JP2843608B2 - 管状挿入具の湾曲操作装置 - Google Patents
管状挿入具の湾曲操作装置Info
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- JP2843608B2 JP2843608B2 JP1225608A JP22560889A JP2843608B2 JP 2843608 B2 JP2843608 B2 JP 2843608B2 JP 1225608 A JP1225608 A JP 1225608A JP 22560889 A JP22560889 A JP 22560889A JP 2843608 B2 JP2843608 B2 JP 2843608B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は例えばカテーテル、内視鏡、レーザプロー
ブ等のように生体腔内等に挿入されて使用される管状挿
入具の湾曲操作装置に関する。
ブ等のように生体腔内等に挿入されて使用される管状挿
入具の湾曲操作装置に関する。
[従来の技術] 一般に、例えば医療用のカテーテルや内視鏡等の挿入
具には挿入部の先端部を湾曲操作する湾曲装置が配設さ
れたものが多い。この種の湾曲装置としては例えば特開
昭59−97115号公報には内視鏡等の挿入具における挿入
部の先端部に形状記憶合金からなり、伸長状態を記憶し
て圧縮形成されたコイル状の伸縮性駆動部材を設けると
ともに、この伸縮性駆動部材の形状復帰動作にともない
内視鏡等の挿入具における挿入部の先端部を湾曲させる
湾曲機構が示されている。
具には挿入部の先端部を湾曲操作する湾曲装置が配設さ
れたものが多い。この種の湾曲装置としては例えば特開
昭59−97115号公報には内視鏡等の挿入具における挿入
部の先端部に形状記憶合金からなり、伸長状態を記憶し
て圧縮形成されたコイル状の伸縮性駆動部材を設けると
ともに、この伸縮性駆動部材の形状復帰動作にともない
内視鏡等の挿入具における挿入部の先端部を湾曲させる
湾曲機構が示されている。
さらに、実開平1−95901号公報には内視鏡等の挿入
具における挿入部の先端部に形状記憶合金からなり、挿
入部の軸線方向に延設させた一対のワイヤを設け、一方
のワイヤに超弾性を付与し、他方のワイヤに逆J字状等
の湾曲形状を熱処理等によって記憶させるとともに、こ
れらのワイヤを熱遮断用密着コイルばねで被覆させた構
成の湾曲機構が示されている。この場合、常温時には超
弾性ワイヤの超弾性力および熱遮断用密着コイルばねの
弾性力によって形状記憶ワイヤが直線形状に変形された
状態で保持され、挿入部の先端部が直線形状で保持され
るとともに、両ワイヤを通電加熱することにより、形状
記憶ワイヤが予め記憶されている湾曲形状に自動的に変
形し、挿入部の先端部が形状記憶ワイヤの変形方向に湾
曲操作される構成になっている。
具における挿入部の先端部に形状記憶合金からなり、挿
入部の軸線方向に延設させた一対のワイヤを設け、一方
のワイヤに超弾性を付与し、他方のワイヤに逆J字状等
の湾曲形状を熱処理等によって記憶させるとともに、こ
れらのワイヤを熱遮断用密着コイルばねで被覆させた構
成の湾曲機構が示されている。この場合、常温時には超
弾性ワイヤの超弾性力および熱遮断用密着コイルばねの
弾性力によって形状記憶ワイヤが直線形状に変形された
状態で保持され、挿入部の先端部が直線形状で保持され
るとともに、両ワイヤを通電加熱することにより、形状
記憶ワイヤが予め記憶されている湾曲形状に自動的に変
形し、挿入部の先端部が形状記憶ワイヤの変形方向に湾
曲操作される構成になっている。
[発明が解決しようとする課題] 特開昭59−97115号公報の湾曲機構の場合にはコイル
状の伸縮性駆動部材を使用しているので、湾曲機構全体
が大径化し、構成も複雑化する問題があった。
状の伸縮性駆動部材を使用しているので、湾曲機構全体
が大径化し、構成も複雑化する問題があった。
さらに、実開平1−95901号公報の湾曲機構の場合に
は形状記憶ワイヤに逆J字状等の湾曲形状を熱処理等に
よって記憶させ、この形状記憶ワイヤの通電加熱には形
状記憶ワイヤが予め記憶されている湾曲形状に変形する
動作にともない、挿入部の先端部を形状記憶ワイヤの変
形方向に湾曲操作させる構成になっているので、先端部
を湾曲操作させるためには形状記憶ワイヤに比較的大き
な操作力が必要になり、この形状記憶ワイヤの操作力が
小さい場合には挿入部の先端部を所定形状に正確に湾曲
操作することができない問題があった。
は形状記憶ワイヤに逆J字状等の湾曲形状を熱処理等に
よって記憶させ、この形状記憶ワイヤの通電加熱には形
状記憶ワイヤが予め記憶されている湾曲形状に変形する
動作にともない、挿入部の先端部を形状記憶ワイヤの変
形方向に湾曲操作させる構成になっているので、先端部
を湾曲操作させるためには形状記憶ワイヤに比較的大き
な操作力が必要になり、この形状記憶ワイヤの操作力が
小さい場合には挿入部の先端部を所定形状に正確に湾曲
操作することができない問題があった。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、湾曲
機構全体を小径化し、構成の簡略化を図ることができる
とともに、正確な湾曲操作を行なわせることができ、加
えて湾曲操作ワイヤを管状挿入具の先端面に簡単に固定
することができる管状挿入具の湾曲操作装置を提供する
ことを目的とするものである。
機構全体を小径化し、構成の簡略化を図ることができる
とともに、正確な湾曲操作を行なわせることができ、加
えて湾曲操作ワイヤを管状挿入具の先端面に簡単に固定
することができる管状挿入具の湾曲操作装置を提供する
ことを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] この発明は可撓性を備えた管状挿入具と、この管状挿
入具の管壁部に軸線方向に沿って形成された一対の装着
孔と、前記管状挿入具の先端面に設けられ、上記一対の
装着孔間を連通させる凹陥部と、線状の形状記憶材料か
らなり、加熱によって長さが収縮すると共に、略中央部
位から折り返され、この折り返し部を挟んだ両側が前記
一対の装着孔に挿通された湾曲操作ワイヤと、前記凹陥
部に設けられ、前記湾曲操作ワイヤの折り返し部を該凹
陥部に固定する固定部と、この固定部よりも前記管状挿
入具の基端部側に離間させた位置に設けられ、前記湾曲
操作ワイヤの両端を上記装着孔の壁面に対して固定する
両端固定部と、を具備することを特徴とする管状挿入具
の湾曲操作装置である。
入具の管壁部に軸線方向に沿って形成された一対の装着
孔と、前記管状挿入具の先端面に設けられ、上記一対の
装着孔間を連通させる凹陥部と、線状の形状記憶材料か
らなり、加熱によって長さが収縮すると共に、略中央部
位から折り返され、この折り返し部を挟んだ両側が前記
一対の装着孔に挿通された湾曲操作ワイヤと、前記凹陥
部に設けられ、前記湾曲操作ワイヤの折り返し部を該凹
陥部に固定する固定部と、この固定部よりも前記管状挿
入具の基端部側に離間させた位置に設けられ、前記湾曲
操作ワイヤの両端を上記装着孔の壁面に対して固定する
両端固定部と、を具備することを特徴とする管状挿入具
の湾曲操作装置である。
[作用] 管状挿入具の湾曲操作時には湾曲操作ワイヤを加熱
し、加熱による湾曲操作ワイヤの収縮動作にともない湾
曲操作ワイヤの両端固定部に対して湾曲操作ワイヤの折
り返し部の固定部側を引っ張り操作することにより、大
きな操作力を得て正確な湾曲操作を行なわせるようにし
たものである。
し、加熱による湾曲操作ワイヤの収縮動作にともない湾
曲操作ワイヤの両端固定部に対して湾曲操作ワイヤの折
り返し部の固定部側を引っ張り操作することにより、大
きな操作力を得て正確な湾曲操作を行なわせるようにし
たものである。
[実施例] 以下、この発明の第1の実施例を第1図乃至第3図を
参照して説明する。
参照して説明する。
第1図および第2図は第3図に示す医療用カテーテル
(管状挿入具)1の要部の概略構成を示すものである。
このカテーテル1の本体1aは略円管状の管体(マルチル
−メンチューブ)によって形成されている。
(管状挿入具)1の要部の概略構成を示すものである。
このカテーテル1の本体1aは略円管状の管体(マルチル
−メンチューブ)によって形成されている。
また、第3図中で、2はこのカテーテル1の挿入部で
ある。この挿入部2の先端部外周面には袋状の弾性体に
よって形成されたバルーン3が装着されている。
ある。この挿入部2の先端部外周面には袋状の弾性体に
よって形成されたバルーン3が装着されている。
さらに、この挿入部2の基端部には手元側端部4が設
けられている。この手元側端部4の外周面にはチューブ
5の連結端部6および後述するケーブル7の連結端部8
がそれぞれ設けられている。このチューブ5の一端部は
バルーン3に連結されている。さらに、このチューブ5
の基端部にはバルーン3内に例えば生理食塩水等の流体
を供給するためのシリンジ9が取外し可能に連結されて
いる。
けられている。この手元側端部4の外周面にはチューブ
5の連結端部6および後述するケーブル7の連結端部8
がそれぞれ設けられている。このチューブ5の一端部は
バルーン3に連結されている。さらに、このチューブ5
の基端部にはバルーン3内に例えば生理食塩水等の流体
を供給するためのシリンジ9が取外し可能に連結されて
いる。
また、この手元側端部4の端面には内視鏡挿入口10が
設けられている。そして、この内視鏡挿入口10からカテ
ーテル本体1aの管内に例えば電子内視鏡によって形成さ
れる血管内視鏡11の挿入部12が挿入されるようになって
いる。この血管内視鏡11の挿入部12は可撓管13の先端に
先端構成部14が連結されて形成されている。さらに、こ
の挿入部12の基端部側の手元側操作部15にはユニバーサ
ルコード16,17の各一端が接続されている。そして、一
方のユニバーサルコード16の他端側はコネクタ18を介し
て光源装置19に接続され、他方のユニバーサルコード17
の他端側はコネクタ20を介してテレビカメラユニット21
に接続されている。このテレビカメラユニット21にはテ
レビモニタ22が接続されている。
設けられている。そして、この内視鏡挿入口10からカテ
ーテル本体1aの管内に例えば電子内視鏡によって形成さ
れる血管内視鏡11の挿入部12が挿入されるようになって
いる。この血管内視鏡11の挿入部12は可撓管13の先端に
先端構成部14が連結されて形成されている。さらに、こ
の挿入部12の基端部側の手元側操作部15にはユニバーサ
ルコード16,17の各一端が接続されている。そして、一
方のユニバーサルコード16の他端側はコネクタ18を介し
て光源装置19に接続され、他方のユニバーサルコード17
の他端側はコネクタ20を介してテレビカメラユニット21
に接続されている。このテレビカメラユニット21にはテ
レビモニタ22が接続されている。
一方、カテーテル本体1aにおける挿入部2の先端部に
は湾曲部23が設けられている。この湾曲部23は第1図に
示すように構成されている。
は湾曲部23が設けられている。この湾曲部23は第1図に
示すように構成されている。
すなわち、この湾曲部23にはカテーテル本体1aの先端
面に接着または溶着された可撓性のマルチル−メンチュ
ーブによって形成される湾曲部構成チューブ23aが設け
られている。この湾曲部構成チューブ23aの管壁部先端
面の一側部には軸線方向に沿って延設された一対の湾曲
操作ワイヤ装着孔24a,24bが設けられている。さらに、
この湾曲部構成チューブ23aの管壁部先端面には一対の
装着孔24a,24b間を連通させる凹陥部23bが形成されてい
る。また、これらの湾曲操作ワイヤ装着孔24a,24bには
湾曲操作ワイヤ25が挿入されている。
面に接着または溶着された可撓性のマルチル−メンチュ
ーブによって形成される湾曲部構成チューブ23aが設け
られている。この湾曲部構成チューブ23aの管壁部先端
面の一側部には軸線方向に沿って延設された一対の湾曲
操作ワイヤ装着孔24a,24bが設けられている。さらに、
この湾曲部構成チューブ23aの管壁部先端面には一対の
装着孔24a,24b間を連通させる凹陥部23bが形成されてい
る。また、これらの湾曲操作ワイヤ装着孔24a,24bには
湾曲操作ワイヤ25が挿入されている。
この湾曲操作ワイヤ25は線状の形状記憶合金等の形状
記憶材料によって形成されている。この湾曲操作ワイヤ
25の形状記憶合金は例えば2方向性の形状記憶効果を備
えたものである。そして、この湾曲操作ワイヤ25は加熱
によって長さが収縮する線材を伸長形状に形成したもの
である。
記憶材料によって形成されている。この湾曲操作ワイヤ
25の形状記憶合金は例えば2方向性の形状記憶効果を備
えたものである。そして、この湾曲操作ワイヤ25は加熱
によって長さが収縮する線材を伸長形状に形成したもの
である。
すなわち、この湾曲操作ワイヤ25には長さ寸法L0の高
温側の第1の記憶形状(初期ワイヤ形状)と、長さ寸法
L1(L1=L0+ΔL)の低温側の第2の記憶形状(強制伸
展ワイヤ形状)とが記憶されている。この場合、湾曲操
作ワイヤ25の形状記憶合金は高温側の第1の記憶形状で
高温側の形状記憶処理が行れたのち、例えば体温程度の
常温で伸長形状に強制伸展させて低温側の第2の記憶形
状の形状記憶処理が行われている。そして、2方向の形
状記憶処理が施された湾曲操作ワイヤ25が第2の記憶形
状で保持されている状態で、この湾曲操作ワイヤ25を例
えば60〜90℃程度の変態温度以上に加熱することによ
り、長さ寸法L0の高温側の第1の記憶形状(加熱収縮ワ
イヤ形状)に変形(形状復帰)するようになっている。
温側の第1の記憶形状(初期ワイヤ形状)と、長さ寸法
L1(L1=L0+ΔL)の低温側の第2の記憶形状(強制伸
展ワイヤ形状)とが記憶されている。この場合、湾曲操
作ワイヤ25の形状記憶合金は高温側の第1の記憶形状で
高温側の形状記憶処理が行れたのち、例えば体温程度の
常温で伸長形状に強制伸展させて低温側の第2の記憶形
状の形状記憶処理が行われている。そして、2方向の形
状記憶処理が施された湾曲操作ワイヤ25が第2の記憶形
状で保持されている状態で、この湾曲操作ワイヤ25を例
えば60〜90℃程度の変態温度以上に加熱することによ
り、長さ寸法L0の高温側の第1の記憶形状(加熱収縮ワ
イヤ形状)に変形(形状復帰)するようになっている。
また、この湾曲操作ワイヤ25は略中央部位から折り返
されてその両側の折り返しワイヤ構成部分25a,25bが両
装着孔24a,24b内にそれぞれ挿入されている。そして、
この湾曲操作ワイヤ25の中央折り返し部25cは湾曲部構
成チューブ23aの凹陥部23b内に挿入されるようになって
おり、この状態で凹陥部23b内に充填される接着剤Sに
よって固定され、この湾曲操作ワイヤ25の前端固定部26
が形成されている。さらに、この湾曲操作ワイヤ25の両
折り返しワイヤ構成部分25a,25bの各先端部は湾曲部構
成チューブ23a内からカテーテル本体1a側に突出されて
おり、この突出部に通電用リード線27a,27bの各一端部
が接続されている。これらの接続部にはリング状のかし
め部材28が用いられている。
されてその両側の折り返しワイヤ構成部分25a,25bが両
装着孔24a,24b内にそれぞれ挿入されている。そして、
この湾曲操作ワイヤ25の中央折り返し部25cは湾曲部構
成チューブ23aの凹陥部23b内に挿入されるようになって
おり、この状態で凹陥部23b内に充填される接着剤Sに
よって固定され、この湾曲操作ワイヤ25の前端固定部26
が形成されている。さらに、この湾曲操作ワイヤ25の両
折り返しワイヤ構成部分25a,25bの各先端部は湾曲部構
成チューブ23a内からカテーテル本体1a側に突出されて
おり、この突出部に通電用リード線27a,27bの各一端部
が接続されている。これらの接続部にはリング状のかし
め部材28が用いられている。
すなわち、第2図に示すようにこのかしめ部材28のリ
ング内には折り返しワイヤ構成部分25a,25bの各先端部
とリード線27a,27bの各一端部とがそれぞれ挿入され、
重合されるようになっており、この状態で、各装着孔24
a,24b内のかしめ部材28が圧潰され、かしめられるよう
になっている。そして、この状態で、折り返しワイヤ構
成部分25a,25bの各先端部とリード線27a,27bの各一端部
との間が電気的に接続されるようになっている。また、
かしめ部材28の外径寸法は湾曲部構成チューブ23aの湾
曲操作ワイヤ装着孔24a,24bの孔径よりも大径に形成さ
れている。そのため、湾曲操作ワイヤ25の両折り返しワ
イヤ構成部分25a,25bとリード線27a,27bの各一端部とが
かしめ部材28によって接続された状態で、湾曲操作ワイ
ヤ25が両折り返しワイヤ構成部分25a,25bの各先端部が
湾曲部構成チューブ23aの各装着孔24a,24bの後端部に強
固に固定され、この湾曲操作ワイヤ25の両端固定部29,2
9が形成されている。
ング内には折り返しワイヤ構成部分25a,25bの各先端部
とリード線27a,27bの各一端部とがそれぞれ挿入され、
重合されるようになっており、この状態で、各装着孔24
a,24b内のかしめ部材28が圧潰され、かしめられるよう
になっている。そして、この状態で、折り返しワイヤ構
成部分25a,25bの各先端部とリード線27a,27bの各一端部
との間が電気的に接続されるようになっている。また、
かしめ部材28の外径寸法は湾曲部構成チューブ23aの湾
曲操作ワイヤ装着孔24a,24bの孔径よりも大径に形成さ
れている。そのため、湾曲操作ワイヤ25の両折り返しワ
イヤ構成部分25a,25bとリード線27a,27bの各一端部とが
かしめ部材28によって接続された状態で、湾曲操作ワイ
ヤ25が両折り返しワイヤ構成部分25a,25bの各先端部が
湾曲部構成チューブ23aの各装着孔24a,24bの後端部に強
固に固定され、この湾曲操作ワイヤ25の両端固定部29,2
9が形成されている。
また、カテーテル本体1aには湾曲部構成チューブ23a
の各湾曲操作ワイヤ装着孔24a,24bと対応する位置にリ
ード線27a,27bの挿入孔30a,30bがそれぞれ形成されてお
り、これらの挿入孔30a,30b内にリード線27a,27bが挿入
されている。
の各湾曲操作ワイヤ装着孔24a,24bと対応する位置にリ
ード線27a,27bの挿入孔30a,30bがそれぞれ形成されてお
り、これらの挿入孔30a,30b内にリード線27a,27bが挿入
されている。
また、リード線27a,27bの各他端部は湾曲操作ワイヤ2
5の通電量を制御する通電量制御部31に接続されてい
る。この通電量制御部31は前記ケーブル7を介してカテ
ーテル本体1aに接続されている。さらに、この通電量制
御部31にはケーブル32を介して操作部33が接続されてい
る。この操作部33は例えばジョイスティック34によって
形成されている。このジョイスティック34は基準位置か
ら一方向に向けて移動操作可能になっており、通常時は
基準位置で保持されるようになっている。
5の通電量を制御する通電量制御部31に接続されてい
る。この通電量制御部31は前記ケーブル7を介してカテ
ーテル本体1aに接続されている。さらに、この通電量制
御部31にはケーブル32を介して操作部33が接続されてい
る。この操作部33は例えばジョイスティック34によって
形成されている。このジョイスティック34は基準位置か
ら一方向に向けて移動操作可能になっており、通常時は
基準位置で保持されるようになっている。
また、通電量制御部31には湾曲操作ワイヤ25のコント
ローラが内蔵されている。そして、このコントローラに
は電源に接続された可変抵抗器、スイッチがそれぞれ設
けられており、ジョイスティック34の操作、すなわちジ
ョイスティック34の基準位置からの移動量に応じてこの
コントローラのスイッチおよび可変抵抗器が適宜、切換
え操作され、ジョイスティック34の移動量に対応させた
状態でカテーテル本体1aの湾曲部23の湾曲量が任意に操
作可能になっている。
ローラが内蔵されている。そして、このコントローラに
は電源に接続された可変抵抗器、スイッチがそれぞれ設
けられており、ジョイスティック34の操作、すなわちジ
ョイスティック34の基準位置からの移動量に応じてこの
コントローラのスイッチおよび可変抵抗器が適宜、切換
え操作され、ジョイスティック34の移動量に対応させた
状態でカテーテル本体1aの湾曲部23の湾曲量が任意に操
作可能になっている。
次に、上記構成の作用について説明する。
まず、カテーテル1のジョイスティック34は通常時は
基準位置で保持される。この状態では通電制御部31のコ
ントローラのスイッチはオフ状態で保持されるので、挿
入部2の湾曲部23に湾曲操作ワイヤ25には通電されない
状態で保持される。そのため、湾曲操作ワイヤ25は長さ
寸法L1の低温側の第2の記憶形状で保持されるので、挿
入部2の湾曲部23は湾曲されていない略直線状の通常の
形状状態で保持される。
基準位置で保持される。この状態では通電制御部31のコ
ントローラのスイッチはオフ状態で保持されるので、挿
入部2の湾曲部23に湾曲操作ワイヤ25には通電されない
状態で保持される。そのため、湾曲操作ワイヤ25は長さ
寸法L1の低温側の第2の記憶形状で保持されるので、挿
入部2の湾曲部23は湾曲されていない略直線状の通常の
形状状態で保持される。
また、血管内視鏡11の使用時には第3図に示すように
予めカテーテル1の挿入部2が目的部位、例えば血管38
内に挿入される。この場合、挿入部2を血管38内で固定
する場合にはバルーン3が使用される。
予めカテーテル1の挿入部2が目的部位、例えば血管38
内に挿入される。この場合、挿入部2を血管38内で固定
する場合にはバルーン3が使用される。
このバルーン3の使用時にはチューブ5の基端部にシ
リンジ9が連結され、このシリンジ9から生理食塩水等
の流体がチューブ5内を通じてバルーン3の袋内に供給
される。そのため、バルーン3はこの流体の供給によっ
て膨張し、膨張したバルーン3が血管38の内壁面に圧接
されるので、この状態でカテーテル1の挿入部2が血管
38内の所定位置で固定される。
リンジ9が連結され、このシリンジ9から生理食塩水等
の流体がチューブ5内を通じてバルーン3の袋内に供給
される。そのため、バルーン3はこの流体の供給によっ
て膨張し、膨張したバルーン3が血管38の内壁面に圧接
されるので、この状態でカテーテル1の挿入部2が血管
38内の所定位置で固定される。
そして、この状態でカテーテル1の内視鏡挿入口10か
らカテーテル本体1aの管内に血管内視鏡11の挿入部12が
挿入される。
らカテーテル本体1aの管内に血管内視鏡11の挿入部12が
挿入される。
また、血管内視鏡11の先端構成部14を血管38内の血栓
部39等の所望方向に向ける場合にはカテーテル1の湾曲
部23が湾曲操作される。このカテーテル1の湾曲部23の
湾曲操作時にはジョイスティック34が使用される。この
場合、ジョイスティック34は基準位置から一方向に任意
の移動量だけ移動操作される。そして、このジョイステ
ィック34の操作、すなわちジョイスティック34の基準位
置からの移動量に応じてコントローラのスイッチおよび
可変抵抗器が適宜、切換え操作される。すなわち、ジョ
イスティック34の移動操作時にはコントローラのスイッ
チがオン操作され、さらにこのときのジョイスティック
34の移動量に応じてコントローラの可変抵抗器が所定位
置まで移動操作される。そして、この切換え操作にとも
ないコントローラに接続された湾曲操作ワイヤ25が通電
加熱される。
部39等の所望方向に向ける場合にはカテーテル1の湾曲
部23が湾曲操作される。このカテーテル1の湾曲部23の
湾曲操作時にはジョイスティック34が使用される。この
場合、ジョイスティック34は基準位置から一方向に任意
の移動量だけ移動操作される。そして、このジョイステ
ィック34の操作、すなわちジョイスティック34の基準位
置からの移動量に応じてコントローラのスイッチおよび
可変抵抗器が適宜、切換え操作される。すなわち、ジョ
イスティック34の移動操作時にはコントローラのスイッ
チがオン操作され、さらにこのときのジョイスティック
34の移動量に応じてコントローラの可変抵抗器が所定位
置まで移動操作される。そして、この切換え操作にとも
ないコントローラに接続された湾曲操作ワイヤ25が通電
加熱される。
さらに、通電加熱された湾曲操作ワイヤ25は例えば長
さ寸法L0の高温側の第1記憶形状に変形し、この湾曲操
作ワイヤ25の長さが収縮する。そのため、この状態では
挿入部2の湾曲部23は収縮する湾曲操作ワイヤ25によっ
てこの湾曲操作ワイヤ25の前端固定端部26が後端側の固
定部29,29に対して引っ張り操作され、この湾曲部23の
前端側が収縮する湾曲操作ワイヤ25側に向けて湾曲され
る。この場合、湾曲部23の湾曲量はジョイスティック34
の移動量、すなわちコントローラの可変抵抗器の移動操
作量に応じて適宜設定され、湾曲操作ワイヤ25の変形可
能な範囲(長さ寸法L1の低温側の第2の記憶形状と長さ
寸法L0の高温側の第1の記憶形状との間の範囲)内で、
任意に設定可能になっている。
さ寸法L0の高温側の第1記憶形状に変形し、この湾曲操
作ワイヤ25の長さが収縮する。そのため、この状態では
挿入部2の湾曲部23は収縮する湾曲操作ワイヤ25によっ
てこの湾曲操作ワイヤ25の前端固定端部26が後端側の固
定部29,29に対して引っ張り操作され、この湾曲部23の
前端側が収縮する湾曲操作ワイヤ25側に向けて湾曲され
る。この場合、湾曲部23の湾曲量はジョイスティック34
の移動量、すなわちコントローラの可変抵抗器の移動操
作量に応じて適宜設定され、湾曲操作ワイヤ25の変形可
能な範囲(長さ寸法L1の低温側の第2の記憶形状と長さ
寸法L0の高温側の第1の記憶形状との間の範囲)内で、
任意に設定可能になっている。
また、ジョイスティック34が基準位置に戻されると、
コントローラの可変抵抗器が所定の復帰位置に戻される
とともに、スイッチがオフ操作され、コントローラに接
続された湾曲操作ワイヤ25への通電加熱が停止される。
そのため、この状態では湾曲操作ワイヤ25の温度が低下
し、収縮状態の湾曲操作ワイヤ25は長さ寸法L1の低温側
の第2の記憶形状に復帰するので、収縮状態の湾曲操作
ワイヤ25の形状復帰動作にともない挿入部2の湾曲部23
は湾曲されていない略直線状の通常の形状に復帰され
る。
コントローラの可変抵抗器が所定の復帰位置に戻される
とともに、スイッチがオフ操作され、コントローラに接
続された湾曲操作ワイヤ25への通電加熱が停止される。
そのため、この状態では湾曲操作ワイヤ25の温度が低下
し、収縮状態の湾曲操作ワイヤ25は長さ寸法L1の低温側
の第2の記憶形状に復帰するので、収縮状態の湾曲操作
ワイヤ25の形状復帰動作にともない挿入部2の湾曲部23
は湾曲されていない略直線状の通常の形状に復帰され
る。
そして、上記構成のものにあっては湾曲操作ワイヤ25
を湾曲構成チューブ23aの管壁部に軸線方向に沿って延
設し、この湾曲操作ワイヤ25によって湾曲部23の湾曲機
構を形成したので、湾曲機構全体を小径化し、構成の簡
略化を図ることができる。
を湾曲構成チューブ23aの管壁部に軸線方向に沿って延
設し、この湾曲操作ワイヤ25によって湾曲部23の湾曲機
構を形成したので、湾曲機構全体を小径化し、構成の簡
略化を図ることができる。
また、湾曲部23の湾曲操作時には湾曲操作ワイヤ25の
収縮動作にともない湾曲操作ワイヤ25の両端固定部29,2
9に対して湾曲操作ワイヤ25の折り返し部25cの前端固定
部26側を引っ張り操作するようにしたので、大きな操作
力を得ることができる。そのため、従来に比べてカテー
テル1の挿入部2の先端部を所定形状に正確に湾曲操作
することができ、操作性を高めることができる。
収縮動作にともない湾曲操作ワイヤ25の両端固定部29,2
9に対して湾曲操作ワイヤ25の折り返し部25cの前端固定
部26側を引っ張り操作するようにしたので、大きな操作
力を得ることができる。そのため、従来に比べてカテー
テル1の挿入部2の先端部を所定形状に正確に湾曲操作
することができ、操作性を高めることができる。
さらに、湾曲操作ワイヤ25を略中央部位から折り返し
てその両側の折り返しワイヤ構成部分25a,25bを湾曲部
構成チューブ23aに軸線方向に沿って形成された一対の
装着孔24a,24b内に挿入させ、これらの一対の装着孔24
a,24b間を連通させる凹陥部23b内に湾曲操作ワイヤ25の
折り返し部25cの前端固定部26、この固定部26よりもカ
テーテル1の基端部側に離間させた位置に湾曲操作ワイ
ヤ25の両端固定部29,29を設けたので、湾曲操作ワイヤ2
5をカテーテル1の湾曲部構成チューブ23aの先端部に簡
単に固定することができる。また、湾曲操作ワイヤ25の
折り返し部25cの前端固定部26は湾曲部構成チューブ23a
の先端面の凹陥部23b内に挿入された状態で固定されて
いるので、湾曲操作ワイヤ25の前端部が湾曲部構成チュ
ーブ23aの外部側に露出されることを防止することがで
きる。
てその両側の折り返しワイヤ構成部分25a,25bを湾曲部
構成チューブ23aに軸線方向に沿って形成された一対の
装着孔24a,24b内に挿入させ、これらの一対の装着孔24
a,24b間を連通させる凹陥部23b内に湾曲操作ワイヤ25の
折り返し部25cの前端固定部26、この固定部26よりもカ
テーテル1の基端部側に離間させた位置に湾曲操作ワイ
ヤ25の両端固定部29,29を設けたので、湾曲操作ワイヤ2
5をカテーテル1の湾曲部構成チューブ23aの先端部に簡
単に固定することができる。また、湾曲操作ワイヤ25の
折り返し部25cの前端固定部26は湾曲部構成チューブ23a
の先端面の凹陥部23b内に挿入された状態で固定されて
いるので、湾曲操作ワイヤ25の前端部が湾曲部構成チュ
ーブ23aの外部側に露出されることを防止することがで
きる。
なお、上記実施例では湾曲部構成チューブ23aの管壁
部先端面の一側部に軸線方向に沿って延設させた一対の
湾曲操作ワイヤ装着孔24a,24bを設け、この湾曲操作ワ
イヤ装着孔24a,24bに1本の湾曲操作ワイヤ25を挿入さ
せた構成のものを示したが、湾曲部構成チューブ23aの
円周方向に沿って2か所にこの湾曲操作ワイヤ25を180
゜間隔で配設させる構成にしてもよく、また湾曲部構成
チューブ23aの円周方向に沿って4か所にこの湾曲操作
ワイヤ25を90゜間隔で配設させる構成にしてもよい。
部先端面の一側部に軸線方向に沿って延設させた一対の
湾曲操作ワイヤ装着孔24a,24bを設け、この湾曲操作ワ
イヤ装着孔24a,24bに1本の湾曲操作ワイヤ25を挿入さ
せた構成のものを示したが、湾曲部構成チューブ23aの
円周方向に沿って2か所にこの湾曲操作ワイヤ25を180
゜間隔で配設させる構成にしてもよく、また湾曲部構成
チューブ23aの円周方向に沿って4か所にこの湾曲操作
ワイヤ25を90゜間隔で配設させる構成にしてもよい。
また、第4図および第5図はこの発明の第2の実施例
を示すものである。
を示すものである。
これは、第1の実施例の湾曲部構成チューブ23aをカ
テーテル本体1aと一体的に設けたものである。この場
合、湾曲操作ワイヤ25の両折り返しワイヤ構成部分25a,
25bの各先端部と通電用リード線27a,27bの各一端部との
間を接続するかしめ部材28の外径寸法D1よりも各湾曲操
作ワイヤ装着孔24a,24bの孔径を大径に形成されてい
る。そして、各湾曲操作ワイヤ装着孔24a,24b内に湾曲
操作ワイヤ25の両折り返しワイヤ構成部分25a,25bと通
電用リード線27a,27bとともにかしめ部材28を所定位置
まで挿入させた状態で、カテーテル本体1aの外部側から
かしめ部材28を第5図に示すように圧潰し、このかしめ
部材28の圧潰によって湾曲操作ワイヤ25の両折り返しワ
イヤ構成部分25a,25bの各先端部を圧潰されたかしめ部
材28を介して各装着孔24a,24bの内壁面に強固に固定し
てこの湾曲操作ワイヤ25の両端固定部29,29を形成する
ようにしている。
テーテル本体1aと一体的に設けたものである。この場
合、湾曲操作ワイヤ25の両折り返しワイヤ構成部分25a,
25bの各先端部と通電用リード線27a,27bの各一端部との
間を接続するかしめ部材28の外径寸法D1よりも各湾曲操
作ワイヤ装着孔24a,24bの孔径を大径に形成されてい
る。そして、各湾曲操作ワイヤ装着孔24a,24b内に湾曲
操作ワイヤ25の両折り返しワイヤ構成部分25a,25bと通
電用リード線27a,27bとともにかしめ部材28を所定位置
まで挿入させた状態で、カテーテル本体1aの外部側から
かしめ部材28を第5図に示すように圧潰し、このかしめ
部材28の圧潰によって湾曲操作ワイヤ25の両折り返しワ
イヤ構成部分25a,25bの各先端部を圧潰されたかしめ部
材28を介して各装着孔24a,24bの内壁面に強固に固定し
てこの湾曲操作ワイヤ25の両端固定部29,29を形成する
ようにしている。
したがって、この場合には第1の実施例のようにカテ
ーテル本体1aとは別体の湾曲部構成チューブ23aを格別
に設ける必要がなく、構成の簡略化を図ることができ
る。
ーテル本体1aとは別体の湾曲部構成チューブ23aを格別
に設ける必要がなく、構成の簡略化を図ることができ
る。
さらに、第6図はこの発明の第3の実施例を示すもの
である。
である。
これは、カテーテル本体1aと別体の湾曲部構成チュー
ブ23aとの間に接続金具41を介設し、この接続金具41を
介してカテーテル本体1aと別体の湾曲部構成チューブ23
aとの間を接続する構成にしたものである。この場合、
接続金具41の本体41aにはカテーテル本体1aの管内に挿
入される第1の接続筒42および湾曲部構成チューブ23a
の管内に挿入される第2の接続筒43がそれぞれ突出され
ている。そして、カテーテル本体1aを接続金具41の第1
の接続筒42に嵌合させるとともに、湾曲部構成チューブ
23aを接続金具41の第2の接続筒43に嵌合させた状態
で、これらの嵌合部の外周面に固定糸44が巻装され、カ
テーテル本体1aと別体の湾曲部構成チューブ23aとの間
が接続されるようになっている。
ブ23aとの間に接続金具41を介設し、この接続金具41を
介してカテーテル本体1aと別体の湾曲部構成チューブ23
aとの間を接続する構成にしたものである。この場合、
接続金具41の本体41aにはカテーテル本体1aの管内に挿
入される第1の接続筒42および湾曲部構成チューブ23a
の管内に挿入される第2の接続筒43がそれぞれ突出され
ている。そして、カテーテル本体1aを接続金具41の第1
の接続筒42に嵌合させるとともに、湾曲部構成チューブ
23aを接続金具41の第2の接続筒43に嵌合させた状態
で、これらの嵌合部の外周面に固定糸44が巻装され、カ
テーテル本体1aと別体の湾曲部構成チューブ23aとの間
が接続されるようになっている。
また、第7図はこの発明の第4の実施例を示すもので
ある。
ある。
これは、血管内視鏡61にこの発明を適用したものであ
る。すなわち、この血管内視鏡61の挿入部62の先端部に
は第1の実施例のカテーテル1の湾曲部23と同一構成の
湾曲部63が設けられている。また、この血管内視鏡61の
挿入部62の基端部に配設された操作部64にはユニバーサ
ルコード65,66の各一端が接続されている。そして、一
方のユニバーサルコード65の他端側にはコネクタ67を介
して光源装置68に接続され、他方のユニバーサルコード
66の他端側はコネクタ69を介してテレビカメラユニット
70に接続されている。このテレビカメラユニット70には
テレビモニタ71が接続されている。さらに、光源装置68
にはケーブル72を介して通電量制御部73が接続されてい
る。この通電量制御部73には例えばジョイスティック74
によって形成される操作部75が接続されている。そし
て、この場合も挿入部62先端の湾曲部63が第1の実施例
と同様にジョイスティック74の移動量に対応させた状態
で湾曲量が任意に操作可能になっている。
る。すなわち、この血管内視鏡61の挿入部62の先端部に
は第1の実施例のカテーテル1の湾曲部23と同一構成の
湾曲部63が設けられている。また、この血管内視鏡61の
挿入部62の基端部に配設された操作部64にはユニバーサ
ルコード65,66の各一端が接続されている。そして、一
方のユニバーサルコード65の他端側にはコネクタ67を介
して光源装置68に接続され、他方のユニバーサルコード
66の他端側はコネクタ69を介してテレビカメラユニット
70に接続されている。このテレビカメラユニット70には
テレビモニタ71が接続されている。さらに、光源装置68
にはケーブル72を介して通電量制御部73が接続されてい
る。この通電量制御部73には例えばジョイスティック74
によって形成される操作部75が接続されている。そし
て、この場合も挿入部62先端の湾曲部63が第1の実施例
と同様にジョイスティック74の移動量に対応させた状態
で湾曲量が任意に操作可能になっている。
したがって、この場合も挿入部62の先端部には第1の
実施例のカテーテル1の湾曲部23と同一構成の湾曲部63
が設けらているので、第1の実施例と同様の効果を得る
ことができる。
実施例のカテーテル1の湾曲部23と同一構成の湾曲部63
が設けらているので、第1の実施例と同様の効果を得る
ことができる。
また、第8図はこの発明の第5の実施例を示すもので
ある。
ある。
これは、レーザプローブ81にこの発明を適用したもの
である。すなわち、このレーザプローブ81の先端部には
第1の実施例のカテーテル1の湾曲部23と同一構成の湾
曲部82が設けられている。また、このレーザプローブ81
の基端部は例えばYAGレーザ、CO2レーザ等のレーザ装置
83に接続されている。さらに、このレーザプローブ81の
基端部にはケーブル84が介して通電量制御部85が接続さ
れている。この通電量制御部85には例えばジョイスティ
ック86によって形成される操作部87が接続されている。
そして、この場合もレーザプローブ81の先端の湾曲部82
が第1の実施例と同様にジョイスティック86の移動量に
対応させた状態で湾曲部が任意に操作可能になってい
る。
である。すなわち、このレーザプローブ81の先端部には
第1の実施例のカテーテル1の湾曲部23と同一構成の湾
曲部82が設けられている。また、このレーザプローブ81
の基端部は例えばYAGレーザ、CO2レーザ等のレーザ装置
83に接続されている。さらに、このレーザプローブ81の
基端部にはケーブル84が介して通電量制御部85が接続さ
れている。この通電量制御部85には例えばジョイスティ
ック86によって形成される操作部87が接続されている。
そして、この場合もレーザプローブ81の先端の湾曲部82
が第1の実施例と同様にジョイスティック86の移動量に
対応させた状態で湾曲部が任意に操作可能になってい
る。
したがって、この場合もレーザプローブ81の先端部に
は第1の実施例のカテーテル1の湾曲部23と同一構成の
湾曲部82が設けられているので、第1の実施例と同様の
効果を得ることができる。
は第1の実施例のカテーテル1の湾曲部23と同一構成の
湾曲部82が設けられているので、第1の実施例と同様の
効果を得ることができる。
なお、この発明は上記各実施例に限定されるものでは
なく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施
できることは勿論である。
なく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施
できることは勿論である。
[発明の効果] この発明によれば加熱によって長さが収縮する線状の
形状記憶材料からなる湾曲操作ワイヤを、略中央部位か
ら折り返し、この折り返し部と両端とを、管状挿入具の
先端部分とこれより基端側の部分とで固定し、この湾曲
操作ワイヤを、可撓性に備えた管状挿入具の湾曲駆動源
として使用するようにしたので、湾曲機構全体を小径化
し、構成の簡略化を図ることができるとともに、正確な
湾曲操作を行なわせることができ、加えて湾曲操作ワイ
ヤを管状挿入具の先端面に簡単に固定することができ
る。
形状記憶材料からなる湾曲操作ワイヤを、略中央部位か
ら折り返し、この折り返し部と両端とを、管状挿入具の
先端部分とこれより基端側の部分とで固定し、この湾曲
操作ワイヤを、可撓性に備えた管状挿入具の湾曲駆動源
として使用するようにしたので、湾曲機構全体を小径化
し、構成の簡略化を図ることができるとともに、正確な
湾曲操作を行なわせることができ、加えて湾曲操作ワイ
ヤを管状挿入具の先端面に簡単に固定することができ
る。
第1図乃至第3図はこの発明の第1の実施例を示すもの
で、第1図は医療用カテーテルの要部の概略構成を示す
縦断面図、第2図は湾曲操作ワイヤと通電用リード線と
の接続状態を示す斜視図、第3図は使用状態を示す全体
の概略構成図、第4図および第5図はこの発明の第2の
実施例を示すもので、第4図は要部の斜視図、第5図は
湾曲操作ワイヤと通電用リード線との固定状態を示す縦
断面図、第6図はこの発明の第3の実施例を示す要部の
縦断面図、第7図はこの発明の第4の実施例を示す全体
の概略構成図、第8図はこの発明の第5の実施例を示す
全体の概略構成図である。 1……医療用カテーテル(管状挿入具)、23b……凹陥
部、24a,24b……湾曲操作ワイヤ装着孔、25……湾曲操
作ワイヤ、25a,25b……折り返しワイヤ構成部分、25c…
…中央折り返し部、26……前端固定部、29……両端固定
部、61……血管内視鏡(管状挿入具)、81……レーザプ
ローブ(管状挿入具)。
で、第1図は医療用カテーテルの要部の概略構成を示す
縦断面図、第2図は湾曲操作ワイヤと通電用リード線と
の接続状態を示す斜視図、第3図は使用状態を示す全体
の概略構成図、第4図および第5図はこの発明の第2の
実施例を示すもので、第4図は要部の斜視図、第5図は
湾曲操作ワイヤと通電用リード線との固定状態を示す縦
断面図、第6図はこの発明の第3の実施例を示す要部の
縦断面図、第7図はこの発明の第4の実施例を示す全体
の概略構成図、第8図はこの発明の第5の実施例を示す
全体の概略構成図である。 1……医療用カテーテル(管状挿入具)、23b……凹陥
部、24a,24b……湾曲操作ワイヤ装着孔、25……湾曲操
作ワイヤ、25a,25b……折り返しワイヤ構成部分、25c…
…中央折り返し部、26……前端固定部、29……両端固定
部、61……血管内視鏡(管状挿入具)、81……レーザプ
ローブ(管状挿入具)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹端 榮 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 剛明 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 石川 明文 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−21066(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 23/24 A61B 1/00
Claims (1)
- 【請求項1】可撓性を備えた管状挿入具と、 この管状挿入具の管壁部に軸線方向に沿って形成された
一対の装着孔と、 前記管状挿入具の先端面に設けられ、上記一対の装着孔
間を連通させる凹陥部と、 線状の形状記憶材料からなり、加熱によって長さが収縮
すると共に、略中央部位から折り返され、この折り返し
部を挟んだ両側が前記一対の装着孔に挿通された湾曲操
作ワイヤと、 前記凹陥部に設けられ、前記湾曲操作ワイヤの折り返し
部を該凹陥部に固定する固定部と、 この固定部よりも前記管状挿入具の基端部側に離間させ
た位置に設けられ、前記湾曲操作ワイヤの両端を上記装
着孔の壁面に対して固定する両端固定部と、 を具備することを特徴とする管状挿入具の湾曲操作装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1225608A JP2843608B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 管状挿入具の湾曲操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1225608A JP2843608B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 管状挿入具の湾曲操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0386144A JPH0386144A (ja) | 1991-04-11 |
JP2843608B2 true JP2843608B2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=16831991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1225608A Expired - Fee Related JP2843608B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 管状挿入具の湾曲操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2843608B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100399977C (zh) * | 2003-12-12 | 2008-07-09 | 独立行政法人科学技术振兴机构 | 能动导管与能动导管系统 |
-
1989
- 1989-08-31 JP JP1225608A patent/JP2843608B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100399977C (zh) * | 2003-12-12 | 2008-07-09 | 独立行政法人科学技术振兴机构 | 能动导管与能动导管系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0386144A (ja) | 1991-04-11 |
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