JP2895938B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機

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JP2895938B2
JP2895938B2 JP2243390A JP24339090A JP2895938B2 JP 2895938 B2 JP2895938 B2 JP 2895938B2 JP 2243390 A JP2243390 A JP 2243390A JP 24339090 A JP24339090 A JP 24339090A JP 2895938 B2 JP2895938 B2 JP 2895938B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は外槽内に配された洗濯槽を回動又は回転させ
て洗い工程,すすぎ工程,脱水工程及び乾燥工程を実行
する洗濯乾燥機に関する。
〔従来技術〕
フレーム内に外槽を支持し、該外槽内に横軸型の洗濯
槽である合成樹脂製のドラムを回転自在に支持してあ
り、前記ドラムを低速で往復回動させて衣類の洗い及び
すすぎを行い、前記ドラムを高速で回転させて脱水を行
い、前記ドラムを回転させつつヒータにて加熱された温
風をドラム内に送風して乾燥を行うドラム式の洗濯乾燥
機が実公昭52−49570号公報に開示されている。
このような洗濯乾燥機を使用する場合、使用者は予
め、洗い工程→すすぎ工程→脱水工程→乾燥工程からな
る標準的な洗濯コース又は前述の如き各工程の中で所望
の工程を選択してなる選択的な洗濯コースを設定し、そ
の設定後、洗濯乾燥機の運転を開始させる。運転が開始
されると、洗濯乾燥機は設定された洗濯コースの各工程
を自動的に逐次実行させるようになっている。前記脱水
工程では、洗い工程及び/若しくはすすぎ工程の終了後
の外槽内の排水を行い、外槽内の水位が所定水位以下に
なった場合に、脱水のためのドラムの回転を開始させる
ようになっており、この脱水は乾燥工程での乾燥を有効
的に行うために不可欠なものとなっている。なお、前述
の如く設定された洗濯コースの各工程は必要に応じて夫
々運転中に設定解除することが可能となっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、前述の如き従来の洗濯乾燥機では、選択的
な洗濯コースを設定するとき、使用者の誤操作によっ
て、洗い工程又はすすぎ工程を含み、脱水工程を実行せ
ずに乾燥工程を実行する洗濯コースが設定される場合が
あり、また、標準的な洗濯コースを設定していても誤操
作によって運転中に脱水工程が設定解除される場合があ
る。これらの場合には洗い工程又はすすぎ工程の後、脱
水工程を省略して乾燥工程に移行する運転がなされる。
洗い工程又はすすぎ工程の終了後の排水は前述の如く脱
水工程において行われるようになっているので、脱水工
程が省略された場合には、外槽内に洗濯水が貯った状態
で乾燥工程が実行されることとなり、有効的な乾燥工程
の実行ができず、経済的な運転が行えないという問題が
あった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、洗
い工程又はすすぎ工程を含み、脱水工程を実行せずに乾
燥工程を実行する洗濯コースが設定された場合、異常報
知し、洗い工程又はすすぎ工程の直後の乾燥工程を実行
しないようにすることにより、使用者による誤操作によ
って乾燥工程の前の脱水工程が省略された場合、脱水工
程を行わないまま乾燥工程を実行するという不経済的な
運転を回避できる洗濯乾燥機を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本発明い係る洗濯乾燥機は、外槽内の洗濯槽内にて、
洗い工程、すすぎ工程、脱水工程及び乾燥工程の中から
操作部により選択設定した工程を実行させる洗濯乾燥機
において、前記操作部にて、脱水工程を除き、洗い工程
及び/またはすすぎ工程とこのすすぎ工程の後に行われ
る乾燥工程とが選択設定されたか否かを判定する手段
と、この判別手段にて、脱水工程を除き、洗い工程及び
/またはすすぎ工程とこのすすぎ工程の後に行われる乾
燥工程とが選択設定された場合、設定の誤りを報知する
異常報知手段とを具備することを特徴とする。
[作用] 洗濯乾燥機の運転開始前の実行すべき工程の設定にお
いて、洗い工程及び/またはすすぎ工程の直後に乾燥工
程が実行されると外槽内の水位が高いまま乾燥される異
常状態となる。しかし、予め行われる工程の設定におい
て、脱水工程を除く、洗い工程及び/またはすすぎ工程
と乾燥工程とが選択されたか否かを判別すると、運転開
始前に設定の誤りが判別できる。運転開始前に洗い工程
及び/またはすすぎ工程の直後の脱水工程が省略された
ことが判別されると、異常報知が行われるので、外槽内
の水位が高いままで乾燥工程が実行される異常状態が回
避できる。
〔実施例〕
以下本発明をその実施例を示す図面に基づいて具体的
に説明する。
第1図は本発明に係る洗濯乾燥機の模式的斜視図であ
る。図中1は有底角柱状の板金製のフレームである。フ
レーム1の上面の前縁部には、電子部品等の機器を収容
すると共にその上面に、後述する各種の操作キーを配設
してなるキーボード11を備えた合成樹脂製の上面板であ
る操作部9aが、フレーム1の上面の後縁部には、給水装
置等の機器を収容する合成樹脂製の上面板である収容部
9bが夫々膨張形成されている。またフレーム1の上面に
おける操作部9aと収容部9bとの間には矩形状の上部衣類
投入口10aが開設されており、また上部衣類投入口10aを
図中白抜矢符にて示す方向に開閉する合成樹脂製の上蓋
14が設けられている。フレーム1の内部には横軸ドラム
形状に形成された合成樹脂製の外槽2が配設され、この
外槽2内には、洗濯槽である合成樹脂製の横軸型のドラ
ム3が外槽2と同軸的に回動及び回動自在に配設されて
いる。
第2図は本発明に係る洗濯乾燥機のドラム3の外側を
正面視した縦断面図である。外槽2はその底部2cが平坦
な形状であり、その側部2bが外側に湾曲し、その上部2a
が上方に角筒状に突出した横軸ドラム形状をなしてお
り、その上部2aには中間衣類投入口10bから開設されて
いる。そして、前記上部衣類投入口10aと中間衣類投入
口10bとはゴムパッキン12によって水密的に接続されて
いる。また、外槽2の側部2b,2bの下部にはその低面が
平坦である水平支持部20,20が突出形成されており、こ
の水平支持部20,20の底面には鉄製の取付け板3,3が固定
されている。フレーム1内において、外槽20の側部2b,2
bの上部は弾性部材よりなる上部支持体5,5…によってフ
レーム1の上部四隅から弾性的に吊り下げ支持されてい
る。一方、外槽2の下部は前記取付け板3,3とフレーム
1の底部との間に配設された弾性部材よりなる下部支持
体6,6…によって支持されている。
前記ドラム3の前面壁の中心部には正面視略涙滴状の
ヒータケーシング40が配設されている。ヒータケーシン
グ40には、その外側からヒータケーシング40内部に3つ
の取付金具41,41,41が装入されており、ヒータケーシン
グ40の側壁に沿って発熱体を馬締形状に形成した乾燥用
ヒータ4がこれらの取付金具41,41,41にてヒータケーシ
ング40内に固定されている。ヒータケーシング40の正面
視左側方には、ドラム3の前面壁に開口する循環口(図
示せず)を介して外槽2内部と連通し、上方に延びる循
環ダクト21が一体形成されている。この循環ダクト21の
上部には送風ファン22が配設されており、この循環ダク
ト21の上部とヒータケーシング40との間には接続管42が
設けられており、該接続管42を介して循環ダクト21内部
とヒータケーシング40内部とが連通されている。
また、ヒータケーシング40の正面視右側方には、前面
壁の1/2の高さ位置に開口された溢水口(図示せず)か
らの溢水を導出するための溢水室23が設けられており、
該溢水室23の底部には溢水室23内の溢水を排水する溢水
ホース230が接続されている。外槽2の前面壁の外側の
下部には外槽2内の水位を検出するためのエアトラップ
24が一体形成されている。このエアトラップ24は前記操
作部9a近傍に配設された水位検出器25に圧力ホース26を
介して接続されている。水位検出器25は、外槽2内の水
位の変化をエアトラップ24内部の圧力変化として検出
し、この圧力変化に応じて磁性体をコイル内で移動さ
せ、結果として水位変化を前記コイルのインダクタンス
変化として検出するものである。
外槽2の底部には、外槽2内の水を排水する排水口
(図示せず)を有する排水口部71が設けられており、該
排水口部71には排水口部71からの排水を機外に導出する
ための排水ホース72が接続されている。この排水ホース
72には前記溢水室23が溢水ホース230を介して接続され
ており、溢水室23内に流入した溢水はこの排水ホース72
によって機外に導出されるようになっている。前記排水
口部71と排水ホース72との間には排水口部71の前記排水
口を開閉する排水電動弁73が設けられており、これは周
知の如く、外槽2の下方に配設された排水モータ79の回
転力でワイヤを巻き取ることにより弁を開放し、一方、
前記回転力を断つことにより、弁が図示しないバネの付
勢力で閉塞状態に復帰するようになっている。
また、収容部9b内には二連式の給水電磁弁8が配設さ
れている。この給水電磁弁8には、外槽2の上部2aの側
壁にその一端を接続した第1給水ホース26及び外槽2の
上部2aの前面壁にその一端を接続した第2給水ホース
(図示せず)が接続されている。給水電磁弁8から吐出
された給水は前記第1給水ホース26及び第2給水ホース
を介して外槽2内に供給され、外槽2の内壁を伝って前
記排水口部71に至る。
第3図は本発明に係る洗濯乾燥機のドラム3の内側を
正面視した縦断面図、第4図はそのドラム3の内側を側
面視した縦断面図である。
ドラム3は、横軸型の有底円筒状の胴部31と、該胴部
31の開口面側に装着された流体流体バランサ32と、該流
体バランサ32の外側に固定された前面板33とで構成され
ており、前面板33を洗濯乾燥機の前方に向けた態様で外
槽2内に配設される。前面板33の中心部には乾燥風を吸
入するための、フィルターを兼用した軸流ファンを形成
してなる吸入口部34が突出形成されている。この吸入口
部34の中心部にはドラム3の前方側の回転軸となる支軸
35の一端部が固定されており、一方、前面板33が固定さ
れた反対側の胴部31の端面の中心部には、支軸35と同一
軸心線上に設けられ、ドラム3の他方の回転軸となる支
軸36の一端部が固定されている。そして、支軸35の他端
部はヒータケーシング40の中央部に配設された前部軸受
350によって支承されており、また、支軸36の他端部は
外槽2の後部壁の中央部に配設された後部軸受360によ
って支承されており、ドラム3は支軸35及び支軸36の周
りに回動及び回転自在となっている。
ドラム3の胴部31の内周面には、胴部31の軸心に向か
って膨出形成された断面三角形状のバッフル32a,32b,32
cが3等配されており、このバッフル32a,32b,32cはドラ
ム3の回動及び回転時にドラム3内の衣類等の被洗濯物
をかき上げるようになっている。また、ドラム3の胴部
31の内周面及び外周面には、ドラム3の軸長方向に延び
る横リブ33,33,…が多数突出形成されている。さらに、
胴部31には多数の透孔34,34…が穿設されており、この
透孔34,34…を介してドラム3内に対する水の給排が行
われるようになっている。
また、胴部31の外周には胴部31における中心角120度
の円弧部分を縮径することにより形成された凹所35が設
けられており、この凹所35の底部には凹所35底部の略1/
2の領域を占める平面視矩形状の下部衣類投入口10cが開
設されている。前記凹所35の前縁及び後縁には、下部衣
類投入口10cの開閉を行う合成樹脂製の蓋体36を摺動自
在に取付けるスライド溝350,350が周方向に延設されて
いる。前記スライド溝350,350は胴部31の周方向に設け
られた突条351,351の夫々の上部に帯状のスライドカバ
ー352,352を取付けて形成される。
前記蓋体36は、スライド溝350,350内に支持され、ス
ライド溝350,350内を摺動することにより下部衣類投入
口10cの開閉を行うようになっている。蓋体36の一側縁
部と下部衣類投入口10cの口縁との間には、蓋体36によ
る下部衣類投入口10cの閉止時の蓋体36の係止とこの離
脱を行う係脱機構37が設けられている。また、このスラ
イドカバー36の上面の中央部には予め洗剤、漂白剤及び
柔軟剤仕上げ剤等の洗濯処理剤を貯留するための貯留部
360が凹設されている。
前述した如く、ドラム3は支軸35及び支軸36でもっ
て、前部軸受350及び後部軸受360に支持されているが、
後部軸受360の軸端部は外槽2の後面壁より外側へ突出
しており、この軸端部には駆動プーリ74が取付けられて
いる。また、外槽2の底面の外側には、ドラム3の動力
源である三相式のモータ75が配設されており、このモー
タ75の駆動軸と前記駆動プーリ74とはベルト76を介して
連結されている。前記駆動プーリ74の外槽2側には磁石
77が取付けられており、外槽2の後面壁の外面における
磁石77と対向する位置にはリードスイッチ78が配設され
ており、このリードスイッチ78は駆動プーリ74の回転に
伴い、磁石77が近接した場合に閉成し、離間した場合に
開成するようになっている。即ち、リードスイッチ78が
1回開閉すれば、ドラム3が1回転したことになる。
また、前記取付金型41,41,41の何れか一つには取付金
具41の温度を検出することによってドラム3の温度を検
出するサーミスタよりなるドラム温度検出器43が取付け
られている。さらに、外槽2内の底部には発熱体を底面
と平行に取付けた湯沸かし用ヒータ27が、湯沸かし用ヒ
ータ取付金具270によって外槽2内に固定されており、
該湯沸かし用ヒータ27は温水での洗濯を行う場合に使用
され、外槽2内の水を温めるようになっている。前記湯
沸かし用ヒータ取付金具270には、該湯沸かし用ヒータ
取付金具270の温度を検出することによって外槽2内の
水温を検出する水温検出器28が取付けられている。
第5図は操作部9aのキーボード11の平面図である。図
中117は予め定めた時間に運転を開始させるための運転
予約を行うべく操作される複数のキーよりなる予約キー
群であり、該予約キー群117の後方には、予約時間及び
キーボード11より入力された情報の誤りと運転中の制御
の不具合をエラーメッセージとして表示する表示画面11
8が設けられている。
また、予約キー群117の右側方には、外槽2内の水温
(水温値,35℃,45℃)を設定する水温設定キー111a,洗
い工程の時間(5分,10分,15分)を設定する洗い時間設
定キー111b,すすぎ回数(2回,3回,5回)を設定するす
すぎ回数設定キー111c,脱水力(強,中,弱)を設定す
る脱水力設定キー111d,及び乾燥用ヒータ4の出力
(強,中,弱)を設定するヒータ出力設定キー111eが列
設されている。このヒータ出力設定キー111eから右側方
に適長離隔した位置には、洗濯物の種類等に応じた洗濯
コース(標準,ウール,…)を設定する洗濯コース設定
キー113a及び乾燥の仕上がり状態を設定する乾燥コース
設定キー113bが列設されている。
また、前記水温設定キー111a,洗い時間設定キー111b,
すすぎ回数設定キー111c,脱水力設定キー111d,ヒータ出
力設定キー111e,洗濯コース設定キー113a及び乾燥コー
ス設定キー113bの夫々のキーの後方には、これらのキー
によって選択された情報を点灯表示する複数のLEDより
なる水温設定表示LED群112a,洗い時間設定表示LED群112
b,すすぎ回数設定表示LED群112c,脱水力設定表示LED群1
12d,ヒータ出力設定表示LED群112e,洗濯コース設定表示
LED群114a及び乾燥コース設定表示LED群114bが夫々設け
られている。
前記前記水温設定キー111a,洗い時間設定キー111b,す
すぎ回数設定キー111c,脱水力設定キー111d,ヒータ出力
設定キー111e,洗濯コース設定キー113a及び乾燥コース
設定キー113bの夫々のキーは1回操作する毎に夫々の設
定が変更できるようになっており、これに応じて各LED
群の点灯表示が変更される。特に、前記水温設定キー11
1a,洗い時間設定キー111b,すすぎ回数設定キー111c,脱
水力設定キー111d,ヒータ出力設定キー111eは、所定回
操作すると、夫々の工程の実行が省略できるようになっ
ている。
さらに、乾燥コース設定表示群LED114bの右側方には
使用者の好みに合わせた洗濯コースを開始させるキーで
あるお好みコーススタートキー115a,予め定められた標
準的な洗濯コースを開始させるキーである標準コースス
タートキー115b,洗濯乾燥機の動作を停止させるストッ
プキー115c,及び上蓋14を開かせるフタ開キー115dが列
設されている。そして、これらのキーの夫々の前方に
は、これらのキーの操作の受付け可能状態を点灯表示す
るお好みコーススタートキー受付可能表示LED116a,標準
コーススタートキー受付可能表示LED116b,ストップキー
受付可能表示LED116c及びフタ開キー受付可能表示LED11
6dが夫々設けられている。
これらのお好みコーススタートキー115a,標準コース
スタートキー115b,ストップキー115c,及びフタ開キー11
5dは、夫々に対応する受付可能表示LEDが点灯している
場合にのみキー操作が有効となるようになっている。
使用者はこれらのキーを操作することによって好みに
合った運転を行わせることができるようになっている。
例えば予め定められた標準的な運転を行う場合は、標準
コーススタートキー115bを操作して運転を開始させ、そ
れ以外の運転を行う場合は前述の如き各種キーの操作に
よって所望の洗濯コースを設定し、お好みコーススター
トキー115a,を操作して運転を開始させる。
次に本発明に係る洗濯乾燥機の制御系の構成について
説明する。第6図は洗濯乾燥機の制御系の構成を示す模
式的ブロック図である。
図中100は洗濯乾燥機の主たる制御を行う第1マイク
ロコンピュータ、200は主として前記モータ75のインバ
ータ制御を行う第2マイクロコンピュータである。これ
らの第1マイクロコンピュータ100と第2マイクロコン
ピュータ200とは通信回線によって接続されており、こ
の通信回線を介して相互間で情報通信を行えるようにな
っている。
第1マイクロコンピュータ100には、前述の如き各種
操作キーから構成される入力キー回路101,前記水位検出
器25,前記ドラム温度検出器43,前記水温検出器28,所定
値より以上の異常振動を検出する異常振動検出スイッチ
102及び前記上蓋14の開閉に連動して開閉する上蓋スイ
ッチ103からの信号が入力される。第1マイクロコンピ
ュータ100には、夫々複数の機器を駆動する回路である
第1駆動回路105及び第2駆動回路107が接続されてお
り、これらに対して前述の如く入力された信号に基づい
て前記機器の駆動のための制御信号が与えられる。ま
た、第1マイクロコンピュータ100には、前述した如き
各LEDよりなるLED表示回路104が接続されており、第1
マイクロコンピュータ100からLED表示回路104に洗濯コ
ースの設定情報及び洗濯乾燥機の動作状況の情報等、LE
D表示のための情報が与えられる。前記第1駆動回路105
には電源オフ用ACソレノイド106,排水モータ79及び送風
ファン22が接続されており、これらに対して第1駆動回
路105から夫々の駆動信号が与えられる。前記第2駆動
回路107には給水電磁弁8,外槽2内にソフナー等の助剤
を投入する助剤投入弁108,上蓋14のロックを解除する上
蓋ロック解除ソレノイド109,湯沸かし用ヒータ27及び乾
燥用ヒータ4が接続されており、これらに対して第2駆
動回路107から夫々の駆動信号が与えられる。
第2マイクロコンピュータ200には、モータ75をイン
バータ駆動するインバータ駆動回路110及びリードスイ
ッチ78が接続されている。第2マイクロコンピュータ20
0にはリードスイッチ78からドラム3の回転に関する信
号が与えられる。そして、第2マイクロコンピュータ20
0からインバータ駆動回路110へはモータ75の回転制御の
ための制御信号が与えられる。また、インバータ駆動回
路110は、第2マイクロコンピュータ200から与えられた
前記制御信号に基づいてこれに接続されたモータ75に正
逆回転制御及び回転数制御のための駆動信号が与えられ
る。
第1マイクロコンピュータ100には第1電源回路111か
らその動作のための電力が供給されており、また前記電
力の供給ラインとは別に第1電源回路111と第1マイク
ロコンピュータ100との間には、電源投入時の第1マイ
クロコンピュータ100の初期化を行うリセット回路113
と、第1電源回路111から供給される電力の周波数の50H
Z,60HZの判別を行い、その判別結果の周波数に同期した
動作を第1マイクロコンピュータ100に行わせるための
周波数同期回路115が並列接続されている。また、第2
マイクロコンピュータ200には第2電源回路112からその
動作のための電力が供給されており、また前記電力の供
給ラインとは別に第2電源回路112と第2マイクロコン
ピュータ200との間には、電源投入時の第2マイクロコ
ンピュータ200の初期化を行うリセット回路114が接続さ
れている。
前述の第1駆動回路105及びこれによって駆動される
機器,第2駆動回路107及びこれによって駆動される機
器,インバータ駆動回路110及びこれによって駆動され
るモータ75,第1電源回路111,第2電源回路112には交流
電源300から電力が供給される。この交流電源300からの
電力の供給経路には電源スイッチ116が設けられてお
り、この電源スイッチ116がオンとなった場合に前述し
た如き制御系に電力が供給され、洗濯乾燥機が作動可能
となるようになっている。
以上の如く構成された洗濯乾燥機では、第1マイクロ
コンピュータ100及び第2マイクロコンピュータ200の制
御によって、標準的には、洗い工程→すすぎ工程→脱水
工程→乾燥工程からなる洗濯コースが夫々予め定められ
た時間だけ逐次実行される一方、各工程を選択的に行う
ことも可能となっている。前記すすぎ工程は、例えば、
第1の中間的脱水動作→第1のすすぎ動作→第2の中間
的脱水動作→第2のすすぎ動作…の如く構成され、すす
ぎ動作とすすぎ動作の前に行う中間的脱水動作を複数回
繰り返すようになっている。
このような洗濯乾燥機は次に説明する如き操作を行う
ことによって運転される。
電源の投入後、前記キーボード111において、標準コ
ーススタートキー115bを操作する(押す)と、各LED
に、標準洗濯コースの情報(各工程の設定時間及び動作
回数等の標準設定情報)を表す表示がなされ、標準洗濯
コースの運転が開始される。また、標準洗濯コース以外
の運転を行う場合は、まず、前記水温設定キー111a,洗
い時間設定キー111b,すすぎ回数設定キー111c,脱水力設
定キー111d,ヒータ出力設定キー111e,洗濯コース設定キ
ー113a及び乾燥コース設定キー113bを操作して実行させ
るべき工程を選択し、選択した工程の設定時間及び動作
回数等の設定を行う。そして、お好みコーススタートキ
ー115aを押すと、選択された工程のみが順次実行され
る。
運転が開始されると、洗い工程においては、まず、設
定水位まで給水を行うと同時に湯沸かし用ヒータ27に通
電して洗濯水の加熱を行う。次にモータ75を例えば9秒
オン−3秒オフの周期で設定時間内反転を繰り返す。こ
れによりドラム3が反転し、ドラム3内では洗濯物がバ
ッフル32a,32b,32cにかき上げられては落下する所謂た
たき洗いが行われる。さらに前述の如きモータ75のオフ
と同時に例えば2秒間、モータ75に直流制動を働かせ
る。これによりドラム3が急激に停止するので、その反
動で洗濯物がドラム3内壁にたたきつけられて洗浄が行
われる。また、すすぎ工程中のすすぎ動作においては、
洗い工程と同様なモータ75の制御が行われ、すすぎが実
施される。
前記すすぎ工程中の中間的脱水動作及び脱水工程で
は、外槽2の水位が、予め定められた脱水のためのドラ
ム3の回転が可能となる低設定水位を表すリセット水位
となると、モータ75が高速で一方向回転される。これに
よりドラム3内の洗濯物が遠心力で脱水される。
前記乾燥工程ではモータ75が一方向回転されると共
に、乾燥用ヒータ4に通電し、送風ファン22及び前記軸
流ファンによる送風によって温風がドラム3内に送給さ
れ、ドラム3内の洗濯物が乾燥させられる。
次に、前述の如く構成された洗濯乾燥機において、洗
濯コースが誤設定された場合の工程制御方法について説
明する。第7図は洗濯コースの誤設定に対する制御の手
順を示すフローチャートである。
まず、第1マイクロコンピュータ100では、運転のス
タートキーである標準コーススタートキー115b又はお好
みコーススタートキー115aが操作されたか否かを判別す
る(ステップ1)。
ステップ1において前記スタートキーが操作されたと
判別された場合は、その操作が洗濯乾燥機の運転の再ス
タートであるか否かを判別する(ステップ2)。
ステップ2において前記スタートキーの操作が洗濯乾
燥機の運転の再スタートであると判別された場合は処理
を終了し、一方、再スタートでないと判別された場合は
入力キー回路101より使用者によって設定された洗濯コ
ースの設定データを読み込む(ステップ3)。
次に、読み込まれた洗濯コースの設定データに洗い工
程が含まれているか否かを判別する(ステップ4)。
ステップ4において洗濯コースの設定データに洗い工
程が含まれていないと判別された場合は、洗濯コースの
設定データにすすぎ工程が含まれているか否かを判別し
(ステップ5)する。
ステップ5において洗濯コースの設定データにすすぎ
工程が含まれていないと判別された場合は処理を終了す
る。
一方、ステップ4において洗濯コースの設定データに
洗い工程が含まれていると判別された場合及びステップ
5において洗濯コースの設定データにすすぎ工程が含ま
れていると判別された場合は、洗濯コースの設定データ
に脱水工程が含まれているか否かを判別(ステップ6)
する。
ステップ6において洗濯コースの設定データに脱水工
程が含まれていると判別された場合は処理を終了し、一
方、洗濯コースの設定データに脱水工程が含まれていな
いと判別された場合は、洗濯コースの設定データに乾燥
工程が含まれているかどうかを判別(ステップ7)す
る。
ステップ7において洗濯コースの設定データに乾燥工
程が含まれていないと判別された場合は処理を終了し、
一方、洗濯コースの設定データに乾燥工程が含まれてい
ると判別された場合は、脱水を行わずに乾燥を行わせる
こととなるので、警報の発報及び表示画面118へのエラ
ーメッセージの表示等の異常報知を行い、点灯している
洗濯コースの設定データを全て消灯させ(ステップ
8)、ストップキーを受付可能表示LED116cのみを点灯
させて処理を終了させる。このような状態になった場
合、ストップキー115cを操作すると、前記スタートキー
を操作する前の状態に復帰する。次いで運転を再スター
トさせるためには、省略されていた脱水工程の設定を追
加してスタートキーを操作しなければならない。
また、前記ストップ1においてスタートキーが操作さ
れていないと判別された場合、即ち、洗濯乾燥機が運転
中の場合は、乾燥工程が開始されたか否かを判別する
(ステップ9)。
ステップ9において乾燥工程が開始されていないと判
別された場合は処理を終了し、一方、乾燥工程が開始さ
れたと判別された場合は、水位検出器25の検出データを
読み込む(ステップ10)。
次に、読み込まれた水位検出器25の検出データが前述
の如きリセット水位以下であるか否かを判別する(ステ
ップ11)。
ステップ11において水位検出器25の検出データが前述
の如きリセット水位以上でないと判別された場合は処理
を終了し、一方、前記検出データが前述の如きリセット
水位以下でないと判別された場合は、洗濯乾燥機の運転
を停止させると共に警報の発報及び表示画面118へのエ
ラーメッセージの表示等の異常報知を行い、点灯してい
る洗濯コースの設定データを示す各LEDを全て消灯させ
(ステップ12)、ストップキー受付可能表示LED116cの
みを点灯させて処理を終了させる。このような状態にな
った場合、運転の再スタートを行うためには、ストップ
キー115cを操作した後、省略された脱水工程の設定を追
加して再びスタートキーを操作しなければならない。
なお、本実施例においては、洗濯コースの設定データ
において乾燥工程の前の脱水工程が設定されていない場
合に、警報の発報及びエラー表示等の異常報知をする制
御を行い、また又は運転中に脱水工程の設定が省略され
た場合にはこれに加えて洗濯乾燥機の運転を停止させる
制御を行ったが、これに限らず、このような場合、洗い
工程又はすすぎ工程と乾燥工程との間に脱水工程を割り
込ませる割り込み制御を行っても良い。
〔効果〕
以上詳述した如く本発明に係る洗濯乾燥機では、脱水
工程を除く洗い工程及び/またはすすぎ工程と乾燥工程
が設定された場合、設定の誤りを報知する異常報知を行
うので、使用者による誤操作により運転前又は運転中に
乾燥工程の前の脱水工程が省略された場合、脱水工程を
行わないまま乾燥工程を実行するという不経済的な運転
を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る洗濯乾燥機の模式的斜視図、第2
図はそのドラムの外側を正面視した縦断面図、第3図は
そのドラムの内側を正面視した縦断面図、第4図はその
ドラムの内側を側面視した縦断面図、第5図は操作部の
キーボードの平面図、第6図は洗濯乾燥機の制御系の構
成を示す模式的ブロック図、第7図は洗濯コースの誤設
定に対する制御の手順を示すフローチャートである。 2……外槽、3……ドラム、11……キーボード、25……
水位検出器、100……第1マイクロコンピュータ、200…
…第2マイクロコンピュータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外槽内の洗濯槽内にて、洗い工程、すすぎ
    工程、脱水工程及び乾燥工程の中から操作部により選択
    設定した工程を実行させる洗濯乾燥機において、 前記操作部にて、脱水工程を除き、洗い工程及び/また
    はすすぎ工程とこのすすぎ工程の後に行われる乾燥工程
    とが選択設定されたか否かを判定する手段と、この判別
    手段にて、脱水工程を除き、洗い工程及び/またはすす
    ぎ工程とこのすすぎ工程の後に行われる乾燥工程とが選
    択設定された場合、設定の誤りを報知する異常報知手段
    とを具備することを特徴とする洗濯乾燥機。
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