JP2840172B2 - 家屋の屋根組 - Google Patents

家屋の屋根組

Info

Publication number
JP2840172B2
JP2840172B2 JP5021927A JP2192793A JP2840172B2 JP 2840172 B2 JP2840172 B2 JP 2840172B2 JP 5021927 A JP5021927 A JP 5021927A JP 2192793 A JP2192793 A JP 2192793A JP 2840172 B2 JP2840172 B2 JP 2840172B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
roof beam
bundle
receiving plate
truss
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5021927A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06212727A (ja
Inventor
忠司 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National House Industrial Co Ltd filed Critical National House Industrial Co Ltd
Priority to JP5021927A priority Critical patent/JP2840172B2/ja
Publication of JPH06212727A publication Critical patent/JPH06212727A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2840172B2 publication Critical patent/JP2840172B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平行な壁体間に架け渡
されるトラスと束材上端に受板を設けた屋根梁組立枠と
を用いて屋根パネルを受ける屋根架構体を形成すること
により、小屋裏の収納スペースを拡大でき、小屋裏空間
を有効に活用しうる家屋の屋根組に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば図4に示すように、平行な壁体
w、wの上端間に、この壁体w、w間に架設される水平
梁aとその両端を継いで屋根山形形状をなす1対の斜材
b、bとを有する三角状のトラスt…を基本モデュール
pの整数倍(np)の距離を隔てて架け渡し、この複数
のトラスt…の前記斜材b…によって屋根パネルを支持
し、家屋の屋根を形成する場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような距離npを
隔てて配置されるトラスt…を具えた屋根組にあって
は、図4に一点鎖線で示すように小屋裏の収納スペース
cは隣り合うトラスt、tの間の領域(壁体wの長手方
向に向く長さはnp)に分割されてしまい、小屋裏を有
効に活用できないといった問題点があった。
【0004】このような問題点を解決するために前記n
の値を大きくすることも考えられるが、トラスt…に支
持される屋根パネルの寸法との関係上、nの値を大きく
することにも限界がある。又トラスtにかえて束材を立
上げることも提案されているが、この束材上端と屋根パ
ネル下面を位置合わせする作業は、トラスtの斜材bと
のかねあいもあって、手間を要することがあった。
【0005】本発明は、屋根梁に回動自在に下端が枢支
される束材上端に屋根パネルを受ける受板を傾動自在に
取付けた屋根梁組立枠を壁体間に架け渡すことを基本と
して、手間を要することなく隣り合うトラス間の距離を
増大でき、小屋裏収納スペースの拡大を図りうる家屋の
屋根組の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の家屋の屋根組は、平行な壁体間に、この壁体
間に架け渡される屋根梁と、この屋根梁に下端を回動自
在に枢支される束材と、この束材上端に傾動自在に取付
けられる受板とを有する屋根梁組立枠を含んで、前記壁
体間に配される水平梁とその両端を継いで屋根山形形状
をなす斜材とを有する三角状のトラスを架け渡すことに
より、屋根梁組立枠の前記受板、トラスの前記斜材によ
って屋根パネルを受ける屋根架構体が形成されるととも
に、前記受板に前記屋根梁と直角方向に並ぶ複数個のボ
ルト止め用の透孔を形成している。
【0007】
【作用】平行な壁体間に架け渡される複数のトラスの間
に、壁体間に架設される屋根梁と、この屋根梁から立上
がる束材と、この束材上端に取付く受板とを有する屋根
梁組立枠を配置する。前記トラスの斜材とともに屋根梁
組立枠の前記受板によって屋根パネルを受ける。これ
より、トラス間の距離を増大できる。従って、小屋裏に
はトラス間において、連続して連なる大きな収納スペー
スをとることができ、小屋裏空間を有効に活用しうる。
【0008】又前記屋根梁組立枠の束材下端は、屋根梁
に回動自在に枢支され、しかも前記受板は束材上端に傾
動自在に取付けられるため、受板を屋根パネルの下面に
便宜に位置合わせでき、施工性を向上しうる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図において本発明の家屋の屋根組は、平行な壁体
W、W間に屋根梁組立枠2を含んで、三角状のトラス3
を架け渡すとともに、屋根梁組立枠2とトラス3とによ
って屋根パネルPを受ける屋根架構体4を形成する。
【0010】前記壁体Wは、桁方向にのびる壁パネル1
5を用いて形成されるとともに、平行な壁体W、Wの両
端は、妻方向にのびる妻壁体WA、WAにより継がれ
る。
【0011】前記トラス3は、図1に示すように、壁体
W、W上端間に該壁体Wと直角に架け渡される水平梁5
と、その両端を継ぎかつ屋根山形形状に配される1対の
斜材6、6とを有する三角状のトラスであって、前記水
平梁5と斜材6との間には垂直な束材16…、斜めの腹
材17…が架設される。
【0012】トラス3、3は、桁方向に従来の距離np
の2倍、即ち2npの距離を隔てて壁体W、W間に架け
渡されるとともに、前記水平梁5…の妻方向略中央は、
前記妻壁体WA、WA間に水平に架設されかつ壁体Wと
平行な中央梁19により連結される。
【0013】なお中央梁19は、図2に示すように、水
平な下片19Aの両側縁から垂直な立片19B、19B
を立上げた断面コ字の形鋼材からなり、その溝部を上に
向けて配設される。
【0014】前記屋根梁組立枠2は、隣り合うトラス
3、3の間かつその桁方向略中央に配置されるととも
に、前記壁体W、W間に架け渡される屋根梁7と、この
屋根梁7に下端を回動自在に枢支される束材9と、この
束材9上端に傾動自在に取付けられる受板10とを有す
る。
【0015】屋根梁7は、図2、図3に示すように、前
記壁体Wをなす壁パネル15の上端に固定される屋根受
金具12に一端が取付きかつ前記中央梁19に他端が取
付くとともに一直線上に配される1対の屋根梁片7A、
7Aからなる。
【0016】前記屋根受金具12は、壁パネル15上端
にボルト止めされる矩形の下板21と、この下板21の
内端、即ち家屋内方に向く内縁から立上がる立上げ板2
2と、この立上げ板22の上端から屋根勾配に合わせて
斜め下にのびる支持板23と、前記下板21、立上げ板
21、支持板23の両側縁を継ぐ垂直な補強板24、2
4とからなる。
【0017】又前記屋根梁片7Aは、垂直なウエブの上
下に水平なフランジを設けたH形鋼からなる基体26を
具え、該基体26の一端に固着した垂直な固定板27を
前記屋根受金具12の立上げ板22にボルト止めし、か
つ基体26の他端に固着した垂直な取付板29を、前記
中央梁19の下片19Aにボルト固定される受金具30
の垂直な立上げ片30Aにボルト止めすることにより、
屋根梁片7Aは、屋根受金具12と中央梁19との間に
架け渡される。
【0018】従って、屋根梁7は、屋根受金具12、1
2、中央梁19を介して壁体W、W間に該壁体Wと直角
に架け渡される。
【0019】前記束材9は、溝形鋼を用いて形成される
とともに、前記屋根梁片7Aの上面に固着された矩形の
下板32とこの下板32の桁方向の両側縁から立上がる
立板33、33とからなるコ字状の支持金具34の前記
立板33、33に、束材9のフランジ9A、9A下端部
をボルト止めすることにより、束材9は屋根梁7に下端
を妻方向に回動自在に枢支される。
【0020】又束材9の上端には、前記受板10が傾動
自在に取付けられる。受板10は、矩形の金属板からな
るとともに、その下面に束材9のフランジ9A、9Aに
ボルト止めされる1対の取付板36、36を溶着してい
る。この取付板36、36の傾きを変えてフランジ9
A、9Aにボルト止めすることにより、受板10はその
上面の傾斜角度を自在に調整しうる。
【0021】前記トラス3の斜材6と屋根梁組立枠2の
受板10とは、屋根パネルPを受ける屋根架構体4を形
成する。屋根パネルPは、図3に示すように、溝形鋼か
らなる枠材39…をその溝部を向き合わせて接合した周
囲枠40を具えるとともに、該周囲枠40の上面には野
地板41が添着されている。なお周囲枠40には、母屋
状の中枠材42が架設される。
【0022】屋根パネルPは、妻方向、即ち屋根傾斜方
向にのびる枠材39、39を前記トラス3の斜材6、前
記屋根受金具12の支持板23、および屋根梁組立枠2
の受板10に載置しかつボルト止めすることにより屋根
架構体4、屋根受金具12に支持され、家屋の屋根を形
成する。
【0023】なお前記受板10は、束材の回動、受板
10の傾動により屋根パネルPの枠材39下面に当接す
るごとく便宜に位置合わせされて前記のようにボルト止
めされ、屋根パネルPの取付作業を能率化する。前記受
板10には図2に明瞭に示すごとく、例えば前記屋根パ
ネルPを受けることにより下位置となる側に前記屋根梁
7と直角方向に並ぶ複数個のボルト止め用の透孔を形成
している。これにより受板10は、前記枠材39ととも
前記中枠材42の端部をもボルト止めする。
【0024】このように隣り合うトラス3、3間の桁方
向の距離を増し、かつその間に屋根パネルPを支持する
屋根梁組立枠2を配置したため、図1に一点鎖線の斜線
で示すように、小屋裏の収納スペースCを拡大でき、小
屋裏空間を便利にかつ有効に活用しうる。
【0025】
【発明の効果】叙上の如く本発明の家屋の屋根組は、平
行な壁体間に、束材上端に屋根パネルを受ける受板を取
付けた屋根梁組立枠を含んで、トラスを架け渡したた
め、隣り合うトラス間に屋根梁組立枠を配置することに
より小屋裏収納スペースを拡大でき、小屋裏を有効に活
用しうるとともに、前記屋根梁組立枠の束材は屋根梁に
回動自在に枢支され、しかも受板は束材上端に傾動自在
に取付けられるため、受板と屋根パネルとの位置合わせ
を容易とし、施工性を向上しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を略示する斜視図である。
【図2】その要部を拡大して示す斜視図である。
【図3】屋根パネルの取付状態を示す断面図である。
【図4】従来の技術を説明する斜視図である。
【符号の説明】
2 屋根梁組立枠 3 トラス 4 屋根架構体 5 水平梁 6 斜材 7 屋根梁 9 束材 10 受板 P 屋根パネル W 壁体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 7/02 511 E04B 7/02 521 E04B 7/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平行な壁体間に、この壁体間に架け渡され
    る屋根梁と、この屋根梁に下端を回動自在に枢支される
    束材と、この束材上端に傾動自在に取付けられる受板と
    を有する屋根梁組立枠を含んで、前記壁体間に配される
    水平梁とその両端を継いで屋根山形形状をなす斜材とを
    有する三角状のトラスを架け渡すことにより、屋根梁組
    立枠の前記受板、トラスの前記斜材によって屋根パネル
    を受ける屋根架構体が形成されるとともに、前記受板に
    前記屋根梁と直角方向に並ぶ複数個のボルト止め用の透
    孔を形成してなる家屋の屋根組。
JP5021927A 1993-01-13 1993-01-13 家屋の屋根組 Expired - Fee Related JP2840172B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5021927A JP2840172B2 (ja) 1993-01-13 1993-01-13 家屋の屋根組

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5021927A JP2840172B2 (ja) 1993-01-13 1993-01-13 家屋の屋根組

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06212727A JPH06212727A (ja) 1994-08-02
JP2840172B2 true JP2840172B2 (ja) 1998-12-24

Family

ID=12068704

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5021927A Expired - Fee Related JP2840172B2 (ja) 1993-01-13 1993-01-13 家屋の屋根組

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2840172B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100466695B1 (ko) * 2001-08-10 2005-01-24 (주)종현엔지니어링건축사사무소 조립식 건물의 지붕구조체와 벽체 간의 결합구조 및 방법
KR20030015983A (ko) * 2001-08-20 2003-02-26 (주)엠로월드 조립식 건물의 지붕 구조 및 그 구축 방법
JP6895706B2 (ja) * 2016-10-18 2021-06-30 一建設株式会社 取付金具および屋根

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06212727A (ja) 1994-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2840172B2 (ja) 家屋の屋根組
JPH0781357B2 (ja) 屋根パネル支持梁構造体を側壁に調節可能に接続するための構造
JPH0645949B2 (ja) 小屋組
JPH1046736A (ja) ユニット式建物の屋根ユニット
JPH09228520A (ja) 波板製壁材の耐震壁構造
JPH1037310A (ja) ユニット式建物の小屋裏構造
JPH108624A (ja) 小屋束
JP2843305B2 (ja) 小屋組
JPH10169086A (ja) ブレース取付金具
SU1135867A1 (ru) Узел соединени колонны с ригел ми
JP2657043B2 (ja) 家屋の骨組体
JP2957959B2 (ja) 水平ブレース取付構造
JP2708817B2 (ja) 屋根パネルの支持構造
JP3519551B2 (ja) 建物の勾配部位構築構造
JP3210189B2 (ja) 屋根支持用梁の取付け構造
JP2750107B2 (ja) 小屋組構造
JPH05295828A (ja) 床の構成方法と床フレームの取付け装置
JPH1061085A (ja) 屋根構造及び該屋根構造に用いる屋根パネル
JP3050536B2 (ja) 耐力壁
JP3898304B2 (ja) 建物ユニット及びユニット建物の屋根構造
JPH0978696A (ja) 建物ユニット
CN117728740A (zh) 一种光伏组件固定装置
US4114343A (en) Stacking racks
JP3315745B2 (ja) セットバック建物ユニット
JP2568359B2 (ja) 屋根の束構造

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980922

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees