JP2844036B2 - 通信制御装置 - Google Patents

通信制御装置

Info

Publication number
JP2844036B2
JP2844036B2 JP4281663A JP28166392A JP2844036B2 JP 2844036 B2 JP2844036 B2 JP 2844036B2 JP 4281663 A JP4281663 A JP 4281663A JP 28166392 A JP28166392 A JP 28166392A JP 2844036 B2 JP2844036 B2 JP 2844036B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
unit
functioning
reply
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4281663A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06132961A (ja
Inventor
泰 岡本
昭哉 在本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4281663A priority Critical patent/JP2844036B2/ja
Priority to EP93115188A priority patent/EP0593918B1/en
Priority to DE69323521T priority patent/DE69323521T2/de
Priority to US08/130,254 priority patent/US5384778A/en
Publication of JPH06132961A publication Critical patent/JPH06132961A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2844036B2 publication Critical patent/JP2844036B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L12/40006Architecture of a communication node
    • H04L12/40013Details regarding a bus controller
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/02Details
    • H04L12/16Arrangements for providing special services to substations
    • H04L12/18Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast
    • H04L12/1863Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast comprising mechanisms for improved reliability, e.g. status reports
    • H04L12/1877Measures taken prior to transmission
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L12/407Bus networks with decentralised control
    • H04L12/413Bus networks with decentralised control with random access, e.g. carrier-sense multiple-access with collision detection (CSMA-CD)
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L12/40006Architecture of a communication node
    • H04L12/40032Details regarding a bus interface enhancer

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ通信制御を行う通
信制御装置に関し、特にLAN(ローカルエリアネットワー
ク) の一アクセス方式であるCSMA/CD(Carrier Sense M
ultiple Access with Collision Detection)方式による
通信制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】LANにおいては、複数の端末装置から送
出されるデータの衝突を回避するバス競合制御を行なう
ために、アクセス方式としてCSMA/CD方式が用いられる
ことが多い。このCSMA/CD方式を採る従来の通信制御装
置による通信方法について図1, 図2を参照して説明す
る。
【0003】図1はCSMA/CDアクセス方式にてバス競合
制御を行なう機能を有する従来の通信制御装置 (以下、
A, B, C, Dユニットという)2, 3, 4, 5と、共通データ
回線1との接続例を示す模式図である。各ユニット2,
3, 4, 5は図中に参照符号6, 8, 10, 12にて示されてい
る送信ラインと、同じく7, 9, 11, 13にて示されている
受信ラインとによりそれぞれ共通データ回線1と接続さ
れて通信システムを構成している。
【0004】このような通信システムに用いられる通信
フォーマットの一例を図2の模式図に示す。図2に示さ
れている通信フォーマット例はアメリカ合衆国の自動車
技術会がSAE-J1850 として公表しているフォーマットで
ある。
【0005】この通信フォーマットは、送信開始を共通
データ回線1上に接続された全てのユニットに伝達する
送信開始マーク14と、バス競合制御方式の衝突時の優先
順位決定を行なう優先順位コード15と、送信相手先を示
す相手アドレス16と、送信元を示す自己アドレス17と、
通信データ領域18と、優先順位コード15の先頭ビット
ら通信データ領域18の最終ビットまでを CRC演算した結
果を示す誤り検出コード (以下、 CRCという)18bと、通
信データの終了を示す領域 (以下、 EODという) 19と、
受信ユニットにおいて正常受信した場合に送信ユニット
へ返信される領域 (以下、 IFRという)20 と、通信フレ
ームの終了を示す領域 (以下、 EOFという)21 とから構
成されている。なお、優先順位コード15, 相手アドレス
16及び自己アドレス17を称して通信制御領域22という。
【0006】ここで図1中のAユニット2がDユニット
5に対して送信フレームを共通データ回線1に送出した
場合の具体的な通信手順について説明する。
【0007】共通データ回線1に接続されている各ユニ
ット2, 3, 4, 5にはそれぞれ固有のアドレス(以下、自
己アドレスという)が割り付けられている。従って、A
ユニット2がDユニット5にデータを転送する場合に
は、図2(b) に示されているように、Aユニット2が送
出する送信フレーム50中の相手アドレス16はDユニット
5の自己アドレスになる。そしてDユニット5は、図2
(a) に示されているように、共通データ回線1上のフレ
ーム49中の相手アドレス16が自身に割り付けられている
自己アドレスと一致した場合に受信処理を行う。また、
Aユニット2が送出する送信フレーム50中の自己アドレ
ス17はAユニット2に割り付けられている自己アドレス
になる。これにより、Aユニット2は共通データ回線1
上の送信フレーム49の送り元がAユニット2自身である
ことをDユニット5に通知する。
【0008】このようにして、図2(b) に示されている
ように、送信フレーム50を構成する全てのデータをAユ
ニット2が共通データ回線1へ送出すると、Dユニット
5は正常受信した場合にはEOD 19を検出した後に、図2
(c) に示されているように、IFR 20を返信IFR 53として
Dユニット5自身の自己アドレスを返信する。そして、
通信フレームの終了を示すEOF 21が検出されれば1つの
通信フレームの送信が終了する。
【0009】以上により、共通データ回線1上には図2
(a) に示されているようなフレーム49が送出されること
になる。
【0010】次に上述の通信フォーマットを構成する”
1”または”0”の各ビットを表す信号のパルス幅変調
(以下、 PWMという)されたビットフォーマットについ
て、図3の波形図を参照して説明する。
【0011】各1ビットの領域26は第1タイム23, 第2
タイム24, 第3タイム25の3タイムで構成されている。
ビット”1”は図3(a) に示されているように第1タイ
ム23がハイレベル(以下、”H”と記す)にて、第2タ
イム24及び第3タイム25がローレベル(以下”L”と記
す)にてそれぞれ表現される。また、ビット”0”は図
3(b) に示されているように、第1タイム23及び第2タ
イム24が”H”にて、第3タイム25が”L”にてそれぞ
れ表現される。
【0012】次に、以上に説明した通信フォーマットを
用いたバス競合制御についてその動作を図13のタイミン
グチャート及び図14の波形図を参照して説明する。
【0013】図13(b) 及び(c) に示されているように、
Aユニット2とBユニット3とが同時に送信フレーム5
0, 51を共通データ回線1へ送出した場合、両送信フレ
ーム50, 51の優先順位コード15によりバス競合制御の衝
突検出が行われるが、この場合には共通データ回線1の
優先権が争われる。ここでは、Aユニット2が優先権を
得て図13(b) に示されているような送信フレーム50を送
信した場合の通信例のタイミングチャートが示されてい
る。そして、図13(d) に示されているようにCユニット
4がIFR 20を返信IFR 52として返信しているが、これは
Aユニット2の送信フレーム50中の相手アドレス16がC
ユニット4の自己アドレスと一致し、Cユニット4が受
信処理に移行して正常受信を検出したためである。
【0014】図14に、この場合の優先順位コード15の領
域についてビットフォーマットを参照して示す。但し、
ここでは共通データ回線1の仕様が信号のレベルとし
て”H”を出力したユニットの波形が共通データ回線1
に現れるようになっているとする。つまり、各ユニット
2, 3, 4, 5からの出力は共通データ回線1ではワイヤー
ドオアした波形となる。
【0015】図14に示されている例では、上述のような
仕様の共通データ回線1にAユニット2が図14(b) に示
されているように優先順位コード15として”00(H) ”
(但し、(H) はヘキサデシマルを示す) 62を、Bユニッ
ト3が図14(c) に示されているように”OF(H) ”63をそ
れぞれ送出している。ところで、”00(H) ”はバイナリ
コードでは”00000000”に、”OF(H) ”はバイナリコー
ドでは”00001111”にそれぞれなるため、図14に示され
ているように、Aユニット2及びBユニット3がそれぞ
れ送出した優先順位コード15の5ビット目で衝突が発生
する。この場合、”H”レベルがより長い方の波形、即
ち図14(b) に示されているAユニット2から出力された
波形62の5ビット目の”H”レベルが図14(a) に示され
ているような優先順位コード15の波形61として共通デー
タ回線1上に現れる。
【0016】一方この場合、Bユニット3は自身が出力
した”OF(H) ”の波形63が共通データ回線1に現れない
ことを、共通データ回線1から受信ライン9を介して自
身に入力される波形と自身が共通データ回線1へ出力し
た波形とを比較すること(以下、エコーバック比較とい
う)により検出して衝突を検知すると共に、図13(c)に
示されているように以降の送信フレーム51の送出を中止
する。以上のような手法によりバス競合制御が実現され
る。
【0017】以上に説明したようなバス競合制御を用い
た通信方式の一つとして同報通信と称される通信方法が
ある。図15に示されている通信例のタイミングチャート
に従って以下に同報通信について説明する。
【0018】いま仮に図1中のAユニット2が共通デー
タ回線1に接続されている他の全てのユニット、即ちB
ユニット3,Cユニット4,Dユニット5に対して同時
に同じデータを送信する場合、図15(b) に示されている
Aユニットの送信フレーム50の相手アドレス16としては
通信システムで予め決められている同報コードが出力さ
れる。たとえば、相手アドレスとして”FF(H) ”が出力
された場合には他の全ユニットが受信すると定められた
通信システムであれば、”FF(H) ”が同報コードにな
る。そして、共通データ回線1に接続されているBユニ
ット3,Cユニット4,Dユニット5はAユニット2
共通データ回線1へ出力した送信フレーム50の相手アド
レスが”FF(H) ”であることを検出した時点でいずれも
受信処理に移行する (以下、同報受信という) 。
【0019】このようにして同報受信処理に移行したB
ユニット3,Cユニット4,Dユニット5は、送信フレ
ームの通信データの終了を示すEOD 19を検出した場合
も、受信エラーの有無には関係なく図15(a) に示されて
いるようにIFR 20を返信することはない。これは複数の
受信ユニットが同時にIFR 20を返信しても共通データ回
線1上で衝突するため、受け手である送信ユニットにと
って意味の無いデータとなってしまうからである。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従来のCSMA/CD方式に
よる通信システムでは同報通信は以上のようにして行わ
れているので、受信ユニット側のエラーの有無を送信ユ
ニットは1メッセージフレーム内で知ることができなか
った。
【0021】また、他の課題として、共通データ回線に
接続されている多数のユニットそれぞれの自己アドレス
を特定の一つのユニットから検索することが容易ではな
かった。これは、ユニットが増設されて共通データ回線
に新たに接続されたような場合に不都合が生じる。
【0022】本発明は上述のような問題点を解消するた
めになされたものであり、受信側のユニットでのエラー
発生の有無を送信側のユニットにおいて1フレームの通
信で知ることが可能であり、また同報通信の確度を向上
させると共に、不特定の自己アドレスを有するユニット
の自己アドレスを特定の一つのユニットにおいて容易に
検索できる通信制御装置の提供を目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明に係る通信制御装
置は、同報通信時においても、受信側として機能する場
合に、正常に受信した場合のみ、または正常には受信出
来なかった場合のみに返信データ列を返信するように構
成されている。
【0024】
【0025】更に本発明の通信制御装置は、同報通信時
において、送信側から送られてきた所定のコードがそれ
ぞれの自己アドレスより大である場合にのみ、あるいは
小である場合にのみ返信データ列を返信するように構成
されている。
【0026】
【作用】請求項1に記載の発明の通信制御装置では、
信側から送ったコードの値よりも算術的に小さい固有の
データを有する通信端末のみ固有のデータを返信データ
列として返信するように構成されているので、共通デー
タ回線に接続されている通信端末の数及び各通信端末の
自己アドレスの検索が行える。
【0027】
【0028】
【0029】請求項2に記載の発明の通信制御装置で
は、送信側から送ったコードの値よりも算術的に大きい
固有のデータを有する通信端末のみ固有のデータを返信
データ列として返信するように構成されているので、共
通データ回線に接続されている通信端末の数及び各通信
端末の自己アドレスの検索が行える。
【0030】また請求項3に記載の発明の通信制御装置
では、送信側から送ったコードの値よりも算術的に大き
い固有のデータ又は小さい固有のデータを有する通信端
末のみ固有のデータを返信データ列として返信するよう
に構成されているので、共通データ回線に接続されてい
る通信端末の数及び各通信端末の自己アドレスの検索が
行える。
【0031】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて詳述する。
【0032】図4は本発明の通信制御装置の送受信部の
構成例を示すブロック図である。本発明の通信制御装置
は参照符号27にて示されており、送信部27Tと受信部27
Rとその他の自己アドレスレジスタ28, シーケンスコン
トロール部44, 返信IFRレジスタ42, エコーバック比較
検出部43等とで構成されている。なお、送信部27Tは送
信ライン6にて、また受信部27Rは受信ライン7にてそ
れぞれ共通データ回線1と接続されている。また、図4
には示されていないが、本発明の通信制御装置27には図
4上で左側にマイクロコンピュータが接続されている。
【0033】自己アドレスレジスタ28にはこの通信制御
装置27に割り付けられている自己アドレスが外部のマイ
クロコンピュータから信号線45を介して入力されてい
る。またシーケンスコントロール部44は信号線47を介し
てマイクロコンピュータから与えられる制御信号により
制御される。エコーバック比較検出部43は後述するよう
にエコーバック比較を行う。また、返信IFR レジスタ42
は受信部27Rから与えられる返信IFR を記憶する。
【0034】送信部27Tは、送信バッファメモリ29, セ
レクタ30, PtoS(Parallel to Serial)シフトレジスタ3
1, PWM(Pulse Width Modulation)部32, セレクタ33,
送信開始マーク発生部34, 送信バッファ35等にて構成さ
れている。
【0035】送信バッファメモリ29は信号線46を介して
外部のマイクロコンピュータから与えられる送信すべき
データ列を一時的に格納する。この送信バッファメモリ
29に格納されているデータ列は信号線81を介して並列デ
ータとしてセレクタ30に与えられる。また、セレクタ30
には自己アドレスレジスタ28に記憶されている自己アド
レスも信号線82を介して与えられており、両者はシーケ
ンスコントロール部44から信号線83, 84を介して与えら
れる制御信号によりいずれかが選択されてPtoSシフトレ
ジスタ31に入力される。
【0036】PtoSシフトレジスタ31は上述のセレクタ30
から信号線85を介して入力される並列データを直列デー
タに変換して信号線86を介して PWM部32及びエコーバッ
ク比較検出部43へ出力する。 PWM部32はPtoSシフトレジ
スタ31から出力された直列データをパルス幅変調して信
号線87を介してセレクタ33へ出力する。
【0037】送信開始マーク発生部34はシーケンスコン
トロール部44から信号線88を介して与えられる制御信号
に従って送信開始マークを発生し、信号線89を介して上
述のセレクタ33へ出力する。セレクタ33は PWM部32から
信号線87へ出力される PWM変調されたビットパターンと
送信開始マーク発生部34から信号線89へ出力される送信
開始マークとのいずれかを選択して出力バッファ35を介
して送信ライン6へ出力する。
【0038】受信部27Rは、受信バッファ36, デジタル
フィルタ37, PWDM(Pulse Width DeModulation)部38, 受
信エラー検出部39, StoP(Serial to Parallel)シフトレ
ジスタ40, 受信バッファメモリ41等にて構成されてい
る。
【0039】受信バッファ36は受信ライン7を介して共
通データ回線1から信号を入力してデジタルフィルタ37
に与える。デジタルフィルタ37は入力された信号からノ
イズ成分を取除いて信号線91を介してPWDM部38及び受信
エラー検出部39に与える。PWDM部38はデジタルフィルタ
37から与えられた信号をパルス幅復調して信号線92を介
してエコーバック比較検出部43, StoPシフトレジスタ40
及び受信エラー検出部39に与える。
【0040】StoPシフトレジスタ40はPWDM部38から出力
されたデータを受信バッファメモリ41に書込むために直
列データを並列データに変換して信号線93を介して受信
バッファメモリ41に書込む。また、StoPシフトレジスタ
40には、受信フレーム中の相手アドレスのデータと自己
アドレスレジスタ28に格納されている自己アドレスのデ
ータとを比較して一致した場合、または同報通信である
ことを意味するデータと相手アドレスのデータとを比較
して一致した場合にこのStoPシフトレジスタ40を動作さ
せる制御信号が信号線94を介してシーケンスコントロー
ル部44から入力されている。
【0041】また、返信されてきた IFRを格納する返信
IFR レジスタ42には、返信IFR を格納すべき区間である
ことを示す制御信号が信号線95を介してシーケンスコン
トロール部44から与えられていると共に、StoPシフトレ
ジスタ40からはデータ出力線96が接続されている。
【0042】エコーバック比較検出部43にはPWDM部38の
出力とPtoSシフトレジスタ31の出力とが接続されてお
り、更に比較タイミング制御信号が信号線97を介してシ
ーケンスコントロール部44から与えられている。このエ
コーバック比較検出部43による比較結果の出力は信号線
98を介してシーケンスコントロール部44に入力される。
比較結果が異なる場合、即ちエコーバック比較検出部43
が衝突を検出した場合は、シーケンスコントロール部44
はPtoSシフトレジスタ31にその動作を停止させる制御信
号を信号線84へ出力して送信フレームの送信を中止す
る。
【0043】次に、上述のような構成の本発明の通信制
御装置による同報通信時の動作について、図5のタイミ
ングチャート及び図6の波形図を参照して説明する。な
お、図4に示されている本発明の通信制御装置27は前述
の図1に示されている各ユニット2, 3, 4, 5にそれぞれ
相当している。
【0044】いまたとえば図1に示されているAユニッ
ト2が共通データ回線1に接続されている他の各ユニッ
ト、即ちBユニット3,Cユニット4,Dユニット5に
同時にデータを転送する場合、相手アドレス16としてこ
の通信システムで予め決められている同報コードを出力
する。ここでは同報コードが”FF(H) ”であるとして以
下の説明を行う。
【0045】図5(b) に示されているように、Aユニッ
ト2は共通データ回線1へ送信フレーム50を送出する。
共通データ回線1に接続されている他のBユニット3,
Cユニット4,Dユニット5ではAユニット2から共通
データ回線1上へ送出されている送信フレーム50中の相
手アドレス16が”FF(H) ”であることをそれぞれシーケ
ンスコントロール部44が検出してPtoSシフトレジスタ40
に動作を開始させ、受信処理に移行する。
【0046】そして、各ユニット3, 4, 5 は送信フレー
ム50中のEOD 19を検出した後、受信エラー検出部29が受
信エラーを検出しなければ、それぞれIFR 20として自己
アドレスを返信する。ここで、Bユニット3, Cユニッ
ト4, Dユニット5の自己アドレスは、図5(c), (d),
(e) に示されているように、それぞれ順に”07(H) ”,
”3F(H) ”,”0F(H) ”に設定されているとする。
【0047】各ユニット3, 4, 5 では、 IFR返信区間で
あること示す制御信号がシーケンスコントロール部44か
らセレクタ30に入力される。これにより、各PtoSシフト
レジスタ31には自己アドレスレジスタ28の内容が入力さ
れる。そして、この IFR返信区間においてエコーバック
比較を行わせるための制御信号がシーケンスコントロー
ル部44からエコーバック比較検出部43に与えられること
により、各ユニット3,4, 5 では自己が送出するIFR 20
に対するエコーバック比較を行なう。
【0048】図5(c), (d), (e) にそれぞれ示されてい
るように、各ユニット3, 4, 5 から返信されたIFR 20は
それぞれのエコーバック比較検出部43において共通デー
タ回線1上のフレーム49のIFR 20とエコーバック比較さ
れる。この結果、各ユニット3, 4, 5 ではそれぞれが出
力したIFR 20の波形が図5(a) に示されている共通デー
タ回線1上のフレーム49のIFR 20に現れないことを、受
信ライン9から入力される波形と自身が出力した波形と
をエコーバック比較検出部43で比較することにより検出
し、以降のIFR 20の送出を中止する。
【0049】従って、図5に示されている例では、自己
アドレスとして”07(H) ”が割付けられているBユニッ
ト3から返信IFR 51として出力されたIFR 20のみがAユ
ニット2に返信される。
【0050】図6の詳細図を参照して更に説明を加え
る。上述のように、Bユニット3, Cユニット4, Dユ
ニット5それぞれには順に自己アドレスとして”07(H)
”, ”3F(H) ”,”0F(H) ”が割り付けられている
が、それぞれはバイナリコードでは順に”00000111”,
”00111111”, ”00001111”である。従って、IFR 20
の返信を同時に開始したB, C, Dユニット3, 4,5 の
内のCユニット4は、図6(c) に示されているように、
3ビット目で自身が送出するIFR 20のビット波形52が共
通データ回線1から受信バッファ36を介して入力される
図6(a) に示されているビット波形54と異なることを検
出してIFR 20の返信を停止する。また、Dユニット5
は、図6(d) に示されているように、5ビット目で自身
が送出するIFR 20のビット波形53が共通データ回線1か
ら受信バッファ36を介して入力される図6(a) に示され
ているビット波形54と異なることを検出して同様にIFR
20の返信を停止する。そして、図6(b) に示されている
ように、Bユニット3が返信する”07(H) ”のIFR 20の
みが送信ユニットであるAユニット2へ返信される。
【0051】以上のような動作によりAユニット2は、
共通データ回線1に接続されているB, C, Dユニット
3, 4, 5 の内の少なくともBユニット3がAユニット2
から送信された送信フレームを正常に受信したことを1
フレーム内の期間に検知することができる。
【0052】上述の実施例では同報通信時において、正
常受信したユニットのみがIFR 20を返信する場合につい
て説明したが、受信エラーが発生したユニットのみIFR
20を返信するようにしても良い。
【0053】そのような構成を採った場合、Aユニット
2はIFR 20が全く返信されなければ共通データ回線1に
接続されている自身以外の他の全ての受信ユニット3,
4, 5が正常に受信できたことを知ることが可能である。
また、IFR 20が返信されてきた場合、Aユニット2は少
なくともIFR 20を返信した受信ユニットに受信エラーが
発生したことを知ることができる。
【0054】次に他の実施例について説明する。この
施例では、通信フォーマット中に IFR制御コードを用い
ることにより、この IFR制御コードよりも自己アドレス
が算術的に小さいユニットのみ同報通信時にIFR を返信
する。
【0055】以下、この実施例を図7乃至図10を参照し
て説明する。図7は通信フレームの状態を示すタイミン
グチャートである。
【0056】図7(b) に示されているように、Aユニッ
ト2は共通データ回線1に対して送信フレーム50を送出
する。なお、この第2の発明では、各ユニット2, 3, 4,
5が共通データ回線1へ送信するフレームには、自己ア
ドレス17と通信データ領域18との間に IFR制御コード57
が設定されている。なおこの実施例では、Aユニット2
は IFR制御コード57として”10(H) ”を出力するものと
する。
【0057】共通データ回線1に接続されているBユニ
ット3,Cユニット4,Dユニット5ではAユニット2
から共通データ回線1上に送出されているフレーム50中
の相手アドレス16が同報通信を意味する同報コード”FE
(H) ”であることがそれぞれシーケンスコントロール部
44により検出されるので、それぞれのPtoSシフトレジス
タ40が動作を開始して受信処理に移行する。これによ
り、共通データ回線1上のフレーム中の IFR制御コード
57が受信バッファ36を介して共通データ回線1から入力
され、この IFR制御コード57のデータは返信IFR レジス
タ42に格納される。
【0058】図8は上述の返信IFR レジスタ42に格納さ
れている IFR制御コード57と、自己アドレスレジスタ28
に格納されている自己アドレスとを比較する回路、即ち
IFR制御回路の構成例を示す回路図である。なお、この
IFR制御回路はシーケンスコントロール部44内に備えら
れている。
【0059】図8において、参照符号 55a乃至55h は同
一構成の論理回路であり、いずれも図9に参照符号55に
て示されている回路構成の論理回路にて構成されてい
る。8ビット構成の自己アドレスレジスタ28の出力信号
の各ビットは各論理回路55a 乃至55h の入力端子Aに入
力され、同じく8ビット構成の返信IFR レジスタ42の出
力信号の各ビットはそれぞれインバータ72を介して各論
理回路55a 乃至55hの入力端子Bに入力されている。ま
た、各論理回路55a 乃至55g の出力端子Cout は次段の
論理回路55b 乃至55h の入力端子Cinにそれぞれ接続さ
れ、初段の論理回路55a の入力端子Cinのみが”L”レ
ベルに固定されている。そして、最終段の論理回路55h
の出力端子Cout からのC出力56は、自己アドレスレジ
スタ28が保持している値をVA, 返信IFR レジスタ42が保
持している値をVBとすると、VA≦VBである場合は”
L”に、VA>VBである場合は”H”にそれぞれなる。
【0060】ここで図10に示されているように、受信側
の各ユニットの自己アドレスはBユニット3は”00(H)
”に、Cユニット4は”0F(H) ”に、Dユニット5
は”F0(H) ”にそれぞれ設定されているとして、 IFR制
御回路の動作をBユニット3について説明する。
【0061】Bユニット3の自己アドレスレジスタ28に
は”00(H) ”が、返信IFR レジスタ42にはAユニット2
から IFR制御コード57として出力された”10(H) ”のデ
ータが格納されている。この場合、Bユニット3では自
己アドレスレジスタ28に格納されているデータ”00(H)
”の方が IFR制御コードレジスタ42に格納されている
データ”10(H) ”よりも小さいので、Bユニット3の I
FR制御回路のC出力56は”L”レベルになる。また、D
ユニット5では自己アドレスレジスタ28に格納されてい
るデータ”F0(H) ”の方が IFR制御コードレジスタ42に
格納されているデータ”10(H) ”よりも大きいのでその
IFR制御回路のC出力56は”H”レベルになる。
【0062】このような手順にて受信側の各ユニット3,
4, 5 はそれぞれの自己アドレスのデータとAユニット
2から出力された IFR制御コード57のデータとを比較し
て算術的な大小関係を判断する。そして、各受信側のユ
ニット3, 4, 5 はフレームの終了を示すEOD を検出した
後、IFR 20を返信する。
【0063】ここで図8に示されている IFR制御回路の
C出力56が”H”であったユニット、即ちDユニット5
はそのシーケンスコントロール部44から制御信号を出力
してPtoSシフトレジスタ31の動作を停止させることによ
り、図10(d) に示されているように、IFR 20を返信しな
い。そして図10(b), (c)に示されているように、Aユニ
ット2から出力された IFR制御コード57の値”10(H) ”
よりも小さい自己アドレスを有するBユニット3,Cユ
ニット4のIFR 20が返信され、Cユニット4は5ビット
目で自身が送出しているIFR 20の波形52と共通データ回
線1上に出力されている波形54とが異なることを検出し
てIFR 20の返信を停止する。これにより、図 7(c) 及び
図10(b) に示されているように、Bユニット3のIFR 20
が送信側のAユニット2へ返信される。
【0064】次に図11のタイミングチャート及び図12の
波形図を参照して、 IFR制御コードよりも自己アドレス
が算術的に大きいユニットのみがIFR 20を返信する実施
例について説明する。
【0065】図8に示されている IFR制御回路は上述の
場合と同様に動作し、自己アドレスとして”F0(H) ”が
設定されているDユニット5においてのみ IFR制御回路
のC出力56が”H”レベルになる。ここでは、シーケン
スコントロール部44には”H”レベルになったユニット
のみ IFRを返信するように予め設定されているため、図
11(e) 及び図12(d) に示されているように、Dユニット
5のみがIFR 20を返信し、 IFR制御回路のC出力56が”
L”レベルになったBユニット3及びCユニット4は、
図11(c), (d)及び図12(b), (c)に示されているように、
IFR 20を返信しない。即ち、Dユニット5のIFR 20が送
信側のAユニット2に図11(a) 及び図12(a) に示されて
いるように返信される。
【0066】次に上記 IFR制御コードを用いた同報通信
を用いて共通データ回線1に接続されている不特定のユ
ニットの自己アドレスを検索する手順について説明す
る。
【0067】いまたとえば図16に示されているように、
共通データ回線1にAユニット2乃至Dユニット5まで
の4ユニットが接続されているとする。ここで、各ユニ
ット2, 3, 4, 5の自己アドレスとしてAユニット2に”
11(H)”が、Bユニット3に”05(H) ”が、Cユニット
4に”15(H) ”が、Dユニット5に”5A(H) ”がそれぞ
れ割付けられているとする。
【0068】そして、この通信システムでは相手アドレ
ス16として”FF(H) ”が設定されて送信フレームが共通
データ回線1に対して送出された場合は通常の同報通信
を指示するものとする。この場合、共通データ回線1に
接続されている全てのユニット2, 3, 4, 5は前述同様に
同報受信処理を行ってIFR 20を返信する。
【0069】一方、相手アドレス16として”FE(H) ”が
設定されて送信フレームが送出された場合は IFR制御コ
ード57による同報通信を指示するものとする。この場
合、共通データ回線1に接続されている全てのユニット
2, 3, 4, 5は受信処理を行い、IFR制御コード57よりも
算術的に大きな自己アドレスが設定されているユニット
のみがIFR 20を返信する。
【0070】ここでAユニット2が共通データ回線1に
接続されている他のユニットの数及びそれぞれの自己ア
ドレスを検索する手順について、図17, 図18, 図19及び
図20のタイミングチャートを参照して以下に説明する。
【0071】まず、図17(b) に示されているように、A
ユニット2は相手アドレス16を”FF(H) ”に設定して送
信フレーム50を共通データ回線1へ送出する。この送信
フレーム50に対してB,C,Dユニット3, 4, 5 はいず
も受信処理を行ない、EOD 19を検出した後にIFR 20を返
信する。そして、C,Dユニット4, 5は、図17(d), (e)
に示されているように、 IFR返信区間において衝突を検
出し、IFR 20の返信を停止する。一方、図17(c) に示さ
れているように、Bユニット3の自己アドレス”05(H)
”がIFR 20として送信側のAユニット2に返信され
る。Aユニット2は、図17(a) に示されている共通デー
タ回線1上のフレーム49中のIFR 20の値”05(H) ”を受
信することにより、この通信システムに接続されている
ユニットに設定されている自己アドレスの内の算術的に
最も小さいのは”05(H) ”であることを知ることができ
る。
【0072】次に、図18(b) に示されているように、A
ユニット2は相手アドレスを”FE(H) ”に、 IFR制御コ
ードを先に検出した最小の自己アドレスであるBユニッ
ト3の”05(H) ”にそれぞれ設定して送信フレームを共
通データ回線1へ送出する。B,C,Dユニット3, 4,
5 はいずれもAユニット2が送出したフレームに対する
受信処理を行なう。そして、 IFR制御コードの値”05
(H) ”と自身に設定されている自己アドレスとを比較
し、算術的に大きな自己アドレスに設定されているCユ
ニットとDユニットとがそれぞれEOD を検出した後に、
図18(d), (e)に示されているIFR 20を返信する。そし
て、Dユニット5は図18(e) に示されているように、 I
FR返信区間において衝突を検出してIFR 20の返信を停止
する。この結果、Cユニット4の自己アドレス”15(H)
”がIFR 20として送信側のAユニット2へ図18(a) に
示されているように返信される。Aユニット2は、この
通信システムに接続されているユニットに設定されてい
る自己アドレスの内で算術的に”05(H) ”の次に小さい
のは”15(H) ”であることを知る。
【0073】次に、図19(b) に示されているように、A
ユニット2は相手アドレスを”FE(H) ”に、 IFR制御コ
ードを先に検出した最小の次に小さい自己アドレスであ
るCユニット4の”15(H) ”にそれぞれ設定して送信フ
レームを送出する。B,C,Dユニット3, 4, 5 はいず
れも受信処理を行なう。そして各ユニット3, 4, 5 はIF
R制御コード57の値”15(H) ”と自身に設定されている
自己アドレスとを比較する。この結果、 IFR制御コード
57の値”15(H) ”よりも算術的に大きな自己アドレスが
設定されているDユニット5のみがEOD を検出した後、
図19(e) に示されているIFR 20を返信する。Aユニット
2は、図19(a) に示されている共通データ回線1上のフ
レーム49中のIFR 20の値”5A(H) ”を受信することによ
り、この通信システムに接続されているユニットに設定
されている自己アドレスの内で算術的に次に小さいの
は”5A(H) ”であることを知る。
【0074】次に、図20(b) に示されているように、A
ユニット2は相手アドレスを”FE(H) ”に、 IFR制御コ
ードを先に検出した次に小さい自己アドレスであるDユ
ニット5の”5A(H) ”にそれぞれ設定して送信フレーム
を送出する。B,C,Dユニット3, 4, 5 いずれもは受
信処理を行なう。そして、各ユニット3, 4, 5 は IFR制
御コード57の値”5A(H) ”と自身に設定されている自己
アドレスとを比較する。この結果、 IFR制御コード57の
値”5A(H) ”よりも算術的に大きな自己アドレスが設定
されているユニットは存在しないため、図20(c), (b),
(e) に示されているように、送信側のAユニット2に対
してはいずれのユニットもIFR 20を返信しない。従っ
て、Aユニット2は、図20(a) に示されている共通デー
タ回線1上のフレーム49中にIFR 20がないことによ
り、”5A(H) ”よりも大きな自己アドレスが設定されて
いるユニットは接続されていないことを知る。
【0075】以上に説明した手順により、Aユニット2
はこの通信システムには自身以外に3ユニットが接続さ
れており、それらの自己アドレスはそれぞれ”05(H)
”,”15(H) ”,”5A(H) ”であることを知ることが
できる。
【0076】なお上述の実施例では、 IFR制御コード57
よりも算術的に大きな自己アドレスが設定されているユ
ニットがIFR 20を返信することにより共通データ回線1
に接続されているユニットの数及びそれらの自己アドレ
スを検索している。しかし、IFR制御コード57よりも算
術的に小さな自己アドレスが設定されているユニットが
IFR 20を返信するような構成としても同様の効果が得ら
れることは言うまでもない。
【0077】また、 IFR制御コード57よりも大きな自己
アドレスが設定されているユニットがIFR 20を返信する
か、または小さな自己アドレスが設定されているユニッ
トがIFR 20を返信するかは送信側のユニットから共通デ
ータ回線1へ送出されるフレーム中に含まれるデータで
制御されるようにしてもよい。
【0078】更に、受信エラーが発生したユニットから
IFR 20を返信するか、受信エラーが発生しなかったユニ
ットからIFR 20を返信するか、あるいはいずれの場合で
もIFR 20を返信するかをフレーム中に含まれるデータで
制御してもよい。
【0079】
【発明の効果】本発明の通信制御装置では、所定コード
を用いた同報通信時には、所定コードの値よりも算術的
に大きな固有のデータを有するユニット又は算術的に小
さな固有のデータを有するユニットのみがその固有のデ
ータを返信するため、所定コードを順次変化させつつ同
報通信を反復すれば、共通データ回線に接続されている
通信端末の数及びそれぞれの自己アドレスを検索する
とが可能なる。
【0080】
【0081】
【0082】
【図面の簡単な説明】
【図1】CSMA/CDアクセス方式にてバス競合制御を行な
う機能を有する従来の通信制御装置と、共通データ回線
との接続例を示す模式図である。
【図2】従来の通信システムに用いられる通信フォーマ
ットの一例を示す模式図である。
【図3】通信フォーマットを構成する”1”または”
0”の各ビットを表す信号のパルス幅変調されたビット
フォーマットを示す波形図である。
【図4】本発明の通信制御装置の送受信部の構成例を示
すブロック図である。
【図5】本発明の通信制御装置による同報通信時の動作
を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】本発明の通信制御装置による同報通信時の動作
を説明するための波形図である。
【図7】発明による通信フレームの状態を示すタイミ
ングチャートである。
【図8】本発明の通信制御装置の IFR制御回路の構成例
を示す回路図である。
【図9】本発明の通信制御装置の IFR制御回路の各論理
回路の構成例を示す回路図である。
【図10】各ユニットに設定されている自己アドレスの
一例を示す模式図である。
【図11】IFR制御コードよりも自己アドレスが算術的
に大きいユニットのみがIFR を返信する場合の動作説明
のためのタイミングチャートである。
【図12】IFR制御コードよりも自己アドレスが算術的
に大きいユニットのみがIFR を返信する場合の動作説明
のための波形図である。
【図13】バス競合制御の動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【図14】バス競合制御の動作を説明するための波形図
である。
【図15】同報通信の説明のための通信例のタイミング
チャートである。
【図16】IFR制御コードを用いた同報通信により不特
定の共通データ回線に接続されている通信端末の自己ア
ドレスを検索する手順を説明するための模式図である。
【図17】共通データ回線に接続されている通信端末の
数及びそれぞれの自己アドレスを検索する手順を示すタ
イミングチャートである。
【図18】共通データ回線に接続されている通信端末の
数及びそれぞれの自己アドレスを検索する手順を示すタ
イミングチャートである。
【図19】共通データ回線に接続されている通信端末の
数及びそれぞれの自己アドレスを検索する手順を示すタ
イミングチャートである。
【図20】共通データ回線に接続されている通信端末の
数及びそれぞれの自己アドレスを検索する手順を示すタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
1 共通データ回線 2 Aユニット 3 Bユニット 4 Cユニット 5 Dユニット 20 IFR 27 通信制御装置 27R 受信部 27T 送信部 28 自己アドレスレジスタ 39 受信エラー検出部 42 返信IFR レジスタ 43 エコーバック比較検出部 57 IFR制御コード

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側として機能する一つから受信側と
    して機能する他の複数へ同一内容のデータを送信する同
    報通信を行うべく共通データ回線に接続されており、そ
    れぞれにそれぞれを識別するための固有のデータが割り
    付けられている複数の通信端末それぞれに備えられてお
    り、 送信側として機能する通信端末から送信区間において前
    記共通データ回線へ送出される一連の送信データ列と、
    その送信データ列に対して受信側として機能する通信端
    末から返信区間において前記共通データ回線へ送出され
    る返信データ列とで前記共通データ回線上に構成される
    1組のデータ列にて通信データを送受信すると共に、受
    信側として機能する場合に、自身が前記共通データ回線
    へ送出した返信データ列の前記共通データ回線上での衝
    突検出を返信区間において行い、衝突が検出された場合
    に返信データ列の送出を停止させるべくなした通信制御
    装置において、 受信側として機能する場合に、前記共通データ回線から
    受信した受信データ列に含まれる所定のコードの値より
    それぞれに割り付けられている前記固有のデータが算術
    的に小なるときにのみその固有のデータを返信データ列
    として返信する手段と、 送信側として機能する場合に、受信側から返信されてき
    た返信データ列を格納する手段と、 送信側として機能する場合に、返信データ列が返信され
    てきたか否かを検出する手段とを備えたことを特徴とす
    る通信制御装置。
  2. 【請求項2】 送信側として機能する一つから受信側と
    して機能する他の複数へ同一内容のデータ送信する同
    報通信を行うべく共通データ回線に接続されており、そ
    れぞれにそれぞれを識別するための固有のデータが割り
    付けられている複数の通信端末それぞれに備えられてお
    り、 送信側として機能する通信端末から送信区間において前
    記共通データ回線へ送出される一連の送信データ列と、
    その送信データ列に対して受信側として機能する通信端
    末から返信区間において前記共通データ回線へ送出され
    る返信データ列とで前記共通データ回線上に構成される
    1組のデータ列にて通信データを送受信すると共に、受
    信側として機能する場合に、自身が前記共通データ回線
    へ送出した返信データ列の前記共通データ回線上での衝
    突検出を返信区間において行い、衝突が検出された場合
    に返信データ列の送出を停止させるべくなした通信制御
    装置において、 受信側として機能する場合に、前記共通データ回線から
    受信した受信データ列に含まれる所定のコードの値より
    それぞれに割り付けられている前記固有のデータが算術
    的に大なるときにのみその固有のデータを返信データ列
    として返信する手段と、 送信側として機能する場合に、受信側から返信されてき
    た返信データ列を格納する手段と、 送信側として機能する場合に、返信データ列が返信され
    てきたか否かを検出する手段とを備えたことを特徴とす
    る通信制御装置。
  3. 【請求項3】 送信側として機能する一つから受信側と
    して機能する他の複数へ同一内容のデータ送信する同
    報通信を行うべく共通データ回線に接続されており、そ
    れぞれにそれぞれを識別するための固有のデータが割り
    付けられている複数の通信端末それぞれに備えられてお
    り、 送信側として機能する通信端末から送信区間において前
    記共通データ回線へ送出される一連の送信データ列と、
    その送信データ列に対して受信側として機能する通信端
    末から返信区間において前記共通データ回線へ送出され
    る返信データ列とで前記共通データ回線上に構成される
    1組のデータ列にて通信データを送受信すると共に、受
    信側として機能する場合に、自身が前記共通データ回線
    へ送出した返信データ列の前記共通データ回線上での衝
    突検出を返信区間において行い、衝突が検出された場合
    に返信データ列の送出を停止させるべくなした通信制御
    装置において、 受信側として機能する場合に、前記共通データ回線から
    受信した受信データ列に含まれる所定のコードの値より
    それぞれに割り付けられている前記固有のデータが算術
    的に大なるときまたは小なるときにのみその固有のデー
    タを返信データ列として返信する返信データ列返信手段
    と、受信側として機能する場合に、前記共通データ回線から
    受信した受信データ列に含まれる所定のデータに従って
    前記返信データ列返信手段に、前記所定のコードの値よ
    り前記固有のデータが算術的に大なるときにのみその固
    有のデータを返信データ列として返信させるか、または
    前記所定のコードの値より前記固有のデータが算術的に
    小なるときにのみその固有のデータを返信データ列とし
    て返信させるかを判定する判定手段と、 送信側として機能する場合に、受信側から返信されてき
    た返信データ列を格納する手段と、 送信側として機能する場合に、返信データ列が返信され
    てきたか否かを検出する手段とを備えたことを特徴とす
    る通信制御装置。
JP4281663A 1992-10-20 1992-10-20 通信制御装置 Expired - Fee Related JP2844036B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4281663A JP2844036B2 (ja) 1992-10-20 1992-10-20 通信制御装置
EP93115188A EP0593918B1 (en) 1992-10-20 1993-09-21 Communication Terminal
DE69323521T DE69323521T2 (de) 1992-10-20 1993-09-21 Kommunikationsendgerät
US08/130,254 US5384778A (en) 1992-10-20 1993-10-01 Communication control apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4281663A JP2844036B2 (ja) 1992-10-20 1992-10-20 通信制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06132961A JPH06132961A (ja) 1994-05-13
JP2844036B2 true JP2844036B2 (ja) 1999-01-06

Family

ID=17642247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4281663A Expired - Fee Related JP2844036B2 (ja) 1992-10-20 1992-10-20 通信制御装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5384778A (ja)
EP (1) EP0593918B1 (ja)
JP (1) JP2844036B2 (ja)
DE (1) DE69323521T2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3251531B2 (ja) * 1997-06-19 2002-01-28 矢崎総業株式会社 障害検出方法及び通信システム
ATE365419T1 (de) * 1998-07-16 2007-07-15 Telemac Corp Verfahren zur verwaltung eines vorausbezahlten funkdienstes
DE102010023569A1 (de) * 2010-06-08 2011-12-08 Siemens Aktiengesellschaft Verteiltes Kommunikationssystem, insbesondere für Leistungsschalter

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6059847A (ja) * 1983-09-12 1985-04-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 同報通信確認方式
US4715031A (en) * 1985-09-23 1987-12-22 Ford Motor Company Vehicular data transfer communication system
JPS62239641A (ja) * 1986-04-11 1987-10-20 Hitachi Ltd 同報通信方式
US4951281A (en) * 1987-11-30 1990-08-21 Furukawa Electric Co., Ltd. Multiplex transmission system
JPH01289339A (ja) * 1988-05-17 1989-11-21 Mitsubishi Electric Corp 通信制御装置
JP2771556B2 (ja) * 1988-10-31 1998-07-02 古河電気工業株式会社 車両用多重伝送装置
JP2904283B2 (ja) * 1989-05-22 1999-06-14 マツダ株式会社 車両用多重伝送装置
JPH0693686B2 (ja) * 1989-07-31 1994-11-16 松下電器産業株式会社 アドレス自動設定方式
JPH0824298B2 (ja) * 1990-02-08 1996-03-06 日本電気株式会社 Csma方式通信システム
JP2904298B2 (ja) * 1990-03-30 1999-06-14 マツダ株式会社 車両用多重伝送装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE69323521D1 (de) 1999-03-25
US5384778A (en) 1995-01-24
JPH06132961A (ja) 1994-05-13
EP0593918B1 (en) 1999-02-17
DE69323521T2 (de) 1999-07-08
EP0593918A1 (en) 1994-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1283228C (en) Multiplex transmission system
JP2753915B2 (ja) 通信制御装置
JP2844036B2 (ja) 通信制御装置
JPH07112201B2 (ja) Lanの遠隔端末にアドレスを割り当てる方法および装置
EP0893019B1 (en) Multiplex communication interface circuit and method
EP0830766B1 (en) A digital data bus system including arbitration
EP1488576B1 (en) Self-routing, star-coupler-based communication network
JPS5932237A (ja) リングバスのフレ−ム制御方式
US5504749A (en) Apparatus for reading out address information
JP2542127B2 (ja) ネットワ―ク管理装置
JP3154626B2 (ja) シリアル伝送装置
KR0174001B1 (ko) 하이레벨 데이타 링크 제어절차 프레임의 경로 선택장치
JPS61200734A (ja) デ−タ伝送方式
JPH0410827A (ja) シリアルデータ伝送方式
JPH09191315A (ja) ネットワーク端末装置
US6862266B1 (en) Loop test apparatus of packet routing bus in communication system and loop test method
JPH04123628A (ja) Csma/cd方式ノードステーション
JP2949118B1 (ja) バス通信型エンコーダ装置のエンコーダデータ出力方法
US20030012317A1 (en) Method for synchronisation of two devices or apparatus connected to a telephone line
JPH07177166A (ja) トークンパッシング方式のパケット伝送システム
JPH05300162A (ja) リング型lanのフレーム除去方式
JPH03145236A (ja) アドレスフィルタ
JPH11112536A (ja) 車両多重通信装置
JPS63164549A (ja) バス型ネツトワ−ク通信装置の呼出し検出方式
JP2002073430A (ja) エラー・メッセージを送信するための装置および方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees