JPH06145107A - β−ケトカルボン酸エステルの製造法 - Google Patents

β−ケトカルボン酸エステルの製造法

Info

Publication number
JPH06145107A
JPH06145107A JP4298518A JP29851892A JPH06145107A JP H06145107 A JPH06145107 A JP H06145107A JP 4298518 A JP4298518 A JP 4298518A JP 29851892 A JP29851892 A JP 29851892A JP H06145107 A JPH06145107 A JP H06145107A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
general formula
represented
formula
same
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4298518A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruyoshi Koga
照義 古賀
Kenji Inoue
健二 井上
里美 ▲高▼橋
Satomi Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP4298518A priority Critical patent/JPH06145107A/ja
Publication of JPH06145107A publication Critical patent/JPH06145107A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 医薬品、農薬などの合成中間体、とりわけH
MG−CoA還元酵素阻害剤中間体の製造に有用なβ−
ケトカルボン酸エステルを、経済的、且つ操作性良く製
造する実用的な方法を提供する。 【構成】 一般式Iの酸ハロゲン化物と、一般式IIのマ
ロン酸モノエステルまたはマロン酸モノエステルの金属
塩とを、金属ハロゲン化物もしくは金属アルコキシドお
よび/または塩基と、イミダゾールまたはイミダゾール
誘導体との存在下に反応させる、一般式IVのβ−ケトカ
ルボン酸エステルの製造法。 R1−CO−X (I) 〔R1は置換されても良いアルキル基、アリール基、ア
ラルキル基またはアルケニル基、XはClまたはBrを表
す。〕 R2OOCCH2COOH(II) 〔R2はアルキル基、アリール基、アラルキル基または
アルケニル基を表す。〕 R1−CO−CH2−COOR2(IV) 〔R1、R2は前記と同じである。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、β−ケトカルボン酸エ
ステルの新規製造法に関する。本発明の新規方法は、医
薬品、農薬などの合成中間体、とりわけHMG−CoA
還元酵素阻害剤中間体の製造に有用である。
【0002】
【従来の技術】従来、本発明で目的とするβ−ケトカル
ボン酸エステルの一般的合成法としては、 (1)酸クロリドとマロン酸モノエステルジアニオンを超
低温で反応させる方法[ジャーナル・オブ・オーガニッ
ク・ケミストリー(J.Org.Chem.)、44、310
(1979);ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミ
カル・ソサエティ(J.Am.Chem.Soc.)、81、2
907(1959)] (2)酸クロリドあるいは酸無水物とメルドラム酸とを反
応させた後、加アルコール分解する方法[ジャーナル・
オブ・オーガニック・ケミストリー、43、2087
(1978);シンセシス(Synthesis)、、451(1
982)] (3)カルボン酸よりN,N−カルボニルジイミダゾール
を用いてイミダゾリドを調製後、マロン酸モノエステル
のマグネシウム塩と反応させる方法[アンゲヴェンテ・
ヒェミー・インターナショナル・エディション・イン・
イングリッシュ(Angew.Chem.Int.Ed.Eng
l.)、18、72(1979)] (4)カルボン酸よりN,N−チオニルジイミダゾールを
用いてイミダゾリドを調製後、マロン酸モノエステルの
マグネシウムエノラートと反応させる方法[ジャーナル
・オブ・ケミカル・ソサエティ・パーキン・トランザク
ションズ(J.Chem.Soc.Perkin Trans.)I、4
04(1976)] (5)活性エステルやアミドと酢酸エステルのリチウムエ
ノラートとを反応させる方法[ジャーナル・オブ・オー
ガニック・ケミストリー、54、4229(1989);
テトラヘドロン・レターズ(Tetrahedron Lett.)、
29、2661(1988)]など多数が知られている。
【0003】また、HMG−CoA還元酵素阻害剤中間
体として有用な2−ヒドロキシ−4−オキソアジピン酸
誘導体の製造法としては、上記(3)の方法を利用した方
法(特開平4−69355号公報)が、6−シアノ−5−
ヒドロキシ−3−オキソヘキサン酸誘導体の製造法とし
ては、上記(3)の方法の類似法を利用した方法[テトラ
ヘドロン・レターズ、33、2279(1992)]が知
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの方法
は、いずれも超低温を必要としたり、多工程を有した
り、用いる試剤が高価であったり、反応濃度が非常に低
いなどの問題点があり、β−ケトカルボン酸エステルの
工業的製法として必ずしも適しているとは言えず、カル
ボン酸誘導体を経済的、且つ操作性良く、β−ケトカル
ボン酸エステルに変換する実用的な方法が望まれてい
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、比較的安
価でかつ入手容易な原料を用いて、各種酸ハロゲン化物
から対応するβ−ケトカルボン酸エステルを、短工程、
好収率かつ生産性良く製造する新規な方法を見出した。
【0006】すなわち、本発明は、酸ハロゲン化物と、
マロン酸モノエステルまたはマロン酸モノエステルの金
属塩とを、金属ハロゲン化物もしくは金属アルコキシド
および/または塩基と、イミダゾールまたはイミダゾー
ル誘導体との存在下に反応させる事を特徴とするβ−ケ
トカルボン酸エステルの製造法に関する。この方法は、
医薬品、農薬などの合成中間体、とりわけHMG−Co
A還元酵素阻害剤中間体の製造に有用である。
【0007】本発明の方法においては、一般式(I) R1−CO−X (I) [式中、R1は置換されていても良いアルキル基、アリー
ル基、アラルキル基またはアルケニル基、XはClまた
はBrを表す。]で表される酸ハロゲン化物と、一般式
(II) R2OOCCH2COOH (II) [式中、R2はアルキル基、アリール基、アラルキル基ま
たはアルケニル基を表す。]で表されるマロン酸モノエ
ステルとを、一般式(III) MYn (III) [式中、Mは金属原子、Yはハロゲン原子、nは1〜4の
整数を表す。]で表される金属ハロゲン化物、並びにイ
ミダゾールまたはイミダゾール誘導体、および塩基の存
在下に反応させるか;または一般式(I) R1−CO−X (I) [式中、R1、Xは前記と同じである。]で表される酸ハ
ロゲン化物と、一般式(V) (R2OOCCH2COO)nM (V) [式中、R2、M、nは前記と同じである。]で表されるマ
ロン酸モノエステルの金属塩とを、イミダゾールまたは
イミダゾール誘導体、および塩基の存在下に反応させる
か;または一般式(I) R1−CO−X (I) [式中、R1、Xは前記と同じである。]で表される酸ハ
ロゲン化物と、一般式(II) R2OOCCH2COOH (II) [式中、R2は前記と同じである。]で表されるマロン酸
モノエステル、または一般式(V) (R2OOCCH2COO)nM (V) [式中、R2、M、nは前記と同じである。]で表されるマ
ロン酸モノエステルの金属塩とを、一般式(VI) M(OR3)n (VI) [式中、R3は炭素数1〜4の直鎖または分枝のアルキル
基を表し、M、nは前記と同じである。]で表される金属
アルコキシド、およびイミダゾールまたはイミダゾール
誘導体の存在下に反応させる事によって、一般式(IV) R1−CO−CH2−COOR2 (IV) [式中、R1、R2は前記と同じである。]で表されるβ−
ケトカルボン酸エステルを得る。
【0008】R1としては、アルキル基(例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチ
ル、t−ブチル、ペンチル、シクロヘキシル、オクチル
基など);アリール基(例えば、フェニル基、トリル基な
ど);アラルキル基(例えば、ベンジル基、フェネチル基
など);アルケニル基(例えば、2−プロペニル基、5−
ヘキセニル基など)が例としてあげられる。また、エス
テル基、エーテル基、ニトロ基、ケト基、シアノ基、ハ
ロゲンなどの官能基で一部を置換されたアルキル基、ア
リール基、アラルキル基、アルケニル基[例えば、2−
カーボメトキシエチル基、2−メトキシエチル基、(2,
2−ジメチル−5−オキソ−1,3−ジオキソラン−4
−イル)メチル基、3−シアノ−2−t−ブチルジメチル
シリルオキシプロピル基、3,4−ジメトキシフェニル
基、4−クロロベンジル基など]も上記のR1の例として
あげられる。
【0009】R2としては、アルキル基(例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチ
ル、t−ブチル、ペンチル、シクロヘキシル、オクチル
基など);アリール基(例えば、フェニル基、トリル基な
ど);アラルキル基(例えば、ベンジル基、フェネチル
基、p−ニトロベンジル基など);アルケニル基(例え
ば、2−プロペニル基、2−ブテニル基など)が例とし
てあげられる。
【0010】本発明に使用する酸ハロゲン化物(I)は、
広く一般に知られている方法を用いて対応するカルボン
酸より合成する事ができる。例えば、塩化チオニルある
いは臭化チオニルを用いる方法、トリフェニルホスフィ
ンと四塩化炭素あるいは四臭化炭素を用いる方法などを
あげる事ができる。
【0011】マロン酸モノエステル(II)は、特開平4
−112854号に記載の方法によりマロン酸より容易
に製造できる。また、マロン酸ジエステルの部分的加水
分解[オーガニック・シンセシス・コレクティブ・ボリ
ューム(Org.Synth.Coll.Voll.)IV、417
(1963)]によっても製造できる。また、マロン酸モ
ノエステルの金属塩(V)における金属Mとしては、M
g、Ca、Al等が使えるが、調製の容易さ、反応性の面
でMgが好ましい。調製は例えば、上記の様にして合成
されたマロン酸モノエステル2モル当量と、例えばマグ
ネシウムエトキシドのような金属アルコキシド1モル当
量とを、例えばテトラヒドロフランや酢酸エチルのよう
な有機溶媒中で反応させた後、濃縮乾固あるいは晶析す
る事により製造できる。マグネシウム塩が好ましい。
【0012】一般式(III)で表される金属ハロゲン化
物としては、MgCl2、CaCl2、FeCl2、AlCl3等が
あげられるが、MgCl2が反応性、経済性の点から好ま
しい。
【0013】一般式(VI)で表される金属アルコキシド
のR3は、炭素数1〜4の直鎖または分枝のアルキル基
(すなわち、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル基)で
ある。なかでもエチル基が好ましい。一般式(VI)中、
MはMg、Ca、Al、Fe等があげられるが、Mgが好ま
しく、その場合n=2であり、(VI)の最も好ましい例
としてマグネシウムエトキシドがあげられる。
【0014】イミダゾール誘導体としては、イミダゾー
ル環の炭素原子にアルキル基(例えばメチル、エチル、
プロピル基など)1〜3個が置換したものがあげられる
が、不置換のイミダゾールを使用することが好ましい。
塩基は、例えば3級アミン、好ましくはトリエチルアミ
ンである。
【0015】本発明の金属ハロゲン化物を使用する態様
においては、酸ハロゲン化物に対して、マロン酸モノエ
ステル1〜1.5モル当量、金属ハロゲン化物0.3〜
1.5モル当量、好ましくは0.5〜1モル当量、イミダ
ゾール1〜3モル当量、好ましくは1〜2モル当量、ト
リエチルアミン2〜4モル当量を用いる。この場合、ト
リエチルアミンを酸ハロゲン化物とマロン酸モノエステ
ルの合計モル数以上用いる事が、反応を円滑に進行させ
るうえで好ましい。
【0016】マロン酸モノエステルの金属塩を用いる態
様においては、酸ハロゲン化物に対して、マロン酸モノ
エステル金属塩0.5〜1モル当量、イミダゾール1〜
3モル当量、トリエチルアミン1〜1.5モル当量を用
いる。
【0017】金属アルコキシドを用いる態様において
は、酸ハロゲン化物に対して、マロン酸モノエステル1
〜1.5モル当量、金属アルコキシド1〜1.5モル当
量、イミダゾール2〜3.5モル当量を用いるか、また
はマロン酸モノエステル金属塩0.5〜1モル当量、金
属アルコキシド0.5〜1モル当量、イミダゾール1〜
3モル当量を用いる。マロン酸モノエステルを用いる場
合、金属アルコキシドはマロン酸モノエステルと酸ハロ
ゲン化物のモル数の和の半分よりも過剰に用いる事が、
反応を円滑に進行させるうえで好ましい。
【0018】HMG−CoA還元酵素阻害剤中間体とし
て有用な一般式(IV)のβ−ケトカルボン酸エステルを
製造するには、R1が、一般式(VII) R4O−Z−CH(OR5)−CH2− (VII) [式中、Zは−CH2−または−CO−を表し、R4はア
ルキル基、アリール基、アラルキル基、アルケニル基ま
たはシリル基もしくは置換シリル基を表し、R5は水酸
基の保護基を表すか、あるいはR4とR5は共同で環を形
成している。]で表される基であるか、または一般式(V
III) NC−CH2−CH(OR6)−CH2− (VIII) [式中、R6は水酸基の保護基を表す。]で表される基で
ある一般式(I)の酸ハロゲン化物を使用する。
【0019】一般式(VII)のR4としては、アルキル
基(例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソ
ブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、シクロヘキ
シル、オクチル基など);アリール基(例えば、フェニル
基、トリル基など);アラルキル基(例えば、ベンジル
基、フェネチル基、p−ニトロベンジル基など);アルケ
ニル基(例えば、2−プロペニル基、2−ブテニル基な
ど);シリル基または置換シリル基(例えば、トリエチル
シリル、トリイソプロピルシリル、t−ブチルジメチル
シリル、イソブチルジメチルシリル、テキシルジメチル
シリル、t−ブチルジフェニルシリル基など)が例として
あげられる。
【0020】一般式(VII)および(VIII)のR5
よびR6としては水酸基の保護基、例えばアセチル基や
ベンゾイル基のようなエステル型保護基、ベンジル基や
p−ニトロベンジル基のようなエーテル型保護基、トリ
チル基のような(置換)アルキル基、トリメチルシリル、
トリエチルシリル、トリイソプロピルシリル、t−ブチ
ルジメチルシリル、イソブチルジメチルシリル、テキシ
ルジメチルシリル、t−ブチルジフェニルシリル基のよ
うなシリル型保護基、t−ブトキシカルボニル基、ベン
ジルオキシカルボニル基のような炭酸エステル型保護基
などがあげられる。
【0021】R4およびR5は共同して環を形成していて
もよく、その例としては、(R4,R5)がイソプロピリデ
ン、メチレン、エチリデン、s−ブチリデン、1,3−ジ
メチルブチリデン、ジフェニルメチレン、1−フェニル
エチリデン、シリルヘキシリデン、2,2,2−トリクロ
ロエチリデンのようなアセタール型保護基や、1−メト
キシ−1−エチリデン、α−メトキシベンジリデンのよ
うなオルトエステル型保護基の場合などをあげることが
できる。
【0022】反応は、例えばテトラヒドロフラン(TH
F)、塩化メチレン、酢酸エチル、酢酸メチル、アセト
ン、アセトニトリル等の溶媒中で行う事ができる。溶媒
の使用量には特別の制約はなく適宜に選択でき、酸ハロ
ゲン化物に対し、約5〜約20重量倍程度の範囲が例示
できる。試剤は、任意の順番で混合する事ができる。
【0023】反応温度は、−30℃ないし溶媒の沸点ま
での範囲から選択可能であるが、好ましくは−30℃〜
+50℃、さらに好ましくは−20℃〜+30℃の範囲
である。反応時間は、反応温度、用いる試剤の種類等に
より変化するが、通例1〜24時間を要する。反応生成
物は、有機化学において一般的な方法、例えば抽出、晶
析、シリカゲルカラムクロマトグラフィー、蒸留などに
より単離および精製する事ができる。
【0024】
【実施例】
実施例1 ベンゾイル酢酸t−ブチルの製造:アルゴン雰囲気下、マ
グネシウムエトキシド1.37g(12mmol)、イミダゾー
ル1.63g(24mmol)の混合物にTHF9mlを攪拌しな
がら加え、氷浴中で10分間攪拌した。この懸濁液にマ
ロン酸モノt−ブチルエステル(純度89%)2.16g(1
2mmol)をTHF2mlと共に添加し、30分間攪拌し
た。次いで塩化ベンゾイル1.41g(10mmol)をTHF
3mlと共に5分間で添加し、30分間攪拌した。氷浴を
取り除き、室温でさらに2時間攪拌した。再び氷冷した
後に酢酸0.7ml(12mmol)を加え、30分間攪拌し
た。シリカゲル40gを詰めたカラムに反応液全量をの
せ、酢酸エチルを用いて溶出し、不溶物、高極性物を除
いた。溶出液を減圧濃縮した後、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン:アセトン=20:1)で精製す
る事により、ほぼ純粋なヘンゾイル酢酸t−ブチル1.7
8g(8.1mmol)を得た。収率81%1 H−NMR(400MHz、CDCl3):δ1.43(s,9
H)、δ3.90(s,2H)、δ7.48−7.94(m,5H) FT−IR(ニート):3570−3900、2980、
1734(C=O)、1686(C=O)1370、115
【0025】実施例2 ベンゾイル酢酸t−ブチルの製造:THFに代えてアセト
ンを用いた他は、実施例1と同様の方法で、ほぼ純粋な
ヘンゾイル酢酸t−ブチル1.43g(6.48mmol)を得
た。収率65%得られた化合物の1H−NMR値および
IR値は、実施例1のものと一致した。
【0026】実施例3 ベンゾイル酢酸t−ブチルの製造:アルゴン雰囲気下、
塩化ベンゾイル1.41g(10mmol)をTHF10mlに
溶解し、氷冷した。この溶液にイミダゾール1.63g
(24mmol)をTHF3mlと共に加え、氷冷下30分間攪
拌し、イミダゾリドの懸濁液を調製した。これとは別
に、アルゴン雰囲気下、マグネシウムエトキシド1.3
7g(12mmol)をTHF9mlに懸濁したものに、氷冷下
マロン酸モノt−ブチルエステル(純度89%)2.16g
(12mmol)をTHF3mlと共に添加し、30分間攪拌し
た。この懸濁液に、イミダゾリド懸濁液をTHF10ml
と共に一度に加えた。氷冷下30分間攪拌した後に氷浴
を取り除き、室温でさらに2時間攪拌した。再び氷冷し
た後に酢酸0.7ml(12mmol)を加え、30分間攪拌し
た。シリカゲル50gを詰めたカラムに反応液全量をの
せ、酢酸エチルを用いて溶出し、不溶物、高極性物を除
いた。溶出液を減圧濃縮した後、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン:アセトン=20:1)で精製す
る事により、ほぼ純粋なヘンゾイル酢酸t−ブチル1.8
6g(8.45mmol)を得た。収率85% 得られた化合物の1H−NMR値およびIR値は、実施
例1のものと一致した。
【0027】実施例4 3−オキソアジピン酸ジメチルの製造:アルゴン雰囲気
下、マグネシウムエトキシド1.37g(12mmol)、イミ
ダゾール1.63g(24mmol)の混合物にTHF8.5ml
とジメチルスルホキシド1.5mlとを攪拌しながら加
え、氷浴中で10分間攪拌した。この懸濁液に、マロン
酸モノメチルエステル(純度92%)1.54g(12mmol)
をTHF2mlと共に添加し、30分間攪拌した。次いで
塩化3−カーボメトキシプロピオニル1.51g(10mmo
l)をTHF3mlと共に5分間で添加し、30分間攪拌し
た。氷浴を取り除き、室温でさらに2時間攪拌した。再
び氷冷した後に酢酸0.7ml(12mmol)を加え、30分
間攪拌した。シリカゲル40gを詰めたカラムに反応液
全量をのせ、酢酸エチルを用いて溶出し不溶物、高極性
物を除いた。溶出液を減圧濃縮した後、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:アセトン=6:1)で精
製する事により、ほぼ純粋な3−オキソアジピン酸ジメ
チル1.28g(6.78mmol)を得た。収率68%1 H−NMR(400MHz、CDCl3):δ2.63(t,2
H)、δ2.88(t,2H)、δ3.52(s,2H)、δ3.6
8(s,3H)、δ3.75(s,3H) FT−IR(ニート):3570−3900、2957、
1717−1755(C=O)、1437、1013
【0028】実施例5 3−オキソオクタン酸t−ブチルの製造:塩化ベンゾイル
に代えて塩化ヘキサノイル1.35g(10mmol)を用い、
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:アセト
ン=30:1)で精製した他は、実施例1と同様の方法
で、ほぼ純粋な3−オキソオクタン酸t−ブチル1.89
g(7.77mmol)を得た。収率78%1 H−NMR(400MHz、CDCl3):δ0.89(t,3
H)、δ1.24〜1.34(m,4H)、δ1.47(s,9
H)、δ1.56〜1.63(m,2H)、δ2.52(t,2
H)、δ3.34(s,2H) FT−IR(ニート):3524−3904、2961、
2934、1740(C=O)、1717(C=O)、13
70、1150
【0029】実施例6 4−(2,2−ジメチル−5−オキソ−1,3−ジオキソ
ラン−4−イル)−3−オキソブタン酸t−ブチルの製
造:塩化ベンゾイルに代えて塩化2−(2,2−ジメチル
−5−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル)−アセ
チル(純度96.5%)2.0g(10mmol)を用い、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:アセトン=
6:1)で精製した他は、実施例1と同様の方法で、ほぼ
純粋な目的物2.19g(8.06mmol)を得た。収率81
1 H−NMR(400MHz、CDCl3):δ1.47(s,9
H)、δ1.56(s,3H)、δ1.61(s,3H)、δ3.0
1(dd,1H)、δ3.19(dd,1H)、δ3.41(s,2
H)、δ4.75(dd,1H) FT-IR(ニート):3570−3906、2984、29
40、1798(C=O)、1740(C=O)、1721
(C=O)、1388、1372、1152
【0030】実施例7 4−(2,2−ジメチル−5−オキソ−1,3−ジオキソ
ラン−4−イル)−3−オキソブタン酸t−ブチルの製
造:アルゴン雰囲気下、マロン酸モノt−ブチルエステル
マグネシウム塩2.06g(6mmol)、イミダゾール1.6
3g(24mmol)の混合物にTHF15mlを攪拌しながら
加え、室温で10分間攪拌した。この溶液にトリエチル
アミン1.67ml(12mmol)を添加し、攪拌、氷冷し
た。次いで塩化2−(2,2−ジメチル−5−オキソ−
1,3−ジオキソラン−4−イル)−アセチル(純度96.
5%)2.0g(10mmol)をTHF5mlと共に5分間で添
加し、30分間攪拌した。氷浴を取り除き、室温でさら
に3時間攪拌した。不溶物を濾別し、溶媒を減圧濃縮し
た後に、シリカゲル30gを詰めたカラムに濃縮物全量
をのせ、酢酸エチルを用いて溶出し、高極性物を除い
た。溶出液を減圧濃縮した後、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン:アセトン=10:1)で精製する
事により、ほぼ純粋な目的物1.91g(7.00mmol)を
得た。収率70% 得られた化合物の1H−NMR値およびIR値は、実施
例6のものと一致した。
【0031】実施例8 4−(2,2−ジメチル−5−オキソ−1,3−ジオキソ
ラン−4−イル)−3−オキソブタン酸t−ブチルの製
造:THFに代えてアセトンを用いた他は、実施例7と
同様の方法で、ほぼ純粋な目的物1.86g(6.84mmo
l)を得た。収率68%。得られた化合物の1H−NMR
値およびIR値は、実施例6のものと一致した。
【0032】実施例9 4−(2,2−ジメチル−5−オキソ−1,3−ジオキソ
ラン−4−イル)−3−オキソブタン酸t−ブチルの製
造:THFに代えて酢酸エチルを用いた他は、実施例7
と同様の方法で、ほぼ純粋な目的物1.78g(6.52mm
ol)を得た。収率65%。得られた化合物の1H−NMR
値およびIR値は、実施例6のものと一致した。
【0033】実施例10 4−(2,2−ジメチル−5−オキソ−1,3−ジオキソ
ラン−4−イル)−3−オキソブタン酸エチルの製造:ア
ルゴン雰囲気下、塩化マグネシウム1.14g(12mmol)
のTHF(65ml)懸濁液に、マロン酸モノエチルエステ
ル(純度93%)3.41g(24mmol)をTHF5mlと共に
加え、攪拌、氷冷した。この懸濁液にトリエチルアミン
6.69ml(48mmol)をTHF5mlと共にゆっくり加
え、1時間攪拌した。次いでイミダゾール3.27g(4
8mmol)を攪拌しながら加え、氷浴中で30分間攪拌し
た。この懸濁液に、塩化2−(2,2−ジメチル−5−オ
キソ−1,3−ジオキソラン−4−イル)−アセチル(純
度96.5%)4.0g(20mmol)をTHF5mlと共に10
分間で添加し、30分間攪拌した。氷浴を取り除き、室
温でさらに3時間攪拌した。不溶物を濾別し、溶媒を減
圧濃縮した後に、酢酸エチル50mlで希釈した。3N塩
酸12mlで2回洗浄し、次いで5%重曹水20mlで1回
洗浄した。溶媒を減圧濃縮後、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン:アセトン=10:1)で精製する
事により、ほぼ純粋な目的物3.77g(15.44mmol)
を得た。収率77%1 H−NMR(400MHz、CDCl3):δ1.29(t,3
H)、δ1.56(s,3H)、δ1.62(s,3H)、δ3.0
2(dd,1H)、δ3.20(dd,1H)、δ3.49(s,2
H)、δ4.21(q,2H)、δ4.76(dd,1H) FT−IR(ニート):3569−3906、2992、
2941、1798(C=O)、1748(C=O)、172
3(C=O)、1389、1379、1156
【0034】実施例11 4−(2,2−ジメチル−5−オキソ−1,3−ジオキソ
ラン−4−イル)−3−オキソブタン酸エチルの製造:ア
ルゴン雰囲気下、塩化マグネシウム286mg(3mmol)の
塩化メチレン(9.6ml)懸濁液に、マロン酸モノエチル
エステル(純度93%)775mg(5.6mmol)を塩化メチ
レン1mlと共に加え、攪拌、氷冷した。この懸濁液にト
リエチルアミン1.67ml(12mmol)をゆっくり加え、
1時間攪拌した。次いでイミダゾール817mg(6mmol)
を攪拌しながら加え、氷浴中で30分間攪拌した。この
懸濁液に、塩化2−(2,2−ジメチル−5−オキソ−
1,3−ジオキソラン−4−イル)−アセチル(純度96.
5%)963mg(4.8mmol)を塩化メチレン2mlと共に1
0分間で添加し、30分間攪拌した。氷浴を取り除き、
室温でさらに3時間攪拌した。反応液に水30mlを加
え、3N塩酸でpHを6.5に調整した後、分液し、水層
を塩化メチレン50mlで更に抽出した。次いで5%重曹
水20mlで1回洗浄した。溶媒を減圧濃縮後、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:アセトン=1
0:1)で精製する事により、ほぼ純粋な目的物852mg
(3.46mmol)を得た。収率72% 得られた化合物の1H−NMR値およびIR値は、実施
例10のものと一致した。
【0035】実施例12 4−(2,2−ジメチル−5−オキソ−1,3−ジオキソ
ラン−4−イル)−3−オキソブタン酸エチルの製造:ア
ルゴン雰囲気下、塩化カルシウム666mg(6mmol)のア
セトニトリル(9.6ml)懸濁液に、マロン酸モノエチル
エステル(純度93%)775mg(5.6mmol)をアセトニ
トリル1mlと共に加え、攪拌、氷冷した。この懸濁液
に、トリエチルアミン1.67ml(12mmol)をゆっくり
加え、1時間攪拌した。次いでイミダゾール817mg
(6mmol)を攪拌しながら加え、氷浴中で30分間攪拌し
た。この懸濁液に、塩化2−(2,2−ジメチル−5−オ
キソ−1,3−ジオキソラン−4−イル)−アセチル(純
度96.5%)963mg(4.8mmol)をアセトニトリル2m
lと共に10分間で添加し、30分間攪拌した。氷浴を
取り除き、室温でさらに24時間攪拌した。溶媒を減圧
濃縮した後に、酢酸エチル50mlで希釈した。水を30
ml加え、3N塩酸でpHを6.5に調整した後、5%重曹
水20mlで1回洗浄した。溶媒を減圧濃縮後、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:アセトン=1
0:1)で精製する事により、ほぼ純粋な目的物390.
1mg(1.58mmol)を得た。収率33% 得られた化合物の1H−NMR値およびIR値は、実施
例10のものと一致した。
【0036】実施例13 4−(2,2−ジメチル−5−オキソ−1,3−ジオキソ
ラン−4−イル)−3−オキソブタン酸エチルの製造:ア
ルゴン雰囲気下、FeCl2380.3mg(3mmol)の塩化メ
チレン(9.6ml)懸濁液に、マロン酸モノエチルエステ
ル(純度93%)775mg(5.6mmol)を塩化メチレン1m
lと共に加え、攪拌、氷冷した。この懸濁液にトリエチ
ルアミン1.67ml(12mmol)をゆっくり加え、1時間
攪拌した。次いでイミダゾール817mg(6mmol)を攪拌
しながら加え、氷浴中で30分間攪拌した。この懸濁液
に、塩化2−(2,2−ジメチル−5−オキソ−1,3−
ジオキソラン−4−イル)−アセチル(純度96.5%)9
63mg(4.8mmol)を塩化メチレン2mlと共に10分間
で添加し、30分間攪拌した。氷浴を取り除き、室温で
さらに5時間攪拌した。反応液に水30ml加え、3N塩
酸でpHを6.5に調整した後、分液し、水層を塩化メチ
レン50mlで更に抽出した。次いで5%重曹水20mlで
1回洗浄した。溶媒を減圧濃縮後、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン:アセトン=10:1)で精製
する事により、ほぼ純粋な目的物544mg(2.21mmo
l)を得た。収率46%。得られた化合物の1H−NMR
値およびIR値は、実施例10のものと一致した。
【0037】
【発明の効果】本発明の方法により、比較的安価で入手
容易な原料を用いて、各種酸ハロゲン化物より対応する
β−ケトカルボン酸エステルを工業的に有利に製造でき
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 69/738 Z 9279−4H C07D 317/34 // C07B 61/00 300

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) R1−CO−X (I) [式中、R1は置換されていても良いアルキル基、アリー
    ル基、アラルキル基またはアルケニル基、XはClまた
    はBrを表す。]で表される酸ハロゲン化物と、一般式
    (II) R2OOCCH2COOH (II) [式中、R2はアルキル基、アリール基、アラルキル基ま
    たはアルケニル基を表す。]で表されるマロン酸モノエ
    ステルとを、一般式(III) MYn (III) [式中、Mは金属原子、Yはハロゲン原子、nは1〜4の
    整数を表す。]で表される金属ハロゲン化物、並びにイ
    ミダゾールまたはイミダゾール誘導体、および塩基の存
    在下に反応させる事を特徴とする一般式(IV) R1−CO−CH2−COOR2 (IV) [式中、R1、R2は前記と同じである。]で表されるβ−
    ケトカルボン酸エステルの製造法。
  2. 【請求項2】 一般式(III)の金属ハロゲン化物がM
    gCl2である請求項1記載の製造法。
  3. 【請求項3】 一般式(I) R1−CO−X (I) [式中、R1、Xは前記と同じである。]で表される酸ハ
    ロゲン化物と、一般式(V) (R2OOCCH2COO)nM (V) [式中、R2、M、nは前記と同じである。]で表されるマ
    ロン酸モノエステルの金属塩とを、イミダゾールまたは
    イミダゾール誘導体、および塩基の存在下に反応させる
    事を特徴とする一般式(IV) R1−CO−CH2−COOR2 (IV) [式中、R1、R2は前記と同じである。]で表されるβ−
    ケトカルボン酸エステルの製造法。
  4. 【請求項4】 一般式(V)において、MはMg、nは2で
    ある請求項3記載の製造法。
  5. 【請求項5】 塩基が3級アミンである請求項1〜4の
    いずれかに記載の製造法。
  6. 【請求項6】 塩基がトリエチルアミンである請求項5
    記載の製造法。
  7. 【請求項7】 一般式(I) R1−CO−X (I) [式中、R1、Xは前記と同じである。]で表される酸ハ
    ロゲン化物と、一般式(II) R2OOCCH2COOH (II) [式中、R2は前記と同じである。]で表されるマロン酸
    モノエステル、または一般式(V) (R2OOCCH2COO)nM (V) [式中、R2、M、nは前記と同じである。]で表されるマ
    ロン酸モノエステルの金属塩とを、一般式(VI) M(OR3)n (VI) [式中、R3は炭素数1〜4の直鎖または分枝のアルキル
    基を表し、M、nは前記と同じである。]で表される金属
    アルコキシド、およびイミダゾールまたはイミダゾール
    誘導体の存在下に反応させる事を特徴とする一般式(I
    V) R1−CO−CH2−COOR2 (IV) [式中、R1、R2は前記と同じである。]で表されるβ−
    ケトカルボン酸エステルの製造法。
  8. 【請求項8】 一般式(VI)において、R3がメチルま
    たはエチル基である請求項7記載の製造法。
  9. 【請求項9】 R2がt−ブチル基である請求項1〜8の
    いずれかに記載の製造法。
  10. 【請求項10】 R2がメチルまたはエチル基である請
    求項1〜8のいずれかに記載の製造法。
  11. 【請求項11】 R1が、一般式(VII) R4O−Z−CH(OR5)−CH2− (VII) [式中、Zは−CH2−または−CO−を表し、R4はア
    ルキル基、アリール基、アラルキル基、アルケニル基ま
    たはシリル基もしくは置換シリル基を表し、R5は水酸
    基の保護基を表すか、あるいはR4とR5は共同で環を形
    成している。]で表される基である請求項1〜10のい
    ずれかに記載の製造法。
  12. 【請求項12】 一般式(VII)において、Zが−CO
    −であり、R4とR5が共同して環を形成している請求項
    11記載の製造法。
  13. 【請求項13】 R4とR5が共同してイソプロピリデン
    基を形成している請求項12記載の製造法。
  14. 【請求項14】 R1が、一般式(VIII) NC−CH2−CH(OR6)−CH2− (VIII) [式中、R6は水酸基の保護基を表す。]で表される基で
    ある請求項1〜10のいずれかに記載の製造法。
JP4298518A 1992-11-09 1992-11-09 β−ケトカルボン酸エステルの製造法 Pending JPH06145107A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4298518A JPH06145107A (ja) 1992-11-09 1992-11-09 β−ケトカルボン酸エステルの製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4298518A JPH06145107A (ja) 1992-11-09 1992-11-09 β−ケトカルボン酸エステルの製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06145107A true JPH06145107A (ja) 1994-05-24

Family

ID=17860765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4298518A Pending JPH06145107A (ja) 1992-11-09 1992-11-09 β−ケトカルボン酸エステルの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06145107A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1209141A1 (de) * 2000-11-23 2002-05-29 Chemetall GmbH Verfahren zur Herstellung von Magnesiumalkoholaten
JP2002332259A (ja) * 2001-05-08 2002-11-22 Konica Corp α位に電子吸引性基を有するβ−ケトカルボン酸エステル誘導体の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1209141A1 (de) * 2000-11-23 2002-05-29 Chemetall GmbH Verfahren zur Herstellung von Magnesiumalkoholaten
JP2002332259A (ja) * 2001-05-08 2002-11-22 Konica Corp α位に電子吸引性基を有するβ−ケトカルボン酸エステル誘導体の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5955627A (en) Process for the preparation of cyclopropylacetylene derivatives
USRE39333E1 (en) Process for the preparation of 5-hydroxy-3-oxopentanoic acid derivatives
JPH06145107A (ja) β−ケトカルボン酸エステルの製造法
EP0640579B1 (en) Process for producing optically active 2-norbornanone
JP2841196B2 (ja) α置換α−フルオロカルボン酸化合物
JP4252037B2 (ja) 5−ヒドロキシ−3−オキソ−ヘキサン酸誘導体の新規な製造方法
JP4004640B2 (ja) α−(アルコキシオキサリル)脂肪酸エステルおよびα−アルキルまたはアルケニルアクリル酸エステル類、およびそれを用いたフエニドン類の合成法
US6570015B2 (en) Process for producing 2-substituted thiopyrimidine-4-carboxylate
JP3275437B2 (ja) 脂肪族β−ケトエステルの製造法
EP0528694B1 (en) Method for producing optically active 3-substituted-2-norbornanones and their intermediates
JP3201062B2 (ja) 脂肪族β−ケトエステルの製造法
BG60580B1 (bg) Метод за получаване на 2,2-диметил-5-(2,5-диметилфенокси)- пентанова киселина,междинни съединения за получаването й и метод за получаване на междинните съединения
JPH06157418A (ja) 還元的脱ハロゲン化法
JP3965704B2 (ja) 光学活性な5−ヒドロキシ−3−オキソ−6−ヘプチン酸エステル誘導体の製造方法
US5659070A (en) Preparation of alkyl 5-oxo-6-heptenoates, and novel intermediate for the preparation thereof
US6667422B2 (en) Process for the preparation of α-haloketones
JP3855686B2 (ja) 3,3−ジアルコキシ−2−ヒドロキシイミノ誘導体及びその製造法
JP2001247557A (ja) 5−オキシ−7−オキサビシクロ[4.1.0]ヘプト−3−エン−3−カルボン酸エステルの製造方法
JP3605855B2 (ja) α−デヒドロアミノ酸エステルの製造法
EP1731495B1 (en) Process for producing cyclopropane monoacetal derivative and intermediate therefor
JPH1171325A (ja) 4−アリールブタン酸アルキルエステル類の製造方法
KR20000021998A (ko) 심바스타틴 및 이의 중간체 화합물을 제조하는 방법
EP0357428A1 (en) Process for preparing Beta-hydroxy fatty acid
JPH06340588A (ja) 新規なβ−ケトエステル類およびその製造法
JPH03284643A (ja) α―置換シクロペンテノン誘導体及びその製造法並びに該誘導体を得るための有機亜鉛試剤