JP2841843B2 - 冷媒ポンプ - Google Patents

冷媒ポンプ

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JP2841843B2
JP2841843B2 JP2307411A JP30741190A JP2841843B2 JP 2841843 B2 JP2841843 B2 JP 2841843B2 JP 2307411 A JP2307411 A JP 2307411A JP 30741190 A JP30741190 A JP 30741190A JP 2841843 B2 JP2841843 B2 JP 2841843B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ルームエアコンディショナー等に使用し、
冷媒を搬送する冷媒ポンプに関するものである。
従来の技術 本発明と同一の発明者により考案された従来の冷媒ポ
ンプ(特開平2−115591号公報)においては、第5図〜
第8図に示すように、吸気ポート13はフロントプレート
11にのみ設けられ、吐出ポート15はリアプレート14にの
み設けられていた。
発明が解決しようとする課題 上述した従来の冷媒ポンプにおいては、冷媒液吸収ポ
ート13がフロントプレート11にのみ設けられているため
に、高速回転時に吸入抵抗が大きくなってしまい、体積
効率が低下するという問題があった。
また、吸入ポート13と吐出ポート15はポンプロータ8,
9を挟んでそれぞれ1つしか設けられていないため、運
転中ポンプロータ8,9の左右の端面に作用する圧力に平
均衡が生じて、ポンプロータ8,9は吸入ポート13が設け
られたフロントプレート11に常に強く押し付けられて回
転する。その結果、ポンプロータの8,9端面及びフロン
トプレート11が短時間に摩耗してしまうという問題があ
った。
本発明は、上記従来の欠点を無くするもので、その第
1の目的は、ポンプロータおよびフロントプレート端面
の摩耗を低減し、寿命の長い冷媒ポンプを提供すること
にある。
また、本発明の第2の目的は、体積効率およびポンプ
効率の高い冷媒ポンプを提供することにある。
課題を解決するための手段 上記第1および第2の目的を達成するために本発明
は、薄肉の円筒形の密閉容器の外側に電動機の固定子を
取り付け、一方密閉容器の内側には、シリンダ、内接ギ
ヤ式ポンプロータ、フロントプレート、リアプレート等
で構成されるポンプ機構部と、電動機の回転子と、駆動
軸とを配設したポンプにおいて、フロントプレートに
は、吸入圧力空間に連通する吸入ポートと吐出圧力空間
に連通しない疑似の吐出ポートを設けるとともに、リア
プレートには、吐出圧力空間に連通する吐出ポートと、
吸入圧力空間に連通する窪み状の吸入ポートを設けたも
のである。
作用 上記手段による作用は、以下のとおりである。
本発明によれば、フロントプレートおよびリアプレー
トに吸入ポートを設けて、ポンプロータの左右両方向か
ら冷媒液を吸い込む構成にしているため、吸入抵抗が小
さくなって、ポンプの体積効率およびポンプ効率が向上
する。
さらに、フロントプレートに疑似の吐出ポートを設け
て、フロントプレートとリアプレートに同形状の吸入・
吐出ポートを備える構成にしているので、ポンプロータ
の左右端面には同じ大きさの圧力が作用し、その結果、
ポンプロータはフロントプレートに強く接触することが
なくなり、ポンプロータおよびフロントプレートの摩耗
が減少する。
実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参考に説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例である。
同図において、1は薄肉の円筒形の密閉容器でほぼ中
央に2つの段差を設けている。2はブラシレス直流電動
機であって、固定子3と回転子4より構成している。密
閉容器1の外側に固定子3を取り付け、回転子4は密閉
容器1の内側に配設している。
回転子4の中心部には駆動軸5が圧入してあり、駆動
軸5は電動機2で発生した回転力を伝達する。
さらに、回転子4には、冷媒通路となる孔6が、駆動
軸5の軸線方向に複数本設けてある。
7はポンプ機構部であって、このポンプ機構部7は、
トロコイド曲線よりなるインナーロータ8と、インナー
ロータ8と噛合ってポンプ室10を構成するアウターロー
タとをシリンダ11内に納め、フロントプレート12とリア
プレート13で挟みこみ、ボルト14により固定して、構成
している。インナーロータ8とアウターロタ9が噛合っ
てポンプ室10を形成している状態を、第2図(第2図の
A−A断面)に示している。
フロントプレート12は第1の軸受を兼ね、第3図に示
すように、その中心部には駆動軸5を支承するブッシュ
14を配設している。また、フロントプレート12には、吸
入圧力空間に貫通した吸入ポート15と、吸入圧力空間に
も吐出圧力空間にも連通しない疑似の吐出ポート16を設
けている。
一方、第4図に示すように、リアプレート13には、吸
気ポート17と吐出ポート18を設けている。ここで、吐出
ポート18はリアプレート13を貫通して吐出圧力空間に連
通しているが、吸気ポート17は窪み状のポートであっ
て、フロントプレート12およびシリンダ11の外周部を切
り欠いて形成した吸入通路19を介して、吸入圧力空間に
連通している。
20は第2の軸受であって、その中央部に駆動軸5の回
転子4側の端部を支承するブッシュ21を配設するととも
に、冷媒の通路となる複数個の孔22を設けている。そし
て第2の軸受20は、密閉容器1に圧入して固定してい
る。
23は吸入側の鏡板、24は吸入関、25は網であり、密閉
容器1の段差と鏡板23の先端部ポンプ機構部7を挟み込
んで固定してる。
26は吐出側の鏡板、27は吐出管である。
次に、このような構成による冷媒ポンプの動作につい
て説明する、駆動軸5が回転すると、インナーロータ8
が矢印の方向に回転する。この時、アウターロータ9は
インナーロータ8と噛合っているので、アウターロータ
9もインナーロータ8に伴って矢印の方向に回転する。
これによって、ポンプ室10は、その体積を順次増加、減
少させながら矢印の方向に回転するので、ポンプ作用が
発生する。
ポンプ機構部7でポンプ作用が発生すると、冷媒液が
吸入管24から吸い込まれる、密閉容器1内に入る。密閉
容器1内に入った冷媒液は、一部がフロントプレート12
吸吸入ポート15を経てポンプ室10に入り込む。他方、残
りの冷媒液は、フロントプレート12とシリンダ11を切り
欠いて構成した吸入通路19を通りリアプレート13に設け
た吸入ポート17よりポンプ室10に流れ込む。
そして冷媒液は、ポンプ室10内で昇圧された後、リア
プレート13にあけた吐出ポート18を経て、密閉容器1内
へ再び出る。この後、冷媒液は、電動機の回転子4にあ
けた冷媒通路6を通り、さらに第2の軸受20にあけた孔
22を通った後、吐出管27を経て密閉容器1の外へ出て行
く。このようにして、ポンプとしての機能が発揮される
のである。
本実施例ポンプにおいては、トロコイドロータ8,9の
前後両サイドに吸入通路が存在するので、トロコイドロ
ータは二つの方向から冷媒液を吸入することができ、吸
入時の圧力損失が小さくなる。一般に、冷媒液はわずか
の圧力低下によって気化するという特性を有しているの
で、吸気時の圧力低下を低減すると吸入通路内で貴方が
発生しにくくなり、ポンプの体積効率が向上する。する
と、ポンプ室10内で気泡を圧縮する為の無駄な動力も減
少して、ポンプ効率も向上する。
さらに、フロントプレート12設けた吸入ポート15とリ
アプレート13に設けた窪み状の吸入ポート17は同形状の
三日月型であり、同様に、疑似の吐出ポート16と吐出ポ
ート18も同形状の三日月型である。したがって、トロコ
イドロータ8,9の左右両端面にはほぼ等しい大きさの圧
力が作用する。その結果、トロコイドロータ8,9がシリ
ンダ11内で回転するとき、フロントプレート12あるいは
リアプレート13のいずれとも強く接触しないので、短時
間に端面が摩耗することがなくなって、ポンプの寿命が
長くなる。さらに、運転中トロコイドロータ8,9の左右
両端面の隙間もほぼ等しい大きさに保たれるので、端面
からの冷媒液の漏れが最低値に維持されて、その分ポン
プ効率が向上する。
発明の効果 上記の実施例より明らかなように、本発明は次に示す
効果を有するものである。ポンプロータは、シリンダの
一部を切り欠いて吸入通路を設けることによりポンプ全
体の外径を小さく保ったままで、その両面から冷媒液を
吸入することができ、吸入時の圧力損失が小さくなっ
て、ポンプの体積効率及びポンプ効率が向上する。
さらに、ポンプロータの左右両側にほぼ同形状の吸入
ポートと吐出ポートを設けているので両端面にはほぼ等
しい大きさの圧力が作用する。その結果、短時間に端面
が摩耗することがなくなって、ポンプの寿命が長くな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例を示す冷媒ポンプの縦断面
図、第2図は第1図に示す冷媒ポンプのポンプ機構部
(A−A)の横断面図、第3図はフロントプレートの断
面図、第4図はリアプレートの断面図、第5図〜第8図
はそれぞれ従来の冷媒ポンプの断面図である。 1……密閉容器、2……電動機、3……固定子、4……
回転子、5……駆動軸、7……ポンプ機構部、8……イ
ンナーロータ、9……アウターロータ、10……ポンプ
室、11……シリンダ、12……フロントプレート、13……
リアプレート、15……貫通した吸入ポート、16……疑似
の吐出ポート、17……窪み状の吸入ポート、18……吐出
ポート、19……冷媒通路、20……第2の軸受。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄肉の円筒形の密閉容器の外側に電動機の
    固定子を取り付け、前記密閉容器の内側に、シリンダ、
    内接ギヤ式ポンプロータ、フロントプレート、リアプレ
    ートを有するポンプ機構部と、電動機の回転子と、その
    回転子の回転力を前記ポンプ機構部に伝達する駆動軸と
    を配設し、前記フロントプレートには、吸入圧力空間に
    連通する吸入ポートと吐出圧力空間に連通しない疑似の
    吐出ポートを設けるとともに、前記リアプレートには、
    吐出圧力空間に連通する吐出ポートと、前記フロントプ
    レートおよび前記シリンダの外周部の一部を切り欠いて
    設けた吸入通路を介して前記吸入圧力空間に連通する窪
    み状の吸入ポートを設けてなる冷媒ポンプ。
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