JP2841196B2 - α置換α−フルオロカルボン酸化合物 - Google Patents

α置換α−フルオロカルボン酸化合物

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JP2841196B2 JP63070703A JP7070388A JP2841196B2 JP 2841196 B2 JP2841196 B2 JP 2841196B2 JP 63070703 A JP63070703 A JP 63070703A JP 7070388 A JP7070388 A JP 7070388A JP 2841196 B2 JP2841196 B2 JP 2841196B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なα置換α−フルオロカルボン酸化合物
に関する。
〔従来の技術およびその課題〕
炭素原子にフツ素とアルコキシカルボニル基(もしく
はカルボキシル基および置換カルボキサミド基)を含む
四つの異なる置換基を有する化合物は、例えば光学異性
体の合成、不斉合成用試薬、光学純度決定用試薬、医薬
品原料等広い範囲にわたつて使用され得るものである。
しかしながら、これらの化合物の合成及び応用について
は、これまで殆んど検討されておらず、今後これらの研
究が大いに期待されている。
特に、従来、光学純度決定用試薬として使用されてき
たMTPA試薬はフツ素原子が不斉中心から離れているこ
と、NMRにおけるピークが幅広く現われること等から、
その適用範囲には限界があり、フツ素原子が直接不斉炭
素に結合した新規な化合物の開発が望まれていた。
〔課題を解決するための手段〕
斯かる実状において、本発明者らは鋭意研究を行つた
結果、α−ケト酸をアルキル化して三級アルコール体と
し、次にこれをフツ素化すればα−フルオロカルボン酸
を得ることができ、更にこれを変換することにより、エ
ステル、アミド等の種々のα置換α−フルオロカルボン
酸化合物が得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、次の一般式(I) (式中、R1はフェニル基または低級アルキル基を示し、
R1がフェニル基のとき、R2は低級アルキル基またはフェ
ニルアルキニル基を示し、R1が低級アルキル基のとき、
R2はフェニルアルキニル基を示す。R3は水酸基、炭素数
2〜4のアルコオキシ基、置換基を有しない芳香族アル
コオキシ基、置換基を有しないアルアルキルオキシ基、
低級脂肪族アミノ基、芳香族アミノ基またはアルアルキ
ルアミノ基を示す。) で表わされるα置換α−フルオロカルボン酸化合物を提
供するものである。
本発明化合物の一般式(I)において、R1、R2及びR3
のうち、低級脂肪族基としては、例えばメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチ
ル、sec−ブチル、tert−ブチルなどの炭素数1〜10の
アルキル基を、芳香族基としては、例えばフェニル、ナ
フチルなどを、アルアルキル基としては、例えばベンジ
ル、フェネチルなどを、アルアルキニル基としてはフエ
ニルアセチレンなどを挙げることができる。
本発明化合物(I)は、例えば以下の方法により製造
することができる。
(式中、R1及びR2は前記と同じ意味を有し、R3′は低級
脂肪族アルコオキシ基、芳香族アルコオキシ基、アルア
ルキルオキシ基、低級脂肪族アミノ基、芳香族アミノ基
またはアルアルキルアミノ基を示し、Etはエチル基を示
す) 上記(i)の反応は、例えばエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、ジグリム等の無水有機溶媒中で行
なうのが好ましい。反応は通常−50℃において、α−ケ
ト酸溶液にアルキルリチウム等のリチウム試薬を2当量
加えた後、室温にて2時間撹拌することにより、α−ヒ
ドロキシ酸(II)を得ることができる。これを常法に従
つて後処理し、エタノール及び硫酸を用いてエステル化
する。得られたエステル体は、カラムクロマトグラフイ
ー等の通常の手段により精製して、α−ヒドロキシカル
ボン酸エチルエステル(III)とすることができる。
次に、上記(ii)の反応は、通常塩化メチレン中また
は無溶媒にて行うのが好ましい。フツ素化剤としては、
例えば三フツ化ジエチルアミノ硫黄(DAST)、ヘキサフ
ルオロプロペン−ジエチルアミン(HPDA)等が挙げられ
る。反応は−80℃において、α−ヒドロキシカルボン酸
エチルエステル(III)の塩化メチレン溶液にフツ素化
剤を2当量加え、徐々に室温に戻し、室温で2時間撹拌
することにより行なわれる。これを冷水にあけ、塩化メ
チレンを用いて抽出し、常法に従つて後処理した後、ク
ロマトグラフイー等の通常の手段により精製してα−フ
ルオロカルボン酸エチル(IV)を得ることができる。
さらに、上記(iii)の反応は、例えばメタノール、
プロパノール、イソプロパノール、α−フエニルエチル
アルコール等を、(ii)で得られたα−フルオロカルボ
ン酸エチル(IV)とチタン酸エステルの存在下に反応さ
せることにより行われ、本発明化合物(I)のエステル
化合物が得られる。また、α−フルオロカルボン酸エチ
ル(IV)とアミン類を無溶媒、無触媒下、100〜120℃で
10〜20時間加熱させれば、本発明化合物(I)のアミド
化合物を得ることができる。
また、α−フルオロカルボン酸エチル(IV)を5%塩
酸と室温〜50℃で10〜50時間加熱させることによりカル
ボン酸(I a)を得、これと上記アルコール又はアミン
類とを通常の方法により縮合することによつても本発明
化合物(I b)を得ることができる。
如上のごとくして得られた本発明化合物は、例えば抽
出、蒸留、濃縮、再結晶、ガスクロマトグラフイー、カ
ラムクロマトグラフイー等の公知の方法により、単離、
精製することができる。
〔発明の効果〕
本発明化合物(I)は、純度決定試薬として用いるこ
とができ、以下の表から明らかなように、従来使用され
ていたMTPA試薬に比べ、優れた性能を有するものであ
る。
〔実施例〕 以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1 (1) 2−ヒドロキシ−2−フエニルプロパン酸の合
成: ベンゾイルぎ酸0.735g(4.9mmol)を無水テトラヒド
ロフラン8mlに溶解し、アルゴン置換後、−50℃に冷却
した。さらにメチルリチウムのエーテル溶液10ml(10mm
ol)を加え、室温に戻して2時間撹拌した後、テトラヒ
ドロフランを留去した。次いで水を加え、エーテルで洗
浄後、水層を塩酸酸性にし、酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、留去
して褐色の目的化合物0.7469g(92%)を得た。1 H−NMR(CDCl3,δppm) 1.83(3H,s,CH3) 7.2〜7.7(5H,m,Ph) (2) 2−ヒドロキシ−2−フエニルプロパン酸エチ
ルの合成: 2−ヒドロキシ−2−フエニルプロパン酸0.7469g
(4.5mmol)、エタノール5mlおよび濃硫酸1滴を混合
し、90℃で2時間加熱した。エタノールを留去した後、
エーテルを加え、少量の水、飽和炭酸水素ナトリウム、
次いで飽和食塩水で洗浄した。エーテル層を無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、溶媒を留去して0.7381gの茶色油
状物を得た。さらに、これをシリカゲルカラムクロマト
グラフイー(メルクArt 7734,溶媒;ヘキサン:エーテ
ル=3:1)にて精製し、目的化合物の黄色油状物0.6279g
(72%)を得た。1 H−NMR(CDCl3,δppm) 1.3(3H,t,J=7Hz,CH2C ),1.8(3H,s,CH3),3.95
(1H,s,OH),4.2(2H,q,J=7Hz,C 2CH3),7.2〜7.7(5
H,m,Ph) IR(neat,cm-1) 3520(OH),1750(C=O),1600(Ph) MS(m/e) 195(M++1),194(M+),149(M+−OEt),121(M+−CO
OEt) (3) 2−フルオロ−2−フエニルプロパン酸エチル
の合成: 50mlのポリエチレン容器に、三フツ化ジエチルアミノ
硫黄0.65ml(5.32mmol)および無水塩化メチレン2mlを
入れ、−80℃に冷却した。窒素置換後、2−ヒドロキシ
−2−フエニルプロパン酸エチル0.5151g(2.66mmol)
の無水塩化メチレン2ml溶液を少量ずつ滴下し、さらに
室温に戻して2時間撹拌した。反応液を冷水にあけ、塩
化メチレンで抽出し、その塩化メチレン層を飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去
した。これをシリカゲルカラムクロマトグラフイー(メ
ルクArt 7734,溶媒;ヘキサン:エーテル=3:1)にて精
製し、目的化合物の黄色油状物0.4640g(89%)を得
た。1 H−NMR(CDCl3,δppm) 1.26(3H,t,J=7.08Hz,CH2C ),1.93(3H,d,J=22.1
Hz,CH3CF),4.22(2H,q,J=7.08Hz,C 2CH3),7.3〜7.7
(5H,m,Ph)19 F−NMR(CFCl3,δppm) −152.06(q,J=22.1Hz) IR(neat,cm-1) 1750(C=O),1600(Ph) MS(m/e) 196(M+),176(M+−HF),123(M+−COOEt) 103(Ph−C=CH2) (4) 2−フルオロ−2−フエニルプロパン酸sec−
ブチルの合成: 2−フルオロ−2−フエニルプロパン酸エチル61.5mg
(0.314mmol)、sec−ブタノール2mlおよびチタン酸テ
トライソプロピル数滴を混合し、110℃で30時間加熱し
た。sec−ブタノールを留去後、シリカゲルにて処理す
ることにより、チタン酸エステル類を除き、得られた残
留物をプレパラテイブTLC(メルクArt 7748,溶媒;ヘキ
サン:エーテル=4:1)にて精製して、目的化合物の無
色油状物54.3mg(85%)を得た。1 H−NMR(CDCl3,δppm) 0.77および0.81(each t,J=7.45Hz,Δ=11.23Hz,CH2C
3,3H) 1.17および1.20(each d,J=6.35Hz, 19F−NMR(CFCl3,δppm) −151.09および−151.80(each q,J=22.1Hz,Δ=180.1
5Hz) IR(neat,cm-1) 1740(C=O) MS(m/e) Exact MS C13H17FO2(M+)として 理論値;224.12116,実測値;224.1166 理論値;123.06096,実測値;123.0626 実施例2 2−フルオロ−2−フエニル−プロパン酸1−フエニル
エチルの合成: 2−フルオロ−2−フエニルプロパン酸エチル47.4mg
(0.24mmol)、DL−α−フエニルエチルアルコール2mg
およびチタン酸テトライソプロピル数滴を混合し、110
℃で3時間加熱撹拌した。DL−α−フエニルエチルアル
コールを減圧留去後、シリカゲルにて処理することによ
りチタン酸エステル類を除き、得られた残留物をプレパ
ラテイブTLC(メルクArt 7748,溶媒;ヘキサン:エーテ
ル=4:1)で精製して目的化合物の油状物32.1mg(50
%)を得た。1 H−NMR(CDCl3,δppm) 1.52および1.50(each d,J=6.59Hz, 19F−NMR(CFCl3,δppm) −151.36および−151.96(each q,J=22.1Hz,Δ=150.7
5Hz) IR(neat,cm-1) 1750(C=O) MS(m/e) Exact MS C17H16O2(M+−HF)として 理論値;252.11494,実測値;252.1244 理論値;123.06096,実測値;123.0787 実施例3 2−フルオロ−2−フエニルプロパン酸1−フエニルエ
チルアミドの合成: 2−フルオロ−2−フエニルプロパン酸エチル92.9mg
(0.47mmol)に5%塩酸6mlを加え、50℃にて48時間撹
拌した。さらに塩化ナトリウムで飽和溶液とした後、エ
ーテルで抽出した。エーテル層を10%炭酸ナトリウム水
溶液で抽出し、水層を塩酸酸性にした後、酢酸エチルに
て抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒
を留去すると、2−フルオロ−2−フエニルプロパン酸
56.3mg(72%)を得た。1 H−NMR(CDCl3,δppm) 1.9(3H,d,J=7Hz,CH3),7.2〜7.7(5H,m,Ph) アルゴン置換下において、上記で得られた2−フルオ
ロ−2−フエニルプロパン酸56mg(0.33mmol)を無水テ
トラヒドロフラン1mlに溶解し、トリエチルアミン0.046
ml(0.33mmol)を加えた。これに氷冷下、クロロぎ酸イ
ソブチル0.043ml(0.33mmol)を加え、10分間撹拌し、
さらにD(+)−α−フエニルエチルアミン0.058g(0.
48mmol)の無水テトラヒドロフラン1ml溶液を加えた
後、室温にて1時間撹拌した。テトラヒドロフランを留
去した後、エーテルに溶解し、10%塩酸、飽和食塩水、
10%炭酸ナトリウム、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥し、エーテルを留去した。得られ
た残留物をプレパラテイブTLC(メルクArt 7748,溶媒;
ヘキサン:酢酸エチル=5:1)にて精製し、目的化合物
の無色結晶67.1mg(78%)を得た。1 H−NMR(CDCl3,δppm) 1.54および1.44(each d,J=6.83Hz, 6.72(1H,br,NH),7.1〜7.6(10H,m,Ph)19 F−NMR(CFCl3,δppm) −150.34および−150.99(each q,d,J=23.9Hz,5.5Hz,
Δ=165.5Hz) IR(KBr,cm-1) 3375(NH),1655(C=O) MS(m/e) 272(M++1),271(M+),251(M+−HF), Exact MS C17H18FNO(M+)として 理論値;271.13714,実測値;271.1360 理論値;123.06096,実測値;123.0602 実施例4 (1) 2−ヒドロキシ−2−フエニルヘキサン酸の合
成: アルゴン置換下、ベンゾイルぎ酸0.975g(6.5mmol)
を無水テトラヒドロフラン8mlに溶解し、−50℃に冷却
して撹拌した。ここにn−ブチルリチウムのn−ヘキサ
ン溶液8.23ml(13mmol)を加え、室温で2時間撹拌し
た。テトラヒドロフランを留去し、残渣に水40mlを加え
てエーテルで2回洗浄した。水層を塩酸酸性にして酢酸
エチルで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、
酢酸エチルを留去して目的化合物0.9925g(73%)を得
た。1 H−NMR(CDCl3,δppm) 0.8(3H,m,CH2CH2CH2C ),1.3(4H,m,CH2 CH2CH2 C
H3),2.1(2H,m,C 2CH2CH2CH3)6.85(2H,s,OH),7.2
〜7.8(5H,m,Ph) (2) 2−ヒドロキシ−2−フエニルヘキサン酸エチ
ルの合成: (1)で得られた2−ヒドロキシ−2−フエニルヘキ
サン酸0.9925g(4.77mmol)にエタノール5ml及び濃硫酸
1滴を加え、約90℃で2時間加熱還流した。エタノール
を留去した後、エーテルを加え、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液、次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した後、エーテルを留去して0.9301gの黄
色油状物を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラ
フイー(メルクArt 7734,溶媒;ヘキサン:エーテル=
5:1)にて精製し、目的化合物の無色油状物0.8801g(78
%)を得た。1 H−NMR(CDCl3,δppm) 0.9(3H,m,CH2CH2CH2C ),1.1〜1.6(7H,m,CH2 CH2CH
2 CH3,CH2C ),1.9〜2.1(2H,m,C 2CH2CH2CH3),3.9
5 (1H,s,OH),4.25(2H,q,J=7Hz,C 2CH3),7.2〜7.8
(5H,m,Ph) IR(neat,cm-1) 3520(OH),1730(C=O),1595(Ph) (3) 2−フルオロ−2−フエニルヘキサン酸エチル
の合成: 50mlポリエチレンフラスコに三フツ化ジエチルアミノ
硫黄0.35ml(2.86mmol)と無水塩化メチレン1mlを入
れ、−80℃に冷却した。窒素置換後、2−ヒドロキシ−
2−フエニルヘキサン酸エチル0.3385g(1.43mmol)の
無水塩化メチレン1ml溶液を撹拌下滴下し、室温にて2
時間撹拌した。冷水10mlを加え塩化メチレンで抽出した
後、抽出液を飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、塩化メチレンを留去して得られた油状物
をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(メルクArt 77
34,溶媒;ヘキサン:エーテル=3:1)にて精製し、目的
化合物の黄色油状物0.2993g(88%)を得た。1 H−NMR(CDCl3,δppm) 0.89(3H,m,CH2CH2CH2C ),1.2〜1.4(4H,m,CH2 CH2C
H2 CH3),1.25(3H,t,J=7.08Hz,CH2C ),2.0〜2.5
(2H,m,C 2CH2CH2CH3),4.21(2H,q,J=7.08Hz,C 2CH
3),7.3〜7.6(5H,m,Ph)19 F−NMR(CFCl3,δppm) −165.54,(d,d,J=27.45Hz,21.35Hz) IR(neat,cm-1) 1740(C=O),1600(Ph) (4) 2−フルオロ−2−フエニルヘキサン酸sec−
ブチルの合成: 2−フルオロ−2−フエニルヘキサン酸エチル34.2mg
(0.144mmol)、sec−ブタノール1.5mlおよびチタン酸
テトライソプロピル3滴を混合し、封管後、145℃にて
3時間加熱還流した。sec−ブタノールを留去した後、
残渣をシリカゲルで処理してチタン酸エステル類を除去
した。得られた油状物をプレパラテイブTLC(メルクArt
7748,溶媒;ヘキサン:エーテル=10:1)にて精製し、
目的化合物の黄色油状物31mg(81%)を得た。1 H−NMR(CDCl3,δpmm) 0.9(6H,m,CH2CH2CH2C 3,CH2C ),1.2〜1.4(7H,m,
CH2 CH2CH2 CH3,CH2 CH3 ),1.55(2H,m,C 2CH3),2.0〜2.
5(2H,m, 19F−NMR(CFCl3,δppm) −164.51および−165.10(each d.d,J=27.6Hz,20.2Hz,
Δ=150.8Hz) IR(neat,cm-1) 1750(C=O) MS(m/e) 268(M++2),267(M++1),266(M+),165(M+−COO
CH(CH3)CH2CH3),57(n−Bu又はsec−Bu) Exact MS C16H23FO2(M+)として 理論値;266.16808,実測値;266.1722 C11H14F(M+−COOsec−Bu)として 理論値;165.10788,実測値;165.1079 実施例5 2−フルオロ−2−フエニルヘキサン酸1−フエニルエ
チルの合成: 2−フルオロ−2−フエニルヘキサン酸エチル44.1mg
(0.19mmol)、DL−α−フエニルエチルアルコール2ml
およびチタン酸テトライソプロピル数滴を混合し、120
℃にて30時間加熱した。フエニルエチルアルコールを減
圧留去し、残渣をシリカゲルで処理してチタン酸エステ
ル類を除くことにより、99.4mgの黄色油状物を得た。こ
れをプレパラテイブTLC(メルクArt 7748,溶媒;ヘキサ
ン:エーテル=5:1)にて精製することにより、目的化
合物の無色油状物50.8mg(85%)を得た。1 H−NMR(CDCl3,δppm) 0.9(3H,m,CH2CH2CH2C ),1.2〜1.4(4H,m,CH2 CH2CH
2 CH3),1.4〜1.6(3H,d,CH3),2.0〜2.5(2H,m,C 2CH2
CH2CH3 19F−NMR(CFCl3,δppm) −164.88および−165.08(each dd,J=29.4Hz,20.3Hz,
Δ=53.3Hz) IR(neat,cm-1) 1760(C=O) MS(m/e) Exact MS C20H23FO2(M+)として 理論値;314.16808,実測値;314.1940 C20H22O2(M+−HF)として 理論値;224.16186,実測値;294.1958 理論値;165.10788,実測値;165.1064 実施例6 2−フルオロ−2−フエニルヘキサン酸1−フエニルエ
チルアミドの合成: 2−フルオロ−2−フエニルヘキサン酸エチル25.3mg
(0.106mmol)とDL−α−フエニルエチルアミン40mgと
を110℃で11時間加熱撹拌した。フエニルエチルアミン
を減圧留去し、残渣をプレパラテイブTLC(メルクArt 7
748,溶媒;ヘキサン:エーテル=3:1)にて精製し、目
的化合物の無色結晶26.2mg(79%)を得た。1 H−NMR(CDCl3,δppm) 0.9(3H,m,CH2CH2CH2C ),1.2〜1.4 19F−NMR(CFCl3,δppm) −163.85および−164.43(each d.d,J=29.4Hz,20.2Hz,
Δ=152.6Hz) IR(KBr,cm-1) 3360(NH),1685(C=O) MS(m/e) Exact MS C20H24FNO(M+)として 理論値;313.18406,実測値;313.1875 理論値;165.10788,実測値;165.1071 実施例7 (1) 2−ヒドロキシ−2−メチル−4−フエニル−
3−ブチン酸の合成: フエニルアセチレン1.224g(12mmol)を無水テトラ
ヒドロフラン5mlに溶解し、アルゴン置換した後、−30
℃にてn−ブチルリチウムのn−ヘキサン溶液7.6ml(1
2mmol)を加えて撹拌した。別容器にピルビン酸0.440
3g(5mmol)と無水テトラヒドロフラン10mlを入れ、ア
ルゴン置換後、−50℃に冷却した。の溶液をに加
え、室温にて1.5時間撹拌した。テトラヒドロフランを
留去した後、水を加えエーテルで洗浄した。水層を塩酸
酸性にし、酢酸エチルで抽出した。これを無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、酢酸エチルを留去して目的化合物の
黄色油状物0.807g(85%)を得た。1 H−NMR(CDCl3,δppm) 1.8(3H,s,CH3),7.2〜7.5(5H,m,Ph), (2) 2−ヒドロキシ−2−メチル−4−フエニル−
3−ブチン酸エチルの合成: (1)で得られた2−ヒドロキシ−2−メチル−4−
フエニル−3−ブチン酸0.416g(2.19mmol)をエタノー
ル4mlに溶解し、濃硫酸を1滴加え、90℃にて2時間加
熱還流した。エタノールを留去し、残渣にエーテルを加
えた後、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、次いで飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
エーテルを留去することにより0.3986gの油状物を得、
これをシリカゲルカラムクロマトグラフイー(メルクAr
t 7734,溶媒;ヘキサン:エーテル=1:1)にて精製し、
目的化合物の黄色油状物0.3652g(77%)を得た。1 H−NMR(CDCl3,δppm) 1.35(3H,t,J=7Hz,CH2C ),1.8(3H,s,CH3),3.7
(1H,s,OH),4.35(2H,q,J=7Hz,C 2CH3),7.2〜7.5
(5H,m,Ph) IR(neat,cm-1) 3450(OH),2220(C≡C),1735(C=O) (3) 2−フルオロ−2−メチル−4−フエニル−3
−ブチン酸エチルの合成: 50mlのポリエチレンフラスコに三フツ化ジエチルアミ
ノ硫黄0.143ml(1.174mmol)と無水塩化メチレン2mlを
入れ、−80℃に冷却した。窒素置換した後、2−ヒドロ
キシ−2−メチル−4−フエニル−3−ブチン酸エチル
0.128g(0.587mmol)の無水塩化メチレン2ml溶液を少量
ずつ滴下し、室温にて2時間撹拌した。冷水を加え、塩
化メチレンで抽出した後、抽出後を飽和食塩水で洗浄し
た。これを無水硫酸マグネシウムで乾燥し、塩化メチレ
ンを留去して得られた油状物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフイー(メルクArt 7734,溶媒;ヘキサン:エー
テル=3:1)にて精製し、目的化合物の黄色油状物113.6
mg(88%)を得た。1 H−NMR(CDCl3,δppm) 1.35(3H,t,J=7.08Hz,CH2C ),1.85(3H,d,J=20.2
7Hz,CH3),4.33(2H,q,J=7.08Hz,C 2CH3),7.3〜7.5
(5H,m,Ph)19 F−NMR(CFCl3,δppm) −139.87(q,J=20.2Hz) IR(neat,cm-1) 1595(Ph),2220(C≡C),1750(C=O) (4) 2−フルオロ−2−メチル−4−フエニル−3
−ブチン酸sec−ブチルの合成: 2−フルオロ−2−メチル−4−フエニル−3−ブチ
ン酸エチル22mg(0.1mmol)、sec−ブタノール1ml、お
よびチタン酸テトライソプロピル1滴を混合し、110℃
にて24時間加熱還流した。sec−ブタノールを留去後、
残渣をシリカゲルで処理してチタン酸エステル類を除去
した。得られた油状物をプレパラテイブTLC(メルクArt
7748,溶媒;ヘキサン:エーテル=10:1)にて精製し、
目的化合物の黄色油状物22.8mg(91.9%)を得た。1 H−NMR(CDCl3,δppm) 0.96(3H,t,J=7.445Hz,CH2C ),1.22および1.31(e
ach d,J=6.84Hz, 19F−NMR(CFCl3,δppm) −140.02および−140.10(each q,J=20.2Hz,Δ=22.0H
z) IR(neat,cm-1) 2220(C≡C),1730(C=O) MS(m/e) 249(M++1),248(M+),147 (M+−COOCH(CH3)CH2CH3),57(sec−Bu) Exact MS C15H17FO2(M+)として 理論値;248.1211,実測値;248.1185 C10H8F(M+−COOCH(CH3)CH2CH3)として 理論値;147.0611,実測値;147.0623 実施例8 2−フルオロ−2−メチル−4−フエニル−3−ブチン
酸1−フエニルエチルの合成: 2−フルオロ−2−メチル−4−フエニル−3−ブチ
ン酸エチル19.4mg(0.088mmol)、DL−α−フエニルエ
チルアルコール1mlおよびチタン酸テトライソプロピル
2滴を混合し、110℃にて30時間加熱した。フエニルエ
チルアルコールを減圧留去し、残渣をシリカゲルで処理
してチタン酸エステル類を除くことにより、0.2930gの
油状物を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフ
イー(メルクArt 7734,溶媒;ヘキサン:エーテル=5:
1),さらにプレパラテイブTLC(メルクArt 7748,溶
媒;ヘキサン:エーテル=5:1)にて精製することによ
り、目的化合物の無色油状物19.5mg(75%)を得た。1 H−NMR(CDCl3,δppm) 1.64および1.63(each d,J=6.6Hz, 19F−NMR(CFCl3,δppm) −140.13および−140.42(each q,J=20.3Hz,Δ=71.7H
z) IR(neat,cm-1) 2230(C≡C),1760(C=O),1595(Ph) MS(m/e) 298(M++2),297(M++1),296(M+Exact MS C19H17FO2(M+)として 理論値;296.12116,実測値;296.1170 C10H7(CH2=C−C≡CPh)として 理論値;127.05474,実測値;127.0558 実施例9 2−フルオロ−2−メチル−4−フエニル−3−ブチン
酸1−フエニルエチルアミドの合成: 2−フルオロ−2−メチル−4−フエニル−3−ブチ
ン酸エチル23.3mg(0.147mmol)とDL−α−フエニルエ
チルアミン40mgを混合し、100℃で1日加熱撹拌した。
フエニルエチルアミンを減圧留去し、残渣をプレパラテ
イブTLC(メルクArt 7748,溶媒;ヘキサン:エーテル=
3:1)にて精製し、目的化合物の無色結晶38.4mg(87
%)を得た。1 H−NMR(CDCl3,δppm) 19F−NMR(CFCl3,δppm) −138.20および−138.22(each q,J=20.2Hz,Δ=3.7H
z) IR(KBr,cm-1) 3360(NH),1600(Ph),1665(C=O) MS(m/e) 296(M++1),295(M+),275(M+−HF), Exact MS C19H18FNO(M+)として 理論値;295.15334,実測値;295.1324 理論値;147.06096,実測値;147.0573 実施例10 (1) 2−ヒドロキシ−2,4−ジフエニル−3−ブチ
ン酸の合成: アルゴン置換下、フエニルアセチレン2.04g(20mmo
l)を無水テトラヒドロフランに溶解し、−30℃に冷却
した後、n−ブチルリチウムのヘキサン溶液12.8ml(20
mmol)を加えて撹拌した。アルゴン置換した別容器
に、ベンゾイルぎ酸1.50g(10mmol)および無水テトラ
ヒドロフラン20lmを加え、−50℃に冷却して撹拌した。
の溶液をに加え、室温で1時間撹拌した後、テトラ
ヒドロフランを留去し、残渣に水を加え、エーテルで洗
浄した。水層を塩酸酸性にし、酢酸エチルで抽出した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。
これに四塩化炭素を加え、目的化合物の結晶2.25g(89
%)を得た。1 H−NMR(CDCl3,δppm) 7.28〜7.45(6H,m,Ph),7.48〜7.53(2H,m,Ph),7.73〜
7.79(2H,m,Ph), IR(KBr,cm-1) 3550(アルコールのOH),3000〜2850(カルボニル基のO
H),2230(C≡C),1700(C=O) MS(m/e) Exact MS C16H12O3(M+)として 理論値;252.07857,実測値;252.0786 C15H11O(M+−COOH)として 理論値;207.0809,実測値;207.0831 (2) 2−ヒドロキシ−2,4−ジフエニル−3−ブチ
ン酸エチルの合成: 2−ヒドロキシ−2,4−ジフエニル−3−ブチン酸0.2
524g(1mmol)にエタノール1mlを加えて加温溶解し、濃
硫酸を1滴加えて、約90℃で6時間還流した。エタノー
ルを留去した後、エーテルを加え、水、飽和炭酸水素ナ
トリウム、次いで飽和食塩水で洗浄した。エーテル層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留去して淡
黄色油状物0.2587gを得た。これをシリカゲルカラムク
ロマトグラフイー(メルクArt 9385,溶媒;ヘキサン:
エーテル=3:1)にて精製し、目的化合物0.244g(88
%)を得た。1 H−NMR(CDCl3,δppm) 1.2(3H,t,J=7Hz,CH2C ),4.3(2H,q,J=7Hz,C 2C
H3),7.2〜7.9(10H,m,Ph) IR(neat,cm-1) 3480(OH),2225(C≡C),1730(C=O),1595(P
h) MS(m/e) 280(M+),251(M+−Et),207(M+−COOEt) Exact MS C18H16O3(M+)として 理論値;280.10985,実測値;280.1061 C15H11O(M+−COOEt)として 理論値;207.08093,実測値;207.0795 (3) 2−フルオロ−2,4−ジフエニル−3−ブチン
酸エチルの合成: 50mlのポリエチレン容器に、三フツ化ジエチルアミノ
硫黄0.15ml(1.16mmol)及び無水塩化メチレン2mlを入
れ、−80℃に冷却した。窒素置換し、2−ヒドロキシ−
2,4−ジフエニル−3−ブチン酸エチル0.16g(0.57mmo
l)の無水塩化メチレン1ml溶液を少量ずつ滴下した後、
室温に戻し、冷水にあけて撹拌し、分液した。塩化メチ
レン層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウ
ムにて乾燥し、溶媒を留去することにより、かつ色の油
状物0.1478gを得た。これをシリカゲルカラムクロマト
グラフイー(メルクArt 7734,溶媒;ヘキサン:エーテ
ル=3:1)にて精製することにより目的化合物の黄色油
状物0.1282g(78%)を得た。1 H−NMR(CDCl3,δppm) 1.2(3H,t,J=7Hz,CH3),4.3(2H,q,J=7Hz,CH2),7.1
〜7.8(10H,m,Ph) IR(neat,cm-1) 2230(C≡C),1760(C=O),1600(Ph) (4) 2−フルオロ−2,4−ジフエニル−3−ブチン
酸sec−ブチルの合成: 2−ヒドロキシ−2,4−ジフエニル−3−ブチン酸0.1
565g(0.62mmol)にsec−ブタノール1mlを加えて加温溶
解し、濃硫酸を1滴加えて、90℃で20分間還流した。エ
ーテルを加えて希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム、次い
で飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
溶媒を留去した。残渣をシリカゲルで処理して極性物質
を除去することにより、2−ヒドロキシ−2,4−ジフエ
ニル−3−ブチン酸sec−ブチルの無色油状物141.5mg
(73%)を得た。
50mlのポリエチレン容器に、三フツ化ジエチルアミノ
硫黄0.03ml(0.26mmol)及び無水塩化メチレン1mlを入
れ、−80℃に冷却した。窒素置換し、上記で得られた2
−ヒドロキシ−2,4−ジフエニル−3−ブチン酸sec−ブ
チル40.7mg(0.13mmol)の無水塩化メチレン0.5ml溶液
を少量ずつ滴下した後、室温に戻し、冷水を加えて撹拌
し、分液した。塩化メチレン層を水、飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸マグネシウムにて乾燥し、溶媒を留去する
と、黄色油状物46.4mgを得た。これをプレパラテイブTL
C(メルクArt 5642,溶媒;ヘキサン:エーテル=10:1)
にて精製することにより、目的化合物の無色油状物36.2
mg(90%)を得た。1 H−NMR(CDCl3,δppm) 0.69および0.92(each t,J=7.45Hz,Δ=62.75Hz,CH2C
3,3H),1.14および1.27(each d,J=6.35Hz,Δ=35.8
8Hz, 19F−NMR(CFCl3,δppm) −134.74および−135.06(each s,Δ=80.9Hz) IR(neat,cm-1) 2230(C≡C),1760(C=O),1600(Ph) 実施例11 2−フルオロ−2,4−ジフエニル−3−ブチン酸1−フ
エニルエチルの合成: 2−フルオロ−2,4−ジフエニル−3−ブチン酸エチ
ル38.6mg(0.14mmol)、DL−α−フエニルエチルアルコ
ール301.6mg(2.47mmol)及びチタン酸テトライソプロ
ピル41.2mg(0.15mmol)を混合し、110℃にて1時間撹
拌した。フエニルエチルアルコールを減圧留去し、得ら
れた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(メ
ルクArt 7734,溶媒;ヘキサン:エーテル=3:1)にて精
製することにより目的化合物の無色油状物46.6mg(95
%)を得た。1 H−NMR(CDCl3,δppm) 1.46および1.57(each d,J=6.59Hz, 19F−NMR(CFCl3,δppm) −134.97および−135.34(each s,Δ=93.8Hz) IR(neat,cm-1) 2230(C≡C),1760(C=O),1600(Ph) 実施例12 2−フルオロ−2,4−ジフエニル−3−ブチン酸1−フ
エニルエチルアミドの合成: 2−フルオロ−2,4−ジフエニル−3−ブチン酸エチ
ル37.4mg(0.13mmol)とDL−α−フエニルエチルアミン
60.7mg(0.5mmol)を混合し、80℃で16時間、さらに120
℃で4時間撹拌した。フエニルエチルアミンを減圧留去
した後、残留物をプレパラテイブTLC(メルクArt 7748,
溶媒;ヘキサン:エーテル=3:1)にて精製することに
より目的化合物の淡黄色固形物40.5mg(86%)を得た。1 H−NMR(CDCl3,δppm) 1.55および1.60(each d,J=6.83Hz, 19F−NMR(CFCl3,δppm) −131.11および−131.86(each s,Δ=189.4Hz) IR(KBr,cm-1) 3340(NH),2230(C≡C),1660(C=O),1600(P
h)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−38077(JP,A) 特開 昭63−243059(JP,A) 特開 昭63−192740(JP,A) 特開 昭55−89247(JP,A) 米国特許4345084(US,A) 米国特許4187381(US,A) 米国特許4215044(US,A) 米国特許3894080(US,A) 英国公開1602046(GB,A) Org.Magn.Resonanc e,5(9)(1973),p413−417 J.Am.Chem.Soc.,106 (2)(1984),p452−454 J.Am.Chem.Soc.,102 (14)(1980),p4845−4546 Bull.Soc.Chim.F r.,(10)(1967)p3904−3909 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の一般式(I) (式中、R1はフェニル基または低級アルキル基を示し、
    R1がフェニル基のとき、R2は低級アルキル基またはフェ
    ニルアルキニル基を示し、R1が低級アルキル基のとき、
    R2はフェニルアルキニル基を示す。R3は、水酸基、炭素
    数2〜4のアルコオキシ基、置換基を有しない芳香族ア
    ルコオキシ基、置換基を有しないアルアルキルオキシ
    基、低級脂肪族アミノ基、芳香族アミノ基またはアルア
    ルキルアミノ基を示す。) で表されるα置換α−フルオロカルボン酸化合物。
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