JP3123993B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP3123993B2
JP3123993B2 JP10328316A JP32831698A JP3123993B2 JP 3123993 B2 JP3123993 B2 JP 3123993B2 JP 10328316 A JP10328316 A JP 10328316A JP 32831698 A JP32831698 A JP 32831698A JP 3123993 B2 JP3123993 B2 JP 3123993B2
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drum
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washing machine
rinsing
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修司 堀田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は外槽内に配された洗濯槽
を回転させて洗い工程、すすぎ工程及び脱水工程を実行
する洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】洗濯機で洗濯を行う場合、洗濯物量、即
ち洗濯の負荷量を検出し、この負荷量に基づいて洗い工
程、すすぎ工程及び脱水工程等の工程での、種々の動作
の動作量及び動作時間を調節すると、洗濯物の量に適し
た洗い、すすぎ及び脱水が行え、洗濯物の良好な仕上り
が得られる。従来の洗濯機において、前記負荷量を検出
する方法としては、次に説明するような検出方法があ
る。例えば、パルセータの回転によって発生させられる
水流によって洗い工程及びすすぎ工程を実行する洗濯機
では、洗い工程を行う前に槽内に少量の吸水を行い、低
水位でパルセータを所定時間回転させた後、パルセータ
を停止させ、この停止後のバルセータの回転回数の多少
によって前記負荷量を検出する方法がある。この場合、
負荷量が多いほど、前記停止後の回転回数が多くなる。
また、所定の支持部材によって該外槽内に横軸型の洗濯
槽であるドラムを回動又は回転自在に支持してあり、前
記ドラムを低速で往復回動させて洗い工程及び中間的な
脱水動作を含むすすぎ工程を実行し、前記ドラムを高速
で回転させて脱水工程を実行するドラム式の洗濯機で
は、前記支持部材に重量検出器を取付け、この重量検出
器によって前記負荷量を検出する方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述の如
き、パルセータの停止後の回転回数の多少によって前記
負荷量を検出する方法では、洗濯物の量が多い場合は洗
濯物とパルセータとの摩擦力が大となって洗濯物が傷む
問題があった。また、前述の如き重量検出器によって前
記負荷量を検出する方法では、支持部材に重量検出器を
取付けることにより洗濯機の内部構造が複雑になるとい
う問題があった。本発明は斯かる事情に鑑みてなされた
ものであり、その内部構造を複雑化させることなく、洗
濯に関する動作中に負荷量を精度良く検出することを可
能とする洗濯機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明に係る
洗濯機は、外槽と、その内部にて回転する洗濯槽と、該
洗濯槽を回転駆動させるモータとを備え、洗い工程と、
脱水動作,すすぎ動作を順次行うすすぎ工程と、脱水動
作を行う脱水工程とを順次実行させる洗濯機において、
前記すすぎ工程における脱水動作での前記洗濯槽の減速
時における慣性力の大きさから負荷量を求める手段を有
し、求められた負荷量によりその後に行われる動作を制
御することを特徴とする。本願の第2発明に係る洗濯機
は、外槽と、その内部にて回転する洗濯槽と、該洗濯槽
を回転駆動させるモータとを備え、洗い工程と、脱水動
作,すすぎ動作を順次行うすすぎ工程と、脱水動作を行
う脱水工程と、乾燥工程とを順次実行させる洗濯機にお
いて、前記脱水工程における脱水動作での前記洗濯槽の
減速時における慣性力の大きさから負荷量を求める手段
を有し、求められた負荷量によりその後に行われる動作
を制御することを特徴とする。
【0005】以上、本発明では、洗濯槽の減速時の慣性
力の大きさから負荷量が求められる。即ち、脱水動作に
おいて洗濯槽を減速させる場合、洗濯槽に慣性力が作用
する。この時、洗濯槽内の負荷量が多いとその慣性力も
大きく、負荷量が少ないと慣性力も小さい。従って、こ
の慣性力の大きさが負荷量に比例することを利用して負
荷量を求めることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施例を示す図
面に基づいて具体的に説明する。図1は、本発明に係る
洗濯機の模式的斜視図である。図中1は、有低角柱状の
板金製のフレームである。フレーム1の上面の前縁部に
は、電子部品等の機器を収容すると共にその上面に、後
述する各種の操作キーを配設してなるキーボード11を
備えた合成樹脂製の上面板である操作部9aが、フレー
ム1の上面の後縁部には、給水装置等の機器を収容する
合成樹脂製の上面板である収容部9bが夫々膨張形成さ
れている。また、フレーム1の上面における操作部9a
と収容部9bとの間には矩形状の上部衣類投入口10aが
開設されており、また上部衣類投入口10aを図中白抜
矢符にて示す方向に開閉する合成樹脂製の上蓋14が設
けられている。フレーム1の内部には横軸ドラム形状に
形成された合成樹脂製の水槽である外槽2が配設され、
この外槽2内には、洗濯槽である合成樹脂製の横軸型の
ドラム3が、外槽2と同軸的に回動及び回転自在に配設
されている。図2は本発明に係る洗濯機の外槽2の外側
を正面視した縦断面図である。外槽2はその底部2cが
平坦な形状であり、その側部2bが外側に湾曲し、その
上部2aが上方に角筒状に突出した横軸ドラム形状をな
しており、その上部2aには中間衣類投入口10bが開設
されている。そして、前記上部衣類投入口10aと中間
衣類投入口10bとはゴムパッキン12によって水密的
に接続されている。また、外槽2の側部2b,2bの下部
にはその底面が平坦である水平支持部20,20が突出
形成されており、この水平支持部20,20の底面には
鉄製の取り付け板29、29が固定されている。フレー
ム1内において、外槽2の側部2b2bの上部は弾性部
材よりなる上部支持体5,5…によってフレーム1の上
部四隅から弾性的に吊り下げ支持されている。一方、外
槽2の下部は前記取り付け板29,29とフレーム1の
底部との間に配設された弾性部材よりなる下部支持体
6,6…によって支持されている。また、前記上部支持
体5,5…の一方の近傍には、該上部支持体5の振動に
連動し、上部支持体5の大なる振動をドラム3の振動と
して捉え、この振動によってオン、オフするマイクロス
イッチよりなる異常振動スイッチ102が配設されてい
る。この異常振動スイッチ102のオン,オフ信号は、
後述する第1マイクロコンピュータ100に与えられる
ようになっており、その第1マイクロコンピュータ10
0では前記信号のオフ時間の間隔が所定時間よりも長い
場合にドラム3の振動を異常振動とみなす処理を行うよ
うになっている。前記外槽2の前面壁の中心部には正面
視略涙滴状のヒータケーシング40が配設されている。
ヒータケーシング40には、その外側からヒータケーシ
ング40内部に3つの取付金具41,41,41が装入
されており、ヒータケーシング40の側壁に沿って発熱
体を馬蹄形状に形成した乾燥用ヒータ4がこれらの取付
金具41,41,41にてヒータケーシング40内に固
定されている。ヒータケーシング40の正面視左側方に
は、外槽2の前面壁に開口する循環口(図示せず)を介
して外槽2内部と連通し、上方に延びる循環ダクト21
が一体形成されている。この循環ダクト21の上部には
送風ファン22が配設されており、この循環ダクト21
の上部とヒータケーシング40との間には接続管42が
設けられており、該接続管42を介して循環ダクト21
内部とヒータケーシング40内部とが連通されている。
また、ヒータケーシング40の正面視右側方には、前面
壁の1/2の高さ位置に開口された溢水口(図示せず)
からの溢水を導出するための溢水室23が設けられてお
り、該溢水室23の底部には溢水室23内の溢水を排水
する溢水ホース230が接続されている。外槽2の前面
壁の外側の下部には外槽2内の水位を検出するためのエ
アトラップ24が一体形成されている。このエアトラッ
プ24は前記操作部9a近傍に配設された水位検出器2
5に圧力ホース26を介して接続されている。水位検出
器25は、外槽2内の水位の変化をエアトラップ24内
部の圧力変化として検出し、この圧力変化に応じて磁性
体をコイル内で移動させ、結果として水位変化を前記コ
イルのインダクタンス変化として検出するものである。
外槽2の底部には、外槽2内の水を排水する排水口(図
示せず)を有する排水口部71が設けられており、該排
水口部71には排水口部71からの排水を機外に導出す
るための排水ホース72が接続されている。この排水ホ
ース72には前記溢水室23が溢水ホース230を介し
て接続されており、溢水室23内に流入した溢水はこの
排水ホース72によって機外に導出されるようになって
いる。前記排水口部71と排水ホース72との間には排
水口部71の前記排水口を開閉する排水電動弁73が設
けられており、これは周知の如く、外槽2の下方に配設
された排水モータ79の回転力でワイヤを巻き取ること
により弁を開放し、一方、前記回転力を断つことによ
り、弁が図示しないバネの付勢力で閉塞状態に復帰する
ようになっている。また、収容部9b(第1図参照)内
には二連式の給水電磁弁8が配設されている。この給水
電磁弁8には、外槽2の上部2aの側壁にその一端を接
続した第1給水ホース26及び外槽2の上部2aの前面
壁にその一端を接続した第2給水ホース(図示せず)が
接続されている。給水電磁弁8から吐出された給水は前
記第1給水ホース26及び第2給水ホースを介して外槽
2内に供給され、外槽2の内壁を伝って前記排水口部7
1に至る。図3は本発明に係る洗濯機のドラム3の内側
を正面視した縦断面図、図4はそのドラム3の内側を側
面視した縦断面図である。ドラム3は、横軸型の有底円
筒状の同部31と、該胴部31の開口面側に装着された
流体バランサ32と、該流体バランサ32の外側に固定
された前面板33とで構成されており、前面板33を洗
濯機の前方に向けた態様で外槽2内に配設される。前面
板33の中心部には乾燥風を吸入するための、フィルタ
ーを兼用した軸流ファンを形成してなる吸入口部34が
突出形成されている。この吸入口部34の中心部にはド
ラム3の前方側の回転軸となる支軸35の一端部が固定
されており、一方、前面板33が固定された反対側の胴
部31の端面の中心部には、支軸35と同一軸心線上に
設けられ、ドラム3の他方の回転軸とな支軸36の一端
部が固定されている。そして、支軸35の他端部はヒー
タケーシング40の中央部に配設された前部軸受350
によって支承されており、また、支軸36の他端部は外
槽2の後部壁の中央部に配設された後部軸受360によ
って支承されており、ドラム3は支軸35及び支軸36
の周りに回動及び回転自在となっている。ドラム3の胴
部31の内周面には、胴部31の軸心に向かって膨出形
成された断面三角形状のバッフル31a,31b,31c
が3等配されており、このバッフル31a,31b,31
cはドラム3の回動及び回転時にドラム3内の衣類をか
き上げるようになっている。また、ドラム3の胴部31
の内周面及び外周面には、ドラム3の軸長方向に延びる
横リブ301,301,…が多数突出形成されている。
さらに、胴部31には多数の透孔302,302…が穿
設されており、この透孔302,302,…を介してド
ラム3内に対する水の給排が行われるようになってい
る。また、胴部31の外周には胴部31における中心角
120度の円弧部分を縮径することにより形成された凹
所31dが設けられており、この凹所31の底部には凹
所31d底部の略1/2の領域を占める平面視矩形状の下
部衣類投入口10cが開設されている。前記凹所31dの
前縁及び後縁には、下部衣類投入口10cの開閉を行う
合成樹脂製の蓋体38を摺動自在に取付けるスライド溝
390,390が周方向に延設されている。前記スライ
ド溝390,390は胴部31の周方向に設けられた突
条391,391の夫々の上部に帯状のスライドカバー
392,392を取り付けて形成される。前記蓋体38
は、スライド溝390,390内に支持され、スライド
溝390,390内を摺動することにより下部衣類投入
口10cの開閉を行うようになっている。蓋体38の一
側縁部と下部衣類投入口10cの口縁との間には、蓋体
38による下部衣類投入口10cの閉止時の蓋体38の
係止とその離脱を行う係脱機構37が設けられている。
また、この蓋体38の上面の中央部には予め洗剤、漂白
剤及び柔軟仕上げ剤などの洗濯処理剤を貯留するための
貯留部380が凹設されている。前述した如く、ドラム
3は支軸35及び支軸36でもって、前部軸受350及
び後部軸受360に支持されているが、後部軸受360
の軸端部は外槽2の後面壁より外側へ突出しており、こ
の軸端部には駆動プーリ74が取り付けられている。ま
た、外槽2の底面の外側には、ドラム3の動力源である
三相誘導電動機たるモータ75が配設されており、この
モータ75の駆動軸と前記駆動プーリー74とはベルト
76を介して連結されている。前記駆動プーリ74の外
槽2側には磁石77が取り付けられており、外槽2の後
面壁の外面における磁石77と対向する位置にはリード
スイッチ78が配設されており、このリードスイッチ7
8は駆動プーリ74の回転に伴い、磁石77が近接した
場合に閉成し、離間した場合に開成するようになってい
る。即ち、リードスイッチ78が1回開閉すれば、ドラ
ム3が1回転したことになる。このリードスイッチ78
の出力信号は後述する第1マイクロコンピュータ100
へ与えられるようになっており、その第1マイクロコン
ピュータ100では、リードスイッチ78の出力信号に
基づいて、ドラム3が1回転する間の時間からドラム3
の回転数(rpm)を検出できるようになっている。ま
た、前記取付金具41,41,41の何れか一つには取
付金具41の温度を検出することによってドラム3の温
度を検出するサーミスタよりなるドラム温度検出器43
が取付けられている。さらに、外槽2内の底部には発熱
体を底面と平行に取付けた湯沸かし用ヒータ27が、湯
沸かし用ヒータ取付金具270によって外槽2内に固定
されており、該湯沸かし用ヒータ27は温水での洗濯を
行う場合に使用され、外槽2内の水を温めるようになっ
ている。前記湯沸かし用ヒータ取付金具270には、該
湯沸かし用ヒータ取付金具270の温度を検出すること
によって外槽2内の水温を検出する水温検出器28が取
付けられている。図5は操作部9aのキーボード11の
平面図である。図中117は予め定めた時間に運転を開
始させるための運転予約を行うべく操作される複数のキ
ーよりなる予約キー群であり、該予約キー群117の後
方には、予約時間及びキーボード11より入力された情
報の誤りと運転中の制御の不具合をエラーメッセージと
して表示する表示画面118が設けられている。また、
予約キー群117の右側方には、外槽2内の水温(水温
値,35℃,45℃)設定する水温設定キー111a,
洗い工程の時間(5分,10分,15分)を設定する洗
い時間設定キー111b,すすぎ回数(2回,3回,5
回)を設定するすすぎ回数設定キー111c,脱水力
(強,中,弱)を設定する脱水力設定キー111d,及
び乾燥用ヒータ4の出力(強,中,弱)を設定するヒー
タ出力設定キー111eが列設されている。このヒータ
出力設定キー111eから右側方に適長離隔した位置に
は、衣類の種類等に応じた洗濯コース(標準,ウール,
…)を設定する洗濯コース設定キー113a及び乾燥の
仕上り状態を設定する乾燥コース設定キー113bが列
設されている。また、前記水温設定キー111a,洗い
時間設定キー111b,すすぎ回数設定キー111c,脱
水力設定キー111d,ヒータ出力設定キー111e,洗
濯コース設定キー113a及び乾燥コース設定キー11
3bの夫々のキーの後方には、これらのキーによって選
択された情報を点灯表示する複数のLEDよりなる水温
設定表示LED群112a,洗い時間設定表示LED群
112b,すすぎ回数設定表示LED群112c,脱水力
設定表示LED群112d,ヒータ出力設定表示LED
群112e,洗濯コース設定表示LED群114a及び乾
燥コース設定表示LED群114bが夫々設けられてい
る。前記水温設定キー111a,洗い時間設定キー11
1b,すすぎ回数設定キー111c,脱水力設定キー11
1d,ヒータ出力設定キー111e,洗濯コース設定キー
113a及び乾燥コース設定キー113bの夫々のキー
は1回操作する毎に夫々の設定が変更できるようになっ
ており、これに応じて各LED群の点灯表示が変更され
る。特に、前記水温設定キー111a,洗い時間設定キ
ー111b,すすぎ回数設定キー111c,脱水力設定キ
ー111d,ヒータ出力設定キー111eは、所定回操作
すると、夫々の工程に実行が省略できるようになってい
る。さらに、乾燥コース設定表示群LED114bの右
側方には使用者の好みに合わせた洗濯コースを開始させ
るキーであるお好みコーススタートキー115a,予め
定められた標準的な洗濯コースを開始させるキーである
標準コーススタートキー115b,洗濯機の動作を停止
させるストップキー115c,及び上蓋14を開かせる
フタ開キー115dが列設されている。そして、これら
のキーの夫々の前方には、これらのキーの操作の受付可
能状態を点灯表示するお好みコーススタートキー受付可
能表示LED116a,標準コーススタートキー受付可
能表示LED116b,ストップキー受付可能表示LE
D116c及びフタ開キー受付可能表示LED116dが夫
々設けられている。これらのお好みコーススタートキー
115a,標準コーススタートキー115b,ストップキ
ー115c,及びフタ開キー115dは、夫々に対応する
受付可能表示LEDが点灯している場合にのみキー操作
が有効となるようになっている。使用者はこれらのキー
を操作することによって好みに合った運転をおこなわせ
ることができるようになっている。例えば予め定められ
た標準的な運転を行う場合は、標準コーススタートキー
115bを操作して運転を開始させ、それ以外の運転を
行う場合は前述の如き各種キーの操作によって所望の洗
濯コースを設定し、お好みコーススタートキー115a
を操作して運転を開始させる。次に本発明に係る洗濯機
の制御系の構成について説明する。図6は洗濯機の制御
系の構成を示す模式的ブロック図である。図中100は
洗濯機の主たる制御を行う第1マイクロコンピュータ、
200は主として前記モータ75のインバータ制御を行
う第2マイクロコンピュータである。こららの第1マイ
クロコンピュータ100と第2マイクロコンピュータ2
00とは通信回線によって接続されており、この通信回
線を介して相互間で情報通信を行えるようになってい
る。第1マイクロコンピュータ100には、前述の如き
各種操作キーから構成される入力キー回路101,前記
水位検出器25,前記ドラム温度検出器43,前記水温
検出器28,前記異常振動スイッチ102及び前記上蓋
14の開閉に連動して開閉する上蓋スイッチ103から
の信号が入力される。第1マイクロコンピュータ100
には、夫々複数の機器を駆動する回路である第1駆動回
路105及び第2駆動回路107が接続されており、こ
れらに対して前述の如く入力された信号に基づいて前記
機器の駆動のための制御信号が与えられる。また、第1
マイクロコンピュータ100には、前述した如き各LE
DよりなるLED表示回路104が接続されており、第
1マイクロコンピュータ100からLED表示回路10
4に洗濯コースの設定情報及び洗濯機の動作状況の情報
等、LED表示のための情報が与えられる。前記第1駆
動回路105には電源オフ用ACソレノイド106,排
水モータ79及び送風ファン22が接続されており、こ
れらに対して第1駆動回路105から夫々の駆動信号が
与えられる。前記第2駆動回路107には給水電磁弁
8,外槽2内にソフナーなどの助剤を投入する助剤投入
弁108,上蓋14のロックを解除する上蓋ロック解除
ソレノイド109,湯沸かし用ヒータ27及び乾燥用ヒ
ータ4が接続されており、これらに対して第2駆動回路
107から夫々の駆動信号が与えられる。第2マイクロ
コンピュータ200には、モータ75をインバータ駆動
すると共にモータ75が発電した場合の発電電圧を検出
するインバータ駆動回路110及びリードスイッチ78
が接続されている。第2マイクロコンピュータ200に
はリードスイッチ78からドラム3の回転に関する信号
が与えられる。そして、第2マイクロコンピュータ20
0からインバータ駆動回路110へはモータ75の回転
制御のための制御信号が与えられる。また、インバータ
駆動回路110は、第2マイクロコンピュータ200か
ら与えられた前記制御信号に基づいてこれに接続された
モータ75に正逆回転制御及び回転数制御のための駆動
信号が与えられる。第1マイクロコンピュータ100に
は第1電源回路111からその動作のための電力が供給
されており、また前記電力の供給ラインとは別に第1電
源回路111と第1マイクロコンピュータ100との間
には、電源投入時の第1マイクロコンピュータ100の
初期化を行うリセット回路113と、第1電源回路11
1から供給される電力の周波数の50Hz,60Hzの
判別を行い、その判別結果の周波数に同期した動作を第
1マイクロコンピュータ100に行わせるための周波数
同期回路115が並列接続されている。また、第2マイ
クロコンピュータ200には第2電源回路112からそ
の動作のための電力が供給されており、また前記電力の
供給ラインとは別に第2電源回路112と第2マイクロ
コンピュータ200との間には、電源投入時の第2マイ
クロコンピュータ200の初期化を行うリセット回路1
14が接続されている。前述の第1駆動回路105及び
これによって駆動される機器,第2駆動回路107及び
これによって駆動される機器,インバータ駆動回路11
0,第1電源回路111,第2電源回路112には交流
電源300から電力が供給される。この交流電源300
からの電力の供給経路には電源スイッチ116が設けら
れており、この電源スイッチ116がオンとなった場合
に前述した如き制御系に電力が供給され、洗濯機が作動
可能となるようになっている。以上の如く構成された洗
濯機では、第1マイクロコンピュータ100及び第2マ
イクロコンピュータ200の制御によって、標準的に
は、洗い工程→すすぎ工程→脱水工程→乾燥工程からな
る洗濯コースが逐次実行される一方、各工程を選択的に
行うことも可能となっている。前記すすぎ工程では、例
えば、第1の脱水動作→第1のすすぎ動作→第2の脱水
動作→第2のすすぎ動作…の如く構成され、脱水動作及
びすすぎ動作を複数回繰り返すようになっている。前記
脱水工程では前述の如き脱水動作を行うようになってい
る。また、前記すすぎ工程又は脱水工程での脱水動作中
には、後述する如き方法によってドラム3の負荷量を検
出するようになっている。このような洗濯機は次に説明
する如き操作を行うことによって運転される。電源投入
後、前記キーボード111において、標準コーススター
トキー115bを操作する(押す)と、各LEDに、標
準洗濯コースの情報(各工程の設定時間及び動作回数等
の標準設定情報)を表す表示がなされ、標準洗濯コース
の運転が開始される。また、標準洗濯コース以外の運転
を行う場合は、まず、前記水温設定キー111a,洗い
時間設定キー111b,すすぎ回数設定キー111c,脱
水力設定キー111d,ヒータ出力設定キー111e,洗
濯コース設定キー113a及び乾燥コース設定キー11
3bを操作して実行させるべき工程を選択し、選択した
工程の設定時間及び動作回数等の設定を行う。そして、
お好みコーススタートキー115aを押すと、選択され
た工程のみが順次実行される。運転が開始されると、洗
い工程においては、まず、設定水位まで外槽2内に給水
を行うと同時に湯沸かし用ヒータ27に通電し、水温設
定キー111aの操作によって設定された設定水温まで
洗濯水を加熱する。次に、モータ75を例えば9秒オン
−3秒オフの動作周期で往復回動させ、設定時間内これ
を繰り返す。これにより、ドラム3が往復回動し、ドラ
ム3内では衣類がバッフル31a,31b,31cにかき
上げられては落下する所謂たたき洗いが行われる。さら
に前述の如きモータ75のオフと同時に例えば2秒間、
モータ75に直流制動を働かせる。これによりドラム3
が急激に停止するので、その反動で衣類がドラム3内壁
にたたきつけられて洗浄が行われる。また、すすぎ工程
中のすすぎ動作においては、洗い工程と同様なモータ7
5の制御が行われ、すすぎが実行される。前記すすぎ工
程及び脱水工程では、脱水動作が行われるが、排水によ
って外槽2の水位が、予め定められた脱水のためのドラ
ム3の回転が可能となる低設定水位を表すリセット水位
となると、モータ75の回転数が後述する如き制御によ
って上昇させられ、ドラム3が高速で一方向回転させら
れる。これによりドラム3内の衣類が遠心力で脱水され
る。前記乾燥工程では、ドラム3が例えば15秒オン−
1秒オフの動作周期で規定時間内、往復回動させられる
と共に、乾燥用ヒータ4に通電がなされ、送風ファン2
2及び前記軸流ファンによる送風によって温風がドラム
3内に送給され、ドラム3内の衣類が乾燥させられる。
このように構成された洗濯機においては、前記すすぎ工
程又は脱水工程での脱水動作中にドラム3の負荷量が検
出される。次に、前記ドラム3の負荷量の検出方法につ
いて説明する。モータ75はインバータ駆動回路110
の出力周波数に応じてその回転数を増減させるが、以下
に説明する負荷量の検出方法ではこのようなインバータ
駆動のモータ75の特徴を活かしてすすぎ工程又は脱水
工程における脱水動作において負荷量を検出する。図7
は本願発明の負荷量の検出手順を示すフローチャートで
ある。この場合の負荷量検出はすすぎ工程又は脱水工程
での脱水動作におけるドラム3を停止させるための減速
中に行われる。脱水動作において洗濯槽を減速させる場
合、洗濯槽の慣性力によってモータが発電するが、洗濯
槽の負荷量が多くなるに従って前記慣性力は大となり、
モータの発電電圧は大となる特性がある。このような特
性を利用して、負荷量を求める。なお、このフローチャ
ートでは脱水動作において800rpmでドラム3を回転
させている場合について説明する。まず、脱水設定時間
が終了したか否かを判別する(ステップ201)。脱水
設定時間が終了したと判別された場合は、ドラム3の回
転数を5秒間で800rpmから600rpmに減速させ(ス
テップ202)、この減速中のドラム3の発電電圧をイ
ンバータ駆動回路110で検出してその検出結果を第1
電圧メモリに記憶させる(ステップ203)。ドラム3
の回転数が600rpmとなると、この600rpmを15秒
間保持させる(ステップ204)。その後、ドラム3の
回転数を5秒間で600rpmから400rpmに減速させ
(ステップ205)、この減速中のドラム3の発電電圧
をインバータ駆動回路110で検出してその検出結果を
第2電圧メモリに記憶させる(ステップ206)。ドラ
ム3の回転数が400rpmとなると、この400rpmを1
5秒間保持させる(ステップ207)。その後、ドラム
3の回転数を5秒間で400rpmから200rpmに減速さ
せ(ステップ208)、この減速中のドラム3の発電電
圧をインバータ駆動回路110で検出してその検出結果
を第3電圧メモリに記憶させる(ステップ209)。即
ち、ドラム3の減速を3つの減速区間に分けて行い、夫
々の減速区間でドラム3の発電電圧を検出する。そし
て、200rpmからドラム3の回転数を減速させてドラ
ム3を停止させ(ステップ210)、第1電圧メモリ,
第2電圧メモリ及び第3電圧メモリに記憶された発電電
圧の検出結果に基づいて負荷量を求める(ステップ21
1)。ステップ211での負荷量の算出方法について説
明する。図8は各減速区間における発電電圧と負荷量と
の関係を示すグラフであり、縦軸に発電電圧、横軸に負
荷量を夫々とり、これらの関係を800rpmから600r
pmに減速させる場合は実線、600rpmから400rpmに
減速させる場合は破線、400rpmから200rpmに減速
させる場合は一点鎖線にて示してある。図8から明らか
な如く、各減速区間において発電電圧と負荷量とは比例
関係にあり、負荷量が増加すると、その慣性力が増加す
るので発電電圧が増加するようになっている。このた
め、各減速区間における発電電圧と負荷量との関係の関
数を予め記憶させておき、この関数を用いて各減速区間
毎に発電電圧から負荷量を求める。そして、求められた
負荷量の平均値を算出し、この平均値をドラム3の負荷
量として決定し、決定された負荷量を記憶させる。前述
の如く決定された負荷量はそれより後に行われる制御に
おいて動作時間又は動作量の調節のためのパラメータと
して用いられる。例えば、すすぎ工程では負荷量が増加
するに従って脱水動作の脱水時間を規定時間よりも長く
させると共にすすぎ時間を規定時間よりも長くさせる制
御を行う。また、脱水工程では負荷量が増加するに従っ
て脱水時間を規定時間よりも長くさせる制御を行い、乾
燥工程では、負荷量が増加するに従って乾燥時間を長く
させる制御を行う。尚、本実施例では、負荷量の検出に
おいて、ドラム3の回転数を3段階で減速させたが、こ
れに限らず、3段階以外の複数段階の減速を行っても良
い。また、本実施例では負荷量の検出において、各減速
区間で検出された発電電圧に基づいて得られる複数の負
荷量は、これらの平均値を算出してこの算出結果を最終
的な負荷量として決定したが、これに限らず、経験的に
得られる各減速区間での負荷量の検出精度に基づいて各
減速区間で得られる負荷量に夫々重み付けを行う荷重平
均法等、その他の数学的及び統計学的な手法を用いて最
終的な負荷量を決定しても良い。
【0007】
【発明の効果】本願発明に係る洗濯機においては、脱水
動作での洗濯槽の減速中における慣性力の大きさに基づ
いて負荷量が求められるので、負荷量を正確に検出する
ことができる。即ち、脱水動作の減速中は洗濯物に加わ
る遠心力が減少していくので、遠心力によって洗濯物か
ら排出される水分も少なく、水分が減少することによる
負荷量の変動が少なくなる。従って、この負荷量変動が
少なくなる脱水の減速中に負荷量を検出することで検出
中に重量の変化が起こりにくく、検出精度が不正確にな
ることを防ぐことができる。
【0008】更に、脱水動作の減速中は、洗濯物が洗濯
槽の内壁に均一に張り付いているので、洗濯槽の回転ぶ
れが少なくなり、このことからも負荷量の検出精度を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る洗濯機の模式的斜視図である。
【図2】本発明に係る洗濯機の外槽の外側を正面視した
縦断面図である。
【図3】本発明に係る洗濯機のドラムの内側を正面視し
た縦断面図である。
【図4】本発明に係る洗濯機のドラムの内側を側面視し
た縦断面図である。
【図5】操作部のキーボードの平面図である。
【図6】洗濯機の制御系の構成を示す模式敵ブロック図
である。
【図7】本願の負荷量の検出手順を示すフローチャート
である。
【図8】各減速区間における発電電圧と負荷量との関係
を示すグラフである。
【符号の説明】
2 外槽 3 ドラム 100 第1マイクロコンピュータ 110 インバータ駆動回路 200 第2マイクロコンピュータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外槽と、その内部にて回転する洗濯槽と、
    該洗濯槽を回転駆動させるモータとを備え、洗い工程
    と、脱水動作,すすぎ動作を順次行うすすぎ工程と、脱
    水動作を行う脱水工程とを順次実行させる洗濯機におい
    て、 前記すすぎ工程における脱水動作での前記洗濯槽の減速
    時における慣性力の大きさから負荷量を求める手段を有
    し、 求められた負荷量によりその後に行われる動作を制御す
    ることを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】外槽と、その内部にて回転する洗濯槽と、
    該洗濯槽を回転駆動させるモータとを備え、洗い工程
    と、脱水動作,すすぎ動作を順次行うすすぎ工程と、脱
    水動作を行う脱水工程と、乾燥工程とを順次実行させる
    洗濯機において、 前記脱水工程における脱水動作での前記洗濯槽の減速時
    における慣性力の大きさから負荷量を求める手段を有
    し、 求められた負荷量によりその後に行われる動作を制御す
    ることを特徴とする洗濯機。
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