JP6410524B2 - 食品の製造方法及び食品製造装置 - Google Patents

食品の製造方法及び食品製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6410524B2
JP6410524B2 JP2014170041A JP2014170041A JP6410524B2 JP 6410524 B2 JP6410524 B2 JP 6410524B2 JP 2014170041 A JP2014170041 A JP 2014170041A JP 2014170041 A JP2014170041 A JP 2014170041A JP 6410524 B2 JP6410524 B2 JP 6410524B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt conveyor
chocolate
food
belt
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014170041A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016042834A (ja
Inventor
訓 百合野
訓 百合野
辰也 安達
辰也 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshin Oillio Group Ltd
Daito Cacao Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Oillio Group Ltd
Daito Cacao Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Oillio Group Ltd, Daito Cacao Co Ltd filed Critical Nisshin Oillio Group Ltd
Priority to JP2014170041A priority Critical patent/JP6410524B2/ja
Publication of JP2016042834A publication Critical patent/JP2016042834A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6410524B2 publication Critical patent/JP6410524B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Confectionery (AREA)

Description

本発明は、生産性の良い食品の製造方法及び食品製造装置に関するものである。
チョコレートは、食用油脂、糖類、カカオ成分、乳製品、香料、乳化剤等を原料とし、該原料を混合、リファイニング(微粒化)、コンチング(精練)することで製造され、更に必要に応じてテンパリング(調温)、成形、冷却等が施されて、製品となる(例えば、非特許文献1)。
チョコレートは、用途によって様々な形状に成形して、使用される。チョコレートの成形方法としては、型を使用してのモールド成形、ピストン式のデポジッターや回転型成形機を使用してのチップ成形、カッター使用してのカッティング成形(レイヤ成形)等が知られている。
チョコレートのカッティング成形は、チョコレートを両側端に桟を備えたベルトコンベアに充填し、該ベルトコンベアを、クーリングトンネルを通過させることで、チョコレートを冷却固化させた後、固化したチョコレートをカッターで横及び縦に切断することで、チョコレートを四角形状に成形するものである。カッティング成形では、ベルトコンベアの移送速度、カッターの昇降速度、切断幅等を変更することで、大小様々なサイズの四角形状チョコレートが得られる。
最近、カッティング成形により製造される比較的小さなサイズの四角形状チョコレートは製菓製パン領域でのトッピング等に使用されることが多く、その需要は高い。しかしながら、比較的小さなサイズの四角形状チョコレートの中でも、厚みがあるものは、良品以外に、カッターによる切断で完全に切り離されていない不良品(以下、完全に切り離されていない不良品は、未分離の不良品とする。)を発生することがあった(図1)。このような不良品は、例えば、人の手で切り離すことで、良品とすることができる。しかしながら、このような不良品を人の手で切り離すことは、非常に生産効率が悪く、生産性に大きな影響を及ぼすものであった。
従って、カッターで切断する工程を含むチョコレート等の食品の製造において、未分離の不良品が少なく、生産性の良い方法が求められていた。
竹林やゑ子著、「洋菓子材料の調理科学」、株式会社柴田書店、3版、昭和58年10月10日、p197−202
本発明の目的は、カッターで切断する工程を含む食品の製造において、未分離の不良品が少なく、生産性の良い食品の製造方法を提供することである。
また、本発明の目的は、カッターで切断する工程を含む食品の製造において、未分離の不良品を少なくすることができる食品製造装置を提供することである。
本願発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、カッターで切断する工程を含む食品の製造において、切断工程を経た後の食品に、該食品の上面及び下面の一方又は両方から圧力をかけることで、未分離の不良品を少なくすることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の第1の発明は、チョコレートをカッターで切断する切断工程を含む四角形状のチョコレートの製造方法であって、下ベルトコンベアと該下ベルトコンベアの上部に上ベルトコンベアを備える食品製造装置を使用して、切断工程を経た後の四角形状のチョコレートを、上ベルトコンベアのベルトと下ベルトコンベアのベルトとで挟むことによって、四角形状のチョコレートの上面及び下面の一方又は両方から圧力をかける加圧工程を含むことを特徴とする四角形状のチョコレートの製造方法である。
本発明の第2の発明は、前記ベルトコンベアの搬送ローラーが、凹凸の加工がされていることを特徴とする第1の発明に記載の四角形状のチョコレートの製造方法である。
本発明の第3の発明は、前記ベルトコンベアのベルトが、凹凸の加工がされていることを特徴とする第1の発明又は第2の発明に記載の四角形状のチョコレートの製造方法である。
本発明の第4の発明は、前記凹凸の加工が、複数の突起を付けることであることを特徴とする第2の発明又は第3の発明に記載の四角形状のチョコレートの製造方法である。
本発明によると、カッターで切断する工程を含む食品の製造において、未分離の不良品が少なく、生産性の良い食品の製造方法を提供することができる。
また、本発明によると、カッターで切断する工程を含む食品の製造において、未分離の不良品を少なくすることができる食品製造装置を提供することができる。
カッターで切断する工程を含む食品の製造における良品と不良品を説明するための概略図である。 チョコレートをカッティング成形するための成形装置を説明するための概略図である。 食品製造装置を説明するための概略図である。 食品製造装置を使用して食品に圧力をかけることを説明するための概略図である。 突起を付けた搬送ローラーを説明するための概略図である。 ベアリングローラーを説明するための概略図である。 突起を付けた搬送ローラーを装着したベルトコンベアのベルトを説明するための概略図である。 突起を付けた搬送ローラーを装着したベルトコンベアのベルト(イメージ図)を説明するための概略図である。 突起を付けた搬送ローラーの配置を説明するための概略図である。 ベアリングローラーの配置を説明するための概略図である。 突起を付けたベルトコンベアのベルト(整列配置)を説明するための概略図である。 突起を付けたベルトコンベアのベルト(交互配置)を説明するための概略図である。 紐状の加工がされたベルトコンベアのベルトを説明するための概略図である。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法は、食品をカッターで切断する切断工程を含む食品の製造方法であって、切断工程を経た後の食品に、該食品の上面及び下面の一方又は両方から圧力をかける加圧工程を含むことを特徴とする。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法は、食品をカッターで切断する切断工程を含む。製造工程において、食品をカッターで切断する切断工程を含む食品としては、例えば、チョコレート等が挙げられる。チョコレートは、カッティング成形を行う場合、カッターで切断する切断工程を含む。チョコレートのカッティング成形は、融解したチョコレートを両側端に桟を備えたベルトコンベアに充填し、該ベルトコンベアを、クーリングトンネルを通過させることで、チョコレートを冷却固化させた後、固化したチョコレートをカッターで横及び縦に切断することで、チョコレートを四角形状(直方体)に成形するものである。カッティング成形では、ベルトコンベアの移送速度、カッターの昇降速度、カッターの切断幅等を変更することで、大小様々なサイズの四角形状チョコレートが得られる。チョコレートのカッティング成形は、図2のような充填機、両側端に桟を備えたベルトコンベア、クーリングトンネル(冷却機)、縦切りカッター、横切りカッターを備えた成形装置で行うことができる。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法は、切断工程を経た後の食品に、該食品の上面及び下面の一方又は両方から圧力をかける加圧工程を含む。食品の上面及び下面の一方又は両方から圧力をかける方法としては、食品の上面及び下面の一方又は両方に圧力がかかれば、特に制限されることはない。圧力は、カッターの切断面以外で食品が割れない程度にかけることができる。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法において、切断工程を経た後の食品に、該食品の上面及び下面の一方又は両方から圧力をかける加圧工程を含むと、未分離の不良品がより少なくなり、生産性がより良くなる。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法において、加圧工程は、好ましくは下ベルトコンベアと該下ベルトコンベアの上部に上ベルトコンベアを備える食品製造装置を使用して、切断工程を経た後の食品を、上ベルトコンベアのベルトと下ベルトコンベアのベルトとで挟むことによるものである。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法で使用する食品製造装置は、下ベルトコンベアとその上部に上ベルトコンベアを備えている。すなわち、図3のように前記食品製造装置は、上下に同一方向に動く2つのベルトコンベアが配置されている。前記食品製造装置は、好ましくは、上ベルトコンベアが上下方向に動くことが可能であり、上ベルトコンベアと下ベルトコンベアとの距離を任意に変更することができる。図4のように前記食品製造装置の上ベルトコンベアを下方法に動かし、上ベルトコンベアと下ベルトコンベアとの距離を狭めて、食品を下ベルトコンベアのベルトに載せて移動させる時に、食品の上面が上ベルトコンベアのベルトに接触するようにすれば、食品を、上ベルトコンベアのベルトと下ベルトコンベアのベルトとで挟むことができる。このように食品を、上ベルトコンベアのベルトと下ベルトコンベアのベルトとで挟むことで、食品の上面及び下面の一方又は両方から圧力をかけることができる。また、前記食品製造装置を使用すると、食品を下ベルトコンベアで連続的に移動させることができるため、食品への加圧を連続的に行うことができる。なお、本発明において、下ベルトコンベアとは、食品製造装置に備えられている2つのベルトコンベアのうち、下に位置しているベルトコンベアのことである。また、本発明において、上ベルトコンベアとは、食品製造装置に備えられている2つのベルトコンベアのうち、上に位置しているベルトコンベアのことである。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法において、前記加圧工程が食品製造装置を使用して、切断工程を経た後の食品を、上ベルトコンベアのベルトと下ベルトコンベアのベルトとで挟むことによるものであると、加圧工程を連続的に行うことができ、製造がより効率的なものとなる。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法において、前記食品製造装置のベルトコンベアの搬送ローラーは、好ましくは凹凸の加工がされている。前記凹凸の加工がされているベルトコンベアの搬送ローラーは、好ましくは上ベルトコンベアの搬送ローラーである。なお、本発明において、搬送ローラーとは、図3のようにベルトコンベアの両端のローラー以外のベルトの移送を補助するためのローラーのことである。通常、ベルトコンベアは複数の搬送ローラーを備えており、搬送ローラーの数はベルトコンベアの長さによって異なる。また、本発明において、図3のようにベルトコンベアのベルトを動かすための両端2本のローラーは、駆動ローラーとする。また、通常、ベルトコンベアに備えられている駆動ローラーは、ローラーの直径が搬送ローラーの直径よりも大きく、凹凸の加工がされていない。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法において、前記食品製造装置のベルトコンベアの搬送ローラーにされている凹凸の加工は、搬送ローラーが凹凸に加工されていれば、特に制限されない。前記凹凸の加工としては、例えば、図5のように搬送ローラーに複数の突起を付けること、図6のように搬送ローラーがローラーの回転軸にベアリング(ドーナツ形状の器具)とスペーサーを交互に配したローラー(以下、ベアリングローラーとする。)であること等が挙げられる。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法において、前記凹凸の加工は、好ましくは搬送ローラーに複数の突起を付けることである。搬送ローラーに付ける突起の数は、ローラーの大きさによって変わるため、特に限定されるものではない。前記突起は、突起を付けた搬送ローラーを装着したベルトコンベアのベルトが図7のように凹凸になるように、搬送ローラーに付ければよい(図8は、図7のイメージ図である。)。前記突起は、好ましくは形状が半円状で、直径がφ3〜φ20mmで、厚みが1〜10mmである。また、前記搬送ローラーに付いた突起の横方向の間隔は、好ましくは等間隔で5〜30mmである。また、前記搬送ローラーに付いた突起の縦方向の間隔は、好ましくは等間隔で5〜30mmである。なお、本発明において、突起の横方向の間隔とは、図5のように搬送ローラーを正面から見た時の横の突起同士の間隔のことである。また、本発明において、突起の縦方向の間隔とは、図5のように搬送ローラーを正面から見た時の縦の突起同士の間隔のことである。また、前記突起を付けた搬送ローラーは、図9のように、好ましくは突起付搬送ローラー1と突起付搬送ローラー2とが交互に配置されている。本発明において、図9のように突起が互い違いになるように搬送ローラーを配置することを、交互配置とする。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法において、前記搬送ローラーがベアリングローラーである場合、ベアリングの直径は好ましくはφ10〜φ150mmであり、ベアリングの厚さは好ましくは5〜30mmであり、ベアリング同士の間隔は、好ましくは10〜60mmである。また、前記搬送ローラーがベアリングローラーである場合、搬送ローラーは、図10のように、好ましくはベアリングローラー1とベアリングローラー2が交互に配置されている。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法において、前記食品製造装置のベルトコンベアの搬送ローラーが、凹凸の加工がされていると、未分離の不良品がより少なくなり、生産性がより良くなる。また、本発明の実施の形態に係る食品の製造方法において、前記食品製造装置のベルトコンベアの搬送ローラーが、凹凸の加工がされていると、食品がベルトコンベアのベルトにより付着し難くなる。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法において、前記食品製造装置のベルトコンベアのベルトは、好ましくは凹凸の加工がされている。前記凹凸の加工がされているベルトコンベアのベルトは、好ましくは下ベルトコンベアのベルトである。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法において、前記食品製造装置のベルトコンベアのベルトにされている凹凸の加工は、ベルトが凹凸に加工されていれば、特に制限されない。前記凹凸の加工としては、例えば、図11、12のようにベルトに複数の突起を付けること、図13のようにベルトに紐状の加工すること等が挙げられる。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法において、前記凹凸の加工は、好ましくはベルトコンベアのベルトに複数の突起を付けることである。ベルトに付ける突起の数は、ベルトの大きさによって変わるため、特に限定されるものではない。前記突起は、食品が接する部分のベルトに突起が付いていればよい。前記突起は、好ましくは形状が半円状又は円柱状で、直径がφ5.0〜φ30.0mmで、厚さが1.0〜10.0mmである。また、前記ベルトに付いた突起の横方向の間隔は、好ましくは等間隔で10.0〜60.0mmであり、より好ましくは等間隔で10.0〜20.0mmである。また、前記ベルトに付いた突起の縦方向の間隔は、好ましくは等間隔で10.0〜60.0mmであり、より好ましくは等間隔で10.0〜20.0mmである。なお、本発明において、突起の横方向の間隔とは、図11、12のようにベルトを上から見た時の横の突起同士の間隔のことである。また、本発明において、突起の縦方向の間隔とは、図11、12のようにベルトを上から見た時の縦の突起同士の間隔のことである。また、前記突起を付けたベルトは、図11のように突起を繰り返して配置すること、図12のように突起を交互に配置することができるが、好ましくは突起を交互に配置する。本発明において、図11のような突起の配置のことを、整列配置とする。本発明において、図12のような突起の配置のことを、交互配置とする。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法において、前記食品製造装置のベルトコンベアのベルトにされている凹凸の加工がベルトに紐状の加工することである場合、紐状の加工の直径は好ましくはφ1.0〜φ5.0mmであり、紐状加工の紐同士の間隔は、好ましくは2.0〜20.0mmである。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法において、前記凹凸の加工は、ベルトに直接加工することやベルトに突起状、紐状のものを付けること等で行うことができる。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法において、前記食品製造装置のベルトコンベアベルトが、凹凸の加工がされていると、未分離の不良品がより少なくなり、生産性がより良くなる。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法において、前記食品製造装置は、ベルトコンベアの搬送ローラーとベルトコンベアのベルトの両方が、凹凸の加工がされているものを使用することもできる。
本発明の実施の形態に係る食品の製造方法において、食品は、カッターで切断する切断工程を経た後のものであれば、特に限定はされないが、好ましくはチョコレート等である。前記カッターで切断する切断工程を経た後の食品は、好ましくは形状が四角形状(直方体)である。前記カッターで切断する切断工程を経た後の食品の大きさは、好ましくは縦5〜50mm、横5〜50mm、高さ1〜30mmであり、より好ましくは縦5〜20mm、横5〜20mm、高さ2〜15mmである。また、前記チョコレートは、好ましくはスナップ性を有する。なお、本発明においてチョコレートとは、「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」(全国チョコレート業公正取引協議会)乃至法規上の規定により限定されるものではなく、食用油脂、糖類を主原料とし、必要によりカカオ成分(カカオマス、ココアパウダー等)、乳製品、香料、乳化剤等を加え、チョコレート製造の工程(混合工程、微粒化工程、精練工程、調温工程、成形工程、冷却工程等の全部乃至一部)を経て製造されたもののことである。また、本発明におけるチョコレートは、ダークチョコレート、ミルクチョコレートの他に、ホワイトチョコレート、カラーチョコレートも含むものである。また、本発明においてスナップ性とは、力を加えた時にパキッと割れる性質のことである。
本発明の実施の形態に係る食品製造装置は、下ベルトコンベアと該下ベルトコンベアの上部に上ベルトコンベアを備える食品製造装置であって、ベルトコンベアの搬送ローラーが、凹凸の加工がされていることを特徴とする。
本発明の実施の形態に係る食品製造装置は、下ベルトコンベアと該下ベルトコンベアの上部に上ベルトコンベアを備えており、更にベルトコンベアの搬送ローラーが、凹凸の加工がされている。また、本発明の実施の形態に係る食品製造装置は、好ましくは上ベルトコンベアの搬送ローラーが、凹凸の加工がされている。また、本発明の実施の形態に係る食品製造装置は、前記凹凸の加工が、好ましくはベルトコンベアの搬送ローラーに複数の突起を付けることである。
下ベルトコンベアと該下ベルトコンベアの上部に上ベルトコンベアを備える食品製造装置、搬送ローラーへの凹凸の加工、搬送ローラーに付ける複数の突起については、本発明の実施の形態に係る食品の製造方法で記載した内容と同様である。
本発明の実施の形態に係る食品製造装置は、下ベルトコンベアと該下ベルトコンベアの上部に上ベルトコンベアを備える食品製造装置であって、ベルトコンベアのベルトが、凹凸の加工がされていることを特徴とする。
本発明の実施の形態に係る食品製造装置は、下ベルトコンベアと該下ベルトコンベアの上部に上ベルトコンベアを備えており、更にベルトコンベアのベルトが、凹凸の加工がされている。また、本発明の実施の形態に係る食品製造装置は、好ましくは下ベルトコンベアのベルトが、凹凸の加工がされている。また、本発明の実施の形態に係る食品製造装置は、前記凹凸の加工が、好ましくはベルトコンベアのベルトに複数の突起を付けることである。
下ベルトコンベアと該下ベルトコンベアの上部に上ベルトコンベアを備える食品製造装置、ベルトへの凹凸の加工、ベルトに付ける複数の突起については、本発明の実施の形態に係る食品の製造方法で記載した内容と同様である。
本発明の実施の形態に係る食品製造装置は、ベルトコンベアの搬送ローラーとベルトコンベアのベルトの両方が、凹凸の加工がされているものを使用することもできる。
本発明の実施の形態に係る食品製造装置は、食品を、上ベルトコンベアのベルトと下ベルトコンベアのベルトとで挟むことで、該食品の上面及び下面の一方又は両方から圧力をかけることができる。また、前記したように、切断工程を経た後の食品に、該食品の上面及び下面の一方又は両方から圧力をかける加圧工程を含むと、未分離の不良品がより少なくなり、生産性がより良くなる。従って、本発明の実施の形態に係る食品製造装置は、好ましくはカッターで切断する切断工程を経た後の食品に、該食品の上面及び下面の一方又は両方から圧力をかけるために使用される。本発明の実施の形態に係る食品製造装置は、前記カッターで切断する切断工程を経た後の食品が、好ましくはチョコレートである。
本発明の実施の形態に係る食品製造装置は、カッターで切断する工程を含む食品の製造において、未分離の不良品を少なくすることができる。
次に実施例により本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
<比較例1のチョコレートの製造方法>
図2に示すチョコレートのカッティング成形装置にて、融解したチョコレートを両側端に桟を備えたベルトコンベアに充填し、該ベルトコンベアを、クーリングトンネルを通過させることで、チョコレートを冷却固化させた後、固化したチョコレートをカッターで横及び縦に切断することで、チョコレートを横10mm、縦10mm、高さ10mmに成形した。成形したチョコレートのうち、完全に切り離された良品の割合を算出した。試験を3回繰り返して行った結果、完全に切り離された良品の割合は、平均50%だった。
<実施例1のチョコレートの製造方法>
比較例1と同様の装置及び方法で、チョコレートを横10mm、縦10mm、高さ10mmに成形した。図4のように、下ベルトコンベアのベルトに載せたチョコレートの上面が上ベルトコンベアのベルトに接触するように、食品製造装置の上ベルトコンベアを下ベルトコンベアに近づけた後、ベルトコンベアのベルトを流す(動かす)ことで、前記成形したチョコレートを、図3に示す食品製造装置中を移動させた。チョコレートは、ベルトコンベアのベルトと下ベルトコンベアのベルトとで挟まれることで、上面及び下面の一方又は両方に圧力がかかった。食品製造装置中を移動させたチョコレートのうち、完全に切り離されたものの割合を算出した。試験を3回繰り返して行った結果、完全に切り離された良品の割合は、平均84%だった。
<実施例2のチョコレートの製造方法>
比較例1と同様の装置及び方法で、チョコレートを横10mm、縦10mm、高さ10mmに成形した。図5のような半円状(直径φ13mm、厚さ4.0mm)の突起を付けたローラー(横方向の突起の間隔20mm、縦方向の突起の間隔20mm)を、上ベルトコンベアの移送ローラーとして使用し、該ローラーを図9のように配置する以外は、実施例1と同様の装置及び方法で、前記成形したチョコレートを、図3に示す食品製造装置中を移動させた。食品製造装置中を移動させたチョコレートのうち、完全に切り離された良品の割合を算出した。試験を3回繰り返して行った結果、完全に切り離された良品の割合は、平均100%だった。
<実施例3のチョコレートの製造方法>
比較例1と同様の装置及び方法で、チョコレートを横10mm、縦10mm、高さ10mmに成形した。図6のようなベアリングローラー(ベアリングの直径φ40mm、ベアリングの厚さ12mm、ベアリング同士の間隔20mm)を、上ベルトコンベアの移送ローラーとして使用し、該ローラーを図10のように配置する以外は、実施例1と同様の装置及び方法で、前記成形したチョコレートを、図3に示す食品製造装置中を移動させた。食品製造装置中を移動させたチョコレートのうち、完全に切り離された良品の割合を算出した。試験を3回繰り返して行った結果、完全に切り離された良品の割合は、平均98%だった。
<実施例4のチョコレートの製造方法>
比較例1と同様の装置及び方法で、チョコレートを横10mm、縦10mm、高さ10mmに成形した。図11のような円柱状(直径φ10mm、厚さ5.0mm)の突起を付けたシート(横方向の突起の間隔15mm、縦方向の突起の間隔15mm、整列配置)を、下ベルトコンベアのベルトに装着する以外は、実施例1と同様の装置及び方法で、前記成形したチョコレートを、図3に示す食品製造装置中を移動させた。食品製造装置中を移動させたチョコレートのうち、完全に切り離された良品の割合を算出した。試験を2回繰り返して行った結果、完全に切り離された良品の割合は、平均89%だった。
<実施例5のチョコレートの製造方法>
比較例1と同様の装置及び方法で、チョコレートを横10mm、縦10mm、高さ10mmに成形した。図12のような円柱状(直径φ10mm、厚さ5.0mm)の突起を付けたシート(横方向の突起の間隔30mm、縦方向の突起の間隔26mm、交互配置)を、下ベルトコンベアのベルトに装着する以外は、実施例1と同様の装置及び方法で、前記成形したチョコレートを、図3に示す食品製造装置中を移動させた。食品製造装置中を移動させたチョコレートのうち、完全に切り離された良品の割合を算出した。試験を2回繰り返して行った結果、完全に切り離された良品の割合は、平均87%だった。
<実施例6のチョコレートの製造方法>
比較例1と同様の装置及び方法で、チョコレートを横10mm、縦10mm、高さ10mmに成形した。図12のような円柱状(直径φ10mm、厚さ5.0mm)の突起を付けたシート(横方向の突起の間隔15mm、縦方向の突起の間隔13mm、交互配置)を、下ベルトコンベアのベルトに装着する以外は、実施例1と同様の装置及び方法で、前記成形したチョコレートを、図3に示す食品製造装置中を移動させた。食品製造装置中を移動させたチョコレートのうち、完全に切り離された良品の割合を算出した。試験を2回繰り返して行った結果、完全に切り離された良品の割合は、平均99%だった。
<実施例7のチョコレートの製造方法>
比較例1と同様の装置及び方法で、チョコレートを横10mm、縦10mm、高さ10mmに成形した。図13のようなゴム紐(直径φ3mm)を付けたシート(ゴム紐の間隔10mm)を、下ベルトコンベアのベルトに装着する以外は、実施例1と同様の装置及び方法で、前記成形したチョコレートを、図3に示す食品製造装置中を移動させた。食品製造装置中を移動させたチョコレートのうち、完全に切り離された良品の割合を算出した。試験を2回繰り返して行った結果、完全に切り離された良品の割合は、平均88%だった。
10:良品、11−a:未分離の不良品、11−b:未分離の不良品、11−c:未分離の不良品、20:充填機、21:クーリングトンネル、22:板状チョコレート、23:縦切りカッター、24:横切りカッター、25:四角形状チョコレート、26:ベルトコンベア、30:上ベルトコンベア、31:下ベルトコンベア、32:駆動ローラー、33:搬送ローラー、34:ベルトコンベア台、35:食品(チョコレート)、50:突起、60:回転軸、61:ベアリング、62:スペーサー、70:ベルトコンベア、71:突起を付けた搬送ローラー、90:突起付搬送ローラー1、91:突起付搬送ローラー2、100:ベアリングローラー1、101:ベアリングローラー2、110:ベルトコンベアのベルト、130:紐

Claims (4)

  1. チョコレートをカッターで切断する切断工程を含む四角形状のチョコレートの製造方法であって、下ベルトコンベアと該下ベルトコンベアの上部に上ベルトコンベアを備える食品製造装置を使用して、切断工程を経た後の四角形状のチョコレートを、上ベルトコンベアのベルトと下ベルトコンベアのベルトとで挟むことによって、四角形状のチョコレートの上面及び下面の一方又は両方から圧力をかける加圧工程を含むことを特徴とする四角形状のチョコレートの製造方法。
  2. 前記ベルトコンベアの搬送ローラーが、凹凸の加工がされていることを特徴とする請求項1に記載の四角形状のチョコレートの製造方法。
  3. 前記ベルトコンベアのベルトが、凹凸の加工がされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の四角形状のチョコレートの製造方法。
  4. 前記凹凸の加工が、複数の突起を付けることであることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の四角形状のチョコレートの製造方法。
JP2014170041A 2014-08-25 2014-08-25 食品の製造方法及び食品製造装置 Active JP6410524B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014170041A JP6410524B2 (ja) 2014-08-25 2014-08-25 食品の製造方法及び食品製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014170041A JP6410524B2 (ja) 2014-08-25 2014-08-25 食品の製造方法及び食品製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016042834A JP2016042834A (ja) 2016-04-04
JP6410524B2 true JP6410524B2 (ja) 2018-10-24

Family

ID=55634051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014170041A Active JP6410524B2 (ja) 2014-08-25 2014-08-25 食品の製造方法及び食品製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6410524B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6834272B2 (ja) * 2016-09-08 2021-02-24 日本製鉄株式会社 ベルトコンベア試験装置及びベルトコンベア試験方法
JP7011436B2 (ja) * 2017-10-04 2022-01-26 山崎製パン株式会社 棒状食材の供給方法及び棒状食材の供給装置

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH507854A (de) * 1969-05-08 1971-05-31 Sig Schweiz Industrieges Verfahren zur Trennung von auf einer Eingangsförderbahn aufeinander folgenden Gegenständen und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens
JPS4712283U (ja) * 1971-03-16 1972-10-13
JPS5032551Y2 (ja) * 1971-05-29 1975-09-22
JPS5853994Y2 (ja) * 1981-07-14 1983-12-08 敬 岸本 板飴の製造装置
JPS5923986U (ja) * 1982-08-06 1984-02-14 松本 勘一 氷下魚の切断加工用装置
JPS60141240A (ja) * 1983-12-28 1985-07-26 Meiji Milk Prod Co Ltd だんご様冷菓製造法
GB8730034D0 (en) * 1987-12-23 1988-02-03 Unilever Plc Method for preparing coiled food product
JPH02283244A (ja) * 1989-04-21 1990-11-20 Orion Kikai Kogyo Kk 煎餅の海苔貼り付け方法及び接着剤供給ノズル
JP2835952B2 (ja) * 1996-10-17 1998-12-14 芥川製菓株式会社 固化形成物品の製造装置、及び該装置を用いた固化形成物品の製造方法
JPH11225675A (ja) * 1998-02-16 1999-08-24 Meiji Seika Kaisha Ltd 油性菓子生地の成形方法
JPH11239456A (ja) * 1998-02-25 1999-09-07 Suzumo Machinery Co Ltd ピザライスの成形装置
JP3406529B2 (ja) * 1999-01-07 2003-05-12 株式会社不二家 新規横浮き薄出しパイ生地及びパイ製品
JP4219971B2 (ja) * 2002-10-24 2009-02-04 株式会社おやつカンパニー 食品
SG174298A1 (en) * 2009-03-31 2011-10-28 Meiji Co Ltd Impregnated food
JP5848764B2 (ja) * 2011-06-17 2016-01-27 株式会社タイヨー製作所 筋子の卵巣膜自動開き装置筋子の卵巣膜自動開き方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016042834A (ja) 2016-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104202994B (zh) 超声旋转成型
DE69810254T2 (de) Verfahren zur Herstellung von Lebensmitteln unter Verwendung von einläufig rotierenden Walzen
EP1865788B1 (en) Methods and apparatus for forming shaped edible pieces
US9808026B2 (en) Method for manufacturing a confectionery shell
JP6410524B2 (ja) 食品の製造方法及び食品製造装置
CN1305729A (zh) 制造糖点条的方法
JP4422722B2 (ja) 成形/冷却装置
US20150024090A1 (en) Method for producing a baked article which is assembled in the manner of a sandwich, and also baked article comprising two baked product parts of substantially plate-like design and a filling layer arranged between the two baked product parts
EP3089593B1 (en) Advanced gum forming
CA2871308C (en) Method and apparatus for stamping articles
JP2016045097A (ja) 食品の製造方法、食品の良品と不良品の選別方法及び食品製造装置
CN104585273B (zh) 一种牛角面包自动加工装置
WO2015022884A1 (ja) チョコレートの製造方法およびその方法により製造されるチョコレート
JP4056650B2 (ja) センター入り油脂性食品の製法およびそれに用いる装置
EP2806750B1 (en) Machine for producing food products
RU70751U1 (ru) Кондитерское изделие
JP4145772B2 (ja) 食品成形装置
US2685955A (en) Conveyer apparatus for compacting
JP5514946B1 (ja) チョコレートの製造方法及びチョコレート
CN213785091U (zh) 一种糕点生产线上的滚圆装置
EP1504669A1 (en) Method for producing a wafer article for a fat-containing confectionery product
EP3888469A2 (en) Food production line, depositor and nozzles for confectionery articles
RU75140U1 (ru) Кондитерское изделие
RU75139U1 (ru) Кондитерское изделие
TW201038212A (en) Reciprocating food molding mechanism

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170403

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180925

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180925

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6410524

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250