JP2840572B2 - ホース乾燥装置 - Google Patents

ホース乾燥装置

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JP2840572B2
JP2840572B2 JP19546495A JP19546495A JP2840572B2 JP 2840572 B2 JP2840572 B2 JP 2840572B2 JP 19546495 A JP19546495 A JP 19546495A JP 19546495 A JP19546495 A JP 19546495A JP 2840572 B2 JP2840572 B2 JP 2840572B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消防車の消火ホー
スを2つ折りに吊り上げて乾燥させるホース乾燥装置に
関するもので、支持塔の前面に広報用垂幕を配置できる
ようにし、これらの昇降動作を共通の1つの巻上機又は
別設の巻上機により昇降できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】消防車の消火ホースは、消火活動後に泥
水等で汚れたホース外周面を水洗いし、ホース内に残る
水を切って乾燥する必要がある。上記ホースは、消防署
の敷地内に立てたホースタワーと称するホース乾燥装置
にて乾燥させるべく、数本から30本前後の各ホースを
その中央部で2つ折りにして吊りハンガーに掛け、これ
を風通しの良い高所に吊り上げ自然乾燥させている。
【0003】一方、消防署では「火の用心」等の各種防
火情報を広く市民に周知させるための広報活動を行って
おり、これに大型の垂幕を活用している。上記垂幕は、
丁度国旗の掲揚を行うようにポールの頂部の滑車にロー
プを掛け、このロープに結合した垂幕を引き上げてポー
ルの前面に垂幕を吊り下げたり、建物に設置した懸垂幕
装置等により建物の壁面に沿って垂れ下げている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のホース乾燥
装置は、専ら消火ホースを乾燥させる専用装置としての
機能を有しているから、消火ホースを乾燥させていない
時には不要であり、有効利用されていないという問題が
あった。又、一方では、「火の用心」等の各種防火情報
の広報用垂幕については、消防署の敷地内の独立したポ
ールや建物の壁面を利用して吊り下げる方法等がある
が、いずれにせよホース乾燥装置とは別の設備やスペー
スが必要となるし、建物の壁面を利用した場合には建物
の窓を塞いで建物内の住環境を損ねるといった問題があ
った。
【0005】本発明は上記問題点を解決せんとしてなさ
れたもので、ホース乾燥装置の支持塔前面に広報用垂幕
を垂れ下げるようにして1基で双方の機能を発揮するホ
ース乾燥装置を提供することを第1の目的とする。
【0006】また、本発明は、ホース乾燥装置の支持塔
前面に広報用垂幕を垂れ下げるようにして1基で双方の
機能を発揮するとともに、消火ホースの昇降動と垂幕の
昇降動とを1つの巻上機により併用できるホース乾燥装
置を提供することを第2の目的とする。
【0007】更に、本発明は、ホース乾燥装置の支持塔
前面に広報用垂幕を垂れ下げるようにして1基で双方の
機能を発揮するとともに、消火ホースの昇降動と垂幕の
昇降動とを各々独立した巻上機により行えるホース乾燥
装置を提供することを第3の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本発明の請求項1のホース乾燥装置は、支持塔に上下方
向に延長形成された左右一対の第1案内部材を設け、上
記第1案内部材に沿って昇降する消火ホースの乾燥用昇
降体を設け、上記乾燥用昇降体を第1伝達部材を介して
巻上機と連結し、更に、上記支持塔の前面に上下方向に
延長された左右一対の第2案内部材を設け、上記第2案
内部材に沿って昇降する垂幕の吊具を設け、上記吊具を
第2伝達部材を介して消化ホースを掛けていない乾燥用
昇降体又は別設の巻上機と連結したことを特徴とするも
のである。
【0009】上記手段によると、上記消火ホースは、消
防署の敷地内等に建てたホース乾燥装置の乾燥用昇降体
を降下させ、これに数本から30本前後のホースをその
中央部で2つ折りにして吊り掛け、第1伝達部材を介し
て巻上機により、この乾燥用昇降体を風通しの良い高所
まで巻上機で吊り上げ自然乾燥させる。一方、上記支持
塔の前面において、吊具を第2伝達部材を介して消化ホ
ースを掛けていない乾燥用昇降体と連結して巻上機によ
り吊具を下降させ、又は、別設の巻上機と連結して巻上
機により吊具を下降させ、低位置にある吊具に垂幕を結
ぶ。そして、巻上器により吊具を上昇させ、支持塔の前
面に垂幕を掲げ、広報活動を行うものである。
【0010】また、本発明の請求項2のホース乾燥装置
は、支持塔と、上記支持塔に上下方向に延長形成された
一対の第1ガイドレールと、上記第1ガイドレール間に
昇降可能に係合されたホースの乾燥用昇降体と、支持塔
の巻上操作可能な位置に配置された巻上機と、上記巻上
機と乾燥用昇降体とを連結する第1ワイヤーロープと、
上記支持塔の前面に上下方向に延長形成された一対の第
2ガイドレールと、上記第2ガイドレール間に昇降可能
に係合された垂幕の吊具と、一端を上記吊具に連結され
他端を支持塔上部の滑車を経由して支持塔の下部位置へ
延長配置された第2ワイヤーロープと、上記第2ワイヤ
ーロープの他端に設けられ支持塔の下部位置の係止受け
部又は乾燥用昇降体の係止受け部のいずれかに選択的に
係止される係止部と、を具備したことを特徴とするもの
である。
【0011】上記手段によると、支持塔の前面を昇降移
動する吊具に垂幕を結ぶ操作は、以下のように、消火ホ
ースを掛けてない乾燥用昇降体を利用して行う。先ず、
消火ホースを掛けていない乾燥用昇降体を巻上機で下部
位置へ下げ、第2ワイヤーロープの他端の係止具を支持
塔の下部位置の係止受け部から乾燥用昇降体の係止受け
部にかけ替える。続いて上記乾燥用昇降体を巻上機で上
昇させると、これと相反運動する吊具が下部位置へ下げ
られるので、これに垂幕を結ぶ。続いて、乾燥用昇降体
を再び下部位置へ下げることで垂幕が上昇し、第2ワイ
ヤーロープの他端の係止具を支持塔の下部位置の係止受
け部にかけ替える。以上で、上昇移動した吊具及び垂幕
が支持塔の前面に掲げられる。次に、消火活動により泥
水で汚れたホースの乾燥を行う操作を説明する。先ず、
巻上機で乾燥用昇降体を降下させ、これに数本から10
本前後の消火ホースをその中央部で2つ折りにして吊り
掛ける。この乾燥用昇降体を風通しの良い高所まで巻上
機により吊り上げ自然乾燥させる。これにより、支持塔
の前面に垂膜を吊り下げての広報活動を行うとともに、
ホースの乾燥を随時行うものである。
【0012】更に、本発明の請求項3のホース乾燥装置
は、支持塔と、上記支持塔に上下方向に延長形成された
一対の第1ガイドレールと、上記第1ガイドレール間に
昇降可能に係合されたホースの乾燥用昇降体と、支持塔
の巻上操作可能な位置に配置された第1巻上機と、上記
第1巻上機と乾燥用昇降体とを連結する第1ワイヤーロ
ープと、上記支持塔の前面に上下方向に延長形成された
一対の第2ガイドレールと、上記第2ガイドレール間に
昇降可能に係合された垂幕の吊具と、支持塔の巻上操作
可能な位置に配置された第2巻上機と、上記第2巻上機
と吊具とを連結する第2ワイヤーロープと、を具備した
ことを特徴とするものである。
【0013】上記手段によると、支持塔の前面に昇降移
動する吊具に垂幕を結ぶ操作は以下のように行う。先
ず、上記吊具を第2巻上機で下部位置へ下げ、これに垂
幕を結ぶ。次に、吊具を第2巻上機で上昇させると垂幕
も上昇する。これで、上昇移動した吊具及び垂幕が支持
塔の前面に掲げられる。次に、消火ホースの乾燥を行う
操作を説明する。上記消火ホースは、第1巻上機で乾燥
用昇降体を降下させ、これに数本から30本前後の消火
ホースをその中央部で2つ折りにして吊り掛け、この乾
燥用昇降体を風通しの良い高所まで第1巻上機で吊り上
げ自然乾燥させる。これにより、垂幕を支持塔の前面に
掲げての広報活動と、消火ホースの乾燥を同時に行える
し、垂幕と消火ホースの昇降動作は各々独立した操作が
行えるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、図1〜図3を参照して本発
明の第1の実施形態を説明する。図1〜図3は本発明の
第1目的及び第2目的を達成させるホース乾燥装置10
0を示している。上記ホース乾燥装置100は、コンク
リートのベース1に上下方向に延長形成させた左右一対
の支柱3,5をその基部3A,5Aで立設させ、各頂部
間を2本の溝形鋼13,15にて枠体に連結し、支持塔
10を形成している。上記支柱3,5は、図1,2に示
す四角柱や図3に示すH鋼の他,鋼管等の市販品部材が
使用される。上記支持塔10の各支柱3,5が対面する
内面側には、上下方向に延長形成させた一対の第1案内
部材たる第1ガイドレール7,9が付設されている。上
記第1ガイドレール7,9は、図2,3に示すように断
面形状が四角形やT形状を呈しており、支柱3,5の頂
部から下端近くまで付設されている。
【0015】上記第1ガイドレール7,9間には、図2
に示すように、乾燥用昇降体11の両端に設けた凹溝状
の摺動器11A,11Bを昇降可能に係合させ、又は、
図3に示すような車輪を備えた摺動器11A,11Bを
昇降可能に係合させる。そして、この乾燥用昇降体11
の前後両面には消火ホースH1,H2,H3・・・を数
本から30数本吊り下げるためのホルダ14を並設す
る。また、上記乾燥用昇降体11の上面には後述する第
2ワイヤーロープの係止受け部(円環)11Cを設けて
いる。上記乾燥用昇降体11はこれを昇降させる第1巻
上機30と連結される。すなわち、第1伝達部材である
2本の第1ワイヤーロープ17,19の各一端を乾燥用
昇降体11上の左右に結び、支持塔10の上部の溝形鋼
13,15に備える3つの滑車21,23,25を経由
して支持塔10の片側支柱3に沿わせ、この下部位置へ
他端を延長配置させて支持塔10の下部位置に装備する
巻上機30に連結させている。
【0016】上記巻上機30は、ハンドル31とドラム
33とを備えた公知の手動式巻上機と同様のものが採用
される。そこで、ハンドル31を正転操作すると、ドラ
ム33が2本の第1ワイヤーロープ17,19を巻き込
んでこれらを引き下げ、これと相反運動する乾燥用昇降
体11を第1ガイドレール7,9に沿って上昇移動す
る。また、上記巻上機30のハンドル31を逆転操作す
ると、ドラム33が2本の第1ワイヤーロープ17,1
9を繰り出し引き上げ、これと相反運動する乾燥用昇降
体11を第1ガイドレール7,9に沿って降下移動す
る。また、上記一対の支柱3,5の中腹及び上下位置に
は、四角形状の枠よりなるホースガイド35,37,3
9を水平姿勢にして付設させ、風の強い時にホースH
1,H2,H3・・・が横揺れしないように枠内に拘束
する。また、上記支柱3,5の下端前面には、バンドB
との挟持力で消火ホースH1,H2,H3の下端口金を
拘束する拘束棒Cをコ字形に付設している。
【0017】上記支持塔10の前面10Aには垂幕51
の懸垂装置を備える。すなわち、前面のホースガイド3
5A,35,37,39には、図1〜4に示すように上
下方向に延長形成された一対の第2案内部材たる第2ガ
イドレール41,43を付設している。上記第2ガイド
レール41,43は、図2に示すように断面形状が四角
形状で内側を向いて対向配置され、このガイドレール4
1,43間に、垂幕の吊具45がその両端の凹溝状の摺
動器45A,45Bを昇降可能に係合させている。勿
論、上記第2ガイドレール41,43は、図3に示すよ
うに断面形状がT字状で内側を向いて対向配置された第
2ガイドレール41,43に、車輪を備えた摺動器45
C,45Dを昇降可能に係合させてもよい。
【0018】上記吊具45には、第2伝達部材となる第
2ワイヤーロープ47の一端が連結され、この第2ワイ
ヤーロープ47の他端は支持塔上部のホースガイド35
Aに配置した滑車49Aを経由して支持塔10の下部位
置へ延長配置されている。上記第2ワイヤーロープ47
の他端に設けた係止部(フック)49は、常には支持塔
10の下部位置のホースガイド39の係止受け部(円
環)39Aに掛け止めされている。上記のように第2ワ
イヤーロープの係止部49がホースガイド39の係止受
け部39Aに掛け止めされた状態で、第2ワイヤーロー
プ47が垂幕の吊具45を図1,4に示すように、最も
高い位置へ上昇位置決めし、垂幕51を支持塔10の前
面10Aに垂れ下げるようになっている。
【0019】本実施形態は上記のような構成を有し、次
のように作用をする。まず、ホース乾燥装置100の作
用を説明する。上記乾燥用昇降体11は、上記巻上機3
0のハンドル31により図1,4,6に示す実線と、図
4,6に示す2点鎖線のように昇降移動させることがで
きる。従って、上記乾燥用昇降体11を図4に示す2点
鎖線の位置にハンドル31の逆転操作で下げ、これに対
して乾燥前の消火ホースH1,H2,H3・・・を各ホ
ルダ14に2つ折りして吊り下げる。次に、上記巻上機
30のハンドル31を正転操作して、ドラム33が2本
の第1ワイヤーロープ17,19を巻き込んでこれらを
引き下げ、これと相反運動する乾燥用昇降体11を第1
ガイドレール7,9に沿って支持塔10の高所へ図1,
4に示すように、上昇移動する。高所の消火ホースH
1,H2,H3を引き下げるには、上記巻上機30のハ
ンドル31を逆転操作し、ドラム33が2本の第1ワイ
ヤーロープ17,19を繰り出して引き上げ、これと相
反運動する乾燥用昇降体11をその自重で第1ガイドレ
ール7,9に沿って降下移動する。
【0020】上記巻上機30により、垂幕51を支持塔
10の前面10Aにおいて昇降するには、以下のように
消火ホースH1,H2・・・を掛けていない乾燥用昇降
体11を使用して行う。まず、垂幕51を支持塔10の
前面10Aにおいて降下させるには、消火ホースを掛け
ていない乾燥用昇降体11を巻上機30のハンドル31
により、図4の2点鎖線のように引き下げる。次に、第
2ワイヤーロープ47の他端の係止部49を図5のよう
に、支持塔の下部位置の係止受け部39Aから乾燥用昇
降体11の係止受け部(円環)11Cに掛け替える。続
いて、上記乾燥用昇降体11を巻上機30のハンドル操
作で上昇させると、これと相反運動する吊具を下部位置
へ下げることができる。(図5から図6を参照)。ここ
で、下部位置へ下げた吊具45から垂幕51を外し、新
しい垂幕51を結ぶ。
【0021】続いて、乾燥用昇降体11を巻上機30の
ハンドル操作で再び下部位置へ下げると垂幕51が上昇
する。ここで、第2ワイヤーロープ47の他端の係止部
49を乾燥用昇降体11の係止受け部(円環)11Cか
ら支持塔10の下部位置の係止受け部39Aにかけ替え
る。以上で、新しい垂幕が支持塔10の前面10Aに掲
げられる。尚、垂幕がない時も吊具45は、高い位置へ
引き上げられ、第2ワイヤーロープ47の係止部49を
支持塔10の係止受け部39Aに掛けておく。
【0022】上記の状態において、乾燥用昇降体11を
下部位置に配置しておくと、何時でも直ちに乾燥用昇降
体11に数本から30本前後の消火ホースをその中央部
で2つ折りにして吊り掛け、この乾燥用昇降体11を風
通しの良い高所まで第1巻上機30により吊り上げて自
然乾燥させることができる。
【0023】以上、本実施形態によると次のような効果
を奏することができる。垂幕51が支持塔10の前面1
0Aに掲げられ広報活動を行うとともに、消火ホースの
乾燥作業を行うことができ、1基で双方の機能を発揮で
きる。又、1つの巻上機30により、乾燥用昇降体11
の昇降動と、この乾燥用昇降体11の昇降動を利用して
の吊具45の昇降動とを選択的に行うことができ、1つ
の巻上機30で2つの駆動源を兼ねることができる効果
がある。
【0024】次に、図7を参照して本発明の第2の実施
形態を説明する。この実施形態は本発明の第1目的及び
第3目的を達成させるホース乾燥装置200を示してい
る。この実施形態は、乾燥用昇降体11を昇降動させる
第1巻上機30と、吊具45を昇降動させる第2巻上機
60とを別設させたことを特徴としている。
【0025】上記ホース乾燥装置200は支持塔10
と、上記支持塔10の各支柱3,5に沿って上下方向に
延長形成された一対の第1ガイドレール7,9と、上記
第1ガイドレール間に昇降可能に係合された消火ホース
H1,H2の乾燥用昇降体11と、一端を上記乾燥用昇
降体11に連結され、他端を支持塔上部の滑車21,2
3,25を経由して支持塔10の下部位置へ延長配置さ
れた第1伝達部材となる第1ワイヤーロープ17,19
と、上記第1ワイヤーロープの他端と連結された第1巻
上機30と、上記支持塔の前面10Aに上下方向に延長
形成された一対の第2ガイドレール41,43と、上記
第2ガイドレール間に昇降可能に係合された垂幕の吊具
45と、一端を上記吊具に連結され、他端を支持塔上部
の滑車49A,53を経由して支持塔の下部位置へ延長
配置された第2伝達部材となる第2ワイヤーロープ47
と、上記第2ワイヤーロープの他端と連結する第2巻上
機60とを具備している。上記第2ワイヤーロープ47
の他端は、支持塔10の下部位置に備える第2巻上機6
0のドラム63と連結されている。この第2巻上機60
は上記第1巻上機30と同一構成をなしている。また、
他の部材は上記第1の実施形態と同一符号を付して説明
を省略する。
【0026】上記ホース乾燥装置200においては、上
記支持塔10の前面10Aに昇降移動する吊具45に垂
幕51を結ぶ操作は以下のように行う。先ず、上記吊具
45を第2巻上機60で下部位置へ下げ、これに垂幕5
1を結ぶ。次に、吊具45を第2巻上機60で上昇させ
て垂幕を上昇する。これで、上昇移動した吊具45及び
垂幕51が支持塔10の前面に掲げられる。次に、消火
ホースH1,H2の乾燥を行う操作を説明する。上記消
火ホースH1,H2は、第1巻上機30で乾燥用昇降体
11を降下させ、これに数本から30本前後のホースを
その中央部で2つ折りにして吊り掛け、この乾燥用昇降
体11を風通しの良い高所まで第1巻上機30で吊り上
げ自然乾燥させる。
【0027】以上、本実施形態によると、垂幕51が支
持塔の前面10Aに掲げられ広報活動を行うとともに、
消火ホースの乾燥作業を行うことができ、1基で双方の
機能を発揮できる。又、垂幕とホースの昇降動作は干渉
し合うことなく各々独立した操作が行える効果がある。
【0028】本発明は、上記各実施形態に限定されるも
のではなく、その要旨内で更に変更が可能である。例え
ば、図8に示すように、巻上機を電動式にすることがで
きる。このホース乾燥装置300は、支持塔10の上部
の溝形鋼13,15に電動式の第1巻上機70を備え、
ドラム73に第1ワイヤーロープ17,19を連結させ
ている。そして、支持塔10の下部位置に備えた操作盤
S1により、第1巻上機70のモータM1を正逆転駆動
させ、乾燥用昇降体11と吊具47とを動力により昇降
動させる。尚、その他の部材は、上記第1の実施形態と
同一符号を付し説明を省略する。上記実施形態による
と、巻上機を電動式の第1巻上機70にすることによ
り、重量物の消火ホースH1,H2や垂幕51を軽快に
昇降動作させられる効果がある。尚、巻上機は昇降操作
が可能であれば支持塔の任意の位置、例えば下部に設置
されていても良い。又、図示はしないが、第2の実施形
態における第1,第2巻上機を各々電動式とすることが
できること勿論である。
【0029】又、上記実施の形態に示した第1,第2案
内部材についてはガイドレールによるものを例示した
が、要は、乾燥用昇降体又は垂幕の吊具の位置を規制し
ながら昇降可能に保持すればよいものであり、例えば、
ワイヤーロープを使用しても良く、又、ガイトポストを
立設し、これに乾燥用昇降体又は垂幕の吊具を外嵌めす
るようにしたものなど種々の態様が考えられる。又、第
2,第3実施の形態に示した係止部と係止受け部の構成
も、掛止具(フック)と掛止受け部(円環)によるもの
に限らず、例えば、マグネットを利用したもの等適宜公
知の連結手段が考えられる。
【0030】
【効果】以上詳述したように、本発明の請求項1のホー
ス乾燥装置によると、支持塔の前面を利用しここに垂幕
を吊り下げて広報活動を行うことができるとともに、消
火ホースの乾燥作業を行うことができ、1基で双方の機
能を発揮できる効果がある。
【0031】又、本発明の請求項2によると、支持塔の
前面を利用しここに垂幕を吊り下げて広報活動を行うこ
とができるとともに、消火ホースの乾燥作業を行うこと
ができ、1基で双方の機能を発揮できる。又、第1巻上
機により、乾燥用昇降体の昇降動と、この乾燥用昇降体
の昇降動を利用しての吊具の昇降動とを選択的に行うこ
とができ、1つの巻上機で2つの駆動源を兼ねることが
できる効果がある。
【0032】更に、本発明の請求項3によると、支持塔
の前面を利用しここに垂幕を吊り下げて広報活動を行う
ことができるとともに、消火ホースの乾燥作業を行うこ
とができ、1基で双方の機能を発揮できる。又、垂幕と
消火ホースの昇降動作は各々独立した別設の巻上機で自
由な操作が行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す図で、ホース乾燥
装置の斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示す図で、ホース乾燥
装置の断面図である。
【図3】本発明の打1実施形態を示す図で、ホース乾燥
装置の部分断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態を示す図で、ホース乾燥
装置の側面図である。
【図5】本発明の第1実施形態を示す図で、ホース乾燥
装置の作用説明図である。
【図6】本発明の第1実施形態を示す図で、ホース乾燥
装置の作用説明図である。
【図7】本発明の第2実施形態を示す図で、ホース乾燥
装置の斜視図である。
【図8】本発明の第3実施形態を示す図で、ホース乾燥
装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 ベース 3,5 支柱 7,9 第1ガイドレー
ル 10 支持塔 10A 前面 11 乾燥用昇降体 11C 係止受け部(円
環) 14 ホルダ 17,19 第1ワイヤーロ
ープ 21,23,25,49A,53 滑車 35A,35,37,39 ホースガイド 39A 係止受け部 41,43 第2ガイドレー
ル 45 吊具 47 第2ワイヤーロ
ープ 49 係止部(フッ
ク) 51 垂幕 30 巻上機(第1巻
上機) 60 第2巻上機 31,61 ハンドル 33,63,73 ドラム 70 電動式巻上機 H1,H2 消火ホース M1 モータ S1 操作盤 100,200,300 ホース乾燥装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持塔に上下方向に延長形成された左右
    一対の第1案内部材を設け、上記第1案内部材に沿って
    昇降する消火ホースの乾燥用昇降体を設け、上記乾燥用
    昇降体を第1伝達部材を介して巻上機と連結し、更に、
    上記支持塔の前面に上下方向に延長された左右一対の第
    2案内部材を設け、上記第2案内部材に沿って昇降する
    垂幕の吊具を設け、上記吊具を第2伝達部材を介して消
    化ホースを掛けていない乾燥用昇降体又は別設の巻上機
    と連結したことを特徴とするホース乾燥装置。
  2. 【請求項2】 支持塔と、上記支持塔に上下方向に延長
    形成された一対の第1ガイドレールと、上記第1ガイド
    レール間に昇降可能に係合されたホースの乾燥用昇降体
    と、支持塔の巻上操作可能な位置に配置された巻上機
    と、上記巻上機と乾燥用昇降体とを連結する第1ワイヤ
    ーロープと、上記支持塔の前面に上下方向に延長形成さ
    れた一対の第2ガイドレールと、上記第2ガイドレール
    間に昇降可能に係合された垂幕の吊具と、一端を上記吊
    具に連結され他端を支持塔上部の滑車を経由して支持塔
    の下部位置へ延長配置された第2ワイヤーロープと、上
    記第2ワイヤーロープの他端に設けられ支持塔の下部位
    置の係止受け部又は乾燥用昇降体の係止受け部のいずれ
    かに選択的に係止される係止部と、を具備したことを特
    徴とするホース乾燥装置。
  3. 【請求項3】 支持塔と、上記支持塔に上下方向に延長
    形成された一対の第1ガイドレールと、上記第1ガイド
    レール間に昇降可能に係合されたホースの乾燥用昇降体
    と、支持塔の巻上操作可能な位置に配置された第1巻上
    機と、上記第1巻上機と乾燥用昇降体とを連結する第1
    ワイヤーロープと、上記支持塔の前面に上下方向に延長
    形成された一対の第2ガイドレールと、上記第2ガイド
    レール間に昇降可能に係合された垂幕の吊具と、支持塔
    の巻上操作可能な位置に配置された第2巻上機と、上記
    第2巻上機と吊具とを連結する第2ワイヤーロープと、
    を具備したことを特徴とするホース乾燥装置。
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