JP2844209B2 - 金型交換装置 - Google Patents

金型交換装置

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JP2844209B2
JP2844209B2 JP1040173A JP4017389A JP2844209B2 JP 2844209 B2 JP2844209 B2 JP 2844209B2 JP 1040173 A JP1040173 A JP 1040173A JP 4017389 A JP4017389 A JP 4017389A JP 2844209 B2 JP2844209 B2 JP 2844209B2
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D5/00Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves
    • B21D5/02Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves on press brakes without making use of clamping means
    • B21D5/0209Tools therefor
    • B21D5/0254Tool exchanging

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はプレスブレーキ等の折曲げ機に装着する金型
セットを自動的に交換する金型交換装置に関する。
[従来の技術] プレスブレーキ等の折曲げ機は、シート材を任意の形
状に折曲げることができるため、事務機器、家電機器等
の製造に多用されている。通常のプレスブレーキは、上
下各一組の金型を装着して所定角度の折曲げ加工を行う
ものであって、複雑な形状にワーク材を折曲げるとき
は、曲げ工程ごとに金型を交換しなければならず多大の
手間を要する。そこで、ラムの前後面に回動自在または
跳ね上げ自在に数種の上型を取付けるとともに、ベッド
上に前記各上型に対応する数個の下型を配置し、上型の
昇降、回動によって自動的に型交換を行うことのできる
プレスブレーキも開発されている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記のようなプレスブレーキでは、ラムの前
後面に取り付けた回動自在または跳ね上げ自在の上型を
選択して型交換するだけであるから、ワークの折曲げ形
状、板厚み等が大幅に変ったときには、自動交換型以外
の所望の型をマニュアルで交換するしかなく、通常金型
交換作業と同じく多大の手間を必要とするものであっ
た。
本発明は、上記回動上型または跳ね上げ上型を単位と
して迅速に多数組の金型交換を可能とした装置を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本発明の請求項1は、ワー
ク板材の種類あるいは折曲げ形状に応じ、多数の上型及
び下型から所定の金型セットを選択して上下の金型装着
部に装着する折曲げ機の金型交換装置であって下記の構
成よりなる。すなわち、 各上型(7,8,9)をそれぞれ保持し上面にラック(10,
11,12)を備えた多数の上型ホルダー(13,14,15)と;
前記上型に対応する数個一組とした下型(29,30,31)を
保持し下面にラック(33)を備えた多数の下型ホルダー
(27)と;折曲げ機の金型装着部の一側方において、前
記上型ホルダーと下型ホルダーとよりなる金型セットの
多数を前記数列に収容した金型マガジン(34)と;多数
の金型セットのうち選択された上型または下型の各ホル
ダーを、前記金型装着部の一側方の延長線と芯合わせす
べく、各ホルダーの収容位置に応じて金型マガジン(3
4)を前記延長線に対し直交する方向に移動させるシリ
ンダ(43)とピストンロッド(44)とからなる芯合わせ
機構(28)と;前記芯合わせ機構(28)によって芯合さ
れた金型セットを、金型装着部に向け順次移動させる上
型及び下型移動機構(35,36)とを備えてなり; 前記上型移動機構(35)は、金型マガジン(34)の上
部に横架され、かつ上型の芯合わせ方向にシフト可能な
シャフト(77)と、シャフト(77)の中央に固着した駆
動歯車(78)と、シャフトの下部に横架した支軸(79)
と、支軸の中央に固着した中央ピニオン(73)と、中央
ピニオンの両側に回動自在に設けられたフリーピニオン
(74,75)とを含み、かつ前記シャフト(77)のシフト
位置によりいずれかのフリーピニオン(74,75)が選択
された上型ホルダーのラック(10,11,12)と噛み合って
上型ホルダーを金型装着方向又は引き込み方向へ移動さ
せるものとなっており、 前記下型移動機構(36)は、金型マガジン(34)の下
部に設けた駆動歯車(85)と、歯車(85)に噛み合うピ
ニオン(76)とを含み、該ピニオン(76)が選択された
下型ホルダー(27)のラック(33)と噛み合って下型ホ
ルダーを金型装着方向又は引き込み方向へ移動させるも
のとなっている、ことを特徴とする。
請求項2は、前記金型マガジン(34)が、金型装着部
に向かって左右面を開口されていること、その内部には
金型装着部と平行する方向に加工別用の複数の金型収容
部(49,50,51)が分割形成され、各加工別用金型収容部
の上部に上型保持用ガイドローラ(69)(61)、下部に
下型ホルダー保持用ローラ(69)をそれぞれ設けてお
り;各上型ホルダーの側面には、前記上型保持用の鍔付
きガイドローラ(59,60,61)に係合する段部(13a,14a,
15a)を有していることを特徴とする。
請求項3は、折曲げ機の一側方に当たる金型マガジン
(34)の後壁上下には、選択された上下の型ホルダーを
金型装着方向に押進するためのプッシュ機構(70)を有
し、また、折曲げ機の他方の側方に当たる金型装着方向
末端には、上下の型ホルダーを装着端位置への引込み及
び金型マガジン方向への初期押戻しを行なうプッシュプ
ル機構(37)を有しており;前記プッシュ機構(70)
は、移動機構の始動時に上または下型ホルダーの後端を
金型装着方向に押進して各ホルダーのラック(10,33)
を型移動機構のピニオン(73,76)に噛み合せるため、
シリンダ(71)とピストンロッド(71a)とからなり;
前記プッシュプル機構(37)は、折曲げ機の他側方の金
型装着方向末端に配置されたブラケット(87)と、ブラ
ケット(87)に取付けたシリンダ(88,89)と、上下型
ホルダーの引き込み及び押戻し方向に回動する回動レバ
ー(93)と、回動レバー(93)の一端に形成されて各ホ
ルダー側の凹所(99)に係合するフック(95)と、回動
レバー(93)の他端に形成されてフック(95)の凹所
(99)への係合、離脱位置を規制するガイドロッド(9
8)とからなる。
[作 用] 上記のように、折曲げ機に装着した上下金型セットを
金型マガジンに格納し、また金型マガジン内の金型セッ
トを折曲げ機に装着する。上下金型の格納及び装着のい
ずれも金型マガジンを金型装着部と直交する方向に移動
して金型装着部とマガジン内の収納位置との芯合わせを
行い、次いで上下型の移動機構を順次駆動して金型を自
動的に交換する。例えば10工程またはそれ以上の折曲げ
を必要とする複雑なワークに対しても型交換が容易であ
り、一次単位の生産も可能となる。
[実施例] 以下図示の実施例に基づき本発明を具体的に説明す
る。第1図は本発明の金型交換装置を取り付けたプレス
ブレーキを示す正面図、第2図は断面図である。
このプレスブレーキ1は、ラム2、ベット3を備え、
ラム2をメインシリンダ4、4によって昇降させ、ラム
2に取付けた上型群とベッド3に取付けた下型群とでワ
ーク板材を折り曲げるものである。
前記上型群は、中心上型7と回動上型8と跳上げ型9
とで形成される。各上型7、8、9は、上型ホルダー1
3、14、15にそれぞれ固定され、かつ曲げ長さに応じて
所定数の分割上型を一連に列設されている。
中心上型7はラム2の直下に取り付けられている。回
動上型8は、ラム2の前面側に配置され、上型反転回動
機構(図示省略)によって回動可能である(例えば特開
平1−154821号公報)。また、跳上げ型9は、ラム2の
後面側に配置され、4節リンクまたはシリンダで駆動さ
れるレバー等による跳上げ機構(図示省略)によって中
心上型7に密接する位置とラム2の後面の待避位置との
間を昇降可能な跳上げ型9(例えば特公昭60−29570
号、特開昭63−20123号及び特開平1−154821号公報
に)によって構成されている。
各上型ホルダー13、14、15の上端面は、第7〜11図に
ついて後述するように、上型移動機構のピニオン73、7
4、75に噛合うラック10、11、12が形成され、かつホル
ダーの側面には金型マガジン34内に設けた上型係止め用
ブラケット59、60、61に係合する段部13a、14a、15aを
有している(第2図、第4図)。また、各ホルダーの上
部はラム2あるいは各回動機構及び跳上げ機構のブラケ
ット16、17に形成した取付け溝18、19、20に挿入され、
各ホルダーに設けた切欠21、22、23に各溝壁から突出さ
せた突片18a,19a,20aを係合させて、ラム2の加工長さ
方向にスライド及び取外し自在に支持している。
一方、ベット3の上面にベース25を配置すると共に、
このベース25の凹所にクサビ26を埋設してベットの長さ
方向に移動自在な下型ホルダー27を取付け、このホルダ
ー27の上部には各上型7、8、9に対応する下型29、3
0、31を配置する。下型ホルダー27の下面に形成させた
溝32内に、下型移動機構のピニオンに噛合うラック33を
形成させる(第2図)。
<金型セット> 金型セットは、前後に並置された数個の上型と、該上
型に対応する数個の下型を備えた下型ホルダーとよりな
っている。図示例の金型セットは3個一組とする上下型
の3セットを横並びに備えた場合を示す。すなわち第1
のセットは上型群7、8、9とこれに対応する下型群2
9、30、31を備えた下型ホルダー27とからなり、第2の
セットは上型群7a、8a、9aとこれに対応する下型群29
a、30a、31aを備えた下型ホルダー27aとからなり、更に
第3のセットは上型群7b、8b、9bとこれに対応する下型
群29b、30b、31bを備えた下型ホルダー27bとからなって
いる。(第3図、第4図)。
この金型交換装置は、折曲げ機の一側方の折曲げ機の
金型装着部の一側方において、前記上型ホルダーと下型
ホルダーとよりなる金型セットの多数を前後数列に収容
した金型マガジン(34)と、少なくとも1組の上型と下
型とよりなる金型セットの多数を前後数列に収容した金
型マガジン34と;多数の金型セットのうち選択された1
つの金型セット内上型または下型を、折曲機における金
型装着部の延長線と芯合わせすべく、前記上型または下
型の収容位置に応じて金型マガジン34を前記延長線に対
し接離する方向に移動させる芯合わせ機構28と;前記芯
合わせ機構28によって選択された1つの金型セット内の
上下の型列を、延長線と平行する方向に移動させて折曲
機の金型装着部に順次係合させる上下型の移動機構35、
36とを主要部としている。次に各部について詳しく説明
する。
<金型マガジン> 金型マガジン34は、加工別の各金型セットを収納する
もので、上型群を上部に保持し、下型群を下部に配した
金型収容室を有している。
この金型マガジン34は、プレスブレーキ1の側端に設
けた脚38付の支持台39の上に配置されている。この支持
台39上には、プレスブレーキ1の折曲げ加工線の延長線
と直交する方向にレール40、40を敷設し、金型マガジン
の基台41の下面に固定したガイド42を係合させている。
金型マガジン34の基台41の上面にはプレスブレーキ1
側に向けて開口し、両側板45、45及び天板46よりなるフ
レーム47が取付けられて内部に金型収納部48が形成され
ている(第3図、第4図)。
<金型収納室> この金型収納室48は、金型マガジン34の移動方向に沿
って三つの加工ステーション用金型を収納するセクショ
ン49、50、51に分割され、各セクションはそれぞれ上型
収納部52、53、54及び下型収納部55を含んでいる(第3
図)。
各セクション内の上型収納部52、53、54は、フレーム
47の側板45あるいは天板46の長手方向にブラケット56、
57、58を垂設し、これらのブラケットには長手方向に沿
って複数の鍔付ガイドローラ59、60、61が軸支されてい
る。各上型7、8、9を上型収納部52、53、54に収納し
たとき各上型を保持している上型ホルダー13、14、15に
設けた段部13a、14a、15aと鍔付ガイドローラの鍔部59
a、60a、61aとが係合するようになっている(第3図、
第4図)。
天板46の下面には前記各上型収納部52、53、54に対応
して軸受62、63、64が取付けられ、これらの軸受には上
型の出し入れ時に上型をガイドし、かつ上型の揺れを防
止するためのローラ65、66、67が軸支されている。第3
図の状態では、金型収納室48の第1セクション49に収納
されていた一組の上型群7、8、9及び下型群29、30、
31がプレスブレーキ1にセットされたため、アキの状態
であることを示している。第2、第3のセクション50、
51には交換用の上型群7a、8a、9a及び7b、8b、9bと交換
用の下型群29a、30a、31a及び29b、30b、31bが収納され
ている。
<プッシュ機構> 上記金型マガジン34の後壁にプッシュ機構70を有して
いる。この機構は、型換え移動時に型の後端を押進して
ラック10を型移動機構のピニオンに噛み合せるためのも
ので、シリンダ71とピストンロッド71aとからなってい
る。第5図は上型押進用のプッシュ機構70のみを示し、
下型押進用のプッシュ機構の図示を省略している。
なお、金型マガジン34における各セクションの前側上
面にはそれぞれストッパ100が取付けられている(第6
図、第8図)。このストッパ100は前記収納部に金型が
収納されているとき型の前後方向の揺れを防止するもの
で、シリンダ101のピストンロッド102の先端に金型のラ
ックと係合する係合爪103を取付けている。型換え移動
時にはシリンダ101を作動させて係合爪103を引き込ませ
る。図示例では上型用のストッパ100のみを示し下型用
のストッパの図示を省略している。
<芯合わせ機構> 金型マガジン34の下面には、装着しようとする上型ま
たは下型を折曲げ機における金型装着部の延長線に対し
接離する方向に移動させるための芯合わせ機構28を有し
ている(第3図及び第4図)。
この機構は、脚部38に支持された取付台39の上に、プ
レスブレーキ1の金型装着場の延長線と直交する方向に
数本のレール40を並置し、レール40にガイド(LMガイ
ド)42、42を介して金型マガジン34を移動自在に載置す
る。さらに取付台39にシリンダ43を設け、そのピストン
ロッド44の先端を金型マガジン34の基台41に固定し、シ
リンダ43を駆動することによって選択された上型または
下型を、折曲げ機における金型装着部に芯合わせすべく
金型マガジン34を横移動させる。
<型移動機構> 金型マガジン34の開口部に門形スタンド72を設け、こ
のスタンド72内には、金型マガジン34内に収納され、か
つ芯合わせ機構28によって選択された交換用上型および
下型を、順次押出して折曲げ機に装着するための上型移
動機構35及び下型移動機構36を有している(第7図及び
第8図)。
上型移動機構35は、門形スタンド72の上部に配置され
たモータM1と、モータM1の出力軸にスベリキー80を介し
て連接されたシャフト77と、シャフト77に設けた歯車78
と、シャフト77の他端に設けたシリンダ82及びピストン
ロッド81よりなるシフト機構83と、シャフト77の下部に
横架された支軸79と、支軸79の中央に固着した中央ピニ
オン73と、中央ピニオン73の両側において支軸79に回動
自在に挿合したフリーピニオン74、75とから構成されて
いる。
中央ピニオン73は中心上型7、7a、7bのホルダーの上
端面に形成させたラックに噛合い、一方のフリーピニオ
ン74は回動上型8、8a、8bのホルダーの上端面に形成さ
れたラックに噛合い、他方のフリーピニオン75は跳ね上
げ上型9、9a、9bのホルダー上端面に形成させたラック
に噛合う位置に配置されている。各ピニオン73、74、75
の位置関係は、中央ピニオン7の中心線Cをラム2の取
付溝18のセンターに一致させ、またピニオン74、75のセ
ンターはラム2に取付けた回動上型8、跳ね上げ型9の
加工作用時におけるラック11、12の中心線と一致させて
いる。また、各ピニオンの取付け高さは、金型マガジン
34に収納された各上型のラックと噛み合う位置である
(第7図)。
第7図の状態は、歯車78が中央ピニオン73に噛み合っ
ているため、モータM1の正転駆動により中心上型7を折
り曲げ機の金型装着部に向け移動させ、逆転により金型
マガジン内に収納する。またシフト機構83を作動させて
シャフト77を第7図に矢印で示す方向にシフトさせる
と、シャフト77に取付けた歯車78とフリーピニオン74あ
るいはフリーピニオン75とを噛合わせるので、回動上型
8または跳ね上げ型9を金型装着部に移動または金型マ
ガジン内に収納することになる。
下型移動機構36は、モータM2と、モータM2の出力軸に
取付けた歯車85と、モータM2の出力軸の上部に横架した
支軸84と、支軸84に設けられて前記歯車85に噛み合うピ
ニオン76と、下型ホルダー27の下面に形成されて前記ピ
ニオン76に噛み合うラック33とよりなる。ピニオン76の
中心線はベース25に設けた取付溝26のセンターに一致さ
せている。また、ピニオン76の取付け高さは、金型マガ
ジン34に収納された下型ホルダー27、27aまたは27bのラ
ック33との噛み合い高さに軸支されている。
なお、芯合わせ機構28の操作で門形スタンド72を横移
動させて、他の金型セットを選択すると、選択された上
型群の各ラックがピニオン73、74、75に噛み合うととも
に、下型ホルダー27aまたは27bのラックがピニオン76と
噛み合い、モータの回転により選択された金型の交換を
行うことができる。
<プッシュプル機構> つぎにプッシュプル機構37について説明する。
プッシュプル機構37は、金型交換の際、金型マガジン
34から引き出されてプレスブレーキ側に移動してくる上
下型のラックが金型装着位置近くで移動機構のピニオン
と外れたのち正しい金型セット位置まで引寄せ、あるい
はプレスブレーキ1の金型装着部にある上下型を金型マ
ガジン方向に一定距離押送して移動機構のピニオンと噛
み合わせるためのものである。
この機構37は、プレスブレーキ1の金型装着部を挟ん
で金型マガジン34と反対側の取付台86に立設させた支持
ブラケット87に配置されており、支持ブラケット87の上
下に取付けたシリンダ88、89と、シリンダ88、89のピス
トンロッド90、91の先端に設けたトーションバネ94a付
きの回動レバー93、93とを主要部としている(第1図及
び第9図)。
シリンダ88、89のピストンロッド90、91は、折曲げ機
の金型装着部側に向けて進退できるように取付けられて
いる。これらピストンロッド90、91の先端にヨーク92、
92を設けピン94、94を用いてL字形の回動レバー93、93
をそれぞれ回動自在に取付ける。各レバー93の一方のア
ーム先端上面には斜辺93a及び段部93bとからなるフック
95、95が形成されており、このフックは、トーションバ
ネ94aによって上型または下型ホルダーに形成した凹部9
9、99に係合する傾向を付勢されている。
レバー93、93の他方のアーム下端部には、ピストンロ
ッド90、91と平行するガイドバー98、98を連結してい
る。ガイドバー98、98は、支持ブラケット87に設けたガ
イド孔96、96に挿通され、かつ末端に抜け止め97、97を
それぞれ有しており、その長さLは、支持ブラケット87
の内面からピン94までの距離Kにピストンロッドのスト
ロークSを加えたものより若干短くしている(第10
図)。
回転レバー93とガイドバー98との役割を上型の金型交
換について述べると、まず金型マガジン34から引き出さ
れてプレスブレーキ側に移動してくる上型は、ラム2下
端の上型ホルダー先端のセット位置から所定距離S0離れ
た位置で移動機構のピニオンと外れたのち一旦停止する
(第10図)。この状態では、ピストンロッド90がストロ
ーク(距離K+S)のエンドまで伸長されているので、
ガイドバー98の制止によりトーションバネ94aの弾力に
抗して回動してレバー93を時計方向に僅かに回動させて
いるためフック95と上型ホルダー側の凹所99とを離して
いる、すなわち引き寄せ時にフックの係合は解除されて
いる。次いでピストンロッド90を引き寄せると、トーシ
ョンバネ94aの弾力により回動レバー93が少しく反時計
方向に回動してフック95を凹所99に係合させるので、さ
らにピストンロッド90をリターンさせるとに正しい金型
セット位置まで引寄せることができる(第9図)。
また、プレスブレーキ1の金型装着部にある上型を金
型マガジン方向に押し戻すときには、フック95を凹所99
に係合させたままピストンロッド90を伸長することによ
り、ヨーク92を上型ホルダーに当ててストロークエンド
まで押進すると上型ホルダーのラックが移動機構のピニ
オン73と噛み合うから、ピニオン73の駆動により上型を
金型マガジン34内に収納することができる。
上記のような回転レバーとガイドバーの役割は下型の
金型交換においても、同様である。
[動作] 上型群、下型群はワーク板材の種類あるいは曲げ形状
に応じて、以下に述べるように手順で型交換を行う。
第2図のようにブレスブレーキ1に装着されている上
型群7、8、9及び下型群29、30、31を金型マガジン34
に戻したのち、金型マガジンに格納されている上型群7
a、8a、9a及び別の下型群を組付けた下型ホルダー27aを
引き出して装着する例を挙げて説明する。
芯合わせ高さ合わせ、 まず、芯合わせ機構28のシリンダ43を駆動して金型マ
ガジン34を横移動させ(第3図)、金型収納室48に形成
したアキ状態のセクション49のセンターと門形スタンド
72の上部に設けた中央ピニオン73及び下部側のピニオン
76のセンターとが一致する位置(第7図)に停止させ
る。また、第2図の状態では、中心上型7の下に回動上
型8を密接させているので、回動上型8を回動待避させ
て中心上型7による折曲げ加工が可能の状態にする。次
いでラム2を駆動して中心上型7を保持する上型ホルダ
ー13のラック10の移動機構35の中央ピニオン73とが噛合
う高さまで上型ホルダー13を下降させる。
なお、下型ホルダーと各金型収納室の格納レベルとは
同じ高さにあるため下型ホルダーについて高さ調整をす
る必要がない。
プッシュプル機構による押し戻し 中心上型7の芯合わせ高さ合わせを行ったのち、プッ
シュプル機構37のシリンダ88、89を駆動してピストンロ
ッド90、91を伸長させ、ロッド先端のヨーク92、92を中
心上型7を保持している上型ホルダー13及び下型ホルダ
ー27の先端面に当接させて金型マガジン34方向に押圧す
る。
両ホルダー13、27の後端部は、折曲げ加工時のラムの
昇降動と干渉しないように移動機構35、36の門型スタン
ド72から離してあるが(第11図)、プッシュプル機構37
のヨーク92、92による押進により各ホルダー13、27はラ
ム2とベース25に設けた取付溝17、26に沿って金型マガ
ジン34方向に所定距離(第9B図の距離K+S)まで移動
し、移動端近くで各ホルダー13、27に設けたラック10、
33の後端部が移動機構35、36の中央ピニオン73、ピニオ
ン76と噛合うことになる。
移動機構駆動による中心上型7と下型ホルダー27の
格納 ついで移動機構35、36に配置したモータM1、M2を作動
させて、中央ピニオン73及びピニオン76をホルダー13、
27の引込み方向に回動させると、両ホルダーは金型マガ
ジン34のセクション49に設けた上型収納部52と下型収納
部55に収納される。この際、第4図の鎖線に示すよう
に、上型ホルダー13は、ホルダーに設けた段部13aとセ
クション49の上面に軸支した鍔付ガイドローラ59の鍔部
59aとが係合し、またホルダー13の上端側側面は揺れど
めローラ66にガイドされながらセクション49に収納され
る。一方下型ホルダー27は金型マガジン35の基台41上に
形成した下型収納部55のガイドドローラ69上を移動し、
セクション49の下面側に格納される。次に回動上型8及
び跳ね上げ型9の取外し格納を行う。
回動上型8の格納 まずラム2を上昇させたのち回動機構(図示省略)を
作動させて、さきにラムの前方に退避させておいた回動
上型8を、第2図に示すように中心上型7の下に密着さ
せる。ついでラム2の高さを上型ホルダー14に形成した
ラック11が、移動機構35に設けたフリーピニオン74と噛
合う位置に調節する。
そしてプッシュプル機構36の上端側のシリンダ88を作
動してピストンロッド90を伸長させ、ロッドの先端に取
付けたヨーク92で上型ホルダー14を金型マガジン35の方
向に押圧し、前同様、上型ホルダー14のラック11端部と
移動機構35のフリーピニオン75とを噛合せる。
この際、シフト機構83のシリンダ82を作動させてモー
タM1の出力軸に取付けたシャフト77を第7図において右
側にシフトさせ、シャフト77に取付けた歯車78とフリー
ピニオン74とを噛合せた上でモータ1Mを回転させる。モ
ータM1の回転によりフリーピニオン74はホルダー14に引
込み方向に回転し、ラック11とピニオン74の噛合により
ホルダー14は、第4図の鎖線に示すように、セクション
49の上型収納部49に設けた鍔部59aに段部14aを係合させ
ながら引込まれ格納される。
跳ね上げ型9の格納 つぎに、跳ね上げ機構(図示省略)を駆動してラムの
後側の跳ね上げ型9を加工使用位置(第12図)まで下降
させて中心上型7の下に密着させる。この状態で、ラム
2を上昇させて上型ホルダー15に設けたラック12と移動
機構35に設けたフリーピニオン75とが噛み合う高さ位置
にセットする。一方、シフト機構83のシリンダ82を作動
させてモータM1の出力軸に取付けたシャフト77を第7図
において左側にシフトさせ、シャフト77に取付けた歯車
78とフリーピニオン75とを噛合せる。
ついで、プッシュプル機構37を作動させて前同様上型
ホルダー15を金型マガジン34側に押圧し、押送端近くで
ホルダー15のラック12と移動機構35のフリーピニオン75
とを噛合したのち、モータM1を駆動することにより、第
4図の鎖線に示すように、上型ホルダー15がセクション
49に設けた上型収納部49の鍔部61aにホルダー15の段部1
5aを係合させながら格納する。
なお、前記各上型7、8、9及び下型群はそれぞれ格
納が終了した時点において各収納部の前端部に設けたス
トッパ100を作動し係合爪103を各型ホルダーのラックに
噛合せて静止させておく(第6図)。
新たな上下型の装着 上記操作により、プレスブレーキ1に装着されていた
上型群及び下型群は金型マガジン34に格納されているの
で、次のようにして、プレスブレーキ1には交換すべき
別の上型群7a、8a、9a及び下型群29a、30a、31aが新た
に装着される。
まず、芯合わせ機構のシリンダ43を駆動しレール40に
沿って金型マガジン34を横移動させ(第3図)、金型収
納室48内のセクション50のセンターと中央ピニオン73及
び下部側のピニオン76のセンターとが一致する位置に停
止させる。次いでラム2を駆動してラムの溝18と中心上
型7aを保持する上型ホルダーのラック10とのレベルが等
しくなるように高さ位置を調節する。なお、下型ホルダ
ー27aについては高さ調整をする必要がない。
プッシャーによる押進と駆動機構による移動 前記芯合わせ、高さ調節終了の後、セクション50の上
型収納部52a及び下型収納部55aに配置したストッパ100
を解除し、各末端に配置したプッシュ機構70のシリンダ
71を作動させピストンロッド71aの端のプッシャ71bで上
型7aのホルダー及び下型ホルダー27aを第5図の矢印方
向に押圧する。この押圧で上型7aのホルダーの上面に設
けたラック10及び下型ホルダーに設けたラック33が上下
型の移動機構35、36に配置した中央ピニオン73及び下面
側ピニオン76とそれぞれ噛合うので、モータM1、M2を駆
動して両ホルダーを金型装着部に向け移動させる。なお
前記プッシャ71bは各ホルダーのラックと移動機構の各
ピニオンとが噛合したのちピストンロッド71aがリター
ンして待機位置に後退する。
プッシュプル機構の引き寄せで中心上型7aの装着終
了 さきのプッシュプル機構の作用について述べたよう
に、金型マガジン34から引き出されてプレスブレーキ側
に移動してくる上下型のホルダーは、ラム2下端の型の
セット位置から所定距離S0離れた位置で移動機構のピニ
オンと外れたのち一旦停止する(第10図)。このとき、
プッシュプル機構のピストンロッド90はストローク(距
離K+S)のエンドまで伸長されているので、ガイドバ
ー98の制止によりトーションバネ94aの弾力に抗して回
動レバー93を時計方向を僅かに回動させているためフッ
ク95と上下型ホルダー側の各凹所99とを離している、す
なわち型引き寄せ初期にフック95の係合は解除されてい
る。
引き続きピストンロッド90を引き寄せると、トーショ
ンバネ94aの弾力により回動レバー39が少しく反時計方
向に回動してフック95を凹所99に係合させるので、係合
させたままピストンロッド90をリターンさせると正しい
金型セット位置まで上下型7a、27aを引寄せることがで
きる(第9図)。
回動上型8aの装着 以上により上型群のうち中心上型7a及び下型群29a、3
0a、31aの装着が完了したので、つぎに回動上型8aをプ
レスブレーキ1に装着させる。
まずラム2を上昇させたのち回動機構(図示省略)を
作動させて、さきにラムの前方に退避させておいた回動
上型用のブラケット16を、中心上型7の前に密着させ
る。ついでブラケット16の取付溝19とホルダー14のラッ
ク11との高し位置が等しくなるようにラム2の高さを調
節する。
次にプッシュ機構70のプッシャ71bで上型8aのホルダ
ーを第5図の矢印方向に押圧することにより、上型8aの
ホルダーのラック10が上型の移動機構35に配置したピニ
オン74と噛合せる。このようにしたのち、シフト機構83
のシリンダ82を作動させてモータM1の出力軸に取付けた
シャフト77を第7図において右側にシフトさせ、シャフ
ト77に取付けた歯車78とオフリーピニオン74とを噛合せ
た上でモータM1を回転させる。モータM1の駆動によるフ
リーピニオン74の回転により上型8aのホルダーのみを金
型装着部に向け移動させる。上型8aのホルダーの装着を
終えると回動機構を駆動してラム2の前上方に退避させ
ておく。
跳ね上げ型9aの装着 つぎに、跳ね上げ機構(図示省略)を駆動してラムの
後側に退避していた跳ね上げ型用のブラケット17を中心
上型7の後方に密着させる。この状態で、ラム2を上昇
させてブラケット17の溝20とホルダー15のラック12との
高さ位置が等しくなるようにラム2の高さを調節する。
一方、シフト機構83のシリンダ82を作動させてモータM1
の出力軸に取付けたシャフト77を第7図において左側に
シフトさせ、シャフト77に取付けた歯車78とフリーピニ
オン75とを噛合せる。
次にプッシュ機構70のプッシャ71bで跳ね上げ型9aの
ホルダーを第5図の矢印方向に押圧することにより、上
型9aのホルダーのラック12の移動機構35に配置したピニ
オン75と噛合せる。このようにしたのち、モータM1の駆
動し歯車78を介してフリーピニオン75を回転させること
により跳ね上げ型9a付きのホルダーのみを金型装着部に
向け移動させ、ついで、プッシュプル機構37を作動させ
て跳ね上げ型9aを正しい位置に装着することができる。
上記のようにしてプレスブレーキ1に装着した上型群
7a、8a、9a及び下型群29a、30a、31aに対し、前同様の
操作を行うことにより金型マガジン34内のセクション51
(第3図)に収容されていた上型群7b、8b、9b及び下型
群29b、30b、31bと交換することが可能である。
なお、前記の作用の説明においては、各動作ごとに分
断して説明したが実際においてはNC制御などにより自動
的連続的に作動させることはいうまでもない。また、前
記実施例においては金型マガジン34に格納された各金型
のズレを防止するためのストッパを配置したが、上下型
の移動機構35、36の門形スタンド72後面側に、金型マガ
ジンに格納されている各金型の全部のラックに噛合する
ストッパを配置すると共に、各ピニオンの後面にもそれ
ぞれストッパを配置し、これらをリンク機構やシリンダ
を用いて作動させるようにしてもよい。
[発明の効果] 本発明は、金型交換装置を折曲げ機に取付けることに
より、人手による面倒な金型交換の手間が省けしかも一
台の折曲げ機で各種の折曲げ加工が可能となる。したが
って、折曲げ形状が複雑で多種少量生産の製品加工にも
コスト高を招来させることなく十分対応することができ
る。
また、折曲げ機の側部に金型マガジンを配置し、この
マガジンには多数の上型と下型をとを収納すると共に、
金型マガジンを金型装着部に対し直交する方向に移動し
て金型とマガジン内の収納位置との芯合わせを可能と
し、かつ前記マガジンの開口部分には金型の移動機構を
配置して金型を自動的に交換するようにしたものである
から、例えば10工程またはそれ以上の折曲げを必要とす
る複雑なワークに対しても折り曲げ時の型交換が容易で
あり、一枚単位の生産も可能となる。
請求項2のように、金型マガジンの金型収容部の上部
に上型保持用ガイドローラ、下部に下型ホルダー保持用
ローラをそれぞれ設けると共に、各上型ホルダーの側面
には、前記上型保持用の鍔付きガイドローラに係合する
段部を設けることにより、金型マガジン内に各上型を正
確に保持することができる。
更に、請求項3のように、折曲げ機の一側方に当たる
金型マガジンの後壁上下には、上下の型ホルダーを金型
装着方向に押進するためのプッシュ機構を設け、折曲げ
機の他方の側方に当たる金型装着方向末端には、上下の
型ホルダーを装着端位置への引込み及び金型マガジン方
向への初期押戻しを行なうプッシュ機構を設けることに
より、選択された金型セットの始動押進、金型装着位置
への引き込み並びに初期押し戻しを確実に行うことでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の金型交換装置を取付けたプレスブレー
キを示す正面図、第2図は同上要部の拡大断面図、第3
図は金型マガジンの正面図、第4図は第3図の一部の拡
大正面図、第5図はプッシュ機構を示す一部破断側面
図、第6図はストッパを示す一部破断側面図、第7図は
移動機構の正面図、第8図は第7図の側面図、第9図は
プッシュプル機構の側面図、第10図はプッシュプル機構
の作用を示す側面図、第11図は金型の装着及び取外し時
におけるラックと移動機構の高さ関係を示す側面図、第
12図は跳ね上げ型を加工位置に加工させた状態のプレス
ブレーキの側面図である。 1……プレスブレーキ、2……ラム、3……ベッド、 4……メインシリンダ、7、7a、7b……中心上型、 8、8a、8b……回動上型、9、9a、9b……跳ね上げ型、 10、11、12、33……ラック、13、14、15……上型ホルダ
ー、 16、17……ブラケット、18、19、20、26……取付溝、 21、22、23……切欠、25……ベース、26……クサビ、 27……下型ホルダー、29、30、31……下型、 32……溝、33……ラック、 34……金型マガジン、35……上型移動機構、 36……下型移動機構、37……プッシュプル機構、 38……脚部、39、86……取付台、 40……レール、41……基台、 42……ガイド、43、71、88、89……シリンダ、 44、71a、90、91……ピストンロッド、45……側板、 46……天板、47……フレーム、48……金型収納室、 49、50、51……セクション、52、53、54……上型収納
部、 55……下型収納部、56、57、58、68……ブラケット、 59、60、61……鍔付きガイドローラ、59a、60a、61a…
…鍔部、 62、63、64……軸受、65、66、67……ローラ、 69……ガイドローラ、70……プッシュ機構、 71b……プッシャー、72……門形スタンド、 73……中央ピニオン、74、75……フリーピニオン、 76……下面側ピニオン、77……シャフト、 78、85……歯車、79、84……軸、80……スベリキー、 81……ピストンロッド、83……シフトシリンダ、83……
シフト機構、 87……支持ブラケット、92……ヨーク、 93……回動レバー、93a……斜辺、 93b……段部、94……ピン、 95……フック、96……ガイド孔、 97……抜け止め、98……ガイドバー、 100……ストッパ、101……シリンダ、 102……ピストンロッド、103……係合爪。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワーク板材の種類あるいは折曲げ形状に応
    じ、多数の上型及び下型から所定の金型セットを選択し
    て上下の金型装着部に装着する折曲げ機の金型交換装置
    であって; 各上型(7,8,9)をそれぞれ保持し上面にラック(10,1
    1,12)を備えた多数の上型ホルダー(13,14,15)と; 前記上型に対応する数個一組とした下型(29,30,31)を
    保持し下面にラック(33)を備えた多数の下型ホルダー
    (27)と; 折曲げ機の金型装着部の一側方において、前記上型ホル
    ダーと下型ホルダーとよりなる金型セットの多数を前記
    数列に収容した金型マガジン(34)と; 多数の金型セットのうち選択された上型または下型の各
    ホルダーを、前記金型装着部の一側方の延長線と芯合わ
    せすべく、各ホルダーの収容位置に応じて金型マガジン
    (34)を前記延長線に対し直交する方向に移動させるシ
    リンダ(43)とピストンロッド(44)とからなる芯合わ
    せ機構(28)と; 前記芯合わせ機構(28)によって芯合された金型セット
    を、金型装着部に向け順次移動させる上型及び下型移動
    機構(35,36)とを備えてなり; 前記上型移動機構(35)は、金型マガジン(34)の上部
    に横架され、かつ上型の芯合わせ方向にシフト可能なシ
    ャフト(77)と、シャフト(77)の中央に固着した駆動
    歯車(78)と、シャフトの下部に横架した支軸(79)
    と、支軸の中央に固着した中央ピニオン(73)と、中央
    ピニオンの両側に回動自在に設けられたフリーピニオン
    (74,75)とを含み、かつ前記シャフト(77)のシフト
    位置によりいずれかのフリーピニオン(74,75)が選択
    された、上型ホルダーのラック(10,11,12)と噛み合っ
    て上型ホルダーを金型装着方向又は引き込み方向へ移動
    させるものとなっており、 前記下型移動機構(36)は、金型マガジン(34)の下部
    に設けた駆動歯車(85)と、歯車(85)に噛み合うピニ
    オン(76)とを含み、該ピニオン(76)が選択された下
    型ホルダー(27)のラック(33)と噛み合って下型ホル
    ダーを金型装着方向又は引き込み方向へ移動させるもの
    となっている、 ことを特徴とする金型交換装置。
  2. 【請求項2】前記金型マガジン(34)は、金型装着部に
    向かって左右面を開口させ、その内部には金型装着部と
    平行する方向に加工別用の複数の金型収容部(49,50,5
    1)が分割形成され、各加工別用金型収容部の上部に上
    型保持用ガイドローラ(69)(61)、下部に下型ホルダ
    ー保持用ローラ(69)をそれぞれ設けており、 各上型ホルダーの側面には、前記上型保持用の鍔付きガ
    イドローラ(59,60,61)に係合する段部(13a,14a,15
    a)を有している請求項1に記載の金型交換装置。
  3. 【請求項3】折曲げ機の一側方に当たる金型マガジン
    (34)の後壁上下には、選択された上下の型ホルダーを
    金型装着方向に押進するためのプッシュ機構(70)を有
    し、また、折曲げ機の他方の側方に当たる金型装着方向
    末端には、上下の型ホルダーを装着端位置への引込み及
    び金型マガジン方向への初期押戻しを行なうプッシュプ
    ル機構(37)を有しており; 前記プッシュ機構(70)は、移動機構の始動時に上また
    は下型ホルダーの後端を金型装着方向に押進して各ホル
    ダーのラック(10,33)を型移動機構のピニオン(73,7
    6)に噛み合せるため、シリンダ(71)とピストンロッ
    ド(71a)とからなり、 前記プッシュプル機構(37)は、折曲げ機の他側方の金
    型装着方向末端に配置されたブラケット(87)と、ブラ
    ケット(87)に取付けたシリンダ(88,89)と、上下型
    ホルダーの引き込み及び押戻し方向に回動する回動レバ
    ー(93)と、回動レバー(93)の一端に形成されて各ホ
    ルダー側の凹所(99)に係合するフック(95)と、回動
    レバー(93)の他端に形成されてフック(95)の凹所
    (99)への係合、離脱位置を規制するガイドロッド(9
    8)とからなる、 ことを特徴とする請求項1に記載の金型交換装置。
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