JP2835952B2 - 固化形成物品の製造装置、及び該装置を用いた固化形成物品の製造方法 - Google Patents

固化形成物品の製造装置、及び該装置を用いた固化形成物品の製造方法

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JP2835952B2 JP8274451A JP27445196A JP2835952B2 JP 2835952 B2 JP2835952 B2 JP 2835952B2 JP 8274451 A JP8274451 A JP 8274451A JP 27445196 A JP27445196 A JP 27445196A JP 2835952 B2 JP2835952 B2 JP 2835952B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固化形成物品の製
造装置、及び該装置を用いた固化形成物品の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、粘性流体より固化形成される
固化形成物品の製造、例えば固化チョコレートの製造
は、デポジッター(定量充填機)によって、液状チョコ
レートを貯留した貯蔵タンク内でその内容物の均一な状
態が崩れないように撹拌しながら、型流しにかかる液状
チョコレートを計量して所望の型に流し込むといった製
造方法によって行なわれており、この製造方法において
は単一の固化チョコレート(固化形成物品)を形成する
ための所定の単位形成型に対して、1種の液状チョコレ
ートを単一の区画通路によって案内するようにした態様
の型流し機構を採用した製造装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、固化チ
ョコレートにおいて混交模様を施すにあたっては、2種
の液状チョコレートを一緒に1つの貯留タンクに貯留し
た後、各液状チョコレートを混合した状態で計量し、こ
の計量した混合液状チョコレートを所定の単位形成型に
流し込むといった方法によって混交模様が施されるよう
になっている。このように計量に先立って2種の液状チ
ョコレートが予め混合されており、形成される各固化チ
ョコレート毎に、各液状チョコレートの量比が異なるた
め、所定(均一)の混交模様を施した固化チョコレート
(2種以上の粘性流体によって所定の混交模様を施した
固化形成物品)を製造することは不可能であるといった
欠点がある。
【0004】また、他の方法として、チョコレートの流
し型内面に予め所望の液状チョコレートを刷毛等によっ
て斑に塗布した後にデポジッターで他種の液状チョコレ
ートを充填し、混交模様を施すものがあるが、この面倒
な塗布作業に多大な時間と労力を要するといった欠点が
ある。しかも、施される混交模様が上記固化チョコレー
トと同様に、各固化チョコレート毎に異なる。
【0005】本発明は上述の従来の技術の欠点に着目
し、これを解決せんとしたものであり、その第1の目的
は、連続供給される所定量比の少なくとも色調が異なる
2種以上の粘性流体によって、所定の暈し混交模様が施
される固化形成物品の量産を可能にする第1の製造装
置、及びそのような固化形成物品を効率良く量産するこ
とができる第1の製造方法を提供することにある。
【0006】本発明の第2の目的は、連続供給される所
定量比の少なくとも色調が異なる2種以上の粘性流体に
よって、暈し度合をより高めた所定の暈し混交模様が施
される固化形成物品の量産を可能にする第2の製造装
置、及びそのような固化形成物品を効率良く量産するこ
とができる第2の製造方法を提供することにある。
【0007】本発明の第3の目的は、連続供給される所
定量比の少なくとも色調が異なる2種以上の粘性流体に
よって、所定の暈し混交模様が螺旋状、ジグザグ状等の
特異な混交模様として施される固化形成物品の量産を可
能にする第3の製造装置、及びそのような固化形成物品
を効率良く量産することができる第3の製造方法を提供
することにある。
【0008】本発明の第4の目的は、連続供給される所
定量比の少なくとも色調が異なる2種以上の粘性流体に
よって、暈し度合をより高めた所定の暈し混交模様が螺
旋状、ジグザグ状等の特異な混交模様として施される固
化形成物品の量産を可能にする第4の製造装置、及びそ
のような固化形成物品を効率良く量産することができる
第4の製造方法を提供することにある。
【0009】本発明の第5の目的は、連続供給される所
定量比の少なくとも色調が異なる2種以上の粘性流体に
よって、略中心軸部に少なくとも1種の粘性流体を包囲
し、且つその周囲に所定の暈し混交模様が施される固化
形成物品の量産を可能にする第5の製造装置、及びその
ような固化形成物品を効率良く量産することができる第
5の製造方法を提供することにある。
【0010】本発明の第6の目的は、連続供給される所
定量比の少なくとも色調が異なる2種以上の粘性流体に
よって、略中心軸部に少なくとも1種の粘性流体を包囲
し、且つその周囲に暈し度合をより高めた所定の暈し混
交模様が施される固化形成物品の量産を可能にする第6
の製造装置、及びそのような固化形成物品を効率良く量
産することができる第6の製造方法を提供することにあ
る。
【0011】本発明の第7の目的は、連続供給される所
定量比の少なくとも色調が異なる2種以上の粘性流体に
よって、略中心軸部に少なくとも1種の粘性流体を包囲
し、且つその周囲に所定の暈し混交模様が螺旋状、ジグ
ザグ状等の特異な混交模様として施される固化形成物品
の量産を可能にする第7の製造装置、及びそのような固
化形成物品を効率良く量産することができる第7の製造
方法を提供することにある。
【0012】本発明の第8の目的は、連続供給される所
定量比の少なくとも色調が異なる2種以上の粘性流体に
よって、略中心軸部に少なくとも1種の粘性流体を包囲
し、且つその周囲に暈し度合をより高めた所定の暈し混
交模様が螺旋状、ジグザグ状等の特異な混交模様として
施される固化形成物品の量産を可能にする第8の製造装
置、及びそのような固化形成物品を効率良く量産するこ
とができる第8の製造方法を提供することにある。
【0013】本発明の第9の目的は、間欠的に供給され
る所定量の少なくとも色調が異なる2種以上の粘性流体
によって、所定の暈し混交模様が施される固化形成物品
の量産を可能にする第9の製造装置、及びそのような固
化形成物品を効率良く量産することができる第9の製造
方法を提供することにある。
【0014】本発明の第10の目的は、間欠的に供給さ
れる所定量の少なくとも色調が異なる2種以上の粘性流
体によって、暈し度合をより高めた所定の暈し混交模様
が施される固化形成物品の量産を可能にする第10の製
造装置、及びそのような固化形成物品を効率良く量産す
ることができる第10の製造方法を提供することにあ
る。
【0015】本発明の第11の目的は、間欠的に供給さ
れる所定量の少なくとも色調が異なる2種以上の粘性流
体によって、所定の暈し混交模様が螺旋状、ジグザグ状
等の特異な混交模様として施される固化形成物品の量産
を可能にする第11の製造装置、及びそのような固化形
成物品を効率良く量産することができる第11の製造方
法を提供することにある。
【0016】本発明の第12の目的は、間欠的に供給さ
れる所定量の少なくとも色調が異なる2種以上の粘性流
体によって、暈し度合をより高めた所定の暈し混交模様
が螺旋状、ジグザグ状等の特異な混交模様として施され
る固化形成物品の量産を可能にする第12の製造装置、
及びそのような固化形成物品を効率良く量産することが
できる第12の製造方法を提供することにある。
【0017】本発明の第13の目的は、間欠的に供給さ
れる所定量の少なくとも色調が異なる2種以上の粘性流
体によって、内部に少なくとも1種の粘性流体を被覆収
容し、且つその周囲に所定の暈し混交模様が施される固
化形成物品の量産を可能にする第13の製造装置、及び
そのような固化形成物品を効率良く量産することができ
る第13の製造方法を提供することにある。
【0018】本発明の第14の目的は、間欠的に供給さ
れる所定量の少なくとも色調が異なる2種以上の粘性流
体によって、内部に少なくとも1種の粘性流体を被覆収
容し、且つその周囲に暈し度合をより高めた所定の暈し
混交模様が施される固化形成物品の量産を可能にする第
14の製造装置、及びそのような固化形成物品を効率良
く量産することができる第14の製造方法を提供するこ
とにある。
【0019】本発明の第15の目的は、間欠的に供給さ
れる所定量の少なくとも色調が異なる2種以上の粘性流
体によって、内部に少なくとも1種の粘性流体を被覆収
容し、且つその周囲に所定の暈し混交模様が螺旋状、ジ
グザグ状等の特異な混交模様として施される固化形成物
品の量産を可能にする第15の製造装置、及びそのよう
な固化形成物品を効率良く量産することができる第15
の製造方法を提供することにある。
【0020】本発明の第16の目的は、間欠的に供給さ
れる所定量の少なくとも色調が異なる2種以上の粘性流
体によって、内部に少なくとも1種の粘性流体を被覆収
容し、且つその周囲に暈し度合をより高めた所定の暈し
混交模様が螺旋状、ジグザグ状等の特異な混交模様とし
て施される固化形成物品の量産を可能にする第16の製
造装置、及びそのような固化形成物品を効率良く量産す
ることができる第16の製造方法を提供することにあ
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的に鑑
みてなされたものであり、その要旨とするところは、以
下に示す各製造装置及び各製造方法にある。
【0022】1. 上記第1の目的における第1の製造
装置の提供を達成すべく、少なくとも色調が異なる2種
以上の粘性流体によって混交模様が施される固化形成物
品を製造する装置であって、各粘性流体を所定量比で連
続供給する手段と、連続供給される所定量比の各粘性流
体を夫々個別に案内するための複数の区画通路と、少な
くとも2種の粘性流体を案内する区画通路と連通し、該
区画通路によって案内される各粘性流体を纏めて所定量
比で連続送出する非区画通路と、該非区画通路に設けた
複数の送出孔から連続送出される所定量比の粘性流体を
受理し、搬送するための稼動コンベヤーと、連続して固
化形成された物品を切断する手段と、を備えてなること
を特徴とする固化形成物品の製造装置にある。
【0023】この態様によれば、連続供給される所定量
比の少なくとも色調が異なる2種以上の粘性流体を、送
出直前に纏め、入り混ぜた所定の状態で、所定量比で連
続送出し、これを稼動コンベヤーによって受理し、搬送
すると共に、固化した後に切断する構成を採用したの
で、所定の暈し混交模様が施される固化形成物品の量産
を可能にする(第1の製造装置)。
【0024】2. 上記第2の目的における第2の製造
装置の提供を達成すべく、少なくとも色調が異なる2種
以上の粘性流体によって混交模様が施される固化形成物
品を製造する装置であって、各粘性流体を所定量比で連
続供給する手段と、連続供給される所定量比の各粘性流
体を夫々個別に案内するための複数の区画通路と、少な
くとも2種の粘性流体を案内する区画通路と連通し、該
区画通路によって案内される各粘性流体を纏めて所定量
比で連続送出する非区画通路と、該非区画通路に設けた
少なくとも1つの送出孔から連続送出される所定量比の
粘性流体を受理し、搬送するための稼動コンベヤーと、
連続して固化形成された物品を切断する手段と、を備
え、非区画通路の中途部分において、少なくとも1つの
開孔を有する有孔壁が、非区画通路の流体通過方向に交
差して設けられることを特徴とする固化形成物品の製造
装置にある。
【0025】この態様によれば、上記第1の製造装置に
おいて、連続供給される所定量比の少なくとも色調が異
なる2種以上の粘性流体を、送出直前に纏め、更に入り
混ぜた所定の状態で、所定量比で連続送出し、これを稼
動コンベヤーによって受理し、搬送すると共に、固化し
た後に切断する構成を採用したので、暈し度合をより高
めた所定の暈し混交模様が施される固化形成物品の量産
を可能にする(第2の製造装置)。
【0026】3. 上記第3及び第4の目的における第
3及び第4の製造装置の提供を達成すべく、粘性流体の
送出方向を軸として区画通路及び/又は非区画通路を回
転駆動する手段を更に備えてなることを特徴とする上記
1又は2に記載の固化形成物品の製造装置にある。
【0027】この態様によれば、上記第1の製造装置に
おいて、連続供給される所定量比の少なくとも色調が異
なる2種以上の粘性流体を、送出直前に纏め、入り混ぜ
た所定の状態で、粘性流体の送出方向を軸として非区画
通路を回転駆動させながら、所定量比で連続送出し、こ
れを稼動コンベヤーによって受理し、搬送すると共に、
固化した後に切断する構成を採用したので、所定の暈し
混交模様が螺旋状、ジグザグ状等の特異な混交模様とし
て施される固化形成物品の量産を可能にする(第3の製
造装置)。
【0028】また、上記第2の製造装置において、連続
供給される所定量比の少なくとも色調が異なる2種以上
の粘性流体を、送出直前に纏め、更に入り混ぜた所定の
状態で、粘性流体の送出方向を軸として非区画通路を回
転駆動させながら、所定量比で連続送出し、これを稼動
コンベヤーによって受理し、搬送すると共に、固化した
後に切断する構成を採用したので、暈し度合をより高め
た所定の暈し混交模様が螺旋状、ジグザグ状等の特異な
混交模様として施される固化形成物品の量産を可能にす
る(第4の製造装置)。
【0029】4. 上記第5〜第8の目的における第5
〜第8の製造装置の提供を達成すべく、上記少なくとも
1つの区画通路を包囲するように、少なくとも2種の粘
性流体を送出する上記他の区画通路が、任意に組み合わ
せて配設されることを特徴とする上記1〜3の何れか1
に記載の固化形成物品の製造装置にある。
【0030】この態様によれば、少なくとも1の区画通
路を複数の他の区画通路によって包囲するように各区画
通路を配設し、各粘性流体を所定量比で連続送出する構
成(イ)を上記第1の製造装置において採用したので、
略中心軸部に少なくとも1種の粘性流体を包囲し、且つ
その周囲に所定の暈し混交模様が施される固化形成物品
の量産を可能にする(第5の製造装置)。
【0031】また、上記構成(イ)を上記第2の製造装
置において採用したので、略中心軸部に少なくとも1種
の粘性流体を包囲し、且つその周囲に暈し度合をより高
めた所定の暈し混交模様が施される固化形成物品の量産
を可能にする(第6の製造装置)。
【0032】更に、上記構成(イ)を上記第3の製造装
置において採用したので、略中心軸部に少なくとも1種
の粘性流体を包囲し、且つその周囲に所定の暈し混交模
様が螺旋状、ジグザグ状等の特異な混交模様として施さ
れる固化形成物品の量産を可能にする(第7の製造装
置)。
【0033】更にまた、上記構成(イ)を上記第4の製
造装置において採用したので、略中心軸部に少なくとも
1種の粘性流体を包囲し、且つその周囲に暈し度合をよ
り高めた所定の暈し混交模様が螺旋状、ジグザグ状等の
特異な混交模様として施される固化形成物品の量産を可
能にする(第8の製造装置)。
【0034】5. 上記第9の目的における第9の製造
装置の提供を達成すべく、少なくとも色調が異なる2種
以上の粘性流体によって混交模様が施される固化形成物
品を製造する装置であって、各粘性流体を間欠的に定量
供給する手段と、間欠的に供給される所定量の各粘性流
体を夫々個別に案内するための複数の区画通路と、少な
くとも2種の粘性流体を案内する区画通路と連通し、該
区画通路によって案内される各粘性流体を纏めて間欠的
に定量送出する非区画通路と、該非区画通路に設けた
数の送出孔から間欠的に送出される所定量の粘性流体を
受理し、搬送するための稼動コンベヤーと、を備えてな
ることを特徴とする固化形成物品の製造装置にある。
【0035】この態様によれば、間欠的に供給される所
定量の少なくとも色調が異なる2種以上の粘性流体を、
送出直前に纏め、入り混ぜた所定の状態で、間欠的に定
量送出し、これを稼動コンベヤーによって受理し、搬送
する構成を採用したので、所定の暈し混交模様が施され
る固化形成物品の量産を可能にする(第9の製造装
置)。
【0036】6. 上記第10の目的における第10の
製造装置の提供を達成すべく、少なくとも色調が異なる
2種以上の粘性流体によって混交模様が施される固化形
成物品を製造する装置であって、各粘性流体を間欠的に
定量供給する手段と、間欠的に供給される所定量の各粘
性流体を夫々個別に案内するための複数の区画通路と、
少なくとも2種の粘性流体を案内する区画通路と連通
し、該区画通路によって案内される各粘性流体を纏めて
間欠的に定量送出する非区画通路と、該非区画通路に設
けた少なくとも1つの送出孔から間欠的に送出される所
定量の粘性流体を受理し、搬送するための稼動コンベヤ
ーと、を備え、非区画通路の中途部分において、少なく
とも1つの開孔を有する有孔壁が、非区画通路の流体通
過方向に交差して設けられることを特徴とする固化形成
物品の製造装置にある。
【0037】この態様によれば、上記第9製造装置にお
いて、間欠的に供給される所定量の少なくとも色調が異
なる2種以上の粘性流体を、送出直前に纏め、更に入り
混ぜた所定の状態で、間欠的に定量送出し、これを稼動
コンベヤーによって受理し、搬送する構成を採用したの
で、暈し度合をより高めた所定の暈し混交模様が施され
る固化形成物品の量産を可能にする(第10の製造装
置)。
【0038】7. 上記第11及び第12の目的におけ
る第11及び第12の製造装置の提供を達成すべく、粘
性流体の送出方向を軸として区画通路及び/又は非区画
通路を回転駆動する手段を更に備えてなることを特徴と
する上記5又は6に記載の固化形成物品の製造装置にあ
る。
【0039】この態様によれば、上記第9の製造装置に
おいて、間欠的に供給される所定量の少なくとも色調が
異なる2種以上の粘性流体を、送出直前に纏め、入り混
ぜた所定の状態で、粘性流体の送出方向を軸として非区
画通路を回転駆動させながら、間欠的に定量送出し、こ
れを稼動コンベヤーによって受理し、搬送する構成を採
用したので、所定の暈し混交模様が螺旋状、ジグザグ状
等の特異な混交模様として施される固化形成物品の量産
を可能にする(第11の製造装置)。
【0040】また、上記第10の製造装置において、間
欠的に供給される所定量の少なくとも色調が異なる2種
以上の粘性流体を、送出直前に纏め、更に入り混ぜた所
定の状態で、粘性流体の送出方向を軸として非区画通路
を回転駆動させながら、間欠的に定量送出し、これを稼
動コンベヤーによって受理し、搬送する構成を採用した
ので、暈し度合をより高めた所定の暈し混交模様が螺旋
状、ジグザグ状等の特異な混交模様として施される固化
形成物品の量産を可能にする(第12の製造装置)。
【0041】8. 上記第13〜第16の目的における
第13〜第16の製造装置の提供を達成すべく、少なく
とも1つの区画通路によって案内される粘性流体の送出
タイミングを他の区画通路によって案内される粘性流体
の送出タイミングに対し、その送出開始を遅延させ、且
つその送出終了を先行させるように設定する送出タイミ
ング設定維持手段を更に備え、上記少なくとも1つの区
画通路を包囲するように、少なくとも2種の粘性流体を
送出する上記他の区画通路が、任意に組み合わせて配設
されることを特徴とする上記5〜7の何れか1に記載の
固化形成物品の製造装置にある。
【0042】この態様によれば、少なくとも1の区画通
路を複数の他の区画通路によって包囲するように各区画
通路を配設し、この包囲された区画通路によって案内さ
れる粘性流体の送出タイムミングを、他の区画通路によ
って案内される粘性流体の送出タイミングに対し、その
送出開始を遅延させ、且つその送出終了を先行させるよ
うに設定し、各粘性流体を間欠的に定量送出し、これを
稼動コンベヤーによって受理し、搬送する構成(ロ)を
上記第9の製造装置において採用したので、内部に少な
くとも1種の粘性流体を被覆収容し、且つその周囲に所
定の暈し混交模様が施される固化形成物品の量産を可能
にする(第13の製造装置)。
【0043】また、上記構成(ロ)を上記第10の製造
装置において採用したので、内部に少なくとも1種の粘
性流体を被覆収容し、且つその周囲に暈し度合をより高
めた所定の暈し混交模様が施される固化形成物品の量産
を可能にする(第14の製造装置)。
【0044】更に、上記構成(ロ)を上記第11の製造
装置において採用したので、内部に少なくとも1種の粘
性流体を被覆収容し、その周囲に所定の暈し混交模様が
螺旋状、ジグザグ状等の特異な混交模様として施される
固化形成物品の量産を可能にする(第15の製造装
置)。
【0045】更にまた、上記構成(ロ)を上記第12の
製造装置において採用したので、内部に少なくとも1種
の粘性流体を被覆収容し、且つその周囲に暈し度合をよ
り高めた所定の暈し混交模様が螺旋状、ジグザグ状等の
特異な混交模様として施される固化形成物品の量産を可
能にする(第16の製造装置)。
【0046】9. 上記第1〜第8の目的における第1
〜第8の製造方法の提供を達成すべく、上記1〜4に記
載された何れか1の装置を用い、2種以上の粘性流体に
よって暈し混交模様が施される固化形成物品を製造する
方法であって、各粘性流体を所定量比で連続供給する工
程と、連続供給される所定量比の各粘性流体を、各通路
によって案内し、所定量比で連続送出する工程と、連続
送出される所定量比の粘性流体を、稼動コンベヤーにお
いて受理し、搬送する工程と、連続して固化形成された
物品を切断する工程と、を含むことを特徴とする固化形
成物品の製造方法にある。
【0047】第1の製造方法によれば、第1の製造装置
を用いたので、所定の暈し混交模様が施される固化形成
物品を効率良く量産することができる。
【0048】第2の製造方法によれば、第2の製造装置
を用いたので、暈し度合をより高めた所定の暈し混交模
様が施される固化形成物品を効率良く量産することがで
きる。
【0049】第3の製造方法によれば、第3の製造装置
を用いたので、所定の暈し混交模様が螺旋状、ジグザグ
状等の特異な混交模様として施される固化形成物品を効
率良く量産することができる。
【0050】第4の製造方法によれば、第4の製造装置
を用いたので、暈し度合をより高めた所定の暈し混交模
様が螺旋状、ジグザグ状等の特異な混交模様として施さ
れる固化形成物品を効率良く量産することができる。
【0051】第5の製造方法によれば、第5の製造装置
を用いたので、略中心軸部に少なくとも1種の粘性流体
を包囲し、且つその周囲に所定の暈し混交模様が施され
る固化形成物品を効率良く量産することができる。
【0052】第6の製造方法によれば、第6の製造装置
を用いたので、略中心軸部に少なくとも1種の粘性流体
を包囲し、且つその周囲に暈し度合をより高めた所定の
暈し混交模様が施される固化形成物品を効率良く量産す
ることができる。
【0053】第7の製造方法によれば、第7の製造装置
を用いたので、略中心軸部に少なくとも1種の粘性流体
を包囲し、且つその周囲に所定の暈し混交模様が螺旋
状、ジグザグ状等の特異な混交模様として施される固化
形成物品を効率良く量産することができる。
【0054】第8の製造方法によれば、第8の製造装置
を用いたので、略中心軸部に少なくとも1種の粘性流体
を包囲し、且つその周囲に暈し度合をより高めた所定の
暈し混交模様が螺旋状、ジグザグ状等の特異な混交模様
として施される固化形成物品を効率良く量産することが
できる。
【0055】10. 上記第9〜第12の目的における
第9〜第12の製造方法の提供を達成すべく、上記5〜
7に記載された何れか1の装置を用い、2種以上の粘性
流体によって暈し混交模様が施される固化形成物品を製
造する方法であって、各粘性流体を間欠的に定量供給す
る工程と、間欠的に供給される所定量の各粘性流体を、
各通路によって案内し、間欠的に定量送出する工程と、
間欠的に送出される所定量の粘性流体を、稼動コンベヤ
ーにおいて受理し、搬送する工程と、を含むことを特徴
とする固化形成物品の製造方法にある。
【0056】第9の製造方法によれば、第9の製造装置
を用いたので、所定の暈し混交模様が施される固化形成
物品を効率良く量産することができる。
【0057】第10の製造方法によれば、第10の製造
装置を用いたので、暈し度合をより高めた所定の暈し混
交模様が施される固化形成物品を効率良く量産すること
ができる。
【0058】第11の製造方法によれば、第11の製造
装置を用いたので、所定の暈し混交模様が螺旋状、ジグ
ザグ状等の特異な混交模様として施される固化形成物品
を効率良く量産することができる。
【0059】第12の製造方法によれば、第12の製造
装置を用いたので、暈し度合をより高めた所定の暈し混
交模様が螺旋状、ジグザグ状等の特異な混交模様として
施される固化形成物品を効率良く量産することができ
る。
【0060】11. 上記第13〜第16の目的におけ
る第13〜第16の製造方法の提供を達成すべく、上記
8に記載された何れか1の装置を用い、2種以上の粘性
流体によって混交模様が施される固化形成物品を製造す
る方法であって、各粘性流体を間欠的に定量供給する工
程と、間欠的に供給される所定量の各粘性流体を、各通
路によって案内し、上記送出タイミング設定維持手段に
よって設定された送出タイミングに基づき、間欠的に定
量送出する工程と、間欠的に送出される所定量の粘性流
体を、稼動コンベヤーにおいて受理し、搬送する工程
と、を含むことを特徴とする固化形成物品の製造方法に
ある。
【0061】第13の製造方法によれば、第13の製造
装置を用いたので、内部に少なくとも1種の粘性流体を
被覆収容し、且つその周囲に所定の暈し混交模様が施さ
れる固化形成物品を効率良く量産することができる。
【0062】第14の製造方法によれば、第14の製造
装置を用いたので、内部に少なくとも1種の粘性流体を
被覆収容し、且つその周囲に暈し度合をより高めた所定
の暈し混交模様が施される固化形成物品を効率良く量産
することができる。
【0063】第15の製造方法によれば、第15の製造
装置を用いたので、内部に少なくとも1種の粘性流体を
被覆収容し、且つその周囲に所定の暈し混交模様が螺旋
状、ジグザグ状等の特異な混交模様として施される固化
形成物品を効率良く量産することができる。
【0064】第16の製造方法によれば、第16の製造
装置を用いたので、内部に少なくとも1種の粘性流体を
被覆収容し、且つその周囲に暈し度合をより高めた所定
の暈し混交模様が螺旋状、ジグザグ状等の特異な混交模
様として施される固化形成物品を効率良く量産すること
ができる。
【0065】
【発明の実施の形態】本発明における少なくとも色調が
異なる2種以上の粘性流体としては、粘度等の性質が更
に異なるものであってもよい。
【0066】混交模様とは、固化形成物品の少なくとも
一部に施される粘性流体による縞模様、或いは市松模様
等の具体的な模様の境域において2種以上の各粘性流体
が縞状、或いは条状等に入り混じっている態様のほか、
固化形成物品に部分的に、或いは全体的にマーブル模様
を施した態様を含む。
【0067】少なくとも2種の各粘性流体を夫々個別に
案内するための複数の各区画通路としては、個々に独立
した2つ以上の通路及び/又は分岐させた通路等を任意
に選択して設けることができる。ここで、各区画通路を
2つ以上及び/又は分岐して設けるとは、各粘性流体に
ついて、各粘性流体を案内するための各区画通路として
2以上の区画通路を夫々に設ける態様や、一方の粘性流
体を案内するための区画通路として2以上の区画通路を
設けると共に、他方の粘性流体を案内するための区画通
路として分岐した区画通路を設ける態様や、各粘性流体
を案内するための各区画通路として分岐した区画通路を
夫々に設ける態様や、これら態様を任意に組み合わた態
様等の中から適当なものを採用することができることを
指す。
【0068】各区画通路に設けられる2種以上の粘性流
体を略同時に送出する各送出孔の配設は、例えば所定面
上において、規則的(例えば、2種の粘性流体A,Bに
ついて言えば「ABAB…」、「AABAAB…」、
「ABAABBAAABBB…」といった規則的な態
様)に、或いは変則的(例えば、2種の粘性流体A,B
について言えば「AABABBAB…」といった変則的
な態様)に、隣接して位置するように配設する態様等、
任意に設定することができ、各送出孔の孔形状、穿孔数
等についても個別に、或いは統一して任意に設定するこ
とができる。
【0069】また、本発明において、非区画通路とは、
上記区画通路のうち異なる粘性流体を送出する少なくと
も2つの送出孔に連設された各送出孔から送出される各
粘性流体を纏めて稼動コンベヤーに案内するものをい
う。この非区画通路として、その内径を粘性流体の通過
方向先端に向かって徐々に狭めて先細にする態様を採用
すれば、区画通路の送出孔から送出される異なる各粘性
流体を合流させて相互に入り混じるようにすることがで
きる。この非区画通路には、区画通路と同様に、任意の
孔形状、穿孔数等に設定することができるほか、複数の
非区画通路を粘性流体の通過方向に対して並列的に、或
いは直列的に任意に組み合わせて用いることも可能であ
り、具体的には非区画通路の中途部分に粘性流体の流体
通過方向に交差するように有孔壁を配設するといった態
様を採用することができ、この態様によれば所定(均
一)の暈し混交模様をその組合せに応じて更に適当に暈
して各固化形成物品毎に施すことができる。
【0070】更に、本発明における送出タイミング設定
維持手段としては、例えば各粘性流体を計量するための
デポジッターにおいて各粘性流体の送出タイミングを設
定維持するといった手段のほか、周知の適当な手段を採
用することができる。
【0071】更にまた、本発明において、「各粘性流体
を間欠的に定量供給する」とは、各粘性流体を計量し、
その計量した所定量の各粘性流体が所定時間毎に供給さ
れることをいい、その具体的な手段としてはデポジッタ
ー(定量充填機)を採用することができる。他方、「各
粘性流体を所定量比で連続供給する」とは、各粘性流体
が所定量比で途切れることなく継続して供給されること
をいい、その具体的な手段としては高粘度用ポンプ(ギ
ヤポンプ、スネークポンプ等)等を採用することができ
る。また、本発明における「各粘性流体を間欠的に定量
送出する」及び「各粘性流体を所定量比で連続送出す
る」とは、上述した定量供給、及び連続供給と同様に解
釈される。本発明における稼動コンベヤーは、形成型を
兼ねたものであって、その態様としては単なる平面を備
えたコンベヤー(図1(c))のほか、コンベヤーの両
側縁に沿って側縁壁を備えるコンベヤー(図9(a))
や、実質的に形成型を備えたコンベヤー(図9(b))
や、ベルト表面に任意の形状を施して備えるコンベヤー
(図9(c))等を採用することができる。特に、上述
したコンベヤーの両側縁に沿って側縁壁を備えるコンベ
ヤー(図9(a))や、実質的に形成型を備えたコンベ
ヤー(図9(b))を採用すれば、粘性流体の流動性
(粘度)に応じてその流動を所定の範囲内で止めること
ができ、ベルト表面に任意の形状を施して備えるコンベ
ヤー(図9(c))等を採用すれば、所定の暈し混交模
様が施される特異な形状の固化形成物品を量産すること
ができる。
【0072】尚、本発明において、製造の対象となる固
化形成物品及び粘性流体としてはチョコレート、氷菓
子、ゼリー菓子、バター、チーズなどの食品で、液状で
あったものを冷却或いは加熱によって固体に凝固できる
ものが考えられる。特に上述したような食品を対象とし
て、本発明の製造装置、及び製造方法を採用すれば、視
覚的にも、味覚的(品質的)にも安定した良質の固化形
成食品を簡易に、しかも正確に量産することができる。
【0073】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0074】
【実施例1】図1(a)〜(c)は本発明の製造装置の
一例を分解して示す概略斜視図である。図2(a)は図
1(a)の2a−2a線に沿う縦断面図、図2(b)は
図1(a)の2b−2b線に沿う縦断面図である。
【0075】先ず各液状チョコレート(粘性流体)を間
欠的に定量供給する実施態様1の製造装置を添付図面に
基づいて説明する。本実施態様1の固化形成物品の製造
装置は、少なくとも色調が異なる液状チョコレートA,
B(粘性流体)によって所定の暈し混交模様が施される
固化チョコレート(固化形成物品)を製造する装置であ
って、各液状チョコレートA,Bを間欠的に定量供給す
るデポジッター(図示せず)と、間欠的に供給される所
定量の各液状チョコレートA,Bを夫々個別に案内する
ための複数の区画通路11,12を備えた区画ノズル1
0と、上記区画通路11,12と連通し、区画通路1
1,12によって案内される液状チョコレートA,Bを
纏めて間欠的に定量送出する非区画通路21を備えた非
区画ノズル20と、非区画通路21の送出孔21a’か
ら間欠的に送出される所定量の液状チョコレートA,B
を受理し、搬送する稼動コンベヤー30とによって主要
部が構成されている。ここでは、上記区画ノズル10及
び/又は非区画ノズル20を、液状チョコレートA,B
の送出方向を軸として図1(a)及び(b)の矢印X,
X’或いは矢印Yにて示すように一方向に回転駆動する
或いは交互に往復回転駆動する機構が採用されている。
【0076】区画ノズル10に貫設された複数の区画通
路11は(図2(b))、上記液状チョコレートAを案
内する通路であって、各区画通路11はデポジッターに
よって計量された液状チョコレートAを受理するための
受理孔11a〜11hと、該受理孔11a〜11hにお
いて受理した液状チョコレートAを略同時に送出するた
めの送出孔11a’〜11h’とを有している。また、
区画ノズル10に貫設された複数の区画通路12は(図
2(a))、上記液状チョコレートBを案内する通路で
あって、各区画通路12はデポジッターによって計量さ
れた液状チョコレートBを受理するための受理孔12a
〜12hと、該受理孔12a〜12hにおいて受理した
液状チョコレートBを略同時に送出するための送出孔1
2a’〜12h’とを有している。上記区画通路11の
送出孔11a’〜11h’、及び上記区画通路12の送
出孔12a’〜12h’は、稼動コンベヤー30に対向
する所定面上において環状に交互に位置するように配設
されており、この任意に組み合わせて配設された送出孔
11a’〜11h’,12a’〜12h’から各液状チ
ョコレートA,Bは所定の状態で略同時に送出されるこ
ととなる。各液状チョコレートA,Bを夫々個別に案内
するための区画ノズルとしては、上記区画ノズル10に
代えて、各液状チョコレートA,Bを上記区画ノズルの
各区画通路11,12に案内するに先立って分岐させた
他の区画通路等によって案内するようにした態様のもの
や、後述するように区画ノズルにおいて区画通路11,
12自体を分岐させた態様のもの(図3(a),(b)
参照)を採用することもできる。
【0077】上述した各区画通路11,12の送出孔1
1a’〜11h’,12a’〜12h’に連設された非
区画ノズル20は、図1(b)に示すように、先細の筒
体として外形が逆円錐台形状に形成されており、各区画
通路11,12の送出孔11a’〜11h’,12a’
〜12h’から送出される各液状チョコレートA,Bを
受理孔21aにおいて受理し、この受理した各液状チョ
コレートA,Bを非区画通路21によって纏めて、その
下端に設けた送出孔21a’から送出し、稼動コンベヤ
ー30に案内するものである。区画ノズルから送出され
る各液状チョコレートA,Bを纏めて上記稼動コンベヤ
ー30に案内するための非区画ノズルとしては、上記非
区画ノズル20に代えて、図4(a)〜(c)に示すよ
うな、後述する他の非区画ノズル40を採用することも
でき、これによって区画ノズル10から送出される液状
チョコレートA,Bを、合流させて纏めた所定の状態で
送出することができる。
【0078】このように、本実施態様1の製造装置によ
れば、予めデポジッター(図示せず)によって間欠的に
供給された所定量の各液状チョコレートA,Bは、区画
ノズル10において夫々区画通路11,12の受理孔1
1a〜11h,12a〜12hにおいて受理された後、
稼動コンベヤー30に対向する所定面上において環状に
交互に位置するように配設された複数の送出孔11a’
〜11h’,12a’〜12h’から送出され、この送
出される各液状チョコレートA,Bは非区画ノズル20
の非区画通路21によって纏められた後、稼動コンベヤ
ー30上に案内されるようになっている。
【0079】上記製造装置を用い、2種の液状チョコレ
ートA,B(粘性流体)によって所定の暈し混交模様が
施される固化チョコレート(固化形成物品)を製造する
にあたっては、先ず各液状チョコレートA,Bをデポジ
ッター(図示せず)によって間欠的に定量供給し、次い
で間欠的に供給される所定量の各液状チョコレートA,
Bを上記区画ノズル10の各区画通路11,12によっ
て夫々個別に案内し、稼動コンベヤー30に対向する所
定面上において環状に交互に位置するように配設された
区画通路11,12の送出孔11a’〜11h’,12
a’〜12h’から送出される各液状チョコレートA,
Bを更に上記非区画ノズル20の非区画通路21によっ
て纏めて案内して上記稼動コンベヤー30上に流し込
み、この稼動コンベヤー30上において固化形成する。
こうして所定の暈し混交模様を施してなる固化チョコレ
ート(固化形成物品)が製造されることとなる。尚、上
述した固化形成時においては冷却機器等を別途用いるこ
とができ、固化形成にかかる粘性流体に応じて加熱機器
等を用いることもできる。本発明の他の態様の製造装置
を用いて固化チョコレート(固化形成物品)を製造する
場合にあっても、上記手順に沿って実施することがで
き、ここでは重複説明を避ける。
【0080】また、本実施態様1の製造装置において
は、上述した区画ノズル10(図1(a))の代わり
に、図3(a),(b)に示す他の区画ノズル10を採
用することもできる。図3(a)に示す区画ノズル10
には、区画通路(11(図2(b)の11に相当する通
路))の各受理孔11a〜11hを包囲するようにその
外方に位置する包囲壁13が設けられると共に、また区
画通路(11(図2(b)の11に相当する通路))の
各受理孔11a〜11hの配設位置より内方に位置し、
且つ区画通路(12(図2(a)の12に相当する通
路))の受理孔12a〜12hを包囲するようにその外
方に位置する包囲壁14が設けられている。この区画ノ
ズル10(図3(a))を採用すれば、各包囲壁13,
14による区画域に各液状チョコレートA,Bを投入す
ることによって、各液状チョコレートA,Bは夫々対応
する区画通路の各受理孔11a〜11h,12a〜12
hにおいて受理され、各送出孔11a’〜11h’,1
2a’〜12h’から送出させることができる。
【0081】図3(b)に示す区画ノズル10には、中
途部分で分岐し、単一の受理孔11’及び複数の送出孔
11a’〜11h’を有する区画通路(11(図2
(b)の11に相当する通路))と、中途部分で分岐
し、単一の受理孔12’及び複数の送出孔12a’〜1
2h’を有する区画通路(12(図2(a)に相当する
通路))とが備えられている。この区画ノズル(図3
(b))を採用すれば、各区画通路に設けた単一の受理
孔11’,12’に各液状チョコレートA,Bを投入す
ることによって、各送出孔11a’〜11h’,12
a’〜12h’,から所定の状態で送出させることがで
きる。
【0082】更に、本実施態様1の製造装置において
は、上述した非区画ノズル20の代わりに、図4(a)
〜(c)に示す他の非区画ノズル40を採用することが
できる。図4(a)に示す非区画ノズル40は、単一の
受理孔41a及び3つの送出孔41a’,41a”,4
1a"'を備えた非区画通路41からなっており、従って
区画ノズル10から送出される各液状チョコレートA,
B(粘性流体)を受理孔41aにおいて受理した後、混
合して送出するように作用し、所定の暈し混交模様を施
してなる固化チョコレート(固化形成物品)の製造を可
能にする。
【0083】図4(b)に示す非区画ノズル40は、図
4(a)の非区画ノズルにおける非区画通路41の中途
部分に、開孔42aを有する有孔壁42が液状チョコレ
ートA,B(粘性流体)の流体通過方向に交差するよう
に設けられた態様のノズルであり、従って区画ノズル1
0の各送出孔11a’〜11h’,12a’〜12h’
から送出される各液状チョコレートA,B(粘性流体)
を一旦纏めて混合して絞り出すように作用し、暈し度合
をより高めた所定の暈し混交模様を施してなる固化チョ
コレート(固化形成物品)の製造を可能にする。
【0084】図4(c)に示す非区画ノズル40は、図
1(b)の非区画ノズル20における区画通路の中途部
分に、複数(図においては3つ)の開孔42a〜42c
を有する有孔壁42が液状チョコレートA,Bの通過方
向に交差するように設けられた態様のノズルであり、従
って区画ノズル10の各送出孔11a’〜11h’,1
2a’〜12h’から送出される各液状チョコレート
A,Bを受理孔41aにおいて受理して混合した後、中
途部分に設けた上記開孔42a〜42cを経由して送出
孔41a’から送出する。従って、区画通路11,12
の各送出孔11a’〜11h’,12a’〜12h’か
ら送出される液状チョコレートA,B(複数の粘性流
体)を所望の程度に更に入り混ぜた所定の状態で送出す
ることができ、暈し度合をより高めた所定の暈し混交模
様を施してなる固化チョコレート(固化形成物品)の製
造を可能にする。
【0085】上記実施態様1においては、各液状チョコ
レートを間欠的に定量供給する態様の製造装置について
説明したが、次に各液状チョコレートを所定量比で連続
供給する実施態様2の製造装置を添付図面に基づいて説
明する。本実施態様2の固化形成物品の製造装置は、少
なくとも色調が異なる液状チョコレートA,B(粘性流
体)によって所定の暈し混交模様が施される固化チョコ
レート(固化形成物品)を製造する装置であって、各液
状チョコレートA,Bを所定量比で連続供給する高粘度
用ポンプ(ギヤポンプ、スネークポンプ等、図示せず)
と、連続供給される所定量比の各液状チョコレートA,
Bを夫々個別に案内するための複数の区画通路11,1
2を備えた区画ノズル10と、上記区画通路11,12
と連通し、区画通路11,12によって案内される液状
チョコレートA,Bを纏めて所定量比で連続送出する非
区画通路21を備えた非区画ノズル20と、非区画通路
21の送出孔21a’から連続送出される所定量比の液
状チョコレートA,Bを受理し、搬送する稼動コンベヤ
ー30とによって主要部が構成されている。ここでは、
実施態様1と同様に、上記区画ノズル10及び/又は非
区画ノズル20を、液状チョコレートA,Bの送出方向
を軸として図1(a)及び(b)の矢印X,X’或いは
矢印Yにて示すように一方向に回転駆動する或いは交互
に往復回転駆動する機構が採用されている。
【0086】区画ノズル10に貫設された複数の区画通
路11(図2(b))及び複数の区画通路12(図2
(a))は、実施態様1において述べた通り、上記液状
チョコレートA,Bを夫々個別に案内する通路である。
尚、各液状チョコレートA,Bは、高粘度用ポンプによ
って所定量比で連続供給される。
【0087】上記稼動コンベヤー30に各液状チョコレ
ートA,Bを夫々個別に案内するための区画ノズルにつ
いては、実施態様1と同様に、上記区画ノズル10に代
えて、各液状チョコレートA,Bを上記区画ノズルの各
区画通路11,12に案内するに先立って分岐させた他
の区画通路等によって案内するようにした態様のもの
や、後述するように区画ノズルにおいて区画通路11,
12自体を分岐させた態様のもの(図3(a),(b)
参照)を採用することもできる。
【0088】上述した各区画通路11,12の送出孔1
1a’〜11h’,12a’〜12h’に連設された非
区画ノズル20(図1(b))は、実施態様1と同様で
ある。区画ノズルから送出される各液状チョコレート
A,Bを纏めて上記稼動コンベヤー30に案内するため
の非区画ノズルとしては、上記非区画ノズル20に代え
て、図4(a)〜(c)に示すような、後述する他の非
区画ノズル40を採用することもでき、これによって区
画ノズル10から所定の状態で送出される液状チョコレ
ートA,Bを、合流させて纏めた所定の状態で送出する
ことができる。
【0089】このように、本実施態様2の製造装置によ
れば、高粘度用ポンプ(ギヤポンプ、スネークポンプ
等、図示せず)によって連続供給される所定量比の液状
チョコレートA,Bは、区画ノズル10において夫々区
画通路11,12の受理孔11a〜11h,12a〜1
2hにおいて受理された後、稼動コンベヤー30に対向
する所定面上において環状に交互に位置するように配設
された複数の送出孔11a’〜11h’,12a’〜1
2h’から送出され、この送出される各液状チョコレー
トA,Bは非区画ノズル20の非区画通路21によって
纏められた後、稼動コンベヤー30上に案内されるよう
になっている。
【0090】上記製造装置を用い、2種の液状チョコレ
ートA,B(粘性流体)によって所定の暈し混交模様が
施される固化チョコレート(固化形成物品)を製造する
にあたっては、先ず高粘度用ポンプ(図示せず)によっ
て各液状チョコレートを所定量比で連続供給し、次いで
連続供給された所定量比の各液状チョコレートA,Bを
上記区画ノズル10の各区画通路11,12によって夫
々個別に案内し、稼動コンベヤー30に対向する所定面
上において環状に交互に位置するように配設された区画
通路11,12の送出孔11a’〜11h’,12a’
〜12h’から送出される各液状チョコレートA,Bを
更に上記非区画ノズル20の非区画通路21によって纏
めて案内して上記稼動コンベヤー30上に流し込み、こ
の稼動コンベヤー30上において連続して固化形成した
後、切断する。こうして所定の暈し混交模様を施してな
る固化チョコレート(固化形成物品)が製造されること
となる。尚、上述した固化形成時においては冷却機器等
を別途用いることができ、固化形成にかかる粘性流体に
応じて加熱機器等を用いることもできる。本発明の他の
態様の製造装置を用いて固化チョコレート(固化形成物
品を製造する場合にあっても、上記手順に沿って実施す
ることができ、ここでは重複説明を避ける。
【0091】また、本実施態様2の製造装置において
は、実施態様1と同様に、上述した区画ノズル10(図
1(a))の代わりに、図3(a),(b)に示す他の
区画ノズル10を採用することもできる。
【0092】更に、本実施態様2の製造装置において
は、実施態様1と同様に、上述した非区画ノズル20の
代わりに、図4(a)〜(c)に示す他の非区画ノズル
40を採用することができる。
【0093】尚、上記各実施態様1及び2においては、
区画ノズル10に各液状チョコレートA,Bを夫々個別
に案内するための区画通路11,12を一体的に備えた
態様について説明したが、本発明における区画ノズルは
これに限定されるものではなく、例えば上述したような
区画ノズル10に代えて、主に液状チョコレートAを案
内するための区画通路11が備えられたノズル部材、及
び主に液状チョコレートBを案内するための区画通路1
2が備えられた他のノズル部材といった複数のパーツか
ら組み立てられる態様としてもよく、この態様によれ
ば、各パーツを任意に組み合わせるだけで所望の暈し混
交模様を施した固化チョコレート(固化形成物品)を形
成することができ、しかも簡易に取り外して清掃等をす
ることができるといった顕著な効果が得られる。また、
各通路(区画通路11,12及び非区画通路21)に設
けられる送出孔にあっては、その穿孔数を任意に決定
し、上述したような環状に交互に位置するように配列し
て設けることができるほか、その穿孔形状についても三
角形状、四角形状、楕円形状等の任意の形状に決定で
き、上記環状配列を更に包囲するように交互に位置させ
る、或いは縦横に交互に位置させる等、任意の配列で、
規則的に、或いは変則的に設けることができる。本発明
において用いられる稼動コンベヤーについても、図9に
示すように、稼動コンベヤーの両側縁に沿って液状チョ
コレートの流動を防止するための側縁壁71を備える稼
動コンベヤー70(図9(a))や、稼動コンベヤー上
に液状チョコレートを受理するための収容部72を形成
型として備える稼動コンベヤー70(図9(b))や、
ベルト表面に凹凸73の形状を施して備える稼動コンベ
ヤー70(図9(c))や、これらを任意に組み合わせ
て備えた稼動コンベヤー等を採用することができ、上記
収容部72としては例えば所望の形状を象った型等、任
意形状の形成型を採用することができる。更に、固化チ
ョコレート(固化形成物品)に施される暈し混交模様
は、上述した図9(b)の稼動コンベヤー70に備えら
れた収容部72と、この稼動コンベヤー70に対向して
配設される最終的に各液状チョコレートA,B(各粘性
流体)を送出する送出孔の配設位置との関係において、
その送出される各液状チョコレートA,B(各粘性流
体)の落下位置を設定することによっても決定すること
ができる。尚、区画通路が設けられる区画ノズル、及び
非区画通路が設けられる非区画ノズルは、上述したよう
な逆円錐台形状に限定されるものではなく、矩形体等任
意の形状に設定することができる。
【0094】
【実施例2】次に、図5及び図6に基づいて本発明にか
かる他の製造装置を説明する。ここで、図5(a)〜
(c)は本発明の製造の他の態様を分解して示す概略斜
視図である。図6(a)は図5(a)の6a−6a線に
沿う縦断面図、図6(b)は5(a)の6b−6b線に
沿う縦断面図である。
【0095】先ず、各液状チョコレート(粘性流体)を
間欠的に定量供給する実施態様3の製造装置を添付図面
に基づいて説明する。本実施態様3の固化形成物品の製
造装置は、内部に液状チョコレートCを被覆収容し、且
つその周囲に少なくとも色調が異なる液状チョコレート
A,B(粘性流体)によって所定の暈し混交模様が施さ
れる被覆固化チョコレートを製造する装置であって、各
液状チョコレートA〜Cを間欠的に定量供給するデポジ
ッター(図示せず)と、間欠的に供給される所定量の各
液状チョコレートA〜Cを夫々個別に案内するための複
数の区画通路51〜53を備える区画ノズル50と、上
記区画通路51〜53と連通し、各区画通路51〜53
によって案内される液状チョコレートA〜Cを纏めて間
欠的に定量送出する非区画通路61を備える非区画ノズ
ル60と、非区画通路61の送出孔61a’から間欠的
に送出される所定量の液状チョコレートA〜Cを受理
し、搬送する稼動コンベヤー30とによって主要部が構
成されている。ここでは、上記区画ノズル50及び/又
は非区画ノズル60を、液状チョコレートA〜Cの送出
方向を軸として図5(a)及び(b)の矢印X,X’或
いは矢印Yにて示すように一方向に回転駆動する或いは
交互に往復回転駆動する機構が採用されている。また、
上記区画通路53の送出孔53a’から送出される液状
チョコレートCの送出タイミングを、上記区画通路5
1,52の送出孔51a’〜51h’,52a’〜52
h’から略同時に送出される液状チョコレートA,Bの
送出タイミングに対し、その送出開始を遅延させ、且つ
その送出終了を先行させるように設定維持するために、
デポジッターにおいて各液状チョコレートの送出タイミ
ングが設定されている。
【0096】区画ノズル50に貫設された複数の区画通
路51は(図6(b))、上記液状チョコレートAを案
内する通路であって、各区画通路51はデポジッターに
よって計量された液状チョコレートAを受理するための
受理孔51a〜51hと、該受理孔51a〜51hにお
いて受理した液状チョコレートAを略同時に送出するた
めの送出孔51a’〜51h’とを有している。また、
区画ノズル50に貫設された複数の区画通路52は(図
6(a))、上記液状チョコレートBを案内する通路で
あって、各区画通路52はデポジッターによって計量さ
れた液状チョコレートBを受理するための受理孔52a
〜52hと、該受理孔52a〜52hにおいて受理した
液状チョコレートBを略同時に送出するための送出孔5
2a’〜52h’とを有している。上記区画通路51の
送出孔51a’〜51h’、及び上記区画通路52の送
出孔52a’〜52h’は、稼動コンベヤー30に対向
する所定面上において環状に交互に位置するように配設
されている。更に、区画ノズル50の中央に貫設された
単一の区画通路53は、上記液状チョコレートCを案内
する通路であって、デポジッターによって計量された液
状チョコレートCを受理するための受理孔53aと、該
受理孔53aにおいて受理した液状チョコレートCを送
出するための送出孔53a’とを有している。任意に組
み合わせて配設された送出孔51a’〜51h’,51
a’〜51h’から各液状チョコレートA,Bは所定の
状態で略同時に送出され、他の液状チョコレートCはそ
の略中央に送出されることとなる。各液状チョコレート
A〜Cを夫々個別に案内するための区画ノズルとして
は、上記区画ノズル50に代えて、各液状チョコレート
A〜Cを上記区画ノズルの各区画通路51〜53に案内
するに先立って分岐させた他の区画通路等によって案内
するようにした態様のものや、後述するように区画ノズ
ルにおいて区画通路51〜52自体を分岐させた態様の
もの(図7(a),(b)参照)を採用することもでき
る。
【0097】上述した各区画通路51〜53の送出孔5
1a’〜51h’,52a’〜52h’に連設された非
区画ノズル60は、図5(b)に示すように、先細の筒
体として外形が逆円錐台形状に形成されており、各区画
通路51〜53の送出孔51a’〜51h’,52a’
〜52h’,53a’から送出される各液状チョコレー
トA〜Cを受理孔61aにおいて受理し、この受理した
各液状チョコレートA〜Cを非区画通路61によって纏
めて、その下端に設けた送出孔61a’から送出し、稼
動コンベヤー30に案内するものである。区画ノズルか
ら送出される各液状チョコレートA〜Cを上記稼動コン
ベヤー30に纏めて案内するための非区画ノズルとして
は、上記非区画ノズル60に代えて、図8(a),
(b)に示すような、後述する他の非区画ノズル80を
採用することもでき、これによって区画ノズル50から
送出される液状チョコレートA,Bを、合流させて纏め
た所定の状態で送出することができる。
【0098】本実施態様3における各液状チョコレート
A〜Cの稼動コンベヤー30への型流しにおいては、液
状チョコレートCの送出タイミングを、上記液状チョコ
レートA,Bの送出タイミングに対し、その送出開始を
遅延させ、且つその送出終了を先行させるように設定さ
れており、従って液状チョコレーA〜Cは、液状チョコ
レートA,Bが液状チョコレートCを被覆収容するよう
に送出され、最終的には稼動コンベヤー30上において
液状チョコレートCが完全に被覆される。
【0099】このように、本実施態様3の製造装置によ
れば、予めデポジッター(図示せず)によって間欠的に
供給された所定量の各液状チョコレートA〜Cは、区画
ノズル50において夫々区画通路51〜53の受理孔5
1a〜51h,52a〜52h,53aにおいて受理さ
れた後、稼動コンベヤー30に対向する所定面上におい
て環状に交互に位置するように配設された複数の送出孔
51a’〜51h’,52a’〜52h’,53a’か
ら送出され、この送出される各液状チョコレートA〜C
は非区画ノズル60によって纏められた後、稼動コンベ
ヤー30上に案内されるようになっている。
【0100】上記製造装置を用い、内部に液状チョコレ
ートCを被覆収容し、且つその周囲に2種の液状チョコ
レートA,B(粘性流体)によって所定の暈し混交模様
が施される被覆固化チョコレート(固化形成物品)を製
造するにあたっては、先ず各液状チョコレートA〜Cを
デポジッター(図示せず)によって間欠的に定量供給
し、次いで間欠的に供給された所定量の各液状チョコレ
ートA〜Cを上記区画ノズル50の各区画通路51〜5
3によって夫々個別に案内する。この時、液状チョコレ
ートCの送出タイミングは、液状チョコレートA,Bの
送出タイミングに対し、その送出開始が遅延し、且つそ
の送出終了が先行するように設定されている。そして、
稼動コンベヤー30に対向する所定面上において環状に
交互に位置するように配設された区画通路51,52の
送出孔51a’〜51h’,52a’〜52h’から送
出される各液状チョコレートA,Bと、上記送出孔51
a’〜51h’,52a’〜52h’の中央に配設され
た区画通路53の送出孔53a’から送出される液状チ
ョコレートCとを更に上記非区画ノズル60によって纏
めて案内して上記稼動コンベヤー30上に流し込み、固
化形成する。こうして所定の暈し混交模様を施した被覆
固化チョコレート(被覆固化形成物品)が製造されるこ
ととなる。尚、上述した固化形成時においては冷却機器
等を別途用いることができ、固化形成にかかる粘性流体
に応じて加熱機器等を用いることもできる。本発明の他
の態様の製造装置を用いて固化チョコレート(固化形成
物品)を製造する場合にあっても、上記手順に沿って実
施することができ、ここでは重複説明を避ける。
【0101】また、本実施態様3の製造装置において
は、上述した区画ノズル50(図5(a))の代わり
に、図7(a)及び(b)に示す他の区画ノズル50を
採用することができる。図7(a)に示す区画ノズル5
0には、区画通路(51(図6(b)の51に相当する
通路))の各受理孔51a〜51hを包囲するようにそ
の外方に位置する包囲壁54が設けられると共に、また
区画通路(51(図6(b)の51に相当する通路))
の各受理孔51a〜51hの配設位置より内方に位置
し、且つ区画通路(52(図6(a)の52に相当する
通路))の受理孔52a〜52h及び区画通路(53
(図6(a)及び(b)の53に相当する通路))の受
理孔53aを包囲するようにその外方に位置する包囲壁
55が設けられ、更に区画通路(52(図6(a)の5
2に相当する通路))の受理孔52a〜52hの配設位
置より内方に位置し、且つ区画通路53の受理孔53a
を包囲するようにその外方に位置する包囲壁56が設け
られている。この区画ノズル50(図7(a))を採用
すれば、各包囲壁54〜56による区画域に各液状チョ
コレートA〜Cを投入することによって、各液状チョコ
レートA〜Cは夫々対応する区画通路の各受理孔51a
〜51h,52a〜52h,53aにおいて受理され、
各送出孔51a’〜51h’,52a’〜52h’,5
3a’から送出させることができる。
【0102】図7(b)に示す区画ノズル50には、中
途部分で分岐し、単一の受理孔51’及び複数の送出孔
51a’〜51h’を有する区画通路(図6(b)の5
1に相当する通路)と、中途部分で分岐し、単一の受理
孔52’及び複数の送出孔52a’〜52h’を有する
区画通路(52(図6(a)の52に相当する通路))
と、単一の受理孔53a及び送出孔53a’を有する区
画通路(53(図6(a)及び(b)の53に相当する
通路))とが備えられている。この区画ノズル(図7
(b))を採用すれば、各区画通路に設けた単一の受理
孔51’,52’,53’に各液状チョコレートA〜C
を投入することによって、各送出孔51a’〜51
h’,52a’〜52h’,53a’から所定の状態で
送出させることができる。
【0103】更に、本実施態様3の製造装置において
は、上述した非区画ノズル60(図5(b))の代わり
に、図8(a),(b)に示す他の非区画ノズル80を
採用することができる。図8(a)に示す非区画ノズル
80には、図5(a)及び図6(a),(b)に示す区
画ノズル50に設けられた区画通路51,52の各送出
孔51a’〜51h’,52a’〜52h’と連通する
ように、二重管形状に内外に配設された2つの先細の筒
状体の間隙によって非区画通路81が確保されており、
また区画ノズル50に設けられた区画通路53の送出孔
53a’と連通するように、内方に配設される上記筒状
体によって区画通路82が確保されている。区画ノズル
50における区画通路51,52の各送出孔51a’〜
51h’,52a’〜52h’から送出される液状チョ
コレートA,Bを受理孔81aにおいて受理した非区画
通路81は、その受理した液状チョコレートA,Bを纏
めて送出孔81a’から送出する。他方、区画ノズル5
0における区画通路53の送出孔53a’から送出され
る液状チョコレートCを受理孔82aにおいて受理した
区画通路82は、その受理した液状チョコレートCをそ
のまま送出孔82a’から送出する。上記各送出孔81
a’,82a’からの液状チョコレートA〜Cの送出
は、上述したように、区画ノズル50に設けられた区画
通路53を経由して非区画ノズル80に設けた非区画通
路82の送出孔82a’から送出される液状チョコレー
トCの送出タイミングを、区画ノズル50に設けられた
区画通路51,52を経由して非区画ノズル80に設け
た非区画通路81の送出孔81a’から送出される液状
チョコレートA,Bの送出タイミングに対し、その送出
開始を遅延させ、且つその送出終了を先行させるように
設定されている。この非区画ノズル80(図8(a))
を採用することにより、内部に液状チョコレートCを被
覆収容するように、その周囲に液状チョコレートA,B
を纏めた所定の状態で流し込むことができ、こうするこ
とによって内部に液状チョコレートCを被覆収容し、且
つその周囲に所定の暈し混交模様を施してなる被覆固化
チョコレートをより正確に形成することができる。
【0104】図8(b)に示す非区画通路80は、図8
(a)の非区画ノズル80における非区画通路81の中
途部分に、有孔壁83を液状チョコレートA,B(粘性
流体)の流体通過方向に交差するように設けた態様の非
区画ノズルであって、この非区画通路81において、区
画ノズル50における区画通路51,52の各送出孔5
1a’〜51h’,52a’〜52h’から送出される
液状チョコレートA,Bを受理孔81aにおいて受理し
合流させた後、有孔壁83の複数の開孔(83a、83
b等)から送出し、この送出した液状チョコレートA,
Bを更に合流させて送出孔81a’から送出するように
している。各液状チョコレートA〜Cの送出タイミング
については、上述した図8(a)の非区画ノズル80を
採用した場合と同様である。この非区画ノズル80(図
8(b))を採用すれば、内部に液状チョコレートCを
被覆収容するように、その周囲に液状チョコレートA,
Bを所望の程度に更に入り混ぜた所定の状態で流し込む
ことができ、こうすることによって内部に液状チョコレ
ートCを被覆収容し、且つその周囲に暈し度合をより高
めた所定の暈し混交模様を施してなる被覆固化チョコレ
ートを簡易に、しかも正確に量産することができる。
【0105】上記実施態様3においては、各液状チョコ
レートを間欠的に定量供給する態様の製造装置について
説明したが、次に各液状チョコレートを所定量比で連続
供給する実施態様4の製造装置を添付図面に基づいて説
明する。本実施態様4の固化形成物品の製造装置は、略
中心軸部に液状チョコレートCを包囲し、且つその周囲
に少なくとも色調が異なる液状チョコレートA,B(粘
性流体)によって所定の暈し混交模様が施される被覆固
化チョコレートを製造する装置であって、各液状チョコ
レートA,Bを所定量比で連続供給する高粘度用ポンプ
(ギヤポンプ、スネークポンプ等、図示せず)と、連続
供給される所定量比の各液状チョコレートA〜Cを夫々
個別に案内するための複数の区画通路51〜53を備え
た区画ノズル50と、上記区画通路51〜53と連通
し、各区画通路51〜53によって案内される液状チョ
コレートA〜Cを纏めて所定量比で連続送出する非区画
通路61を備えた非区画ノズル60と、非区画通路61
の送出孔61a’から連続送出される所定量比の液状チ
ョコレートA〜Cを受理し、搬送する稼動コンベヤー3
0とによって主要部が構成されている。ここでは、実施
態様3と同様に、上記区画ノズル50及び/又は非区画
ノズル60を、液状チョコレートA〜Cの送出方向を軸
として図5(a)及び(b)の矢印X,X’或いは矢印
Yにて示すように一方向に回転駆動する或いは交互に往
復回転駆動する機構が採用されている。
【0106】区画ノズル50に貫設された複数の各区画
通路51〜53(図6(a)及び(b))は、実施態様
3において述べた通り、上記液状チョコレートA〜Cを
夫々個別に案内する通路である。尚、各液状チョコレー
トA〜Cは、高粘度用ポンプによって所定量比で連続供
給される。従って、任意に組み合わせて配設された送出
孔51a’〜51h’,51a’〜51h’から各液状
チョコレートA,Bは所定の状態で稼動コンベヤー30
上に流し込まれ、他の液状チョコレートCは稼動コンベ
ヤー30上の略中央に流し込まれることとなる。
【0107】各液状チョコレートA〜Cを夫々個別に案
内するための区画ノズルとしては、実施態様3と同様
に、上記区画ノズル50に代えて、各液状チョコレート
A〜Cを上記区画ノズルの各区画通路51〜53に案内
するに先立って分岐させた他の区画通路等によって案内
するようにした態様のものや、後述するように区画ノズ
ルにおいて区画通路51〜52自体を分岐させた態様の
もの(図7(a),(b)参照)を採用することもでき
る。
【0108】上述した各区画通路51〜53の送出孔5
1a’〜51h’,52a’〜52h’に連設された非
区画ノズル60は、実施態様3と同様である。区画ノズ
ルから送出される各液状チョコレートA〜Cを上記稼動
コンベヤー30に案内するための非区画ノズルとして
は、上記非区画ノズル60に代えて、図8(a),
(b)に示すような、後述する他の非区画ノズル80を
採用することもでき、これによって区画ノズル50から
送出される液状チョコレートA,Bを、合流させて纏め
た所定の状態で送出することができる。
【0109】本実施態様4における各液状チョコレート
A〜Cの稼動コンベヤー30への型流しにおいては、液
状チョコレーA〜Cは、液状チョコレートA,Bが液状
チョコレートCを包囲するように送出され、最終的には
稼動コンベヤー30上において液状チョコレートCが略
中心軸部に包囲される。
【0110】このように、上述した本実施態様4の製造
装置によれば、高粘度用ポンプ(ギヤポンプ、スネーク
ポンプ等、図示せず)によって連続供給される所定量比
の各液状チョコレートA〜Cは、区画ノズル50におい
て夫々区画通路51〜53の受理孔51a〜51h,5
2a〜52h,53aにおいて受理された後、稼動コン
ベヤー30に対向する所定面上において環状に交互に位
置するように配設された複数の送出孔51a’〜51
h’,52a’〜52h’,53a’から送出され、こ
の送出される各液状チョコレートA〜Cは非区画ノズル
60によって纏められた後、稼動コンベヤー30上に案
内されるようになっている。
【0111】上記製造装置を用い、略中心軸部に液状チ
ョコレートCを包囲し、且つその周囲に2種の液状チョ
コレートA,B(粘性流体)によって所定の暈し混交模
様が施される被覆固化チョコレート(固化形成物品)を
製造するにあたっては、先ず各液状チョコレートA〜C
を高粘度用ポンプ(図示せず)によって所定量比で連続
供給し、次いで連続供給される所定量比の各液状チョコ
レートA〜Cを上記区画ノズル50の各区画通路51〜
53によって夫々個別に案内する。そして、稼動コンベ
ヤー30に対向する所定面上において環状に交互に位置
するように配設された区画通路51,52の送出孔51
a’〜51h’,52a’〜52h’から連続送出され
る各液状チョコレートA,Bと、上記送出孔51a’〜
51h’,52a’〜52h’の中央に配設された区画
通路53の送出孔53a’から連続送出される液状チョ
コレートCとを更に上記非区画ノズル60によって纏め
て案内して上記稼動コンベヤー30上に流し込み、この
稼動コンベヤー30上において連続して固化形成した
後、切断する。こうして略中心軸部に液状チョコレート
Cを包囲し、且つその周囲に所定の暈し混交模様を施し
た被覆固化チョコレート(被覆固化形成物品)が製造さ
れることとなる。尚、上述した固化形成時においては冷
却機器等を別途用いることができ、固化形成にかかる粘
性流体に応じて加熱機器等を用いることもできる。本発
明の他の態様の製造装置を用いて固化チョコレート(固
化形成物品)を製造する場合にあっても、上記手順に沿
って実施することができ、ここでは重複説明を避ける。
【0112】また、本実施態様4の製造装置において
は、実施態様3と同様に、上述した区画ノズル50(図
5(a))の代わりに、図7(a)及び(b)に示す他
の区画ノズル50を採用することもできる。
【0113】更に、本実施態様4の製造装置において
は、実施態様3と同様に、上述した非区画ノズル60
(図5(b))の代わりに、図8(a),(b)に示す
他の非区画ノズル80を採用することができる。
【0114】尚、上記各実施態様3及び4においては、
実施例1と同様に、区画ノズル50に各液状チョコレー
トA〜Cを夫々個別に案内するための区画通路51〜5
3を一体的に備えた態様について説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、例えば上述したような
区画ノズル50に代えて、主に液状チョコレートAを案
内するための区画通路51が備えられたノズル部材、主
に液状チョコレートBを案内するための区画通路52が
備えられた他のノズル部材、及び主に液状チョコレート
Cを案内するための区画通路53が備えられた他のノズ
ル部材といったような複数のパーツから組み立てられる
態様としてもよく、この態様によれば、各パーツを任意
に組み合わせるだけで所望の暈し混交模様を施してなる
被覆固化チョコレート(固化形成物品)を形成すること
ができ、しかも簡易に取り外して清掃等をすることがで
きるといった顕著な効果が得られる。また、各通路(区
画通路51〜53,82、非区画通路61,81)に設
けられる送出孔にあっては、その穿孔数を任意に決定
し、上述したような環状に交互に位置するように配列し
て設けることができるほか、その穿孔形状についても三
角形状、四角形状、楕円形状等の任意の形状に決定で
き、上記環状配列を更に包囲するように交互に位置させ
る、或いは縦横に交互に位置させる等、任意の配列で、
規則的に、或いは変則的に設けることができる。本発明
において用いられる稼動コンベヤーについても、図9に
示すように、稼動コンベヤーの両側縁に沿って液状チョ
コレートの流動を防止するための側縁壁71を備える稼
動コンベヤー70(図9(a))や、稼動コンベヤー上
に液状チョコレートを受理するための収容部72を形成
型として備える稼動コンベヤー70(図9(b))や、
ベルト表面に凹凸73の形状を施して備える稼動コンベ
ヤー70(図9(c))や、これらを任意に組み合わせ
て備えた稼動コンベヤー等を採用することができ、上記
収容部72としては例えば所望の形状を象った型等、任
意形状の形成型を採用することができる。更に、固化形
成物品に施される暈し混交模様は、上述した図9(b)
の稼動コンベヤー70に備えられた収容部72と、この
稼動コンベヤー70に対向して配設される最終的に各液
状チョコレートA,B(各粘性流体)を送出する送出孔
の配設位置との関係において、その送出される各液状チ
ョコレートA,B(各粘性流体)の落下位置を設定する
ことによっても決定することができる。更にまた、上述
した区画ノズル50においては、区画通路53を分岐さ
せて、該区画通路53によって案内される液状チョコレ
ートCの一部を、暈し混交模様の一部をなす粘性流体と
して送出する態様を採用することも可能である。尚、区
画通路が設けられる区画ノズル、及び非区画通路が設け
られる非区画ノズルは、上述したような逆円錐台形状に
限定されるものではなく、矩形体等任意の形状に設定す
ることができる。
【0115】
【発明の効果】請求項1にかかる本発明の第1の製造装
置は、連続供給される所定量比の少なくとも色調が異な
る2種以上の粘性流体を、送出直前に纏め、入り混ぜた
所定の状態で、所定量比で連続送出し、これを稼動コン
ベヤーによって受理し、搬送すると共に、固化した後に
切断する態様としたことにより、所定の暈し混交模様が
施される固化形成物品の量産を可能にするといった顕著
な効果を奏する。従って、この第1の製造装置を用いた
請求項9にかかる本発明の第1の製造方法においては、
所定の暈し混交模様が施される固化形成物品を効率良く
量産することができるといった顕著な効果が得られる。
【0116】請求項2にかかる本発明の第2の製造装置
は、上記第1の製造装置において、連続供給される所定
量比の少なくとも色調が異なる2種以上の粘性流体を、
送出直前に纏め、更に入り混ぜた所定の状態で、所定量
比で連続送出し、これを稼動コンベヤーによって受理
し、搬送すると共に、固化した後に切断する態様とした
ことにより、暈し度合をより高めた所定の暈し混交模様
が施される固化形成物品の量産を可能にするといった顕
著な効果を奏する。従って、この第2の製造装置を用い
た請求項9にかかる本発明の第2の製造方法において
は、暈し度合をより高めた所定の暈し混交模様が施され
る固化形成物品を効率良く量産することができるといっ
た顕著な効果が得られる。
【0117】請求項3にかかる本発明に第3の製造装置
は、上記第1の製造装置において、連続供給される所定
量比の少なくとも色調が異なる2種以上の粘性流体を、
送出直前に纏め、入り混ぜた所定の状態で、粘性流体の
送出方向を軸として非区画通路を回転駆動させながら、
所定量比で連続送出し、これを稼動コンベヤーによって
受理し、搬送すると共に、固化した後に切断する態様と
したことにより、所定の暈し混交模様が螺旋状、ジグザ
グ状等の特異な暈し混交模様として施される固化形成物
品の量産を可能にするといった顕著な効果を奏する。従
って、この第3の製造装置を用いた請求項9にかかる本
発明の第3の製造方法においては、所定の暈し混交模様
が螺旋状、ジグザグ状等の特異な暈し混交模様として施
される固化形成物品を効率良く量産することができると
いった顕著な効果が得られる。
【0118】請求項3にかかる本発明の第4の製造装置
は、上記第2の製造装置において、連続供給される所定
量比の少なくとも色調が異なる2種以上の粘性流体を、
送出直前に纏め、更に入り混ぜた所定の状態で、粘性流
体の送出方向を軸として非区画通路を回転駆動させなが
ら、所定量比で連続送出し、これを稼動コンベヤーによ
って受理し、搬送すると共に、固化した後に切断する態
様としたことにより、暈し度合をより高めた所定の暈し
混交模様が螺旋状、ジグザグ状等の特異な暈し混交模様
として施される固化形成物品の量産を可能にするといっ
た顕著な効果を奏する。従って、この第4の製造装置を
用いた請求項9にかかる本発明の第4の製造方法におい
ては、暈し度合をより高めた所定の暈し混交模様が螺旋
状、ジグザグ状等の特異な暈し混交模様として施される
固化形成物品を効率良く量産することができるといった
顕著な効果が得られる。
【0119】請求項4にかかる本発明の第5の製造装置
は、上記第1の製造装置において、少なくとも1の区画
通路を複数の他の区画通路によって包囲するように配設
し、各粘性流体を所定量比で連続送出し、これを稼動コ
ンベヤーによって受理し、搬送すると共に、固化した後
に切断する態様としたことにより、略中心軸部に少なく
とも1種の粘性流体を包囲し、且つその周囲に所定の暈
し混交模様が施される固化形成物品の量産を可能にする
といった顕著な効果を奏する。従って、この第5の製造
装置を用いた請求項9にかかる本発明の第5の製造方法
においては、略中心軸部に少なくとも1種の粘性流体を
包囲し、且つその周囲に所定の暈し混交模様が施される
固化形成物品を効率良く量産することができるといった
顕著な効果が得られる。
【0120】請求項4にかかる本発明の第6の製造装置
は、上記第2の製造装置において、少なくとも1の区画
通路を複数の他の区画通路によって包囲するように各区
画通路を配設し、各粘性流体を所定量比で連続送出し、
これを稼動コンベヤによって受理し、搬送すると共に、
固化した後に切断する態様としたことにより、略中心軸
部に少なくとも1種の粘性流体を包囲し、且つその周囲
に暈し度合をより高めた所定の暈し混交模様が施される
固化形成物品の量産を可能にするといった顕著な効果を
奏する。従って、この第6の製造装置を用いた請求項9
にかかる本発明の第6の製造方法においては、中心軸部
に少なくとも1種の粘性流体を包囲し、且つその周囲に
暈し度合をより高めた所定の暈し混交模様が施される固
化形成物品を効率良く量産することができるといった顕
著な効果が得られる。
【0121】請求項4にかかる本発明の第7の製造装置
は、上記第3の製造装置において、少なくとも1の区画
通路を複数の他の区画通路によって包囲するように各区
画通路を配設し、各粘性流体を所定量比で連続送出し、
これを稼動コンベヤーによって受理し、搬送すると共
に、固化した後に切断する態様としたことにより、略中
心軸部に少なくとも1種の粘性流体を包囲し、且つその
周囲に所定の暈し混交模様が螺旋状、ジグザグ状等の特
異な暈し混交模様として施される固化形成物品の量産を
可能にするといった顕著な効果を奏する。従って、この
第7の製造装置を用いた請求項9にかかる本発明の第7
の製造方法においては、略中心軸部に少なくとも1種の
粘性流体を包囲し、且つその周囲に所定の暈し混交模様
が螺旋状、ジグザグ状等の特異な暈し混交模様として施
される固化形成物品を効率良く量産することができると
いった顕著な効果が得られる。
【0122】請求項4にかかる本発明の第8の製造装置
は、上記第4の製造装置において、少なくとも1の区画
通路を複数の他の区画通路によって包囲するように各区
画通路を配設し、各粘性流体を所定量比で連続送出し、
これを稼動コンベヤーによって受理し、搬送すると共
に、固化した後に切断する態様としたことにより、中心
軸部に少なくとも1種の粘性流体を包囲し、且つその周
囲に暈し度合をより高めた所定の暈し混交模様が螺旋
状、ジグザグ状等の特異な暈し混交模様として施される
固化形成物品の量産を可能にするといった顕著な効果を
奏する。従って、この第8の製造装置を用いた請求項9
にかかる本発明の第8の製造方法においては、略中心軸
部に少なくとも1種の粘性流体を包囲し、且つその周囲
に暈し度合をより高めた所定の暈し混交模様が螺旋状、
ジグザグ状等の特異な暈し混交模様として施される固化
形成物品を効率良く量産することができるといった顕著
な効果が得られる。
【0123】請求項5にかかる本発明の第9の製造装置
は、間欠的に供給される所定量の少なくとも色調が異な
る2種以上の粘性流体を、送出直前に纏め、入り混ぜた
所定の状態で、間欠的に定量送出し、これを稼動コンベ
ヤーによって受理し、搬送する態様としたことにより、
所定の暈し混交模様が施される固化形成物品の量産を可
能にするといった顕著な効果を奏する。従って、この第
9の製造装置を用いた請求項10にかかる本発明の第9
の製造方法においては、所定の暈し混交模様が施される
固化形成物品を効率良く量産することができるといった
顕著な効果が得られる。
【0124】請求項6にかかる本発明の第10の製造装
置は、上記第9の製造装置において、間欠的に供給され
る所定量の少なくとも色調が異なる2種以上の粘性流体
を、送出直前に纏め、更に入り混ぜた所定の状態で、間
欠的に定量送出し、これを稼動コンベヤーによって受理
し、搬送する態様としたことにより、暈し度合をより高
めた所定の暈し混交模様が施される固化形成物品の量産
を可能にするといった顕著な効果を奏する。従って、こ
の第10の製造装置を用いた請求項10にかかる第10
の製造方法においては、暈し度合をより高めた所定の暈
し混交模様が施される固化形成物品を効率良く量産する
ことができるといった顕著な効果が得られる。
【0125】請求項7にかかる本発明の第11の製造装
置は、上記第9の製造装置において、間欠的に供給され
る所定量の少なくとも色調が異なる2種以上の粘性流体
を、送出直前に纏め、入り混ぜた所定の状態で、粘性流
体の送出方向を軸として非区画通路を回転駆動させなが
ら、間欠的に定量送出し、これを稼動コンベヤーによっ
て受理し、搬送する態様としたことにより、所定の暈し
混交模様が螺旋状、ジグザグ状等の特異な暈し混交模様
として施される固化形成物品の量産を可能にするといっ
た顕著な効果を奏する。従って、この第11の製造装置
を用いた請求項10にかかる第11の製造方法において
は、所定の暈し混交模様が螺旋状、ジグザグ状等の特異
な暈し混交模様として施される固化形成物品を効率良く
量産することができるといった顕著な効果が得られる。
【0126】請求項7にかかる本発明の第12の製造装
置は、上記第10の製造装置において、間欠的に供給さ
れる所定量の少なくとも色調が異なる2種以上の粘性流
体を、送出直前に纏め、更に入り混ぜた所定の状態で、
粘性流体の送出方向を軸として非区画通路を回転駆動さ
せながら、間欠的に定量送出し、これを稼動コンベヤー
によって受理し、搬送する態様としたことにより、暈し
度合をより高めた所定の暈し混交模様が螺旋状、ジグザ
グ状等の特異な暈し混交模様として施される固化形成物
品の量産を可能にするといった顕著な効果を奏する。従
って、この第12の製造装置を用いた請求項10にかか
る本発明の第12の製造方法においては、暈し度合をよ
り高めた所定の暈し混交模様が螺旋状、ジグザグ状等の
特異な暈し混交模様として施される固化形成物品を効率
良く量産することができるといった顕著な効果が得られ
る。
【0127】請求項8にかかる本発明の第13の製造装
置は、上記第9の製造装置において、少なくとも1の区
画通路を複数の他の区画通路によって包囲するように各
区画通路を配設し、この包囲された区画通路によって案
内される粘性流体の送出タイムミングを、他の区画通路
によって案内される粘性流体の送出タイミングに対し、
その送出開始を遅延させ、且つその送出終了を先行させ
るように設定し、各粘性流体を間欠的に定量送出し、こ
れを稼動コンベヤーによって受理し、搬送する態様とし
たことにより、内部に少なくとも1種の粘性流体を被覆
収容し、且つその周囲に所定の暈し混交模様が施される
固化形成物品の量産を可能にするといった顕著な効果を
奏する。従って、この第13の製造装置を用いた請求項
11にかかる本発明の第13の製造方法においては、内
部に少なくとも1種の粘性流体を被覆収容し、且つその
周囲に所定の暈し混交模様が施される固化形成物品を効
率良く量産することができるといった顕著な効果が得ら
れる。
【0128】請求項8にかかる本発明の第14の製造装
置は、上記第10の製造装置において、少なくとも1の
区画通路を複数の他の区画通路によって包囲するように
各区画通路を配設し、この包囲された区画通路によって
案内される粘性流体の送出タイムミングを、他の区画通
路によって案内される粘性流体の送出タイミングに対
し、その送出開始を遅延させ、且つその送出終了を先行
させるように設定し、各粘性流体を間欠的に定量送出
し、これを稼動コンベヤーによって受理し、搬送する態
様としたことにより、内部に少なくとも1種の粘性流体
を被覆収容し、且つその周囲に暈し度合をより高めた所
定の暈し混交模様が施される固化形成物品の量産を可能
にするといった顕著な効果を奏する。従って、この第1
4の製造装置を用いた請求項11にかかる本発明の第1
4の製造方法においては、内部に少なくとも1種の粘性
流体を被覆収容し、且つその周囲に暈し度合をより高め
た所定の暈し混交模様が施される固化形成物品を効率良
く量産することができるといった顕著な効果が得られ
る。
【0129】請求項8にかかる本発明の第15の製造装
置は、上記第11の製造装置において、少なくとも1の
区画通路を複数の他の区画通路によって包囲するように
配設し、この包囲された区画通路によって案内される粘
性流体の送出タイムミングを、他の区画通路によって案
内される粘性流体の送出タイミングに対し、その送出開
始を遅延させ、且つその送出終了を先行させるように設
定し、各粘性流体を間欠的に定量送出し、これを稼動コ
ンベヤーによって受理し、搬送する態様としたことによ
り、内部に少なくとも1種の粘性流体を被覆収容し、且
つその周囲に所定の暈し混交模様が螺旋状、ジグザグ状
等の特異な暈し混交模様として施される固化形成物品の
量産を可能にするといった顕著な効果を奏する。従っ
て、この第15の製造装置を用いた請求項11にかかる
本発明の第15の製造方法においては、内部に少なくと
も1種の粘性流体を被覆収容し、且つその周囲に所定の
暈し混交模様が螺旋状、ジグザグ状等の特異な暈し混交
模様として施される固化形成物品を効率良く量産するこ
とができるといった顕著な効果が得られる。
【0130】請求項8にかかる本発明の第16の製造装
置は、上記第12の製造装置において、少なくとも1の
区画通路を複数の他の区画通路によって包囲するように
各区画通路を配設し、この包囲された区画通路によって
案内される粘性流体の送出タイムミングを、他の区画通
路によって案内される粘性流体の送出タイミングに対
し、その送出開始を遅延させ、且つその送出終了を先行
させるように設定し、各粘性流体を間欠的に定量送出
し、これを稼動コンベヤーによって受理し、搬送する態
様としたことにより、内部に少なくとも1種の粘性流体
を被覆収容し、且つその周囲に暈し度合をより高めた所
定の暈し混交模様が螺旋状、ジグザグ状等の特異な暈し
混交模様として施される固化形成物品の量産を可能にす
るといった顕著な効果を奏する。従って、この第16の
製造装置を用いた請求項11にかかる本発明の第16の
製造方法においては、内部に少なくとも1種の粘性流体
を被覆収容し、且つその周囲に暈し度合をより高めた所
定の暈し混交模様が螺旋状、ジグザグ状等の特異な暈し
混交模様として施される固化形成物品を効率良く量産す
ることができるといった顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は本発明の製造装置の一例を分
解して示す概略斜視図である。
【図2】(a)は図1(a)の2a−2a線に沿う縦断
面図、(b)は図1(a)の2b−2b線に沿う縦断面
図である。
【図3】(a)及び(b)は図1(a)に示す区画ノズ
ルの他の態様を示す概略斜視図である。
【図4】(a)〜(c)は図1(b)に示す非区画ノズ
ルの他の態様を示す概略斜視図である。
【図5】(a)〜(b)は本発明の製造装置の他の態様
を分解して示す概略斜視図である。
【図6】(a)は図5(a)の6a−6a線に沿う縦断
面図、(b)は図5(a)の6b−6b線に沿う縦断面
図である。
【図7】(a)及び(b)は図5(a)に示す区画ノズ
ルの他の態様を示す概略斜視図である。
【図8】(a)及び(b)は図5(b)に示す非区画ノ
ズルの他の態様を示す概略斜視図である。
【図9】(a)〜(c)は図1(c)及び図5(c)に
示すコンベヤーの他の態様を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
10,50 区画ノズル 11,12,51〜53,82 区画通路 20,40,60,80 非区画ノズル 21,41,61,81 非区画通路 30,70 コンベヤー 71 側縁壁 72 収容部 73 凹凸 A〜C 液状チョコレート(粘性流体)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも色調が異なる2種以上の粘性
    流体によって混交模様が施される固化形成物品を製造す
    る装置であって、 各粘性流体を所定量比で連続供給する手段と、 連続供給される所定量比の各粘性流体を夫々個別に案内
    するための複数の区画通路と、 少なくとも2種の粘性流体を案内する区画通路と連通
    し、該区画通路によって案内される各粘性流体を纏めて
    所定量比で連続送出する非区画通路と、 該非区画通路に設けた複数の送出孔から連続送出される
    所定量比の粘性流体を受理し、搬送するための稼動コン
    ベヤーと、 連続して固化形成された物品を切断する手段と、 を備えてなることを特徴とする固化形成物品の製造装
    置。
  2. 【請求項2】 少なくとも色調が異なる2種以上の粘性
    流体によって混交模様が施される固化形成物品を製造す
    る装置であって、 各粘性流体を所定量比で連続供給する手段と、 連続供給される所定量比の各粘性流体を夫々個別に案内
    するための複数の区画通路と、 少なくとも2種の粘性流体を案内する区画通路と連通
    し、該区画通路によって案内される各粘性流体を纏めて
    所定量比で連続送出する非区画通路と、 該非区画通路に設けた少なくとも1つの送出孔から連続
    送出される所定量比の粘性流体を受理し、搬送するため
    の稼動コンベヤーと、 連続して固化形成された物品を切断する手段と、 を備え、 非区画通路の中途部分において、少なくとも1つの開孔
    を有する有孔壁が、非区画通路の流体通過方向に交差し
    て設けられることを特徴とする固化形成物品の製造装
    置。
  3. 【請求項3】 粘性流体の送出方向を軸として区画通路
    及び/又は非区画通路を回転駆動する手段を更に備えて
    なることを特徴とする請求項1又は2に記載の固化形成
    物品の製造装置。
  4. 【請求項4】 上記少なくとも1つの区画通路を包囲す
    るように、少なくとも2種の粘性流体を送出する上記他
    の区画通路が、任意に組み合わせて配設されることを特
    徴とする請求項1〜3の何れか1に記載の固化形成物品
    の製造装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも色調が異なる2種以上の粘性
    流体によって混交模様が施される固化形成物品を製造す
    る装置であって、 各粘性流体を間欠的に定量供給する手段と、 間欠的に供給される所定量の各粘性流体を夫々個別に案
    内するための複数の区画通路と、 少なくとも2種の粘性流体を案内する区画通路と連通
    し、該区画通路によって案内される各粘性流体を纏めて
    間欠的に定量送出する非区画通路と、 該非区画通路に設けた複数の送出孔から間欠的に送出さ
    れる所定量の粘性流体を受理し、搬送するための稼動コ
    ンベヤーと、 を備えてなることを特徴とする固化形成物品の製造装
    置。
  6. 【請求項6】 少なくとも色調が異なる2種以上の粘性
    流体によって混交模様が施される固化形成物品を製造す
    る装置であって、 各粘性流体を間欠的に定量供給する手段と、 間欠的に供給される所定量の各粘性流体を夫々個別に案
    内するための複数の区画通路と、 少なくとも2種の粘性流体を案内する区画通路と連通
    し、該区画通路によって案内される各粘性流体を纏めて
    間欠的に定量送出する非区画通路と、 該非区画通路に設けた少なくとも1つの送出孔から間欠
    的に送出される所定量の粘性流体を受理し、搬送するた
    めの稼動コンベヤーと、 を備え、 非区画通路の中途部分において、少なくとも1つの開孔
    を有する有孔壁が、非区画通路の流体通過方向に交差し
    て設けられることを特徴とする固化形成物品の製造装
    置。
  7. 【請求項7】 粘性流体の送出方向を軸として区画通路
    及び/又は非区画通路を回転駆動する手段を更に備えて
    なることを特徴とする請求項5又は6に記載の固化形成
    物品の製造装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも1つの区画通路によって案内
    される粘性流体の送出タイミングを他の区画通路によっ
    て案内される粘性流体の送出タイミングに対し、その送
    出開始を遅延させ、且つその送出終了を先行させるよう
    に設定する送出タイミング設定維持手段を更に備え、 上記少なくとも1つの区画通路を包囲するように、少な
    くとも2種の粘性流体を送出する上記他の区画通路が、
    任意に組み合わせて配設されることを特徴とする請求項
    5〜7の何れか1に記載の固化形成物品の製造装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜4に記載された何れか1の装
    置を用い、2種以上の粘性流体によって混交模様が施さ
    れる固化形成物品を製造する方法であって、各粘性流体
    を所定量比で連続供給する工程と、 連続供給される所定量比の各粘性流体を、各通路によっ
    て案内し、所定量比で連続送出する工程と、 連続送出される所定量比の粘性流体を、稼動コンベヤー
    において受理し、搬送する工程と、 連続して固化形成された物品を切断する工程と、 を含むことを特徴とする固化形成物品の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項5〜7に記載された何れか1の
    装置を用い、2種以上の粘性流体によって混交模様が施
    される固化形成物品を製造する方法であって、 各粘性流体を間欠的に定量供給する工程と、 間欠的に供給される所定量の各粘性流体を、各通路によ
    って案内し、間欠的に定量送出する工程と、 間欠的に送出される所定量の粘性流体を、稼動コンベヤ
    ーにおいて受理し、搬送する工程と、 を含むことを特徴とする固化形成物品の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項8に記載された何れか1の装置
    を用い、2種以上の粘性流体によって混交模様が施され
    る固化形成物品を製造する方法であって、 各粘性流体を間欠的に定量供給する工程と、 間欠的に供給される所定量の各粘性流体を、各通路によ
    って案内し、上記送出タイミング設定維持手段によって
    設定された送出タイミングに基づき、間欠的に定量送出
    する工程と、 間欠的に送出される所定量の粘性流体を、稼動コンベヤ
    ーにおいて受理し、搬送する工程と、 を含むことを特徴とする固化形成物品の製造方法。
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