JP2011139813A - 衣類乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【課題】加熱手段への入力電圧が変化しても、精度のよいフィルタ目詰まり検知を実施することができる衣類乾燥機を実現すること。
【解決手段】回転ドラム1を駆動するモータ5と、水受け槽3内に循環風を送風する送風ファン16と、循環送風径路に設けたPTCヒータ23と、リントを回収するフィルタ19と、循環風の温度を検知する吸気サーミスタ60と、PTCヒータ23の電流を検知する電流検知手段24と入力電圧を検出する入力電圧検知手段28と、制御手段26とを備え、制御手段26は、吸気サーミスタ60、電流検知手段24および入力電圧検知手段28の各検知値によりフィルタ19の目詰まり判定を行うようにしたものであり、PTCヒータ23への入力電圧が変化しても、精度のよいフィルタ19の目詰まり検知を実施することができる。
【選択図】図1
【解決手段】回転ドラム1を駆動するモータ5と、水受け槽3内に循環風を送風する送風ファン16と、循環送風径路に設けたPTCヒータ23と、リントを回収するフィルタ19と、循環風の温度を検知する吸気サーミスタ60と、PTCヒータ23の電流を検知する電流検知手段24と入力電圧を検出する入力電圧検知手段28と、制御手段26とを備え、制御手段26は、吸気サーミスタ60、電流検知手段24および入力電圧検知手段28の各検知値によりフィルタ19の目詰まり判定を行うようにしたものであり、PTCヒータ23への入力電圧が変化しても、精度のよいフィルタ19の目詰まり検知を実施することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は回転ドラム内の衣類を乾燥させ、フィルタ目詰まりを検知する衣類乾燥機に関するものである。
衣類乾燥機は、衣類を乾燥させる回転ドラム内の糸くずなどのリントが送風経路や送風ファン等に堆積することを防止するため、リントを回収するフィルタが送風経路に設けられ、このフィルタが目詰まりした場合には、表示灯などによりフィルタ目詰まりを報知し、このフィルタに集められたリントを随時除去し、清掃することを促している。これにより送風効果が低下して、衣類が乾かなくならないようにしている。また、このフィルタを清掃除去しやすくするため、着脱可能なように装着されている。以上のような、衣類乾燥機が提案されている。
従来、この種の衣類乾燥機はフィルタ目詰まりの検知方法として、カレントトランスにより正特性感温抵抗ヒータ(以下、PTCヒータと称す)の電流を検出し、この電流がPTCヒータの吸気温度により設定される電流設定値より小さい場合、フィルタ目詰まりしていると検知をしていた(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような従来の衣類乾燥機では、家庭用の商用電源を使用する場合、入力電圧が必ずしも一定ではなく、その影響によるPTCヒータの入力電圧の変化により、電流が変化するため、フィルタが目詰まりしていなくてもPTCヒータの電流が低くなることがあり、吸気温度から目詰まり検知電流レベルを設定することは困難であり、目詰まり検知精度にばらつきが発生するという問題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、従来のようにPTCヒータの入力電流のみによるフィルタ目詰まり判定ではなく、入力電流に加えて入力電圧も判定の基礎として、両者を掛け合わせた入力電力によるフィルタ目詰まり判定をし、入力電圧が変化した場合も、精度よい目詰まり検知を可能にした衣類乾燥機を提供することを目的としている。
前記従来の問題を解決するために、本発明の衣類乾燥機は、衣類を収納し水平方向または傾斜方向に回転中心軸を有する回転ドラムと、前記回転ドラムを内包し前面もしくは上面に開口部を有し衣類乾燥機本体に弾性的に支持する衣類収容槽と、前記衣類収容槽の開口部を覆うふたと、前記回転ドラムを駆動するモータと、前記衣類収容槽内に循環送風経路を通じて循環風を送風する送風手段と、前記回転ドラム内への前記循環送風径路に設けた加熱手段と、前記送風手段による送風中のほこりや糸くずなどを回収する脱着可能なフィルタと、前記循環送風経路に設けられ循環風の温度を検知する温度測定手段と、前記加熱手段の電流を検知する電流検知手段と、前記加熱手段への入力電圧を検出する入力電圧検知手段と、前記加熱手段、前記送風手段、前記モータ等を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記温度測定手段の検知値、前記電流検知手段の検知値および前記入力電圧検知手段の検知値により前記フィルタの目詰まり判定を行うようにしたものである。
これにより、加熱手段への入力電圧が変化しても、精度のよいフィルタ目詰まり検知を実施することを可能にしている。
本発明の衣類乾燥機は、加熱手段の入力電流、入力電圧および吸気温度から、フィルタ目詰まり判定を行うことで、加熱手段への入力電圧が変化しても、精度のよいフィルタ目詰まり検知を実施することができる衣類乾燥機を実現することができる。
本発明は、衣類を収納し水平方向または傾斜方向に回転中心軸を有する回転ドラムと、前記回転ドラムを内包し前面もしくは上面に開口部を有し衣類乾燥機本体に弾性的に支持する衣類収容槽と、前記衣類収容槽の開口部を覆うふたと、前記回転ドラムを駆動するモータと、前記衣類収容槽内に循環送風経路を通じて循環風を送風する送風手段と、前記回転ドラム内への前記循環送風径路に設けた加熱手段と、前記送風手段による送風中のほこりや糸くずなどを回収する脱着可能なフィルタと、前記循環送風経路に設けられ循環風の温度を検知する温度測定手段と、前記加熱手段の電流を検知する電流検知手段と、前記加熱手段への入力電圧を検出する入力電圧検知手段と、前記加熱手段、前記送風手段、前記モータ等を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記温度測定手段の検知値、前記電流検知手段の検知値および前記入力電圧検知手段の検知値により前記フィルタの目詰まり判定を行うようにしたものである。
これにより、加熱手段への入力電圧が変化しても、精度のよいフィルタ目詰まり検知を実施することを可能にしている。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図2は、本発明の実施形態1に係わるドラム式洗濯乾燥機の要部構成を示すもので、ドラム式洗濯機に乾燥機能を組み込んで衣類乾燥機としても使用することができるように構成されたものである。図3は、同ドラム式洗濯乾燥機の水受け槽内に送風する循環送風経路を示す側断面図である。
図2は、本発明の実施形態1に係わるドラム式洗濯乾燥機の要部構成を示すもので、ドラム式洗濯機に乾燥機能を組み込んで衣類乾燥機としても使用することができるように構成されたものである。図3は、同ドラム式洗濯乾燥機の水受け槽内に送風する循環送風経路を示す側断面図である。
図2および図3に示すように、回転ドラム1は、有底円筒形に形成し外周部に多数の通水孔2を全面に設け、水受け槽3内に回転自在に配設している。回転ドラム1の回転中心に傾斜方向に回転軸4(回転中心軸)を設け、回転ドラム1の軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させて配設している。この回転軸4に、水受け槽3の背面に取り付けたモータ5を連結し、回転ドラム1を正転、逆転方向に回転駆動する。回転ドラム1の内壁面に数個の突起板6を設けている。
水受け槽3の正面側の上向き傾斜面に設けた開口部をふた7により開閉自在に覆い、このふた7を開くことにより衣類出入口8を通して回転ドラム1内に衣類を出し入れできるようにしている。ふた7を上向き傾斜面に設けているため、衣類を出し入れする際、腰を屈めることなく行うことができる。フタロック手段9を動作させることで、ふた7をロックすることができ、使用者が開けたくても開けさせなくすることが可能となる。
水受け槽3はドラム式洗濯乾燥機本体10よりばね体11で揺動可能に吊り下げており、水受け槽3の下部に排水経路12の一端を接続し、排水経路12の他端を排水弁13に接続して水受け槽3内の洗濯水を排水するようにしている。給水弁14は給水経路15を通して水受け槽3内に水を給水するものである。そして、給水経路15の一端は、水受け槽3の除湿経路18に接続されている。
なお、本実施の形態では、回転ドラム1の回転中心に傾斜方向に回転軸4を設け、回転ドラム1の軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させて配設しているが、回転ドラム1の回転中心に水平方向に回転軸4を設け、回転ドラム1の軸心方向を水平方向に配設してもよい。
本実施の形態は、回転ドラム1内の衣類を乾燥する乾燥機能を有しており、図3に矢印で示すように、水受け槽3内の空気を排気して除湿し、加熱して乾燥した温風にして再び水受け槽3内に送風する循環送風経路を形成している。循環送風経路は、除湿経路18、送風経路20および加熱経路21から成っている。
すなわち、図3に示すように、循環送風経路内に配設した送風ファン16(送風手段)を回転駆動することにより、循環送風経路に空気の流れが発生し、回転ドラム1内の空気は通水孔2を通して水受け槽3の排気口17から除湿経路18に排出される。除湿経路18は給水経路15から供給される水の噴霧により冷却されており、水受け槽から廃棄された水分を含む空気を冷却し、水分を結露して除湿する。
除湿経路18に接続した送風経路20は、衣類出入口8の近傍に配設したフィルタ19を通して水受け槽3の背面側に空気を導く経路を形成しており、水受け槽3の背面側に配設した加熱経路21に接続している。
加熱経路21は、図3に示すように、水受け槽3の背面に取り付けたモータ5の上方に流路を形成し、その内部に、送風経路20との接続位置に送風ファン16を配設し、他端に水受け槽3に通じる送風口22を形成し、円弧状の屈曲部にPTCヒータ23(加熱手段)を配設している。PTCヒータ23に流れる電流はカレントトランスと電流−電圧変換回路を介して、DC電圧に変換され、電流検知手段24によりPTCヒータ23に流れる電流を検知している。
この加熱経路21を通過する空気はPTCヒータ23により所定温度に加熱され、乾燥した温風として送風口22から水受け槽3内に送風され、通水孔2を通して回転ドラム1内に供給されるので、回転ドラム1の回転により攪拌される衣類は乾燥した温風に水分が奪われて乾燥が進行する。この空気の循環を所用時間繰り返すことにより衣類の乾燥がなされる。
また、加熱経路21には、吸気温度Tを検知する吸気サーミスタ60が設けられている。この吸気サーミスタ60は、PTCヒータ23を流れる循環風の吸気温度Tを正確に検知するため、PTCヒータ23より循環風の下流側でPTCヒータ23の近傍に配置してある。
フィルタ19は、図4に示すように、水受け槽3に形成された衣類出入口8の周縁部にフィルタ挿入部を設け、矢印で示すように衣類出入口8の開口部内から上向き傾斜方向にフィルタ19が着脱できるように配置されている。フィルタ19は除湿経路18に接続して加熱経路21に接続する送風経路20の送風路に位置する部分に取り付けられる。
制御装置25は、図1に示すように構成しており、モータ5、排水弁13、給水弁14、送風ファン16、PTCヒータ23、フタロック手段9などの動作を制御し、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御するマイクロコンピュータからなる制御手段26を有している。
商用電源はダイオードブリッジ、チョークコイル、平滑用コンデンサからなる直流電源変換回路27を介して直流電圧に変換され、入力電圧検知手段28により、商用電源の電圧を検知している。
制御手段26は、運転コース等を設定するための入力設定手段29からの情報を入力して、その情報を基に表示手段30で表示して使用者に知らせるとともに、入力設定手段29により運転開始が設定されると、水受け槽3内の水位を検知する水位検知手段31やふた7の開閉を検知するふた開閉検知手段32等からのデータを入力して負荷駆動手段33を介して、排水弁13、給水弁14、送風ファン16、PTCヒータ23、フタロック手段9などの動作を制御し、洗濯・乾燥運転を行う。
また、水温サーミスタ34によって、水受け槽3内の温度を計測し、高温状態かどうかを判断することができるように構成している。
洗濯・乾燥運転時には、制御手段26は、モータ5のロータの位置を検出する位置検出手段35からの情報に基づいて、駆動回路36を介してインバータ37を制御することによりモータ5を回転制御するようにしている。モータ5は直流ブラシレスモータで、図示していないが、3相巻線を有するステータと、リング上に2極の永久磁石を配設しているロータとで構成し、ステータは3相巻線を構成する第1の巻線5a、第2の巻線5b、第3の巻線5cをスロットを設けた鉄心に巻き付けて構成している。
インバータ37は、パワートランジスタ(IGBT)と逆導通ダイオードの並列回路からなるスイッチング素子で構成している。第1のスイッチング素子37aと第2のスイッチング素子37bの直列回路と、第3のスイッチング素子37cと第4のスイッチング素子37dの直列回路と、第5のスイッチング素子37eと第6のスイッチング素子37fの直列回路で構成し、各スイッチング素子の直列回路は並列接続している。
ここで、スイッチング素子の直列回路の両端は入力端子で、直流電源を接続し、スイッチング素子の直列回路を構成する2つのスイッチング素子の接続点に、それぞれ出力端子を接続している。出力端子は、3相巻線のU端子、V端子、W端子に接続し、スイッチング素子の直列回路を構成する2つのスイッチング素子のオン・オフの組合せにより、U端子、V端子、W端子をそれぞれ正電圧、零電圧、解放の3状態にする。
スイッチング素子のオン・オフは、ホールICからなる3つの位置検出手段35a、35b、35cからの情報に基づいて制御手段26により制御される。位置検出手段35a、35b、35cは電気角で120度の間隔でロータが有する永久磁石に対向するように、ステータに配設されている。
ロータが1回転する間に、3つの位置検出手段35a、35b、35cは、それぞれ電
気角で120度の間隔でパルスを出力する。制御手段26は、3つの位置検出手段35a、35b、35cのいずれかの信号の状態が変わったときを検知し、位置検出手段35a、35b、35cの信号を基に、スイッチング素子37a〜37fのオン・オフ状態を変えていくことで、U端子、V端子、W端子を正電圧、零電圧、解放の3状態にし、ステータの第1の巻線5a、第2の巻線5b、第3の巻線5cに通電して磁界を作り、ロータを回転させるよう構成している。
気角で120度の間隔でパルスを出力する。制御手段26は、3つの位置検出手段35a、35b、35cのいずれかの信号の状態が変わったときを検知し、位置検出手段35a、35b、35cの信号を基に、スイッチング素子37a〜37fのオン・オフ状態を変えていくことで、U端子、V端子、W端子を正電圧、零電圧、解放の3状態にし、ステータの第1の巻線5a、第2の巻線5b、第3の巻線5cに通電して磁界を作り、ロータを回転させるよう構成している。
また、スイッチング素子37a、37c、37eはそれぞれパルス幅変調(PWM)制御され、例えば、繰り返し周波数10kHzでハイ、ローの通電比を制御することで、ロータの回転数を制御するようにしてあり、制御手段26は、3つの位置検出手段35a、35b、35cのいずれかの信号の状態が変わるたびにその周期を検出し、その周期よりロータの回転数を算出して、設定回転数になるようにスイッチング素子37a、37c、37eをPWM制御する。
商用電源は、直流電源変換回路27を介してインバータ37に接続している。ただし、これは一例であり、直流ブラシレスとしたモータ5の構成、インバータ37の構成等は、これに限定されるものではない。
入力設定手段29は、図5に示すように、洗い時間を設定する洗い時間設定スイッチ29a、すすぎ回数を設定するすすぎ回数設定スイッチ29b、脱水時間を設定する脱水時間設定スイッチ29c、乾燥時間を設定する乾燥時間設定スイッチ29d、コース設定スイッチ29e、スタート・一時停止スイッチ29f、電源入りスイッチ29g、電源切りスイッチ29hなどを有し、表示手段30は、洗い時間表示部30a、すすぎ回数表示部30b、脱水時間表示部30c、乾燥時間表示部30d、コース設定表示部30e、残時間や異常内容を表示する数字表示部30fなどを有している。
上記構成において、以下にその動作、作用を説明するが、洗濯、すすぎ、脱水の各行程における動作、作用は、従来よく知られたドラム式洗濯乾燥機と同様であるので説明を省略する。
乾燥行程時の動作を説明すると、制御手段26が送風ファン16を、PTCヒータ23の電流が所定の電流値以上または以下にならないように設定された所定の回転数で回転させ、PTCヒータ23を通る風量を一定にする。このとき、電流検知手段24で検知するPTCヒータ23に流れる電流I、入力電圧検知手段28から検知するPTCヒータ23の両端電圧V(と等しい商用電源の電圧)から、PTCヒータ23の入力電力Pを計算し、また吸気サーミスタ60で吸気温度Tを検知する。
ここでフィルタ19の目詰まり判定を行う。図6は本発明による目詰まり検知判定方法を示すためのPTCヒータ23の入力電力Pと吸気温度Tの特性図であり、PTCヒータ23の入力電力Pは、キュリー温度Tqと吸気温度Tの温度差ΔTと放熱係数Hの積で表され、
P=H(Tq−T)
となる。フィルタ19が目詰まりすると、目詰まりによりPTCヒータ23を通過する風量が低下し、放熱係数Hが低下する。ここで、キュリー温度Tqは一定であるから、入力電力Pと吸気温度Tより放熱係数Hを求めることができ、目詰まりを推定することができる。
P=H(Tq−T)
となる。フィルタ19が目詰まりすると、目詰まりによりPTCヒータ23を通過する風量が低下し、放熱係数Hが低下する。ここで、キュリー温度Tqは一定であるから、入力電力Pと吸気温度Tより放熱係数Hを求めることができ、目詰まりを推定することができる。
図6におけるAは洗濯物が少ない場合のPTCヒータ23の入力電力Pと吸気温度Tの関係を示しており、A’は洗濯物が多い場合、Bはフィルタ19の目詰まりの場合の特性を示している。Cは目詰まりを判定するための吸気温度Tに対するPTCヒータ23の入
力電力Pの目詰まり検知レベルを示している。検知レベルPsは吸気温度Tに対応して、Ps=K−kT
のように、ほぼ直線的に設定できる。ここでKとkは定数である。
力電力Pの目詰まり検知レベルを示している。検知レベルPsは吸気温度Tに対応して、Ps=K−kT
のように、ほぼ直線的に設定できる。ここでKとkは定数である。
つぎに、図7を参照しながらフィルタ19の目詰まり判定における制御手段26の動作の詳細を説明すると、ステップ38で開始し、ステップ39で入力設定手段29により初期設定した後、ステップ40でスタートする。ステップ41にてデータの初期化(N=0、M=0)を行った後、ステップ42で負荷駆動手段33を介して、送風ファン16を所定の回転数(たとえば、4900rpm)で回転させて、PTCヒータ23に通電する。
ステップ43で一定時間(たとえば、2分間)遅延させた後、ステップ44でフィルタ目詰まり検知を開始、ステップ45で入力電圧検知手段28および電流検知手段24で、PTCヒータ23の両端電圧VおよびPTCヒータ23に流れる電流Iを検知し、ステップ46でPTCヒータ23の入力電力P(電流Iと電圧Vの積)を計算する。同時にステップ47で吸気サーミスタ60で吸気温度Tを検知し、ステップ48で検知レベルPsを計算する。
ステップ49で検知レベルPsと入力電力Pを比較し、P<Psなら、ステップ50でMに1を加え、ステップ49でP>Psなら、ステップ51に移る。ステップ51で一定時間(たとえば、10秒間)遅延させた後、ステップ52でNに1を加えて、ステップ53でNが所定回数(たとえば、8回)未満なら、ステップ45に戻り、ステップ45からステップ52の動作を繰り返し、ステップ53でNが所定回数(N=8)なら、ステップ54でフィルタ目詰まり検知を終了し、ステップ55でフィルタ目詰まり判定を行う。
ここで、Mが所定値(たとえば、6)以上なら、フィルタ目詰まりありと判定し、ステップ56に移る。ステップ55でMが所定値未満(M<6)なら、フィルタ目詰まりなしと判定し、ステップ56’に移る。ステップ56、56’で一定時間(たとえば、120分)遅延させた後、ステップ57、57’で行程終了し、負荷駆動手段33を介して、PTCヒータ23と送風ファン16の運転を停止する。ステップ55でフィルタ目詰まりありと判定した場合は、ステップ58でフィルタ目詰まりを報知し、ステップ59で終了する。
以上のように本実施例によれば、従来のようにPTCヒータの入力電流のみによるフィルタ目詰まり判定ではなく、入力電流に加えて入力電圧も判定の基礎として、入力電力によるフィルタ目詰まり判定としたことにより、PTCヒータの入力電圧が変化したとしても精度よくフィルタの目詰まりを検知することが可能となる。
以上のように、本発明にかかる衣類乾燥機は、PTCヒータの入力電圧が変化したとしても精度よくフィルタの目詰まりを検知することが可能となるので、リントを回収するフィルタを備えた衣類乾燥機や衣類乾燥機能を備えた洗濯乾燥機等として有用である。
1 回転ドラム
3 水受け槽(衣類収容槽)
5 モータ
7 ふた
16 送風ファン(送風手段)
18 除湿経路
19 フィルタ
20 送風経路
21 加熱経路
23 PTCヒータ(加熱手段)
24 電流検知手段
26 制御手段
28 入力電圧検知手段
60 吸気サーミスタ(温度測定手段)
3 水受け槽(衣類収容槽)
5 モータ
7 ふた
16 送風ファン(送風手段)
18 除湿経路
19 フィルタ
20 送風経路
21 加熱経路
23 PTCヒータ(加熱手段)
24 電流検知手段
26 制御手段
28 入力電圧検知手段
60 吸気サーミスタ(温度測定手段)
Claims (1)
- 衣類を収納し水平方向または傾斜方向に回転中心軸を有する回転ドラムと、前記回転ドラムを内包し前面もしくは上面に開口部を有し衣類乾燥機本体に弾性的に支持する衣類収容槽と、前記衣類収容槽の開口部を覆うふたと、前記回転ドラムを駆動するモータと、前記衣類収容槽内に循環送風経路を通じて循環風を送風する送風手段と、前記回転ドラム内への前記循環送風径路に設けた加熱手段と、前記送風手段による送風中のほこりや糸くずなどを回収する脱着可能なフィルタと、前記循環送風経路に設けられ循環風の温度を検知する温度測定手段と、前記加熱手段の電流を検知する電流検知手段と、前記加熱手段への入力電圧を検出する入力電圧検知手段と、前記加熱手段、前記送風手段、前記モータ等を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記温度測定手段の検知値、前記電流検知手段の検知値および前記入力電圧検知手段の検知値により前記フィルタの目詰まり判定を行うようにした衣類乾燥機。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013146347A (ja) * | 2012-01-18 | 2013-08-01 | Sharp Corp | 洗濯乾燥機及び乾燥機 |
WO2016180370A1 (zh) * | 2015-05-13 | 2016-11-17 | 海尔亚洲株式会社 | 衣物处理装置 |
US11193021B2 (en) | 2014-05-20 | 2021-12-07 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Sol-gel compositions with improved hardness and impact resistance |
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2010
- 2010-01-08 JP JP2010002521A patent/JP2011139813A/ja active Pending
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