JPH04271363A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【産業上の利用分野】本発明は、複写機等の画像形成装
置、特に、用紙を搬送しやすくするため、空気を吸引し
、また転写器等で発生するオゾンを排気する事の出来る
画像形成装置に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】従来、例えば、複写機においては、通常
給紙カセットから取り出した用紙に、転写器のコロナ放
電作用によって感光ドラム上に担持されたトナー画像を
転写し、分離器のコロナ放電作用によって感光ドラムか
ら用紙の分離を助け、その後、トナー画像が転写された
用紙を搬送ベルトを用いて熱定着装置へ送り込み、熱定
着して外部へ排出している。 【０００３】ところで、そのような転写器及び分離器の
コロナ放電によって、オゾンが発生する。このオゾンは
そのまま放置すると感光ドラム表面の半導体層を傷める
など害が多い。そこで、従来吸引ファンを用いて外部へ
排気している。他方、用紙を搬送ベルトを用いて熱定着
装置へ搬送する際には、安定して搬送できるように、搬
送ベルトあるいは搬送ガイドに多数小孔を設けておき、
下側から吸引ファンで空気を吸引することによって、用
紙を安定して搬送させている。 【０００４】また、それら２つの吸引ファンを一つの吸
引ファンで兼用する技術も開発されている（実開昭６３
−１３７３５６）。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うな２つの吸引ファンを一つの吸引ファンで兼用する複
写機は、コピー終了後オゾンを確実に除去するため、フ
ァンの回転数をあげて排気流量を増加させているが、同
時に搬送ベルト側から流入する空気の量も増加するので
、結局あまり効果が上がっていない。さらに、そのよう
に全体の排気量が増加するので、防塵フィルタ等にトナ
ーが詰まり易くなり、劣化が早くなってしまうという課
題もあった。 【０００６】本発明は、このような従来の複写機の課題
を考慮し、２つのファンを一つのファンで兼用するもの
であって、しかもオゾンの除去を効率よく行うことが出
来る画像形成装置を提供することを目的とするものであ
る。 【０００７】 【課題を解決するための手段】本発明は、画像を形成す
るための転写部と、画像が形成される用紙を搬送する搬
送部と、前記転写部付近のオゾン等を含む空気を導くた
めの第１ダクトと、前記搬送部付近の空気を導くための
第２ダクトと、それら第１、第２ダクトが合流する場所
より下流側に設けられたファンとを備えた画像形成装置
において、前記第２ダクトを開閉する開閉弁と、その開
閉弁を駆動する駆動機構と、その駆動機構を、前記開閉
弁が、非搬送動作中で前記ファンが駆動している間、又
はその一時期閉じるように、制御する制御手段とを備え
た画像形成装置である。　　　 【０００８】 【作用】本発明においては、制御手段が、第２ダクトを
開閉する開閉弁を駆動する駆動機構を、開閉弁が、非搬
送動作中でファンが回転している間又はその一時期は、
閉じるように、制御する。これによって、搬送中は、フ
ァンは第１ダクトと第２ダクトから空気を吸引するので
、転写器、分離器でのオゾンを除去し、また用紙の搬送
を安定化する。また、非搬送中は、開閉弁が閉じられる
ので、第２ダクトから空気は吸引されない。従って、第
１ダクトのみから空気が吸引されるので、ファンの回転
数を特に増加することなく、オゾンの除去効率は上昇す
る。 【０００９】 【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 【００１０】図１は、本発明にかかる画像形成装置の一
実施例の一部略示断面図である。即ち、その表面に半導
体層が形成された感光ドラム１の周辺に、時計方向に、
感光ドラム１を帯電させる帯電器２、原稿からの反射画
像光によって露光される露光部３、その露光によって生
成された画像潜像をトナーによって顕像化する現像器４
、用紙を搬送する搬送路５、その搬送されてきた用紙上
に、感光ドラム１上の前記トナー顕像をコロナ放電を用
いて転写する転写部としての転写器６と、そのトナー画
像が転写された用紙を感光ドラム１から分離させるため
コロナ放電を行う分離器７、感光ドラム１上の残存トナ
ーを清掃するクリーニング器８、感光ドラム１を除電す
る除電器９などの機器が配置されている。 【００１１】他方、分離器７の下流側には、用紙を熱定
着装置（図示省略）へ搬送するための搬送部としての搬
送ベルト１０が搬送路Ａを形成して回動可能に配設され
ている。この搬送ベルト１０には、空気を吸引するため
の多数の小孔１１が穿設されている。１２は、その搬送
ベルト１０を回転させるためのローラである。前記転写
器６と分離器７の底壁は開口Ｓを有しており、その開口
Ｓには第１ダクト１３が取り付けられている。他方、上
方に位置する搬送ベルト１０の下には、多数の孔１４の
開いたガイド板１５が、搬送ベルト１０を支えるために
配置されている。さらに、そのガイド板１５には、第２
ダクト１６が連結されている。この第２ダクト１６は下
方が細く絞り込まれた形状となっている。そのさらに、
その第２ダクト１６の細く絞り込まれた箇所には、その
第２ダクト１６を開閉する開閉弁１７が設けられている
。この開閉弁１７はソレノイド等の駆動機構２１によっ
て駆動するようになっている。また、制御手段２２は、
その開閉弁が、少なくとも搬送動作が行われていない間
、閉じるように、制御する手段である。すなわち、本実
施例の制御手段２２は、感光ドラム１の回転、帯電器２
の帯電作用、現像器４の現像の他、搬送ベルト１０の駆
動も制御している。従って、非搬送中を十分認識するこ
とが出来る。そして、第２ダクト１６は、この開閉弁１
７より下流側で、上記第１ダクト１３に合流している。 さらに、その合流したダクト部分１８には、フィルタ１
９が取り付けられ、更にその下流にファン２０が設けら
れている。 【００１２】次に、上記本発明の実施例の動作に付いて
説明する。図２はその動作のタイミングを示すチャート
である。制御手段２２はメインモータを駆動することに
よって（ａ）、感光ドラム１の回転搬送ベルト１０の回
転、ファン２０の駆動等を、以下のように各種制御する
。 【００１３】即ち、感光ドラム１を回転させて、帯電器
２によって、感光ドラム１を一様帯電し、露光部３で原
稿画像の潜像を形成し、現像器４でその潜像を顕像化し
てトナー画像を形成し、搬送路５から送られてきた用紙
に、そのトナー画像を転写器６によって転写を行う（ｂ
）。そしてその用紙を分離器７によって感光ドラム１か
ら分離する（ｂ）。残存トナーは、クリーニング器８に
よって清掃され、除電機９によって除電される。他方、
感光ドラム１から分離された用紙は、搬送ベルト１０の
回転によって、下流側へ搬送される。そのような複写機
の稼働持には、制御手段２２は、駆動機構２１を駆動さ
せ、開閉弁１７を図の実線に示すように、開いた状態と
している（ｃ）。その状態で、ファン２０を回転させて
いるので（ｄ）、第１ダクト１３を通じて、転写器６内
及び分離器７内のオゾンを含む空気が排気されるととも
に、第２ダクト１６を通じて、搬送ベルト１０の上面側
と用紙との間の隙間の空気が小孔１１、孔１４から下方
へ吸引される。フィルタ１９はその際、吸引されて来る
空気中のトナーなどのゴミを除去する。 【００１４】このようにして、コピーをし終わると、制
御手段２２はメインモータの駆動を停止する（ａ）。従
って、搬送ベルト１０の回転も停止する。そして、駆動
機構２１によって開閉弁１７を破線のように閉じる。と
ころでファン２０はなお回り続け（ｄ）、第２ダクト１
６はそのように閉じているので、吸引は専ら第１ダクト
１３を通じて行われ、非常に効率よくオゾンを転写器６
、分離器７の所から除去することが出来る。 【００１５】そのような排気を所定時間行った後、制御
手段２２は、ファン２０の回転を停止し、同時に開閉弁
１７を開いておく（ｃ，ｄ）。なお、本発明は、複写機
に限らず、プリンタ、ファクシミリなど他の画像装置に
も適用可能である。また、本発明の制御手段は、開閉弁
を上記実施例では非搬送時間中であって、ファンが回転
しているときに閉じるようになっているが、そのほか、
ファンが回転していないときにも閉じてももちろん良い
。 【００１６】また、本発明の制御手段は、上記のような
機能を備えた専用のハード回路の他に、マイクロコンピ
ュータによってソフトウェア的に実現してももちろんよ
い。 【００１７】 【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる画像
形成装置は、第２ダクトを開閉する開閉弁と、その開閉
弁を駆動する駆動機構と、その駆動機構を、開閉弁が非
搬送動作中でファンが回転している間、又はその一時期
、閉じるように、制御する制御手段とを備えているので
、ファンの回転数を特に増加することなく、オゾンの除
去効率を上昇することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にかかる画像形成装置の一実施例を示す
略示回路図である。

【図２】上記実施例の動作を説明するためのタイミング
チャートである。

【符号の説明】

１　　　　感光ドラム ６　　　　転写器　　　 ７　　　　分離器 １０　　　　搬送ベルト １３　　　　第１ダクト １５　　　　ガイド板 １６　　　　第２ダクト １７　　　　開閉弁 ２０　　　　ファン ２１　　　　駆動機構 ２２　　　　制御手段

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　用紙を給紙する給紙手段と、その用紙
   を搬送する搬送手段と、その用紙上に、中間トレイを利
   用しながら原稿画像を形成する画像形成手段と、画像形
   成された用紙について後処理を行う後処理装置と、用紙
   のジャムの発生を検出するジャム検出手段と、そのジャ
   ムを表示するジャム表示手段とを備えた中間トレイ付き
   画像形成装置において、新しい原稿について、前記給紙
   手段から新たな用紙が給紙され、搬送手段によって前記
   中間トレイへ搬送される間に、その前の原稿について画
   像形成された、搬送中の用紙が、後処理を行う後処理装
   置内を含めて、ジャムを発生した場合、ジャム検出手段
   によってそれを検出し、ジャム表示手段によってジャム
   表示を行い、制御手段は、前記搬送手段を利用して、そ
   のジャムを起こした用紙の搬送を停止させ、前記中間ト
   レイへ向かっている用紙を中間トレイまで搬送させスト
   ックするとともに、前記給紙手段による新たな用紙の給
   紙を止めさせ、前記ジャムが解除された後、その中間ト
   レイにストックさせた用紙を外部へ排出させることを特
   徴とする中間トレイ付き画像形成装置。
2. 【請求項２】　　前記制御手段は、前記開閉弁が、非搬
   送動作中で前記ファンが駆動している間の一時期、閉じ
   るように、前記駆動機構を制御することを特徴とする請
   求項１の画像形成装置。