JP2835782B2 - 用紙吸引力調整機構 - Google Patents

用紙吸引力調整機構

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JP2835782B2 JP2411916A JP41191690A JP2835782B2 JP 2835782 B2 JP2835782 B2 JP 2835782B2 JP 2411916 A JP2411916 A JP 2411916A JP 41191690 A JP41191690 A JP 41191690A JP 2835782 B2 JP2835782 B2 JP 2835782B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機,プリンタ,フ
ァクシミリ等の電子写真方式記録装置等に用いられて用
紙の吸着搬送を行う用紙吸着搬送部の用紙吸引力調整機
構に関するものである。
【0002】電子写真方式記録装置では、転写部から定
着部への用紙搬送を、ブロアを吸着源とする用紙吸着搬
送部の吸着ベルトに用紙を吸着させて行う方式が多く用
いられている。ブロアの電源には一般に交流が用いられ
ている。
【0003】
【従来の技術】図3はこの種の電子写真方式記録装置の
外観を示す斜視図、図4は同側面図で、記録装置1は、
本体ロッカ2とスタッカロッカ3とで構成される。図4
に記入した2重矢印線は両ロッカの分割部である。ま
た、図3に矢印線で囲った部分は機構部ユニット4で、
該機構部ユニット4は、上段ホッパ5と、中段ホッパ6
と、下段カセット7と、プリンタ部8と、操作パネル9
とを備えている。なお、10は電源制御部、11はイン
タフェース等の処理部、12は上段スタッカ、13は下
段スタッカ、14はトレイである。
【0004】機構部ユニット4の構造概要を図5に示
し、プリンタ部8の構造詳細を図6に示す。図中、15
は待機部、16は感光ドラム、17は用紙吸着搬送部、
29は定着器である。感光ドラム16の周囲には、前帯
電器18と、露光用の光学ユニット19と、現像器20
と、転写前除電器21と、転写帯電器22と、AC分離
帯電器23と、転写後除電器24と、クリーナ25とが
配置されている。
【0005】記録用の用紙は、上段ホッパ5,中段ホッ
パ6,及び下段カセット7に収容されており、それぞれ
ピックローラ261 ,262 ,263 により選択的に繰
り出される。繰り出された用紙は、分離ローラ271
272 ,273 により二重送りを防止され、それぞれ鎖
線で示す経路を通り待機部15に送られる。28は各経
路に設けられた用紙搬送用の送りローラである。
【0006】一方、感光ドラム16は図5,6の反時計
方向に回転し、その表面には次の手順でトナー画像が形
成される。すなわち、感光ドラム16の表面は、まず前
帯電器18により一様に帯電され、次に光学ユニット1
9により所定パターンで露光されて静電潜像が形成され
る。この静電潜像は現像器20により現像されてトナー
像となる。転写前除電器21は、ドラム面に赤色光を照
射し、ドラム面上のトナーの電荷量をあるレベルまで下
げて、次の転写部での効率を高める働きをする。
【0007】その後トナー像は転写位置(感光ドラムに
各帯電器22,23が対向する位置)に進むが、前述の
ように待機部15に送られた用紙は、ここでバッファリ
ングして停止した後ドラムスピードに合わせて転写位置
に送り出され、該用紙に対する転写帯電器22によるト
ナー像転写が行われる。AC分離帯電器23は、比較的
周波数の高い交流高電圧を用紙に放電し、帯電量を減少
させて用紙がドラムから剥れやすくする働きをする。転
写を完了した感光ドラム16の表面は、転写後除電器2
4により除電され、クリーナ25により清掃される。
【0008】トナー像が転写された用紙は、用紙吸着搬
送部17により定着器29に送られ、ここでトナー像が
定着される。一面記録の場合は、セレクター弁30は図
5の点線の状態に位置決めされており、定着を完了した
用紙は直進して排出ローラ31によりスタッカロッカ3
に排出される。図5,6の高圧電源32は、前帯電器1
8,現像バイアス,転写帯電器22,AC分離帯電器2
3へ高圧を供給するものである。
【0009】両面記録の場合は、セレクタ弁30は図5
の実線の状態に位置決めされており、用紙は該セレクタ
ー弁30に案内されて用紙反転機構部33に送られる。
用紙反転機構部33に送られた用紙は、図7に詳細を示
すように、かき上げローラ34とかき上げ下ピンチロー
ラ35によりバッファ部36へ搬送される。反転ピンチ
ローラ37は図示しないリバースマグネットONにより
用紙を押え付け用紙走行を一時停止させる。なお、リバ
ースマグネットOFFのとき反転ピンチローラ37は反
転ローラ38との間に約1mmのギャップを持つ。バッフ
ァ部36で保持された用紙の後端aはかき上げローラ3
4によりかき上げられ、反転ピンチローラ37の動作解
除後にかき上げ上ピンチローラ39とかき上げローラ3
4により再度ドラム方向へ搬送される。
【0010】図8はプリンタ部8内の用紙搬送系を示
し、両ローラ34,39により送られた用紙は矢印A方
向に搬送されて待機部15に送られる。この状態では用
紙は反転されており、その後前述と同様の手順により裏
面に対する記録が行われる。裏面記録を完了した用紙が
定着器18を出るときは、セレクター弁30は図5の点
線の状態に戻っており、用紙はスタッカロッカ3へ搬出
される。
【0011】上記のような構成,作用を有する記録装置
で用いられる従来の用紙吸着搬送部の構造概要を図9に
示す。図中、41は矢印方向に走行する吸着ベルト、4
2は交流電源により駆動されるエアー分離ブロアであ
る。
【0012】吸着ベルト41には一定間隔で穴があいて
おり、ブロア42の吸引力によりこの穴からエアーを吸
い込んで用紙100を吸着し搬送している。ベルトの穴
から吸い込まれるエアーの中に混入したトナーは、エア
ーフィルタ43で取り除かれる。エアーフィルタ43の
目詰まりは、圧力センサ44により検知されるフィルタ
前後の気圧差を利用して検出している。また、ブロア4
2の回転は、ホース45内と大気圧の差を検知する圧力
センサ46により検出している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにブロア4
2の電源が交流である場合、50Hzと60Hzでその回転
数が異なるために吸引力が異なる。そのため、このブロ
アを用いた用紙吸着搬送部においても、用紙の吸引力が
異なることになる。吸引力が弱すぎると、用紙の吸着搬
送をうまく行えないが、吸引力が強すぎるときは、吸着
搬送を行うベルトの負荷が大きくなる(60Hzの場合、
ブロア42の回転数が大きいため吸着部内部の静圧が高
く、吸着ベルト41の駆動に大トルクを要する)ため
に、ベルトがスリップしたり、モータの回転不良が発生
したりすることになる。そこで、装置によっては50Hz
と60Hzとで用紙の吸引力をほぼ同じにする対策が必要
になる。
【0014】本発明は、ブロア電源が50Hz、60Hzの
いずれの場合でも、常に良好な用紙搬送性能を得ること
のできる用紙吸引力調整機構を提供することを目的とし
ている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明では、用紙吸着搬送用の吸着ベルトを外囲体
内に備えて成り、交流電源を用いたブロアにより前記外
囲体内をダクトを介し吸引することにより用紙が前記吸
着ベルトに吸着される用紙吸着搬送部において、電源が
60Hzのときだけ開放される風穴を、前記外囲体または
前記ダクトの少なくともいずれか一方に設け、60Hzの
ときの用紙吸引力が50Hzのときとほぼ等しくなるよう
にしたことを特徴とする構成とする。
【0016】
【作用】風穴は、ブロア電源が60Hzのときだけ開放さ
れ、ブロア電源が50Hzのときは閉そくされる。従っ
て、60Hzのときの吸着ベルトへの用紙吸引力は従来よ
り少なくなり、50Hzのときとほぼ等しくなる。すなわ
ち、常に良好な用紙搬送性能を得ることができる。
【0017】
【実施例】以下、図1及び図2に関連して本発明の実施
例を説明する。
【0018】図1は本例の用紙吸着搬送部51の外観を
示す側面図で、52は吸着ベルト41の周囲(前後,及
び下面を除く)を覆う外囲体である。外囲体52は、所
定サイズの風穴53を備え、交流を電源とするブロア4
2にダクト54を介し接続して内部が吸引されるように
なっている。ダクト54の途中には、図示を省略した
が、従来と同様のフィルタ等が設けられている。また、
外囲体52には左右に延びる長穴55を備えた風量調整
板56が設けられている。風量調整板56は、左右方向
に移動可能で、長穴55に挿通されるボルト57によっ
て固定されるようになっている。この風量調整板56と
ボルト57と風穴53は用紙吸引力調整機構58を構成
する。
【0019】用紙吸引力調整機構58の作用を図2によ
り説明すると次の通りである。
【0020】ブロア40の交流電源が60Hzのときは、
図2(A)に示すように風量調整板56を左側にいっぱ
いに寄せて風穴53を全開にする。また、プロア40の
交流電源が50Hzのときは、図2(B)に示すように風
量調整板56を右側にいっぱいに寄せた風穴53を閉そ
くする。なお、それぞれの位置の風量調整板56はボル
ト57を締め付けることによって固定される。
【0021】このように、60Hzの場合のみ風穴53が
開放されるようになっており、ファン42による吸気時
にこの風穴53を通り外気が流入するため、外囲体52
内の静圧が低くなって、風穴53が開そくされている5
0Hzの場合とほぼ等しくなる。
【0022】上述の説明では、外囲体52に風穴と風量
調整板を設ける例について述べたが、ダクト54に風穴
と風量調整板を設けても良く、この場合も同様の効果が
得られる。また、上述の説明では、風穴を、風量調整板
を移動されて閉そくする例について述べたが、ねじ込み
式の蓋により風穴を閉そくするようにしても良い。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、風
穴を60Hzのときだけ開放することによって、50Hz時
及び60Hz時の外囲体内の静圧をほぼ等しくすることが
でき、常に良好な用紙搬送性能が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の用紙吸着搬送部の外観を示す
側面図である。
【図2】本発明の実施例の用紙吸引力調整機構の作用説
明図で、図2(A)は60Hz時を示し、図2(B)は5
0Hz時を示す。
【図3】電子写真方式記録装置の外観を示す斜視図であ
る。
【図4】電子写真方式記録装置の外観を示す側面図であ
る。
【図5】機構部ユニットの構造概要を示す側面図であ
る。
【図6】図5の要部詳細図である。
【図7】用紙反転機構部の詳細を示す側面図である。
【図8】プリンタ部内の用紙搬送系説明図である。
【図9】従来の用紙吸着搬送部の構造概要を示す側面図
である。
【符号の説明】
41 吸着ベルト 42 ブロア 51 用紙吸着搬送部 52 外囲体 53 風穴 54 ダクト 56 風量調整板 58 用紙吸引力調整機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 5/22 B65H 29/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙吸着搬送用の吸着ベルト(41)を
    外囲体(52)内に備えて成り、交流電源を用いたブロ
    ア(42)により前記外囲体(52)内をダクト(5
    4)を介し吸引することにより、用紙が前記吸着ベルト
    (41)に吸着される用紙吸着搬送部において、電源が
    60Hzのときだけ開放される風穴53を、前記外囲体
    (52)または前記ダクト(54)の少なくともいずれ
    か一方に設け、60Hzのときの用紙吸引力が50Hzのと
    きとほぼ等しくなるようにしたことを特徴とする用紙吸
    引力調整機構。
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