JP2835288B2 - 水回り開口部用開き戸 - Google Patents

水回り開口部用開き戸

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JP2835288B2
JP2835288B2 JP27646594A JP27646594A JP2835288B2 JP 2835288 B2 JP2835288 B2 JP 2835288B2 JP 27646594 A JP27646594 A JP 27646594A JP 27646594 A JP27646594 A JP 27646594A JP 2835288 B2 JP2835288 B2 JP 2835288B2
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water
room
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airtight material
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Inventor
勝雄 中田
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WAI KEI KEI AAKITEKUCHURARU PURODAKUTSU KK
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  • Wing Frames And Configurations (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は床面に水勾配が付いて
隣接する水を使用する部屋と使用しない部屋との境界の
開口部に配置される開き戸に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】浴室等の
水を使用する部屋とそれに隣接する部屋の床面が車椅子
での通行の便宜により同一面である場合、部屋の境界の
開口部に配置される戸は水を使用する部屋からの水の浸
入を阻止する機能を持つ必要がある。
【0003】開口部に開き戸を配置する場合、開口部を
挟んで床面に段差を付けない条件下では閉鎖状態での開
き戸と床面との水密性や気密性は床面に接触する気密材
によって確保せざるを得ない。
【0004】この発明は段差のない開口部に開き戸を配
置する場合の水密性と気密性に着目してなされたもの
で、水回りの開口部において水密性と気密性を確保する
開き戸を提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では開き戸を、水
を使用しない部屋側に位置する内戸板と水を使用する部
屋側に位置する外戸板の二重構造にし、外戸板の下框に
敷設される気密材を排水升の蓋の上面に常に接触させ、
内戸板の下框に敷設される気密材を閉鎖状態でのみ水勾
配を有する床面の上面に接触させることにより床面上で
の水密性と気密性を向上させる。内戸板と外戸板は互い
に連結された状態で開閉する。
【0006】外戸板の下框に敷設された気密材は排水升
の蓋の上面に常に接触することにより水を使用する部屋
の床面上に存在する水を、開き戸の開放操作時と閉鎖操
作時のいずれのときも排水升内に落とし込む働きをす
る。
【0007】内戸板の下框に敷設された気密材は閉鎖状
態でのみ水勾配を有する床面の上面に接触することによ
り開き戸の開放操作時と閉鎖操作時には床面上の水を運
ぶ働きをせず、閉鎖状態で外戸板と内戸板間の水密性と
気密性を確保する役目を持つ。
【0008】外戸板の下框の気密材が水の排除を、内戸
板の下框の気密材が閉鎖状態での水密性と気密性を確保
することにより水を使用する部屋から使用しない部屋へ
の水の浸入防止が万全になる。
【0009】
【実施例】この発明の開き戸1は図1,図2に示すよう
に床面下に排水升13が設置された水を使用する部屋と、
その部屋に隣接し、床面に水勾配が付いた水を使用しな
い部屋を仕切るものである。
【0010】開き戸1は内戸板2と外戸板3からなり、
内戸板2と外戸板3は吊元側の縦枠6に並列して固定さ
れる蝶番11,11に支持されると同時に、両戸板2,3が
共に両者間に架設される連結棒12を介して回転自在に連
結されることにより図2に鎖線で示すようにパンタグラ
フ式に開閉する。開き戸1の閉鎖時には内戸板2と外戸
板3との間に空気層が形成される。
【0011】排水升13とその蓋14は外戸板3の下方位置
から水を使用する部屋寄りに配置され、下枠7は内戸板
2の下方位置から蓋14の位置まで設けられる。下枠7の
上面には水勾配が付けられ、床面と同一面となってい
る。
【0012】内戸板2と外戸板3の各下框21,31には開
き戸1の閉鎖時に下枠7や蓋14との間の水密性と気密性
を確保する気密材4,5が敷設される。
【0013】外戸板3の下框31の気密材5は蓋14の上面
に常に接触し、開き戸1の開放操作時と閉鎖操作時に床
面上の水を排水升13へ導いて排除する。内戸板2の下框
21の気密材4は閉鎖状態で下枠7の上面に接触し、開き
戸1の閉鎖状態で下枠7における水密性と気密性を確保
する。気密材4,5は共に下框21,31の見込み方向に並
列するヒレ41,51を持つが、気密材5は水の排除と水を
使用する部屋からの浸入を阻止する役目を持つことか
ら、気密材5の、水を使用しない部屋側のヒレ51は縦断
面上、蓋14に明けられた排水孔15より下枠7寄りに位置
し、水を使用する部屋側のヒレ51は蓋14の排水孔15上に
位置する。
【0014】気密材5が蓋14の上面に常に接触する状態
は気密材5の敷設高さを調整することにより得られ、気
密材4が開き戸1の閉鎖時に下枠7に接触する状態は下
枠7の上面に排水升13側へ向けて水勾配を付けることに
より得られる。
【0015】気密材5と気密材4のそれぞれ蓋14と下枠
7への上記接触状態はまた、図1に示すように気密材
5,4をそれぞれ外戸板3と内戸板2に対して昇降自在
に下框31,21に支持させることによっても得られる。
【0016】この場合、外戸板3の下框31と内戸板2の
下框21にはアタッチメント32,22が付属し、アタッチメ
ント32,22が下框31,21に対して昇降することにより気
密材5,4が昇降する。
【0017】外戸板3のアタッチメント32は開き戸1の
開閉操作中、常に水を使用する部屋の床面の勾配に追従
して気密材5を床面に接触させるために、勾配に応じた
昇降量だけ下框31に対して自由に昇降できるクリアラン
スがアタッチメント32の上面とそれに対向する下框31の
下面間に確保される。
【0018】内戸板2のアタッチメント22は水を使用す
る部屋の床面上の水を、水を使用しない部屋の床面上に
運び込まないよう、開き戸1の開放状態では床面に接触
させない必要があることから、閉鎖状態付近で下枠7に
接触するよう、下框21に対して昇降可能なクリアランス
は小さく設定される。両アタッチメント32,22共、下框
31,21に対して降下したときに気密材5,4が適度な圧
力で接触するように降下位置が設定される。
【0019】図2中、鎖線は開き戸1がある程度開放し
たときの両気密材5,4と床面、あるいは蓋14上面との
位置関係を示す。このとき、外戸板3のアタッチメント
32に取り付けられた気密材5のヒレ51,51は勾配の付い
た床面に適度な圧力で接触し続けるが、内戸板2のアタ
ッチメント22は下框21に対して一定量降下すると下框21
に下方へ係合するため気密材4のヒレ41,41は蓋14の上
面や床面から浮いた状態になる。
【0020】図2に示すように両縦枠6,6の、水を使
用する部屋側の面には開き戸1の閉鎖時に内戸板2と外
戸板3の各縦框23,33が密着する気密材9が、同様に図
1に示すように上枠8の、水を使用する側の面には内戸
板2と外戸板3の各上框24,34が密着する気密材10がそ
れぞれ敷設され、両戸板2,3間に形成される空気層と
併せて開き戸1の閉鎖状態での断熱性と防音性が確保さ
れる。
【0021】
【発明の効果】この発明は以上の通りであり、開き戸
を、水を使用しない部屋側に位置する内戸板と水を使用
する部屋側に位置する外戸板の二重構造にし、外戸板の
下框に敷設された気密材を排水升の蓋の上面に常に接触
させ、内戸板の下框の気密材を閉鎖状態でのみ水勾配を
有する床面の上面に接触させるものであるため段差のな
い水回りの開口部において床面上での水密性と気密性が
確保される。
【0022】特に外戸板の下框に敷設された気密材は床
面上に存在する水を、開き戸の開放操作時と閉鎖操作時
のいずれのときも排水升内に落とし込む働きをし、内戸
板の下框に敷設された気密材は閉鎖状態で、外戸板と内
戸板間の気密性と水密性を確保する役目を持つため、水
を使用する部屋から使用しない部屋への水の浸入防止が
万全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】開き戸と床面の関係を示した縦断面図である。
【図2】図1の横断面図である。
【符号の説明】
1……開き戸、2……内戸板、21……下框、22……アタ
ッチメント、23……縦框、24……上框、3……外戸板、
31……下框、32……アタッチメント、33……縦框、34…
…上框、4……気密材、41……ヒレ、5……気密材、51
……ヒレ、6……縦枠、7……下枠、8……上枠、9…
…気密材、10……気密材、11……蝶番、12……連結棒、
13……排水升、14……蓋、15……排水孔。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面下に排水升13が設置された水を使用
    する部屋と、その部屋に隣接し、床面に水勾配が付いた
    水を使用しない部屋とを仕切る開き戸1であり、互いに
    連結された状態で開閉する、水を使用しない部屋側に位
    置する内戸板2と、水を使用する部屋側に位置する外戸
    板3からなり、外戸板3の下框31に敷設される気密材5
    は排水升13の蓋14の上面に常に接触し、内戸板2の下框
    21に敷設される気密材4は閉鎖状態でのみ水勾配を有す
    る床面の上面に接触することを特徴とする水回り開口部
    用開き戸。
JP27646594A 1994-11-10 1994-11-10 水回り開口部用開き戸 Expired - Lifetime JP2835288B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP27646594A JP2835288B2 (ja) 1994-11-10 1994-11-10 水回り開口部用開き戸

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JP27646594A JP2835288B2 (ja) 1994-11-10 1994-11-10 水回り開口部用開き戸

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JPH08135329A JPH08135329A (ja) 1996-05-28
JP2835288B2 true JP2835288B2 (ja) 1998-12-14

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JP27646594A Expired - Lifetime JP2835288B2 (ja) 1994-11-10 1994-11-10 水回り開口部用開き戸

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