JP2838616B2 - 希土類系永久磁石用合金粉末の製造方法 - Google Patents

希土類系永久磁石用合金粉末の製造方法

Info

Publication number
JP2838616B2
JP2838616B2 JP3355885A JP35588591A JP2838616B2 JP 2838616 B2 JP2838616 B2 JP 2838616B2 JP 3355885 A JP3355885 A JP 3355885A JP 35588591 A JP35588591 A JP 35588591A JP 2838616 B2 JP2838616 B2 JP 2838616B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
raw material
powder
hydrogen storage
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3355885A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05171203A (ja
Inventor
浩之 冨澤
哲 広沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Metals Ltd
Original Assignee
Sumitomo Special Metals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Special Metals Co Ltd filed Critical Sumitomo Special Metals Co Ltd
Priority to JP3355885A priority Critical patent/JP2838616B2/ja
Publication of JPH05171203A publication Critical patent/JPH05171203A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2838616B2 publication Critical patent/JP2838616B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F1/00Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
    • H01F1/01Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
    • H01F1/03Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
    • H01F1/032Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
    • H01F1/04Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys
    • H01F1/047Alloys characterised by their composition
    • H01F1/053Alloys characterised by their composition containing rare earth metals
    • H01F1/055Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5
    • H01F1/0553Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 obtained by reduction or by hydrogen decrepitation or embrittlement

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
  • Hard Magnetic Materials (AREA)
  • Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種モーター、アク
チュエーター等に用いることが可能な高保磁力を有する
R(希土類元素)−T(鉄属元素)−M−N系のボンド
磁石用永久磁石合金粉末の製造方法の改良に係り、本系
粗粉砕粉をH2ガス源として金属水素化物、水素吸蔵合
金等の水素貯蔵材料を用いた高純度H2ガス中で加熱処
理並びに所定雰囲気で加熱保持する脱H2処理を行な
い、結晶粒を1μm以下の極微細結晶としさらに窒化処
理を行い高保磁力を有するR−T−M−N系永久磁石用
合金粉末を得る製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】希土類系永久磁石用合金粉末、特にR−
T−M−N系永久磁石用合金粉末を得る製造方法とし
て、出願人は先に特開平3−149456号公報にて水
素処理法を提案した。この水素処理法とは、R−T系原
料合金インゴットまたは粉末を、H2ガス雰囲気または
2ガスと不活性ガスの混合雰囲気中で温度500〜1
000℃に保持して上記合金のインゴットまたは粉末に
2を吸蔵させた後、H2ガス圧力13Pa (1×10
-1Torr)以下の真空雰囲気またはH2ガス分圧13
Pa(1×10-1Torr)以下の不活性ガス雰囲気に
なるまで、温度500〜1000℃で脱H2処理し、つ
いで冷却することを特徴とするものである。
【0003】さらに、上記方法で得られた極微細結晶を
有するR−T−M系粉末に対し、窒化処理を施すことで
窒化物系希土類永久磁石粉末が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記方法で
製造された磁石用合金粉末の磁気的特性は、上記H2
理に用いたH2ガスまたは不活性ガス中の不純物、特に
微量の酸素、水分によりインゴットまたは粉末表面層が
汚染され、この表面汚染層がH2ガスと原料インゴット
または粉末との吸蔵、放出反応を阻害し、そのために得
られる粉末の磁気特性が著しく低下したり、ばらついた
りする問題があった。
【0005】また、脱H2時には、不活性ガス中の不純
物または真空排気系の能力不足による表面層の汚染によ
り、得られる粉末の磁気特性が著しく低下したり、ばら
ついたりするという問題もあった。さらに、表面汚染層
は、窒化処理時のN原子の侵入を阻害するため、N原子
の侵入量が安定しないという問題もあった。
【0006】かかる問題点を解決するためには、使用す
るガスとして高純度H2ガスを用い、さらに不活性ガス
を用いる場合にも高純度不活性ガスとした上で、さらに
精製装置とコールドトラップを用いて不純物量の低減と
露点低下を行なう必要があり、工業的には高純度精製装
置を必須として工程が煩雑になり、さらにはコスト的に
も大きな問題となる。
【0007】この発明は、R−T−M−N系永久磁石用
合金粉末を水素処理法にて得る製造方法において、得ら
れる粉末の磁気特性の低下やばらつきの発生を防止で
き、後工程の窒化反応を速やかにかつ安定して進行させ
容易に製造できる希土類系永久磁石用合金粉末の製造方
法の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、得られる粉
末の磁気特性の低下やばらつきの発生の防止、N原子の
侵入量の安定を目的として、H2ガスについて種々検討
した結果、H2ガスの主たる供給源として水素貯蔵材料
を用い、水素貯蔵材料からのH2ガスにて処理すること
により、上記H2ガス中の不純物量を低コストで低減で
き、処理雰囲気の制御を不活性ガスを用いたり、真空排
気系の能力に頼ることなく制御できることを知見し、こ
の発明を完成した。
【0009】すなわち、この発明は、 R:7〜9at%(R:希土類元素の少なくとも1種で
かつPrまたはNdの1種または2種を50%以上含
有)、 T:67〜90.5at%(T:FeあるいはFeの一
部をTのうち50at%以下のCo、Niの1種または
2種にて置換)、 M:3.5〜17at%(M:Ti、V、Cr、Moの
うち少なくとも1種)からなる合金鋳塊を粗粉砕して、
平均粒度が50〜500μmでその80vol%以上が
正方晶構造ThMn12型化合物からなる粗粉砕粉となし
た後、 前記粗粉砕粉を原料粉末としてこれを10〜1000k
PaのH2ガス中で、500〜900℃に30分〜8時
間加熱保持し、さらにH2分圧10Pa以下にて500
〜900℃に15分〜8時間保持する脱H2処理を行な
い、ついで冷却して平均結晶粒径が0.05〜1μmで
ある永久磁石用合金粉末を得た後、次に前記粉末をN2
圧力50〜5000kPaのN2ガス中にて300〜6
00℃に30分〜6時間保持した後冷却し、N原子を
0.8〜8at%含有させる永久磁石用合金粉末の製造
方法において、前記処理に用いるH2ガスの主たる供給
源として水素貯蔵材料を用いることを特徴とする希土類
系永久磁石用合金粉末の製造方法である。
【0010】この発明は、上記の構成において、水素貯
蔵材料の温度を、温水またはヒーターで加熱制御し、原
料処理室内の水素圧力を制御することを特徴とする希土
類系永久磁石用合金粉末の製造方法である。
【0011】この発明は、上記の構成において、水素貯
蔵材料の温度を、冷水または液体窒素等の冷媒で冷却す
ることにより、脱H2処理時の原料処理室内の水素分圧
を制御することを特徴とする希土類系永久磁石用合金粉
末の製造方法である。
【0012】組成の限定理由 この発明に使用する原料合金に用いるR、すなわち希土
類元素は、Y、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Gd、
Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Luが包括され、この
うち少なくとも1種以上で、Pr、Ndのうち少なくと
も1種または2種をRのうち50at%以上含有し、さ
らにRの全てがPr、Ndのうち1種または2種の場合
がある。Rの50at%以上をPr、Ndのうち少なく
とも1種以上とするのは50at%未満では十分な磁化
が得られないためである。
【0013】Rは、7at%未満ではαFe相の析出に
より保磁力が低下し、また9at%を超えると目的とす
る正方晶構造ThMn12型化合物以外に、ThNi17
化合物が多く析出し、この第2相が多すぎると合金の磁
化が低下する。従ってRの範囲は7〜9at%とする。
【0014】Tは鉄族元素であって、Fe、Co、Ni
の少なくとも1種を含有するが、FeをTの50at%
以上含有することが重要である。すなわち、T中のFe
が50at%未満では、充分な磁化が得られず好ましく
ない。またCoは、キュリー点を上昇させる効果、並び
に異方性磁界を若干増加させる効果があることから、C
oをTの50at%未満添加することは特に好ましい。
Tは、67at%未満では低保磁力の第2相が析出して
磁気的特性が低下し、90.5at%を超えるとαFe
相の析出により保磁力、角型性が低下するため、67〜
90.5at%とする。
【0015】Mは、正方晶ThMn12型化合物を生成さ
せるための必須元素であり、Ti、V、Cr、Moの少
なくとも1種を添加する必要がある。添加量は、3.5
at%未満ではR217相やαFe相が析出して目的と
する正方晶ThMn12型化合物が得られず、また17a
t%を超えると磁化が著しく低下するため、3.5〜1
7at%とする。
【0016】Nは、正方晶ThMn12型化合物の格子間
に侵入し、正方晶ThMn12型化合物のキュリー点を上
昇させ、大きな1軸磁気異方性を付与する効果を有す
る。Nは、0.8at%未満ではその効果が顕著でな
く、また8at%を超えると正方晶ThMn12型化合物
が不安定になり、母相がR217相やαFe相、R窒化
物相などに分解して好ましくないため、0.8〜8at
%とする。
【0017】この発明において、正方晶ThMn12型化
合物が、80vol%未満であると第2相が生成して保
磁力を著しく低下させる。従って正方晶ThMn12型化
合物の体積比を80vol%以上とした。
【0018】体積比で80%以上の正方晶ThMn12
化合物を有する粗粉砕粉を得るためには、合金の鋳塊を
900〜1200℃の温度で1時間以上焼鈍するか、造
塊工程で鋳型の冷却速度を制御することが好ましい。
【0019】製造条件の限定理由 水素処理法とは、所要粒度の粗粉砕粉が外観上その大き
さを変化させることなく、極微細結晶組織の集合体が得
られることを特徴とする。すなわち、正方晶ThMn12
型化合物に対し、高温でH2ガスと反応させると、RH2
3、αFe、FeMなどに相分離し、さらにH2ガスを
脱H2処理により除去すると、再度正方晶ThMn12
化合物の再結晶組織が得られる。
【0020】出発原料の粗粉砕法は、従来の機械的粉砕
法やガスアトマイズ法の他、H2吸蔵による、いわゆる
水素粉砕法を用いてもよく、工程の簡略化のためにこの
水素粉砕による粗粉砕工程と、極微細結晶を得るための
水素処理法を同一装置内で連続して行なっても良い。
【0021】この発明において、粗粉砕粉の平均粒度を
50〜500μmに限定したのは、50μm未満では粉
末の酸化による磁性劣化の恐れがあり、また500μm
を超えると水素処理によって大きな磁気異方性を持たせ
ることが困難となり、また窒化処理時に原料粉末の内部
まで均一に窒化することが困難となるためである。
【0022】この発明において、H2ガス中での加熱に
際し、H2ガス圧力が10kPa未満では、前述の分解
反応が十分に進行せず、また1000kPaを超えると
処理設備が大きくなりすぎ、工業的にコスト面、また安
全面で好ましくないため、圧力範囲を10〜1000k
Paとした。さらに好ましくは50〜150kPaであ
る。
【0023】H2ガス中での加熱処理温度は、500℃
未満ではRH2■3、αFe、Fe2Bなどへの分解反応
が起こらず、また900℃を超えるとRH2■3が不安定
となり、かつ生成物が粒成長して正方晶ThMn12型化
合物の極微細結晶組織を得ることが困難になるため、温
度範囲を500〜900℃とする。また、加熱処理保持
時間については、上記の分解反応を十分に行なわせるた
め、30分〜8時間の加熱保持が必要である。
【0024】この発明の脱H2処理時のH2分圧は10P
aを超えると下記の温度範囲、すなわち900℃以下で
はRH2■3相の分解条件に至らないか、平衡論的には分
解条件に達していたとしても実用的な脱H2速度が得ら
れないため、脱H2処理時のH2分圧は10Pa以下とし
た。
【0025】また、脱H2処理の温度が500℃未満で
はRH2■3からのH2の離脱が起こらず、そのため正方
晶ThMn12型化合物が再結晶しない。また、900℃
を超えると正方晶ThMn12型化合物は生成するが、再
結晶粒が粗大に成長し、高い保磁力が得られない。その
ため脱H2処理の温度範囲は500〜900℃とする。
また、加熱処理保持時間は、上記の再結晶反応を十分に
行なわせるためには15分〜8時間の加熱保持が必要で
ある。
【0026】脱H2処理後の正方晶ThMn12型化合物
の再結晶粒径は実質的に0.05μm未満の平均再結晶
粒径を得ることは困難であり、またたとえ得られたとし
ても磁気特性上の利点がない。一方、平均再結晶粒径が
1μmを超えると、粉末の保磁力が低下するため好まし
くない。そのため、平均再結晶粒径を0.05〜1μm
とした。
【0027】窒化処理時の温度を300〜600℃に限
定した理由は、300℃未満では窒化が進行せず、60
0℃を超えると正方晶ThMn12型化合物が分解してα
Fe相とR窒化物が生成し、磁気特性が著しく劣化する
ためである。窒化処理の保持時間は、30分未満では充
分な窒化反応が進行せず、また6時間を超えると上記と
同様の分解反応が進行するため、30分〜6時間とし
た。窒化反応時のN2圧力は、50kPa未満では窒化
反応速度が遅くて実用的ではなく、5000kPaを超
えると処理設備が大きくなりすぎて工業生産コスト的に
好ましくない。従って、窒化処理時のN2圧力は、50
〜5000kPaとした。
【0028】この発明で用いる水素貯蔵材料とは、所謂
水素吸蔵合金を初め全ての単体金属、合金、金属間化合
物及びそれらの水素化物を包含するが、実用上特に有用
なのは、単体金属としてはMg、Ca、Ti、V、Y、
Zr、La、Ce、Pr、Nd、Smが挙げられ、化合
物ではMg2Ni、Mg2Cu、CaNi5、TiFe、
TiMn、TiCo、LaNi5、ZrMn2、またこれ
ら金属、化合物のそれぞれの水素化物を用いることがで
きる。
【0029】さらに平衡水素解離圧や水素貯蔵材料とし
ての寿命延長などを目的としてこれらの金属、化合物に
対してN、O、Al、Si、V、Cr、Mn、Fe、C
o、Ni、Cu、Zn、Zr、Nb、Mo、などを1種
または2種以上を加えまたは構成元素を置換して合金化
することがある。また、Laの代用としてCe、Pr、
Nd、Smおよびそれらの混合物を用いることは可能で
ある。特に、主にLaとCeの混合物であるMmを用い
ることは、コスト低減に有用である。さらに、これら金
属、合金、化合物及びそれらの水素化物を混合して使用
することも可能である。
【0030】Mg水素化物を用いた場合、280℃で平
衡水素解離圧がおよそ100kPaとなり、水素処理法
におけるH2ガス中の熱処理の条件に適するだけでな
く、これをそのまま冷却して50℃にすると平衡水素解
離圧が1Paとなって今度は脱H2条件に適合する。ま
た、Mgは、水素吸蔵量も多いため、処理原料に対して
水素貯蔵材料の使用量を少なくできるという利点もあ
る。
【0031】MmNi5系化合物では、平衡水素解離圧
が30℃でおよそ200kPaであり、水素処理法にお
けるH2雰囲気中の加熱処理に用いるには非常に有用で
ある。TiFe系、TiMn2系、ZrMn2系等の化合
物では、合金系をうまく選択することで平衡水素解離圧
をある程度調整でき、MmNi5系と同様の使い方が可
能である。
【0032】脱H2処理時には、Mg系の他に、Ca、
希土類金属、Ti、Zrなどの金属または金属水素化物
の温度制御によって脱H2処理時の水素分圧を制御する
ことは可能である。
【0033】また、H2雰囲気下での熱処理時と、脱H2
処理時に用いる水素吸蔵合金を、それぞれ別の金属、合
金、化合物系としてもよく、脱H2処理時には真空ポン
プを用いて補助的に排気を行うという使い方も可能であ
る。ただし、脱H2処理時に真空ポンプを用いて補助的
に排気を行うと、水素ガスのリサイクル率が低下するの
で、Mg系の金属、合金、化合物を用いてH2ガスの供
給、排出を行うことが最も好ましい。
【0034】主な水素貯蔵材料の水素貯蔵量は常温、常
圧換算で、100℃以上にて使用のMgは850l/k
g、Mg2Niは400l/kg、Zrは240l/k
g、Tiは400l/kg、Laは230l/kg、1
00℃以下にて使用のLaNi5は150l/kgTi
Feは200l/kg、ZrMn2は190l/kgで
ある。被処理原料1kgにつき必要な水素貯蔵材料の量
は原料組成や設備条件などによるが、少なくとも100
℃以上にて使用のMgは0.1kg、Mg2Niは0.
2kg、100℃以下にて使用のLaNi5は0.5k
TiFeは0.4kg、ZrMn2は0.4kgが必
要である。
【0035】なお、水素貯蔵材料は、繰り返しH2吸蔵
放出によって微粉化し、水素吸蔵量が減少するという、
いわゆる特性劣化が起こるが、この点については、金属
水素化物または水素吸蔵合金の水素吸蔵量ぎりぎりで用
いることなく、上限、下限とも余裕を持って、技術的に
は圧力−組成等温線図のプラトー部分のみで用いるよう
にすれば、使用可能回数を実用上問題のないレベルまで
向上させることができる。
【0036】図面に基づく発明の開示 この発明によるR−T−M−N系永久磁石用粉末の製造
方法を実施するための装置の一例を、図面に基づいて装
置の操作手順を説明することにより詳述する。図1に示
す装置例はMgなどの水素貯蔵材料を100℃以上の温
度で作用させる場合の構成である。
【0037】原料処理室1には、加熱ヒーター20が巻
装され、圧力計2及びバルブ3を介したチェックバルブ
4が接続され、バルブ5を介してArガス配管が接続さ
れ、またバルブ6を介して水素貯蔵材料室15と連通
し、さらに油拡散ポンプ11とロータリーポンプ12が
バルブ8,9,10,13を介して接続され、原料処理
室1内の真空排気が可能に構成してある。また、水素貯
蔵材料室15内には、冷却水槽19の冷却水を循環ポン
プ16で送り、冷却後に槽へ戻す冷却水配管が設けてあ
る。
【0038】装置の操作手順を説明すると、以下のとお
りである。 1) 原料処理室1内に原料を入れる。 2) ロータリーポンプ12、油拡散ポンプ11、バル
ブ8,9,10,13を操作して原料処理室1内を所定
真空度まで真空排気する。 3) バルブ8を閉じた後、バルブ6を開けて水素貯蔵
材料室15と連通させる。 4) 水素貯蔵材料室15内に設けた加熱ヒーター22
により水素貯蔵材料を所定温度に加熱保持する。(水素
貯蔵材料のH2放出) 5) 原料処理室1の加熱ヒーター20により原料を所
定温度に加熱保持する。(原料のH2吸蔵処理) 6) 加熱ヒーター22を切り、循環ポンプ16、冷却
水槽19、バルブ21の操作により冷却水で水素貯蔵材
料を所定温度にまで冷却する。(水素貯蔵材料のH2
蔵、原料の脱水素処理) 7) 原料処理室1内が所定圧力に達するか、所定時間
が経過すれば、バルブ6を閉じ、バルブ5を開けて原料
処理室1内にArガスを導入する。原料処理室1内が大
気圧以上になればバルブ3を開ける。同時にヒーター2
0を切り、原料を冷却する。 8) 原料が充分に冷却されれば、バルブ5を閉じて原
料を取り出す。 9) 必要により、バルブ14操作により、H2ガスの
消費分を水素貯蔵材料に補充する。
【0039】図2に示す装置例はLaNi5、TiFe、
ZrMn2などの水素貯蔵材料を100℃以下の温度で
作用させる場合の構成である。基本的には上述の図1装
置と同様構成であるが、水素貯蔵材料室15内には、先
の冷却水槽19の冷却水を循環ポンプ16で送り、冷却
後に槽へ戻す冷却水配管を用いて、さらに温水槽18か
らの温水を循環させるように3方コック17が設けてあ
る。
【0040】装置の操作手順を説明すると、以下のとお
りである。 1) 原料処理室1内に原料を入れる。 2) ロータリーポンプ12、油拡散ポンプ11、バル
ブ8、9、10、13を操作して原料処理室1内を所定
真空度まで真空排気する。 3) バルブ8を閉じた後、バルブ6を開けて水素貯蔵
材料室15と連通させる。 4) 循環ポンプ16、3方コック17、温水槽18の
操作により水素貯蔵材料を所定温度に加熱保持する。
(水素貯蔵材料のH2放出) 5) 水素貯蔵材料室15内に設けた加熱ヒーター20
により原料を所定温度に加熱保持する。(原料のH2
蔵処理) 6) 循環ポンプ16、冷却水19、バルブ21の操作
により水素貯蔵材料を所定温度にまで冷却する。(水素
貯蔵材料のH2吸蔵、原料の脱水素処理) 7) 原料処理室1内が所定圧力に達するか、所定時間
が経過すれば、バルブ6を閉じ、ロータリーポンプ1
2、油拡散ポンプ11、バルブ8、9、10、13を操
作して原料処理室1内を所定真空度まで真空排気する。 8) バルブ8を閉じ、バルブ5を開けて原料処理室1
内にArガスを導入する。原料処理室1内が大気圧以上
になればバルブ3を開ける。同時に加熱ヒーター20を
切り、原料を冷却する。 9) 原料が充分に冷却されれば、バルブ5を閉じて原
料を取り出す。 10) 必要に応じてバルブ14操作により、H2ガス
の消費分を水素貯蔵材料に補充する。
【0041】
【作用】この発明は、R−T−M−N系永久磁石用合金
粉末を水素処理法にて得る製造方法において、H2ガス
の主たる供給源として水素貯蔵材料を用いると、水素貯
蔵材料より放出されるH2ガスの純度は99.99%以
上であり、しかも乾燥H2ガスであることからH2ガス中
の不純物による原料インゴットまたは粉末の表面層の汚
染が極微量に抑えられ、そのため得られた合金粉末の酸
素量を低減し、窒化処理を速やかに安定して行うことが
できる。
【0042】また、水素貯蔵材料は、その温度によって
2ガスの平衡解離圧力が一義的に決まるという特性を
持っており、H2ガスの吸蔵時の雰囲気圧力、H2ガス放
出時の雰囲気圧力を、ともに水素貯蔵材料の温度を制御
することによって行なうことができるという大きな特徴
を持っている。より具体的には、例えば水素吸蔵合金を
加熱すると、平衡水素解離圧が上昇し、その結果水素吸
蔵合金からガスが放出され、このH2ガスと原料を反応
させる。逆に、水素吸蔵合金を冷却すると、平衡水素解
離圧が低下し、その結果水素吸蔵合金がH2ガスを吸収
し、原料からH2ガスを引き出すことができる。さら
に、金属水素化物または水素吸蔵合金と、原料粉末との
間でH2ガスをリサイクルすることができ、量産時には
大きなコスト低減効果を生む
【0043】
【実施例】
実施例1 高周波誘導溶解法によって溶製して得られた、表1に示
すNo.1〜8の組成の鋳塊を、1100℃、24時
間、10Pa以下の真空中で焼鈍して、鋳塊中の正方晶
ThMn12型化合物の体積比を90%以上とした。この
鋳塊を、Arガス雰囲気中(O2量0.5%以下)でス
タンプミルにて平均粒度100μmに粗粉砕した後、こ
の粗粉砕粉500gを図1に示す装置の原料処理室に入
れ1Pa以下にまで真空排気した。その後、水素吸蔵合
金容器から水素を導入しつつ、原料温度750℃、水素
貯蔵材料としてMgH2を500g用いてこれを電気ヒ
ーターで300℃加熱し、2時間保持した。このときの
原料処理室内のH2圧力は400kPaで加温保持中は
一定であった。引き続き原料を750℃に保持したま
ま、水素貯蔵材料、すなわちMgH2を、20℃の冷却
水を用いて40℃まで冷却し、1時間保持した。このと
きの原料処理室内の圧力は最終的に0.5Paまで低下
した。その後、バルブ操作によって水素吸造合金容器を
原料処理室から切り放し、原料処理室内に純度99.9
99%以上のArガスを導入すると共に原料を冷却し、
原料温度が50℃以下となってところで原料を取り出し
た。その後N2分圧が500kPaのN2ガス中で400
℃、2時間の窒化処理を行ったのち冷却して表1に示す
(No.1〜8)特性を有するR−T−M−N系磁石粉
末を得た。なお、上記処理1回にあたりの実質的なH2
ガス消費量は、常温常圧換算で1l以下であった。
【0044】実施例2 正方晶ThMn12型化合物の体積比が90%以上とした
平均粒径100μmの粗粉砕粉を、実施例1と同一組
成、同一製法で作製した。この粗粉砕粉500gを図2
に示す装置の原料処理室に入れ、1Pa以下にまで真空
排気した後、水素貯蔵材料容器から水素を導入しつつ、
原料温度750℃、水素貯蔵材料としてLaNi56
500g用いてこれを温水で50℃に加温し、2時間保
持した。このときの原料処理室内のH2圧力は400k
Paで、加温保持中は一定であった。引き続き原料を7
50℃に保持したまま、4℃の冷却水を用いて水素貯蔵
材料を15℃に冷却した後、バルブ操作によって水素貯
蔵材料容器を原料処理室から切り放し、原料を750℃
に保持したまま原料処理室内をロータリーポンプ、油拡
散ポンプを用いて1時間真空排気した。このときの到達
真空度は0.07Paであった。その後原料処理室内に
純度99.999%以上のArガスを導入すると共に原
料を冷却し、原料温度が50℃以下となったところで原
料を取り出した。その後N2分圧が500kPaのN2
ス中で400℃、2時間の窒化処理を行ったのち冷却し
て表1に示す(No.11〜18)特性を有するR−T
−M−N系磁石粉末を得た。なお、上記処理1回あたり
の実質的なH2ガス消費量は、常温常圧換算でおよそ5
0lであった。
【0045】比較例 実施例1と同様の工程にて8種類(No.21〜28)
の組成の粗粉砕粉を得た。この粗粉砕粉500gを原料
処理室内に入れ、1Pa以下にまで真空排気した後、精
製処理を行なわない純度99.9%以上のH2ガスを原
料処理室内に導入し大気圧とした後、毎分5lの同純度
のH2ガスを流しつつ、750℃まで昇温し2時間保持
した。その後、同温度を保ったままH2ガスを止めてロ
ータリーポンプ、油拡散ポンプを用いて1時間真空排気
した。そのときの到達真空度は0.09Paであった。
その後、原料処理室内に純度99.999%以上のAr
ガスを導入すると共に原料を冷却し、原料温度が50℃
以下となったところで原料を取り出した。その後N2
圧が500kPaのN2ガス中で400℃、2時間の窒
化処理を行ったのち冷却して表1に示す(No.21〜
28)特性を有するR−T−M−N系磁石粉末を得た。
なお、上記処理1回あたりの実質的なH2ガス消費量
は、常温常圧換算でおよそ950lであった。
【0046】上記、実施例1〜3、比較例により作製し
た磁粉に2wt%のエポシキ樹脂を混合した後、0.8
MA/mの磁界中、3.0ton/cm2の圧力で圧縮
成形し、さらに温度150℃、1時間の条件で樹脂硬化
させてボンド磁石を作製した。得られたボンド磁石の磁
石特性を表2に示す。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
【発明の効果】この発明によるR−T−M−N系永久磁
石粉末は、R−T−M系粗粉砕粉を、水素貯蔵材料より
放出された高純度のH2ガス中での加熱処理並びに所定
雰囲気で加熱保持する脱H2処理を行ない、所要平均粒
度の粗粉砕粉のままで平均結晶粒径が0.05〜1μm
の再結晶粒よりなる、酸素などによる汚染の少ない粉体
となすことができ、実施例で明らかになるように汚染の
少ないことによって窒化処理が速やかにかつ均質に進行
し磁気的特性のすぐれた永久磁石用合金粉末が容易に得
られると共に、反応に用いるH2ガスの使用量を著しく
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による永久磁石用粉末の製造方法を実
施するための装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】この発明による永久磁石用粉末の製造方法を実
施するための装置の他の構成例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 原料処理室 2 圧力計 3,5,6,7,8,9,10,13,14,21 バ
ルブ 4 チェックバルブ 11 油拡散ポンプ 12 ロータリーポンプ 15 水素貯蔵材料 16 循環ポンプ 17 3方コック 18 温水槽 19 冷却水槽 20,22 加熱ヒーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01F 1/06 H01F 1/06 A (56)参考文献 特開 昭62−23902(JP,A) 特開 昭63−121606(JP,A) 特開 平3−141608(JP,A) 特開 平5−94909(JP,A) 特公 昭59−11641(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22F 1/02 B22F 9/04 C22C 38/00 303 H01F 1/053 - 1/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 R:7〜9at%(R:希土類元素の少
    なくとも1種でかつPrまたはNdの1種または2種を
    50%以上含有)、T:67〜90.5at%(T:F
    eあるいはFeの一部をTのうち50at%以下のC
    o、Niの1種または2種にて置換)、M:3.5〜1
    7at%(M:Ti、V、Cr、Moのうち少なくとも
    1種)からなる合金鋳塊を粗粉砕して、平均粒度が50
    〜500μmでその80vol%以上が正方晶構造Th
    Mn12型化合物からなる粗粉砕粉となした後、前記粗粉
    砕粉を原料粉末としてこれを10〜1000kPaのH
    2ガス中で、500〜900℃に30分〜8時間加熱保
    持し、さらにH2分圧10Pa以下にて500〜900
    ℃に15分〜8時間保持する脱H2処理を行ない、つい
    で冷却して平均結晶粒径が0.05〜1μmである永久
    磁石用合金粉末を得た後、次に前記粉末をN2圧力50
    〜5000kPaのN2ガス中にて300〜600℃に
    30分〜6時間保持した後冷却し、N原子を0.8〜8
    at%含有させる永久磁石用合金粉末の製造方法におい
    て、前記処理に用いるH2ガスの主たる供給源として水
    素貯蔵材料を用いることを特徴とする希土類系永久磁石
    用合金粉末の製造方法。
JP3355885A 1991-12-20 1991-12-20 希土類系永久磁石用合金粉末の製造方法 Expired - Fee Related JP2838616B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3355885A JP2838616B2 (ja) 1991-12-20 1991-12-20 希土類系永久磁石用合金粉末の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3355885A JP2838616B2 (ja) 1991-12-20 1991-12-20 希土類系永久磁石用合金粉末の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05171203A JPH05171203A (ja) 1993-07-09
JP2838616B2 true JP2838616B2 (ja) 1998-12-16

Family

ID=18446229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3355885A Expired - Fee Related JP2838616B2 (ja) 1991-12-20 1991-12-20 希土類系永久磁石用合金粉末の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2838616B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994015345A1 (en) * 1992-12-28 1994-07-07 Aichi Steel Works, Ltd. Rare earth magnetic powder, method of its manufacture, and resin-bonded magnet
GB2310432B (en) * 1996-02-23 1998-05-27 Aichi Steel Works Ltd Production method production apparatus and heat treatment apparatus for anisotropic magnet powder
US5851312A (en) * 1996-02-26 1998-12-22 Aichi Steel Works, Ltd. Production method, production apparatus and heat treatment apparatus for anisotropic magnet powder
JP3120172B2 (ja) * 1997-12-22 2000-12-25 愛知製鋼株式会社 希土類系磁石粉末の製造装置
JP2005076044A (ja) * 2003-08-28 2005-03-24 Tdk Corp 硬質磁性組成物の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05171203A (ja) 1993-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Gutfleisch et al. Fundamental and practical aspects of the hydrogenation, disproportionation, desorption and recombination process
US5338371A (en) Rare earth permanent magnet powder, method for producing same and bonded magnet
EP0576055B1 (en) Fine-grained anisotropic powder from melt-spun ribbons
GB2357089A (en) Production method of anisotropic rare earth magnet powder
JP3250551B2 (ja) 異方性希土類磁石粉末の製造方法
US20060165550A1 (en) Raw material alloy for R-T-B system sintered magnet, R-T-B system sintered magnet and production method thereof
JPH06231916A (ja) Fe−RE−Bタイプの磁石粉末、焼結磁石、及び、その調製法
JP2838616B2 (ja) 希土類系永久磁石用合金粉末の製造方法
JP2838617B2 (ja) 希土類系永久磁石用合金粉末の製造方法
WO2004003245A1 (ja) ボンド磁石用合金、等方性磁石粉末および異方性磁石粉末とそれらの製造方法並びにボンド磁石
JP3368295B2 (ja) 永久磁石用異方性希土類合金粉末の製造方法
JP3368294B2 (ja) 永久磁石用異方性希土類合金粉末の製造方法
JP2838615B2 (ja) 希土類系永久磁石用合金粉末の製造方法
JP3597615B2 (ja) R−t−b系異方性ボンド磁石の製造方法
JPH09148163A (ja) R−t−b系異方性ボンド磁石の製造方法
JP4288637B2 (ja) 永久磁石用希土類系合金粉末の製造方法
CN113690039A (zh) 稀土烧结磁体及制造方法
JP2002025813A (ja) 異方性希土類磁石粉末
JP3469496B2 (ja) 磁石材料の製造方法
JP3423965B2 (ja) 永久磁石用異方性希土類合金粉末の製造方法
JPH04260302A (ja) 磁石粉末およびその製造方法ならびにボンディッド磁石
JP2927987B2 (ja) 永久磁石粉末の製造方法
JP3481653B2 (ja) 永久磁石用異方性希土類合金粉末の製造方法
JPH10317003A (ja) 永久磁石用異方性希土類合金粉末の製造方法
JPH0778710A (ja) R−Fe−B系永久磁石材料の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees