JP2793781B2 - 外壁コーナー部材の製造方法 - Google Patents

外壁コーナー部材の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の外壁隅部に使用
される出隅部材,入隅部材等の外壁コーナー部材を能率
良く製造できるようにした外壁コーナー部材の製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年来、住宅の外壁板として、表面柄模
様の意匠性に優れ且つ施工性に優れた窯業系の外壁板の
需要が著しく増大している。この窯業系の外壁板を用い
て施工された外壁は、図5に示すように、外壁コーナー
部10に、外壁板11と同じ柄模様の出隅部材12を使
用し、この出隅部材12を下地材13を介して柱14に
釘15等で固定するようにしている。
【0003】一般に、窯業系の外壁板11は意匠性を高
めるために表面に凹凸柄模様を押圧成形したものが多い
が、出隅部材12は断面L字形であるため、凹凸柄模様
のものを一体成形することは極めて困難である。このた
め、凹凸柄模様の出隅部材12は2枚の短冊状の板材の
片端面をそれぞれ45°の斜面にカットし、双方の斜面
を接着剤により接着して2枚の板材を一体化して製造す
るようにしたものが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、2枚
の板材を接着剤により接着して出隅部材,入隅部材等の
外壁コーナー部材を製造する場合、接着剤が固化するま
でには、10〜15時間程度の時間を要するため、外壁
コーナー部材を、所定の角度を有する受台に載せて、1
0〜15時間程度、静置しておく必要がある。このた
め、外壁コーナー部材の製造能率が悪く、顧客の緊急の
オーダーに迅速に対応できず、顧客に迷惑をかけること
がしばしば発生していた。しかも、接着剤が固化するま
で外壁コーナー部材を静置しておくスペースが工場内に
必要となり、工場内の作業面積の省スペース化の要求に
も反していた。
【0005】そこで、省スペース化のために、実開平6
−15943号公報(図6参照)に示すように、複数の
外壁コーナー部材16を複数のL形受台17を介して積
み上げると共に、上方から重錘18を載せた状態で静置
させ、接着剤を固化させるようにしたものがある。
【0006】しかしながら、この場合でも、接着剤を固
化させるまでに10〜15時間程度静置しておかなけれ
ばならず、顧客の緊急のオーダーに迅速に対応できない
という事情は変わらない。しかも、複数の外壁コーナー
部材16を積み上げるので、接触する外壁コーナー部材
16どうしが垂れた接着剤でくっついてしまうことがあ
り、それを剥がす作業が面倒である。
【0007】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、外壁コーナー部材の接着に要す
る時間を実質的に短くすることができて、顧客の緊急の
オーダーに迅速に対応できると共に、工場内の作業面積
の省スペース化も達成でき、しかも、垂れた接着剤の後
処理も容易である外壁コーナー部材の製造方法を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の外壁コーナー部材の製造方法
は、片端面が斜めにカットされた2枚の短冊状の板材
を、該カット面にて接着剤で接着して断面L字形の外壁
コーナー部材を製造する方法において、2枚の板材のカ
ット面を接着剤で接合して断面L字形の外壁コーナー部
材を形成し、この外壁コーナー部材を断面△形の角度規
制台上に載置すると共に、該外壁コーナー部材の両側の
板材を上方から押え板で押さえ付けて角度規制台との間
に挟み付け、前記押え板の上面に設けられた打込み機を
用いて、釘又はステープル等を前記外壁コーナー部材の
角部の数箇所に接合面を貫通するように打ち込むように
したものである。
【0009】この場合、請求項2のように、前記角度規
制台には、その上面に載置された前記外壁コーナー部材
の側縁を受け止める複数のストッパと、これら各ストッ
パの位置を調整する位置調整機構とを設けるようにして
も良い。
【0010】更に、請求項3のように、前記押え板は、
前記角度規制台上の外壁コーナー部材の上方をシリンダ
により上下動し、且つ、スライド機構により前記角度規
制台上の外壁コーナー部材に沿って平行にスライドでき
るようにしても良い。
【0011】
【作用】外壁コーナー部材を製造する場合には、まず、
2枚の板材のカット面を接着剤で接合して断面L字形の
外壁コーナー部材を形成する。この後、この外壁コーナ
ー部材を断面△形の角度規制台上に載置する。この作業
は、接着剤が固化する前に行うことができ、従来のよう
に接着作業後10〜15時間程度待つ必要はない。そし
て、角度規制台上に載置された外壁コーナー部材の両側
の板材を上方から押え板で押さえ付けて角度規制台との
間に挟み付けた状態にし、この状態で、押え板の上面に
設けられた打込み機を用いて、釘又はステープル等を外
壁コーナー部材の角部の数箇所に接合面を貫通するよう
に打ち込む。
【0012】これにより、接着剤が固化する前でも、釘
又はステープル等によって外壁コーナー部材の角部の接
合面が仮固定される。この際、外壁コーナー部材の裏面
に接着剤の垂れを生じても、固化前のために簡単に除去
できる。また、釘又はステープル等で仮固定した後は、
外壁コーナー部材を動かしても、接着部分が剥がれたり
接着不良になる心配がないので、接着剤が固化するまで
静置させる必要が無く、直ちに搬送・運搬できる。ま
た、釘又はステープル等による仮固定により、接着が確
実に行われて、搬送中のセット不良や板材の反りによる
接着不良が発生しなくなり、製品の歩留りが向上する。
【0013】更に、請求項2では、角度規制台に設けら
れた複数のストッパで外壁コーナー部材の側縁を受け止
める。これにより、外壁コーナー部材を角度規制台上に
載せたときに接着部が剥がれてしまうことが防止され
る。また、幅寸法の異なる外壁コーナー部材を製造する
場合には、その幅寸法に合わせて各ストッパの位置を位
置調整機構により調整する。これにより、1台の装置で
幅寸法の異なる外壁コーナー部材の製造が可能となる。
【0014】また、請求項3では、押え板を外壁コーナ
ー部材に下降・上昇させる際には、シリンダの動力によ
り押え板を下降・上昇させる。更に、押え板をスライド
機構により角度規制台上の外壁コーナー部材に沿って平
行にスライドさせることで、打込み機の位置を外壁コー
ナー部材に沿って移動させ、異なる位置で釘又はステー
プル等の打ち込み作業を行う。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図5に基
づいて説明する。まず、製造装置の構成を説明する。本
体フレーム21の下部に設けられた台板22上には、断
面△形の角度規制台23が固定されている。この角度規
制台23の頂角は、製造する出隅部材24(外壁コーナ
ー部材)の内角に合わせて直角に設定されている。ここ
で使用する出隅部材24は、窯業系の外壁板を短冊状に
切断して作った2枚の板材24aの片端面を斜め45°
にカットして、そのカット面にて接着剤で接着したもの
である。上述した角度規制台23には、その上面に載置
された出隅部材24の側縁を受け止める複数のストッパ
25が設けられている。各ストッパ25の位置は、調整
ボルト26とナット27とから成る位置調整機構28に
より調整できるようになっている。尚、図2に示すよう
に、左端のストッパ25には、出隅部材24の左端面に
当接してその左右方向の位置決めをする位置決め部25
aが設けられている。
【0016】一方、本体フレーム21の上部には、スラ
イド機構29を介してエアシリンダ30が吊り下げら
れ、このエアシリンダ30の下向きのロッド31の下端
に断面L字形の押え板32が固定され、この押え板32
が角度規制台23上の出隅部材24の真上を上下動でき
るようになっている。この押え板32の内角は、製造す
る出隅部材24の頂角に合わせて直角に設定されてい
る。更に、この押え板32の上面両側の複数箇所には空
気式の釘打機33(打込み機)が取り付けられ、各釘打
機33によって図3及び図4に示すように釘34を出隅
部材24の角部の複数箇所に接合面35を貫通するよう
に打ち込めるようになっている。
【0017】また、図1及び図2に示すように、エアシ
リンダ30を支持するスライド機構29は、本体フレー
ム21の上部にスライドレール36を左右方向に延びる
ように取り付けると共に、エアシリンダ30の上端に取
り付けられたローラ37をスライドレール36に嵌め合
わせることで、押え板32を角度規制台23上の出隅部
材24に沿って平行にスライドできるようになってい
る。
【0018】以上のように構成した製造装置を用いて出
隅部材24を製造する手順を以下に説明する。まず、窯
業系の外壁板(図示せず)を短冊状に切断して作った2
枚の板材24aの片端面を斜め45°にカットして、そ
のカット面にて接着剤で接着して出隅部材24を作る。
ここで使用する接着剤としては、イソシアネート系,ウ
レタンゴム系,アクリル樹脂系,エポキシ樹脂系等の接
着剤がある。接着作業後、この出隅部材24を角度規制
台23上に載置する。この作業は、接着剤が固化する前
に行う。従って、従来のように接着作業から10〜15
時間程度待つ必要はなく、接着作業後、暫くして、出隅
部材24を角度規制台23上に載せる作業を行えば良
い。
【0019】出隅部材24を角度規制台23上に載せる
際、角度規制台23に設けられた複数のストッパ25で
出隅部材24の側縁を受け止めることで、出隅部材24
を角度規制台23上に載せたときに接着部が剥がれてし
まうことを防止する。また、幅寸法の異なる出隅部材2
4を製造する場合には、その幅寸法に合わせて予め各ス
トッパ25の位置を位置調整機構28により調整してお
く。更に、出隅部材24を角度規制台23に載せる際に
は、出隅部材24の左端面を左端のストッパ25の位置
決め部25aに突き当てることで、出隅部材24の左右
方向の位置決めをする。
【0020】この後、エアシリンダ30を作動させて押
え板32を下降させ、この押え板32を出隅部材24の
上面に押し付けて、押え板32と角度規制台23との間
に出隅部材24を挟み付けて固定した状態にする。この
状態で、押え板32の上面に設けられた釘打機33を用
いて、図3に示すように、釘34を出隅部材24の角部
の両側から交互に接合面35を貫通するように打ち込
む。
【0021】この実施例では、図2に示すように、押え
板32の長さが出隅部材24の長さに対して短く、押え
板32を移動させないと、押え板32の全体を釘打ちす
ることができない。
【0022】そこで、この実施例では、押え板32を押
さえ付けた位置で一通り釘打ちを終了すると、エアシリ
ンダ30を作動させて押え板32を少し上昇させ、次に
釘打ちする位置へ押え板32を作業者が押して適宜スラ
イドさせて、その位置で押え板32を下降させて出隅部
材24を押さえ付け、釘打機33により釘打ちするとい
う作業を繰り返すことで、図4に示すように、出隅部材
24の全長にわたって複数箇所に釘34を打ち付ける。
これにより、接着剤が固化する前でも、釘34によって
出隅部材24の角部の接合面35が仮固定される。
【0023】この際、釘34の打込み方向は、図3
(a)に示すように、壁面と平行でも良いが、(b),
(c)に示すように、壁面に対して適宜の角度θ1 ,θ
2 ,θ3,θ4 を持たせて釘34を打ち込めば、壁面に
平行に打ち込む場合(a)と比較して、釘34による仮
固定強度を高めることができる。
【0024】このようにして出隅部材24全体の釘打ち
作業を終了すると、エアシリンダ30を作動させて押え
板32を上昇させた後、出隅部材24を角度規制台23
から右方向に抜き出して仕上げ工程(図示せず)へ搬送
し、この仕上げ工程を経て製品となる。
【0025】ところで、最近の外壁板は表面に種々な柄
模様が造形されているため、釘打ち施工であっても、釘
が目立ちにくくなっている。出隅部材24も、外壁板と
同様の柄模様が造形されているため、接合面35を仮固
定する釘34が目立ちにくく、釘34を打ち込んだまま
の状態で製品として出荷できる。このように、接着剤が
固化する前でも、釘34で仮固定した後は、出隅部材2
4を動かしても、接着部分が剥がれたり接着不良になる
心配がないので、直ちに搬送・運搬できる。このため、
従来のように接着剤が固化するまで10〜15時間程度
静置させる必要が無く、出隅部材24の接着に要する時
間を従来の1/3程度に短くすることができて、顧客の
緊急のオーダーに迅速に対応することができる。しか
も、出隅部材24を静置するスペースや装置が不要とな
り、工場内の作業面積の省スペース化も達成することが
できる。
【0026】また、釘打ち作業中に、出隅部材24の裏
面に接着剤の垂れを生じても、固化前のために簡単に除
去でき、垂れた接着剤の後処理も容易である。しかも、
両側の板材24aの接合面35に打ち込んだ釘34が接
合面35を密着状態に保持する役割を果たすので、接着
が確実に行われて、搬送中のセット不良や板材24aの
反りによる接着不良が発生しなくなり、接着の信頼性を
向上することができて、製品の歩留りを向上することが
できる。
【0027】更に、この実施例では、角度規制台23に
設けられた複数のストッパ25で外出隅部材24の側縁
を受け止めるようにしたので、出隅部材24を角度規制
台23上に載せたときに接着部が剥がれてしまうことを
防止することができる。また、幅寸法の異なる出隅部材
24を製造する場合には、その幅寸法に合わせて各スト
ッパ25の位置を位置調整機構28により調整すること
ができるので、1台の装置で幅寸法の異なる出隅部材2
4の製造が可能となる。
【0028】また、この実施例では、押え板32をエア
シリンダ30とスライド機構29により上下動可能且つ
左右スライド可能に設けているので、図2に示すよう
に、押え板32の長さが出隅部材24の長さに対して短
く、押え板32を移動させないと、押え板32の全体を
釘打ちすることができない場合でも、エアシリンダ30
とスライド機構29とによって、極めて容易に押え板3
2の位置を出隅部材24に沿って移動させることができ
て、出隅部材24の接合面35の全長を能率良く釘打ち
することができ、釘打ち作業性も良い。
【0029】但し、本発明は、この構成に限定されず、
押え板の長さを出隅部材24の長さと同程度に形成し
て、この押え板を複数のエアシリンダで吊り下げると共
に、釘打ち位置にそれぞれ釘打機(打込み機)を設ける
ようにしても良い(この場合にはスライド機構が不要で
ある)。押え板が長い場合には、釘打機(打込み機)を
押え板に対して左右にスライドできるように取り付け、
釘打機のみを次の釘打ち位置へスライドさせて釘打ち作
業を行うようにしても良い。
【0030】また、打ち付ける止め具は、釘34に限ら
ず、ステープル,その他の特殊な鋲であっても良く、そ
の止め具の種類に応じて、釘打機33に代えて、自動タ
ッカー,特殊鋲打機等を用いるようにすれば良い。
【0031】また、上記実施例では、出隅部材24を製
造するようにしたが、出隅部材24とは表裏の関係が逆
になる入隅部材を製造するようにしても良い。入隅部材
の場合には、短冊状の板材を斜めにカットする際に、出
隅部材の場合とは反対に、表面が裏面より幅が狭くなる
ように傾斜カットし、以後の工程は、出隅部材の場合と
同様の要領で製造すれば良い。
【0032】また、上記実施例では、スライド機構29
に駆動源が無く、作業者が手で押え板32を押してスラ
イドさせるようにしたが、スライド機構29をモータ等
の駆動源で駆動して、押え板32のスライドを自動化す
るようにしても良く、また、押え板32の下降→釘,ス
テープルの打込み→押え板32の上昇・スライドの一連
の作業を自動化するようにしても良い。
【0033】尚、上記実施例では、板材24aの片端面
を45°の傾斜面にカットして出隅部材24(入隅部
材)の角度を90°にしたが、本発明は、これに限ら
ず、例えば6角柱等、多角形状の外壁コーナー部材を作
る場合にも適用でき、その多角形の角度に合った頂角の
角度規制台を用いて、90°以外の角度の外壁コーナー
部材を作るようにしても良い。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1の外壁コーナー部材の製造方法によれば、外
壁コーナー部材の接合面を釘,ステープル等で仮固定す
るようにしたので、従来のように接着剤が固化するまで
10〜15時間も静置させる必要が無く、外壁コーナー
部材の接着に要する時間を従来の1/3程度に短くする
ことができて、顧客の緊急のオーダーに迅速に対応する
ことができる。しかも、外壁コーナー部材を静置するス
ペースや装置が不要となり、工場内の作業面積の省スペ
ース化も達成することができる。また、釘,ステープル
等の打込みにより外壁コーナー部材の裏面に接着剤の垂
れを生じても、固化前のために簡単に除去でき、垂れた
接着剤の後処理も容易である。しかも、接着が確実に行
われて、搬送中のセット不良や板材の反りによる接着不
良が発生しなくなり、製品の歩留りを向上することがで
きる。
【0035】更に、請求項2では、角度規制台に設けら
れた複数のストッパで外壁コーナー部材の側縁を受け止
めるようにしたので、外壁コーナー部材を角度規制台上
に載せたときに接着部が剥がれてしまうことを防止する
ことができる。また、幅寸法の異なる外壁コーナー部材
を製造する場合には、その幅寸法に合わせて各ストッパ
の位置を位置調整機構により調整することができるの
で、1台の装置で幅寸法の異なる出隅部材の製造が可能
となる。
【0036】また、請求項3では、押え板をシリンダと
スライド機構により上下動可能且つ左右スライド可能に
設けているので、シリンダとスライド機構とによって、
極めて容易に押え板の位置を移動させることができて、
外壁コーナー部材の接合面全体を能率良く釘,ステープ
ル等で打ち付けることができ、作業性も良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す製造装置の左側面図
【図2】製造装置の正面図
【図3】出隅部材に対する釘の打込み角度を説明する出
隅部材の縦断面図
【図4】出隅部材の斜視図
【図5】出隅部材の取付構造を示す横断面図
【図6】従来の出隅部材の接着方法を説明する縦断面図
【符号の説明】
21…本体フレーム、23…角度規制台、24…出隅部
材、24a…板材、25…ストッパ、25a…位置決め
部、26…調整ボルト、27…ナット、28…位置調整
機構、29…スライド機構、30…エアシリンダ、32
…押え板、33…釘打機(打込み機)、34…釘、35
…接合面、36…スライドレール、37…ローラ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片端面が斜めにカットされた2枚の短冊
    状の板材を、該カット面にて接着剤で接着して断面L字
    形の外壁コーナー部材を製造する方法において、 2枚の板材のカット面を接着剤で接合して断面L字形の
    外壁コーナー部材を形成し、この外壁コーナー部材を断
    面△形の角度規制台上に載置すると共に、該外壁コーナ
    ー部材の両側の板材を上方から押え板で押さえ付けて角
    度規制台との間に挟み付け、前記押え板の上面に設けら
    れた打込み機を用いて、釘又はステープル等を前記外壁
    コーナー部材の角部の数箇所に接合面を貫通するように
    打ち込むことを特徴とする外壁コーナー部材の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記角度規制台には、その上面に載置さ
    れた前記外壁コーナー部材の側縁を受け止める複数のス
    トッパと、これら各ストッパの位置を調整する位置調整
    機構とが設けられていることを特徴とする請求項1に記
    載の外壁コーナー部材の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記押え板は、前記角度規制台上の外壁
    コーナー部材の上方をシリンダにより上下動し、且つ、
    スライド機構により前記角度規制台上の外壁コーナー部
    材に沿って平行にスライドできるようになっていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の外壁コーナー部材
    の製造方法。
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