JP2835148B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JP2835148B2 JP2149503A JP14950390A JP2835148B2 JP 2835148 B2 JP2835148 B2 JP 2835148B2 JP 2149503 A JP2149503 A JP 2149503A JP 14950390 A JP14950390 A JP 14950390A JP 2835148 B2 JP2835148 B2 JP 2835148B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エバポレータの下流側の温度センサの検出
値等に応じて車室内温度を自動制御する車両用空気調和
装置に関する。
(従来の技術) 従来、エバポレータと、該エバポレータ下流の温度を
検出する温度センサと、該温度センサの検出値及び他の
熱負荷パラメータを検出するセンサからの検出信号に基
づいてエアミックスドア開度を調節して車室内温度を自
動制御する制御手段とを備えた車両用空気調和装置があ
る(例えば実公昭54−12819号公報)。
上記エバポレータ温度センサは、エバポレータの出口
側温度が凍結温度以下に低下しないように圧縮機の容量
を可変制御してエバポレータに供給される冷媒量を調節
するために用いられる他、車室温度が設定温度になるよ
うにエアミックスドアの開度を制御するためにも用いら
れる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、エバポレータは入口パイプ側の冷媒温度が
比較的低く、出口パイプ側の冷媒温度が比較的高い。従
ってエバポレータの吹出箇所においてエバポレータ吹出
空気温度が異なる。しかして、熱負荷の増加に応じてエ
バポレータに供給される冷媒量が多くなったときは吹出
箇所におけるエバポレータ吹出空気温度の差は小さくな
る一方、熱負荷の減少に応じて冷媒量が少なくなったと
きは前記差は大きくなる。
ところが、前記エバポレータ温度センサは1個のみエ
バポレータ側に設けられているので、該センサの検出値
は必ずしもエバポレータの全吹出箇所におけるエバポレ
ータの吹出空気温度の平均値に対応しない。
特に、内気と外気との割合を調節するインテークドア
の開度や外気温度に応じてエバポレータに供給される冷
媒量が自動的に可変制御されて上記エバポレータ吹出空
気温度差が変化するため、温度センサの検出値は常に実
際のエバポレータ下流の全吹出箇所における温度を正し
く表わすとは限らない。
しかしながら前記従来の技術では、かかるエバポレー
タ温度センサの検出値に何ら補正が加えられていないの
で、正確なエバポレータ下流温度を求めることができ
ず、それにより空気調和装置の吹出温度の制御が良好に
行われないという不具合があった。
本発明は、上記事情に鑑みて為されたものであり、エ
バポレータ下流の温度を正確に求め、より精度の高い車
室内温度制御を可能とした車両用空気調和装置を提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述の課題を解決するためこの発明は、エバポレータ
と、このエバポレータの下流の温度を検出する温度セン
サと、外気の温度を検出する外気温センサと、前記エバ
ポレータ側へ導入する外気と内気との割合を決めるイン
テークドアの開度を検出する開度検出手段と、前記温度
センサ、前記外気温センサ及び前記開度検出手段の各検
出値に基づいて車室内へ送る空気の温度を制御する制御
手段とを備える車両用空気調和装置において、前記制御
手段が、前記外気温センサ及び前記開度検出手段の各検
出値に応じて前記温度センサの検出値を補正することを
特徴とする。
(作用) 第1図に示すように、エバポレータ下流側の温度セン
サaの検出値に応じた信号が制御手段bに送られると、
該制御手段bはインテークドア開度及び外気温等エバポ
レータの熱負荷の大きさを変化させるパラメータの値c
に応じてエバポレータ温度センサの検出値を補正し、こ
の補正値からの検出信号に基づき例えばエアミックスド
アdの開度を調節して車室内温度を制御する。
(実施例) 以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説明する。
第2図は本発明の一実施例に係る車両用空気調和装置
の全体を示す概略構成図である。
同図に示すように、通風ダクト1の上流側部分内に
は、該通風ダクト1内に空気を導入するブロア2と、該
導入空気を外気導入モード又は内気循環モードに択一的
に切り換えるインテークドア3が設けられている。
前記ブロア2の下流側にはエバポレータ4とヒータコ
ア5とが設けられている。エバポレータ4は不図示の可
変容量型圧縮機から成る冷凍サイクルに接続されてい
る。ヒータコア5は不図示のエンジンの冷却水が循環す
る温水サイクル中に挿入され、前記エバポレータ4から
の冷風を加熱する。エバポレータ4とヒータコア5との
間の通路中にはエアミックスドア6が設けられ、該エア
ミックスドア6の開度に応じてヒータコア5を通過した
温風とヒータコア5をバイパスした冷風との混合割合が
調節され、これによって車室7内に吹き出る吹出し空気
の温度が調節される。
通風ダクト1のヒータコア5より下流側端部は、顔部
吹出口8、足下吹出口9及びデフロスタ吹出口10に分岐
して車室7内の所定位置に夫々開口し、該分岐部に吹出
モードを切り換えるモード切換ドア11,12が設けられて
いる。
マイクロコンピュータのコントロール・ユニット(制
御手段)13の各入力端子には、車室7内の温度を検出し
て車室内温度TRの信号を出力する車室内温度センサ14
と、エバポレータ4の出口側空気温度を検出してエバポ
レータの直ぐ下流の空気温度TEの信号を出力するエバポ
レータ温度センサ15と、外気温度TAを検出してその信号
を出力する外気温度センサ16と、インテークドア3の開
度Xを検出してその信号を出力するポテンショメータ
(開度検出手段)17と、車室内温度の制御目標値を設定
してその設定温度TDの信号を出力する温度設定器18と、
エアミックスドア6の開度θを検出してその信号を出力
するポテンショメータ19とからの各出力信号が不図示の
マルチプレクサ及びA/D変換器を介して順次入力され
る。
また、コントロール・ユニット13の各出力端子は、イ
ンテークドア3を切換えるインテークドア・アクチュエ
ータ20と、、ブロア2を駆動するブロア駆動回路21と、
エアミックスドア6の開度を制御するエアミックスドア
・アクチュエータ22と、モード切換ドア11,12を切換え
て吹出しモードの切換を行なうモード・アクチュエータ
23とに夫々不図示のD/A変換器を介して接続されてい
る。
次に上記構成を有する車両用空気調和装置の作動を第
3図のプログラムフローチャートに基づいて説明する。
先ず、ステップS1では、前記各センサ14〜19の検出信
号がコントロール・ユニット13に入力される。
次いで、ステップS2にて前記エバポレータ温度センサ
15からの検出値を補正する。この補正は第4図のエバポ
レータ温度補正サブルーチンによって行われ、そのステ
ップS21ではエバポレータ温度センサ15の検出値TEを入
力し、次に外気温度センサ16の検出値TAを入力する(ス
テップS22)。ステップS23では、これらセンサの入力値
に基づいて第5図のTE′−TEマップによってエバポレー
タ温度センサ15の検出値TEを外気温度TAにより補正し、
補正値TE′を得る。
TE′−TEマップによる補正値TE′の検索後、前記イン
テークドア3の開度Xを読み込み、その開度Xから外気
導入率(FRESH比率)を算出する(ステップS24)。ステ
ップS25では、このFRESH比率と前記補正値TE′に基づい
て第6図のTE″−TE′マップによって、補正値TE′をイ
ンテークドア3の外気導入率により補正し、補正値TE
を得る。
このようにしてエバポレータ温度センサ15の検出値を
外気温度TA及びインテークドア開度Xにより補正した
後、その補正値TE″をエバポレータ温度検出値TEとし
(ステップS26)、前記第3図のプログラムに戻る。第
3図のステップS3では、該補正したエバポレータ温度TE
及び他のセンサの検出値に基づいて調和空気の吹出温度
を演算する。斯くして吹出温度が決定すると、実際の吹
出温度を演算値と同じにすべく前記エアミックスドア6
の開度の演算(ステップS4)、前記モード切換ドア11,1
2の開度の演算(ステップS5)、前記ブロア2の駆動電
圧の演算(ステップS6)、及びインテークドア3の開度
の演算(ステップS7)をそれぞれ行って、各アクチュエ
ータ20,22,23及び駆動回路21を作動させるべく本プログ
ラムを終了する。
上述したように、本実施例はエバポレータ4の熱負荷
の大きさを変化させる要因となるインテークドア3の開
度Xと外気温度TAとの2つのパラメータ値に応じてエバ
ポレータ温度センサ15の検出値TEを補正するようにした
ので、エバポレータ4の熱負荷の大きさによって変わる
センサ15の検出値TEの検出誤差を随時補正することがで
き、もって正確な吹出温度制御が可能となる。
尚、本実施例では、エバポレータ温度センサ15の検出
値TEを補正するパラメータ値としてインテークドア開度
Xと、外気温度TAを用いたが、これに限られず、エバポ
レータ4の熱負荷を変化させる要因であれば、例えばブ
ロア21の送風量の検出値等他のパラメータ値を用いても
よい。又、これら3つのパラメータの全てを用いて検出
値TEを補正すれば更に精度の良い補正を行うことができ
る。
更に、上述の実施例では、第5図、第6図の各マップ
を用いてそれぞれ補正値TE′,TE″を求めたが、これら
の補正値を演算式等によって求めるようにしても良い。
(発明の効果) 上述したように、本発明は、エバポレータと、該エバ
ポレータ下流の温度を検出する温度センサと、該温度セ
ンサの検出値に基づいて前記エバポレータに供給される
冷媒量を制御すると共に、車室内温度を制御する制御手
段とを備えた車両用空気調和装置において、前記制御手
段は、熱負荷の大きさを変化させるパラメータの値に応
じて前記温度センサの検出値を補正するようにしたの
で、熱負荷の大きさによって供給冷媒量が変化するエバ
ポレータの下流温度を検出する温度センサの検出値の誤
差を随時補正することができるので、より精度の高い車
室内温度制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明の一実施例に係る車両用空気調和装置の全体を示す概
略構成図、第3図は車両用空気調和装置の作動を説明す
るプログラムフローチャート、第4図はエバポレータ温
度センサの検出値TEの補正を行うサブルーチンのフロー
チャート、第5図はエバポレータ温度センサの検出値TE
を外気温度TAに応じて補正するためのテーブル図、第6
図は外気温補正値TE′をインテークドア開度のFRESH比
率に応じて補正するためのテーブル図である。 4……エバポレータ、13……コントロール・ユニット
(制御手段)、15……エバポレータ温度センサ、X……
インテークドア開度(パラメータ値)、TA……外気温度
(パラメータ値)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エバポレータと、 このエバポレータの下流の温度を検出する温度センサ
    と、 外気の温度を検出する外気温センサと、 前記エバポレータ側へ導入する外気と内気との割合を決
    めるインテークドアの開度を検出する開度検出手段と、 前記温度センサ、前記外気温センサ及び前記開度検出手
    段の各検出値に基づいて車室内へ送る空気の温度を制御
    する制御手段とを備える車両用空気調和装置において、 前記制御手段が、前記外気温センサ及び前記開度検出手
    段の各検出値に応じて前記温度センサの検出値を補正す
    ることを特徴とする車両用空気調和装置。
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JPH01262212A (ja) * 1988-04-12 1989-10-19 Diesel Kiki Co Ltd 車両用空調制御装置

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