チャンネル磁気ヘッドに関するものであ
る。
〔発明の概要〕
本発明は、ディジタル・オーディオテープレコーダ及
びビデオテープレコーダ等に搭載され複数のトラックを
同時に記録再生するマルチチャンネル構造の多チャンネ
ル磁気ヘッドにおいて、磁気コアをフロント部とバック
部とに分離し、複数の各フロント部同士及びバック部同
士ともにガラスで接合一体化を図り磁気的に分離し、こ
れらフロント部とバック部を一体化して多チャンネル磁
気ヘッドとすることにより、容易に巻線を巻回すること
ができ、クロストークやC/N比等の向上が図れる多チャ
ンネル磁気ヘッドを提供しようとするものである。
〔従来の技術〕
近年、ディジタル・オーディオテープレコーダの分野
においては、高密度記録が追求されており、次世代ディ
ジタル・オーディオテープレコーダとして音声信号をPC
M(パルス信号変調)記録方式により記録する、いわゆ
るディジタル・オーディオテープレコーダの開発が進め
られている。このディジタル・オーディオテープレコー
ダでは、通常のオーディオテープレコーダ(アナログ)
に較べ記録する信号量が飛躍的に増大することから、複
数のトラックを同時に記録するマルチチャンネル記録方
式が採用されている。かかる状況より、磁気ヘッドの分
野においては、ディジタルにおける高密度記録化に対処
するべくマルチチャンネル構造とした多チャンネル磁気
ヘッドへの要求が高まっている。
従来、多チャンネル磁気ヘッドは、ディジタル・オー
ディオテープレコーダ用の例えば1/2インチテープ幅で2
4+4チャンネルとして作製されている。この多チャン
ネル磁気ヘッドを作製するには、通常のバルクタイプの
磁気ヘッドを作製する手法で複数(24+4個)のヘッド
チップを作製し、これらヘッドチップを例えば440μm
ピッチで基台上に配列して接合した後、各ヘッドチップ
に巻線を巻回して多チャンネル磁気ヘッドを作製するよ
うにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記多チャンネル磁気ヘッドにおいて、さ
らなる高記録密度化を図るには、前記1/2インチテープ
幅中でヘッドチップをさらに増やすことにより高密度記
録化が達成される。
例えば、前記磁気ヘッドを48チャンネルにすれば、前
述の24チャンネルのものに比べ2倍の記録密度が期待で
きる。しかしながら、48チャンネルのマルチチャンネル
構造とする磁気ヘッドを作製しようとすると、該ヘッド
チップのピッチは前記磁気ヘッドのヘッドチップピッチ
の半分,すなわち220μmとなり、ガードバンドも16μ
mと極めて狭い間隔となる。したがって、各ヘッドチッ
プを配列させた後、狭間隔とされたヘッドチップ間の隙
間を通して巻線を巻くことが極めて困難となる。また、
このような磁気ヘッドではC/N比やクロストーク等が低
下し、ヘッド出力(周波数特性)が低下する等の問題が
生ずる。
上記問題を解消する手法として、例えばヘッドチップ
に予め巻線を巻回して基台に載置することも考えられる
が、ヘッドチップ間の間隔が極めて狭いので巻線が邪魔
する等して所定ピッチに固定することが非常に難しく、
例え基台に固定することができたとしても、ギャップの
インラインが悪くなる。また、上記ヘッドチップを載置
させるための装置が複雑化するので、設備等の点からも
適当でない。
そこで本発明は、上述の従来の実情に鑑みて提案され
たものであって、極めて容易に巻線を巻回することがで
き、しかもC/N比やクロストーク等の向上が図れ、信頼
性に優れた多チャンネル磁気ヘッドを提供することを目
的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の多チャンネル磁気ヘッドは、上述の目的を達
成するために、フロント部とバック部とに分離された磁
気コアが接合一体化された磁気ヘッドがコア厚方向に所
定間隔で複数配列されてなり、各磁気ヘッドは、フロン
ト部では少なくとも磁気記録媒体摺動面近傍に充填され
るガラスにより磁気的に分離された状態で一体化される
とともに、バック部では、フロント部側から溝入れされ
た溝により各磁気ヘッドの巻線脚部が磁気的に分離され
るとともに、これとは反対側から溝入れされた溝内に充
填され且つ巻線脚部よりも後端側に充填されるガラスに
より磁気的に分離された状態を保ったまま一体化された
ことを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明の磁気ヘッドによれば、磁気コアがフロント部
とバック部とに分割されているので、これらフロント部
とバック部とを接合一体化する前にバック部を巻線を巻
回することができる。したがって、単一の磁気ヘッドが
コア厚方向に複数配列されていても、狭い磁気ヘッド間
隔にもかかわらず上記バック部に巻線を容易に巻回する
ことが可能となる。
また、コア厚方向に所定間隔で複数配列された磁気ヘ
ッドのフロント部では少なくとも磁気記録媒体摺動面近
傍にガラスが充填され、バック部では少なくとも巻線脚
部よりも後端側にガラスが充填されているので、各磁気
ヘッドは上記ガラスを介して磁気的に分離され、しかも
一体化される。
したがって、上記磁気ヘッドは同時に複数のチャンネ
ルの信号を高密度に記録することができるマルチチャン
ネル構造の多チャンネル磁気ヘッドとなる。
〔実施例〕
次に、本発明を適用した具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。
第1の実施例 この第1の実施例は、再生用の磁気ヘッドに適用した
多チャンネル磁気ヘッドである。
以下、本実施例の再生用の多チャンネル磁気ヘッドの
構成を明確なものとするため、その製造方法から説明す
る。
本実施例の多チャンネル磁気ヘッドを製造するには、
先ず、磁気コアのバック部を作製し、次いでフロント部
を作製した後、これらフロント部とバック部とを接合一
体化して作製する。
先ず、バック部を作製する。すなわち、第1図(A)
及び第1図(B)に示すように、高透磁率を有する多結
晶フェライトブロック(1)を用意し、その一主面(1
a)に補強用ガラス溝(2)を板厚T1の中途部まで長手
方向に亘って複数(所定チャネル数となる数)形成す
る。
この結果、上記補強用ガラス溝(2)は、後の各磁気
ヘッドのチャンネル分断溝となる。また、バック部に高
透磁率を有する多結晶フェライトを用いているので、再
生時にはヘッドの平均透磁率が高くなり、これにより再
生出力が向上する。
なお本実施例では、48チャンネルの磁気ヘッドを作製
するので49の補強用ガラス溝(2)を形成した。
次に、第2図(A)及び第2図(B)に示すように、
上記補強用ガラス溝(2)内にガラス(3)を充填しガ
ラスパックした後、上記多結晶フェライトブロック
(1)をバック部のコア幅Wとなるように切断して該バ
ック部となるバックコアブロック(4)を複数作製す
る。
次に、第3図に示すように、上記バックコアブロック
(4)を載置するためのチタン酸カリウム等のセラミッ
クスからなる非磁性基板(5)を用意する。
そして、第4図に示すように、上記非磁性基板(5)
を切削加工等してバックコアブロック載置基台(6)を
形成する。
すなわち、上記バックコアブロック(4)を載置する
載置面(6a)を形成するとともに、上記載置面(6a)と
直交する両側面に後述の配線基板を接合させる配線基板
装着部(6b),(6b)をそれぞれ形成する。そして、上
記載置面(6a)上に上記バックコアブロック(4)との
接合強度を確保するためのガラス補助溝(6c),(6c)
をそれぞれ基台長手方向に亘って形成する。
次に、第5図(A)及び第5図(B)に示すように、
前記バックコアブロック(4)を上記バックコアブロッ
ク載置基台(6)の載置面(6a)上に載置する。すなわ
ち、上記バックコアブロック(4)の補強用ガラス溝
(2)側を接合面として上記バックコアブロック載置基
台(6)の載置面(6a)側に合わせる形でガラス融着し
接合一体化する。
上記載置面(6a)にはガラス補助溝(6c),(6c)を
形成してあるので、上記バックコアブロック(4)を全
面で受けることなく安定して載置することができ、しか
も上記ガラス補助溝(6c),(6c)にもガラス(7)が
充填されるので強い接合強度が確保される。
次に、第6図(A)及び第6図(B)に示すように、
上記バックコアブロック(4)を切削加工して分割し、
所定チャンネル数の磁気コアのバック部(8)を形成す
る。
すなわち、上記バック部(8)を形成するには、前記
補強用ガラス溝(2)とは反対側のバックコアブロック
(4)の裏面(4a)側から、ブロック厚方向に前記補強
用ガラス溝(2)に達するまで切削溝(9)を入れると
ともに、当該補強用ガラス溝(2)内に充填されている
ガラス(3)の一部を残すように切削する。
この結果、上記切削溝(9)により前記バックコアブ
ロック(4)は所定チャンネル数に分割される。上記分
割されたバックコアブロック(4)は、前記補強用ガラ
ス溝(2)内のガラス(3)により磁気的に分離される
とともに当該ガラス(3)によって各々接合され、全体
から見ると一体化された所定チャンネル数のバック部
(8)が形成される。
なお本実施例では、前記バック部(8)のピッチを22
0μmとし、コア厚を130μmとして53の切削溝(9)を
形成した。したがって、本実施例では48+4個のバック
部(8)が形成される。
次いで、上記切削溝(9)と直交方向に上記バックコ
アブロック(4)全体に亘って巻線溝(10)を形成す
る。
この結果、上記各バック部(8)にはそれぞれ巻線溝
(10)が形成されるとともに、巻線溝(10)形成方向の
幅がW1なる幅を有する巻線脚部(8a),(8a)が形成さ
れる。これにより、前記補強用ガラス溝(2)内に充填
されるガラス(3)は、上記巻線脚部(8a),(8a)の
後端側に残存することになる。
なお、上記巻線溝(10)は先の切削溝(9)を形成す
る前に形成しても差し支えない。
そして、上記バックコアブロック(4)の裏面(4
a)、すなわち各バック部(8)のフロント部との接合
面を鏡面加工する。
次に、第7図に示すように、前記バックコアブロック
載置基台(6)の両側面に形成された配線基板装着部
(6b),(6b)に配線パターンが形成されてなる配線基
板(11),(11)を接合する。
次いで、第8図に示すように、前記バック部(8)に
巻回する巻線(12)を作製する。上記巻線(12)を作製
するには、前記バック部(8)の巻線脚部(8a)の形状
と略同形状に形成された巻線形成用具(13)を用い、こ
れに自己融着線等を所定数巻回して作製する。
なお、本実施例では直径0.03mmの自己融着線を10回巻
回して巻線(12)とした。
次に、第9図に示すように、上記巻線(12)を前記バ
ック部(8)の巻線脚部(8a),(8a)にそれぞれ巻回
する。上記巻線(12)は予め所定数巻回されているの
で、上記巻線脚部(8a),(8a)に巻回部を挿入するこ
とのみで簡単に装着することができる。したがって、上
記バック部(8)のピッチが極めて狭くなったとしても
上記巻線(12)の巻回作業が困難になることはない。
続いて、上記巻線(12)の一端を前記配線基板(11)
の配線パターンにボンディング(はんだ付け)して電気
的に接続を図り、上記巻線(12)に短絡等を防止するた
めの巻線保護剤(図示は省略する。)を付ける。
次に、磁気コアのフロント部を作製する。先ず、第10
図に示すように、高飽和磁束密度を有する単結晶フェラ
イトからなるフロントコアブロック(14)を用意し、こ
のフロントコアブロック(14)の一主面(14a)に巻線
溝(15),ガラス溝(16),サイド加工溝(17)をそれ
ぞれ切削形成する。
上記フロントコアブロック(14)に高飽和磁束密度を
有する単結晶フェライトを用いているので、フロント部
は実質的にヘッド全体が高飽和磁束密度材料で構成され
ているのと同等の飽和値を有し、高抗磁力磁気記録媒体
に対しても充分な記録が行える。
次に、第11図(A)及び第11図(B)に示すように、
前記巻線溝(15),ガラス溝(16),サイド加工溝(1
7)と直交方向にトラック幅規制溝(18)を当該フロン
トコアブロック(14)厚T2の中途部まで複数(所定チャ
ネル数となる数)形成する。
この結果、上記トラック幅規制溝(18),(18)間に
は、それぞれ所定トラック幅Twとされた磁気コアのフロ
ント部が形成されることになる。また、上記トラック幅
規制溝(18)の幅が磁気ヘッドのガードバンドの幅に相
当する。
なお本実施例では、上記トラック幅規制溝(18)を先
のバック部(8)のピッチと同じ220μmで53溝形成す
るとともに、当該トラック幅規制溝(18),(18)間の
トラック幅Twをやはり先のバック部(8)のコア厚と同
じく130μmとした。
また、上記トラック幅規制溝(18)の溝深さL1は、後
工程のフロントコアブロック(14)同士を突き合わせた
ときのトラック幅規制溝(18),(18)全体の溝深さL
(L1+L1)が前記バック部(8)のコア幅Wよりも大と
なるようにする。
なお、上記トラック幅規制溝(18)をストレート幅で
形成するとともに幅深さL1を0.3mm〜0.6mmとすれば、磁
気ギャップのインライン性が向上する。
次いで、上記フロントコアブロック(14)にガラスパ
ックを施し、巻線溝(15)を除いた部分にそれぞれガラ
ス(19)を充填した後、前記フロントコアブロック(1
4)の一主面(14a)を鏡面加工する。
なお、上記ガラスパックは少なくとも巻線溝(15)と
サイド加工溝(17)間のトラック幅規制溝(18)内に充
填されれば足りる。
また、前記巻線溝(15)やガラス溝(17)等の加工は
上記ガラスパック後に行ってもよい。
次に、第12図(A)及び第12図(B)に示すように、
上記フロントコアブロック(14)と同じく溝加工が施さ
れたフロントコアブロック(14)をもう一つ用意し、こ
れらフロントコアブロック(14),(14)同士を所定の
膜厚のギャップ膜(図示は省略する。)を介して突き合
わせガラス融着する。
上記ガラス融着を施すには、前記フロントコアブロッ
ク(14),(14)のトラック幅規制溝(18),(18)同
士を合わせ、すなわちトラック幅合わせを行いながら突
き合わせる。そして、前記ガラス溝(16)内に例えばガ
ラス棒(図示は省略する。)等を挿入し加熱して接合一
体化を図る。
なお、本実施例ではガラスパックした後にフロントコ
アブロック(14),(14)同士をガラス融着している
が、上記ガラスパックはガラス融着した後に行っても差
し支えない。この場合のガラスパックは、巻線溝(15)
とサイド加工溝(17)間のトラック幅規制溝(18)内に
のみガラス(19)が充填されることになる。
次に、第12図(A)のf−f線で示す位置、すなわち
巻線溝(15)の中途部で切断し、フロント部のみを切り
取る。この結果、磁気コアのフロント部となるコアブロ
ック(20)が得られる。
次いで、第13図(A)及び第13図(B)に示すよう
に、上記コアブロック(20)の両側面を前記トラック幅
規制溝(18)と直交方向に巻線溝(15)側より当該トラ
ック幅規制溝(18)が露出するようサイド加工してサイ
ド加工溝(21),(21)を形成する。
この結果、上記サイド加工溝(21),(21)と巻線溝
(15)間には、磁気コアのフロント部となる48個のフロ
ント脚部(22)が所定トラック幅Twでそれぞれ形成され
る。そして、上記フロント脚部(22)のサイド加工溝
(21),(21)方向の幅W2は、先のバック部(8)の巻
線脚部(8a)の幅W1と同じ幅となる。
なお、上記サイド加工溝(21),(21)は、トラック
幅規制溝(18)が一部露出する程度に切削すればよく、
コアブロック(20)厚全体に亘り切削する必要はない。
次いで、前記コアブロック(20)を切り出した際の切
削面(20a)を鏡面加工する。上記切削面(20a)は先の
バック部(8)の巻線脚部(8a)との接合面となる。
次に、上記コアブロック(20)と先に形成したバック
部(8)とを接合一体化する。
すなわち、第14図(A)及び第14図(B)に示すよう
に、上記コアブロック(20)のフロント脚部(22)と前
記バック部(8)の巻線脚部(8a)とを該コアブロック
(20)に形成したサイド加工溝(21),(21)より見な
がら位置合わせ(トラック幅Tw合わせ)する。そして、
上記コアブロック(20)とバック部(8)とを例えばエ
ポキシ樹脂等による接着剤(23)で接合一体化を図る。
なお、上記接着剤(23)は非磁性であるから、磁束の
妨げを防止する上からもその膜厚はなくべく薄くするこ
とが好ましく、例えば1μm以下であることが好まし
い。これによれば、C/N比の向上が図れる。
次に、第15図(A)ないし第15図(C)に示すよう
に、上記コアブロック(20)全体に亘って曲率4Rで先の
バック部(8)のコア幅Wとなるまで円筒研磨を施す。
この結果、磁気記録媒体摺動面(24)は4Rの曲率を持
つ円筒形状に形成され、トラック幅規制溝(18),(1
8)間には上記磁気記録媒体摺動面(24)に露出する磁
気ギャップg1,g2,g3・・・g46,g47,g48を有するフ
ロント部(25)がそれぞれ形成される。これらフロント
部(25)は、磁気記録媒体摺動面(24)近傍,すなわち
トラック幅規制溝(18),(18)間に充填されるガラス
(19)により磁気的に分離されるとともに当該ガラス
(19)により各々接合され一体化される。すなわち、48
+4個のフロント部(25)が上記ガラス(19)により磁
気的に分離された状態で一体化されたものとなる。した
がって、各々磁気的に分離されたフロント部(25)とバ
ック部(8)との接合により、磁気ギャップg1,g2,g3
・・・g46,g47,g48がコア厚方向にインラインに並ん
だ48+4チャンネルの多チャンネル磁気ヘッド(26)が
得られる。なお、上記トラック幅規制溝(18)の幅は、
当該各磁気ヘッド間のガードバンド幅となる。
そして、最後に第16図に示すように、上記多チャンネ
ル磁気ヘッド(26)を磁気記録再生装置と電気的に接続
されるハウジング(27)に組み込んで完成する。
なお、上記ハウジング(27)には、上記多チャンネル
磁気ヘッド(26)と電気的に接続されるフレキシブルプ
リント基板(28)が接続され、さらにそのフレキシブル
プリント基板(28)には記録再生装置と接続するコネク
タ部(29)が接続されている。
ここで、上記再生用の多チャンネル磁気ヘッド(26)
の特性(C/N比,クロストーク)を以下の条件でチェッ
クした。
先ず、第15図(B)において、前記磁気ヘッドの巻線
溝(10),(15)の媒体走行方向Aの幅Wmを0.3mm〜0.4
mmとし、他方、媒体走行方向Aに直交する方向の巻線溝
の奥行きH1を0.6mm〜1.2mmの範囲に設定して周波数384k
HzでC/N比を測定した。
その結果、第17図に示すように、上記巻線溝(10),
(15)の奥行きH1が次第に小さくなるに連れ、C/N比は
逆に大きくなることが分かった。例えば、巻線溝(1
0),(15)の奥行きH1が1.2mmのときにはC/N比は約52d
Bであるが、巻線溝の奥行きH1が半分の0.6mmの場合にな
るとC/N比は約56dBと向上する。したがって、上記巻線
溝(10),(15)の大きさを巻線できる最小の溝大きさ
とすれば、さらなる高C/N比を示す磁気ヘッドが得られ
る。
次に、第15図(B)において、前記磁気ヘッドのコア
長をW,コア奥行きH2としたときに、W=3.0mm,H2=2.0m
mおよびW=1.2mm,H2=1.1mmとして周波数256kHzでクロ
ストークを測定した。
その結果、第18図に示すように、コア長Wを1.2mmと
した場合のクロストークは、コア長Wを3.0mmとした場
合よりも約10dBも向上することが分かった。したがっ
て、コア寸法をできるだけ小さくするすれば、クロスト
ークの向上が図れる磁気ヘッドが得られる。
上述のように作製された本実施例の多チャンネル磁気
ヘッド(26)によれば、磁気コアがフロント部(25)と
バック部(8)とに分割されているので、巻線(12)は
これらフロント部(25)とバック部(8)との接合前に
上記バック部(8)に容易に巻回することができる。
したがって、その巻線(12)の巻回作業が効率よく行
え、しかも複雑な機構を有する装置等を使用することな
く簡単な装置によって巻回することができ作業性の大幅
な向上が達成される。
また、さらに多チャンネル化を目指したとしてもやは
り容易にバック部(8)に巻線(12)を巻回することが
でき、これによりさらなる高記録密度化に対処し得る磁
気ヘッドが得られる。
また、本実施例の多チャンネル磁気ヘッドによれば、
上記フロント部(25)とバック部(8)は、いずれもブ
ロック(14),(4)から形成されるとともに該ブロッ
ク(14),(4)の状態で各々分割,すなわち、いずれ
もフロント部(25)同士,バック部(8)同士がガラス
(19),(3)により接続され、しかも上記ガラス(1
9),(3)によって磁気的に分離されるので、磁気ギ
ャップのインライン性が向上する。
したがって、同時に複数のチャンネル(本実施例では
48+4チャンネル)の信号を高密度に記録することがで
き、クロストークやC/N比の向上が図れるマルチチャン
ネル構造の多チャンネル磁気ヘッドが得られ、例えば記
録信号量が極めて多いディジタルVTR等の記録再生装置
に適用して好適なものとなる。
さらに、本実施例の多チャンネル磁気ヘッドによれ
ば、フロント部(25)が単結晶フェライト,バック部
(8)が多結晶フェライトからなるいわゆる接合型のフ
ェライト磁気ヘッドとなっているので、記録時には高飽
和磁束密度を示し、再生時には高透磁率を示す。したが
って、記録特性および再生特性の両立が図れ、しかも高
密度記録が可能で優れた電磁変換特性を示す磁気ヘッド
となる。
第2の実施例 この第2の実施例は、記録用の磁気ヘッドに適用した
多チャンネル磁気ヘッドである。
以下、本実施例の記録用の多チャンネル磁気ヘッドの
構成を明確なものとするため、その製造方法から説明す
る。
本実施例の多チャンネル磁気ヘッドを製造するには、
先の再生用の多チャンネル磁気ヘッドと同様、先ず、磁
気コアのバック部を作製し、次いでフロント部を作製し
た後、これらフロント部とバック部とを接合一体化して
作製する。なお、この記録用の多チャンネル磁気ヘッド
においては、バック部は先の再生用の多チャンネル磁気
ヘッドと同じであるため、第9図に示すバック部と同一
の部材には同一の符号を付しその説明は省略する。
上記フロント部を作製するには、先ず、第19図(A)
及び第19図(B)に示すように、やはり高飽和磁束密度
を有する単結晶フェライトからなるフロントコアブロッ
ク(30)を用意し、その一主面(30a)に一次溝(31)
を板厚T3の中途部まで長手方向に亘って複数(所定チャ
ネル数となる数)形成した後、上記一次溝(31)内にガ
ラス(32)を充填してガラスパックする。
なお、上記一次溝(31)の溝深さL2を前記フロントコ
アブロック(30)の板厚T3−0.1〜0.2mmとし、本実施例
では48+4チャンネルの磁気ヘッドを作製するので、53
の一次溝(31)を形成した。
次に、第20図に示すように、前記一次溝(31)とは反
対側のフロントコアブロック(30)の裏面(30b)に該
一次溝(31)と直交方向に巻線溝(33),ガラス溝(3
4),サイド加工溝(35)をそれぞれフロントコアブロ
ック(30)の板厚T3の中途部まで形成する。
次いで、第21図(A)及び第21図(B)に示すよう
に、上記フロントコアブロック(30)の裏面(30b)側
から前記各一次溝(31)に対応する位置に二次溝(36)
を形成する。
上記二次溝(36)を形成するには、前記一次溝(31)
の幅よりも狭い幅で形成するとともに少なくとも該一次
溝(31)に達するように形成する。なお本実施例では、
研削砥石を用いて研削し、溝幅16μm,溝深さ0.1〜0.2mm
の二次溝(36)を形成した。
この結果、上記二次溝(36)は各磁気ヘッドのトラッ
ク幅Twを規制するとともに、該二次溝(36)の幅が各磁
気ヘッド間のガードバンドとなる。また、上記トラック
幅Twは先の一次溝(31)間に残存するフロントコアブロ
ック(30)の幅よりも幅広となる。
次いで、上記二次溝(36)内にガラス(37)を充填し
てガラスパックを行う。上記ガラスパックは少なくとも
巻線溝(33)とサイド加工溝(35)間の二次溝(36)内
に充填されれば足りる。
次に、第22図(A)及び第22図(B)に示すように、
前記フロントコアブロック(30)の裏面(30b)を鏡面
加工した後、上記フロントコアブロック(30)と同じく
溝加工が施されたフロントコアブロック(30)をもう一
つ用意し、これらフロントコアブロック(30),(30)
同士を所定の膜厚のギャップ膜(図示は省略する。)を
介して突き合わせガラス融着する。
上記ガラス融着を施すには、前記フロントコアブロッ
ク(30),(30)の二次溝(36),(36)同士を合わ
せ、すなわちトラック幅Tw合わせを行いながら突き合わ
せる。そして、前記ガラス溝(34)内に例えばガラス棒
(図示は省略する。)等を挿入し加熱して接合一体化を
図る。
なお、本実施例ではフロントコアブロック(30),
(30)同士のガラス融着前にガラスパックを行っている
が、例えば上記ガラスパックはガラス融着後に行っても
差し支えない。この場合のガラスパックは、巻線溝(3
3)とサイド加工溝(35)間の二次溝(36)内にのみガ
ラス(37)が充填されることになる。
次に、第22図(A)のi−i線で示す位置、すなわち
巻線溝(33)の中途部で切断し、フロント部のみを切り
取る。この結果、磁気コアのフロント部となるコアブロ
ック(38)が得られる。
次いで、第23図(A)及び第23図(B)に示すよう
に、上記コアブロック(38)の両側面を前記一次溝(3
1)と直交方向に巻線溝(33)側よりサイド加工してサ
イド加工溝(39),(39)を形成する。
この結果、上記サイド加工溝(39),(39)と巻線溝
(33)との間には、磁気コアのフロント部となる48+4
個のフロント脚部(40)が形成される。
なお、上記フロント脚部(40)のピッチは前記一次溝
(31)のピッチに相当し、上記フロント脚部(40)のサ
イド加工溝(39),(39)方向の幅W3は、前述の再生用
磁気ヘッド(26)のバック部(8)の巻線脚部(8a)の
幅W2と同じ幅となる。さらに、上記サイド加工溝(3
9),(39)は、上記フロント脚部(40)が一部露出す
る程度に切削すればよく、コアブロック(38)厚全体に
亘り切削する必要はない。
次いで、前記コアブロック(38)を切り出した際の切
削面(38a)を鏡面加工する。上記切削面(38a)は前述
の再生用磁気ヘッド(26)のバック部(8)の巻線脚部
(8a)との接合面となる。
次に、上記コアブロック(38)と先の再生用磁気ヘッ
ド(26)のバック部〔すなわち、第9図に示すバックコ
アブロック載置基台(6)上に形成されたバック部〕
(8)とを接合一体化する。
先ず、第24図(A)及び第24図(B)に示すように、
上記コアブロック(38)のフロント脚部(40)と前記バ
ック部(8)の巻線脚部(8a)とを前記コアブロック
(38)に形成したサイド加工溝(39),(39)より見な
がら位置合わせする。そして、上記コアブロック(38)
とバック部(8)とを例えばエポキシ樹脂等による接着
剤(41)で接合一体化を図る。
なお、上記接着剤(41)の膜厚は先の再生用磁気ヘッ
ド(26)と同様、なくべく薄くすることが好ましく、例
えば1μm以下であることが好ましい。これによれば、
C/N比が向上する。
次に、第25図(A)ないし第25図(D)に示すよう
に、上記コアブロック(38)全体に亘って先のバック部
(8)のコア幅Wとなるまで円筒研磨を施す。
この結果、磁気記録媒体摺動面(42)は所定曲率の円
筒形状に形成され、前記一次溝(31),(31)間には上
記磁気記録媒体摺動面(42)に露出する磁気ギャップ
g1,g2,g3・・・g46,g47,g48を有するフロント部(4
3)がそれぞれ形成される。これらフロント部(43)
は、少なくとも磁気記録媒体摺動面(42)近傍,すなわ
ち前記一次溝(31)および二次溝(36)間に充填される
ガラス(32),(37)により磁気的に分離されるととも
に、当該ガラス(32),(37)により各々接合され一体
化される。すなわち、48個のフロント部(43)が上記ガ
ラス(32),(37)により磁気的に各々分離され、しか
も一体化されたものとなる。したがって、各々磁気的に
分離されたフロント部(43)とバック部(8)との接合
により、磁気ギャップg1,g2,g3・・・g46,g47,g48
がコア厚方向にインラインに並んだ48+4チャンネルの
多チャンネル磁気ヘッド(44)が得られる。なお上記磁
気ヘッド(44)では、前記二次溝(36)の幅が各磁気ヘ
ッド間のガードバンドとなる。
そして、最後に第26図に示すように、上記多チャンネ
ル磁気ヘッド(44)を磁気記録再生装置と電気的に接続
されるハウジング(45)に組み込んで完成する。
なお、上記ハウジング(45)には、先の再生用の磁気
ヘッド(26)と同様、前記多チャンネル磁気ヘッド(4
4)と電気的に接続されるフレキシブルプリント基板(4
6)が接続され、さらにそのフレキシブルプリント基板
(46)には記録再生装置と接続するコネクタ部(47)が
接続されている。
上述のように作製された本実施例の多チャンネル磁気
ヘッド(44)によれば、先の再生用の磁気ヘッド(26)
と同様、磁気コアがフロント部(43)とバック部(8)
とに分割された構成となっているので、巻線(12)はこ
れらフロント部(43)とバック部(8)との接合前に上
記バック部(8)に容易に巻回することができ、その巻
線(12)の巻回作業が効率よく行え、作業性の大幅な向
上が図れる。
また、本実施例の多チャンネル磁気ヘッド(44)は、
先の再生用多チャンネル磁気ヘッド(26)と同様、磁気
ギャップのインライン性に優れ、しかも記録信号量が極
めて多いディジタルオーディオテープレコーダ等の記録
再生装置に好適な磁気ヘッドとなる。
〔発明の効果〕
以上の説明からも明らかなように、本発明の多チャン
ネル磁気ヘッドによれば、磁気コアがフロント部とバッ
ク部とに分割され一体化された構成となっているので、
これらフロント部とバック部との接合前に上記バック部
に巻線を巻回すれば、巻線の巻回作業の大幅な向上が図
れ、しかも複雑な機構を有する装置等を使用することな
く簡単な装置によって容易に巻線を巻回することができ
る。
また、本発明の多チャンネル磁気ヘッドによれば、フ
ロント部とバック部はいずれもブロックから一体的に形
成され、このブロック状態で上記フロント部とバック部
は各々磁気的にガラスにより分離され、しかも上記ガラ
スにより一体化されているので磁気ギャップのインライ
ン性が向上する。
さらに、本発明の多チャンネル磁気ヘッドによれば、
フロント部が高飽和磁束密度を有する単結晶フェライ
ト,バック部が高透磁率を有する多結晶フェライトから
なるので、記録時には高飽和磁束密度を示し、再生時に
は高透磁率を示し、記録特性,再生特性の両立が図れ、
しかも高抗磁力磁気記録媒体に対しても充分な記録が行
え、記録信号量が極めて多いディジタルVTR等に好適な
多チャンネル磁気ヘッドとなる。
さらに、本発明の多チャンネル磁気ヘッドによれば、
クロストークやC/N比等も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)ないし第16図は本発明を適用した多チャン
ネル磁気ヘッドの製造方法をその工程順に従って示すも
のであり、第1図(A)は補強用ガラス溝形成工程を示
す概略斜視図、第1図(B)は第1図(A)のa−a線
における要部拡大断面図、第2図(A)はバックコアブ
ロック形成工程を示す概略斜視図、第2図(B)は第2
図(A)のb−b線における要部拡大断面図、第3図は
非磁性基板を示す概略斜視図、第4図はバックコアブロ
ック載置基台形成工程を示す概略斜視図、第5図(A)
はバックコアブロック接合工程を示す概略斜視図、第5
図(B)は第5図(A)のc−c線における要部拡大断
面図、第6図(A)はバック部形成工程を示す概略斜視
図、第6図(B)は第6図(A)のd−d線における要
部拡大断面図、第7図は配線基板接合工程を示す概略斜
視図、第8図は巻線作製工程を示す要部概略斜視図、第
9図は巻線の巻回工程を示す概略斜視図、第10図は巻線
溝,ガラス溝,サイド加工溝形成工程を示す概略斜視
図、第11図(A)はトラック幅規制溝形成工程を示す概
略斜視図、第11図(B)は第11図(A)のe−e線にお
ける要部拡大断面図、第12図(A)はフロントコアブロ
ック同士のガラス融着工程を示す概略斜視図、第12図
(B)は第12図(A)の要部拡大平面図、第13図(A)
はフロントコアブロック形成工程を示す概略斜視図、第
13図(B)は第13図(A)の要部拡大側面図、第14図
(A)はフロントコアブロック接合工程を示す概略斜視
図、第14図(B)は第14図(A)の要部拡大側面図、第
15図(A)はフロント部形成工程を示す概略斜視図、第
15図(B)は第15図(A)のh−h線における要部拡大
断面図、第15図(C)は第15図(A)の要部拡大側面
図、第16図はハウジング装着工程を示す概略斜視図であ
る。 第17図は巻線溝とC/N比との関係を示す特性図であり、
第18図はコア寸法とクロストークとの関係を示す特性図
である。 第19図(A)ないし第26図は本発明を適用した他の例の
多チャンネル磁気ヘッドの製造方法をその工程順に従っ
て示すものであり、第19図(A)は一次溝形成工程を示
す概略斜視図、第19図(B)は第19図(A)のi−i線
における要部拡大断面図、第20図は巻線溝,ガラス溝,
サイド加工溝形成工程を示す概略斜視図、第21図(A)
は二次溝形成工程を示す概略斜視図、第21図(B)は第
21図(A)のj−j線における要部拡大断面図、第22図
(A)はフェライトブロック同士のガラス融着工程を示
す概略斜視図、第22図(B)は第22図(A)の要部拡大
平面図、第23図(A)はフロントコアブロック形成工程
を示す概略斜視図、第23図(B)は第23図(A)の要部
拡大側面図、第24図(A)はフロントコアブロック接合
工程を示す概略斜視図、第24図(B)は第24図(A)の
要部拡大側面図、第25図(A)はフロント部形成工程を
示す概略斜視図、第25図(B)は第25図(A)のk−k
線における要部拡大断面図、第25図(c)は第25図
(A)の要部拡大側面図、第25図(D)は第25図(A)
の要部拡大平面図、第26図はハウジング装着工程を示す
概略斜視図である。 8……バック部 8a……巻線脚部 12……巻線 22,40……フロント脚部 24,42……磁気記録媒体摺動面 25,43……フロント部 10,15,33……巻線溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−1010(JP,A) 特開 昭61−77111(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/29 G11B 5/127

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロント部とバック部とに分離された磁気
    コアが接合一体化された磁気ヘッドがコア厚方向に所定
    間隔で複数配列されてなり、 各磁気ヘッドは、フロント部では少なくとも磁気記録媒
    体摺動面近傍に充填されるガラスにより磁気的に分離さ
    れた状態で一体化されるとともに、 バック部では、フロント部側から溝入れされた溝により
    各磁気ヘッドの巻線脚部が磁気的に分離されるととも
    に、これとは反対側から溝入れされた溝内に充填され且
    つ巻線脚部よりも後端側に充填されるガラスにより磁気
    的に分離された状態を保ったまま一体化されたことを特
    徴とする多チャンネル磁気ヘッド。
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