JPH044285Y2 - - Google Patents

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JPH044285Y2
JPH044285Y2 JP9171884U JP9171884U JPH044285Y2 JP H044285 Y2 JPH044285 Y2 JP H044285Y2 JP 9171884 U JP9171884 U JP 9171884U JP 9171884 U JP9171884 U JP 9171884U JP H044285 Y2 JPH044285 Y2 JP H044285Y2
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transistors
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terminal
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はシフトレジスタを用いたデイジタル回
路にて、被積分波形から積分波形を得る積分回路
に関するものである。
(ロ) 従来技術 従来は実公昭56−17791号等に示す様な積分回
路があるが、積分回路を構成する場合、一般には
コンデンサを使用しており、その他の積分回路の
構成要素である抵抗及び定電流回路等によりコン
デンサに充電された電流、またコンデンサから放
電された電流によつて積分波形を得ていた。
従つて積分回路を使用する回路をIC化する場
合、そのICに外付けピンを設けて時定数回路を
外付けするか、もしくは数10pF程度のコンデン
サをICに内蔵し、ICに内蔵した定電流回路によ
り積分波形を得たりしなければならず、前者の場
合はICの外付けピン数が多くなつて回路構成が
複雑になり、後者の場合はICに内蔵する定電流
回路の定電流量を微小化しなければならず、IC
内の抵抗及びコンデンサのばらつきにより、後者
にて得られる積分波形が所定の積分波形によりも
ばらついてしまう等の欠点があつた。
(ハ) 考案の目的 本考案は前記欠点を除去するものであり、コン
デンサを不要とした積分回路を提供することを目
的とする。
(ニ) 考案の構成 本考案は各々のコレクタを共通とし、負荷を介
して電源ラインと接続すると共に各々のベース電
位が所定電位に保持されるm個のトランジスタ
(mは整数)と、負荷抵抗を介して各々のコレク
タを前記m個のトランジスタの各々のエミツタと
接続したm個のエミツタ接地型トランジスタと、
m個のフリツプフロツプから構成されて該m個の
フリツプフロツプの各々のビツト出力端子を前記
m個のエミツタ接地型トランジスタの各々のベー
スと接続したシフトレジスタとより成り、該シフ
トレジスタのデータ入力端子に被積分波形を、か
つクロツク入力端子に前記被積分波形の1/n倍周 期(n≧m、nは整数)のクロツクパルスを入力
し、前記m個のトランジスタが順次オンすること
によつて加算されたコレクタ電流及び前記負荷に
よる電圧降下より積分波形を得る積分回路であ
る。
(ホ) 実施例 本考案の詳細を図示の実施例により具体的に説
明する。
第1図は本考案の積分回路の1例を示す回路
図、第2図及び第3図は各々、本考案の積分回路
に被積分波形を入力した時の各部の波形を示す波
形図である。
第1図について図番及び構成を説明すると、1
は電源端子、2は電源ライン、3は負荷としての
抵抗、4は抵抗、5a,5bはダイオード、6
a,6b,6c,6d,6e,6fはベース及び
コレクタ共通のトランジスタ、7a,7b,7
c,7d,7e,7fはエミツタ接地型トランジ
スタ、8a,8b,8c,8d,8e,8fは
各々、前記エミツタ接地型トランジスタ7a,7
b,7c,7d,7e,7fのオン時におけるコ
レクタ電流を一定値に設定する負荷抵抗、は6
ビツトのD−フリツプフロツプ10a,10b,
10c,10d,10e,10fより成るシフト
レジスタ、11は被積分波形を入力する前記シフ
トレジスタのデータ入力端子、12はクロツク
入力端子であり、電源ライン2とアース間に直列
接続した抵抗4、ダイオード5a,5bの抵抗4
及びダイオード5a間にトランジスタ6a,6
b,6c,6d,6e,6fの共通ベースを接続
すると共に抵抗3を介して電源ライン2と共通コ
レクタを接続し、そしてエミツタ接地型トランジ
スタ7a,7b,7c,7d,7e,7fのコレ
クタとトランジスタ6a,6b,6c,6d,6
e,6fのエミツタを、各々負荷抵抗8a,8
b,8c,8d,8e,8fを介して接続してい
る。またシフトレジスタを構成するD−フリツ
プフロツプ10a,10b,10c,10d,1
0e,10fの各々のビツト出力端子Q1,Q2
Q3,Q4,Q5及びQ6又は12345
6端子)を次段のD−フリツプフロツプと接
続すると共に、エミツタ接地型のトランジスタ7
a,7b,7c,7d,7e,7fの各々のベー
スと接続し、D−フリツプフロツプ10aのD
(データ)端子とデータ入力端子11を接続し、
D−フリツプフロツプ10a,10b,10c,
10d,10e,10fのC(クロツク)端子と
クロツク入力端子12を接続している。
以下、第1図の回路動作を第2図及び第3図の
波形図を用いて説明すると、まずエミツタ接地型
トランジスタ7a,7b,7c,7d,7e,7
fのコレクタ電流値を一定とする様に負荷抵抗値
を定めていることから、それらのオンに伴つてト
ランジスタ6a,6b,6c,6d,6e,6f
がオンする様に、そのベース電位、即ちA点の電
位を抵抗4による電圧降下及びダイオード5a,
5bの立上り電圧にて設定している。そして電源
端子1に電源電圧Vccを印加し、データ入力端子
11、即ちD−フリツプフロツプ10aのD端子
に第2図イ及び第3図イに示す被積分波形を、ク
ロツク入力端子12即ちD−フリツプフロツプ1
0a,10b,10c,10d,10e,10f
のC端子に被積分波形の1/n倍周期の第2図ロ及 び第3図ロに示すクロツクパルスを入力する。た
だし、nは互いに数の等しいトランジスタ6a,
6b,6c,6d,6e,6f、エミツタ接地型
トランジスタ7a,7b,7c,7d,7e,7
f及びD−フリツプフロツプ10a,10b,1
0c,10d,10e,10fの数以上でなけれ
ばならない。本実施例ではn=10と設定してい
る。またD−フリツプフロツプ10a,10b,
10c,10d,10e,10fはC端子に入力
するクロツクパルスの立下りにてD端子に入力し
た信号のハイレベル、ローレベルを検出し、ビツ
ト出力端子から信号を出力する。
これよりまず第1図及び第2図においてD−フ
リツプフロツプ10aのQ1端子からは第2図ハ
に示す出力波形が得られ、この出力信号は次段の
D−フリツプフロツプ10bのD端子に転送され
ると共にエミツタ接地型トランジスタ7aのベー
スに入力する。このベース入力にてエミツタ接地
型トランジスタ7aがオンし、負荷抵抗8aを介
してトランジスタ6aがオンする。
次にD−フリツプフロツプ10bのQ2端子か
らは第2図ニに示す様に第2図ハに示す出力波形
よりもクロツクパルスの1周期分だけ遅延した出
力波形が得られ、この出力信号は次段のD−フリ
ツプフロツプ10cのD端子に転送されると共に
エミツタ接地型トランジスタ7bのベースに入力
し、このベース入力にてエミツタ接地型トランジ
スタ7bがエミツタ接地型トランジスタ7aより
もクロツクパルスの1周期分だけ遅延してオン
し、負荷抵抗8bを介してトランジスタ6bがト
ランジスタ6aよりもクロツクパルスの1周期分
だけ遅延してオンする。
前述の動作はD−フリツプフロツプ10c,1
0d,10e,10fについても順次繰り返さ
れ、Q3端子からは第2図ホに、Q4端子からは第
2図ヘに、Q5端子からは第2図トに、Q6端子か
らは第2図チに示す出力波形が得られ、何れも前
段のビツト出力端子からの出力波形よりもクロツ
クパルスの1周期分だけ遅延した出力波形とな
る。そして前段のD−フリツプフロツプ10bの
出力信号にてオンしたエミツタ接地型トランジス
タ7bよりもクロツクパルスの1周期分だけ遅延
しながらエミツタ接地型トランジスタ7c,7
d,7e,7fが順次オンし、負荷抵抗8c,8
d,8e,8fを介してトランジスタ6c,6
d,6e,6fがトランジスタ6bよりもクロツ
クパルスの1周期分だけ遅延しながら順次オンす
る。
以上よりデータ入力端子11に被積分波形を入
力すると、被積分波形に対応したクロツクパルス
の最初の立下り時にトランジスタ6aがオンし、
次いでクロツクパルスの1周期分だけ遅延しなが
らトランジスタ6b,6c,6d,6e,6fが
順次オンする。これよりトランジスタ6a,6
b,6c,6d,6e,6fが順次オンすること
により、コレクタを共通とした、即ちB点のコレ
クタ電流は変化し、B点には電源電圧Vccからそ
のコレクタ電流及び抵抗3による電圧降下を差し
引いた出力波形が現れることになり、この出力波
形はトランジスタ6a,6b,6c,6d,6
e,6fのオン、オフが第2図ハ,ニ,ホ,ヘ,
ト及びチに示すQ1,Q2,Q3,Q4,Q5及びQ6の出
力波形に同期し、トランジスタ6a,6b,6
c,6d,6e,6fのコレクタ電流の大きさが
各々第2図ハ,ニ,ホ,ヘ,ト及びチに示すQ1
Q2,Q3,Q4,Q5及びQ6端子の出力波形の波高値
に比例することから第2図リに示す様な負極性の
積分波形となる。
この積分波形はクロツクパルスの周波数の変
化、D−フリツプフロツプの段数の増減、D−フ
リツプフロツプの段数の増減と等しいベース及び
コレクタ共通のトランジスタ、及びエミツタ接地
型トランジスタの数により任意の積分波形とな
る。更に積分波形の波高値を可変する場合は、ト
ランジスタ6a,6b,6c,6d,6e,6f
のオンが可能な範囲で抵抗4の抵抗値を可変して
A点の電位を可変し、トランジスタ6a,6b,
6c,6d,6e,6fのコレクタを共通とした
B点におけるコレクタ電流及び抵抗3による電圧
降下を可変すればよい。
また積分波形の極性を負極性から正極正にする
には、同一被積分波形をデータ入力端子11に入
力し、第1図に示すD−フリツプフロツプ10
a,10b,10c,10d,10e,10fの
Q1,Q2,Q3,Q4,Q5及びQ6端子に代わつて1
Q2345及び6端子を用い、各々のビツ
ト出力端子を次段のD−フリツプフロツプのD端
子と接続すると共に、エミツタ接地型トランジス
タ7a,7b,7c,7d,7e,7fの各々の
ベースと接続すればよい。これより第2図ハ,
ニ,ホ,ヘ,ト及びチに示す出力波形が各々第3
図ハ,ニ,ホ,ヘ,ト及びチに示す出力波形に反
転し、前述と同様な動作で第1図のB点から第3
図リに示す正極性の積分波形を得ることができ
る。
また本実施例ではトランジスタ6a,6b,6
c,6d,6e,6fのベース電位を抵抗4、ダ
イオード5a,5bにより一定電位に保持してい
るが、電源ライン2とアース間に複数の抵抗を設
け、この複数の抵抗による分圧値をそのベース電
位とすることにより、第1図のB点から電源電圧
Vccの変動に追随する積分波形を得ることもでき
る。更にトランジスタ6a,6b,6c,6d,
6e,6fのベースを共通としない構成にしても
一向に差し支えない。
(ヘ) 考案の効果 本考案の積分回路によれば、同一の被積分波形
から正極性或は負極性の積分波形を得ることがで
き、コンデンサを不要として積分回路を構成でき
る為、積分回路を使用する回路をIC化するに際
し、時定数回路が不要となることからICに時定
数回路を取付ける場合に必要だつた外付けピンも
不要となつて回路基板上での回路構成が簡単とな
り、またIC内にコンデンサを不要とすることか
らコンデンサのばらつきによる影響がなくなつて
精度の高いICを生産することが可能等の利点が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の積分回路を示す回路図、第2
図及び第3図は本考案の積分回路に被積分波形を
入力した時の各部の波形を示す波形図である。 主な図番の説明、2……電源ライン、3……抵
抗、6a,6b,6c,6d,6e,6f……ト
ランジスタ、7a,7b,7c,7d,7e,7
f……エミツタ接地型トランジスタ、8a,8
b,8c,8d,8e,8f……負荷抵抗、
…シフトレジスタ、11……データ入力端子、1
2……クロツク入力端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 各々のコレクタを共通とし、負荷を介して電源
    ラインと接続すると共に各々のベース電位が所定
    電位に保持されるm個のトランジスタ(mは整
    数)と、負荷抵抗を介して各々のコレクタを前記
    m個のトランジスタの各々のエミツタと接続した
    m個のエミツタ接地型トランジスタと、m個のフ
    リツプフロツプから構成されて該m個のフリツプ
    フロツプの各々のビツト出力端子を前記m個のエ
    ミツタ接地型トランジスタの各々のベースと接続
    したシフトレジスタとより成り、該シフトレジス
    タの初段のフリツプフロツプのデータ入力端子に
    被積分波形を、かつ前記m個のフリツプフロツプ
    全てのクロツク入力端子に前記被積分波形の1/
    n倍周期(n≧m、nは整数)のクロツクパルス
    を入力し、前記m個のトランジスタが順次オンす
    ることによつて加算されたコレクタ電流及び前記
    負荷による電圧降下より積分波形を得ることを特
    徴とする積分回路。
JP9171884U 1984-06-19 1984-06-19 積分回路 Granted JPS618371U (ja)

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JPS618371U JPS618371U (ja) 1986-01-18
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