JP2839069B2 - 役物用タイル片の自動接着装置 - Google Patents

役物用タイル片の自動接着装置

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JP2839069B2
JP2839069B2 JP34981793A JP34981793A JP2839069B2 JP 2839069 B2 JP2839069 B2 JP 2839069B2 JP 34981793 A JP34981793 A JP 34981793A JP 34981793 A JP34981793 A JP 34981793A JP 2839069 B2 JP2839069 B2 JP 2839069B2
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隆治 岩田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は一対の役物用タイル片
を、それらの接着側端縁を突合せ状態に自動的に連結テ
ープにより連結した上、接着面に接着剤を塗布する装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】タイルの一種に、裏面に係止溝を有し、
被施工面に突出形成された係止爪にこの係止溝が係止さ
れることによって、被施工面に乾式張付施工される形式
のものがあり、外装用タイルとして広く用いられてい
る。
【0003】ところでこの形式のタイルであって、図1
7(A)に示しているように直角に折れ曲がった形態の
役物タイル200を作る場合、従来にあっては同図
(B)に示しているように板状の一対のタイル片20
2,204を用意し(この例では一方が長いタイル片2
02で、他方が短いタイル片204)、そしてそれらを
互いに直角を成す向きに接着剤で接着していた。
【0004】具体的には、図(B)に示しているように
長短一対のタイル片202,204のそれぞれの端面を
45°にカットして斜めの接着面206を形成し、そし
てそれら接着面206を向き合せる状態に各タイル片2
02,204を突合せた上、表面側に連結テープ208
を貼着し、以て一対のタイル片202,204を相対関
係位置を保つように互いに連結した上で何れか一方又は
両方の接着面206に接着剤を塗布し、その上で一対の
タイル片202,204を直角に折り曲げて各接着面2
06を密着させ、これを加熱炉の中に入れて接着剤を硬
化反応させることにより役物タイル200の製造を行っ
ていた。
【0005】而して従来、一対のタイル片202,20
4の突合せ作業,連結テープ208の貼着による一対の
タイル片202,204の連結作業,タイル片202又
は204の接着面206への接着剤の塗布作業は、何れ
も作業者の手作業にて行っていた。
【0006】しかしながらこのような手作業による場
合、そのために多くの人手を必要とするとともに、作業
に当って多くの手間と時間とを要し、このことが役物タ
イル200の生産能率を高める上での支障となってい
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の発明に係る装置は、一対の役物用タイル片をそれらの
接着側端縁を互いに突合せ状態に連結テープによりつな
いだ上、一方のタイル片の斜めにカットされた形態の接
着面に接着剤を塗布する役物用タイル片の自動接着装置
であって、(イ)前記一対のタイル片を、それらの接着
側端縁を向き合せる状態に載置するタイル片載置台と、
(ロ)該タイル片の搬送路に沿って複数の前記タイル片
載置台を搬送する第一コンベヤと、(ハ)該搬送路の途
中に設けられ、該タイル片載置台上の一対のタイル片を
該タイル片載置台上で水平2軸方向に微動させてそれら
の各接着側端縁が互いに当接し且つ所定の水平方向位置
に位置するようにそれらタイル片を位置決めする第一位
置決装置と、(ニ)一方の面が接着面とされた連結テー
プを反対側の面において吸着ヘッドにより吸着し且つ該
吸着ヘッドを移動させることによって、該連結テープを
前記位置決装置により位置決めされた状態の一対のタイ
ル片の表面に且つ各タイル片にまたがるようにして載置
する連結テープ載置装置と、(ホ)前記搬送路における
前記位置決装置及び連結テープ載置装置による位置決工
程及び連結テープ載置工程の下流部位において、第一圧
着ローラを前記連結テープに押圧するとともにその表面
に沿って移動させ、該連結テープを一対のタイル片の表
面に圧着する第一圧着装置と、(ヘ)該連結テープにて
連結された一対のタイル片を吸着して持ち上げた上反転
させ、裏面を上向きとして第二コンベヤ上に載置する反
転装置と、(ト)該反転工程の下流部位に設けられ、該
第二コンベヤにて搬送されてきた一対のタイル片を接着
剤塗布のための塗布位置に位置決めする第二位置決装置
と、(チ)接着剤の注出ノズルを前記位置決状態の一対
のタイル片の一方の接着面に向かって前進させた上、該
接着面に沿って移動させ、以て該接着面に接着剤を塗布
した後、該注出ノズルを後退させる接着剤塗布装置とを
含むことを特徴とする(請求項1)。
【0008】また本願の別の発明に係る装置は、前記反
転装置による反転工程の前又は後において、第二圧着ロ
ーラを前記連結テープ上に押圧してこれを前記第一圧着
ローラの移動方向と直角方向に移動させる第二圧着装置
を設け、該連結テープのタイル片への圧着を2段階で行
うように成したことを特徴とする(請求項2)。
【0009】また本願の更に別の発明は、前記一対のタ
イル片が前記接着側端縁と直角方向に延びる溝を裏面に
有しているとともに、前記タイル片載置台に該溝内に入
り込む突条と前記斜めにカットされた形態の接着面に当
接する当接部とが突出状に設けられていることを特徴と
する(請求項3)。
【0010】
【作用及び発明の効果】本発明の装置においては、タイ
ル片載置台上に一対のタイル片が各接着側端縁を互いに
向き合せる状態に載置され、そしてそれら一対のタイル
片がタイル片載置台とともに第一コンベヤにて所定の搬
送路に沿って搬送される。
【0011】而してタイル片載置台上に載せられた一対
のタイル片は、搬送路上の所定位置において連結テープ
貼着のための貼着位置に位置決めされる。具体的には、
第一位置決装置によって一対のタイル片がタイル片載置
台上で水平2軸方向に微動され、各タイル片の接着側端
縁が当接し且つ予め定められた水平位置に位置するよう
に位置決めされる。
【0012】そしてこの位置決めが終了したところで連
結テープ載置装置の吸着ヘッドが連結テープを吸着して
移動し、これをタイル片の表面に且つ一対のタイル片に
またがる位置に載置する。
【0013】その後第一圧着装置における第一圧着ロー
ラが連結テープに押圧され且つ連結テープに沿って移動
させられることで、連結テープが一対のタイル片の表面
に圧着される。ここにおいて一対のタイル片が連結テー
プによって互いに連結された状態となる。
【0014】続いてこれらタイル片は反転装置によって
一旦持ち上げられた上裏返し、即ち裏面が上向きとさ
れ、第二コンベヤ上に載置される。
【0015】引き続いて一対のタイル片は第一圧着装置
の下流部位において接着剤塗布のための塗布位置に位置
決めされ、そして位置決めが行われたところで接着剤塗
布装置の注出ノズルが一対のタイル片の接着面に向かっ
て前進させられ、続いて接着面に沿って移動させられ、
かかる接着面に接着剤が塗布される。
【0016】このようにして互いに連結され且つ接着剤
の塗布された一対のタイル片は、その後接着面を合され
た状態で加熱炉への搬入等によって接着剤の硬化が行わ
れ、互いに接着される。ここにおいて一対のタイル片を
接着して成る役物タイルが得られる。
【0017】以上のように本発明の装置によれば、一対
のタイル片への連結テープの貼着による連結、及びタイ
ル片の接着面に対する接着剤の塗布が機械的,自動的に
行われる。これにより同作業のための人手を要しなくな
り、省力化が果されるとともに同作業が高能率で行われ
るようになり、生産能率が向上する。
【0018】請求項2の発明は、連結テープに対する第
二の圧着装置を設けて連結テープの圧着を2段階で行う
ようにし、且つ第二の圧着装置における第二圧着ローラ
を第一圧着装置における第一圧着ローラと直角方向に移
動させるように成したものである。
【0019】本発明によれば、第一圧着装置のみによる
圧着と異なって、連結テープをより強固にタイル片に圧
着でき、しかも圧着ローラの移動方向が第一圧着装置と
第二圧着装置とで90°異なっているため、連結テープ
を全面に亘って満遍なくタイル片に圧着(貼着)するこ
とができる利点がある。
【0020】請求項3の発明においては、タイル片が裏
面に溝を有しており、これに応じてタイル片載置台にそ
の溝に入り込む突条とタイル片における接着面に当接す
る当接部とが突出状に設けられている。
【0021】本発明によれば、タイル片載置台上へのタ
イル片の載置作業を容易且つ速やかに行うことができる
とともに、タイル片載置台の突条と当接部とによって、
タイル片載置台に対する一対のタイル片の相対関係位置
を大まかに定めることができる利点が得られる。
【0022】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1は本例の装置における作業手順(厳密に
は図1中工程(II)〜(V)まで)を示したものであ
る。
【0023】図1において10,12は役物タイルを構
成するための長短一対のタイル片であって、それぞれ裏
面側に被施工面に突出形成された係止爪を係止させるた
めの溝(係止溝)14を有している。またこれらタイル
片10,12には、全幅に亘って45°にカットされた
形態の接着面16が予め形成されている。
【0024】本装置では、先ずこれら一対のタイル片1
0,12をそれらの接着側端縁を突合せる状態に位置決
めし(工程(II))、しかる後その表面に連結テープ1
8を貼着して一対のタイル片10,12を互いに連結す
る(工程(III))。
【0025】その後これら一対のタイル片10,12を
裏返しとし(工程(IV))、その後に裏面側から連結テ
ープ18を再び一対のタイル片10,12に充分に圧着
する作業を行った後、長い方のタイル片10の接着面1
6に接着剤20を塗布する(工程(V))。
【0026】その後長短一対のタイル片10,12は直
角を成す向きに折り曲げられて各タイル片10,12の
接着面16が密着され、その状態で接着剤20の硬化処
理が行われる。ここにおいて一対のタイル片10,12
を90°に接着して成る役物タイル22が得られる。
【0027】図2,図3は本例の装置の概略全体構成を
示したものである。図2において24は第一コンベヤと
してのチェーンコンベヤで、26はチェーン28に固定
されてこれと一体に移動するタイル片載置台である。こ
こでチェーンコンベヤ24は、タイル片載置台26の移
動と停止とを間欠的に行う。
【0028】本例の装置においては、図2(A)中a位
置においてタイル片載置台26上に一対のタイル片1
0,12が載置され、そしてタイル片載置台26上に載
置されたタイル片10,12は、その下流部位で位置決
装置(第一位置決装置)30により、接着側端縁が突き
合される状態に且つその端縁が所定水平位置に位置する
ように幅方向及びこれと直角方向の位置が定められる。
【0029】位置決装置30によってタイル片10,1
2に対する位置決めが行われたところで、連結テープ供
給装置32及び吸着ヘッド34とその移動装置を含む連
結テープ載置装置36によって、一定寸法にカットされ
た連結テープ18が一対のタイル片10,12の表面に
載置される。
【0030】そしてその下流部位において第一圧着装置
38によって連結テープ18の圧着作業が行われ、ここ
において一対のタイル片10,12が連結テープ18を
介して互いに連結される。
【0031】このようにして連結されたタイル片10,
12は、続いて移載装置40及び回転装置42(図3参
照)を含む反転装置44によってチェーンコンベヤ24
から持ち上げられた上、裏返しされ、第二コンベヤとし
てのベルトコンベヤ46上に載置される。
【0032】そしてその後第二圧着装置48によって連
結テープ18がベルト117の隙間を通じて裏側からタ
イル片10,12に再度圧着され、引き続いてその下流
側で接着剤塗布装置50によるタイル片10の接着面1
6への接着剤20の塗布が行われる。接着剤20が塗布
された後、一対のタイル片10,12は引き続いて次工
程へと搬出されていく。
【0033】図4に前記チェーンコンベヤ24の要部及
びタイル片載置台26の構成が示してある。同図におい
て52はタイル片載置台26のベースであって、長手方
向両端部が一対のチェーン28に固定されている。
【0034】このタイル片載置台26のベース52上に
は、タイル片10,12の溝14に所定の隙間を介して
嵌合する突条54が形成されており、更にタイル片1
0,12の接着面16に当接する断面山形状の当接部5
6が形成されている。この山形状を成す当接部56の一
対の傾斜面は、接着面16に対応する傾斜角度とされて
いる。
【0035】図5ないし図7は、上記位置決装置30の
具体的構成を示している。この位置決装置30は、図5
に示しているように取付プレート58に取り付けられた
突出しシリンダ60と、突出しシリンダ60によって昇
降運動させられる昇降プレート62と、この昇降プレー
ト62によって支持された開閉爪64A,64B,66
A,66Bと、これら開閉爪64A,64B,66A,
66Bをタイル片10,12の幅方向に開閉動作させる
アクチュエ−タ68とを含んでいる。
【0036】ここで一方の開閉爪64A,66Aは、そ
の前進時にタイル片12,10に当接してこれをタイル
片載置台26の突条54に当接させ、以て幅方向の位置
を定める作用を成す。尚他方の開閉爪64B,66B
は、ここでは遊んだ状態にあり、実際の位置決作用は行
っていない。
【0037】位置決装置30は、タイル片10,12を
幅方向と直角方向、即ちその長手方向に位置決めする機
構も有している。図6はこのための装置構成を示したも
ので、図示のようにタイル片10,12の長手方向の位
置決機構は、タイル片10,12の長手方向に対向する
状態で設けられた一対のシリンダ70,72と、各シリ
ンダ70,72に設けられた押圧部74,76とを有し
ている。
【0038】これら押圧部74,76は、各タイル片1
0,12を長手方向に押圧して各タイル片10,12の
接着面16をタイル片載置台26の当接部56に当接さ
せ、以てタイル片10,12の長手方向の位置決作用を
行う。
【0039】このときタイル片10,12の突合せ部が
自由状態にあると、押圧部74,76による押圧力によ
って突合せ部が上方に浮上がる不具合を生じる。このた
め本装置では、タイル片10,12を下向きに押えるた
めの押え装置75が設けられている。
【0040】この押え装置75は、押えシリンダ77
と、これに連結されたアーム78と、その先端に設けら
れた押えローラ80とを有しており、この押えローラ8
0がタイル片10,12の表面に接触して下向きの押圧
力を各タイル片10,12に及ぼす。
【0041】図8,図9に連結テープ18の載置装置3
6の構成が示してある。先ず図8において32は連結テ
ープ18の供給装置で、この供給装置32は、長尺の連
結テープ18を巻いたロール82から連結テープ18を
取り出してカッターにより一定寸法に切断し、吸着ヘッ
ド34にこれを供給する。
【0042】連結テープ載置装置36は、図9にも示し
ているようにこの吸着ヘッド34とこれを昇降運動させ
る昇降シリンダ84と、それらを水平方向に移動させる
ロッドレスシリンダ86とを含んでおり、吸着ヘッド3
4により連結テープ18を、接着面を下向きにして吸着
した上、これを移動させ、タイル片載置台26上のタイ
ル片10,12の表面に載置する。
【0043】載置された連結テープ18は、続いてタイ
ル片10,12の表面に圧着され、一対のタイル片1
0,12を表面側において互いに連結する。
【0044】図10に連結テープ18をタイル片10,
12に圧着するための第一圧着装置38の構成が示して
ある。図示のようにこの第一圧着装置38は、下端に押
え爪88を有する枠体90と、枠体90を昇降させる昇
降シリンダ92と、枠体90の内部において、レール9
4に沿って水平方向に移動可能なローラ保持部材96及
び第一圧着ローラ98と、第一圧着ローラ98をローラ
保持部材96を介して下向きに突出し、連結テープ18
を下向きに押圧するローラ押圧シリンダ99と、これら
第一圧着ローラ98,ローラ保持部材96,押圧シリン
ダ99をレール94に沿って水平方向に往復運動させる
シリンダ100とを含んでいる。
【0045】この第一圧着装置38においては、昇降シ
リンダ92によって枠体90が下降させられ、押え爪8
8が一対のタイル片10,12を下向きに押圧する。そ
してその状態で第一圧着ローラ98が押圧シリンダ99
によってタイル片10,12の上に載置された連結テー
プ18上に押圧され、更にシリンダ100によって第一
圧着ローラ98がタイル片10,12の長手方向に往復
運動させられる。これにより連結テープ18がタイル片
10,12の表面に貼着され、以て一対のタイル片1
0,12が連結テープ18を介して連結された状態とな
る。
【0046】図11,12に上記反転装置44の構成が
示してある。この反転装置44は、上記のようにタイル
片10,12の移載装置40と、回転装置42とを含ん
でいる。
【0047】移載装置40は、タイル片10,12を表
面側から吸着する吸着ヘッド102と、これを昇降させ
る昇降シリンダ104と、これらの保持体106と、保
持体106を水平方向に移動させるロッドレスシリンダ
108とを備えている。
【0048】一方回転装置42は、回転軸110と一体
に回転するアーム112と、回転軸110を回転駆動す
るモータ114と、アーム112の先端に設けられた昇
降シリンダ116と、昇降シリンダ116によって微小
ストローク昇降させられる、タイル片10,12を裏面
側から吸着する吸着ヘッド118とを備えている。
【0049】この反転装置44においては、連結テープ
18の第一圧着位置の下流位置において、先ず移載装置
40の吸着ヘッド102が下降して一対のタイル片1
0,12の表面を吸着し、次いで吸着ヘッド102の上
昇によってこれらを持ち上げ、更にベルトコンベヤ46
の側に水平移動させる。
【0050】そしてその移動先において吸着したタイル
片10,12を下降させ、上向き状態にある回転装置4
2の吸着ヘッド118にこれを受け渡す。
【0051】回転装置42の吸着ヘッド118がタイル
片10,12を吸着すると、回転軸110及びアーム1
12は180°回転させられてタイル片10,12をベ
ルトコンベヤ46上に位置させ、続いてシリンダ116
によって吸着ヘッド118を下降させて、保持したタイ
ル片10,12をベルト117上に載せ、その後吸着を
解除する。
【0052】反転状態で、つまり裏面を上向きにしてベ
ルトコンベヤ46上に載せられたタイル片10,12
は、その下流側において、図13(A)に示すストッパ
装置120によって一旦移動停止される。
【0053】このストッパ装置120は、ベルト117
上を横切るように配置されたストッパプレート122
と、これを昇降させる昇降シリンダ124とを有してお
り、上昇位置にあるストッパプレート122を下降運動
させてタイル片10,12に当接させることにより、そ
れらを移動停止させる。
【0054】前記第二圧着装置48は、かかるストッパ
装置120に近接して配設されている。第二圧着装置4
8は、図13に示しているように取付プレート126に
取り付けられた突上げシリンダ130と、これに連結さ
れた昇降プレート132と、昇降プレート132のレー
ル134に沿ってタイル片10,12の幅方向に移動可
能な第二圧着ローラ136及びその保持体138と、こ
れらをレール134に沿って往復運動させるシリンダ1
40と、ベルト117を下面側において支持する支持プ
レート142と、タイル片10,12を上面側から下向
きに押圧する押圧装置144とを含んでいる。
【0055】更にこの押圧装置144は、タイル片1
0,12の裏面に当接する押圧部146と、これに下向
きの押圧力を加えるシリンダ148とを有している。
【0056】尚この第二圧着装置48において、第二圧
着ローラ136は、第一圧着装置38における圧着ロー
ラ98に比べて幅の狭いものとされている。
【0057】かかる第二圧着装置48においては、スト
ッパ装置120によって移動停止させられたタイル片1
0,12に対して、第二圧着ローラ136が上向きに突
上げられ、支持プレート142及びベルト117に形成
されたスリット150,152を通じてこの第二圧着ロ
ーラ136がタイル片10,12の下面側の連結テープ
18に対し、接着側端縁部において所定幅に亘って押圧
される。
【0058】尚このときタイル片10,12は、上側か
ら押圧装置144によって下向きに押圧された状態にあ
り、第二圧着ローラ136の突上げによってタイル片1
0,12が浮上がるのが防止される。
【0059】さて第二圧着ローラ136は、タイル片1
0,12の接着側端縁部に連結テープ18を介して押圧
された状態で、次にシリンダ140によってタイル片1
0,12の幅方向に往復運動させられる。これにより第
一圧着装置38によって充分に圧着されなかった連結テ
ープ18の所定部分、即ちタイル片10,12における
接着側端縁の近傍部分が、充分にタイル片10,12の
表面に圧着される。
【0060】尚この第二圧着装置48において、第二圧
着ローラ136は、第一圧着装置38における圧着ロー
ラ98に比べて幅の狭いものとされている。
【0061】かかる第二圧着装置48においては、スト
ッパ装置120によって移動停止させられたタイル片1
0,12に対して、第二圧着ローラ136が上向きに突
上げられ、支持プレート142及びベルト117に形成
されたスリット150,152を通じてこの第二圧着ロ
ーラ136がタイル片10,12の下面側の連結テープ
18に対し、接着側端縁部において所定幅に亘って押圧
される。
【0062】尚このときタイル片10,12は、上側か
ら押圧装置144によって下向きに押圧された状態にあ
り、第二圧着ローラ136の突上げによってタイル片1
0,12が浮上がるのが防止される。
【0063】さて第二圧着ローラ136は、タイル片1
0,12の接着側端縁部に連結テープ18を介して押圧
された状態で、次にシリンダ140によってタイル片1
0,12の幅方向に往復運動させられる。これにより第
一圧着装置38によって充分に圧着されなかった連結テ
ープ18の所定部分、即ちタイル片10,12における
接着側端縁の近傍部分が、充分にタイル片10,12の
表面に圧着される。
【0064】上記のようにして連結テープ18に対する
第二の圧着が行われたところで、ストッパ装置120の
ストッパプレート122が上昇させられ、これによりタ
イル片10,12は引き続いてベルトコンベヤ46によ
って下流側に搬送される。そして所定位置に至ったとこ
ろで、図15(A)に示すストッパ装置(第二位置決装
置)158によって再び移動停止させられる。
【0065】この第二のストッパ装置158は、基本的
に第一のストッパ装置120と同様の構成から成るもの
で、昇降可能なストッパプレート154と、これを昇降
運動させる昇降シリンダ156とを備えている。
【0066】而してこのストッパ装置158にて移動停
止させられたタイル片10,12の一方、即ち長い方の
タイル片10の接着面16に対して、接着剤塗布装置5
0による接着剤塗布が行なわれる。
【0067】この接着剤塗布装置50は、図15(A)
に示しているように接着剤20の注出ノズル160と、
これをタイル片10の接着面16と直角方向に斜めに進
退させるシリンダ162と、これらを受台164ととも
にその直角方向、つまり接着面16と平行方向に微小ス
トローク進退させるシリンダ166と、これら全体を保
持する保持フレーム168とを備えている。
【0068】保持フレーム168は、レール170に沿
ってベルトコンベヤ46と平行方向に移動可能とされて
おり、またこの保持フレーム168には下向きに突出片
172が形成されていて、この突出片172が、図16
に示しているようにモータ174にて回転駆動される雄
ねじ軸176に螺合され、かかる雄ねじ軸176の回転
によって保持フレーム168及びこれに保持された各部
材が全体的にベルトコンベヤ46と平行方向、即ちタイ
ル片10の接着面16に沿って幅方向に移動させられる
ようになっている。
【0069】この接着剤塗布装置50においては、位置
決シリンダ178によってタイル片10,12の長手方
向の位置が規定された状態で、注出ノズル160がシリ
ンダ162によって前進させられ、タイル片10の接着
面16に対峙させられる。
【0070】その状態で注出ノズル160から接着剤2
0が注出されるとともに、注出ノズル160全体がシリ
ンダ166及びモータ174にて回転駆動される雄ねじ
軸176によって接着面16に沿って平行移動させら
れ、接着面16全体に接着剤20を塗布する。
【0071】このようにして接着剤20の塗布されたタ
イル片10,12は、図3に示しているように次工程へ
と搬出され、その後の処理が行なわれる。以上のように
本装置によれば連結テープ18による一対のタイル片1
0,12の連結及び接着面16への接着剤20の塗布作
業を機械的,自動的に行なうことができる。これにより
役物タイルの製造作業を高能率化することができる。
【0072】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば本発明においては、場合に
よって第一コンベヤ24と第二コンベヤ46とを単一の
コンベヤにて兼用させるように成すことも可能である
し、また本発明は上例とは異なった形態,種類のタイル
片の連結,接着剤塗布に際して適用可能である等、その
主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で
構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である自動接着装置の作業内
容を示す図である。
【図2】図3とともにその自動接着装置の概略全体構成
を示す図である。
【図3】図2とともにその自動接着装置の概略全体構成
を示す図である。
【図4】図2におけるチェーンコンベヤの要部及びタイ
ル片載置台の構成を示す図である。
【図5】図2における位置決装置のタイル幅方向の位置
決機構部の図である。
【図6】図2における位置決装置のタイル長手方向の位
置決機構部と押え装置の図である。
【図7】図2における位置決装置の押え装置の図であ
る。
【図8】図2における連結テープ載置装置の要部の図で
ある。
【図9】図2における連結テープ載置装置の他の要部の
図である。
【図10】図2における第一圧着装置の図である。
【図11】図3における反転装置の正面構成を示す図で
ある。
【図12】同じ反転装置の側面構成及び吸着ヘッドの図
である。
【図13】図3における第二圧着装置の側面構成を示す
図である。
【図14】同じ第二圧着装置の正面構成を示す図であ
る。
【図15】図3における接着剤塗布装置の正面構成を示
す図である。
【図16】同じ接着剤塗布装置の平面構成を示す図であ
る。
【図17】本発明の背景説明のための説明図である。
【符号の説明】
10,12 タイル片 14 溝 16 接着面 18 連結テープ 24 チェーンコンベヤ(第一コンベヤ) 26 タイル片載置台 30 第一位置決装置 34 吸着ヘッド 36 連結テープ載置装置 38 第一圧着装置 44 反転装置 46 ベルトコンベヤ(第二コンベヤ) 48 第二圧着装置 50 接着剤塗布装置 54 突条 56 当接部 98 第一圧着ローラ 136 第二圧着ローラ 158 ストッパ装置(第二位置決装置) 160 注出ノズル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の役物用タイル片をそれらの接着側
    端縁を互いに突合せ状態に連結テープによりつないだ
    上、一方のタイル片の斜めにカットされた形態の接着面
    に接着剤を塗布する役物用タイル片の自動接着装置であ
    って (イ)前記一対のタイル片を、それらの接着側端縁を向
    き合せる状態に載置するタイル片載置台と (ロ)該タイル片の搬送路に沿って複数の前記タイル片
    載置台を搬送する第一コンベヤと (ハ)該搬送路の途中に設けられ、該タイル片載置台上
    の一対のタイル片を該タイル片載置台上で水平2軸方向
    に微動させてそれらの各接着側端縁が互いに当接し且つ
    所定の水平方向位置に位置するようにそれらタイル片を
    位置決めする第一位置決装置と (ニ)一方の面が接着面とされた連結テープを反対側の
    面において吸着ヘッドにより吸着し且つ該吸着ヘッドを
    移動させることによって、該連結テープを前記位置決装
    置により位置決めされた状態の一対のタイル片の表面に
    且つ各タイル片にまたがるようにして載置する連結テー
    プ載置装置と (ホ)前記搬送路における前記位置決装置及び連結テー
    プ載置装置による位置決工程及び連結テープ載置工程の
    下流部位において、第一圧着ローラを前記連結テープに
    押圧するとともにその表面に沿って移動させ、該連結テ
    ープを一対のタイル片の表面に圧着する第一圧着装置と (ヘ)該連結テープにて連結された一対のタイル片を吸
    着して持ち上げた上反転させ、裏面を上向きとして第二
    コンベヤ上に載置する反転装置と (ト)該反転工程の下流部位に設けられ、該第二コンベ
    ヤにて搬送されてきた一対のタイル片を接着剤塗布のた
    めの塗布位置に位置決めする第二位置決装置と (チ)接着剤の注出ノズルを前記位置決状態の一対のタ
    イル片の一方の接着面に向かって前進させた上、該接着
    面に沿って移動させ、以て該接着面に接着剤を塗布した
    後、該注出ノズルを後退させる接着剤塗布装置とを含む
    ことを特徴とする役物用タイル片の自動接着装置。
  2. 【請求項2】 前記反転装置による反転工程の前又は後
    において、第二圧着ローラを前記連結テープ上に押圧し
    てこれを前記第一圧着ローラの移動方向と直角方向に移
    動させる第二圧着装置を設け、該連結テープのタイル片
    への圧着を2段階で行うように成したことを特徴とする
    請求項1に記載の役物用タイル片の自動接着装置。
  3. 【請求項3】 前記一対のタイル片が前記接着側端縁と
    直角方向に延びる溝を裏面に有しているとともに、前記
    タイル片載置台に該溝内に入り込む突条と前記斜めにカ
    ットされた形態の接着面に当接する当接部とが突出状に
    設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の役物用タイル片の自動接着装置。
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