JP2994815B2 - 洗濯機の制御装置 - Google Patents

洗濯機の制御装置

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JP2994815B2
JP2994815B2 JP3259221A JP25922191A JP2994815B2 JP 2994815 B2 JP2994815 B2 JP 2994815B2 JP 3259221 A JP3259221 A JP 3259221A JP 25922191 A JP25922191 A JP 25922191A JP 2994815 B2 JP2994815 B2 JP 2994815B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドラム型の洗濯槽を有
する洗濯機を2つのマイクロコンピュータにより制御す
る洗濯機の制御回路に関し、特に一方のマイクロコンピ
ュータにより洗濯槽をインバータ制御する制御回路にお
けるマイクロコンピュータ間の通信技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、周波数変換駆動制御(以下インバ
ータ制御という)は主に産業用機器に採用され、その制
御態様も大型のものとなり、高価である。しかしながら
インバータ制御は回転機器の駆動において自由なトルク
及び回転数を設定でき、ギヤ変換等に比較して大きなメ
リットを有している。
【0003】このようなインバータ制御が近年、エアー
コンディショナー、洗濯機といった家電製品にも採用さ
れるようになっている。特に洗濯機は複数の回転数を設
定する必要があるので、インバータ制御による効果は顕
著となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】洗濯機をインバータ制
御する場合、問題となるのは、インバータのスイッチン
グによりモータからの騒音の発生及びそれに起因する電
気的なノイズによる制御系の誤動作である。この騒音の
周波数はスイッチングの周波数に依存し、それにより”
キーン”といった耳障りな騒音が生じる。
【0005】エアーコンディショナーの場合、インバー
タ制御は室外機のコンプレッサの制御に用いられている
ので、モータからの騒音はそれ程問題にはならないが、
洗濯機の場合、室内で使用されることが多く、また深夜
使用されることが多いので、騒音を減少させ静音化を達
成することが重要な課題となっている。
【0006】消音化を達成するにはモータから生じる騒
音を可聴範囲からずらして高周波側へ移行させることが
必要であり、そのためにはインバータ制御におけるスイ
ッチングの周波数を高速にする必要がある。
【0007】しかしながら汎用の安価なマイクロコンピ
ュータでは、高速スイッチング動作のインバータ制御を
行いながら本体の制御を行うことは、処理速度及びコス
トの面から大変困難であった。そこで本体制御用のマイ
クロコンピュータとインバータ制御用のマイクロコンピ
ュータとの2つをシリアル通信線を用いて接続し、本体
制御用のマイクロコンピュータでインバータ制御用のマ
イクロコンピュータを制御することが考えられる。
【0008】この場合、問題となるのは前述したモータ
等から生じる電気的ノイズがシリアル通信線に侵入し、
そのノイズが原因でマイクロコンピュータが誤動作を起
こしたとき及び電源の臨時電圧低下等の原因により一方
のマイクロコンピュータのみリセットがかかり停止した
とき等の処理方法である。
【0009】特に洗濯機は家庭内にあり、毎日使用さ
れ、また子供が触ることもあるため誤動作することは許
されない。
【0010】しかしながら2つのマイクロコンピュータ
を通信線で接続する場合、ノイズの侵入は避けられなこ
とであり、このためノイズが侵入しても正常に停止させ
ることが重要である。
【0011】本発明は、斯る事情に鑑みなされたもので
あり、洗濯機本体を制御する第1のマイクロコンピュー
タと、可聴範囲外の高周波数のスイッチング動作で洗濯
槽の回転をインバータ制御する第2のマイクロコンピュ
ータとを用いて洗濯機を制御する際に、第1のマイクロ
コンピュータから所定間隔で第2のマイクロコンピュー
タに送信される通信信号又は制御信号及びそれに応答し
て第2のマイクロコンピュータから第1のマイクロコン
ピュータに出力される応答信号とにより、ノイズ等の通
信線への侵入によりマイクロコンピュータのいずれか一
方が誤動作し異常となった場合であっても、そのことを
確実に検出し、電源の遮断又は第2のマクロコンピュー
タのリセットにより洗濯槽を正常に停止できる洗濯機の
制御装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る洗濯機の制
御装置は、外槽と、その内部にて回転するドラム型の洗
濯槽とを有する洗濯機の制御に用いられ、前記洗濯機へ
の電源の給断制御を含む洗濯機全体を制御する第1のマ
イクロコンピュータと、該第1のマイクロコンピュータ
と通信回線で接続され、第1のマイクロコンピュータに
より制御され、前記洗濯槽の回転数を可聴範囲を外れる
位の高い周波数のスイッチング信号によりインバータ制
御する第2のマイクロコンピュータとを備える洗濯機の
制御装置であって、前記第1のマイクロコンピュータ
は、所定の間隔で第2のマイクロコンピュータに制御信
号(一方のマイクロコンピュータが他方のマイクロコン
ピュータにある動作をしなさいと制御するための信号)
又は通信中であることを示す通信信号(正常な通信がで
きているか確認のために用いる信号)を送信する手段
と、前記制御信号又は通信信号の送信の都度、それらに
応じて第2のマイクロコンピュータから送信される応答
信号に基づき、前記通信回線又は第2のマイクロコンピ
ュータに異常を検出する手段と、前記異常を検出したと
き前記洗濯機への電源を遮断する手段とを備え、前記第
2のマクロコンピュータは、第1のマクロコンピュータ
から送信された制御信号又は通信信号に基づき、前記通
信回線又は第1のマイクロコンピュータの異常を検出す
る手段と、前記異常を検出したとき、第2のマイクロコ
ンピュータをリセットする手段とを備えることを特徴と
する。
【0013】
【作用】本発明においては、互いのマイクロコンピュー
タが正常に動作しているかを監視しており、第1のマイ
クロコンピュータから第2のマイクロコンピュータに所
定の間隔で送信される制御信号又は通信信号が所定の時
間内に送信されないことを第2のマイクロコンピュータ
が検出すると、第1のマイクロコンピュータの異常が検
出され、第2のマイクロコンピュータは自身をリセット
し、洗濯槽のインバータ制御を停止し、洗濯槽の回転を
停止させる。また第2のマイクロコンピュータから第1
のマイクロコンピュータに制御信号または通信信号に応
答して送信される応答信号が所定の時間送信されないこ
とを第1のマイクロコンピュータが検出すると、第2の
マイクロコンピュータの異常が検出され、電源を遮断し
て同様に洗濯槽の回転を停止する。従っていずれか一方
のマイクロコンピュータが異常であっても、必ず洗濯槽
の回転が正常に停止できる。
【0014】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て具体的に説明する。
【0015】第1図は本発明に係る制御装置を搭載した
洗濯機の模式的斜視図である。図中1は箱状の板金製の
フレームである。フレーム1の上面の前縁部には、本発
明の制御装置等の電子部品の機器を収容するとともに、
その上面に、後述する各種の操作キーを配設してなるキ
ーボード11を備えた合成樹脂製の上面板である操作部
9a後部が、フレーム1の上面の後縁部には、給水装置
等の機器を収容する合成樹脂製の上面板である収容部9
bが夫々膨張形成されている。またフレーム1の上面に
おける操作部9aと収容部9bとの間には矩形状の上部
衣類投入口10aが開設されており、また上部衣類投入
口10aを白抜矢符にて示す方向に開閉する合成樹脂製
の上蓋14が設けられている。フレーム1の内部には横
軸ドラム形状に形成された合成樹脂製の水槽である外槽
2が配設され、この外槽2内には、洗濯槽である合成樹
脂製の横軸型のドラム3が、外槽2と同軸的に回動及び
回動自在に配設されている。
【0016】第2図は本発明に係る洗濯機の外槽2の外
側を正面視した縦断面図である。外槽2はその底部2c
が平坦な形状であり、その側部2bが外側に湾曲し、そ
の上部2aが上方に角筒状に突出した横軸ドラム形状を
なしており、その上部2aには中間衣類投入口10bが
開設されている。そして、前記上部衣類投入口10aと
中間衣類投入口10bとはゴムパッキン12によって水
密的に接続されている。また、外槽2の側部2b、2b
の下部にはその底面が平坦である水平支持部20、20
が突出形成されており、この水平支持部20、20の底
面には鉄製の取付け板29、29が固定されている。フ
レーム1内において、外槽2の側部2b、2bの上部は
弾性部材よりなる上部支持体5、5…によってフレーム
1の上部四隅から弾性的に吊り下げ支持されている。一
方、外槽2の下部は前記取付け板29、29とフレーム
1の底部との間に配置された弾性部材よりなる下部支持
体6、6…によって支持されている。また、前記上部支
持多5、5…の一方の近傍には、該上部支持体5の振動
に連動し、上部支持体5の振動をドラム3の振動として
捉え、この振動によってオン、オフするマイクロスイッ
チよりなる異常振動スイッチ102が配設されている。
この異常振動スイッチ102のオン、オフ信号は後述す
る第1マイクロコンピュータ100に与えられるように
なっており、その第1マイクロコンピュータ10では前
記信号のオフ時間の間隔が所定時間よりも長い場合にド
ラム3の振動を異常振動とみなす処理を行うようにして
いる。
【0017】前記外槽2の前面壁の中心部には正面視略
涙滴状のヒータケーシング40が配置されている。ヒー
タケーシング40には、その外側からヒータケーシング
40内部に3つの取付金具41、41、41が装入され
ており、ヒータケーシング40の側壁に沿って発熱体を
馬蹄形状に形成した乾燥用ヒータ4がこれらの取付金具
41、41、41にてヒータケーシング40内に固定さ
れている。ヒータケーシング40の正面視左側方には、
外槽2の前面壁に開口する循環口(図示せず)を介して
外槽2内部と連通し、上方に延びる循環ダクト21が一
体形成されている。この循環ダクト21の上部には送風
ファン22が配設されており、この循環ダクト21の上
部とヒータケーシング40との間には接続管42が設け
られており、該接続管42を介して循環ダクト21内部
とヒータケーシング40内部とが連通されている。
【0018】また、ヒータケーシング40の正面視右側
方には、前面壁の1/2の高さ位置に開口された溢水口
(図示せず)からの溢水を導出するための溢水室23が
設けられており、該溢水室23の底部には溢水室23内
の溢水を排水する溢水ホース230が接続されている。
外槽2の前面壁の外側の下部には外槽2内の水位を検出
するためのエアトラップ24が一体形成されている。こ
のエアトラップ24は前記操作部9a近傍に配設された
水位検出器25に圧力ホース26を介して接続されてい
る。水位検出器25は、外槽2内の水位の変化をエアト
ラップ24内部の圧力変化として検出し、この圧力変化
に応じて磁性体をコイル内で移動させ、結果として水位
変化を前記コイルのインダクタンス変化として検出する
ものである。
【0019】外槽2の底部には、外槽2内の水を排水す
る排水する排水口(図示せず)を有する排水口部71が
設けられており、該排水口部71には排水口部71から
の排水を機外に導出するための排水ホース72が接続さ
れている。この排水ホース72には前記溢水室23が溢
水ホース230を介して接続されており、溢水室23内
に流入した溢水はこの排水ホース72によって機外に導
出されるようになっている。前記排水口部71と排水ホ
ース2との間には排水口部71の前記排水口を開閉する
排水電動弁73が設けられており、これは周知の如く、
外槽2の下方に配設された排水モータ79の回転力でワ
イヤを巻き取ることにより弁を開放し、一方、前記回転
力を断つことにより、弁が図示しないバネの付勢力で閉
鎖状態に復帰するようになっている。
【0020】また、収容部9a内には二連式の給水電磁
弁8が配設されている。この給水電磁弁8には、外槽2
の上部2aの側壁にその一端を接続した第2給水ホース
(図示せず)が接続されている。給水電磁弁8から吐出
された給水は前記第1給水ホース26及び第2給水ホー
スを介して外槽2内に供給され、外槽2の内壁を伝って
前記排水口71に至る。
【0021】第3図は本発明の係る洗濯機のドラム3の
内側を正面視した縦断面図、第4図はそのドラム3の内
側を側面視した縦断面図である。
【0022】ドラム3は、横軸型の有底円筒状の胴部3
1と、該胴部31の開口面側の装着された流体バランサ
32と、該流体バランサ32の外側に固定された前面板
33とで構成されており、前面板33を洗濯機の前方に
向けた態様で外槽2内に配設される。前面板33の中心
部には乾燥風を吸入するための、フィルターを兼用した
軸流ファンを形成してなる吸入口部34が突出形成され
ている。この吸入口部34の中心部にはドラム3の前方
側の回転軸となる支軸35の一端部が固定されており、
一方、前面板33が固定された反対側の胴部31の端面
の中心部には、支軸35と同一軸線上に設けられ、ドラ
ム3の他方の回転軸となる支軸36の一端部が固定され
ている。そして、支軸35の他端部にはヒータケーシン
グ40の中央部に配設された前部軸受350によって支
承されており、また支軸36の他端部は外槽2の後部壁
の中央部に配設された後部軸受360によって支承され
ており、ドラム3は支軸35及び支軸36の周りに回動
及び回転自在となっている。
【0023】ドラム3の胴部31の内周面には、胴部3
1の軸心に向かって膨出形成された断面三角形状のバッ
フル31a,31b,31cが3等配されており、この
バッフル31a,31b,31cはドラム3の回転及び
回転時にドラム3内の衣類などの被洗濯物をかきあげる
ようになっている。また、ドラム3の胴部31の内周面
及び外周面には、ドラム3の軸長方向に延びる横リブ3
01,301,…が多数突出形成されている。さらに、
胴部31には多数の透孔302,302,…が穿設され
ており、この透孔302,302,…を介してドラム3
内に対する水の給排が行われるようになっている。
【0024】また、胴部31の外周には胴部31におけ
る中心角120度の円弧部分を縮径することにより形成
された凹所31bが設けられており、この凹所31dの
底部には凹所31d底部の略1/2の領域を占める平面
視矩形状の下部衣類投入口10cが開設されている。前
記凹所31dの前縁及び後縁には、下部衣類投入口10
cの開閉を行う合成樹脂製の蓋体38を摺動自在に取付
けるスライド溝390,390が周方向に延設されてい
る。前記スライド溝390,390は胴部31の周方向
に設けられた突条391,391の各々の上部に帯状の
スライドカバー392,392を取付けて形成される。
前記蓋体38は、スライド溝390,390内に支持さ
れ、スライド溝390,390内を摺動することにより
下部衣類投入口10cの開閉を行うようになっている。
蓋体38の一側縁部と下部衣類投入口10cの口縁との
間には、蓋体38による下部衣類投入口10cの閉止時
の蓋体38の係止とその離脱を行う係脱機構37が設け
られている。また、この蓋体38の上面の中央部には予
め洗剤、漂白剤及び柔軟仕上げ剤等の洗濯処理剤を貯留
するための貯留部380が凹設されている。
【0025】前述した如く、ドラム3は支軸35及び支
軸36でもって、前部軸受350及び後部軸受け360
に支持されているが、後部軸受け360の軸端部は外槽
2の後面壁より外側へ突出しており、この軸端部には駆
動プーリ74が取付けられている。また、外槽2の底面
の外側には、ドラム3の動力源である三相式のモータ7
5が配設されており、このモータ75の駆動軸と前記駆
動プーリ74とはベルト76を介して連結されている。
前記駆動プーリ74の外槽2側には磁石77が取付けら
れており、外槽2の後面壁の外面における磁石77と対
向する位置にはリードスイッチ78,78が配設されて
おり、このリードスイッチ78,78は駆動プーリ74
の回転に伴い、磁石77が近接した場合に閉成し、離間
した場合に開成するようになっている。即ち、リードス
イッチ78,78が1回開閉すれば、ドラム3が1回転
したことになる。
【0026】また、前記取り付け金具41,41,41
の何れか一つには取付金具41の温度を検出することに
よってドラム3の温度を検出するサーミスタよりなるド
ラム温度検出器43が取り付けられている。さらに、外
槽2内の底部には発熱体を底面と並行に取付けた湯沸か
し用ヒータ27が、湯沸かし用ヒータ取付金具270に
よって外槽2内に固定されており、該湯沸かし用ヒータ
27は温水での洗濯を行う場合に使用され、外槽2内の
水を温めるようになっている。前記湯沸かし用ヒータ取
付金具270には、該湯沸かし用ヒータ取付金具270
の温度を検出することによって外槽2内の水温を検出す
る水温検出器28が取付けられている。
【0027】第5図は操作部9aのキーボード11の平
面図である。図中117は予め定めた時間に運転を開始
させるための運転予約を行うべく操作される複数のキー
よりなる予約キー群であり、該予約キー群の117の後
方には、予約時間及びキーボード11より入力された情
報の誤りと運転中の制御の不具合をエラーメッセージと
して表示する表示画面118が設けられている。
【0028】また、予約キー群117の右側方には、外
槽2内の水温(水温値,35℃,45℃)を設定する水
温設定キー111a,洗い行程の時間(5分,10分,
15分)を設定する洗い時間設定キー111b,すすぎ
回数(2回,3回,5回)を設定するすすぎ回数設定キ
ー111c,脱水力(強,中,弱)を設定する脱水力設
定キー111d,及び乾燥用ヒータ4の出力(強,中,
弱)を設定するヒータ出力設定キー111eが列設され
ている。このヒータ出力設定キー111eから右側方に
適長隔離した位置には、洗濯物の種類などに応じた洗濯
コース(標準,ウール,…)を設定する洗濯コース設定
キー113a及び乾燥の仕上がり状態を設定する乾燥コ
ース設定キー113bが列設されている。
【0029】また、前記水温設定キー111a,洗い時
間設定キー111b,すすぎ回数設定キー111c,脱
水力設定キー111d,ヒータ出力設定キー111e,
洗濯コース設定キー113a及び乾燥コース設定キー1
13bの夫々のキーの後方には、これらのキーによって
選択された情報を点灯表示する複数のLEDよりなる水
温設定表示LED群111a,洗い時間設定表示LED
群112b,すすぎ回数設定表示LED群112c,脱
水力設定表示LED群112d,ヒータ出力設定表示L
ED群112e,洗濯コース設定表示LED群114a
及び乾燥コース設定表示LED群114bが夫々設けら
れている。
【0030】前記水温設定キー111a,洗い時間設定
キー111b,すすぎ回数設定キー111c,脱水力設
定キー111d,ヒータ出力設定キー111e,洗濯コ
ース設定キー113a及び乾燥コース設定キー113b
の夫々のキーは1回操作する毎に夫々の設定が変更でき
るようになっており、これに応じて各LED群の点灯表
示が変更される。特に、前記水温設定キー111a,洗
い時間設定キー111b,すすぎ回数設定キー111
c,脱水力設定キー111d,ヒータ出力設定キー11
1eは、所定回数操作すると、夫々の行程に実行が省略
できるようになっている。
【0031】さらに、乾燥コース設定表示群LED11
4bの右側方には使用者の好みに合わせた洗濯コースを
開始させるキーであるお好みコーススタートキー115
a,予め定められた標準的な洗濯コースを開始させるキ
ーである標準コーススタートキー115b,洗濯機の動
作を停止させるストップキー115c,及び上蓋14を
開かせるフタ開キー115dが列設されている。そし
て、これらのキーの夫々の前方には、これらのキーの操
作の受付可能状態を点灯表示するお好みコーススタート
キー受付可能表示LED116a,標準コーススタート
キー受付可能表示LED116b,ストップキー受付可
能表示LED116c及びフタ開キー受付可能表示LE
D116dが夫々設けられている。
【0032】これらのお好みスタートキー115a,標
準コーススタートキー115b,ストップキー115
c,及びフタ開キー115dは、夫々に対応する受付可
能表示LEDが点灯している場合にのみキー操作が有効
となるようになっている。
【0033】使用者はこれらのキー操作をすることによ
って好みにあった運転を行わせることができるようにな
っている。例えば予め定められてた標準的な運転を行う
場合は、標準コーススタートキー115bを操作して運
転を開始させ、それ以外の運転を行う場合は前述の如き
各種キーの操作によって所望の洗濯コースを設定し、お
好みコーススタートキー115aを操作して運転を開始
させる。
【0034】次に本発明にかかる洗濯機の制御装置の構
成について説明する。第6図は洗濯機の制御装置の構成
を示す模式的ブロック図である。
【0035】図中100は洗濯機の主たる制御を行う8
ビットの第1マイクロコンピュータ、200は主として
前記モータ75のインバータ制御を行う16ビットの第
2マイクロコンピュータである。これらの第1マイクロ
コンピュータ100と第2マイクロコンピュータ200
とはシリアル通信回線によって接続されており、第2マ
イクロコンピュータ200は第1マイクロコンピュータ
100によって制御されるとともに、この通信回路を介
して相互間で情報通信を行い、互いの動作を監視できる
ようになっている。
【0036】第1マイクロコンピュータ100には、前
述の如き各種キーから構成される入力キー回路101,
前記水位検出器25,前記ドラム温度検出器43,前記
水温検出器28,前記異常振動スイッチ102及び前記
上蓋14の開閉に連動して開閉する上蓋スイッチ103
からの信号が入力される。第1マイクロコンピュータ1
00には、夫々複数の機器を駆動する回路である第1駆
動回路105及び第2駆動回路107が接続されてお
り、これらに対して前述の如く入力された信号に基づい
て前記機器の駆動のための出力信号が与えられる。ま
た、第1マイクロコンピュータ100には、前述した如
き各LEDよりなるLED表示回路104が接続されて
おり、第1マイクロコンピュータ100からLED表示
回路104に洗濯コースの設定情報及び洗濯機の動作状
況の情報等、LED表示のための情報が与えられる。前
記第1駆動回路105には電源オフ用ACソレノイド1
06,排水モータ79及び送風ファン22が接続されて
おり、これらに対して第1駆動回路105から夫々の駆
動信号が与えられる。前記第2駆動回路107には給水
電磁弁8,外槽2内にソフナーなどの助剤を投入する助
剤投入弁108,上蓋14のロックを解除する上蓋ロッ
ク解除ソレノイド109,湯沸かし用ヒータ27及び第
2駆動回路107から夫々の駆動信号が与えられる。
【0037】第2マイクロコンピュータ200には、モ
ータ75を可聴周波数を越える15kHzのスイッチン
グ周波数でインバータ駆動するインバータ駆動回路11
0及びリードスイッチ78が接続されている。第2マイ
クロコンピュータ200にはリードスイッチ78,78
からドラム3の回転に関する信号が与えられる。そし
て、第2マイクロコンピュータ200からインバータ駆
動回路110へはモータ75の回転制御のための信号が
与えられる。また、インバータ駆動回路110は、第2
マイクロコンピュータ200から与えられた前記制御信
号に基づいてこれに接続されたモータ75に正逆回転制
御及び回転制御のための駆動信号が与えられる。
【0038】第1マイクロコンピュータ100には第1
電源回路111からその動作のための電力が供給されて
おり、前記電力の供給ラインとは別に第1電源回路11
1と第1マイクロコンピュータ100との間には、電源
投入時の第1マイクロコンピュータ100の初期化を行
うリセット回路113と、第1電源回路111から供給
される電力の周波数の50Hz,60Hzの判別を行
い、その判別結果の周波数に同期した動作を第1マイク
ロコンピュータ100に行わせるための周波数同期回路
115が並列接続されている。また、第2マイクロコン
ピュータ200には第2電源回路112からその動作の
ための電力が供給されており、また前記電力の供給ライ
ンとは別に第2電源回路112と第2マイクロコンピュ
ータ200との間には、電源投入時の第2マイクロコン
ピュータ200の初期化を行うリセット回路114が接
続されている。
【0039】前述の第1駆動回路105及びこれによっ
て駆動される機器、第2駆動回路107及びこれによっ
て駆動される機器、インバータ駆動回路110、第1電
源回路111,第2電源回路112には交流電源300
から電力が供給される。この交流電源300からの電力
の供給経路には電源スイッチ116が設けられており、
この電源スイッチ116がオンとなった場合に前述した
如き制御系に電力が供給され、洗濯機が作動可能となる
ようになっている。
【0040】また電源スイッチ116がオンとなった場
合にキーボード111において各種キーが操作されモー
タ75の運動制御用の運転信号を送る必要が生じたと
き、第1マイクロコンピュータ100はシリアル通信回
路を介して0.2秒間隔で第2マイクロコンピュータ2
00に、操作されたキーに応じた運転データを示す8ビ
ートの運転信号を送信しつづける。また運転信号を送る
必要がないときは、第1マイクロコンピュータ100は
通信中であることを示す8ビットの通信信号を0.2秒
間隔でシリアル通信回線を介して第2マイクロコンピュ
ータ200に送信しつづける。
【0041】一方、第2マイクロコンピュータ200は
各種運転信号を受信するとその都度、第1マイクロコン
ピュータ100に運転信号に応じた運転OK等の応答信
号を、また通信信号を受信すると受信OKの応答信号を
夫々第1マイクロコンピュータ100に送信する。運転
信号は洗濯、脱水、乾燥の各行程において種々のパター
ンがあり、運転信号に応答する応答信号も運転信号のパ
ターンに応じた数のパターンがある。この応答信号のパ
ターンは第1マイクロコンピュータ100内のROM
(図示せず)に予め記憶されている。この通信スピード
は10m秒であり、0.2秒間隔で信号を送受信しても
充分信号のやりとりが行える。
【0042】このような信号のやりとりにおいて、第1
マイクロコンピュータ100から第2マイクロコンピュ
ータ200に何らかの運転信号又は通信信号を5回送信
する間に、所定の応答信号を第2マイクロコンピュータ
200が送信してこない場合、第1マイクロコンピュー
タ100からの運転信号又は通信信号にノイズが進入し
た通信異常、または第2マイクロコンピュータ200が
リセットされたか若しくは暴走したかによる第2マイク
ロコンピュータ200の異常とみなして電源オフ用AC
ソレノイド106により電源スイッチ116をオフして
電源を遮断してドラム3を含む洗濯機全体を停止させ
る。
【0043】また第2マイクロコンピュータ200が1
秒間、第1マイクロコンピュータ100からの信号を受
信しない場合は、前述した通信異常、又は第1マイクロ
コンピュータ100の異常とみなして第2マイクロコン
ピュータ200自身にソフトリセットを掛けてインバー
タ駆動回路110への運転信号の出力を停止し、モータ
75への駆動信号の出力をやめてドラム3を停止させ
る。
【0044】以上の如く構成された洗濯機では、第1マ
イクロコンピュータ100及び第2マイクロコンピュー
タ200の制御によって、標準的には、洗い行程→すす
ぎ行程→脱水行程→乾燥行程からなる洗濯コースが逐次
実行される一方、各行程を選択的に行うことも可能とな
っている。前記すすぎ行程は、例えば、第1の中間脱水
動作→第1のすすぎ動作…の如く構成され、すすぎ動作
とすすぎ動作の前に行う中間脱水動作を複数回繰り返す
ようになっている。又、前記脱水行程ではドラム3の正
逆転と停止とを所定周期で行うことによりドラム3の衣
類をほぐす、解し動作を行った後、ドラム3の共振点で
の振動量を抑制させる制御を行い、その後ドラム3を予
め定められた回転数まで加速して通常の脱水を行うよう
になっている。
【0045】このような洗濯機は次に説明するごとき操
作を行うことによって運転される。
【0046】電源の投入後、前記キーボード111にお
いて、標準コーススタートキー115bを操作する(押
す)と、各LEDに、標準洗濯コースの情報(各行程の
設定時間及び動作回数等の標準設定情報)を表す表示が
なされ、標準洗濯コースの運転が開始される。また、標
準洗濯コース以外の運転を行う場合は、まず、前記水温
設定キー111a,洗い時間設定キー111b,すすぎ
回数設定キー111c,脱水力設定キー111d,ヒー
タ出力設定キー111e,洗濯コース設定キー113a
及び乾燥コース設定キー113bを操作して実行させる
べく行程を選択し、選択した行程の設定時間及び動作回
数等の設定を行う。そして、お好みコーススタートキー
115aを押すと、選択された行程のみが順次実行され
る。
【0047】運転が開始されると、洗い行程において
は、まず、設定水位まで外槽2内に給水を行うと同時に
湯沸かし用ヒータ27に通電し、水温設定キー111a
の操作によって設定された設定水温まで洗濯水を加熱す
る。次にモータ75を例えば9秒オンー3秒オフの動作
周期で設定時間内、往復回動を繰り返す。これによりド
ラム3が往復回動し、ドラム3内では洗濯物がバッフル
31a,31b,31Cにかき上げられては落下する所
謂たたき洗いが行われる。さらに前述の如きモータ75
のオフと同時に例えば2秒間、モータ75に直流制動を
働かせる。これによりドラム3が急激に停止するので、
その反動で洗濯物がドラム3内壁にたたきつけられて洗
浄が行われる。
【0048】また、すすぎ行程中のすすぎ動作において
は、洗い行程と同様なモータ75の制御が行われ、すす
ぎが実行される。
【0049】前記すすぎ行程中の中間的脱水動作及び脱
水行程では、外槽2の水位が、予め定められた脱水のた
めのドラム3の回転が可能となる低設定水位を表すリセ
ット水位となると、モータ75が高速で一方向回転させ
られる。これによりドラム3内の洗濯物が遠心力で脱水
される。
【0050】前記乾燥行程ではモータ75が一方向回転
させられるとともに、乾燥用ヒータ4に通電し、送風フ
ァン22及び前記軸流ファンによる送風によって温風が
ドラム3内に送給され、ドラム3内の洗濯物が乾燥させ
られる。
【0051】次に第1および第2マイクロコンピュータ
100,200の通信手順について説明する。
【0052】第7図は第1マイクロコンピュータ100
の通信手順を示すフローチャートであり、最初に電源ス
イッチ116のオンを確認し(S1)、電源スイッチ1
16がオフのときは送/受信を禁止し(S7)、次行程
に進む。電源スイッチ116がオンのときは、送/受信
を許可し(S2)、第2マイクロコンピュータ200か
らの応答信号を受信したか否かをチェックする(S
3)。応答信号を受信した場合は、第1マイクロコンピ
ュータ100内のROM(図示せず)にあらかじめ記憶
されたデータに一致するか否かをチェックし、応答信号
が正規なものか否かを判定する(S4)。次に受信した
応答信号が送信した運転信号又は通信信号等の送信信号
に対応しているか否かをチェックし(S5)、応答信号
が送信信号に対応しているときは送信カウンタを5にセ
ットし(S6)、次行程に進む。この送信カウンタは第
1マイクロコンピュータ100内のRAM(図示せず)
に定められている。
【0053】一方、ステップS4で応答信号が正規なも
のではないとき、又はステップS5で応答信号が送信信
号に対応していないときは、送信カウントをセットせず
次行程に進む。
【0054】また、ステップS3で応答信号を受信して
いない場合は、直前に送信信号を送信してから0.2秒
経過したか否かをチェックしていく(S8)、0.2秒
経過していないときは次行程に進み、0.2秒経過した
ときは、第1マイクロコンピュータ100内に運転デー
タがあるか否かをチェックし(S9)、運転データがあ
る場合はそれに応じた運転信号を第2マイクロコンピュ
ータ200に送信し(S10)、運転データがない場合
は通信中であることを示す通信信号を第2マイクロコン
ピュータ200に送信する(S11)。そして送信カウ
ンタを1デクリメントし(S12)、送信カウンタが0
になったか、即ち0.2秒間隔で5回送信信号を送信し
た間に応答信号を受信しなかったか否かをチェックし
(S13)、送信カウンタが0のときは、送信信号を送
信しているにも拘わらず、応答信号を1秒間受信しなか
ったので、信号回路へのノイズの進入による通信回線の
異常又は第2マイクロコンピュータ200のリセット、
暴走等の第2マイクロコンピュータ200の異常を判断
し、通信異常をLED表示回路104に報知し(S1
4)、電源オフ用ACソレノイド106をオンし、電源
スイッチ116をオフし、交流電源300を遮断する
(S15)。
【0055】第8図は第2マイクロコンピュータ200
の通信手順を示すフローチャートであり、最初に1秒間
の時間を計数するための時間カウンタをインクリメント
し(S20)、時間カウンタがオーバーフローしたか否
か、即ち、直前に送信信号を受信して、それに対する応
答信号を出し、時間カウンタをセットしてから1秒間経
過しかた否かをチェックする(S21)。時間カウンタ
がオーバーフローした場合は、そのことを示す1秒フラ
グを1にセットし(S22)、時間カウンタの内容を0
にセットする(S23)。時間カウンタがオーバーフロ
ーしていない場合はステップS22,S23をスキップ
する。
【0056】次に第1マイクロコンピュータ100から
の送信信号を受信したか否かをチェックし(S24)、
送信信号を受信した場合は、それが通信信号か運転信号
かを判別する(S25,S26)。通信信号を受信した
ときは、第2マイクロコンピュータ200から第1マイ
クロコンピュータ100に送るべき送信データ、例えば
ドラム3が停止した等の状態を示す応答信号以外の送信
データがあるか否かをチェックし(S33)、送信デー
タがある場合は、その送信データを第1マイクロコンピ
ュータ100に送信し(S34)、送信データがない場
合は受信OKを示す応答信号を第1マイクロコンピュー
タ100に送信する(S27)。また、運転信号を受信
したときはそれに応じた運転OKを示す応答信号を第1
マイクロコンピュータ100に送信し(S20)、受信
した運転信号に伴うモータ75の運転制御を行う(S2
9)。そして、1秒フラグを0にリセットし(S3
1)、時間カウンタのセットを行い次工程に進む。
【0057】一方、ステップS24で送信信号を受信し
なかった場合、またはステップS26で受信した信号が
通信信号か運転信号か判別できなかったときは、1秒フ
ラグが1にセットされているか否かをチェックし(S3
2)、1秒フラグが1にセットされていないときは直ち
に異常とは判別せず次に進む。また、ステップS32で
1秒フラグが1にセットされているときは、ノイズの進
入による通信回線の異常又は第1マイクロコンピュータ
100の異常と判断し、第2マイクロコンピュータ20
0にソフトリセットをかけ、第2マイクロコンピュータ
200の動作を停止させ、インバータ駆動回線110へ
の信号の出力を停止する。
【0058】このとき、第1マイクロコンピュータ10
0への応答信号の出力も停止される。従って、第1マイ
クロコンピュータ100から送信信号を5回送信する間
に第1マイクロコンピュータ100は応答通信を受信で
きなくなるので、第1マイクロコンピュータ100は電
源スイッチ116をオフし、洗濯機全体の動作を停止す
る。
【0059】このように互いに通信している信号にノイ
ズが進入してその信号の一部が変化しても所定の信号と
異なるとステップS4,S5,ステップS26で受付け
ないので、ノイズに対してもその影響を受けることが少
なくなる。
【0060】また、第1マイクロコンピュータはそこか
ら0.2秒間隔で送信された通信信号または運転信号が
5回送信される間にそれに応じた応答信号がない場合に
第2マイクロコンピュータの異常を判断しているので、
多少のノイズが通信回線に進入してもその後直ちに復旧
すれば、ドラムが停止することはなく、耐ノイズレベル
が向上する。
【0061】また、2つのマイクロコンピュータを相互
に監視しているので、一方のマイクロコンピュータが誤
動作してもそれを感知してドラムを正常停止させること
ができ、安全性が高い洗濯機を得られる。
【0062】さらに、本実施例ではインバータ制御のス
イッチング周波数を15kHzという人間には聞こえに
くい周波数の範囲にしているので、スイッチングに伴う
騒音が人間には聴取できず、静音化が可能になる。
【0063】なお、本実施例には横軸ドラム式の洗濯槽
を有する洗濯機を例に説明したが、本発明はこれに限る
ものではなく縦軸ドラム式のものであってもよい。
【0064】さらに、本実施例では2つのマクロコンピ
ュータのうちどちらか一方に異常が発生すれば動作を停
止する洗濯機を例に説明したが、本発明はこれに限るも
のではなく、マイクロコンピュータのどちらか一方に異
常が発生すれば他方のマイクロコンピュータがリッセト
し、異常の発生前の状態から再度スタートさせてもよ
い。
【0065】これは、図6において、第1マイクロコン
ピュータ100をリセットするリセット回路113と第
2マイクロコンピュータ200を接続し、又同様に第2
マイクロコンピュータ200をリセットするリセット回
路114と第1マイクロコンピュータを接続しておき、
図7のステップS8以下のステップを図9のように、ま
た図8のステップS24以下のステップを図10のよう
に変更する。
【0066】まず図9における第1マイクロコンピュー
タの動作は、ステップS10で運転信号あるいはステッ
プS11で通信信号を送信するときに、ステップS16
で第1マイクロコンピュータ100が現在実行している
運転行程を示すデータを送信してから次行程に進む。一
方、ステップS13で送信カウンタが0、即ち通信回線
あるいは第2マイクロコンピュータ200の異常を検知
すれば、ステップS14で報知するとともに、ステップ
S17でリセット回路114に信号を送信して第2マイ
クロコンピュータ200をリセットし、初期化した後、
ステップS18で異常検知直前の運転信号を第2マイク
ロコンピュータ200に送信して、第2マイクロコンピ
ュータ200を復旧する。
【0067】次に図10における第2マイクロコンピュ
ータ200の動作は、ステップS24で第1マイクロコ
ンピュータ100からの信号を受信したと判断すれば、
ステップS25、S26で通信信号か運転信号か判断さ
れ、いずれかであればOK信号を送信した後、ステップ
S36で第1マイクロコンピュータ100から送信され
た運転行程を示すデータを第2マイクロコンピュータ2
00内のRAMに記憶し、次行程に進む。一方、ステッ
プS24で送信信号を受信しなかったとき、あるいはス
テップS26で受信した信号が運転信号又は通信信号で
あると判断されなかったときは、1秒フラグが1にセッ
トされているかステップS32でチェックし、セットさ
れていなければ直ちに異常と判断せずに、次行程に進
む。また、セットされていれば、ステップS37でリセ
ット回路113に信号を送信して第1マイクロコンピュ
ータ100をリセットし、その後ステップS38で第2
マイクロコンピュータ200のRAMに記憶されている
行程データを第1マイクロコンピュータ100に送信し
て、第1マイクロコンピュータ100を異常の発生する
直前からスタートさせて復旧してから次行程に進むもの
である。
【0068】なお、本実施例では洗濯、脱水、乾燥を行
う洗濯機を例に説明したが、本発明はこれに限るもので
はなく、洗濯、脱水を行う洗濯機にも適用できる。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、全体を制御する第1マ
イクロコンピュータと、洗濯槽をインバータ制御する第
2マイクロコンピュータとを通信回線で結び、第1マイ
クロコンピュータから所定間隔で第2マイクロコンピュ
ータに送信された制御信号又は通信信号及びその応答信
号により、通信回線の異常又は相互のマイクロコンピュ
ータの異常を検出し、電源の遮断又はマイクロコンピュ
ータのリセットを行っているので、通信回線へのノイズ
の侵入による通信回線への異常又はマイクロコンピュー
タの誤動作等の異常が生じても正常に洗濯槽を含む洗濯
機全体を停止でき、耐ノイズ性を向上できる等の優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗濯機の模式的斜視図である。
【図2】本発明の洗濯機の外槽の外側を正面視した縦断
面図である。
【図3】本発明の洗濯機のドラムの内側を正面視した縦
断面図である。
【図4】図3のドラムの内面を側面視した縦断面図であ
る。
【図5】本発明の洗濯機の操作部のキーボードの平面図
である。
【図6】本発明の洗濯機の制御装置の構成を示す模式的
ブロック図である。
【図7】本発明の洗濯機の第1マイクロコンピュータの
通信手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明の洗濯機の第2マイクロコンピュータの
通信手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明の他の実施例の洗濯機の第1マイクロコ
ンピュータの通信手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明の他の実施例の洗濯機の第2マイクロ
コンピュータの通信手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 外槽 3 ドラム 75 モータ 100 第1マイクロコンピュータ 106 電源オフ用ACソレノイド 110 インバータ駆動回路 200 第2マイクロコンピュータ 300 交流電源

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外槽と、その内部にて回転するドラム型
    の洗濯槽とを有する洗濯機の制御に用いられ、前記洗濯
    機への電源の給断制御を含む洗濯機全体を制御する第1
    のマイクロコンピュータと、該第1のマイクロコンピュ
    ータと通信回線で接続され、第1のマイクロコンピュー
    タにより制御され、前記洗濯槽の回転数を可聴範囲より
    高い周波数のスイッチング信号によりインバータ制御す
    る第2のマイクロコンピュータとを備える洗濯機の制御
    装置であって、前記第1のマイクロコンピュータは、所
    定の間隔で第2のマイクロコンピュータに制御信号又は
    通信中であることを示す通信信号を送信する手段と、前
    記制御信号又は通信信号の送信の都度、それらに応じて
    第2のマイクロコンピュータから送信される応答信号に
    基づき、前記通信回線又は第2のマイクロコンピュータ
    に異常を検出する手段と、前記異常を検出したとき前記
    洗濯機への電源を遮断する手段とを備え、前記第2のマ
    クロコンピュータは、第1のマクロコンピュータから送
    信された制御信号又は通信信号に基づき、前記通信回線
    又は第1のマイクロコンピュータの異常を検出する手段
    と、前記異常を検出したとき、第2のマイクロコンピュ
    ータをリセットする手段とを備えることを特徴とした洗
    濯機の制御装置。
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