JP2843590B2 - 火災警報装置 - Google Patents

火災警報装置

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JP2843590B2 JP1014135A JP1413589A JP2843590B2 JP 2843590 B2 JP2843590 B2 JP 2843590B2 JP 1014135 A JP1014135 A JP 1014135A JP 1413589 A JP1413589 A JP 1413589A JP 2843590 B2 JP2843590 B2 JP 2843590B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、煙、熱、ガス等の火災現象の物理量に関す
る検出情報及び/または部屋の大きさや人数、周囲温度
等の環境情報に基づいて火災確度や危険度等の少なくと
も1つの火災情報を得るための火災警報装置に関するも
のである。
[従来の技術及び問題点] 火災を検出するための種々の検出法がある。例えば一
番単純の方法としてセンサ・レベルすなわち火災感知器
の検出情報により火災判定を行う場合を考えると、セン
サ・レベルが或る所定のレベルを超えた場合に火災信号
を出力するようにしている。この場合に火災感知器から
出力される火災信号は、所定のレベルを超えているか否
かにより一義的に決定されるものであり、種々の環境条
件を充分に考慮したものとは言い難い。また、火災感知
器からの検出情報に加うるに、環境情報をも収集し、そ
れら検出情報並びに環境情報から総合的に火災判定する
ようにすることも考えられてはいるが、あいまいな環境
情報をも考慮して充分に信頼性のおける火災信号を得る
には至っておらず、人間の感覚からすると、火災信号が
オンであっても必ずしも火災であると断定できない場合
が多々ある。
このような欠点を解消するために、本件出願とと同日
出願される「火災警報装置」という名称の特許出願によ
れば、 火災現象に基づく物理量の検出情報、並びに部屋の大
きさや周囲温度等の、該検出情報に影響を与える種々の
環境情報を収集し、かつ、必要に応じて、これら収集情
報から収集情報の時間的な変化量や積分値等の、いわゆ
る加工情報をも得、 また、各収集情報及び各加工情報ごとに、収集・加工
情報対火災情報の関数を定義関数として式もしくはテー
ブル等の方法で予め定義しておくと共に、これら定義関
数に基づいて行われるべき複数の処理のルールをも定義
しておき、 定義された各定義関数並びに各処理のルールに基づい
て各収集・加工情報の処理を行って、各処理のルールご
との関数値を得、得られた関数値の平均を求めることに
より精度の高い火災情報を得る、 ようにしたものが示されている。
定義関数としては、収集情報として例えば火災感知器
で検出された或る値の検出情報、または加工情報として
該検出情報の積分値や微分値、に対する火災確度のよう
な火災情報が0〜1の範囲で表わされている。
また、処理のルールとしては、収集・加工情報のうち
の1つの情報に基づくルールが定義されている場合と、
2つ以上の情報に基づくルールが定義されている場合と
があり、1つの情報に基づくルールが定義されている場
合としては、或る収集・加工情報に対してはどの定義関
数を用いて火災情報としての火災確度を得るべきかが定
義されている。また、2つ以上の情報に基づくルールが
定義されている場合としては、各情報ごとの定義関数値
のうちの最小のものを火災確度として採用する等のルー
ルが決められている。
このような処理のルールは火災感知器に対して複数が
定義されており、定義されている複数の処理のルールご
とに、対応の定義関数を用いて、各火災感知器に関連の
収集・加工情報が処理されて定義関数値すなわち火災情
報としての火災確度が求められる。処理のルールごとに
求められた火災確度は次に平均される。
このように、複数の収集・加工情報を考慮し各情報ご
とに火災確度のような火災情報を得、かつ得られたそれ
ら火災情報は正当に絞り込まれるようにしているので、
信頼性の高い火災確度が得られる。
このように上記特許出願に示されたものは信頼性の高
い火災情報を得ることができるが、本願発明はそれを一
歩進め、環境状態に応じて、より有効なルールに対して
は大きい重みを与えるようにして各処理のルールに対し
て重付けを行うことにより、一層信頼性の高い火災警報
装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 火災現象に係わる種々の出力に基づいて火災楕報を得
るための火災警報装置において、 火災現象に係わる種々の収集出力、並びに該収集出力
からの加工出力を得るための取得手段と、 該取得手段により得られた各出力ごとに前記火災情報
に対する強弱を付ける関数を定義しておくと共に、該定
義されている関数を用いて行われるべき複数の処理のル
ールを定義しておく定義手段と、 前記取得手段により得られた出力により決定される環
境状態に応じて、前記定義手段に定義されている前記各
処理のルールに対して重付けする制御手段と、 該制御手段により重付けされた前記各処理のルールに
従って、前記定義手段に定義されている対応の関数を用
いて、前記取得手段により得られた情報の処理を行っ
て、前記各処理のルールごとの重付けされた関数値を
得、得られた関数値の重心を求めることにより前記火災
情報を得る処理手段と、 を備えたことを特徴とする火災警報装置が提供される。
[作用] 取得手段により得られる火災現象に係わる情報として
は、火災現象に基づく物理量の検出情報はもちろん、部
屋の大きさや周囲温度等の、検出情報に影響を与える種
々の環境情報も含まれ、また、これら情報の時間的な変
化量や積分値等の、いわゆる加工情報も含まれる。
例えば記憶手段であって良い定義手段には、取得手段
により得られた出力ごとに取得情報対火災情報の関数が
式もしくはテーブル等の方法で定義されていると共に、
情報の処理を行う際に、いずれの取得情報対火災情報の
関数を用いるべきか等に関する複数の処理のルールも定
義されている。
制御手段は、まず、取得手段により得られた情報か
ら、火災情報を得るべき場所の環境状態を決定し、該決
定された環境状態に応じて、定義手段に定義されている
各処理のルールに対して重付けを行う。
最後に、処理手段は、制御手段により重付けされた各
処理のルールに従って、定義手段に定義されている対応
の関数を用いて、取得手段により得られた情報の処理を
行い、各処理のルールごとの重付けされた関数値を得、
得られた関数値の平均値を求める等の重心を求める操作
を行うことにより、火災確度や危険度等の火災情報を得
る。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について説明する。
第1図は、各火災感知器で検出された火災現象に基づ
くアナログ物理量のセンサ・レベルを火災受信機REや中
継器等の受信手段に送出し、該受信手段では収集された
センサ・レベルに基づいて火災判断を行ういわゆるアナ
ログ式の火災警報装置に本発明を適用した場合のブロッ
ク回路図である。もちろん、本発明は各火災感知器側で
火災判断を行い、その結果だけを受信手段に送出するオ
ン・オフ式の火災警報装置にも適用可能なものである。
第1図において、REは火災受信機、DE1〜DENは、例え
ば一対の電源兼信号線のような伝送ラインL1を介して火
災受信機REに接続されるN個のアナログ式の火災感知器
であり、その1つ1番火災感知器DE1についてのみ内部
回路を詳細に示している。
火災受信機REには、また、伝送ラインL2を介して換気
回数センサ、並びに伝送ラインL3を介して人数センサが
接続されて示されている。これら換気回数センサや人数
センサは、例えば部屋ごと等に配置されており、各火災
感知器対応に設けられていたり、いくつかの火災感知器
につき1つというように配置されたりしており、各火災
感知器が換気回数センサ及び人数センサのいずれに関連
しているかが対応表等で分かるようになっている。第1
図には1番火災感知器DE1に関連する換気回数センサSI1
及び人数センサSI2のみが示されている。
火災受信機REにおいて、 MPU1は、マイクロプロセッサ、 ROM11は、後述する本発明の動作に関係したプログラ
ムを格納したプログラム記憶領域、 ROM12は、重みルール選択用制御ルールの記憶領域、 ROM13は、個別ルール用の記憶領域、 ROM14は、個別ルールの定義関数、すなわちセンサ・
レベルSLVに対する定義関数、積分値に対する定義関
数、時刻に対する定義関数等、その他種々の定義関数を
格納した定義関数用の記憶領域、 ROM15は、重みルール・テーブル用の記憶領域、 ROM16は、各火災感知器ごとの危険度合用の記憶領
域、 RAM11は、各火災感知器ごとに収集したセンサ・レベ
ルを格納するための各火災感知器ごとの領域を含む、セ
ンサ・レベル用の記憶領域であり、後述する傾きを求め
るために、各火災感知器から複数回に渡って収集される
複数のセンサ・レベルが各火災感知器ごとに記憶され
る。
RAM12は、センサ・レベルの傾き用の記憶領域、 RAM13は、積分値用の記憶領域、 RAM14は、危険度合用の記憶領域、 RAM15は、重付け値ωrsの合計値の記憶領域、 RAM16は、定義関数と重付け散ωrsとの積の合計値用
の記憶領域、 RAM17は、作業用領域、 DPは、CRT等の表示器、 OPは、操作部、 CLは、時計、 TRAX11は、火災受信機REに火災感知器DE1〜DENを接続
する。直・並列変換器や並・直列変換器等で構成される
信号送受信部、 TRX12は、前述の換気回数センサを接続するための信
号送受信部、 TRX13は、前述の人数センサを接続するための信号送
受信部、 IF11〜IF16は、インターフェース、 である。
また、火災感知器でDE1において、 MPU2は、マイクロプロセッサ、 ROM21は、プログラムの記憶領域、 ROM22は、自己アドレスの記憶領域、 RAM21は、作業用領域、 FSは、火災現象に基づく熱、煙、あるいはガス等のい
ずれかの物理量を検出する火災現象センサ部であり、図
示しないが、増幅器、サンプルホールド回路、アナログ
・ディジタル変換器等を有している。
TRX21は、TRX11と同様の信号送受信部、 IF21及びIF22は、インターフェース、 である。
本発明は前述のように各火災感知器並びに関連の環境
センサからの取得情報に基づいて、火災判断の推論を行
う際に、状況に応じて推論を行うべき各ルールに対して
重付けを行うようにしたものである。
火災受信機RE内の定義関数の記憶領域ROM14(第6図
参照)には、ルールa〜gのような種々のルールで実際
に用いられる実際の関数値すなわち定義関数が式もしく
はテーブルの態様で格納されている。記憶領域ROM14に
格納されているルールa〜gのような定義関数の例がそ
れぞれ第2図(a)〜(g)に示されており、この第2
図の例では、種々の取得情報すなわち入力情報(横軸)
に対する火災情報(縦軸)としての火災確度が示されて
いる。
第2図(a)には、入力情報としての火災現象検出用
センサ部FSからのセンサ・レベルSLVに対する定義関数F
1(SLV)すなわち火災確度が0〜1の値で示されてお
り、 第2図(b)には、センサ・レベルが所定のレベルLV
1を超えてからの時間tに対する火災確度の定義関数F2
(t)が示されており、 第2図(c)には、センサ・レベルの傾き△SLVに対
する火災確度の定義関数F3(△SLV)が示されており、 第2図(d)には、センサ・レベルの積分値ΣSLVに
対する火災確度の定義関数F4(ΣSLV)が示されてお
り、 第2図(e)には、換気回数/時が火災判断値に影響
を与える場合に、環境情報としての換気回数n/時に対す
る火災確度の定義関数F5(n)が示されており、 第2図(f)には、環境情報として例えば室内の人数
pに対する火災確度の定義関数F6(p)が示されてお
り、 そして第2図(g)には、環境情報として室内の危険
度合hに対する火災確度の定義関数F7(h)が示されて
いる。
定義関数の記憶領域ROM14には、その他種々の定義関
数が格納されていることができ、必要に応じて取り出し
て用いられ得る。
火災受信機RE内の個別ルール用の記憶領域ROM13に
は、ルールa〜gのような種々のルールの内容並びに該
ルールに用いられる定義関数の記憶領域ROM14内なアド
レスが記憶されている(第6図参照)。その例を示せば
以下の通りである。
ルールa:センサ・レベルSLV=Xならば、火災情報とし
ての火災確度は定義関数F1(SLV)を用いてF1(X)と
決定されるべきであり、該定義関数F1(SLV)は記憶領
域ROM14内のアドレスAD1から始まる領域に格納されてい
る。
ルールb:センサ・レベルSLVが所定のレベルLV1を超えて
からの時間t=Tならば、火災情報としての火災確度は
定義関数F2(t)を用いてF2(T)と決定されるべきで
あり、該定義関数F2(t)は記憶領域ROM14内のアドレ
スAD2から始まる領域に格納されている。
ルールc:センサ・レベルSLVの差分値もしくは一定時間
の傾き△SLV=Yならば、火災情報としての火災確度は
定義関数F3(△SLV)を用いてF3(Y)と決定されるべ
きであり、該定義関数F3(△SLV)は記憶領域ROM14内の
アドレスAD3から始まる領域に格納されている。
ルールd:センサ・レベルSLVの所定のレベルLV1を超えて
からの積分値がΣSLV=Mならば、火災情報としての火
災確度は定義関数F4(ΣSLV)を用いてF4(M)と決定
されるべきであり、該定義関数F4(ΣSLV)は記憶領域R
OM14内のアドレスAD4から始まる領域に格納されてい
る。
ルールe:火災感知器の設置されている室の換気回数n
(/時)=Nならば、火災情報としての火災確度は定義
関数F5(n)を用いてF5(N)と決定されるべきであ
り、該定義関数F5(n)は記憶領域ROM14内のアドレスA
D5から始まる領域に格納されている。
ルールf:火災感知器の設置されている室の人数p=Pな
らば、火災情報としての火災確度は定義関数F6(p)を
用いてF6(P)と決定されるべきであり、該定義関数F6
(p)は記憶領域ROM14内のアドレスAD6から始まる領域
に格納されている。
ルールg:火災感知器の設置されている室の危険度合h=
Hならば、火災情報としての火災確度は定義関数F
7(h)を用いてF7(H)と決定されるべきであり、該
定義関数F7(h)は記憶領域ROM14内のアドレスAD7から
始まる領域に格納されている。
等である。
火災受信機RE内の重みルール選択用制御ルールの記憶
領域ROM12(第5図参照)には、環境状況に応じて選択
使用されるべき重みルール制御用ルールが記憶されてい
る。その例を示せば以下の通りである。
重み制御用ルール1:時刻がT1〜T2の間で、室が換気され
ている時は、重みルール・テーブルAを選択。
重み制御用ルール2:時刻がT1〜T2の間で、室が換気され
ていない時は、重みルール・テーブルBを選択。
重み制御用ルール3:時刻がT1〜T2以外の時で室が換気さ
れている時は、重みルール・テーブルCを選択。
重み制御用ルール4:時刻がT1〜T2以外の時で、室が換気
されていない時は、重みルール・テーブルDを選択。
等である。ここでは実施例として4つの重み制御用ルー
ルにのみが示されたが、実際には、記憶領域ROM12には
さらに多数の重み制御用ルールが格納され得る。
火災受信機RE内の重みルール・テーブルの記憶領域RO
M15には、上の例において4つで示した重みルール・テ
ーブルA〜Dのような複数の重みルール・テーブルが格
納されており、各重みルール・テーブルには、記憶領域
ROM13に格納されているルールの順番で、各ルールに対
して重付けすべき値ωijが格納されている。第5図には
重みルール・テーブルAについてのみ重付け値の記憶態
様が示されており、第5図においてωijのi=1〜7は
ルールa〜gに対応し、j=1〜4が重みルール・テー
ブルA〜Dに対応する。
なお、以上の記憶領域ROM12、ROM13、ROM14、ROM15
は、環境条件の変化等、必要時に、書換えることができ
るか、もしくは取り替えることができるようにするのが
好ましい。
以下、第3図及び第4図のフローチャートをも用いて
第1図の動作を説明する。
火災受信機REは1〜N番の火災感知器DE1〜DENから順
番にデータを収集して信号処理を行っていく。以下、1
番火災感知器DE1に関する信号処理について説明する。
1番火災感知器DE1にデータ収集命令を送出した後、該
1番火災感知器DE1からセンサ・レベルSLVが返送されて
くると、該返送されたセンサ・レベルSLVはSLVnとして
読込まれ(ステップ106)、所定のレベルLV1と比較され
る(ステップ108)。比較の結果、センサ・レベルSLVn
が所定のレベルLV1より小さいならば(ステップ108の
N)、該1番火災感知器DE1のためのさらなる信号処理
動作は行われず、センサ・レベルが所定のレベルLV1
上である時間を計数するための変数Tnがクリアされた後
(ステップ110)、次の火災感知器DE2のための信号処理
動作に行く。
センサ・レベルSLV1が所定のレベルLV1以上であるな
らば(ステップ108のY)、該センサ・レベルSLVnがセ
ンサ・レベル用の記憶領域RAM11に格納されると共に
(ステップ114)、センサ・レベルSLVが所定のレベルの
LV1以上である時間を計数するための変数Tnが1つ増分
された後(ステップ112)、1番火災感知器DE1のための
信号処理動作が続けられていく。
まず、1番火災感知器DE1について、重みルール選択
制御ルールの記憶領域ROM12内の何番の重み制御用ルー
ルが適用されるべきかが決定されなければならない。そ
のためインターフェースIF13を介して時計CLから時刻Ti
meが読込まれると共に(ステップ122)、インターフェ
ースIF14を介して該1番火災感知器DE1に関連の換気回
数センサSI1から換気回数Nが読込まれる(ステップ12
4)。
また、適用すべき重み制御用ルールが決定された後に
該重み制御用ルールに従って信号処理動作を行うために
用いられる情報を得るための情報取得動作も行われる。
本実施例の場合、信号取得動作として前述の変数Tnの演
算(ステップ112)に加うるに、センサ・レベルの差分
値すなわち傾き△SLV(ステップ116)、並びにセンサ・
レベルSLVが所定のレベルLV1を超えてからの積分値ΣSL
V(ステップ118)が演算され、さらに、1番火災感知器
DE1に対する室の危険度合が記憶領域ROM16から読込まれ
て記憶領域RAM14に格納され(ステップ120)、そして信
号送受信部TRX13及びインターフェースIF15を介して人
数センサSI2から1番火災感知器DE1に関連する室の人数
Pが収集される(ステップ126)。
ここに、差分値△SLVは、センサ・レベル用の記憶領
域RAM11に複数が記憶されたセンサ・レベルの内、例え
ば、今回収集されたセンサ・レベルと先に収集されたセ
ンサ・レベルとの差を、先と今回の時間差で除すること
により演算され、記憶領域RAM12に格納される。
また、積分値ΣSLVの演算は、問題となっている1番
火災感知器DE1から所定レベルLV1以上のセンサ・レベル
SLVが収集されるごとに、前回までに積分値用の記憶領
域RAM13に格納されている積分値ΣSLVに、センサ・レベ
ルSLV1の該所定レベルLV1以上の値(SLV−LV1)を加算
していくことにより行われ、この加算結果でもって、積
分値用の記憶領域RAM13に格納されている前回までの積
分値は更新される。すなわち、前回までの積分値用の記
憶領域RAM13の内容(RAM13)=ΣSLVは、(RAM13)+SL
V−LV1でもって更新される。
以上の各種情報が取得されてしまうと、まず、ステッ
プ122及び124により得られた時刻Time並びに換気回数N
の情報を、第5図に一層詳細に示した記憶領域ROM12内
の時刻並びに換気回数情報と比較することにより、重み
ルールの選択用制御ルールの記憶領域ROM12に記憶され
ている何番の重み制御用ルールを用いるべきかの決定が
為される(ステップ128)。例えば、時刻情報Timeから
時刻がT1〜T2の間にあり、かつ換気回数情報Nから該火
災感知器の設置されている室が換気されていると判断さ
れたならば、第5図に示すように、重み制御用ルール1
が採用される。
重み制御用ルール1が採用された場合について説明を
進めると、記憶領域ROM12内の重み制御用ルール1用領
域には、比較用の時刻T1〜T2や換気回数情報に加うる
に、用いるべき重みルール・テーブルAの記憶領域ROM1
5内の領域の先頭アドレスTAD1も格納されており、該先
頭アドレスTAD1から、第5図に線l1で概念的に指し示す
ように、重みルール・テーブルAの場所並びにその内容
を知ることができる。
また、同時に、個別もしくは知識ルール用の記憶領域
ROM13の先頭アドレスKADも読込まれる(ステップ13
0)。知識ルールもしくは個別ルール用の記憶領域ROM13
内の記憶態様が第6図に示されており、ルールa〜gの
順番に、それらルールに用いられるべき定義関数の記憶
領域ROM14内のアドレスAD1〜AD7等が記憶されている。
以下、ルールa〜gについて順番に信号処理動作を行
っていくために、ルールa〜gの順番の変数rがr=0
に設定される(ステップ132)。最初にルールaについ
ての処理について説明すると、記憶領域ROM13の先頭ア
ドレスKADに変数r=0を加算することにより、すなわ
ちKAD+r=KADから、記憶領域ROM13内の個別ルールa
の情報の入っているアドレスを知ることができ、該アド
レスKADに入っている内容から、ルールaで用いられる
第2図(a)の定義関数の入っている、記憶領域ROM14
内の領域の先頭アドレスAD1を読込む(ステップ134)。
次に、ルールaに用いる入力情報の値、すなわちステ
ップ114で記憶領域RAM11に格納された最新のセンサ・レ
ベルSLVnを先頭アドレスAD1に加算し、第2図(a)の
定義関数の入っている領域のAD1+SLVn番地の内容を読
込む(ステップ136)。この領域のAD1+SLVn番地の内容
がセンサ・レベルSLVnに対する定義関数値すなわち火災
確度F1(SLVn)に対応する。
次に、ステップ128で読込まれている重みルール・テ
ーブルAの先頭アドレスTAD1に同じく変数r=0を加算
し、アドレスTAD1+r=TAD1が指し示す記憶領域ROM15
内の領域から、ルールaの重付け値ω11を作業用領域RA
M17に読込むと共に、該重付け値ω11の値を、重付け値
の合計値を求めるための記憶領域RAM15に格納する(ス
テップ138)。次に、先に求められた定義関数値F1(SLV
n)と重付け値ω11との乗算値ω11・F1(SLVn)を求
め、それを合計値用の記憶領域RAM16に格納する(ステ
ップ140)。
その後、変数rが1つ増分され(ステップ142)、r
=1すなわちルールbについての同様の処理に行く。
ルールbの場合もルールaの場合と同様に記憶領域RO
M13の先頭アドレスKADに変数r=1を加算し、KAD+r
=KAD+1から、記憶領域ROM13内の個別ルールbの情報
の入っているアドレスを知ることができ、該アドレスKA
D+1に入っている内容から、ルールbで用いられる第
2図(b)の定義関数の入っている、記憶領域ROM14内
の領域の先頭アドレスAD2が読込まれる(ステップ13
4)。
次に、ルールbに用いる入力情報の値、すなわちセン
サ・レベルが所定のレベルLV1を超えてからの時間T
(ステップ112で求められている)を先頭アドレスAD2
加算し、第2図(b)の定義関数の入っている領域のAD
2+T番地の内容すなわち火災確度F2(T)が読込まれ
る(ステップ136)。
次に、ステップ128で読込まれている重みルール・テ
ーブルAの先頭アドレスTAD1に同じく変数r=1を加算
し、アドレスTAD1+r=TAD1+1が指し示す記憶領域RO
M15内の領域から、ルールbの重付け値ω21を作業用領
域RAM17に読込むと共に、該重付け値ω21の値は、先に
記憶領域RAM15に格納されている重付け値ω11に加算さ
れ、記憶領域RAM15の内容は該加算値ω11+ω21でもっ
て更新される(ステップ138)。このようにして各ルー
ルa〜gの処理ごとにステップ138において記憶領域RAM
15には重付け値ω11〜ω71が順次加算されていく。
次に、先に求められた定義関数値F2(T)と重付け値
ω21との乗算値ω21・F2(T)が求められ、該乗算値
は、先に記憶領域RAM16に格納されている乗算値ω11・F
1(SLVn)に加算され、合計値用の記憶領域RAM16の内容
は該加算値ω11・F1(SLVn)+ω21・F2(T)でもって
更新される(ステップ140)。このようにして、各ルー
ルa〜gの処理ごとに、ステップ140において、記憶領
域RAM16には、乗算値ω11・F1(SLVn)〜ω71・F
7(P)が順次加算されていく。
以下、ルールc〜gについても同様に処理が行われ、
ステップ116、118、124、126、120でそれぞれ決定され
ている差分値△SLV、積分値ΣSLV、換気回数n、人数
p、危険度合hに基づいて、火災確度F3(△SLV)、F4
(ΣSLV)、F5(n)、F6(p)、F7(h)が求めら
れ、それら火災確度すなわち定義関数値に、記憶領域RO
M15内の重みルール・テーブルA内に格納されている重
付け値ω31〜ω71がそれぞれ乗算され、最終的に、記憶
領域RAM16には が格納される。また、記憶領域RAM15には が格納される。
このようにしてルールa〜gのすべてについての処理
が完了すると(ステップ144のY)、記憶領域RAM16に格
納された上式1の、火災確度と重付け値との積の加算値
もしくは合計値(RAM16)は、記憶領域RAM15に格納され
た上式2の重付け値の合計値(RAM15)でもって除算さ
れ(ステップ146)、除算された値Totalは表示器DPに表
示される(ステップ152)と共に、火災確度の基準値K
と比較され、該基準値以上ならば(ステップ148のY)
火災表示を行う等の適当な火災動作が行われる(ステッ
プ150)。
これにて、1番火災感知器DE1に対する信号処理動作
は終了し、次の2番火災感知器DE2以降の各火災感知器
に対しても収集情報から重みルール選択用制御ルールの
記憶領域内の適切な重み制御用ルールを選択することに
より、同様の処理動作が行われていく。
なお、以上の実施例においては、重み制御用ルールの
内容としては重み制御用ルール1〜4を、また、処理の
ルールとしてはルールa〜gを、そして定義関数として
は第2図(a)〜(g)のものを示したが、これはあく
まで説明のためであり、これら重み制御用ルール、処理
のルール、並びに定義関数は、用いられる環境に応じて
適宜増減もしくは内容変更され得るのは容易に理解され
よう。
[発明の効果] 以上、本発明によれば、取得手段により得られた各出
力ごとに火災情報に対する強弱を付ける関数を定義して
おくと共に、該関数を用いて行われるべき複数の処理の
ルールをも定義しておき、それら処理のルール及び該処
理のルールに対応の関数に基づいて、取得手段により得
られた各情報の処理を行うようにしたものにおいて、環
境状態に応じて、各処理のルールに対して重付けを行う
ようにしたので、環境状態に適した有効なルールに対し
ては大きい重みを与えることができ、一層信頼性の高い
火災情報を得ることができるという効果がある。特に、
関数として、各情報の出力レベルに応じた危険度合いに
よる強弱を付けた関数値を導き、また、情報(状態)に
応じて関数が設定されるので、その重心を求めることに
よって火災の確度のような度合い情報を得ることができ
る。さらに、同種の定義関数を用いたルールに対しては
1つのルールに重みを付与することにより対処できるの
で、ルールの数を減らすことができるという効果も合わ
せ持つ。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を適用した火災警報装置を
示すブロック回路図、第2図は、本発明の実施例で用い
られ得る定義関数の例を示す図、第3図及び第4図は、
第1図の火災警報装置の火災受信機側の動作を説明する
ためのフローチャート、第5図は、重みルール選択用制
御ルールの記憶領域ROM12と、重みルール・テーブルの
記憶領域ROM15との関連を示す概念図、第6図は、個別
ルールの記憶領域ROM13と、定義関数の記憶領域ROM14と
の関連を示す概念図、である。 図において、REは火災受信機、MPU1はマイクロプロセッ
サ、ROM11はプログラムの記憶領域、ROM12は重みルール
選択用制御ルールの記憶領域、ROM13は個別ルール用の
記憶領域、ROM14は定義関数用の記憶領域、ROM15は重み
ルール・テーブル用の記憶領域、ROM16は危険度合用の
記憶領域、RAM11はセンサ・レベル用の記憶領域、RAM12
はセンサ・レベルの傾き用の記憶領域、RAM13は積分値
用の記憶領域、RAM14は危険度合用の記憶領域、RAM15は
重付け値の合計用の記憶領域、RAM16は定義関数値と重
付け値との積の合計用の記憶領域、RAM17は作業用領
域、SI1は換気回数センサ、SI2は人数センサ、CLは時
計、DE1〜DENは火災感知器、FSは火災現象センサ部、で
ある。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】火災現象に係わる種々の出力に基づいて火
    災楕報を得るための火災警報装置において、 火災現象に係わる種々の収集出力、並びに該収集出力か
    らの加工出力を得るための取得手段と、 該取得手段により得られた各出力ごとに前記火災情報に
    対する強弱を付ける関数を定義しておくと共に、該定義
    されている関数を用いて行われるべき複数の処理のルー
    ルを定義しておく定義手段と、 前記取得手段により得られた出力により決定される環境
    状態に応じて、前記定義手段に定義されている前記各処
    理のルールに対して重付けする制御手段と、 該制御手段により重付けされた前記各処理のルールに従
    って、前記定義手段に定義されている対応の関数を用い
    て、前記取得手段により得られた情報の処理を行って、
    前記各処理のルールごとの重付けされた関数値を得、得
    られた関数値の重心を求めることにより前記火災情報を
    得る処理手段と、 を備えたことを特徴とする火災警報装置。
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