JP2840436B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

ドラム式洗濯機

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JP2840436B2
JP2840436B2 JP2319972A JP31997290A JP2840436B2 JP 2840436 B2 JP2840436 B2 JP 2840436B2 JP 2319972 A JP2319972 A JP 2319972A JP 31997290 A JP31997290 A JP 31997290A JP 2840436 B2 JP2840436 B2 JP 2840436B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、ドラム式洗濯機に関する。
(ロ) 従来の技術 従来より、フレーム内に外槽を支持し、この外槽内に
横軸型のドラムを回転自在に支持し、このドラムを回転
させることにより、ドラム内に投入された洗濯物を洗濯
する洗濯機はよく知られているが、斯かる洗濯機にあっ
ては、ドラムを回転させた時に、外槽内に所定量以上の
発泡が生じることがある。
このように、発泡が生じると、その泡によってドラム
の回転が阻害されるばかりか、泡が外槽の壁面に付着
し、次の工程時に洗濯水を汚す問題がある。
そこで、槽内に発生した所定量以上の泡を検知した時
に、警報を発して使用者に洗濯水の希釈を促すものが、
特開昭59−118195号公報(D06F33/02)に示されてい
る。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 従来例にあっては、発泡の検知手段としてフロートを
用いているので、このフロートを押し上げるには、相当
な量の泡を必要とし、発泡がかなり進行した状態でない
と検知できない問題がある。
一方、一対の電極の導通状態で検知することも知られ
ているが、このように電極で検知するものは、飛散した
水によっても導通することがあり、検知ミスを起こしや
すい問題がある。
本発明は、ドラム式洗濯機の改良に関し、斯かる問題
点を解消するものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明のドラム式洗濯機は、フレーム内に弾性的に吊
り下げ支持された外槽と、この外槽内に回転自在に設け
られた横軸型のドラムと、このドラム回転させるための
駆動手段と、前記外槽の壁面に設けられ、溢水口を介し
て連通する溢水室と、この溢水室内に配設され、溢水室
内に侵入した泡によって導通する一対の電極と、前記溢
水口の下部に、前記外槽内に突出するように設けられた
遮蔽壁とを設けたものである。
(ホ) 作用 即ち、電極を、外槽とは溢水口を介して隔離させた溢
水室内に設けているので、所定量以上の泡のみが溢水室
内に侵入し、電極を導通させる。
また、洗濯時にドラムが回転することで、洗濯水面上
の泡が、ドラムにかき上げられて、外槽の壁面に伝いな
がら下方から上昇し、溢水口にまで至るが、これは、遮
蔽壁によって、溢水室への進入を阻止される。
(ヘ) 実施例 本発明の実施例を各図面に基づいて説明する。
1は板金製のフレーム、2は合成樹脂にて横軸ドラム
形状に形成された外槽、3は前記フレーム1の下部を支
持する合成樹脂製の基台、4はこの基台の底部に設けら
れた開口部5を開閉するための遮蔽板である。前記開口
部4は梱包時に前記外槽2を固定するための固定具を挿
入するためにある。
6…は前記外槽2を前記フレーム1の上部四隅の引掛
部A7に弾性的に吊り下げ支持するための4組の上部支持
体である。前記引掛部A7は、第6図に通り、前記フレー
ム1の上端に4ケ所設けられており、長円の引掛孔7aと
真円の引掛孔7bを交互に配列することにより構成されて
いる。そして、前記鉤部6aは、第7図の通り、前記長円
の引掛孔7aから挿入され、長円と真円の各引掛孔7a,7b
と間に、鳥居型のプラスチック製保護部材9を介して引
っ掛られる。この時、前記長円と真円の各引っ掛け孔7
a,7bは交互に複数設けてあるので、前記鉤部6aは、前記
フレーム1の前後方向にその引掛位置を変えることがで
きる。従って、洗濯機の設置場所が水平でなく、洗濯機
を傾けざるを得ない場合であっても、この引掛位置を変
えることで、外槽2がフレーム1に衝突しにくいように
調整できる。
また、微調整で済む場合には、わざわざ前記鉤部6aを
長円の引掛孔7aから外さなくても、前記鉤部6aを180度
回転させることにより、反対側の真円の引掛孔7aに引っ
掛けることができる。
一方、前記外槽2に形成された引掛部B8も上下方向に
引掛孔8a,8bを有している。状況に応じていずれか1つ
を選択できる。
10…は前記外槽2の下部で前記基台3との間に配設さ
れた下部支持体、11は前記外槽2の上部を上方に角筒状
に突出させることにより一体形成された筒体であり、こ
れにより前記外槽2上部に衣類投入口B12が形成されて
いる。13は前記フレーム1の上端に固定された合成樹脂
製の上面板であり、その中央部に凹部14が形成されて、
ここに衣類投入口A15が開設されている。16は前記衣類
投入口A15を開閉するために、前記凹所14の後縁に枢支
された上蓋であり、前記凹所14とほぼ同じ上面積を有す
ると共に、その上面が前記上面板13とほぼ面一となるよ
うに、前記凹所14内に収容されている。17は前記凹蓋16
の開放を阻止するための上蓋ロック装置、18…は前記上
面板13に配設されたキーボードであり、洗濯プログラム
の選択キーや、プログラムを一時的に停止させるための
一時停止キーや、前記上蓋ロック装置17を解除するため
の上蓋開放キー等が配列されている。
19は蛇腹状のゴムパッキンであり、これにより前記衣
類投入口15と投入口B12とが水密的に接続されている。
ここで、前記衣類投入口A15、ゴムパッキン19及び衣
類投入口B12の各取り付け構造を第8図乃至第10図に基
づいて説明する。
前記ゴムパッキン19の両端部には、夫々180度の折返
部19a,19bが形成されている。また、この折返部19a,19b
は比較的厚肉に形成されている。20は前記投入口B12の
上端にネジ止めされた固定部材であり、下向きの環状凹
溝A21を有している。そして、この凹溝A21内に前記ゴム
パッキン19の下端の折返部19aを嵌合した状態で、固定
部材20を前記筒部11の上端に固定すると、ゴムパッキン
19の下端が固定部材20と筒部11の上端との間で挟持固定
される。22は前記投入口A15の口縁を1段低くすること
により形成された段部、23はこの段部22の内縁に形成さ
れた上向きの環状凹溝Bであり、前記ゴムパッキン19の
上端の折返部19aが嵌合される。24は前記段部22にネジ
止めされた押さえ枠体であり、前記折返部19aを上方か
ら押さえるためのものである。この押さえ枠体24には、
前記段部22にネジ止めされる水平面24aと、前記段部22
と共同して上向きの環状溝25を構成する垂直面24bと、
この垂直面24bの上端に連続して前記ゴムパッキン19の
上部を覆う円弧面24cとを有している。26は前記環状溝2
5内に嵌合されて、前記枠体24の固定用ネジ27…を覆い
隠す発泡ゴムである。
さて、前記外槽2はその前面壁2aのみ別体に形成さ
れ、この前面壁2aは前記外槽2の前面開口から後述する
ドラムを収納した後に止着される。28は前記前面壁2aの
中央部に形成された導出開口、29は前記前面壁2aの外面
に形成された送風ダクトであり、前記導出開口28を取り
囲むように涙滴状に形成され、且つ、第4図の通り、そ
の導入口部29aが左上方45度の方向へ延出している。ま
た、この送風ダクト29は、前記壁2aから涙滴状の壁を立
設し、これに金属製の耐熱カバーを被せることにより構
成してもよい。
30はこの送風ダクト29における前記導出開口28と対向
する壁面29bに形成された凹部、31はこの凹部30内に固
定されたドラム前部軸受けであり、凹部30内に収容され
ているために、前記壁面29bとほぼ面一である。32は前
記送風ダクト29内に配設されたシーズヒータAである。
このシーズヒータA32は、1本のヒータ管をU字状に折
曲形成し、それを3本重ね合わせて1組としたものであ
って、その基部32aを前記送風ダクト29の最下部に固定
し、更に、U字状の端部を、前記導入口部29aに向けて
指向させている。従って、前記ヒータA32は、前記ドラ
ム前記軸受け31を取り囲み、且つ前記導出開口28に近接
対向している。33〜35は前記ヒータA32を前記壁面29bに
固定するための固定金具Aであり、片面が開放する円筒
形状を成し、閉塞端部が前記乾燥ダクト29内に位置する
ように、前記壁面29bの外側から嵌合固定され、この閉
塞端部にヒータA32が固定される。36は前記固定金具A34
に、その開放端部から挿入固定された負特性サーミスタ
A、37は前記固定金具A35に、その開放端部から挿入固
定された負特性サーミスタB、38は前記前面壁2aの内面
に、前記導出開口28を取り囲むように形成された環状溝
A、39は前記前面壁2aの1/2の高さ位置に開設された溢
水口、40は前記前面壁2aに一体形成され、前記溢水口39
からの溢水を導出するための溢水室、41,41は異常発泡
を検出するために該溢水室40内に配設された一対の電
極、42は前記溢水室40の最下部と外槽2とを連通させる
小孔で、この溢水室40内に残った水を前記外槽2内に排
出させるためのものである。この小孔42は、1辺が7mm
以下の正方形状とすることにより、前記外槽2内で発生
した泡が、この小孔42から前記溢水室40内に侵入しにく
いようにしている。43は前記前面壁2aの内面における前
記溢水口39に下縁に沿って突出形成された遮蔽リブA、
44は同じく前記小孔42の周囲に、この小孔42を取り囲む
ように突出形成された遮蔽リブBである。45は前記前面
壁2aの下部に一体形成されたエアートラップであり、前
記上面板13の裏面側に固定された水位センサー(後述す
る)に圧力ホース46を介して接続されている。47は前記
前面壁2aの溢水レベルよりも上方の位置に一体に形成さ
れた循環ダクトであり、循環口48を介して前記外槽2内
と連通している。49は前記循環ダクト47に配設された送
風ファン、50は前記送風ファン49の送風出口と前記送風
ダクト29の導入口部29aとを接続する接続管、51は前記
送風ダクト29の導入口部29a近傍に設けられ、前記接続
管50からの風が前記ヒータA32に直接当るように指向さ
せる整流リブである。即ち、この実施例では、乾燥風の
吸い込み口である前記循環口48と吹き出し口である前記
導出開口28とを同一平面上に設け、乾燥風路を前記外槽
2の片側面に集約したので、機器本体の前後方向の寸法
を小さくし、機器のコンパクトを図っている。
52は前記外槽2の底部に設けられた排水口部、53はこ
の排水口部52からの排水を機外に導出するための排水ホ
ースであり、この排水ホース53には前記溢水室40の底部
が溢水ホース54を介して接続されている。55は前記排水
口部52を開閉するための排水電動弁であり、周知の如
く、排水モータ56の回転力でワイヤーを巻き取ることに
より弁を開放し、モータの回転力を断つことにより、弁
が図示しないスプリングの付勢で閉塞状態に復帰する。
57は前記フレーム1の後方上部に固定された二連式の
給水電磁式弁装置であり、一方の給水弁A57aは仕上げ剤
投入容器58に接続されている。また、この仕上げ剤投入
容器58は、蛇腹ホース59を介して前記筒体11に形成され
た接続口部60に接続されている。即ち、前記給水弁A57a
からの水は、前記仕上げ剤投入容器58を介して前記外槽
2内に供給されるので、前記仕上げ剤投入容器58内に貯
留されている柔軟剤等の仕上げ剤が、水と共に外槽2内
に投入される。また、前記仕上げ剤投入容器58内には、
図示しないが、投入された仕上げ剤をバイパスするため
の水路を有しており、適宜切り替え手段により切り替え
られて、前記給水弁A57aからの水を、仕上げ剤を回避し
て前記外槽2内に供給することもできる。
61は前記給水弁A57aからの水の一部を前記乾燥ダクト
29内に導入すべく、前記給水弁A57aと乾燥ダクト29との
間に接続された分岐ホースAであり、このホースA61か
らの水により、前記ヒータA32を冷却し、火災事故を未
然に防止している。尚、給水中は、前記ヒータA32に通
電されることは絶対にないので、ヒータA32の通電中に
水をかけてしまうことはない。
62は同じく前記給水弁A57aからの水の一部を前記溢水
室40内に上方から導入すべく、前記給水弁A57aと溢水室
40との間に接続された分岐ホースBであり、このホース
B62からの水により、前記溢水室40内の電極41、41が洗
浄される。
また、他方の給水弁B57bは給水ホースB63を介して前
記外槽2の周壁に接続されている。そして、前記外槽2
内には、この給水ホースB63からの水を受けるパイプ64
が設けられており、このパイプ64を介して、前記給水ホ
ースB63からの水を、第3図矢印Qの如く、外槽2の内
周面に膜状に伝い落とす。
65は前記外槽2の内底部に配設されたシーズヒータ
B、66はこのヒータB65を固定するための固定金具Bで
あり、前記固定金具A33〜35と同形状のもので、この固
定金具B66内にも負特性サーミスタC67が配設されてい
る。68は前記外槽2の後面壁の中心部に固定されたドラ
ム後部軸受けである。
さて、69は前記外槽2内に回転自在に支持された合成
樹脂製のドラムであり、前面開放型胴部70と、前記胴部
70の前面側に装着された流体バランサ71と、該バランサ
71の前面側に固定された端板72とで構成されている。
73…は前記胴部43の内周面に沿って120度毎に膨出形
成された断面三角状のバッフル、74…は前記胴部70の周
囲に多数穿設された透孔、75…は前記胴部7の内周面に
沿って一体に多数立設された横リブAである。
前記端板72の中央部には、前記導入開口28に対向され
る吸入口部76が形成され、この吸入口部76の中央部に支
軸77が固定されている。
78は前記胴部70の後面板の中心部に固定された十字状
の補強用アングル、79はこのアングル78の中心部に固定
された支軸、80は前記端板72に前記吸入口部76を取り囲
むように形成された環状溝Bであり、前記外槽2の環状
溝A38に対し遊嵌され、これにより、前記導出開口28と
吸入口部76との間にラビリンス効果によるシール構造が
形成されている。
そして、乾燥時には乾燥風が、前記送風ファン49−接
続管50−送風ダクト29−吸入口部76−ドラム69内−循環
口48−循環ダクト47−送風ファン49−…と循環する。ま
た、この乾燥時には、前記給水弁B57bが駆動されて、前
記外槽2の周壁から前記排水口部52にかけて、水が膜状
に流れており、この水膜に熱交換後の乾燥風が触れるこ
とにより、冷却され、除湿される。
81は前記ドラム69の周面に形成された衣類投入口Cで
あり、第3図の如く、この投入口C81の中心線上に前記
アングル78の腕が一致するように形成されている。82は
この投入口C81を開閉すべく、前記ドラム69の周面に沿
ってスライド可能に設けられた合成樹脂製蓋体、83はこ
の蓋体82の一側縁部と前記投入口C81の口縁との間に形
成された系脱機構、84、85は前記蓋体82の上面中央部に
一体に凹設された貯留部で、予め洗剤を貯留しておく所
である。
そして、前記ドラム69は、その支軸77,79でもって、
前記ドラム前部軸受け31及びドラム後部軸受け68に回動
自在に支持される。更に、前記支軸79は、前記外槽2の
後面壁から突出されて、ここに駆動プーリ86が固定され
ている。87は前記外槽2の外底部に固定された三相誘導
モータであり、前記駆動プーリ86に対し、小プーリ88及
びベルト89を介して連結されている。そして、前記誘導
モータ87は後述するがインバータによって駆動されて、
洗濯、乾燥時には低速で回転され、脱水時には高速で回
転される。
90は前記ドラム69が回転しないように固定するための
ドラムロック装置であり、以下の通り構成されている。
即ち、91は前記小プーリ88に一体形成された歯車、9
2,92はその一端側に前記歯車91に係止する爪93が形成さ
れた係止レバーであり、その中央部が枢支されていると
共に、前記一端側は、バネ94により、前記歯車91との係
止状態を解除する方向に回動付勢されている。95は前記
係止レバー92の他端側に、連結線96及びスプリング97を
介して連結されたトルクモータであり、前記連結線96を
巻き取ることにより、前記係止レバー92を、前記バネ94
の付勢力に抗して回動して、前記爪93を歯車91に係止さ
せる。爪93が係止すると、前記歯車91が回転しなくなる
から、この歯車91に連動する前記ドラム69がロックされ
る。
また、前記トルクモータ95をOFFすると、前記バネ94
の付勢力で、爪93が歯車91から外れて、ドラム69のロッ
クが解除される。
96は前記駆動プーリ86に取着された磁石、97は前記外
槽2における前記磁石96と最も近接対向する位置に配設
されたリードスイッチであり、前記駆動プーリ86の回転
に伴い、前記磁石96が近接した時に閉成し、離間すれば
開成する。即ち、前記リードスイッチ97が1回開閉すれ
ば、前記ドラム69が1回転したことになる。また、予め
この磁石96とリードスイッチ97とが近接した状態で、前
記投入口C81と投入口B12とが合致するように設定されて
いる。
98は前記外槽2の上部側方に側方へ突出するよう形成
された突出部、99は異常振動検知レバーであり、第12図
及び第13図の通り、一端側に円弧状に折曲された湾曲部
100を有している。前記レバー99は前記湾曲部100を前記
突出部98に近接対向させた状態で、突出部98と反対の方
向に回動するように、その中央部が、前記上面板13に固
定された固定レバー101に枢支されている。また、前記
レバー99の他端側は、マイクロスイッチ102の作動部に
対向し、定常的には、バネ103によって、この他端側で
前記スイッチ102をONするように付勢されている。
そして、前記外槽2が過度に揺動して、前記突出部98
が前記湾曲部100に衝突すると、第13図の通り、前記レ
バー99はばね103の付勢力に抗して回動し、前記スイッ
チ102をOFFさせる。この時、前記外槽2は左右だけでな
く前後方向にも揺動し、突出部98が湾曲部100の内面に
おける側方寄りに衝突することがあるが、このときもレ
バー99は、前記湾曲部100の円弧形状に従って円滑に案
内されて左右方向に回動する。
次に、本実施例の洗濯・脱水・乾燥機の制御機構を第
14図及び第15図に基づいて説明する。
104は制御の中心となるマイクロコンピュータ(例え
ば三洋電機株式会社製LC6523型、以下マイコンと称す)
であり、その構成は周知の如く、CPU105(central proc
essing unit)、RAM106(random access memory)、ROM
107(read only memory)、タイヤー108、システムバス
109及び入出力装置110,111から構成される。
前記CPU105は、制御部112と演算部113とから構成さ
れ、前記制御部112は、命令の取り出し及び実行を行
い、前記演算部113は、命令の実行段階において、制御
部112からの制御信号によって入力機器やメモリから与
えられるデータに対し、二進加算、論理演算、増減、比
較等の演算処理を行う。前記RAM106は、機器に関するデ
ータを記憶するためのものであり、前記ROM107は、予め
機器を動かすための手段や判断のための条件の設定、各
種情報の処理をするためのルール等を読み込ませておく
ものである。
そして、前記マイコン104には、前記一時停止キー等
の各種操作キー群から構成される入力キー回路114、前
記水位センサー115、前記異常振動検知用マイクロスイ
ッチ102、前記リードスイッチ97、前記電極41,41を利用
した異常発泡検知回路116、第1〜第3温度検知回路11
7、118、119等からの信号が入力され、マイコン104は、
これらの情報に基づいて前記モータ87の回転用インバー
タ回路120、前記給水電磁弁A57a、前記給水電磁弁B57
b、前記排水弁用モータ56、前記送風ファン49、前記乾
燥ヒータA32、前記ヒータB65、ブザー鳴動回路121、各
種発光ダイオード(LED)群から構成される表示装置12
2、前記上蓋ロック装置17、前記ドラムロック装置90に
駆動信号を夫々送出する。123は前記各負荷を駆動する
ドライバ回路である。
前記インバータ回路120は、従来周知の構成であるの
で、説明を省略するが、直流電圧を所定周期のパルスに
変換し、モータ87に印加するものである。モータ87の回
転数は、印加される電圧の周波数に比例するから、前記
マイコン104は、このインバータ回路120の周波数を変化
させることにより、前記モータ87の回転数を自由に変え
ることができる。
また、前記マイコン104は前記リードスイッチ97から
の開閉信号が入力される毎にそれを計数し、単位時間当
りのドラムの回転数(r.p.m)を判定する。
前記水位センサー115は、従来周知の構造であるの
で、その詳細を説明は省略するが、要するに、前記外槽
2内の水位変化によるエアートラップ45内の圧力変化に
応動して、磁性体をコイル内に出入りさせて該コイルの
インダクタンスを変化させ、更に、このコイルのインダ
クタンス変化を発振回路の発振周波数変化として取り出
し、前記マイコン104に入力するものである。
第16図は、この水位センサー115の具体的回路を示し
ている。
即ち、コイル124がコンデンサ125,126と共に発振回路
127を構成しており、前記コイル124のインダクタンス変
化により発振周波数が変化する。この信号はバッファア
ンプ128で整形増幅され、パルス信号として、前記マイ
コン104に入力される。
前記マイコン104は、このパルス信号の発振周波数を
判別することにより、槽内の水位を連続的且つ広範囲に
検出する。
前記第1温度検知回路117は、前記送風ダクト29内の
温度TAを検出するためのもので(送風ダクト29は前記外
槽2内に連通しているので、結果的に外槽2内への入口
の温度を検知することになる)、第17図の通り、定電圧
VREFを、前記サーミスタA36の抵抗散RTHと抵抗R2とで
分圧することによって決定される電圧VR2を、前記マイ
コン104に入力するもので、前記マイコン104は入力され
た電圧値を、内蔵のA/D変換器により変換して、前記ROM
107内に記憶している基準値と比較し、温度TAを検知す
る。R1は電流制限用抵抗である。
また、前記第2温度検知回路118及び第3温度検知回
路119も、前記第1温度検知回路117と同様であり(但
し、各種抵抗値は適宜異ならせてある)、第2温度検知
回路118は、前記サーミスタB37の抵抗値変化で前記ヒー
タA32近傍の温度TBを検知し、第3温度検知回路119は、
前記サーミスタC67の抵抗値変化で前記ヒータB65近傍の
温度TC(乾燥時にあっては、外槽2底部に除湿水が流れ
ているので、この除湿水の温度)を検知する。
ここで、前記上蓋ロック装置17を第18図乃至第20図に
基づいて説明する。
129は断面矩形状のケース、130はこのケース129に収
納された円筒状の電磁ソレノイド、131は前記ケース129
内に設けられた前記ソレノイド130の保持部、132は前記
ソレノイド130のプランジャ133にピン134によって連結
された移動ブロックであり、互いに平行な2つのプレー
ト135,136及びこれらを連結する3本の連結棒137を有
し、前プレート135がピン134によって前記プランジャ13
3に固定されている。そして、この前プレート135の下部
には、前方に突出する楔状の突起138が固着され、この
突起138が前記ソレノイド130の前方に取り付けられたマ
イクロスイッチ139の作動部に作用する。従って、マイ
クロスイッチ139は、前記ソレノイド130の状態即ち移動
ブロック132の位置に応じて、ON又はOFF信号を出力す
る。
前記ソレノイド130は連結棒137によって囲まれた移動
ブロック132の空間に収納され、前記移動ブロック132の
後プレート136とソレノイド130との間には、バネ140が
介挿されている。このバネ140は、定常的には前記ソレ
ノイド130と後プレート136とを互いに近接方向に引き合
う。しかし、前記ソレノイド130が付勢されると、前記
ソレノイド130のプランジャ133が引き込まれて、前記移
動ブロック132がバネ140の付勢力に抗して後方に移動す
る。
前記後プレート136には係止部141が形成され、この係
止部141にロック解除ひも142の先端の長円部143が係止
されている。前記ケース129の上面には、前記上蓋16を
閉じた時に、上蓋16の下面に形成されているラッチ144
が挿入されるラッチ孔145が形成されている。このラッ
チ144は、軸144aによって回動自在に取り付けられ、ラ
ッチばね144bによって矢印F方向に定常的に付勢されて
いる。従って、ラッチ144は、前記上蓋16を押し下げた
時、前記ばね144bの付勢力によって、前記ラッチ孔145
の内周縁に形成された係止部145aに係合する。
そして、前記ラッチ孔145の下方には、ラッチ144が挿
入された時にラッチによって押される作用片146が軸147
によって回動自在に取り付けられており、また、その軸
147には更に別の作用片148が固定されている。この作用
片148はその近傍に取り付けられたマイクロスイッチ149
の作動部に作用する。従って、マイクロスイッチ149か
らは、ラッチ144が挿入されているか否かに応じてON又
はOFF信号が出力される。
而して、前記マイコン104からの信号に応じて、前記
ソレノイド130がOFFされると、第19図の通り、前記プラ
ンジャ133が突出し、移動ブロック132が前方即ち矢印C
方向とは逆の方向に移動する。すると、前記移動ブロッ
ク132の前方の突起138によってマイクロスイッチ94がON
されると共に、ラッチ孔145の係止部145aに係止された
ラッチ144によって作用片146が押し下げられるので、作
用片146によってマイクロスイッチ149がONされる。
一方、前記ソレノイド130がONされると、第20図の通
り、プランジャ133が引き込まれて、移動ブロック132が
バネ140に抗して後方に移動する。すると、後プレート1
36に形成された突起150がラッチ144を反矢印F方向に押
すので、ラッチ144が係止部145aから外れ、スプリング1
44b及び押し上げばね151によって上蓋16が上方に押さ
れ、開放される。
尚、前記ソレノイド130をOFFした状態で、ロック解除
ひも142を矢印C方向に引くと、移動ブロック132が後方
に移動し、前記上蓋16を強制的に開放させることができ
る。
また、第18図において、152や153は前記ラッチ144が
係止部145aに係止しないようにするためのアダプターで
ある。即ち、アダプター152は前記ラッチ144に装着さ
れ、アダプター152は前記ラッチ孔145に装着されるもの
で、これらのいずれかを装着することにより、ラッチ14
4が係止部145aに係止しないようになり、製品検査や店
頭展示の際に、わざわざ電源を入れることなく、前記上
蓋16を手動で手軽に開閉することができる。
第21図は前記異常発泡検知回路116を示している。即
ち、一方の電極41は抵抗R1、R2、トランジスタA154を介
して、前記マイコン104の端子PAに接続され、他方の電
極41は抵抗R3、トランジスタB155を介して、前記マイコ
ン104の端子PBに接続されている。尚、抵抗R2、R4は電
流制限用抵抗、抵抗RTはトランジスタのON−OFFを確実
に行わせるための抵抗である。
そして、前記マイコン104は、洗濯機の稼働中、前記
端子PAを接地状態にしておく。すると前記溢水室40内に
侵入した所定量以上の泡により電極41,41が導通した時
に、トランジスタB155が導通して、端子PBが接地状態と
なるため、マイコン104は発泡が生じたことが判る。
而して、本実施例の洗濯機は、前記マイコン104の制
御の下に、洗い−中間脱水−第1すすぎ−中間脱水−第
2すすぎ−最終脱水−乾燥の各工程を順次実行する。
そして、洗濯工程時には、前記モータ87により、前記
ドラム69が低速(約50r.p.m)で繰り返し反転され、ド
ラム69内の洗濯物が前記バッフルにかき上げられては上
方から下方へ落下する所謂たたき洗いが行われると同時
に、前記横リブA75…により擦り洗われる。更に、この
間、洗濯水が前記ヒータB65により加熱されて、洗浄効
率の向上が図られている。
また、脱水工程時には、前記モータ87により、前記ド
ラム69が高速(約800r.p.m)で一方向回転されて、ドラ
ム69内の洗濯物が遠心力で脱水される。
さて、前記洗い工程にあっては、洗剤濃度が高い場合
に、前記ドラム69の反転で、洗剤水がかき混ぜられて、
外槽2内に過度の発泡が生じ、ドラム69の回転を阻害し
たり、外槽2の壁面に付着して、すすぎ水を汚染するこ
とがある。
そこで、第22図の通り、前記マイコン104は、プログ
ラムの実行中、常時前記電極41、41の導通状態を調べる
ことにより、過度の発泡現象を検知し、その解消プログ
ラムを実行する。
即ち、外槽2内で過度に発生した泡は、、前記溢水室
40内に進入し、前記電極41、41を導通させるので、前記
マイコン104は、電極41、41が2秒間連続して導通する
と、槽内に過度の発泡が生じたと判断し、工程を一時中
断する(S−1)。また、発泡を検知した時点で、一
旦、前記異常発泡検知回路116の機能を停止させる(ト
ランジスタA154及びトランジスタB155を非導通状態にす
る)(S−2)。
そして、前記排水弁55を15秒間開放して、槽内の洗剤
水を一部排出し(S−3)、その後、排水弁55を閉じ
て、前記ドラム69を低速(30r.p.m)で回転させなが
ら、同時に槽内に給水する(S−4)。このドラム69の
回転は、10秒間行われ、給水は13秒間行われる。
給水停止後、水面が静まるまで15秒間静止し(S−
5)、設定水位まで水位を復帰させた後(S−6)、前
記異常発泡検知回路116の機能を復活させ(S−7)、
工程を続行する(S−8)。
また、同一工程中に、過度の発泡を15回検知すると、
発泡解消不可能と判断して、ブザー等により外部に異常
を報知する(S−9)。
ここで、本実施例の洗濯機は、ドラム式であるので、
ドラム69の回転に伴って、洗濯水面上の泡が外槽2の壁
面を伝って下方から上昇し、前記溢水口39近傍に至るこ
とがある。そして、この泡が、溢水口39から溢水室40内
に侵入すると、過度でもないのに電極41、41が導通して
しまうことになるが、本実施例では、前記遮蔽リブA43
により、溢水口39を、この下方から伝ってくる泡から隔
離している。
(ト) 発明の効果 本発明のドラム式先端機の構成にあっては、所定量以
上の泡以外の原因による発泡検知用電極の導通を防止す
る構造であるので、検知精度が良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のドラム式洗濯機の概略斜視図、第2図
は同じく側断面図、第3図は同じく縦断面図、第4図
(イ)は同じく要部断面せる正面図、同図(ロ)は同図
(イ)中A−A断面図、第5図は同じく要部断面せる背
面図、第6図(イ)はフレームの平面図、同図(ロ)は
同じく引掛部Aの拡大図、第7図は鉤部と保護部材との
係止関係を示す説明図、第8図は外槽、パッキン及び上
面板の相互の取り付け関係を示す斜視図、第9図は同じ
くA部拡大図、第10図は同じく分解斜視図、第11図は外
槽の前面壁の裏面図、第12図及び第13図は異常振動検知
レバーの構造及び作動状態を示す斜視図、第14図は制御
機構のブロック回路図、第15図はマイコンのブロック構
成図、第16図は水位センサーの具体的回路図、第17図は
温度検知回路図、第18図は上蓋ロック装置の分解斜視
図、第19図及び第20図は同じく動作説明のための側断面
図、第21図は異常発泡検知回路図、第22図は異常発泡検
知動作を示すフローチャートである。 1……フレーム、2……外槽、39……溢水口、40……溢
水室、43……遮蔽リブA(遮蔽壁)、69……ドラム、87
……モータ、104……マイクロコンピュータ、120……イ
ンバータ回路(87,104,120:駆動手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 賢二 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−151989(JP,A) 特開 昭59−120197(JP,A) 特開 平2−55086(JP,A) 実開 昭54−46166(JP,U) 実公 昭49−19823(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06F 33/02 D06F 25/00 D06F 39/08 311

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレーム内に弾性的に吊り下げ支持された
    外槽と、この外槽内に回転自在に設けられた横軸型のド
    ラムと、このドラムを洗濯時には低速で回転させ、脱水
    時には高速で回転させるための駆動手段と、前記外槽の
    壁面に設けられ、溢水口を介して連通する溢水室と、こ
    の溢水室内に配設され、溢水室内に侵入した泡によって
    導通する一対の電極と、前記溢水口の下部に、前記外槽
    内に突出するように設けられた遮蔽壁とを設けたことを
    特徴とするドラム式洗濯機。
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