JP2838794B2 - 再生装置 - Google Patents
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- JP2838794B2 JP2838794B2 JP14396997A JP14396997A JP2838794B2 JP 2838794 B2 JP2838794 B2 JP 2838794B2 JP 14396997 A JP14396997 A JP 14396997A JP 14396997 A JP14396997 A JP 14396997A JP 2838794 B2 JP2838794 B2 JP 2838794B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は再生装置、特に記
憶手段からその記憶情報を消去するための消去手段を具
備した再生装置に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、記憶手段として回転磁気ディス
クを使用し、その環状記録トラックに記録されているビ
デオ信号等の情報を再生する磁気ディスク再生装置にあ
っては、各環状記録トラックに記録されている情報を個
々に消去できるようにすることは有益である。 【0003】この場合、たとえば消去スイッチの操作1
つで直ちに1つのトラックの情報を消去できるように構
成しておけば、きわめて便利なものではある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】その反面、このような
構成の場合、誤ってこの消去スイッチを操作してしまう
と、この時に消去用ヘッドが対接している磁気ディスク
上の1つのトラックの記録情報が部分的に損傷を受けた
り、あるいは完全に消去され、消去を望まない大切な記
録を失うことにもなりかねない。 【0005】この発明はかかる事情に鑑みてなされたも
ので、記憶手段の記憶情報の内容を確認した上で消去を
行うようにすることによって、誤った操作による大切な
記憶情報の消失という好ましからざる事態を解消させ得
るようにした情報の消去が可能な再生装置を提供するこ
とを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明では再生装置を次の(1)のとおりに構成する。 【0007】(1)記憶媒体に記憶された情報を可視像
として再生するための再生装置であって、前記記憶され
た情報を可視像として再生するための再生手段と、前記
記憶媒体に記憶された情報を消去するための消去手段
と、前記記憶された情報を可視像として再生するための
再生手段が作動状態に設定されていない際には消去指示
に応じた前記消去手段による記憶情報の消去動作を行わ
せない様に、前記消去手段の動作を阻止する消去制御手
段とを備え、さらに前記記憶媒体から前記再生手段への
信号の経路と前記消去手段から前記記憶媒体への信号の
経路の少なくとも一部が共通である再生装置。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を記録
再生装置の実施例により詳しく説明する。 【0009】 【実施例】以下、この発明を図面に基づいて説明する。 【0010】図1はこの発明の一実施例である“記録再
生装置”の構成を示す図である。図において、1は本発
明の記憶手段として用いられる記録担体としての磁気デ
ィスクで、各同心円トラックにそれぞれ1フィールド分
のビデオ信号が情報として記録されている。2は不図示
のモータ制御回路により標準テレビジョン方式のフィー
ルド周波数に対応した速度(例えばNTSC方式の場合
は3600rpm)で回転するモータで、前記磁気ディ
スク1を矢印方向に回転駆動する。3は前記磁気ディス
ク1に対接するように設けられた磁気ヘッドで、この磁
気ヘッド3は磁気ヘッド移動機構4により双頭の矢印で
示すように前記磁気ディスク1の半径方向に移動し、対
接するトラックを変更できるようになっている。5はヘ
ッド移動制御回路で、前進スイッチ6AをONしたとき
は前記磁気ヘッド3を1トラック・ピッチ分右方(前記
磁気ディスク1の中心方向)へ、また後退スイッチ6B
をONしたときは、前記磁気ヘッド3を1トラック・ピ
ッチ分左方(前記磁気ディスク1の外周方向)へ移動さ
せるように前記ヘッド移動機構4を制御する。7は再生
処理回路で、前記磁気ヘッド3からの信号を第1のゲー
ト回路8および再生アンプ9を介して入力し、再生処理
するようになっている。 【0011】前記磁気ヘッド3,再生処理回路7,第1
のゲート回路8,再生アンプ9により記録情報を再生す
るための再生手段を構成している。 【0012】10は前記再生処理回路7で再生処理され
た信号およびビデオ信号源11からのビデオ信号を第2
のスイッチング回路12を介して入力し、可視画像とし
てディスプレイするディスプレイである。13は再生動
作指令回路で、再生スイッチ14の1回目のONでその
出力がローレベル(L)からハイレベル(H)になり、
2回目のONで出力がLに復帰するようになっている。
15はANDゲートで、消去期間を設定するタイマ16
からの信号をORゲート17およびインバータ18を介
して入力するとともに前記再生動作指令回路13からの
信号を入力し、その出力信号により前記第1のゲート回
路8および第2のスイッチング回路12を制御する。前
記タイマ16は磁気ディスク1の1トラック分の信号を
消去するに充分な時間が設定されている。19はAND
ゲートで、消去スイッチ20および前記再生動作指令回
路13からの信号を入力し、その出力信号により前記タ
イマ16の作動を制御する。 【0013】前記ANDゲート19および消去スイッチ
20により消去制御手段を構成している。 【0014】21は記録情報を消去するための消去手段
としての消去信号発生回路で、前記タイマ16からの信
号レベルに基づいてON−OFF制御される。22は第
1のスイッチング回路で、前記タイマ16からの信号レ
ベルがHのときは前記消去信号発生回路21と記録アン
プ23とを、Lのときは記録処理回路24と前記記録ア
ンプ23とを接続するようになっている。前記記録処理
回路24は前記ビデオ信号源11からのビデオ信号を記
録のために処理する。25は第2のゲート回路で、前記
ORゲート17の出力信号のレベルに基づいてON−O
FF制御され、前記磁気ヘッド3と記録アンプ23とを
接続および分離する。26は同期信号分離回路で、前記
ビデオ信号から垂直および水平同期信号に分離する。2
7はゲート制御回路で、記録スイッチ28がONさせら
れた際、その直後の、前記同期信号分離回路26からの
垂直同期信号を含む1フィールド期間H信号を出力す
る。なお、このゲート制御回路27の出力は前記ヘッド
移動制御回路5にヘッド移動のための制御信号としても
附与される。 【0015】次に上記構成に基づき動作を説明する。 【0016】まず、記録動作を説明する。 【0017】記録モードでは、再生スイッチ14がOF
Fであり、再生動作指令回路13からはL信号が出力さ
れている。このためANDゲート19の出力はLとなっ
ており、タイマ16は不作動状態に維持される。従っ
て、タイマ16はL信号を出力し、このL信号は第1の
スイッチング回路22およびORゲート17に入力され
る。そして、第1のスイッチング回路22は記録処理回
路24と記録アンプ23とを接続する。 【0018】ビデオ信号源11からの信号をディスプレ
イ10で映し出しながら、所望のタイミングで記録スイ
ッチ28をONすると、ゲート制御回路27は同期信号
分離回路26からの垂直および水平同期信号に同期して
記録スイッチ28のONの直後の垂直同期信号を含む1
フィールド期間、H信号を出力し、このH信号をORゲ
ート17に入力する。そして、ROゲート17はこのH
信号を第2のゲート回路25に入力して記録アンプ23
と磁気ヘッド3とを接続させる。 【0019】なお、このときORゲート17からのH信
号はインバータ18に入力され、L信号に反転された
後、ANDゲート15に入力されるが、ここで、記録モ
ードにおいては再生動作指令回路13の出力がLである
ことによりANDゲート15はL信号を出力しており、
従って、ゲート制御回路27からのH信号は何の影響も
与えない。因みにANDゲート15の出力がLの場合、
第1のゲート回路8はOFFとなり、磁気ヘッド3と再
生アンプ9とが切り離され、一方、第2のスイッチング
回路12により、ビデオ信号源11とディスプレイ10
とが接続されている。従って、前述のようにこのディス
プレイ10には前記ビデオ信号源11からのビデオ信号
が可視画像として映出されている。 【0020】上記のように前記第1のスイッチング回路
22が記録処理回路24と記録アンプ23とを接続して
いる状態で第2のゲート回路25がONすると、ビデオ
信号源11から記録処理回路24に入力され、ここで処
理されたビデオ信号の1フィールド分が磁気ヘッド3に
入力され、この磁気ヘッド3により、磁気ディスク1上
に環状トラックを形成しつつ記録される。 【0021】そして、1フィールド分のビデオ信号の記
録が完了すると同時に前記ゲート制御回路27の出力信
号のレベルがHからLになり、この立下りに応答してヘ
ッド移動制御回路5はヘッド移動機構4を作動させ、前
記ヘッド3を1トラックピッチ分移動させる。 【0022】次に再生動作を説明する。 【0023】再生モードのときは、記録スイッチ28が
OFFでありゲート制御回路27の出力はLに維持され
る。また、消去スイッチ20がOFFであればANDゲ
ート19の出力はLであり、これによりタイマ16は不
作動状態に維持される。そして、タイマ16はL信号を
出力し、このL信号をORゲート17に入力する。ま
た、ゲート制御回路27からL信号がORゲート17に
入力されており、従ってこのORゲート17はL信号を
出力し、このL信号を第2のゲート回路25に入力して
この第2のゲート回路25をOFFにする。この第2の
ゲート回路25のOFFにより、磁気ヘッド3と記録ア
ンプ23とが切り離される。また、前記ORゲート17
からのL信号はインバータ18に入力され、H信号に反
転される。そして、このH信号はANDゲート15に入
力される。 【0024】再生スイッチ14がONされると、再生動
作指令回路13はH信号を出力し、この信号をANDゲ
ート15に入力する。すると、ANDゲート15はH信
号を出力し、このH信号を第1のゲート回路8および第
2のスイッチング回路12に入力し、第1のゲート回路
8をONして磁気ヘッド3と再生アンプ9とを接続させ
るとともに第2のスイッチング回路12により再生処理
回路7とディスプレイ10とを接続させる。そして、再
生処理回路7は磁気ヘッド3からの信号を前記第1のゲ
ート回路8および再生アンプ9を介して入力し、処理し
た後ディスプレイ10に可視画像としてディスプレイす
る。なお、再生すべき磁気ディスク1上の記録トラック
の変更はスイッチ6A,6Bを操作して制御回路5を通
じてヘッド移動機構4を作動させることにより行うこと
ができる。 【0025】次に消去動作を説明する。 【0026】上記の再生状態で消去スイッチ20がON
され、消去スイッチ20からH信号がANDゲート19
に入力されると、ANDゲート19はH信号をタイマ1
6に入力してタイマ16を作動させる。タイマ16の作
動が開始すると、同時にタイマ16からH信号が出力さ
れ、このH信号は、消去信号発生回路21,第1のスイ
ッチング回路22およびORゲート17に入力される。
するとORゲート17はH信号を出力し、このH信号を
第2のゲート回路25に入力してこの第2のゲート回路
25をONし、磁気ヘッド3と記録アンプ23とを接続
させる。そして、第1のスイッチング回路22は消去信
号発生回路21と記録アンプ23とを接続する。また、
消去信号発生回路21は消去信号を発生する。 【0027】従って、この消去信号は第1のスイッチン
グ回路22,記録アンプ23,第2のゲート回路25お
よび磁気ヘッド3を介してすでにビデオ信号が記録され
ている磁気ディスク1のトラックに重ねて記録され、す
でに記録されていたビデオ信号が消去される。 【0028】タイマ16の設定時間が経過して、タイマ
16が作動を停止すると、このタイマ16はL信号を出
力し、このL信号をORゲート17に入力する。する
と、ORゲート17はL信号を出力し、このL信号を第
2のゲート回路25に入力する。そしてこの第2のゲー
ト回路25をOFFし、磁気ヘッド3と記録アンプ23
とを切り離させる。またORゲート17からのL信号は
インバータ18に入力されてH信号に反転され、このH
信号はANDゲート15に入力される。そして、AND
ゲート15はH信号を出力し、このH信号を第1のゲー
ト回路8および第2のスイッチング回路12に入力す
る。これにより、第1のゲート回路8をONし、磁気ヘ
ッド3と再生アンプ9とを接続させるとともに前記第2
のスイッチング回路12により再生処理回路7とディス
プレイ10を接続させる。このときディスプレイ10に
は何も映出されないので操作者は記録信号の消去が行わ
れたことを確認することができる。 【0029】ここで、再生状態になっていないときは消
去スイッチ20をONしても再生動作指令回路13がL
信号を出力しているため、タイマ16は作動させず消去
動作は行われない。 【0030】なお、上記実施例では記録再生装置に適用
した場合を説明したが、図2に示す再生装置のように図
1からビデオ信号記録部、すなわち記録処理回路24,
第1のスイッチング回路22,ゲート制御回路27,記
録スイッチ25,ORゲート17,ビデオ信号源11お
よび同期信号分離回路26並びに第2のスイッチング回
路12を削除したものであっても、上記実施例と同様に
再生状態においてのみ消去動作を行うようにすることが
できることは勿論である。 【0031】また、上記実施例では磁気ディスク記録再
生装置に適用した場合を説明したが、この発明はかかる
実施例に限定されるものではない。 【0032】 【発明の効果】この発明は以上説明したように、記憶手
段の記憶情報の内容がその可視像としての再生によって
確認された場合にのみその消去が可能となるため、誤っ
た操作による大切な記憶情報の消去といった不都合の危
惧が解消されるという効果がある。 【0033】また、従来から知られている、消去の指示
が与えられるとまず消去しようとする領域の情報を再生
した後消去を行う装置では、本来、消去の指示でない指
示が誤って消去の指示としてなされた場合、誤って再生
の動作が行われてしまうことになるが、本発明によれば
再生手段が作動状態に設定されていない際には消去を行
わせないように消去手段を制御しているので、前述のよ
うな再生手段が作動状態になっていない状態における、
誤った消去指示によって再生動作が行われることを防止
できる。 【0034】さらに、記憶手段との信号授受の経路が少
なくてすみ、機器を小型化できる。
憶手段からその記憶情報を消去するための消去手段を具
備した再生装置に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、記憶手段として回転磁気ディス
クを使用し、その環状記録トラックに記録されているビ
デオ信号等の情報を再生する磁気ディスク再生装置にあ
っては、各環状記録トラックに記録されている情報を個
々に消去できるようにすることは有益である。 【0003】この場合、たとえば消去スイッチの操作1
つで直ちに1つのトラックの情報を消去できるように構
成しておけば、きわめて便利なものではある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】その反面、このような
構成の場合、誤ってこの消去スイッチを操作してしまう
と、この時に消去用ヘッドが対接している磁気ディスク
上の1つのトラックの記録情報が部分的に損傷を受けた
り、あるいは完全に消去され、消去を望まない大切な記
録を失うことにもなりかねない。 【0005】この発明はかかる事情に鑑みてなされたも
ので、記憶手段の記憶情報の内容を確認した上で消去を
行うようにすることによって、誤った操作による大切な
記憶情報の消失という好ましからざる事態を解消させ得
るようにした情報の消去が可能な再生装置を提供するこ
とを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明では再生装置を次の(1)のとおりに構成する。 【0007】(1)記憶媒体に記憶された情報を可視像
として再生するための再生装置であって、前記記憶され
た情報を可視像として再生するための再生手段と、前記
記憶媒体に記憶された情報を消去するための消去手段
と、前記記憶された情報を可視像として再生するための
再生手段が作動状態に設定されていない際には消去指示
に応じた前記消去手段による記憶情報の消去動作を行わ
せない様に、前記消去手段の動作を阻止する消去制御手
段とを備え、さらに前記記憶媒体から前記再生手段への
信号の経路と前記消去手段から前記記憶媒体への信号の
経路の少なくとも一部が共通である再生装置。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を記録
再生装置の実施例により詳しく説明する。 【0009】 【実施例】以下、この発明を図面に基づいて説明する。 【0010】図1はこの発明の一実施例である“記録再
生装置”の構成を示す図である。図において、1は本発
明の記憶手段として用いられる記録担体としての磁気デ
ィスクで、各同心円トラックにそれぞれ1フィールド分
のビデオ信号が情報として記録されている。2は不図示
のモータ制御回路により標準テレビジョン方式のフィー
ルド周波数に対応した速度(例えばNTSC方式の場合
は3600rpm)で回転するモータで、前記磁気ディ
スク1を矢印方向に回転駆動する。3は前記磁気ディス
ク1に対接するように設けられた磁気ヘッドで、この磁
気ヘッド3は磁気ヘッド移動機構4により双頭の矢印で
示すように前記磁気ディスク1の半径方向に移動し、対
接するトラックを変更できるようになっている。5はヘ
ッド移動制御回路で、前進スイッチ6AをONしたとき
は前記磁気ヘッド3を1トラック・ピッチ分右方(前記
磁気ディスク1の中心方向)へ、また後退スイッチ6B
をONしたときは、前記磁気ヘッド3を1トラック・ピ
ッチ分左方(前記磁気ディスク1の外周方向)へ移動さ
せるように前記ヘッド移動機構4を制御する。7は再生
処理回路で、前記磁気ヘッド3からの信号を第1のゲー
ト回路8および再生アンプ9を介して入力し、再生処理
するようになっている。 【0011】前記磁気ヘッド3,再生処理回路7,第1
のゲート回路8,再生アンプ9により記録情報を再生す
るための再生手段を構成している。 【0012】10は前記再生処理回路7で再生処理され
た信号およびビデオ信号源11からのビデオ信号を第2
のスイッチング回路12を介して入力し、可視画像とし
てディスプレイするディスプレイである。13は再生動
作指令回路で、再生スイッチ14の1回目のONでその
出力がローレベル(L)からハイレベル(H)になり、
2回目のONで出力がLに復帰するようになっている。
15はANDゲートで、消去期間を設定するタイマ16
からの信号をORゲート17およびインバータ18を介
して入力するとともに前記再生動作指令回路13からの
信号を入力し、その出力信号により前記第1のゲート回
路8および第2のスイッチング回路12を制御する。前
記タイマ16は磁気ディスク1の1トラック分の信号を
消去するに充分な時間が設定されている。19はAND
ゲートで、消去スイッチ20および前記再生動作指令回
路13からの信号を入力し、その出力信号により前記タ
イマ16の作動を制御する。 【0013】前記ANDゲート19および消去スイッチ
20により消去制御手段を構成している。 【0014】21は記録情報を消去するための消去手段
としての消去信号発生回路で、前記タイマ16からの信
号レベルに基づいてON−OFF制御される。22は第
1のスイッチング回路で、前記タイマ16からの信号レ
ベルがHのときは前記消去信号発生回路21と記録アン
プ23とを、Lのときは記録処理回路24と前記記録ア
ンプ23とを接続するようになっている。前記記録処理
回路24は前記ビデオ信号源11からのビデオ信号を記
録のために処理する。25は第2のゲート回路で、前記
ORゲート17の出力信号のレベルに基づいてON−O
FF制御され、前記磁気ヘッド3と記録アンプ23とを
接続および分離する。26は同期信号分離回路で、前記
ビデオ信号から垂直および水平同期信号に分離する。2
7はゲート制御回路で、記録スイッチ28がONさせら
れた際、その直後の、前記同期信号分離回路26からの
垂直同期信号を含む1フィールド期間H信号を出力す
る。なお、このゲート制御回路27の出力は前記ヘッド
移動制御回路5にヘッド移動のための制御信号としても
附与される。 【0015】次に上記構成に基づき動作を説明する。 【0016】まず、記録動作を説明する。 【0017】記録モードでは、再生スイッチ14がOF
Fであり、再生動作指令回路13からはL信号が出力さ
れている。このためANDゲート19の出力はLとなっ
ており、タイマ16は不作動状態に維持される。従っ
て、タイマ16はL信号を出力し、このL信号は第1の
スイッチング回路22およびORゲート17に入力され
る。そして、第1のスイッチング回路22は記録処理回
路24と記録アンプ23とを接続する。 【0018】ビデオ信号源11からの信号をディスプレ
イ10で映し出しながら、所望のタイミングで記録スイ
ッチ28をONすると、ゲート制御回路27は同期信号
分離回路26からの垂直および水平同期信号に同期して
記録スイッチ28のONの直後の垂直同期信号を含む1
フィールド期間、H信号を出力し、このH信号をORゲ
ート17に入力する。そして、ROゲート17はこのH
信号を第2のゲート回路25に入力して記録アンプ23
と磁気ヘッド3とを接続させる。 【0019】なお、このときORゲート17からのH信
号はインバータ18に入力され、L信号に反転された
後、ANDゲート15に入力されるが、ここで、記録モ
ードにおいては再生動作指令回路13の出力がLである
ことによりANDゲート15はL信号を出力しており、
従って、ゲート制御回路27からのH信号は何の影響も
与えない。因みにANDゲート15の出力がLの場合、
第1のゲート回路8はOFFとなり、磁気ヘッド3と再
生アンプ9とが切り離され、一方、第2のスイッチング
回路12により、ビデオ信号源11とディスプレイ10
とが接続されている。従って、前述のようにこのディス
プレイ10には前記ビデオ信号源11からのビデオ信号
が可視画像として映出されている。 【0020】上記のように前記第1のスイッチング回路
22が記録処理回路24と記録アンプ23とを接続して
いる状態で第2のゲート回路25がONすると、ビデオ
信号源11から記録処理回路24に入力され、ここで処
理されたビデオ信号の1フィールド分が磁気ヘッド3に
入力され、この磁気ヘッド3により、磁気ディスク1上
に環状トラックを形成しつつ記録される。 【0021】そして、1フィールド分のビデオ信号の記
録が完了すると同時に前記ゲート制御回路27の出力信
号のレベルがHからLになり、この立下りに応答してヘ
ッド移動制御回路5はヘッド移動機構4を作動させ、前
記ヘッド3を1トラックピッチ分移動させる。 【0022】次に再生動作を説明する。 【0023】再生モードのときは、記録スイッチ28が
OFFでありゲート制御回路27の出力はLに維持され
る。また、消去スイッチ20がOFFであればANDゲ
ート19の出力はLであり、これによりタイマ16は不
作動状態に維持される。そして、タイマ16はL信号を
出力し、このL信号をORゲート17に入力する。ま
た、ゲート制御回路27からL信号がORゲート17に
入力されており、従ってこのORゲート17はL信号を
出力し、このL信号を第2のゲート回路25に入力して
この第2のゲート回路25をOFFにする。この第2の
ゲート回路25のOFFにより、磁気ヘッド3と記録ア
ンプ23とが切り離される。また、前記ORゲート17
からのL信号はインバータ18に入力され、H信号に反
転される。そして、このH信号はANDゲート15に入
力される。 【0024】再生スイッチ14がONされると、再生動
作指令回路13はH信号を出力し、この信号をANDゲ
ート15に入力する。すると、ANDゲート15はH信
号を出力し、このH信号を第1のゲート回路8および第
2のスイッチング回路12に入力し、第1のゲート回路
8をONして磁気ヘッド3と再生アンプ9とを接続させ
るとともに第2のスイッチング回路12により再生処理
回路7とディスプレイ10とを接続させる。そして、再
生処理回路7は磁気ヘッド3からの信号を前記第1のゲ
ート回路8および再生アンプ9を介して入力し、処理し
た後ディスプレイ10に可視画像としてディスプレイす
る。なお、再生すべき磁気ディスク1上の記録トラック
の変更はスイッチ6A,6Bを操作して制御回路5を通
じてヘッド移動機構4を作動させることにより行うこと
ができる。 【0025】次に消去動作を説明する。 【0026】上記の再生状態で消去スイッチ20がON
され、消去スイッチ20からH信号がANDゲート19
に入力されると、ANDゲート19はH信号をタイマ1
6に入力してタイマ16を作動させる。タイマ16の作
動が開始すると、同時にタイマ16からH信号が出力さ
れ、このH信号は、消去信号発生回路21,第1のスイ
ッチング回路22およびORゲート17に入力される。
するとORゲート17はH信号を出力し、このH信号を
第2のゲート回路25に入力してこの第2のゲート回路
25をONし、磁気ヘッド3と記録アンプ23とを接続
させる。そして、第1のスイッチング回路22は消去信
号発生回路21と記録アンプ23とを接続する。また、
消去信号発生回路21は消去信号を発生する。 【0027】従って、この消去信号は第1のスイッチン
グ回路22,記録アンプ23,第2のゲート回路25お
よび磁気ヘッド3を介してすでにビデオ信号が記録され
ている磁気ディスク1のトラックに重ねて記録され、す
でに記録されていたビデオ信号が消去される。 【0028】タイマ16の設定時間が経過して、タイマ
16が作動を停止すると、このタイマ16はL信号を出
力し、このL信号をORゲート17に入力する。する
と、ORゲート17はL信号を出力し、このL信号を第
2のゲート回路25に入力する。そしてこの第2のゲー
ト回路25をOFFし、磁気ヘッド3と記録アンプ23
とを切り離させる。またORゲート17からのL信号は
インバータ18に入力されてH信号に反転され、このH
信号はANDゲート15に入力される。そして、AND
ゲート15はH信号を出力し、このH信号を第1のゲー
ト回路8および第2のスイッチング回路12に入力す
る。これにより、第1のゲート回路8をONし、磁気ヘ
ッド3と再生アンプ9とを接続させるとともに前記第2
のスイッチング回路12により再生処理回路7とディス
プレイ10を接続させる。このときディスプレイ10に
は何も映出されないので操作者は記録信号の消去が行わ
れたことを確認することができる。 【0029】ここで、再生状態になっていないときは消
去スイッチ20をONしても再生動作指令回路13がL
信号を出力しているため、タイマ16は作動させず消去
動作は行われない。 【0030】なお、上記実施例では記録再生装置に適用
した場合を説明したが、図2に示す再生装置のように図
1からビデオ信号記録部、すなわち記録処理回路24,
第1のスイッチング回路22,ゲート制御回路27,記
録スイッチ25,ORゲート17,ビデオ信号源11お
よび同期信号分離回路26並びに第2のスイッチング回
路12を削除したものであっても、上記実施例と同様に
再生状態においてのみ消去動作を行うようにすることが
できることは勿論である。 【0031】また、上記実施例では磁気ディスク記録再
生装置に適用した場合を説明したが、この発明はかかる
実施例に限定されるものではない。 【0032】 【発明の効果】この発明は以上説明したように、記憶手
段の記憶情報の内容がその可視像としての再生によって
確認された場合にのみその消去が可能となるため、誤っ
た操作による大切な記憶情報の消去といった不都合の危
惧が解消されるという効果がある。 【0033】また、従来から知られている、消去の指示
が与えられるとまず消去しようとする領域の情報を再生
した後消去を行う装置では、本来、消去の指示でない指
示が誤って消去の指示としてなされた場合、誤って再生
の動作が行われてしまうことになるが、本発明によれば
再生手段が作動状態に設定されていない際には消去を行
わせないように消去手段を制御しているので、前述のよ
うな再生手段が作動状態になっていない状態における、
誤った消去指示によって再生動作が行われることを防止
できる。 【0034】さらに、記憶手段との信号授受の経路が少
なくてすみ、機器を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例の構成を示すブロック図
【図2】 他の実施例の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 磁気ディスク
3 磁気ヘッド
7 再生処理回路
8 (第1の)ゲート回路
9 再生アンプ
16 タイマ
19 ANDゲート
20 消去スイッチ
21 消去信号発生回路
23 記録アンプ
25 (第2の)ゲート回路
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.記憶媒体に記憶された情報を可視像として再生する
ための再生装置であって、前記記憶された情報を可視像
として再生するための再生手段と、前記記憶媒体に記憶
された情報を消去するための消去手段と、前記記憶され
た情報を可視像として再生するための再生手段が作動状
態に設定されていない際には消去指示に応じた前記消去
手段による記憶情報の消去動作を行わせない様に、前記
消去手段の動作を阻止する消去制御手段とを備え、さら
に前記記憶媒体から前記再生手段への信号の経路と前記
消去手段から前記記憶媒体への信号の経路の少なくとも
一部が共通であることを特徴とする再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14396997A JP2838794B2 (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | 再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14396997A JP2838794B2 (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | 再生装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10269184A Division JPS60247801A (ja) | 1984-05-23 | 1984-05-23 | 再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1055600A JPH1055600A (ja) | 1998-02-24 |
JP2838794B2 true JP2838794B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=15351277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14396997A Expired - Lifetime JP2838794B2 (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | 再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2838794B2 (ja) |
-
1997
- 1997-06-02 JP JP14396997A patent/JP2838794B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1055600A (ja) | 1998-02-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980818 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |