JP2008272137A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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俊一 石川
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Abstract

【課題】
ヒートポンプによる洗濯物の乾燥において、高温多湿の循環用空気を排気せずに乾燥時間の短縮を図った洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
【解決手段】
ヒートポンプの冷媒の温度を低減するため、圧縮機を直接水で水冷することにより圧縮機の温度を下げ、圧縮機の中の作動冷媒と圧縮機モータを冷却し、放熱器と吸熱器の温度を下げることにより吸熱器の熱量増加を図り、循環用空気の温度を下げることにより外部に排気することの無い洗濯乾燥機を提供する。
【選択図】図5

Description

本発明はヒートポンプを搭載して洗濯者の乾燥を行う洗濯乾燥機において、ヒートポンプの性能を向上させ乾燥時間を低減した洗濯乾燥機に関するものである。
ヒートポンプを搭載したドラム式洗濯乾燥機は特開2005−211395号公報(特許文献1)に記載されており、圧縮機温度検知手段により温度を検知して洗濯乾燥機を停止しないように制御している。また、乾燥用空気の一部を排気口から外に排出しているヒートポンプ搭載の衣類乾燥機は特開2004−89415号公報(特許文献2)に記載されている。
特開2005−211395号公報 特開2004−89415号公報
ヒートポンプにより洗濯物を乾燥するときは放熱器により循環用空気を加熱して温風にして洗濯物にあてて、洗濯物に含まれる水分を蒸発させ、高温多湿になった循環用空気を吸熱器により除湿して乾燥させている。乾燥容量としては6〜7kg程度で脱水率が60〜70%程度の洗濯物を乾燥しており、所要時間は2〜3時間となる。このため、ヒートポンプを駆動する圧縮機モータは連続運転仕様となる。
ヒートポンプでは放熱器と吸熱器の熱量を比較すると放熱器のほうが大きいので連続運転では循環用空気の温度が上昇し、放熱器の温度が上昇し、同時に作動冷媒の温度が上昇し、冷媒を圧縮している圧縮機モータの温度が高くなり圧縮機を停止させるか回転数を低下させてヒートポンプの性能を低下させて対応していた。この方法では乾燥効率が低下し、乾燥時間が長くなる課題があった。
また、他の方法としては高温多湿の循環用空気の一部を洗濯ドラムから出た後で外部に排気することにより循環用空気の温度を下げてヒートポンプを連続運転しているが乾燥時間は短縮できるが狭い洗濯室では湿度が高くなるという課題がある。
本発明は、上記した問題点に鑑みヒートポンプによる洗濯物の乾燥において、高温多湿の循環用空気を排気せずに乾燥時間の短縮を図った洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
本発明は上記した問題点を解決する手段として、ヒートポンプの冷媒の温度を低減するため、圧縮機を直接水で水冷することにより圧縮機の温度を下げ、圧縮機の中の作動冷媒と圧縮機モータを冷却し、放熱器と吸熱器の温度を下げることにより吸熱器の熱量増加を図り、循環用空気の温度を下げることにより外部に排気することの無い洗濯乾燥機を提供する。
本発明によれば、圧縮機を直接冷却しているので冷媒と圧縮機モータの温度上昇が抑えられ、高温多湿の循環用空気を機体外部に排気しなくても、ヒートポンプを連続運転できるので洗濯室内の湿度の上昇を抑えることが出来る。
以下、本発明の実施形態に係わる実施例について、図を引用して説明する。
図1は本発明の実施例に係るもので、ドラム式洗濯乾燥機の斜視図を示す。樹脂成型品で作られたベース1の上部には鋼板と樹脂成形品で組合わされて、構成された外枠2が載せられている。外枠2の正面には洗濯物を出し入れするドア3が設けられ、押しボタンスイッチ4により開閉操作を行っている。外枠2の側面部には排水ホース固定用穴5が設けられている。また、本体を持ち運び移動するために複数個の取っ手6が設けられている。また、外枠2の上面部には洗剤トレー7,乾燥用フィルター8が左右に取付けられている。これらの間には操作部9,表示部10が設けられている。また、ベース1の側面部からは排水ホース11が引き出されており、底部にはゴムを挿入した脚部12が四隅に配置されている。正面左側の下部には洗濯物から発生する糸屑を捕集するため糸屑フィルター
13がついている。
図2は本発明の実施例に係るもので、ドラム式洗濯機の縦断面図を示す。外枠2の内側には外槽20が備えられる。外槽20の下部には複数個のサスペンション21により支持され、上部は前後に配置された2個の引きバネ22,23により支持されている。サスペンション21は外槽20の全重量を支持するものであり、強固な構成に出来ている。また、脱水運転時に生じる外槽20の上下振動を吸収し、脱水始動時の外槽20の共振による異常振動を防止するための減衰機構などが設けられている。また、外槽20の上部から支持している引きバネ22,23は外槽20の前後方向の倒れ防止を兼ねた支持や脱水時の前後,上下,左右振動を低減するために設けられている。
洗いやすすぎ時には、水道の蛇口に接続された給水ホース24から給水電磁弁25に接続されており、給水電磁弁25の操作により注水ホース26から洗剤投入ケース27を経由して洗いやすすぎに必要な水が供給される。供給された水は、外槽20の底部に洗濯水として、またすすぎ時にはすすぎ水として溜められている。洗剤投入ケース27は、洗い時に必要な洗剤を投入し、すすぎ時には仕上がりを良くするための柔軟仕上げ剤を投入する。洗い時には、注水ホース26から供給された水が洗剤投入ケース27の洗剤を溶かしながら外槽20の上部からフレキシブルホース28を介して投入される。
外槽20の内側にある回転ドラム29にはドア3を開けて投入された洗濯物30があり、回転ドラム29の開口部の外周には脱水時の洗濯物30によるアンバランスによる振動を低減するための流体バランサー31が設けられている。回転ドラム29の内側には脱水時に高速回転で洗濯物30に含まれている水分を脱水するための脱水穴32が全周及び端面部に複数個設けられている。
また、回転ドラム29の内側には洗濯時に洗濯物30を掻き揚げられるようにするため複数個のリフタ−33が設けられている。回転ドラム29は回転ドラム用金属製フランジ34に連結された主軸35を介してドラム駆動用モータ36に直結されている。ドラム駆動用モータ36は、外槽20に固定された金属製フランジ37に取付けられている。本実施例の場合、ドラム駆動用モータ36は磁石埋め込み形のインナーロータでステ−タは集中巻の巻線を有するDCブラシレスモータを使用している。
外槽20の開口部には弾性体からなるゴム系のベローズ38が取付けられている。ドア3は、外側は樹脂成型品39と内側は耐熱ガラス製扉40により構成されておりベローズ38と耐熱ガラス製扉40により外槽20内との水密性を維持する役割をしている。これにより、洗い,すすぎ及び脱水時の水漏れの防止が図られている。
洗いやすすぎが終了して不要になった水や脱水時に洗濯物30から脱水された水は、排水弁41を開放して排水ホース11から排水される。
乾燥時には、送風ファン42により外槽20内に送風された乾燥用循環空気は回転ドラム29内の洗濯物30に高温の温風をあてて水分を蒸発させ、吸込み口43を通って乾燥用フィルター8で糸屑を除去した後、吸熱器45により低温で除湿し、放熱器46により加熱されて外槽20の上面に設けられた噴出し口47から外槽20内に、吹き込み循環させている。これらの乾燥用循環空気の流れを矢印で示している。また、圧縮機48には冷媒用配管が吸熱器45,調圧弁49,放熱器46が直列に配管され、ヒートポンプを形成している。
乾燥時には、吸熱器45により乾燥用循環空気が除湿され結露水となる。この結露水は排水ホース11と直結した配管11aから排水される。配管11aには排水時に逆流してこないように逆止弁(図示せず)が備えられている。
本体上部には風呂水ポンプ39が備えられている。風呂水ポンプ39を駆動するモータには回転数を可変にする必要からDCブラシレスモータを使用している。本実施例の場合、駆動用回路はDCブラシレスモータに内蔵して配線処理の低減とコンパクト化を図っている。
風呂水ポンプ39で使用する水量は洗い工程51,すすぎ工程54では流量が多いほど給水時間の短縮化が図れてよいので回転数を高くして運転し、乾燥工程56で使用する圧縮機48の冷却工程では流量を少なくして充分冷却水に熱交換されるように流量を少なくし、回転数を低くして運転している。冷却に使用した水は直接排水ホース11を通して排水される。このとき、排水弁41は開放状態としている。また、別の方法として冷却水は排水弁41の後に接続することにより排水弁41が閉じていても排水されるようにしてもよい。
本構成では噴出し口47及び吸込み口43も外槽20の上面に位置しているので洗浄水の水面より高い位置になっている。このため、洗浄時やすすぎ時に洗浄水やすすぎ水が入り難いようにしている。なお、洗い,すすぎ,脱水時に洗浄水がさらに入り難いように噴出し口47にシャッター(図示せず)を設けてもよい。
図3は本発明の実施例に係るもので、ドラム式洗濯乾燥機の運転工程を示すブロック図である。この運転工程は洗濯物30に付着した汚れを落としたり、また、すすぎによる洗剤分をすすいだり、また、洗濯物30に含まれた水分を回転ドラム29の高速回転による遠心力で脱水したり、それらの水分を排水することなどの一連の工程を自動的に行う一般的な自動洗濯コースがこのブロック図に示されている。
以下ブロック図をもとに各工程の説明を行う。排水弁41が閉じた後に給水電磁弁25の操作により給水工程50が行われる。洗い工程51は洗濯に必要な水が外槽20内に供給されるとドラム駆動用モータ36が回転し、回転ドラム29の回転が行われる。このときの回転ドラム29の回転数は毎分40〜50回転で、休止をおいて右回転,左回転を数分ずつ行うことにより、洗濯物30が回転ドラム29内のリフター33により掻き揚げられながら叩き洗いにより洗濯される。洗い工程51が終了すると洗いにより洗濯物30に付着した汚れが除去され、汚れた洗濯水を洗濯機外に排出する排水工程52へ移行する。排水が終了した後、洗濯物30に含まれている洗剤分を脱水する脱水工程53へ移行する。
脱水工程53では、回転ドラム29を高速回転して洗濯物30を遠心力により回転ドラム29の内壁に設けられた複数個の脱水穴32より脱水される。このときの回転数は毎分800〜1500回転としている。脱水工程53が終了すると、洗濯物30に含まれた洗剤分をすすぐ、すすぎ工程54へ移行する。
すすぎ工程54に入る前に、洗い工程51と同じように清水を供給する給水工程50にて必要な清水を外槽20内に供給される。すすぎに必要な清水は本実施例では洗いと同じく25〜30リットルの給水がされる。規定量の清水が給水されると、すすぎ工程54に自動的に進行し、洗い時工程と同じように回転ドラム29が低速回転(毎分45回転前後)しながら洗濯物30に含まれた洗剤分を除去する。本実施例ではすすぎは2回となっているがすすぎ工程54の回数は2〜3回となっているものもある。すすぎ工程54が終了後、排水が行われ洗濯物30に含まれる水分を充分に脱水するため最終脱水工程55に移行する。
最終脱水工程55の脱水時間は一般的に5分以上で、回転ドラム29を高速回転させ洗濯物30の水分を遠心力で除去するものである、この時の脱水率は60〜65%となる。最終脱水工程55が終了した後、自動的に乾燥工程56へ移行する。
乾燥工程56では洗濯物30の水分を除去するため、熱源としては圧縮機48により生成された熱を放熱器46により暖めて水冷除湿器44及び吸熱器45により除湿して乾燥を行う。送風は回転ドラム29内の洗濯物30に吹きつけながら回転ドラム29を毎分
45〜55回転で反転もしくは一方向に回転させて洗濯物30の水分を除去して乾燥させるものである。乾燥時間を短くするには最終脱水工程55における回転数を上げて脱水率を上げる必要があるため、最高で毎分1500回転としている。これにより、回転ドラム29の径にもよるが脱水率は約70%となる。
図4は本発明の実施例に係るもので、ドラム式洗濯機を駆動する回路を示す。AC100Vの商用電源60はコンセント61を介して電源スイッチ62と並列に配置されたヒューズ63を通ってフィルター回路64に入る。フィルター回路64の後方からは各種電気部品及び整流回路65に直接電源を供給している。整流回路65からは低圧の直流電源を供給するためのスイッチング電源66,インバータ回路67が接続されている。また、この間には電圧検知回路68及びヒューズ69が接続されている。なお、スイッチング電源
66は風呂水ポンプ39の駆動電源,送風ファン42及び循環ポンプモータ76にも使用されている。
インバータ駆動回路67はドラム駆動用モータ36に付いている回転位置センサー71の信号によりインバータ駆動回路67を制御してドラム駆動用モータ36を回転させている。ドラム式洗濯機全体の制御はマイコン72により行われる。
商用電源60で直接駆動される電気部品としては給水電磁弁25,排水弁41,冷却水用切替え弁85及びメイン給水用切替え弁86があり、各々に直列に接続されたリレー接点73A,73B,73C,73Dをリレー巻線74A,74B,74C,74Dに流れる電流をマイコン72により制御して動作させる。また、乾燥工程で使用する送風ファン
42と洗濯及びすすぎ時に使用する循環ポンプモータ76(図示せず)は同一インバータ回路77を切替えスイッチ78で切替えて使用している。また、風呂水ポンプ39は風呂水ポンプモータに駆動用のインバータ回路を内蔵しているものを使用しているので基板スペース及び配線本数が低減出来る。駆動用電圧はスイッチング電源66から共通電圧の
DC24Vを使用することによりスイッチング電源66の回路構成の簡素化ができる。
圧縮機48駆動のためのインバータ回路78がドラム駆動用モータ36の回路と並列に整流回路65に入っている。また、マイコン72には操作部9,表示部10及び圧縮機
48の温度検知装置79が接続されている。
図5は本発明の実施例に係るもので、ドラム式洗濯乾燥機にヒートポンプを使用したときのシステム概念図を示す。水道の蛇口80には給水ホース24によりドラム式洗濯乾燥機の本体に接続されている。
本体にはソフナー給水用電磁弁82,冷却水用電磁弁83及び風呂水ポンプ39への呼水兼メイン給水用電磁弁84が並列に設けられている。冷却水用電磁弁83は風呂水が無く、風呂水ポンプ39が使用できないときや風呂水が使用中に不足したときに水道水を使用するときに使用する。
このため、冷却水用電磁弁83自体の給水流量は毎分0.3〜0.5リットル程度に設定している。これらの切替えは風呂水ポンプ39の電流をマイコン72で監視して電流が所定値より小さくなったら風呂水が無いなどを自動的判断して行われる。呼水兼メイン給水用電磁弁84は風呂水ポンプ39を経由して冷却水用切替え弁85とメイン給水用切替え弁86に並列に接続され、風呂水ポンプ39からの風呂水は2個の切替え弁により制御される。呼水兼メイン給水用電磁弁84の給水量は毎分8〜13リットル程度に設定している。
冷却水用切替え弁85は風呂水を冷却筒101に風呂水ポンプ39からの冷却水として流すときに使用する。このとき、メイン給水用切替え弁86は閉じており冷却水は冷却筒101で熱交換された後、外槽20の底部から排出される。このとき、排水弁41は開いており冷却水は外槽20の底部に溜まることなく直接外部に排出される。
洗濯から乾燥まで一貫工程の場合は最初に呼水を行うと風呂水ポンプ39内に有る逆止弁により、維持されるので乾燥時に呼水は不要であるが乾燥工程56のみのときは、洗濯物が入った状態で風呂水ポンプ39は自給のため、呼水兼メイン給水用電磁弁84を開いて呼水を供給する必要があるので、この呼水が回転ドラム29の中の洗濯物30に直接水がかからないように外槽20の底部に流れるようにし、排水弁41は開いた状態としている。呼水を供給することにより風呂水ポンプ39は風呂桶89からフィルター90を通して風呂水を供給することができる。風呂水ポンプ39が洗い工程51,すすぎ工程54のときに風呂水ポンプ39から供給される風呂水は毎分約8〜13リットルと流量が多いが冷却水の場合は毎分約0.3〜0.5リットル程度と少なくなるので流量は風呂水ポンプ
39を駆動しているモータの回転数で行っている。このため、このモータには可変速ができるDCブラシレスモータを使用している。冷却水との熱交換を効率良く、充分に行うために連続で少量の冷却水を流している。冷却水の流量の制御は他に冷却水用切替え弁85自体で流量を抑えて風呂水ポンプ39の回転数は固定にすることもできる。
冷却水の流量は圧縮機48に設けられた温度検知装置79により温度が高いときは回転数を上げて冷却水の量を増加させ冷却能力を上げ、低いときは停止するなどしてマイコンで制御される。
圧縮機48には冷媒が放熱用冷媒配菅87を通って調圧弁49により絞られ吸熱用冷媒配菅88を通って圧縮機48に戻り循環を繰り返す。圧縮機48には温度を検知するための温度検知装置79が備えられている。この温度検知装置79は圧縮機48の外部又は内蔵して取付けられている。内蔵の方が直接冷媒の温度を直接検知できるので検知感度がよいので応答が速くなるので冷却水を無駄に使用することなく制御できる。
乾燥用循環空気は本実施例では回転ドラム29内から乾燥用フィルター8,吸熱器45,放熱器46,送風ファン42,外槽20,回転ドラム29の順で循環しているが送風ファン42の位置についてはヒートポンプの構成により異なるが、外槽20を基準に通風抵抗が大きい方を吸込み、小さい方を送風側の送風ファン42とすることにより洗濯物30に効率良く送風できる。
ここで、風呂水を冷却筒101の冷却水に使用したときの動作について説明する。
乾燥工程56にはいると、圧縮機48を動作させ冷媒を圧縮して放熱器46,吸熱器
45を作動させる。このとき、送風ファン42も同時に運転をする。これにより、少しでも乾燥時間の短縮を図ることができる。この状態で連続運転を行うと乾燥用循環空気の温度は洗濯物30の水分を蒸発させ徐々に上昇していく。これにより圧縮機48の作動冷媒の温度が上がり冷媒の中にある圧縮機モータの温度が上がりそのまま運転すると規定値を越えるため対応が必要である。これは放熱器46と吸熱器45の熱バランスを比較すると放熱器46の方が大きいために生じる。
これらの対応方法の一つとしては調圧弁49可変の時は圧縮機の能力を落として温度を低下させることができるが固定のときは圧縮機48の調整ができないので温度が所定値に低下するまで運転を停止する必要がある。このため、乾燥時間が長くなる問題がある。
また、上記と異なる方法としては吸熱器45に流れる乾燥用循環空気の一部を外部に排出することにより温度を下げていたが、湿気を大量に含む空気が排出されるので一般には狭い洗濯場の湿度が高くなる問題がある。
さらに、充分に容量が大きい圧縮機48を使用すればよいが外枠2の寸法を大幅に増加する必要があり据付けスペース及び製作コストが上昇するなどの問題が生じる。
このため、上記した問題を解決するため、本発明では放熱器46の熱を洗濯物30に充分撹拌して当てた後、圧縮機48に設けられた冷却筒101に冷却水を流すことにより作動冷媒及び圧縮機モータの温度を低下させ、放熱器46の温度を下げることにより、同時に吸熱器45の温度もより低くなるので同じ温度の乾燥用循環空気の場合は除湿効率を上げることができる。
冷却水を使用する条件としては、噴出し口47からの循環温風の温度が80〜100℃では冷媒の温度はまだ低いので冷却水は使用しないで運転を行う。このとき、冷媒温度は100〜120℃となっている。冷媒温度の検知は圧縮機46に備えられている温度検知装置79を使用してもよい。噴出し口47の温度が100〜120℃以上では冷媒温度は120〜140℃となり圧縮機48を駆動しているモータの耐熱温度に余裕がなくなるので噴出し口47の温度が100℃以上で圧縮機48に冷却水を流し、作動冷媒の温度を制御する。このとき、吸熱側の温度は約10〜20℃になる範囲になるように調圧弁49は固定されている。これにより、圧縮機48は吸熱器45を能力一杯まで連続運転できるので乾燥時間を短くすることができる。
放熱器46の放熱手段に圧縮機48の作動冷媒を冷却水で冷却しているので湿度の高い循環用温風の一部を外部に放出して調整する必要がないので狭い洗濯場を高湿にすることがない。
また、冷却水に風呂水を使用しているので水道水を使用する量が大幅に低減でき乾燥時間を短縮することができる。
図6は本発明の実施例に係るもので、圧縮機48の冷却構造の部分断面図を示す。圧縮機48の外皮102は鋼板を筒状に絞った構造をしているため外側は防錆のため塗装を施している。その外側に耐食性の金属であるステンレス鋼板を絞った鍔103が付いた円筒形の奥側が密閉の内側筒104を圧入又は緩い隙間嵌めにして、樹脂成型品でできた冷却筒101と内側筒104をシールパッキン105により密封構造として取付けネジ106で圧縮機48の本体に固定され冷却通路107を構成している。冷却筒101には冷却水を入れるための給水口108と排水するための排水口109が設けられている。給水口
108には毎分0.3〜0.5リットルの水道水又は風呂水が供給され圧縮機48を冷却する。排水口109からは熱交換により暖められた冷却水が出てきて直接排水ホース11を通して排水される。
また、冷却水を有効に使用するため貯水タンク110を設けて貯水して洗濯やすすぎに使用してもよい。なお、溜める水は水道水のときだけとすることによりすすぎ時に清水として使用できるので使用用途を拡大できる。貯水タンク110にはオーバフローパイプ
111が付いており余分に冷却水が溜まったときは排水ホース11に排水される。また、洗濯やすすぎのときは給水ポンプ112により洗濯ドラム29内に給水される。これにより、洗濯を連続して運転するときは洗浄水を少なくすることができ省資源化できる。
図7は本発明の実施例に係るもので、冷却筒101の縦断面図を示す。冷却筒101の内側には冷却通路107を構成するために長手方向リブ101aが複数本設けられており入り口側108部には長手方向リブ101aを設けていない。また奥部には奥部リブ113が円筒状に構成され複数の切り欠き部115により構成されている。冷却筒101の鍔部116にはシールパッキン105を固定するためのシールパッキン溝117が全周に亘って円形状に設けられている。給水口108は冷却筒101の入り口側113の鍔部116側に設けられ奥部には排水口109が設けられている。また両者については樹脂成型で成型し易くするため給水口108は鍔部116と一体に、排水口109は奥部にこれと直角の型抜き方向の位置に配置している。これにより、中駒を使用するのは給水部108側のみとなり冷却筒101の樹脂成型を容易に製作できると共に、給水口108と排水口109の配置は互いの距離が一番離れる位置なので冷却水の流れる距離が長くなり熱交換効率が良くなるので冷却効率を良くすることができる。
図8は本発明の実施例に係るもので、内側筒104の縦断面図を示す。内側筒104は鍔部103を有した奥側が密閉構造をしている。内側筒104は外側に冷却水が通るので耐食性の有る材料で構成されている。本実施例の場合、ステンレスを使用している。また、圧縮機48の外皮102は鋼板製のため直接被せて密着させると異種金属のため隙間腐食を生じることがあるので塗装した面に被せている。
本実施例では圧縮機48の冷却は内側筒104と冷却筒101で構成される冷却通路
107に冷却水が流れるので熱交換側は熱伝導のよい内側筒104を通して圧縮機48と冷却のための熱交換が行われるので熱交換効率を良くすることができる。また、主な構成部品が冷却筒101と内側筒104の2部品で構成されるので組立工数及び部品点数が少なくてよい。
本発明の実施例に係るもので、ドラム式洗濯乾燥機の斜視図を示す。 本発明の実施例に係るもので、ドラム式洗濯乾燥機の縦断面図を示す。 本発明の実施例に係るもので、ドラム式洗濯乾燥機の運転工程を示すブロック図である。 本発明の実施例に係るもので、ドラム式洗濯乾燥機を駆動する回路を示す。 本発明の実施例に係るもので、ドラム式洗濯乾燥機にヒートポンプを使用したときのシステム概念図を示す。 本発明の実施例に係るもので、圧縮機48の冷却構造の部分断面図を示す。 本発明の実施例に係るもので、冷却筒101の縦断面図を示す。 本発明の実施例に係るもので、内側筒104の縦断面図を示す。
符号の説明
20 外槽
29 回転ドラム
30 洗濯物
42 送風ファン
45 吸熱器
46 放熱器
48 圧縮機
49 調圧弁
51 洗い工程
53 脱水工程
54 すすぎ工程
56 乾燥工程
101 冷却筒
104 内側筒
107 冷却通路

Claims (4)

  1. 外槽の内側に洗濯物を収納して洗い工程,すすぎ工程,脱水工程及び乾燥工程を行う回転ドラムを有し、外槽の外側には直列に配置された送風ファン,吸熱器,放熱器及び調圧弁が付いた圧縮機を有した洗濯乾燥機において、圧縮機を水により冷却するように構成したことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 請求項1に記載の洗濯乾燥機において、圧縮機の冷却水に水道水を使用したことを特徴とする洗濯乾燥機。
  3. 請求項1に記載の洗濯乾燥機において、圧縮機の冷却水に風呂水を使用したことを特徴とする洗濯乾燥機。
  4. ヒートポンプを搭載した洗濯乾燥機において、圧縮機の冷却装置は圧縮機と直接接する内径側に耐食性の金属を使用した内側筒と外側には樹脂成型品で構成した冷却筒により冷却通路を形成し冷却水で冷却するように構成したことを特徴とする洗濯乾燥機。
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