JP2006136448A - ドラム式洗濯乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】無駄な電力を消費することなく、乾燥行程後の洗濯物の仕上がりを良くするドラム式洗濯乾燥機を提供する。
【解決手段】周壁に多数の通水孔2を設け回転軸4を有する回転ドラム1と、本体9内に弾性的に支持され回転ドラム1を内包する水槽3と、送風ファン19を有する循環経路14内に設けられ水槽3内の空気を除湿する熱交換器20と、循環経路14に設けた第1ヒータ25aおよび第2ヒータ25bと、回転ドラムを駆動するモータ5とを備え、脱水行程および乾燥行程において、回転ドラム1の回転速度に応じて送風ファン19の回転速度を変更するようにしたドラム式洗濯乾燥機であるので、無駄な電力を消費することなく、乾燥行程後の洗濯物の仕上がりを良くすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転軸が水平もしくは傾斜した回転ドラム内で洗濯、すすぎ、脱水および乾燥の各行程を行うドラム式洗濯乾燥機に関するものである。
水槽内に回転自在に配した回転ドラム内に洗濯物を投入して回転ドラムを回転駆動することにより、洗濯工程、すすぎ工程、脱水工程を順次実行して洗濯物を洗浄するドラム式洗濯機が構成され、このドラム式洗濯機に乾燥機能を設けることにより、脱水工程を終えた洗濯物を乾燥する乾燥工程を実行することができるドラム式洗濯乾燥機に構成することができる。乾燥機能は、水分を含む洗濯物が収容された回転ドラム内と空気流通する水槽内の湿気を含んだ空気を槽外に排気して除湿手段により空気中の湿気を除湿した後、加熱手段によって加熱乾燥させた温風にして再び水槽内に送風するように構成され、湿気を含む空気が排気され、乾燥した温風が送風される空気循環が継続されることにより、回転ドラム内の洗濯物は乾燥される(例えば、特許文献1参照)。
回転ドラムはその周面全体に水及び空気が通過できる透孔が多数形成されているため、この回転ドラムを収容する水槽内から排気すると、水分を含む洗濯物を収容した回転ドラム内の湿気を含む空気は前記透孔を通過して水槽内から槽外に排出される。排出された空気は多量の水蒸気を含んだ温風であり、これを除湿手段の冷たい水が流されて冷却されている熱交換器上を通すと、温風は熱交換器に触れて冷却され、水蒸気は凝結して水となって冷却水と共に流れ去るので、水蒸気を多量に含む温風は除湿された空気となる。空気中に含むことができる水蒸気の量は、空気の温度が高いほど多くなるので、回転ドラム内に乾燥した高い温度の空気を送風すると、洗濯物からそれに含まれている水分が空気中に奪われて水蒸気を多量に含む空気となって排気され、前述のように除湿手段により冷却除湿されるので、除湿された空気を再び加熱して回転ドラム内に送風する空気循環を繰り返すことにより洗濯物は乾燥される。
特開平7−47195号公報
しかしながら、従来のドラム式洗濯乾燥機では、乾燥行程までにできるだけ洗濯物から水分を取り除くために、脱水行程時のドラムの回転速度を上げたりしていたが、このような場合、洗濯物がドラムに張り付いたり、押し付けられてシワがついた状態で脱水行程を終了し、運転コースによってはそのまま乾燥行程に入り、洗濯物にシワが多く残った状態で乾燥が終了してしまったりして、乾燥後の洗濯物の仕上がりが悪くなるという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、洗濯物のシワ残りを少なくし、乾燥後の洗濯物の仕上がりの良いドラム式洗濯乾燥機を提供することにある。
前記従来の課題を解決するために、本発明のドラム式洗濯乾燥機は、周壁に多数の通水孔を設け略水平方向または傾斜方向に回転中心軸を有する回転ドラムと、本体内に弾性的に支持され前記回転ドラムを内包する水槽と、送風手段を有する循環経路内に設けられ前記水槽内の空気を除湿する除湿手段と、前記循環経路に設けた加熱手段と、前記回転ドラムを駆動するモータと、前記送風手段、除湿手段、加熱手段およびモータ等の駆動を制御し洗い、すすぎ、脱水および乾燥の各行程を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記脱水行程および乾燥行程において、前記回転ドラムの回転速度に応じて前記送風手段の回転速度を変更することを特徴とするものである。
これによって、脱水行程中において、無駄な電力を消費することなく、洗濯物の状態をシワ残りの少ない最適な状態に保つことができるので、乾燥行程終了後に洗濯物の仕上がりの良いドラム式洗濯乾燥機を得ることができる。
本発明のドラム式洗濯乾燥機は、無駄な電力を消費することなく、乾燥行程後の洗濯物の仕上がりを良くすることができる。
第1の発明のドラム式洗濯乾燥機は、周壁に多数の通水孔を設け略水平方向または傾斜方向に回転中心軸を有する回転ドラムと、本体内に弾性的に支持され前記回転ドラムを内包する水槽と、送風手段を有する循環経路内に設けられ前記水槽内の空気を除湿する除湿手段と、前記循環経路に設けた加熱手段と、前記回転ドラムを駆動するモータと、前記送風手段、除湿手段、加熱手段およびモータ等の駆動を制御し洗い、すすぎ、脱水および乾燥の各行程を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記脱水行程および乾燥行程において、前記回転ドラムの回転速度に応じて前記送風手段の回転速度を変更することを特徴とすることにより、脱水行程中において、無駄な電力を消費することなく、洗濯物の状態をシワ残りの少ない最適な状態に保つことができるので、乾燥行程終了後の洗濯物の仕上がりを良くすることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の制御手段は、脱水行程時の送風手段の回転速度を、乾燥行程時の前記送風手段の回転速度より低く設定したことを特徴とすることにより、脱水行程中においては、回転ドラムは高速回転し、その回転により循環経路内にも空気の流れが発生するので、送風手段の回転速度を乾燥行程時の回転速度より低くしても、十分な循環風量を確保でき、脱水行程における送風手段の無駄な電力を消費することなく、洗濯物の状態をシワ残りの少ない最適な状態に保つことができるので、乾燥行程終了後の洗濯物の仕上がりを良くすることができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の制御手段は、脱水行程初期における加熱手段の出力を、前記脱水行程初期より後における前記加熱手段の出力より高く設定したことを特徴とすることにより、脱水行程の初期で常温状態にある回転ドラム内の洗濯物を一気に暖め、また、循環経路は閉経路であり洗濯物の温度は下がりにくいので、脱水行程の初期より後において加熱手段の出力を下げても洗濯物の温度を所定温度に維持でき、脱水行程における加熱手段の無駄な電力を消費することなく、洗濯物の状態をシワ残りの少ない最適な状態に保つことができるので、乾燥行程終了後の洗濯物の仕上がりを良くすることができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明の制御手段は、乾燥行程初期における送風手段の回転速度を、前記乾燥行程初期より後における回転速度より低く設定したことを特徴とすることにより、乾燥行程の初期において回転ドラム内の洗濯物の温度をより早く高くするために送風手段の回転速度を低く設定することで循環空気の温度を上げ、その後、送風手段の回転速度を高くすることで、循環空気の風量を増加させ、洗濯物に効率よく温風を当てることができるので、洗濯物を効率よく乾燥でき、乾燥時間を短縮することができるとともに、洗濯物の状態をシワ残りの少ない最適な状態に保つことができるので、乾燥行程終了後の洗濯物の仕上がりを良くすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態におけるドラム式洗濯乾燥機について、図1〜5を用いて説明する。図1は、本実施の形態におけるドラム式洗濯乾燥機の側断面図、図2は、同ドラム式洗濯乾燥機の水槽内に送風する循環経路を示す側断面図、図3は、同ドラム式洗濯乾燥機の水槽内に送風する循環経路を示す断面図、図4は、同ドラム式洗濯乾燥機の一部ブロック化した回路図、図5は、同ドラム式洗濯乾燥機の脱水行程および乾燥行程におけるタイムチャートである。
図1に示すように、回転ドラム1は、有底円筒形に形成し外周部に多数の通水孔2を全面に設け、水槽3内に回転自在に配設している。回転ドラム1の回転中心に略傾斜方向に回転軸(回転中心軸)4を設け、回転ドラム1の軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させて配設している。この回転軸4に、水槽3の背面に取り付けたモータ5を連結し、回転ドラム1を正転、逆転方向に回転駆動する。回転ドラム1の内壁面に数個の突起板6を設けている。
水槽3の正面側の上向き傾斜面に設けた開口部を蓋体7により開閉自在に覆い、この蓋体7を開くことにより衣類出入口8を通して回転ドラム1内に洗濯物を出し入れできるようにしている。蓋体7を上向き傾斜面に設けているため、洗濯物を出し入れする際、腰を屈めることなく行うことができる。
水槽3は本体9よりばね体(図示せず)で揺動可能に吊り下げており、水槽3の下部に排水経路10の一端を接続し、排水経路10の他端を排水弁11に接続して水槽3内の洗濯水を排水するようにしている。第1給水弁12は洗剤投入ケース13aおよび給水経路13を通して水槽3内に水を給水するものである。なお、本実施の形態では、回転ドラム1の回転中心に略傾斜方向に回転軸4を設け、回転ドラム1の軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させて配設しているが、回転ドラム1の回転中心に略水平方向に回転軸4を設け、回転ドラム1の軸心方向を略水平方向に配設してもよい。
つぎに、図2に示すように、循環経路14は、水槽3内の空気を排気して除湿し、加熱して乾燥した温風にして再び水槽3内に送風する経路で、水槽3の排気口15に連通した除湿管路16と、この除湿管路16に接続した送風管路17と、この送風管路17に接続し水槽3の背面側に配設した加熱管路18とで構成している。
加熱管路18内に配設した送風ファン(送風手段)19を回転駆動することにより、循環経路14に空気の流れが発生し、回転ドラム1内の空気は通水孔2を通して水槽3の上方に開口した排気口15から矢印a方向に除湿管路16に排気される。除湿管路16に水槽3内の空気を除湿する熱交換器(除湿手段)20を設け、この熱交換器20は第2給水弁21から給水口22を通して、矢印b方向に供給される水の噴霧により冷却されており、水槽3から排気された水分を含む空気を冷却し、水分を結露して除湿する。
除湿管路16に接続した送風管路17は、衣類出入口8の近傍に配設したリントフィルター23を通して水槽3の背面側に空気を導く管路を形成しており、水槽3の背面側に配設した加熱管路18に接続している。加熱管路18は、図3に示すように、水槽3の背面に取り付けたモータ5の上方に円弧状に流路を形成し、その内部に、送風管路17との接続位置に送風ファン19を配設し、他端に水槽3に通じる送風口24を形成し、円弧状の屈曲部に第1ヒータ(加熱手段)25aおよび第2ヒータ(加熱手段)25bを2層に配設している。
この加熱管路18を通過する空気は第1ヒータ25aおよび第2ヒータ25bにより所定温度に加熱され、乾燥した温風として送風口24から水槽3内に送風され、通水孔2を通して回転ドラム1内に供給されるので、回転ドラム1の回転により撹拌される洗濯物は乾燥した温風に水分が奪われて乾燥が進行する。この空気の循環を繰り返すことにより洗濯物の乾燥がなされる。
制御装置26は、図4に示すように構成しており、モータ5、排水弁11、第1給水弁12、第2給水弁21、送風ファン19、第1ヒータ25aおよび第2ヒータ25bなどの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御するマイクロコンピュータからなる制御手段27を有している。制御手段27は、運転コース等を設定するための入力設定手段28からの情報を入力して、その情報を基に表示手段29で表示して使用者に知らせるとともに、入力設定手段28により運転開始が設定されると、水槽3内の水位を検知する水位検知手段30等からのデータを入力して負荷駆動手段31を介して、排水弁11、第1給水弁12、第2給水弁21、送風ファン19、第1ヒータ25aおよび第2ヒータ25bなどの動作を制御し、洗濯・乾燥運転を行う。
このとき、制御手段27は、モータ5のロータの位置を検出する位置検出手段32からの情報に基づいて、駆動回路33を介してインバータ34を制御することによりモータ5を回転制御するようにしている。モータ5は直流ブラシレスモータで、図示していないが、3相巻線を有するステータと、リング上に2極の永久磁石を配設しているロータとで構成し、ステータは3相巻線を構成する第1の巻線5a、第2の巻線5b、第3の巻線5cをスロットを設けた鉄心に巻き付けて構成している。
インバータ34は、パワートランジスタ(IGBT)と逆導通ダイオードの並列回路からなるスイッチング素子で構成している。第1のスイッチング素子34aと第2のスイッチング素子34bの直列回路と、第3のスイッチング素子34cと第4のスイッチング素子34dの直列回路と、第5のスイッチング素子34eと第6のスイッチング素子34fの直列回路で構成し、各スイッチング素子の直列回路は並列接続している。
ここで、スイッチング素子の直列回路の両端は入力端子で、直流電源を接続し、スイッチング素子の直列回路を構成する2つのスイッチング素子の接続点に、それぞれ出力端子を接続している。出力端子は、3相巻線のU端子、V端子、W端子に接続し、スイッチング素子の直列回路を構成する2つのスイッチング素子のオン・オフの組合せにより、U端子、V端子、W端子をそれぞれ正電圧、零電圧、解放の3状態にする。
スイッチング素子のオン・オフは、ホールICからなる3つの位置検出手段32a、32b、32cからの情報に基づいて制御手段27により制御される。位置検出手段32a、32b、32cは電気角で120度の間隔でロータが有する永久磁石に対向するように、ステータに配設されている。
ロータが1回転する間に、3つの位置検出手段32a、32b、32cは、それぞれ電気角で120度の間隔でパルスを出力する。制御手段27は、3つの位置検出手段32a、32b、32cのいずれかの信号の状態が変わったときを検知し、位置検出手段32a、32b、32cの信号を基に、スイッチング素子34a〜34fのオン・オフ状態を変えていくことで、U端子、V端子、W端子を正電圧、零電圧、解放の3状態にし、ステータの第1の巻線5a、第2の巻線5b、第3の巻線5cに通電して磁界を作り、ロータを回転させるよう構成している。
また、スイッチング素子34a、34c、34eはそれぞれパルス幅変調(PWM)制御され、例えば、繰り返し周波数10kHzでハイ、ローの通電比を制御することで、ロータの回転数を制御するようにしてあり、制御手段27は、3つの位置検出手段32a、32b、32cのいずれかの信号の状態が変わるたびにその周期を検出し、その周期よりロータの回転数を算出して、設定回転数になるようにスイッチング素子34a、34c、34eをPWM制御する。
電流検知手段35は、インバータ34の一方の入力端子に接続した抵抗36と、この抵抗36に接続した電流検知回路37とで構成し、インバータ34の入力電流値、すなわちモータ5の電流値を検知して電圧信号に変換し、その電圧信号を制御手段27に入力している。また、制御手段27は入力した電圧信号をA/D変換してデジタルデータとして演算処理し、モータ5の電流が所定値以下になるようにモータ5を制御するようにしている。
商用電源38は、ダイオードブリッジ39、チョークコイル40、平滑用コンデンサ41からなる直流電源変換装置を介して、インバータ34に接続している。ただし、これは一例であり、直流ブラシレスモータ5の構成、インバータ34の構成等は、これに限定されるものではない。
また、循環経路14内で水槽3に通じる送風口24の近傍には、水槽3内に送風される温風の温度を検知する温度検知手段42が設けてあり、温度検知手段42により検知された温度データは、制御手段27に入力される。
上記構成において動作を説明する。扉7を開いて回転ドラム1内に洗濯物を投入して運転を開始させると、第1注水弁12が開き、洗剤投入ケース13a内に水が注水され、その中に投入されていた洗剤を流しながら、給水経路13を介して、水槽3内に所定量の注水がなされ、モータ5により回転ドラム1が回転駆動されて洗濯行程が開始される。洗濯行程の洗濯物は、回転ドラム1の回転により、突起板6によって回転方向に持ち上げられ落下する撹拌動作が繰り返され、いわゆる叩き洗いの作用が及んで洗濯がなされる。
所要の洗濯時間の後、排水弁11が開き、汚れた洗濯液は排水管路10から排出され、回転ドラム1を高速回転させる脱水動作により洗濯物に含まれた洗濯液を脱水し、その後、水槽3内に注水管路13を介して注水され、すすぎ行程が実施される。このすすぎ行程においても、洗濯物には回転ドラム1の回転により、突起板6で持ち上げられて落下する撹拌動作が繰り返されてすすぎ洗いが実施される。すすぎ行程が終了すると、回転ドラム1を高速回転させて脱水する脱水行程が実行され、所定時間後、乾燥行程が実行される。
以下、脱水行程および乾燥行程における回転ドラムおよび送風手段の回転速度、ヒータおよび第2給水弁の動作および送風される温風の温度について、図5を用いて説明する。
脱水行程が開始すると、モータ5の回転駆動を始めることにより、回転ドラム1が回転を始める。それと同時に、送風ファン19を回転駆動し、第1ヒータ25aおよび第2ヒータ25bへの電力供給をともにONする(W2)。このとき、送風ファン19の回転速度は、第3の回転速度ω3に設定されている。このときの温度検知手段42による検知温度は、第1の温度TE1となる。これにより、脱水行程時における回転ドラム1内の洗濯物を一気に温めることができる。
その後、回転ドラム1の回転速度が、脱水の通常回転速度である第1の回転速度ω1に達する(T1)と、第2ヒータ25bへの電力供給をOFFし、第1ヒータ25aへの電力供給のみをON状態とする(W1)。このとき、送風ファン19は第3の回転速度ω3で回転を続け、また、第2給水弁21はOFFの状態のままであるので、熱交換器20による除湿は行われない。このときの温度検知手段42による検知温度は、第1の温度TE1より低い第3の温度TE3となり、この状態をほぼ維持する状態となる。これにより、循環経路14は閉経路であり洗濯物の温度は下がりにくいので、脱水行程の初期より後において、第1ヒータ25aおよび第2ヒータ25bのいずれか一方をOFFしても洗濯物の温度を所定温度に維持できる。
その後、回転ドラム1が、第1の回転速度ω1で所定時間回転した(T2)後、モータ5の回転駆動をOFFすることで、回転ドラム1は惰性回転を行う(T2〜T3)。このとき、送風ファン19を回転駆動および第1ヒータ25aへの電力供給をOFFする。このときの温度検知手段42による検知温度は、第3の温度TE3より低い第4の温度TE4まで低下する。そして、回転ドラム1の惰性回転が終了すると、乾燥行程に移行する(T3)。
乾燥行程においては、モータ5は、回転ドラム1の回転により、洗濯物が突起板6によって回転方向に持ち上げられ落下する撹拌動作が行われる回転速度である第2の回転速度ω2で正回転(時計回り方向への回転)するように所定時間駆動し、その後所定時間休止した後、第2の回転速度ω2で逆回転(反時計回り方向への回転)するように所定時間駆動され、その後、休止、正回転、休止、逆回転を繰り返すよう駆動される。
この乾燥行程開始と同時に、送風ファン19を回転駆動し、第1ヒータ25aおよび第2ヒータ25bへの電力供給をともにONする(W2)とともに、第2給水弁21をON状態とし、熱交換器20による除湿を開始する。このとき、送風ファン19の回転速度は、第3の回転速度ω3より高い第4の回転速度ω4に設定されている。
このときの温度検知手段42による検知温度は、脱水行程の初期と略同等の第1の温度TE1まで上昇する。ここで、送風ファン19の回転速度は、第3の回転速度ω3より高い第4の回転速度ω4に設定されているが、前記の脱水行程においては、回転ドラム1の高速回転により、循環経路14内の流量が増加するので、循環経路14内の実質の流量は、脱水行程の初期とこの乾燥行程の初期とで略同等になるので、水槽3内に送風される温風の温度も略同等の温度となる。
そして、所定時間経過すると(T4)、送風ファン23の回転速度を第4の回転速度ω4より高い第5の回転速度ω5に変更設定する。これにより、循環経路14内の流量が増加するので、温度検知手段42による検知温度は、第1の温度TE1より低い第2の温度TE2となる。このように、水槽3内に送風される温風の温度は低下するが、流量をましているので、洗濯物に勢いよく効率的に温風を当てることができるので、洗濯物を効率よく乾燥でき、乾燥時間を短縮することができる。
その後、所定時間経過するか、または、回転ドラム1内の洗濯物が所定の乾燥度になった場合、乾燥行程を終了し、一連の洗濯、すすぎ、脱水および乾燥の行程を終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、脱水行程中においては、回転ドラム1は高速回転し、その回転により循環経路14内にも空気の流れが発生するので、送風ファン19の回転速度を乾燥行程時の回転速度より低くしても、十分な循環風量を確保でき、脱水行程における送風ファン19の無駄な電力を消費することなく、洗濯物の状態をシワ残りの少ない最適な状態に保つことができるので、乾燥行程終了後の洗濯物の仕上がりを良くすることができる。
また、脱水行程の初期で常温状態にある回転ドラム1内の洗濯物を一気に暖め、また、循環経路14は閉経路であり洗濯物の温度は下がりにくいので、脱水行程の初期より後において第1ヒータ25aおよび第2ヒータ25bのいずれか一方をOFFしても洗濯物の温度を所定温度に維持でき、脱水行程におけるヒータの無駄な電力を消費することなく、洗濯物の状態をシワ残りの少ない最適な状態に保つことができるので、乾燥行程終了後の洗濯物の仕上がりを良くすることができる。
さらに、乾燥行程の初期において回転ドラム1内の洗濯物の温度をより早く高くするために送風ファン19の回転速度を低く設定することで循環空気の温度を上げ、その後、送風ファン19の回転速度を高くすることで、循環空気の風量を増加させ、洗濯物に効率よく温風を当てることができるので、洗濯物を効率よく乾燥でき、乾燥時間を短縮することができるとともに、洗濯物の状態をシワ残りの少ない最適な状態に保つことができるので、乾燥行程終了後の洗濯物の仕上がりを良くすることができる。
以上のように、本発明にかかるドラム式洗濯乾燥機は、無駄な電力を消費することなく、乾燥行程後の洗濯物の仕上がりを良くすることができるので、洗濯物乾燥機等の洗濯物の仕上がりを重視する衣類乾燥機器に適用できる。
本発明の第1の実施の形態におけるドラム式洗濯乾燥機の側断面図 同ドラム式洗濯乾燥機の水槽内に送風する循環経路を示す側断面図 同ドラム式洗濯乾燥機の水槽内に送風する循環経路を示す断面図 同ドラム式洗濯乾燥機の一部ブロック化した回路図 同ドラム式洗濯乾燥機の脱水行程および乾燥行程におけるタイムチャート
符号の説明
1 回転ドラム
2 通水孔
3 水槽
4 回転軸(回転中心軸)
5 モータ
9 本体
14 循環経路
19 送風ファン(送風手段)
20 熱交換器(除湿手段)
25a 第1ヒータ(加熱手段)
25b 第2ヒータ(加熱手段)
27 制御手段

Claims (4)

  1. 周壁に多数の通水孔を設け略水平方向または傾斜方向に回転中心軸を有する回転ドラムと、本体内に弾性的に支持され前記回転ドラムを内包する水槽と、送風手段を有する循環経路内に設けられ前記水槽内の空気を除湿する除湿手段と、前記循環経路に設けた加熱手段と、前記回転ドラムを駆動するモータと、前記送風手段、除湿手段、加熱手段およびモータ等の駆動を制御し洗い、すすぎ、脱水および乾燥の各行程を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記脱水行程および乾燥行程において、前記回転ドラムの回転速度に応じて前記送風手段の回転速度を変更することを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
  2. 制御手段は、脱水行程時の送風手段の回転速度を、乾燥行程時の前記送風手段の回転速度より低く設定したことを特徴とする請求項1記載のドラム式洗濯乾燥機。
  3. 制御手段は、脱水行程初期における加熱手段の出力を、前記脱水行程初期より後における前記加熱手段の出力より高く設定したことを特徴とする請求項1または2に記載のドラム式洗濯乾燥機。
  4. 制御手段は、乾燥行程初期における送風手段の回転速度を、前記乾燥行程初期より後における回転速度より低く設定したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のドラム式洗濯乾燥機。
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