JP2841401B2 - 電流スイッチ回路 - Google Patents

電流スイッチ回路

Info

Publication number
JP2841401B2
JP2841401B2 JP63313427A JP31342788A JP2841401B2 JP 2841401 B2 JP2841401 B2 JP 2841401B2 JP 63313427 A JP63313427 A JP 63313427A JP 31342788 A JP31342788 A JP 31342788A JP 2841401 B2 JP2841401 B2 JP 2841401B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
current
circuit
constant current
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63313427A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02159117A (ja
Inventor
満春 土屋
文男 安井
隆 中▲塚▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP63313427A priority Critical patent/JP2841401B2/ja
Publication of JPH02159117A publication Critical patent/JPH02159117A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2841401B2 publication Critical patent/JP2841401B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高速度の電流スイッチ回路に関するものであ
る。
従来の技術 従来、この種の電流スイッチ回路は、第7図に示すよ
うな構成であった。第7図において、一対をなすトラン
ジスタ回路1の第1のトランジスタQ1のベースには一定
電圧が印加され、第2のトランジスタQ2のベースには第
3のトランジスタQ3から抵抗R2を通して駆動信号が印加
され、そして、トランジスタQ1,Q2のエミッタは共通に
接続されるとともに、トランジスタQ4,抵抗R1、一定電
圧源から成る第1の定電流回路2に接続され、第1のト
ランジスタQ1のコレクタから出力電流Ioutをとりだして
いる。
以下にその動作について説明する。第1の定電流回路
で発生した電流は、一対をなすトランジスタQ1,Q2のう
ちトランジスタQ1がONの時のみ電流出力端子Ioutに出力
される。第7図の従来例の場合、入力VinがLowの時第2
のトランジスタQ2はOFF、第1のトランジスタQ2はONと
なり、定電流が出力される。
このような従来回路では、電流出力をスイッチするト
ランジスタQ1の電流増幅率hfeの変化によりその出力は
変化する。これは、D/Aコンバータのような精度の高い
電流をスイッチする時は無視できなくなるなど大きな欠
点を持っていた。
発明が解決しようとする課題 この問題点を解決するために本発明は、定電流源をス
イッチングする第1、第2のトランジスタの第1のトラ
ンジスタについてはベースとコレクタを共通に接続した
ダイオード構成として出力電流を取り出し、第2のトラ
ンジスタに第3のトランジスタから駆動信号を印加する
とともに、この第2のトランジスタのベースには第2の
定電流回路を接続したものである。
作 用 この構成により、高速でトランジスタ特性の影響を受
けない電流スイッチ回路とすることができる。
実施例 第1図は本発明の一実施例による電流スイッチ回路の
構成を示す図で、ベースとコレクタが接続された第1の
トランジスタQ11と、第1のトランジスタQ11と一対をな
す第2のトランジスタQ12トランジスタ回路11を構成し
ている。トランジスタ回路11を構成する2つのトランジ
スタQ11,Q12はエミッタは共通に接続されて、トランジ
スタQ4、電圧源vref、抵抗R1より構成される第1の定電
流回路2に接続され、第2のトランジスタQ12のベース
には、第3のトランジスタQ3による駆動信号が抵抗R2を
介して印加されている。第1の定電流回路2で発生した
定電流は、トランジスタ回路1を構成する第1のトラン
ジスタQ11のコレクタから電流出力端子Ioutより取り出
す。第1図の実施例では、駆動信号は入力信号端子Vin
の信号でトランジスタQ3、抵抗R2を介してトランジスタ
Q12に印加される。
トランジスタ回路11の2つのトランジスタQ11,Q12の
スイッチ動作を確実にするため、バイアス電圧V2及び抵
抗R3が接続されている。
次に第1図に示すスイッチ回路の精度について説明す
る。トランジスタ回路11の第2のトランジスタQ12がoff
の時、第1のトランジスタQ11はonとなり、第1の定電
流回路2で発生させた定電流は第1のトランジスタQ11
より電流出力端子Ioutに出力される。本発明のスイッチ
回路では第1のトランジスタQ11のコレクタとベースは
接続されており、ダイオード動作がする。従って出力電
流Ioutは、第1の定電流回路2で発生した電流値と完全
に一致する。第7図に示した従来の回路の場合、第1の
トランジスタQ11は通常のトランジスタ動作であり、ト
ランジスタ特性、特に電流増幅率Hfeの変化が出力電流
の精度に直接影響する。今、1mAの電流をスイッチする
場合について、電流増幅率Hfe変化の影響を説明する。
電流増幅率Hfe=100のトランジスタを第7図に示す従来
の回路でスイッチし、そのHfeが僅か1%変化したとす
ると、出力電流Ioutの変化△Ioutは次式で示される。
△Iout=(1mA/Hfe)×△Hfe=(1mA/100)×0.01=1/104mA 一方、電流の精度を14ビットD/Aコンバータ精度とす
ると、求められる電流精度は1LSB精度=1/214=1/16384
mAとなり、上で算出した電流増幅率Hfeの変化に伴う精
度変動よりも厳しい値となっている。第1図に示す本発
明の実施例は、第1のトランジスタQ11がダイオード動
作となるため、電流増幅率Hfeの変化の影響を全く受け
ず、第1の定電流回路2の定電流をそのまま電流出力端
子Ioutに出力する。
本発明の他の実施例について第2図により説明する。
第2図の実施例では、第3のトランジスタQ3からの駆動
信号が第2のトランジスタQ12のベースに接続され、か
つ第2のトランジスタQ12のベースには第2の定電流回
路3が接続されている。スイッチ動作を高速化するため
第2のトランジスタQ12のベース蓄積電荷を急速に放電
することが必要である。第2図の実施例では、この急速
放電を第2の定電流回路3の電流で実施するようにした
ものである。
本発明のスイッチ回路を応用した他の実施例を第3図
により説明する。第3図の実施例では、複数個の電流ス
イッチ回路の第1の定電流回路の電流値に1:1/2:1/4:1/
8……のように重みを付け、それぞれの出力電流を加算
することにより、D/Aコンバータを構成した電流スイッ
チに関するものである。各ビットに相当するディジタル
信号はそれぞれの入力端子vin−1,vin−2,vin−3……
に印加される。各ビットに対応する出力電流はダイオー
ド接続された第1のトランジスタQ11−1,Q11−2,Q11−
3、……より出力される。一方、各ビットの出力電流値
は、第1の定電流回路を構成する抵抗R1−1,R2−2,R1−
3……の比により1:1/2:1/4:1/8……のようにその電流
値に重みを付けておく。また複数個の電流スイッチ回路
の出力は共通に電流出力端子Ioutに接続することによ
り、かくビットの出力電流は加算されて出力される。こ
れにより、第3図のスイッチ回路は精度の高いD/Aコン
バータとして動作する。
また、第4図のように、D/Aコンバータ4の出力に入
力アナログ信号を抵抗を通して接続してコンバータ5の
入力とし、このコンパレータ5の出力を逐次近似レジス
タ6の入力とし、さらにこのレジスタ出力をD/Aコンバ
ータ入力として接続することにより、逐次比較形A/Dコ
ンバータとなる。本発明の電流スイッチ回路を用いたA/
Dコンバータもまた、トランジスタ特性の影響を受けな
い安定で高精度な特性を実現することができる。
次に本発明の他の実施例について第6図により説明す
る。第5図はその動作を説明する図で、トランジスタ回
路11を構成する2つのトランジスタQ11,Q12のエミッタ
は共通に接続されて第1の定電流回路2に接続されてい
るが、その第1の定電流回路12を構成するトランジスタ
Q4の周辺には浮遊容量、Cc−b,Cc−s等が存在する。一
方、トランジスタ回路11の共通エミッタ部分は、入力信
号vinに応じてパルス動作している。このパルス動作成
分は浮遊容量Cc−sの影響でトランジスタQ4のコレクタ
に振動波を発生させ、さらに浮遊容量Cc−bでトランジ
スタQ4のベースに印加され、結果として電流出力Ioutに
も振動波が出力される。不要な振動波を出力させないた
めには、トランジスタ回路1の共通エミッタ部分の振動
部分をできるだけ小さくすればよい。第6図はこのよう
な目的を実現するもので、第2の定電流回路の電流値
を、連続または段階的に切り替えるようにした電流スイ
ッチ回路を構成している。
複数個のトランジスタ回路の共通エミッタ部分の信号
ve−1,ve−2,……のパルス振動分を小さくするには、入
力vinの振幅は一定であり、第2のトランジスタQ12のベ
ースに駆動信号を伝える抵抗R2−1,R2−2,R2−3……を
大きくするか、第2の定電流回路の電流値を大きくする
ことにより達成できる。このようなスイッチ回路を構成
するとき、高速動作を主目的とするときは、これらの抵
抗R2を最初から大きくしたり、第2の定電流回路の電流
値を大きくすることになるが、結果として入力信号vin
−1,vin−2,……の入力信号振幅があまり小さくなる
と、その動作が保証できなくなってくる。そこで、第6
図の例では、第6図aに示すように、第2の定電流回路
の電流値を、Ib,Icと二段階に切り替えるようになって
いる。入力信号Vinに対して、第2の定電流回路の電流
をIB,Icと切り替えたときの共通エミッタ部分信号振幅
を第6図bに示す。
発明の効果 以上のように本発明によれば、トランジスタ回路を構
成する第1、第2のトランジスタの第1のトランジスタ
をダイオード接続し、第1、第2のトランジスタのエミ
ッタを共通に接続して第1の定電流回路を接続し、ダイ
オード接続された第1のトランジスタのコレクタから出
力電流を取り出すようにし、また、第3のトランジスタ
からの駆動信号を第2のトランジスタのベースに印加す
る構成とするとともに、この第2のトランジスタのベー
スには第2の定電流回路を接続することにより、トラン
ジスタ特性、特にhfeの影響を受けない安定で、高精度
な電流スイッチ回路を構成することができ、しかも第2
のトランジスタのベースに第2の定電流回路を接続して
いるので、第2のトランジスタのベース蓄積電流を第2
の定電流回路の電流で急速放電することができるので、
スイッチング動作を高速化することができる。またこの
ようなスイッチ回路を応用することにより、安定で高精
度なD/Aコンバータや、A/Dコンバータが構成できる。さ
らには、第2の定電流回路の電流値を連続または段階的
に切り替えて動作させることにより、高速動作と、広い
入力信号振幅動作とを切り替えて動作させることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図はそれぞれ、本発明の実施例による電流
スイッチ回路を説明するための回路図、第6図a,bは同
じく本発明の実施例を示す回路図及び要部波形図、第7
図は従来の回路の構成を示す回路図である。 Q11……第1のトランジスタ、Q12……第2のトランジス
タ、Q3……第3のトランジスタ、11……トランジスタ回
路、2,12……第1の定電流回路、3……第2の定電流回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03K 17/60 H03K 17/62

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースとコレクタが接続された第1のトラ
    ンジスタのエミッタと、この第1のトランジスタと一対
    をなす第2のトランジスタのエミッタとを共通に接続し
    て第1の定電流回路に接続し、第2のトランジスタのベ
    ースには第3のトランジスタからの駆動信号を印加し、
    第1のトランジスタのコレクタから出力電流を取り出す
    ように構成するとともに、前記第2のトランジスタのベ
    ースには第2の定電流回路を接続した電流スイッチ回
    路。
  2. 【請求項2】複数個の電流スイッチ回路の第1の定電流
    回路の電流値に重みを付け、それぞれの出力電流を加算
    することにより、D/Aコンバータを構成した請求項1記
    載の電流スイッチ回路。
  3. 【請求項3】第2の定電流回路の電流値を切り替えるよ
    うに構成した請求項1記載の電流スイッチ回路。
JP63313427A 1988-12-12 1988-12-12 電流スイッチ回路 Expired - Fee Related JP2841401B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63313427A JP2841401B2 (ja) 1988-12-12 1988-12-12 電流スイッチ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63313427A JP2841401B2 (ja) 1988-12-12 1988-12-12 電流スイッチ回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02159117A JPH02159117A (ja) 1990-06-19
JP2841401B2 true JP2841401B2 (ja) 1998-12-24

Family

ID=18041167

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63313427A Expired - Fee Related JP2841401B2 (ja) 1988-12-12 1988-12-12 電流スイッチ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2841401B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63257326A (ja) * 1987-04-15 1988-10-25 Hitachi Ltd スイツチ回路

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63257326A (ja) * 1987-04-15 1988-10-25 Hitachi Ltd スイツチ回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02159117A (ja) 1990-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4573005A (en) Current source arrangement having a precision current-mirror circuit
US4642551A (en) Current to voltage converter circuit
JPS5972226A (ja) 符号化回路
EP0466145B1 (en) D/A converter
JPS63227210A (ja) 特にスイッチ−モード電力供給のための周期信号の発生器
US6104226A (en) Circuit configuration for digitally setting analog parameters
US4779059A (en) Current mirror circuit
JP2841401B2 (ja) 電流スイッチ回路
US4376251A (en) Waveform shaping circuit
US4266150A (en) Circuit arrangement for operating electromechanical switching devices
JPH06103807B2 (ja) 集積回路用高精度増幅回路
JPH0573292B2 (ja)
US5717350A (en) Degenerated differential pair waveform builder
JPH044285Y2 (ja)
US6087876A (en) Time delay generator and method
JPH09148930A (ja) オペアンプのオフセット電圧補正回路
JP2576222B2 (ja) ディジタルーアナログ変換器
JP3148061B2 (ja) ダイナミックヒス内蔵コンパレータ回路
JPH0578214B2 (ja)
JP2567361B2 (ja) パルス遅延回路
JPS6196811A (ja) 信号変換回路
JP3231824B2 (ja) ブザー駆動用出力回路
JP2821612B2 (ja) 出力回路
KR880002867Y1 (ko) 집적회로 내의 단안정 멀티 바이브레이터 회로
JPH0213980Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees