JP2008093245A - ドラム式洗濯乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、据付け時の寸法(外枠筐体)を大きくすることなく、回転ドラムの容積増加が図られるドラム式洗濯機を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、外枠筐体内に置かれ、洗濯水を溜める外槽と、前記外槽の内側に回転自在に置かれ、洗濯物を収納して洗濯、すすぎ及び脱水、乾燥を行う回転ドラムと、前記回転ドラム内を流通する乾燥用空気が循環する乾燥用空気循環路と、前記乾燥用空気循環路に設けられた除湿装置、送風ファン、乾燥フィルター、およびヒータと、前記外枠筐体の前面に開閉自在に設けられた扉を有し、前記扉は前記回転ドラムの洗濯物出入口に対向する耐熱ガラス製の内部扉部材を有するドラム式洗濯乾燥機において、前記内部扉部材は、リング状の外鍔部と、前記外鍔部の内周端から前記洗濯物出入口に向けて径小になるように突き出る傾斜筒部と、前記傾斜筒部の先端から前記外鍔部の方に向けて傾斜筒部内に突き出す中央凹部を有し、前記中央凹部の奥側の外面側と前記外鍔部の外面側とがほぼ面一であることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明はドラム式洗濯乾燥機において、洗濯物の乾燥容量を向上させた、ドラム式洗濯乾燥機に関するものである。
ドラム式洗濯機において耐熱ガラス製扉を有し、入り口を大きくし洗濯物の出し入れがしやすいドラム式洗濯乾燥機については特開2005−95226号公報(特許文献1)に記載されている。
特開2005−95226号公報
洗濯時には、洗濯物は水に濡れるため体積が乾燥しているときより小さくなる。このため、ドラム式洗濯乾燥機における洗濯容量の最大値は、乾燥した洗濯物が回転ドラム内に収容される量で決定される。
また、乾燥時における乾燥容量は洗濯物に乾燥ムラやしわが多く発生しないで乾燥できる洗濯物の容量で決定される。このため、洗濯物に必要な体積は洗濯時<投入時<乾燥時の順番になる。同じ容積の回転ドラムであれば洗濯物の重量は洗濯時>投入時>乾燥時となる。
このため、乾燥時の洗濯物の容量を増加させるためには洗濯物を収容する容積を大きくとる必要がある。しかしながら、据付け時の寸法制約上から回転ドラムの容積を大きく取れないなどの問題があった。
本発明は係る問題点に鑑み、据付け時の寸法(外枠筐体)を大きくすることなく、回転ドラムの容積増加が図られるドラム式洗濯機を提供することを目的とする。
本発明は、外枠筐体内に置かれ、洗濯水を溜める外槽と、前記外槽の内側に回転自在に置かれ、洗濯物を収納して洗濯、すすぎ及び脱水、乾燥を行う回転ドラムと、前記回転ドラム内を流通する乾燥用空気が循環する乾燥用空気循環路と、前記乾燥用空気循環路に設けられた除湿装置、送風ファン、乾燥フィルター、およびヒータと、前記外枠筐体の前面に開閉自在に設けられた扉を有し、前記扉は前記回転ドラムの洗濯物出入口に対向する耐熱ガラス製の内部扉部材を有するドラム式洗濯乾燥機において、前記内部扉部材は、リング状の外鍔部と、前記外鍔部の内周端から前記洗濯物出入口に向けて径小になるように突き出る傾斜筒部と、前記傾斜筒部の先端から前記外鍔部の方に向けて傾斜筒部内に突き出す中央凹部を有し、前記中央凹部の奥側の外面側と前記外鍔部の外面側とがほぼ面一であることを特徴とする。
本発明によれば、外枠筐体を大きくすることなく、回転ドラム外の容積の増加を図ることができる。このため、乾燥時の洗濯容量を増加することができ、同じ洗濯物の重量であれば乾燥ムラ及びしわを低減することができる。
以下、本発明の実施形態に係わる実施例について、図を引用して説明する。
図1は本発明の実施例に係るもので、ドラム式洗濯乾燥機の斜視図を示す。
ベース1の上部には、鋼板と樹脂成形品で組合わされて構成された外枠筐体2が載せられている。外枠筐体2の正面には洗濯物を出し入れする扉3が設けられ、扉3は押しボタンスイッチ4により開閉操作が行なわれる。
扉3は、外側が意匠部品である合成樹脂成型品の外側扉部材39と内側は耐熱ガラス製の内部扉部材40により構成されている。外枠筐体2の側面部には排水ホース固定用穴5が設けられている。また、ドラム式洗濯乾燥機本体を持ち運び移動するために複数個の取っ手6が設けられている。
また、外枠筐体2の上面部には洗剤トレー7、乾燥用フィルター8が左右に取付けられている。これらの間には操作部9、表示部10が設けられている。また、ベース1の側面部からは排水ホース11が引き出されており、底部にはゴムを挿入した脚部12が四隅に配置されている。
図2は本発明の実施例に係るもので、ドラム式洗濯機の縦断面図を示す。
外枠筐体2の内側には外槽20が備えられる。外槽20の下部は複数個のサスペンション21により支持され、上部は前後に配置された2個の引きバネ22、23により支持されている。
サスペンション21は外槽20の全重量を支持するものであり、強固な構成に出来ている。また、脱水運転時に生じる外槽20の上下振動を吸収し、脱水始動時の外槽20の共振による異常振動を防止するための減衰機構などが設けられている。
また、外槽20の上部から支持している引きバネ22、23は外槽20の前後方向の倒れ防止を兼ねた支持や脱水時の前後、上下、左右振動を低減するために設けられている。
洗濯やすすぎ時には、洗濯やすすぎに必要な水が供給される。水道の蛇口に接続された給水ホース24は給水電磁弁25に接続されており、給水電磁弁25の操作により注水ホース26から洗剤投入ケース27を経由して洗濯やすすぎに必要な水が供給される。
供給された水は、外槽20の底部に洗濯水として、またすすぎ時にはすすぎ水として溜められている。洗剤投入ケース27は、洗濯時に必要な洗剤を投入し、すすぎ時には仕上がりを良くするための柔軟仕上げ剤を投入する。
洗濯時には注水ホース26から供給された水が、洗剤投入ケース27の洗剤を溶かしながら外槽20の上部からフレキシブルホース28を介して投入される。
外槽20の内側にある回転ドラム29には扉3を開けて投入される洗濯物30が存在する。回転ドラム29の開口部の外周には脱水時の洗濯物30によるアンバランスによる振動を低減するための流体バランサー31が設けられている。
回転ドラム29の内側には脱水時に高速回転で洗濯物30に含まれている水分を脱水するための脱水穴32が全周に複数個設けられている。また、回転ドラム29の内側には洗濯時に洗濯物30を掻き揚げるための複数個のリフター33が設けられている。
回転ドラム29は回転ドラム用金属製フランジ34に連結された主軸35を介してドラム駆動用モータ36に直結されている。ドラム駆動用モータ36は、外槽20に固定された金属製フランジ37に取付けられている。
本実施例の場合、ドラム駆動用モータ36は磁石埋め込み形のインナーロータでステ−タは集中巻の巻線を有するDCブラシレスモータを使用している。外槽20の開口部には弾性体からなるゴム系のベローズ38が取付けられている。
このべローズ38は扉3と水密性を保って接している。扉3は合成樹脂成型品の外部扉部材39と耐熱ガラス製の内部扉部材40で構成され、内部扉部材40の傾斜筒部82が
べローズ38と接して水密性を維持する役割を担っている。
これにより、洗濯、すすぎ及び脱水、乾燥時の水漏れの防止が図られている。
外枠筐体2の前面にヒンジにより回動自在に備わる扉3は、外枠筐体2に設けた洗濯物出入外開口部を開閉する。この洗濯物出入外開口部に対向する内方のところに外槽20の開口部(洗濯物出入口)が設けられている。
外槽20の開口部(洗濯物出入開口)に対向する内方のところに回転ドラム29の洗濯物出入口が設けられる。回転ドラム29の洗濯物出入口は、流体バランサー31の内周側開口によって形成される。
内部扉部材40は、合成樹脂成型品の外部扉部材39で挟み込んで固定するため全周に外鍔部80が設けられている。傾斜筒部82の内方側の先端83が流体バランサー31の回転軸心線方向にラップするように配置されている。
扉3について更に詳しく説明する。
扉3は、回転ドラム29の洗濯物出入口に対向する耐熱ガラス製の内部扉部材40と、合成樹脂成型品の外部扉部材39を有する。
内部扉部材40は、リング状の外鍔部80と、外鍔部80の内周端から洗濯物出入口に向けて径小になるように突き出る傾斜筒部82と、傾斜筒部82の先端83から外鍔部80の方に向けて傾斜筒部82内に突き出す中央凹部84を有する。
中央凹部84の奥側部位86の外面側は、外鍔部80の外面側よりも若干内側に後退しているがほぼ面一になっている。外部扉部材39の中央を外側に突出させると、中央凹部84の奥側部位86を外鍔部80の外面側よりも外側に突き出すことができる。
この内部扉部材40の中央凹部84には洗濯物が入るので、回転ドラム29の内容積増加になる。このため、洗濯容量の増加を図ることができる。加えて乾燥時の洗濯容量を増加することができ、同じ洗濯物の重量であれば乾燥ムラ及びしわを低減することができる。
また、上述したように、傾斜筒部82の先端83が回転ドラム29の洗濯物出入口に位置し、中央凹部84の外側端面は外槽20の開口部(洗濯物出入開口)の外側端面47より外側に位置するので、外枠筐体2の外回り寸法を大きくすることなく、内部扉部材40の中央凹部84が外枠筐体2内に収まる。
したがって、外枠筐体2の外回りサイズを大きくすることなく、回転ドラム29の内容積増加を実現できる。
また、回転ドラム29の回転軸心線に対する中央凹部84の周壁の傾き角度は、傾斜筒部82の傾き角度よりも大きくなっている。中央凹部84の周壁の傾き角度を傾斜筒部82の傾きと同様に緩くすると、中央凹部84の内容積が増し、回転ドラム29の内容積増加になる。
なお、回転ドラム29の回転軸心線に対する中央凹部84の周壁の傾き角度を0°にすると、中央凹部84の内容積は最大になる。但し、成形性の面からは、幾分勾配を設けるのが望ましい。
さらに、内部扉部材40は、中央凹部84の奥側部位86の外面側が平坦なる外部扉部材39の内側面にほぼ面一なるように近接しているが接触していない。乾燥運転工程では、耐熱ガラス製の内部扉部材40が洗濯乾燥物に、直接触して高温になっている。外部扉部材39は内部扉部材40の中央凹部84と接触していないので、内部扉部材40のように高温にならなく、温度上の支障はない。
また、内部扉部材40は、リング状の外鍔部80と、傾斜筒部82と、中央凹部84とを有する断面が幾重にも深く折れ曲がった形状になっているので、剛性がアップされた丈夫なガラス構造体になっている。丈夫な扉3をもったドラム式洗濯乾燥機を提供できる。
洗濯やすすぎが終了して不要になった水や脱水時に洗濯物30から脱水された水は、排水弁41を開放して排水ホース11から排水される。
乾燥時は送風ファン42により送風された送風は洗濯物30が入った回転ドラム29の中及び外周を通ってくるためリントが含まれるので必ず乾燥用フィルター8を通す必要がある。
このため、乾燥用フィルター8を経由してヒータ43に送風し、加熱された温風は外槽上部に設けられた開口部44より回転ドラム29の中に送風される。
温風は洗濯物30を通って回転ドラム29の後部から外槽20の底部に設けられた除湿装置45の通風口46を通って除湿装置45で除湿され送風ファン42により循環を繰り返して洗濯物30を乾燥させる。
図3は本発明の実施例に係るもので、ドラム式洗濯機の運転工程を示すブロック図である。
この運転工程は洗濯物30に付着した汚れを落としたり、また、すすぎによる洗剤分をすすいだり、また、洗濯物30に含まれた水分を回転ドラム29の高速回転による遠心力で脱水したり、それらの水分を排水することなどの一連の工程を自動的に行う一般的な自動洗濯コースがこのブロック図に示されている。
以下ブロック図をもとに各工程の説明を行う。給水電磁弁25の操作により給水50が行われる。洗い工程51は洗濯に必要な水が外槽20内に供給されるとドラム駆動用モータ36が回転し、回転ドラム29の回転が行なわれる。
このときの回転ドラム29の回転数は毎分40〜50回転で、休止をおいて右回転、左回転を数分づつ行うことにより、洗濯物30が回転ドラム29内のリフター33により掻き揚げられながら叩き洗いにより洗濯される。
洗い工程51が終了すると洗いにより洗濯物30に付着した汚れが除去され、汚れた洗濯水を洗濯機外に排出する排水工程52へ移行する。排水が終了した後、洗濯物30に含まれている洗剤分を脱水する脱水工程53へ移行する。
脱水工程53では、回転ドラム29を高速回転して洗濯物30を遠心力により回転ドラム29の内壁に設けられた複数個の脱水穴32より脱水される。このときの回転数は毎分800〜1500回転としている。
脱水工程53が終了すると、洗濯物30に含まれた洗剤分をすすぐ、すすぎ工程54へ移行する。すすぎ工程54に入る前に、洗い工程51と同じように清水を供給する給水工程50にて必要な清水を外槽20内に供給される。
すすぎに必要な清水は本実施例では洗いと同じく25〜30リットルの給水がされる。規定量の清水が給水されると、すすぎ工程54に自動的に進行し、洗い時工程と同じように回転ドラム29が低速回転(毎分45回転前後)しながら洗濯物30に含まれた洗剤分を除去する。
本実施例ではすすぎは2回となっているがすすぎ工程54の回数は2〜3回となっているものもある。すすぎ工程54が終了後、排水が行われ洗濯物30に含まれる水分を充分に脱水するため最終脱水工程55に移行する。
最終脱水工程55の脱水時間は一般的に5分以上で、回転ドラム29を高速回転させ洗濯物30の水分を遠心力で除去するものである、この時の脱水率は60〜65%となる。
なお、ドラム式洗濯乾燥機では、熱源としてヒータ43により温風を槽内に循環させ洗いから乾燥まで自動的に進行する。この場合は最終脱水工程55が終了した後、自動的に乾燥工程56へ移行する。
乾燥工程56では洗濯物30の水分が充分に除去された後、ヒータ43により温風を洗濯物30に吹きつけながら回転ドラム29を毎分45〜55回転で反転もしくは一方向に回転させて洗濯物30の水分を除去して乾燥させるものである。
乾燥時間を短くするには最終脱水工程55における回転数を上げて脱水率を上げる必要があるため、最高で毎分1500回転としている。これにより、回転ドラム29の径にもよるが脱水率は約70%となる。
図4は本発明の実施例に係るもので、ドラム式洗濯機を駆動する回路を示す。AC100Vの商用電源60はコンセント61を介して電源スイッチ62と並列に配置されたヒューズ63を通ってフィルター回路64に入る。
フィルター回路64の後方からは各種電気部品及び整流回路65に直接電源を供給している。整流回路65からは低圧の直流電源を供給するためのスイッチング電源66、インバータ回路67が接続されている。
また、この間には電圧検知回路68及びヒューズ69が接続されている。インバータ駆動回路70はドラム駆動用モータ36に付いている回転位置センサー71の信号によりインバータ駆動回路67を制御してドラム駆動用モータ36を回転させている。ドラム式洗濯機全体の制御はマイコン72により行われる。
商用電源60で直接駆動される電気部品としては給水電磁弁25、排水弁41があり、各々に直列に接続されたリレー接点73をマイコン72によりリレー巻線74に流れる電流を制御して行われる。
また、乾燥工程で使用する送風ファン43と洗濯及びすすぎ時に使用する循環ポンプモータ76は同一インバータ回路77を切替えスイッチ78で切替えて使用している。このため、回路が共用化できコストが低減できる。
ヒータ43は同じ容量のヒータが並列に接続されており、電源はフィルター回路64の前からとっている。この理由は、ヒータ43は純抵抗なのでフィルター回路64を通す必要がないこととヒータ43は電流が大なのでフィルター回路64の前に使用することによりインダクタンスの容量の低減を図っている。
図5に示す他の実施例について説明する。
この実施例は、先の実施例(図2)と同様に内部扉部材40に特徴がある。
この実施の特徴は、先の実施例(図2)に加え、内部扉部材40の中央凹部84の奥側の中央部分を傾斜筒部82の先端83の方に向けて隆起させた隆起部90を有するところにある。
もちろん、中央凹部84の奥側部位86の外面側は、先の実施例(図2)と同様に、外鍔部80の外面側よりも若干内側に後退しているがほぼ面一になっている。
このように、中央凹部84の奥側の中央部分に傾斜筒部82の先端83の方に向けて隆起させた隆起部90を設けることにより、ガラス製の内部扉部材40は更に剛性がアップする。丈夫な扉3をもったドラム式洗濯乾燥機を提供できる。
さらに、図6に示す本発明の他の実施例について説明する。
この実施例は、先の実施例(図2)と同様に内部扉部材40に特徴がある。
この実施の特徴は、内部扉部材40の中央凹部840の奥側が球面形状を有するところにある。
もちろん、中央凹部840の奥側部位86の外面側は、先の実施例(図2)と同様に、外鍔部80の外面側よりも若干内側に後退しているがほぼ面一になっている。
このように、中央凹部840の奥側が球面形状になっているので、先の実施例(図2)に示される中央凹部840の奥側が平坦形状のものに比べ丈夫である。
扉3による回転ドラムの容積増加について、更に説明を加える。
洗濯時と乾燥時における必要容積について説明する。
洗濯時には回転ドラム29の中の洗濯物30を駆動用モータ36により回転ドラム29を回転させてリフター33により掻き揚げて落下させ叩き洗いを行う。
このため、洗濯物30は回転ドラム29の中の底部に落下させる必要があるので、洗濯時に回転ドラム29内の容積部分を使用する必要がある。
これに対して、乾燥時は回転ドラム29内に温風を吹き込み、洗濯物30を乾燥させるので、洗濯物30が動く空間があればよいので必ずしも回転ドラム29の中に洗濯物30が入っている必要はなく、回転ドラム29以外の部分で容積を稼いでよい。
そこで、耐熱ガラス製の内部扉部材40に中央凹部を設けて容積を増加させた。
図2に示すように、中央凹部の奥側部分を平坦にすることにより、中央凹部の容積が増し、乾燥時に洗濯物30が膨張して洗濯物30の入れ替えが良く行なわれ、乾燥ムラやしわなどの低減が図られる。
また、図5による実施例の場合は、中央凹部の奥側部分が平坦ではなく曲面となっているので容積の増加と合わせて強度を上げることができる。
また、図6による実施例では、中央凹部の奥側部分が平坦ではなく、球面(湾曲)にしているので容積の増加と合わせて強度も増加できるのでガラス板厚を薄くできる。
耐熱ガラス製の内部扉部材の中央凹部に洗濯物30が直接接触するのは、乾燥が進んで洗濯物30の体積が増加してからである。逆に水分が多く摩擦係数が著しく洗濯時には、洗濯物30の体積が少ない。このため、洗濯物30は内部扉部材の中央凹部に接触する度合が少なくなり、洗濯物30は傷みづらくなるメリットがある。
つまり、内部扉部材に中央凹部を設けることにより、乾燥ムラやしわなどの低減が図られるとともに洗濯物30の傷みが少ないドラム式洗濯機を提供できる。
また、耐熱ガラス製に内部扉部材の中央凹部は、外槽20の開口部(洗濯物出入開口)の外側端面47より外側に位置しているので回転ドラム29と外槽20の空間を有効に使用でき、普通は使用しないこの部分で容積を増加させている。
また、図6に示すように外側から中を見たとき、同一方向の湾曲の面積が大きいので大きな屈折率の変化がなく、中が見えやすい。
乾燥時の容積を大きくするためにはガラス製の内部扉部材40の口径を大きくする必要がある。このため、回転ドラム29の奥行きの長さより外径が大きい方が耐熱ガラス製の内部扉部材40の外径を大きくとることができるのでより容積増加の効果を期待でき、かつ大きな内部扉部材40から回転ドラム29の内部を良く覗くことができる。
本発明の実施例に係るもので、ドラム式洗濯乾燥機の斜視図を示す。 本発明の実施例に係るもので、ドラム式洗濯乾燥機の縦断面図を示す。 本発明の実施例に係るもので、ドラム式洗濯機の運転工程を示すブロック図である。 本発明の実施例に係るもので、ドラム式洗濯機を駆動する回路を示す。 本発明の他の実施に係るもので、ガラス製の内部扉部材扉の縦断面図を示す。 本発明の更なる他の実施に係るもので、ガラス製の内部扉部材扉の縦断面図を示す。
符号の説明
2…外枠筐体、29…回転ドラム、30…洗濯物、40…耐熱ガラス製の内部扉部材扉、42…送風ファン、43…ヒータ、45…除湿装置、80…リング状の外鍔部、82…傾斜筒部、84…中央凹部、86…奥側部位。

Claims (6)

  1. 外枠筐体内に置かれ、洗濯水を溜める外槽と、
    前記外槽の内側に回転自在に置かれ、洗濯物を収納して洗濯、すすぎ及び脱水、乾燥を行う回転ドラムと、
    前記回転ドラム内を流通する乾燥用空気が循環する乾燥用空気循環路と、
    前記乾燥用空気循環路に設けられた除湿装置、送風ファン、乾燥フィルター、およびヒータと、
    前記外枠筐体の前面に開閉自在に設けられた扉を有し、
    前記扉は前記回転ドラムの洗濯物出入口に対向する耐熱ガラス製の内部扉部材を有するドラム式洗濯乾燥機において、
    前記内部扉部材は、リング状の外鍔部と、前記外鍔部の内周端から前記洗濯物出入口に向けて径小になるように突き出る傾斜筒部と、前記傾斜筒部の先端から前記外鍔部の方に向けて傾斜筒部内に突き出す中央凹部を有し、
    前記中央凹部の奥側の外面側と前記外鍔部の外面側とがほぼ面一であることを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
  2. 請求項1記載のドラム式洗濯乾燥機において、
    前記内部扉部材は、前記中央凹部の奥側の中央部分を前記傾斜筒部の先端の方に向けて隆起させた隆起部を有することを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
  3. 請求項1記載のドラム式洗濯機において、
    前記扉の外径は、前記回転ドラムの奥行き長さより大きいことを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
  4. 請求項1記載のドラム式洗濯機において、
    前記外槽は、前記回転ドラムの洗濯物出入口と対向するところに設けた洗濯物出入開口を有し、
    前記外鍔部が前記外槽の前記洗濯物出入開口よりも前記外槽の外側に位置し、前記傾斜筒部の先端が前記回転ドラムの洗濯物出入口内に位置することを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
  5. 請求項1記載のドラム式洗濯乾燥機において、
    前記扉は前記内部扉部材の外面側の位置する外部扉部材を有し、
    前記外部扉部材の内面側は、前記内部扉部材の外鍔部に当接する外周寄り側を除いて前記内部扉部材と離間していることを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
  6. 請求項5記載のドラム式洗濯乾燥機において、
    前記外部扉部材を合成樹脂で形成し、
    前記外部扉部材と前記内部扉部材が透明であることを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
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