JPH04247353A - 記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段（図１） 作用（図１） 実施例（図１及び図２） 発明の効果

【０００２】

【産業上の利用分野】本発明は記録再生装置に関し、例
えばデイジタルオーデイオテープレコーダ（ＤＡＴ）構
成の小型テープレコーダに適用して好適なものである。

【０００３】

【従来の技術】従来、小型テープレコーダとして、ドラ
ム上に載置された回転ヘツドを用いて磁気テープをヘリ
カルスキヤンしデイジタル信号を記録し再生し得るよう
になされたデイジタルオーデイオテープレコーダ（ＤＡ
Ｔ）構成のものがある。このような小型テープレコーダ
では、再生スイツチ、録音スイツチ、一時停止スイツチ
、停止スイツチ、早送りスイツチ及び巻戻しスイツチ等
の操作スイツチが配置されている。

【０００４】すなわちこの小型テープレコーダで、録音
済みのテープカセツトを再生しようとする場合、小型テ
ープレコーダ本体にまず録音済みのテープカセツトを装
填する。これにより小型テープレコーダは初期状態とし
て停止中状態となり、この状態でユーザが再生スイツチ
を操作すると、小型テープレコーダは再生中状態に移行
してテープカセツトを再生し、この結果ユーザはスピー
カやイヤホン等によつてテープカセツトに録音されたオ
ーデイオ信号を聴くことができる。

【０００５】この再生中状態でユーザが一時停止スイツ
チを操作すると、小型テープレコーダは再生一時停止中
状態に移行し、ユーザが再度一時停止スイツチを操作し
て再生一時停止中状態を解除するまでの間、テープカセ
ツトの再生を一時停止する。また再生中状態でユーザが
停止スイツチを操作すると、小型テープレコーダは停止
中状態に移行しテープカセツトの再生を停止する。

【０００６】さらにこの小型テープレコーダで、録音可
能なテープカセツトに所望のオーデイオ信号を録音しよ
うとする場合、まず録音可能なテープカセツトを装填す
る。これにより小型テープレコーダは停止中状態となり
、この状態でユーザが録音スイツチ及び再生スイツチを
同時に操作すると、小型テープレコーダは録音中状態に
移行してマイクで集音したり、外部入力されたオーデイ
オ信号をテープカセツトに録音する。

【０００７】この録音中状態でユーザが一時停止スイツ
チを操作すると、小型テープレコーダは録音一時停止中
状態に移行し、ユーザが再度一時停止スイツチを操作し
て録音一時停止中状態を解除するまでの間テープカセツ
トへの録音を一時停止する。また録音中状態でユーザが
停止スイツチを操作すると、小型テープレコーダは停止
中状態に移行しテープカセツトの録音を停止する。

【０００８】さらにまたこの小型テープレコーダでは、
停止中状態でユーザが一時停止スイツチと再生スイツチ
又は録音スイツチとを同時に操作すると、再生一時停止
中状態又は録音一時停止中状態に移行し、この後ユーザ
が再度一時停止スイツチを操作したタイミングで再生中
状態又は録音中状態に移行するようになされている。

【０００９】このように小型テープレコーダにおいては
、再生スイツチ、録音スイツチ、一時停止スイツチ、停
止スイツチ等の操作されたスイツチに応じて、ユーザが
所望する録音再生処理を実行するようになされている。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】ところがこのような構
成の小型テープレコーダにおいて、一時停止スイツチを
操作すると、一般にピンチローラに密着したキヤプスタ
ンが離されるようになされており、上述のように一時停
止スイツチと再生スイツチ又は録音スイツチとを同時に
操作しても、回転ヘツドを駆動するモータは再生スイツ
チ又は録音スイツチが操作されたタイミングで起動され
る。

【００１１】従つてこのような小型テープレコーダでは
、再生中状態または録音中状態に移行してもモータの立
ち上がりから回転ヘツドの回転速度が安定するまでの間
は、再生処理や録音処理を開始することができず、その
分操作性が悪いという問題があつた。

【００１２】さらにこのため例えばユーザが所望のテー
プカセツトを再生しようとする場合や、所望の録音対象
を録音しようとする場合、再生オーデイオ信号の先頭が
再生できなかつたり録音対象の先頭部分が録音されず欠
落してしまうおそれが有り、ユーザの使い勝手の点で未
だ不十分であつた。

【００１３】本発明は以上の点を考慮してなれたもので
、従来の問題を一挙に解決してユーザの使い勝手の良い
記録再生装置を提案しようとするものである。

【００１４】

【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、少なくとも記録スイツチＲＥＣ及
び又は再生スイツチＦＷＤと一時停止スイツチＰＡＵＳ
Ｅとが配置され、記録スイツチＲＥＣ又は再生スイツチ
ＦＷＤと一時停止スイツチＰＡＵＳＥの同時操作によつ
て記録一時停止中状態又は再生一時停止中状態に移行す
る記録再生装置１において、記録スイツチＲＥＣ又は再
生スイツチＦＷＤと一時停止スイツチＰＡＵＳＥとの同
時操作に加えて、一時停止スイツチＰＡＵＳＥの操作に
よつて駆動モータ３を起動し、続く記録スイツチＲＥＣ
又は再生スイツチＰＡＵＳＥの操作によつても記録一時
停止中状態又は再生一時停止中状態に移行するようにし
た。

【００１５】

【作用】一時停止スイツチＰＡＵＳＥの操作によつて駆
動モータ３を起動し、続く記録スイツチＲＥＣ又は再生
スイツチＦＷＤの操作によつても記録一時停止中状態又
は再生一時停止中状態に移行するようにしたことにより
、再度一時停止スイツチＰＵＡＳＥを操作して記録一時
停止中状態又は再生一時停止中状態を解除すれば、直ち
に記録処理又は再生処理を開始することができ、かくし
て再生信号ＳＰＢの先頭が再生できないおそれ又は記録
対象ＳＲＥＣの先頭部分が欠落するおそれを未然に防止
し得る。

【００１６】

【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。

【００１７】図１において、１は全体としてＤＡＴ構成
の小型テープレコーダを示し、マイクロコンピユータ構
成のキーコントローラ２に、機械式スイツチ構成でなる
再生スイツチＦＷＤ、早送りスイツチＦＦ、巻戻しスイ
ツチＲＥＷ、一時停止スイツチＰＡＵＳＥと、タクトス
イツチ構成でなる録音スイツチＲＥＣと、これらを解除
する停止スイツチＳＴＯＰとが接続されている。

【００１８】このキーコントローラ２は、例えばタイマ
割り込み毎に操作スイツチＦＷＤ、ＦＦ、ＲＥＷ、ＰＡ
ＵＳＥ、ＲＥＣの状態を監視して操作されたスイツチを
検出し、操作されたスイツチ種別と内部で管理する処理
状態とに応じて、回転ヘツド駆動用や磁気テープ駆動用
でなるモータ３や録音処理回路４及び再生処理回路５を
制御する。

【００１９】すなわちこのキーコントローラ２はまず初
期状態として停止中状態でユーザによつて再生スイツチ
ＦＷＤがオン操作されると、オア回路６を通じてモータ
３をオン制御する第１のモータ制御信号ＣＭ０を送出す
ると共に、再生処理回路５に対して再生処理を開始する
再生制御信号ＣＰ０を送出する。

【００２０】この第１のモータ制御信号ＣＭ０及び再生
制御信号ＣＰ０は、それぞれモータ３をオン制御する期
間及び再生処理回路５を再生制御する期間の間、すなわ
ち再生スイツチＦＷＤがオン操作されたタイミングから
停止スイツチＳＴＯＰによつて解除されるまでの間、論
理「Ｈ」レベルを有する制御信号でなる。

【００２１】この結果モータ３が駆動され、磁気テープ
７の走行が安定すると共に回転ヘツド８の回転が安定す
ると、回転ヘツド８から得られる再生信号ＳＰＢがロー
タリトランス９を介して再生処理回路５に入力され、か
くして再生処理回路５は磁気テープ７を再生して出力オ
ーデイオ信号を送出する。

【００２２】またキーコントローラ２は停止中状態でユ
ーザによつて録音スイツチＲＥＣ及び再生スイツチＦＷ
Ｄが同時に操作されると、オア回路６を通じてモータ３
をオン制御する第１のモータ制御信号ＣＭ０を送出する
と共に、録音処理回路４に録音処理を開始する録音制御
信号ＣＲ０を送出する。

【００２３】この録音制御信号ＣＲ０も上述と同様に、
録音処理回路４を録音制御する期間の間、すなわち録音
スイツチＲＥＣがオン操作されたタイミングから停止ス
イツチＳＴＯＰによつて解除されるまでの間、論理「Ｈ
」レベルを有する制御信号でなる。

【００２４】この結果モータ３が駆動され磁気テープ７
の走行が安定すると共に回転ヘツド８の回転が安定する
と、録音処理回路４から入力オーデイオ信号に応じて送
出された記録信号ＳＲＥＣがロータリトランス９を通じ
て回転ヘツド８に供給され、かくして入力オーデイオ信
号が磁気テープ７に録音される。

【００２５】ここでこの実施例の小型テープレコーダ１
の場合、図２に示すように、停止中状態でユーザによつ
て一時停止スイツチＰＡＵＳＥのみが操作されると、キ
ーコントローラ２はこれをそのままタイマ制御信号ＣＴ
０（図２（Ａ））としてタイマ１０に送出する。

【００２６】このタイマ制御信号ＣＴ０は一時停止スイ
ツチＰＡＵＳＥの操作された時点ｔ０、ｔ２のタイミン
グで立ち下がり、再度一時停止スイツチＰＡＵＳＥが操
作されて一時停止状態が解除される時点ｔ１、ｔ３まで
の間、論理「Ｌ］レベルを有する制御信号でなる。

【００２７】タイマ１０は入力されるタイマ制御信号Ｃ
Ｔ０の立ち下がる時点ｔ０、ｔ２のタイミングで立ち上
がり、所定時間τ０経過後の時点ｔ１０、ｔ２０までの
期間の間、論理「Ｈ］レベルを有する第２のモータ制御
信号ＣＭ１（図２（Ｃ））を発生し、これをオア回路６
を介してモータ３に送出する。

【００２８】これによりこの小型テープレコーダ１では
、停止中状態でユーザから一時停止スイツチＰＡＵＳＥ
のみが操作されても、モータ３は図２（Ｅ）に示すよう
に直ちに回転を開始する。実際上モータ３の回転は、図
２（Ｆ）に示すように、回転開始の時点ｔ０、ｔ２のタ
イミングから所定時間τ１だけ遅れた時点ｔ１１、ｔ２
１のタイミングでロツクし、これにより回転ヘツド８の
回転や磁気テープ７の走行が安定する。

【００２９】従つてユーザによつて第２のモータ制御信
号ＣＭ１が論理「Ｈ］レベルを有する所定時間τ０の間
、例えば時点ｔ１２のタイミングで再生スイツチＦＷＤ
が操作されれば、キーコントローラ２はこの操作結果（
図２（Ｂ））を検出して、モータ３をオン制御する第１
のモータ制御信号ＣＭ０（図２（Ｄ））を送出する。

【００３０】この結果モータ３は停止スイツチＳＴＯＰ
によつて、再生スイツチＦＷＤが解除される時点ｔ１３
までの間回転し続ける。従つてこの小型テープレコーダ
１では、再度一時停止スイツチＰＡＵＳＥが操作されて
一時停止状態が解除される時点ｔ１から、停止スイツチ
ＳＴＯＰによつて再生スイツチＦＷＤが解除される時点
ｔ１３までの間、回転ヘツド８から得られる再生信号Ｓ
ＰＢがロータリトランス９を介して再生処理回路５に入
力され、かくして再生処理回路５は磁気テープ７を再生
して出力オーデイオ信号を送出する。

【００３１】またユーザによつて第２のモータ制御信号
ＣＭ１が論理「Ｈ］レベルを有する所定時間τ０の間に
、再生スイツチＦＷＤが操作されない場合には、所定時
間τ０経過後の時点ｔ２０のタイミングで第２のモータ
制御信号ＣＭ１が立ち下がり、これに応じてモータ３の
回転も停止する。

【００３２】なおこの実施例に場合、タイマ１０では所
定時間τ０を一時停止スイツチＰＡＵＳＥ操作後の再生
スイツチＦＷＤ操作待ち時間として、数分〜数１０分程
度の時間に設定するようになされている。

【００３３】以上の構成において、例えばユーザが所望
の磁気テープ７を再生しようとする場合には、再生開始
に先立つてまず一時停止スイツチＰＡＵＳＥを操作し、
再生開始を希望する直前のタイミングで再生スイツチＦ
ＷＤを操作した後、再度一時停止スイツチＰＡＵＳＥを
操作すれば良い。このようにすれば、一時停止スイツチ
ＰＡＵＳＥの最初の操作によつてモータ３が起動され安
定に回転していることにより、再度一時停止スイツチＰ
ＡＵＳＥを操作したタイミングから直ちに再生処理が開
始され、この結果磁気テープ７の所望の位置から再生を
開始することができユーザの使い勝手を向上し得る。

【００３４】またこの小型テープレコーダ１の場合、ユ
ーザが誤つて一時停止スイツチＰＡＵＳＥを操作しても
、所定時間τ０以内に再生スイツチＦＷＤを操作しなけ
れば、モータ３の回転が自動的に停止するようになされ
ており、かくしてユーザの誤操作による誤動作や不要な
消費電力の増加を未然に防止することができる。

【００３５】以上の構成によれば、一時停止スイツチＰ
ＡＵＳＥの操作によつてモータ３を起動し、続く再生ス
イツチＦＷＤの操作によつて再生一時停止中状態に移行
するようにしたことにより、再度一時停止スイツチＰＡ
ＵＳＥを操作して再生一時停止中状態を解除すれば、す
でにモータ３の回転が安定していることにより、直ちに
再生処理を開始することができ、かくして再生信号の先
頭が再生できないおそれを未然に防止して、ユーザの使
い勝手を格段的に向上し得る小型テープレコーダ１を実
現できる。

【００３６】なお上述の実施例においては、一時停止ス
イツチＰＡＵＳＥの操作によつてモータ３を起動し、続
く再生スイツチＦＷＤの操作によつて再生一時停止中状
態に移行するようにした場合について述べたが、これに
代え又はこれに加えて、一時停止スイツチＰＡＵＳＥの
操作によるモータ３の起動後、録音スイツチＲＥＣの操
作によつて録音一時停止中状態に移行するようにしても
良い。因に、この場合再度一時停止スイツチＰＡＵＳＥ
を操作して録音一時停止中状態を解除すれば、直ちに録
音処理を開始することができ、かくして録音信号の先頭
が欠落するおそれを未然に防止してユーザの使い勝手を
格段的に向上し得る小型テープレコーダ１を実現できる
。

【００３７】また上述の実施例においては、キーコント
ローラに再生スイツチ、早送りスイツチ、巻戻しスイツ
チ、一時停止スイツチ、録音スイツチ及び停止スイツチ
が接続されている場合について述べたが、これに加えて
、他のスイツチがキーコントローラに接続されている場
合でも、上述の実施例と同様の効果を実現できる。

【００３８】また上述の実施例においては、再生スイツ
チ、早送りスイツチ、巻戻しスイツチ及び一時停止スイ
ツチを機械式スイツチで構成し、録音スイツチＲＥＣを
タクトスイツチで構成した場合について述べたが、各ス
イツチはこれに限らず、種々の構成のスイツチを用いる
ようにしても良い。

【００３９】さらに上述の実施例においては、本発明を
ＤＡＴ構成の小型テープレコーダに適用した場合につい
て述べたが、これに限らず、例えばビデオテープレコー
ダやデータレコーダ等他の記録再生装置に広く適用して
好適なものである。

【００４０】

【発明の効果】上述のように本発明によれば、一時停止
スイツチの操作によつて駆動モータを起動し、続く記録
スイツチ又は再生スイツチの操作によつて記録一時停止
中状態又は再生一時停止中状態に移行するようにしたこ
とにより、再度一時停止スイツチを操作して記録一時停
止中状態又は再生一時停止中状態を解除しても直ちに記
録処理又は再生処理を開始することができ、かくして操
作性を一段と向上し得ると共に再生信号の先頭が再生で
きないおそれや記録対象の先頭部分が欠落するおそれを
未然に防止し得る記録再生装置を実現でき、かくするに
つきユーザの使い勝手を格段的に向上し得る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による小型テープレコーダの一実施例を
示すブロツク図である。

【図２】図１の小型テープレコーダの動作の説明に供す
るタイミングチヤートである。

【符号の説明】

１……小型テープレコーダ、２……キーコントローラ、
３……モータ、４……録音処理回路、５……再生処理回
路、６……オア回路、７……磁気テープ、８……回転ヘ
ツド、９……ロータリートランス、１０……タイマ、Ｆ
ＷＤ、ＦＦ、ＲＥＷ、ＰＡＵＳＥ、ＲＥＣ、ＳＴＯＰ…
…操作スイツチ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】少なくとも記録スイツチ及び又は再生スイ
   ツチと一時停止スイツチとが配置され、上記記録スイツ
   チ又は上記再生スイツチと上記一時停止スイツチとの同
   時操作によつて記録一時停止中状態又は再生一時停止中
   状態に移行する記録再生装置において、上記記録スイツ
   チ又は上記再生スイツチと上記一時停止スイツチとの上
   記同時操作に加えて、上記一時停止スイツチの操作によ
   つて駆動モータを起動し、続く上記記録スイツチ又は上
   記再生スイツチの操作によつても上記記録一時停止中状
   態又は上記再生一時停止中状態に移行するようにしたこ
   とを特徴とする記録再生装置。