JP2895939B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2895939B2
JP2895939B2 JP2244762A JP24476290A JP2895939B2 JP 2895939 B2 JP2895939 B2 JP 2895939B2 JP 2244762 A JP2244762 A JP 2244762A JP 24476290 A JP24476290 A JP 24476290A JP 2895939 B2 JP2895939 B2 JP 2895939B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は水槽内の水を加熱して洗濯を行う洗濯機に関
する。
〔従来技術〕 従来の洗濯機には、洗濯水を溜める水槽内に給水され
た水を加熱する湯沸かし用ヒータを備え、洗いを行う場
合に、前記湯沸かし用ヒータを投入して予め設定された
温度まで水槽内の水温を上げ、洗剤の特性を利用して洗
濯効果を向上させるようにしたものがある。
このように沸かし用ヒータを備えた洗濯機では、洗い
工程において、予め設定された温度まで水温を上昇させ
るが、この水温の上昇中に一定の強水流で攪拌すると、
水温が上昇するまでは水槽内の洗剤が充分に溶けていな
いので、洗剤による洗い能力が充分発揮されないにもか
かわらず強い攪拌が行われるため、洗濯物の痛みが不必
要に発生するという問題がある。一方、水温の上昇中に
水流を発生させないと、水槽内の洗濯水の上側と下側と
に温度差が生じ、水槽内の洗濯水全体が所望の温度とな
るまでの時間が長くかかるという問題があった。
このような問題を解決するものとしては、水温上昇中
には一定の弱水流を発生させて洗濯水を攪拌し、水温が
所定温度に達すると、水流を一定の強水流に切替える制
御を行う洗濯機が特公昭51−23825号公報に開示されて
いる。
[発明が解決しようとする課題] ところが、前述の如き特公昭51−23825号公報に開示
された従来の洗濯機では、水温の上昇中に発生させられ
る弱水流は一定強度の水流であり、水温に関係なく等し
い強度の弱水流が発生させられることになる。
従って、水温が所定温度に上昇するまでの間洗濯物の
痛みが不必要に発生するのを十分に抑制すべく、前記弱
水流を微弱な強度の水流に設定すると、水槽内の洗濯水
が均一な温度になりにくく、洗濯水の各場所が所定の温
度になるまでの時間が長くかかる。
一方、洗濯槽の各場所を均一な水温とするために、前
記弱水流を前記強水流に近い強度に設定すると、洗濯物
の不必要な痛みを抑制させることが難しい。
このため、洗濯物の痛みの抑制及び水温の均一性の向
上を図るためには、弱水流の水流強度を洗濯物の痛みの
十分に抑制する強度と均一な水温の洗濯水が得られる強
度との中間の値に設定しなければならず、弱水流をこの
ような強度の水流に設定すると、洗濯物の痛みの抑制及
び水温の均一性の向上が共に不十分になるという問題が
あった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、水
温上昇中の弱水流の強度を水温に応じて変更することに
より、水温上昇中の洗濯物の不必要な痛みの十分な抑制
及び水温の均一性の向上を実現する洗濯機を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る洗濯機は、洗い工程において、水槽内の
水を加熱しつつ、この水槽内に弱水流を発生させ、その
水温が所定温度に達した場合に、前記水槽内の水流を強
水流に切替えるようにした洗濯機において、前記水槽内
の水温を検出する手段と、該手段の検出結果と前記所定
温度をと比較する手段と、前記検出結果が所定温度に達
するまでは、前記検出結果の上昇に応じて前記弱水流の
強度を強める制御を行う手段とを具備することを特徴と
する。
[作用] 検出された水槽内の水温が所定温度に達するまでは、
水槽内に弱水流が発生させられるが、この場合の弱水流
は、前記水温の上昇に応じて徐々に強められるようにな
っている。これにより、洗濯水の温度が洗剤の溶けにく
い低い温度の場合は、強い水流で攪拌しても洗剤による
洗浄力が弱い為、洗濯物の汚れがおちず洗濯物の痛みの
みが発生するので、その水流を極めて弱く制御し、洗濯
物に対して不必要な痛みを与えることを防止する。ま
た、洗濯水の温度の上昇に伴い洗剤が溶けやすくなるの
で、水温の上昇に応じて水流が強められ、洗剤の洗浄力
を利用した洗いが行われるとともに、水槽内の洗濯水の
攪拌力が大となっていくので、前記所定温度に達するま
での水槽内の各場所の水温差を少なくする。
〔実施例〕
以下本発明をその実施例を示す図面に基づいて具体的
に説明する。
第1図は本発明に係る洗濯機の模式的斜視図である。
図中1は有底角柱状の板金製のフレームである。フレー
ム1の上面の前縁部には、電子部品等の機器を収容する
と共にその上面に、後述する各種の操作キーを配設して
なるキーボード11を備えた合成樹脂製の上面板である操
作部9aが、フレーム1の上面の後縁部には、給水装置等
の機器を収容する合成樹脂製の上面板である収容部9bが
夫々膨張形成されている。またフレーム1の上面におけ
る操作部9aと収容部9bとの間には矩形状の上部衣類投入
口10aが開設されており、また上部衣類投入口10aを図中
白抜矢符にて示す方向に開閉する合成樹脂製の上蓋14が
設けられている。フレーム1の内部には横軸ドラム形状
に形成された合成樹脂製の水槽である外槽2が配設さ
れ、この外槽2内には、洗濯槽である合成樹脂製の横軸
型のドラム3が、外槽2と同軸的に回動及び回動自在に
配設されている。
第2図は本発明に係る洗濯機の外槽2の外側を正面視
した縦断面図である。外槽2はその底部2cが平坦な形状
であり、その側部2bが外側に湾曲し、その上部2aが上方
に角筒状に突出した横軸ドラム形状をなしており、その
上部2aには中間衣類投入口10bが開設されている。そし
て、前記上部衣類投入口10aと中間衣類投入口10bとはゴ
ムパッキン12によって水密的に接続されている。また、
外槽2の側部2b,2bの下部にはその底面が平坦である水
平支持部20,20が突出形成されており、この水平支持部2
0,20の底面には鉄製の取付け板29,29が固定されてい
る。フレーム1内において、外槽2の側部2b,2bの上部
は弾性部材よりなる上部支持体5,5…によってフレーム
1の上部四隅から弾性的に吊り下げ支持されている。一
方、外槽2の下部は前記取付け板29,29とフレーム1の
底部との間に配設された弾性部材よりなる下部支持体6,
6…によって支持されている。
前記外槽2の前面壁の中心部には正面視略涙滴状のヒ
ータケーシング40が配設されている。ヒータケーシング
40には、その外側からヒータケーシング40内部に3つの
取付金具41,41,41が装入されており、ヒータケーシング
40の側壁に沿って発熱体を馬締形状に形成した乾燥用ヒ
ータ4がこれらの取付金具41,41,41にてヒータケーシン
グ40内に固定されている。ヒータケーシング40の正面視
左側方には、外槽2の前面壁に開口する循環口(図示せ
ず)を介して外槽2内部と連通し、上方に延びる循環ダ
クト21が一体形成されている。この循環ダクト21の上部
には送風ファン22が配設されており、この循環ダクト21
の上部とヒータケーシング40との間には接続管42が設け
られており、該接続管42を介して循環ダクト21内部とヒ
ータケーシング40内部とが連通されている。
また、ヒータケーシング40の正面視右側方には、前面
壁の1/2の高さ位置に開口された溢水口(図示せず)か
らの溢水を導出するための溢水室23が設けられており、
該溢水室23の底部には溢水室23内の溢水を排水する溢水
ホース230が接続されている。外槽2の前面壁の外側の
下部には外槽2内の水位を検出するためのエアトラップ
24が一体形成されている。このエアトラップ24は前記操
作部9a近傍に配設された水位検出器25に圧力ホース26を
介して接続されている。水位検出器25は、外槽2内の水
位の変化をエアトラップ24内部の圧力変化として検出
し、この圧力変化に応じて磁性体をコイル内で移動さ
せ、結果として水位変化を前記コイルのインダクタンス
変化として検出するものである。
外槽2の底部には、外槽2内の水を排水する排水口
(図示せず)を有する排水口部71が設けられており、該
排水口部71には排水口部71からの排水を機外に導出する
ための排水ホース72が接続されている。この排水ホース
72には前記溢水室23が溢水ホース230を介して接続され
ており、溢水室23内に流入した溢水はこの排水ホース72
によって機外に導出されるようになっている。前記排水
口部71と排水ホース72との間には排水口部71の前記排水
口を開閉する排水電動弁73が設けられており、これは周
知の如く、外槽2の下方に配設された排水モータ79の回
転力でワイヤを巻き取ることにより弁を開放し、一方、
前記回転力を断つことにより、弁が図示しないバネの付
勢力で閉塞状態に復帰するようになっている。
また、収容部9b内には二連式の給水電磁弁8が配設さ
れている。この給水電磁弁8には、外槽2の上部2aの側
壁にその一端を接続した第1給水ホース26及び外槽2の
上部2aの前面壁にその一端を接続した第2給水ホース
(図示せず)が接続されている。給水電磁弁8から吐出
された給水は前記第1給水ホース26及び第2給水ホース
を介して外槽2内に供給され、外槽2の内壁を伝って前
記排水口部71に至る。
第3図は本発明に係る洗濯機のドラム3の内側を正面
視した縦断面図、第4図はそのドラム3の内側を側面視
した縦断面図である。
ドラム3は、横軸型の有底円筒状の胴部31と、該胴部
31の開口面側に装着された流体流体バランサ32と、該流
体バランサ32の外側に固定された前面板33とで構成され
ており、前面板33を洗濯機の前方に向けた態様で外槽2
内に配設される。前面板33の中心部には乾燥風を吸入す
るための、フィルターを兼用した軸流ファンを形成して
なる吸入口部34が突出形成されている。この吸入口部34
の中心部にはドラム3の前方側の回転軸となる支軸35の
一端部が固定されており、一方、前面板33が固定された
反対側の胴部31の端面の中心部には、支軸35と同一軸心
線上に設けられ、ドラム3の他方の回転軸となる支軸36
の一端部が固定されている。そして、支軸35の他端部は
ヒータケーシング40の中央部に配設された前部軸受350
によって支承されており、また、支軸36の他端部は外槽
2の後部壁の中央部に配設された後部軸受360によって
支承されており、ドラム3は支軸35及び支軸36の回りに
回動及び回転自在となっている。
ドラム3の胴部31の内周面には、胴部31の軸心に向っ
て膨出形成された断面三角形状のバッフル31a,31b,31c
が3等配されており、このバッフル31a,31b,31cはドラ
ム3の回動及び回転時にドラム3内の衣類等の被洗濯物
をかき上げるようになっている。また、ドラム3の胴部
31の内周面及び外周面には、ドラム3の軸長方向に延び
る横リブ301,301,…が多数突出形成されている。さら
に、胴部31には多数の透孔302,302…が穿設されてお
り、この透孔302,302…を介してドラム3内に対する水
の給排が行われるようになっている。
また、胴部31の外周には胴部31における中心角120度
の円弧部分を縮径することにより形成された凹所31dが
設けられており、この凹所31dの底部には凹所31d底部の
略1/2の領域を占める平面視矩形状の下部衣類投入口10c
が開設されている。前記凹所31dの前縁及び後縁には、
下部衣類投入口10cの開閉を行う合成樹脂製の蓋体38を
摺動自在に取付けるスライド溝390,390が周方向に延設
されている。前記スライド溝390,390は胴部31の周方向
に設けられた突条391,391の夫々の上部に帯状のスライ
ドカバー392,392を取付けて形成される。前記蓋体38
は、スライド溝390,390内に支持され、スライド溝390,3
90内を摺動することにより下部衣類投入口10cの開閉を
行うようになっている。蓋体38の一側縁部と下部衣類投
入口10cの口縁との間には、蓋体38による下部衣類投入
口10cの閉止時の蓋体38の係止とその離脱を行う係脱機
構37が設けられている。また、この蓋体38の上面の中央
部には予め洗剤、漂白剤及び柔軟仕上げ剤等の洗濯処理
剤を貯留するための貯留部380が凹設されている。
前述した如く、ドラム3は支軸35及び支軸36でもっ
て、前部軸受350及び後部軸受360に支持されているが、
後部軸受360の軸端部は外槽2の後面壁より外側へ突出
しており、この軸端部には駆動プーリ74が取付られてい
る。また、外槽2の底面の外側には、ドラム3の動力源
である三相式のモータ75が配設されており、このモータ
75の駆動軸と前記駆動プーリ74とはベルト76を介して連
結されている。前記駆動プーリ74の外槽2側には磁石77
が取付けられており、外槽2の後面壁の外面における磁
石77と対向する位置にはリードスイッチ78が配設されて
おり、このリードスイッチ78は駆動プーリ74の回転に伴
い、磁石77が近接した場合に閉成し、離間した場合に開
成するようになっている。即ち、リードスイッチ78が1
回開閉すれば、ドラム3が1回転したことになる。
また、前記取付金具41,41,41の何れか一つには取付金
具41の温度を検出することによってドラム3の温度を検
出するサーミスタよりなるドラム温度検出器43が取付け
られている。さらに、外槽2内の底部には発熱体を底面
と平行に取付けた湯沸かし用ヒータ27が、湯沸かし用ヒ
ータ取付金具270によって外槽2内に固定されており、
該湯沸かし用ヒータ27は温水での洗濯を行う場合に使用
され、外槽2内の水を温めるようになっている。前記湯
沸かし用ヒータ取付金具270には、該湯沸かし用ヒータ
取付金具270の温度を検出することによって外槽2内の
水温を検出する水温検出器28が取付けられている。
第5図は操作部9aのキーボード11の平面図である。図
中117は予め定めた時間に運転を開始させるための運転
予約を行うべく操作される複数のキーよりなる予約キー
群であり、該予約キー群117の後方には、予約時間及び
キーボード11より入力された情報の誤りと運転中の制御
の不具合をエラーメッセージとして表示する表示画面11
8が設けられている。
また、予約キー群117の右側方には、外槽2内の水温
(水温値,35℃,45℃)を設定する水温設定キー111a,洗
い工程の時間(5分,10分,15分)を設定する洗い時間設
定キー111b,すすぎ回数(2回,3回,5回)を設定するす
すぎ回数設定キー111c,脱水力(強,中,弱)を設定す
る脱水力設定キー111d,及び乾燥用ヒータ4の出力
(強,中,弱)を設定するヒータ出力設定キー111eが列
設されている。このヒータ出力設定キー111eから右側方
に適長離隔した位置には、洗濯物の種類等に応じた洗濯
コース(標準,ウール,…)を設定する洗濯コース設定
キー113a及び乾燥の仕上がり状態を設定する乾燥コース
設定キー113bが列設されている。
また、前記水温設定キー111a,洗い時間設定キー111b,
すすぎ回数設定キー111c,脱水力設定キー111d,ヒータ出
力設定キー111e,洗濯コース設定キー113a及び乾燥コー
ス設定キー113bの夫々のキーの後方には、これらのキー
によって選択された情報を点灯表示す複数のLEDよりな
る水温設定表示LED群112a,洗い時間設定表示LED群112b
すすぎ回数設定表示LED群112c,脱水力設定表示LED群112
d,ヒータ出力設定表示LED群112e,洗濯コース設定表示LE
D群114a及び乾燥コース設定表示LED群114bが夫々設けら
れている。
前記前記水温設定キー111a,洗い時間設定キー111b,す
すぎ回数設定キー111c,脱水力設定キー111d,ヒータ出力
設定キー111e,洗濯コース設定キー113a及び乾燥コース
設定キー113bの夫々のキーは1回操作する毎に夫々の設
定が変更できるようになっており、これに応じて各LED
群の点灯表示が変更される。特に、前記水温設定キー11
1a,洗い時間設定キー111b,すすぎ回数設定キー111c,脱
水力設定キー111d,ヒータ出力設定キー111eは、所定回
操作すると、夫々の工程の実行が省略できるようになっ
ている。
さらに、乾燥コース設定表示群LED114bの右側方には
使用者の好みに合わせた洗濯コースを開始させるキーで
あるお好みコーススタートキー115a,予め定められた標
準的な洗濯コースを開始させるキーである標準コースス
タートキー115b,洗濯機の動作を停止させるストップキ
ー115c,及び上蓋14を開かせるフタ開キー115dが列設さ
れている。そして、これらのキーの夫々の前方には、こ
れらのキーの操作の受付け可能状態を点灯表示するお好
みコーススタートキー受付可能表示LED116a,標準コース
スタートキー受付可能表示LED116b,ストップキー受付可
能表示LED116c及びフタ開キー受付可能表示LED116dが夫
々設けられている。
これらのお好みコーススタートキー115a,標準コース
スタートキー115b,ストップキー115c,及びフタ開キー11
5dは、夫々に対応する受付可能表示LEDが点灯している
場合にのみキー操作が有効となるようになっている。
使用者はこれらのキーを操作することによって好みに
合った運転を行わせることができるようになっている。
例えば予め定められた標準的な運転を行う場合は、標準
コーススタートキー115bを操作して運転を開始させ、そ
れ以外の運転を行う場合は前述の如き各種キーの操作に
よって所望の洗濯コースを設定し、お好みコーススター
トキー115aを操作して運転を開始させる。
次に本発明に係る洗濯機の制御系の構成について説明
する。第6図は洗濯機の制御系の構成を示す模式的ブロ
ック図である。
図中100は洗濯機の主たる制御を行う第1マイクロコ
ンピュータ、200は主として前記モータ75のインバータ
制御を行う第2マイクロコンピュータである。これらの
第1マイクロコンピュータ100と第2マイクロコンピュ
ータ200とは通信回線によって接続されており、この通
信回線を介して相互間で情報通信を行えるようになって
いる。
第1マイクロコンピュータ100には、前述の如き各種
操作キーから構成される入力キー回路101,前記水位検出
器25,前記ドラム温度検出器43,前記水温検出器28,所定
値より以上の異常振動を検出する異常振動検出スイッチ
102及び前記上蓋14の開閉に連動して開閉する上蓋スイ
ッチ103からの信号が入力される。第1マイクロコンピ
ュータ100には、夫々複数の機器を駆動する回路である
第1駆動回路105及び第2駆動回路107が接続されてお
り、これらに対して前述の如く入力された信号に基づい
て前記機器の駆動のための制御信号が与えられる。ま
た、第1マイクロコンピュータ100には、前述した如き
各LEDよりなるLED表示回路104が接続されており、第1
マイクロコンピュータ100からLED表示回路104に洗濯コ
ースの設定情報及び洗濯機の動作状況の情報等、LED表
示のための情報が与えられる。前記第1駆動回路105に
は電源オフ用ACソレノイド106,排水モータ79及び送風フ
ァン22が接続されており、これらに対して第1駆動回路
105から夫々の駆動信号が与えられる。前記第2駆動回
路107には給水電磁弁8,外槽2内にソフナー等の助剤を
投入する助剤投入弁180,上蓋14のロックを解除する上蓋
ロック解除ソレノイド109,湯沸かし用ヒータ27及び乾燥
用ヒータ4が接続されており、これらに対して第2駆動
回路107から夫々の駆動信号が与えられる。
第2マイクロコンピュータ200には、モータ75をイン
バータ駆動するインバータ駆動回路110及びリードスイ
ッチ78が接続されている。第2マイクロコンピュータ20
0にはリードスイッチ78からドラム3の回転に関する信
号が与えられる。そして、第2マイクロコンピュータ20
0からインバータ駆動回路110へはモータ75の回転制御の
ための制御信号が与えられる。また、インバータ駆動回
路110は、第2マイクロコンピュータ200から与えられた
前記制御信号に基づいてこれに接続されたモータ75に正
逆回転制御及び回転数制御のための駆動信号が与えられ
る。
第1マイクロコンピュータ100には第1電源回路111か
らその動作のための電力が供給されており、また前記電
力の供給ラインとは別に第1電源回路111と第1マイク
ロコンピュータ100との間には、電源投入時の第1マイ
クロコンピュータ100の初期化を行うリセット回路113
と、第1電源回路111から供給される電力の周波数の50H
Z,60HZの判別を行い、その判別結果の周波数に同期した
動作を第1マイクロコンピュータ100に行わせるための
周波数同期回路115が並列接続されている。また、第2
マイクロコンピュータ200には第2電源回路112からその
動作のための電力が供給されており、また前記電力の供
給ラインとは別に第2電源回路112と第2マイクロコン
ピュータ200との間には、電源投入時の第2マイクロコ
ンピュータ200の初期化を行うリセット回路114が接続さ
れている。
前述の第1駆動回路105及びこれによって駆動される
機器,第2駆動回路107及びこれによって駆動される機
器,第2駆動回路107及びこれによって駆動される機
器,インバータ駆動回路110及びこれによって駆動され
るモータ75,第1電源回路111,第2電源回路112には交流
電源300から電力が供給される。この交流電源300からの
電力の供給経路には電源スイッチ116が設けられてお
り、この電源スイッチ116がオンとなった場合に前述し
た如き制御系に電力が供給され、洗濯機が作動可能とな
るようになっている。
以上の如く構成された洗濯機では、第1マイクロコン
ピュータ100及び第2マイクロコンピュータ200の制御に
よって、標準的には、洗い工程→すすぎ工程→脱水工程
→乾燥工程からなる洗濯コースが逐次実行される一方、
各工程を選択的に行うことも可能となっている。前記す
すぎ工程は、例えば、第1の中間的脱水動作→第1のす
すぎ動作→第2の中間的脱水動作→第2のすすぎ動作…
の如く構成され、すすぎ動作とすすぎ動作の前に行う中
間的脱水動作を複数回繰り返すようになっている。
このような洗濯機は次に説明する如き操作を行うこと
によって運転される。
電源の投入後、前記キーボード11において、標準コー
ススタートキー115bを操作する(押す)と、各LEDに、
標準洗濯コースの情報(各工程の設定時間及び動作回数
等の標準設定情報)を表す表示がなされ、標準洗濯コー
スの運転が開始される。また、標準洗濯コース以外の運
転を行う場合は、まず、前記水温設定キー111a,洗い時
間設定キー111b,すすぎ回数設定キー111c,脱水力設定キ
ー111d,ヒータ出力設定キー111e,洗濯コース設定キー11
3a及び乾燥コース設定キー113bを操作して実行させるべ
き工程を選択し、選択した工程の設定時間及び動作回数
等の設定を行う。そして、お好みコーススタートキー11
5aを押すと、選択された工程のみが順次実行される。
運転が開始されると、洗い工程においては、まず、設
定水位まで外槽2内に給水を行うと同時に湯沸かし用ヒ
ータ27に通電し、水温設定キー111aの操作によって設定
された設定水温まで洗濯水を加熱する。この加熱動作中
には後述する如き制御方法によって、外槽2内の水温に
応じてモータ75の動作周期を変更しつつモータ75を往復
回動させて水流の強度を制御する。これによりドラム3
が往復回動して外槽2内に弱水流を発生させ、洗濯水を
攪拌させて効率的に水温を上昇させる。なお、前述の如
き水流の強度はドラム3の往復回動の動作時間とその休
止時間との関係に基づいて制御できるようになってい
る。例えば、前記休止時間に対する動作時間の比が大き
くなるにつれて水流強度が増すようになっている。
次に、モータ75を例えば9秒オン−3秒オフの動作周
期で設定時間内、往復回動を繰り返す。これによりドラ
ム3が往復回動し、ドラム3内では洗濯物がバッフル31
a,31b,31cにかき上げられては落下する所謂たたき洗い
が行われる。さらに前述の如きモータ75のオフと同時に
例えば2秒間、モータ75に直流制動を働かせる。これに
よりドラム3が急激に停止するので、その反動で洗濯物
がドラム3内壁にたたきつけられて洗浄が行われる。ま
た、すすぎ工程中のすすぎ動作においては、洗い工程と
同様なモータ75の制御が行われ、すすぎが実施される。
前記すすぎ工程中の中間的脱水動作及び脱水工程で
は、外槽2の水位が、予め定められた脱水のためのドラ
ム3の回転が可能となる低設定水位を表すリセット水位
となると、モータ75が高速で一方向回転させられる。こ
れによりドラム3内の洗濯物が遠心力で脱水される。
前記乾燥工程ではモータ75が一方向回転させられると
共に、乾燥用ヒータ4に通電し、送風ファン22及び前記
軸流ファンによる送風によって温風がドラム3内に送給
され、ドラム3内の洗濯物が乾燥させられる。
次に、前述の如く構成された洗濯機における洗い工程
での湯沸かし動作中の水流制御方法について説明する。
第7図は湯沸かし動作中の水流制御の手順を示すフロー
チャートである。
まず、第1マイクロコンピュータ100では、湯沸かし
用ヒータ27への通電状態を確認することにより湯沸かし
動作中であるか否かを判別する(ステップ1)。
ステップ1において湯沸かし動作中であることが判別
された場合は、入力キー回路101より水温設定値を読み
込むと共に水温検出器28より水温検出データを読み込み
(ステップ2)、前記水温設定値から前記水温検出デー
タを減算して水温偏差ΔTを算出する(ステップ3)。
次に、算出された水温偏差ΔTが0℃であるか否かを
判別し(ステップ4)、水温偏差ΔTが0℃であると判
別された場合は、湯沸かし用ヒータ27への通電を断ち、
湯沸かし動作を終了させる(ステップ12)。
一方、ステップ4において水温偏差ΔTが0℃でない
と判別された場合は、水温偏差ΔTが15℃以上であるか
否かを判別する(ステップ5)。
ステップ5において水温偏差ΔTが15℃以上であると
判別された場合は、1秒オン−10秒オフの動作周期でド
ラム3を往復回動させ(ステップ8)、ステップ1に戻
る。
一方、ステップ4において水温偏差ΔTが15℃以上で
ないと判別された場合は、水温偏差ΔTが10℃以上であ
るか否かを判別する(ステップ6)。
ステップ6において水温偏差ΔTが10℃以上であると
判別された場合は、2秒オン−6秒オフの動作周期でド
ラム3を往復回動させ(ステップ9)、ステップ1に戻
る。
一方、ステップ6において水温偏差ΔTが10℃以上で
ないと判別された場合は、水温偏差ΔTが5℃以上であ
るか否かを判別する(ステップ7)。
ステップ7において水温偏差ΔTが5℃以上であると
判別された場合は、3秒オン−5秒オフの動作周期でド
ラム3を往復回動させ(ステップ10)、ステップ1に戻
る。
一方、ステップ7において水温偏差ΔTが5℃以上で
ないと判別された場合は、3秒オン−3秒オフの動作周
期でドラム3を往復回動させ(ステップ11)、ステップ
1に戻る。
このようなドラム3の動作周期の制御は水温偏差ΔT
が0℃になるまで繰り返される。そして、水温偏差ΔT
が0℃になると水流が強水流に切替えられ、この強水流
にて洗い動作が実行される。
以上の如き制御では、水温上昇中に発生させられる弱
水流の強度が外槽2内の水温の上昇に応じて強められる
ようになっているので、水温偏差ΔTが大である場合、
即ち水温が低い場合は外槽2内の水をゆっくりと攪拌す
るような水流となる。また、水温偏差ΔTが減少するに
つれて、即ち水温が水温設定値に近づくにつれて水流の
強さが増すため、外槽2内の水が十分に攪拌されるの
で、その水温が精度良く検出できると共に、各場所の水
温がより均一な温度となる。
[効果] 以上詳述した如く本発明に係る洗濯機では、水槽内の
水温が所定温度に達するまでは弱水流が発生させられる
が、洗濯水の温度が洗剤の溶けにくい低い温度の場合
は、洗剤による洗浄力が弱い為、洗濯物の汚れがおちず
洗濯物の痛みのみが発生するので、その水流を弱水流の
中でも極めて弱く制御し、洗濯物に対して不必要な痛み
を与えることを防止する。さらに、洗濯水の温度の上昇
に伴い洗剤が溶けやすくなるので、水温の上昇に応じて
水流が強められ、洗剤の洗浄力を利用した洗いが効率的
に行われる。そして、水槽内の洗濯水の攪拌力が大とな
っていくので、前記所定温度に達するまでの水槽内の各
場所の水温差を少なくでき、水槽内の洗濯水全体が所望
の温度となるまでの時間が長くかかる問題を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る洗濯機の模式的斜視図、第2図は
その外槽の外側を正面視した縦断面図、第3図はそのド
ラムの内側を正面視した縦断面図、第4図はそのドラム
の内側を側面視した縦断面図、第5図は操作部のキーボ
ードの平面図、第6図は洗濯機の制御系の構成を示す模
式的ブロック図、第7図は湯沸かし動作中の水流制御の
手順を示すフローチャートである。 2…外槽、28…水温検出器、100…第1マイクロコンピ
ュータ、200…第2マイクロコンピュータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗い工程において、水槽内の水を加熱しつ
    つ、この水槽内に弱水流を発生させ、その水温が所定温
    度に達した場合に、前記水槽内の水流を強水流に切替え
    るようにした洗濯機において、 前記水槽内の水温を検出する手段と、 該手段の検出結果と前記所定温度とを比較する手段と、 前記検出結果が所定温度に達するまでは、前記検出結果
    の上昇に応じて前記弱水流の強度を強める制御を行う手
    段とを具備することを特徴とする洗濯機。
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