JP2834191B2 - 指針式世界時計 - Google Patents

指針式世界時計

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JP2834191B2
JP2834191B2 JP17408189A JP17408189A JP2834191B2 JP 2834191 B2 JP2834191 B2 JP 2834191B2 JP 17408189 A JP17408189 A JP 17408189A JP 17408189 A JP17408189 A JP 17408189A JP 2834191 B2 JP2834191 B2 JP 2834191B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、任意に選択された地域の地方時と共に日付
を表示する指針式世界時計に関する。
〔従来の技術〕
近年、時計の生産、販売の多くは、指針式であり、需
要も益々多くなる傾向である。その上、時計本来の時分
秒針以外に、ストップウォッチやタイマーをも指針で表
示する多針多機能時計や、月日をも指針で表示する多針
多情報時計が多く見られ、需要を伸びつつある傾向であ
る。この様な状況の中で、世界時計も例外ではなく、多
針多情報時計の一部として、24時間で1回転する指針又
は円板を取付け、1つの時計で多時刻を表示出来る様な
商品が市場に多く出されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来の指針式世界時計は、日付など無く、も
しくは、日付付きとしても、日付を戻す機能が難しいた
め、24時間で1日を送る機構しか設けられず、各地域の
時刻を示す事が出来るが、指定した地域の日付まで正確
に示す事は、機構上の困難性が大きく、実現していなか
った。
本発明の目的は、上記問題点を解決し、本格的な指針
式世界時計に対し、構造を簡素化し、かつ各地域とも指
定した地域の時刻と共に論理的回路制御によって正確な
日付をも表示出来る時計を提供する事にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有
する。
(1) 文字板上に配された、時差の異なる複数の地域
を示す記号及び該記号の一つを指示することにより地域
を指定する地域指示針と、指定された地域の地方時を少
なくとも「時」の単位で表示する地方時指示針と、指定
された地域の日付を示す日付指示針とを有し、 各指針は夫々駆動回路を伴うステップモータによって
駆動されると共に、 前記地域指示針と前記地方時指示針とに対応する駆動
信号の数を夫々カウントするカウンター手段と、夫々の
カウンター手段のカウント値が夫々の所定値に到達した
とき、そのカウント値の変化方向が増減いずれであるか
に従って前記日付指示針を正あるいは逆方向に歩進させ
る駆動信号を発生する駆動制御回路とを備えたことを特
徴とする。
(2)(1)において1つの地域内にノーマルタイム記
号とサマータイム記号とを設けて地域指示針がそれらを
選択的に指示しうるようにすると共に、駆動制御回路は
サマータイム記号が指示されたときにはノーマルタイム
記号が指示されたときよりも地方時指示針およびこれに
対応するカウンター手段のカウント値を1時間ぶん進め
る回路手段を備えていることを特徴とする。
(3)(1)又は(2)において更に少なくとも月を指
示する指示手段およびその駆動手段と、指示された月の
大・小に応じて日付指示針に非存日をスキップさせる早
送り制御回路手段を更に備えたことを特徴とする。
〔作用〕
地球上の地域はそれぞれ地方標準時を有すると共に、
本日の日付を有する地域群と前日の日付を有する地域群
とに分かれ、かつ時刻の流れと共に両者の比率が変化す
る。(基準のとり方を変えかつ地域を入れかえれば本日
と翌日と表現してもよい) 日付が変更されるのは、 地方標準時(あるいはその地方のサマータイム)が
午前0時に達したとき、 地域の選択が日付変更線の東西にまたがるときであ
り、変更量はその都度1日であるが、増加はの方向に
よる。本発明では上記条件を論理回路により制御して日
付の指示を正しい方向に変化させるものである。詳細は
第一実施例の<日付変更動作>の項の第6図の説明を参
照されたい。
〔第一実施例〕
(1)第一実施例の外観と機能及び操作部材とスイッチ
との対応 第1図は、本発明に係わる日付が世界時刻に同期した
機能を備えた指針式電子時計の外観平面図であり、1は
電子時計、2は文字板であり、文字板2の上には、北極
から見た世界地図が印刷されている。
前記電子時計1の側面には、リューズ21、地域指示選
択ボタン18、ノーマルサマー切換ボタン19及び20のボタ
ンを有しており、リューズ21を2段引きの位置に操作す
る事により後述するスイッチ53を、リューズ21を1段引
きの位置に操作する事により後述するスイッチ54を、ま
た地域指示選択ボタン18をプッシュ操作する事により後
述するスイッチ55を、またノーマルサマー切換ボタン19
をプッシュ操作する事により後述するスイッチ56を、ま
たボタン20をプッシュ操作する事により後述するスイッ
チ57を各々動作させる。
前記文字板2の上には、通常時刻表示用の時針3、分
針4が中心に取り付けてあり、時と分を読み取るための
目安となる印刷された時・分用目盛17と合わせて時刻表
示を行う。
また文字板2の上に地域指示針5が中心に取り付けて
あり、地域名記号10と合わせて指示された地域表示をす
ると共に、丸目盛であるサマー時刻用目盛11(サマー時
刻実施地域の所は黒丸印、サマー時刻を実施しない地域
の所は白丸印)及び、棒目盛であるノーマル時刻用目盛
12のいずれを地域指示針5が指示しているかで、サマー
時刻実施時に使用するサマー時刻機能が選択されている
か、あるいは、サマー時刻以外の期間に実施されている
ノーマル時刻時に使用するノーマル時刻機能が選択され
ているかを識別する事も出来る。
さらに文字板2の上には小針として中心から9時方向
に世界時刻表示のデュアル針7が取り付けてあり、デュ
アル用数字14、また中心から6時方向に日針6が取り付
けてあり日用数字13と合わせて、前記地域指示5が指示
した地域のサマー時刻あるいはノーマル時刻が何日の何
時であるかを表示する。なお、地域名記号10上にあるAK
L(オークランド)とMDY(ミッドウェイ)との境に日付
変更線がある事が想定されている。
(2)第一実施例の回路の構成 第2図は、第1図に示した上記実施例の回路ブロック
図である。
第2図の構成要素は、時間基準源50、該時間基準源50
からの出力信号に基づき駆動用パルスの周期及びパルス
幅を作り出すための分周信号P51の各種の周波数の信号
群を出力する分周回路51、スイッチ回路52、時刻表示手
段65、地域選択回路72とノーマルサマー切換回路73と日
制御回路74とから成る駆動制御回路71、修正手段90、時
分針駆動手段100、該時分針駆動手段100に連動する時分
針用輪列及び指針103、地域指示針駆動手段104、該地域
指示針駆動手段104と連動する地域指示針輪列及び指針1
08、デュアル針駆動手段109、該デュアル針駆動手段109
に連動するデュアル針用輪列及び指針113、モード制御
回路114、日切換検出回路118、日針駆動手段132、該日
針駆動手段132に連動する日針用輪列及び指針136であ
る。
スイッチ回路52はさらに、スイッチ53〜57、チャッタ
リング防止回路58〜62、INV63,64より成る。前記リュー
ズ21が2段引き状態時に回路58よりリューズ2段信号P5
8が出力され、逆に2段引き以外の状態時にINV63より反
転リューズ2段信号P63が出力される。同様にリューズ2
1の1段引き位置に対応して回路59及びINV64からリュー
ズ1段信号P59及び反転リューズ1段信号P64が出力され
る。
前記地域指示選択ボタン18、ノーマルサマー切換ボタ
ン19、及びボタン20をプッシュ操作する事に対応して回
路60〜62よリワンショットの第1プッシュ信号P60、第
2プッシュ信号P61、第3プッシュ信号P62が出力され
る。
時刻表示手段65はさらに、時刻信号発生回路66、AND6
7、OR68、60進カウンタ69、通常デュアル信号発生回路7
0より構成される。
地域選択回路72はさらに、AND75、地域変更信号発生
回路76、デュアル戻り信号発生回路77より成る。
ノーマルサマー切換回路73はさらに、AND78、81、ノ
ーマル移行信号発生回路79、デュアル戻り信号発生回路
80、サマー移行信号発生回路82、デュアル進み信号発生
回路83より成る。
日制御回路74はさらに、OR84,85、AND86,87、日付進
み信号発生回路88、日付戻り信号発生回路89より成る。
修正手段90はさらに、OR91〜93、AND94〜96、地域修
正信号発生回路97、デュアル修正信号発生回路98、日付
修正信号発生回路99より成る。
時分針駆動手段100はさらに、時分針駆動回路101、該
回路101の出力信号により駆動される第1モータ102より
構成される。尚本実施例のすべてのモータはステップモ
ータである。
地域指示針駆動手段104はさらに、OR105、地域指示針
駆動回路106、該回路106の出力信号により駆動される第
2モータ107により構成される。
デュアル針駆動手段109はさらに、OR110、デュアル針
駆動手段111、該回路111の出路信号により駆動される第
3モータ112より構成される。
モード制御回路114はさらに、OR115、2進カウンタ11
6、INV117より構成される。前記2進カウンタ116の出力
端子Qからは、入力端子Iへの前記OR115の出力信号、
及びリセット入力端子Rへの前記リューズ2段信号P58
に基づきサマー時刻機能選択状態である時には、サマー
モード信号P116が出力され、逆にINV117からはノーマル
時刻機能選択状態である時には、ノーマルモード信号P1
17が出力される。
日切換検出回路118はさらに、OR119〜121、48進カウ
ンタ122、該カウンタ122の出力端子Qから、数値23及び
22を検出する、23検出回路123、22検出回路124、24進カ
ウンタ125、該カウンタ125の出力端子Qから数値0及び
23を検出する、0検出回路126、23検出回路127、AND128
〜131より成る。
前記48進カウンタ122の入力端子Uの入力は前記OR119
の出力信号P119であり、この信号は前記カウンタ122の
加算信号に、入力端子Dの入力はノーマルサマー切換回
路73のサマー移行信号発生回路82のカウント信号C82で
あり、前記カウンタ122の減算信号と成る。同様に12進
カウンタ125の入力端子U、Dにも図示の如く各々の信
号P70、P83、P98、C77、C80等の入力により加算又は減
算のカウントがされる。また両カウンタのR端子へは、
前記リューズ2段信号P58が入力し、該信号P58によって
両カウンタともリセットされる。
日針駆動手段132はさらに、OR133、日針用駆動回路13
4、該回路134により駆動される第4モータ135より構成
される。
(3)第一実施例の回路の動作 次に、第2図の回路ブロック図の動作説明を行う。本
実施例の時計仕様は、リューズ2段引き状態にてリュー
ズ21を回転する事によりメカ的に時針3、分針4に対し
て通常時刻修正及び地域指示針5、及デュアル針7のイ
ニシャライズ修正を、リューズ1段引き状態にて地域指
示針5、日針6、デュアル針7に対して任意の地域の日
付及びデュアル時刻を合わせる世界時刻修正を行い、ま
たリューズ0段状態の通常使用状態にて地域を選択し
て、指定地域のデュアル時刻と共に日付をも知る事が出
来る地域選択操作や、ノーマル時刻機能とサマー時刻機
能を切換えるノーマルサマー切換操作が出来る。
<リューズ2段引き状態での動作> リューズ2段引き状態にてスイッチ回路52より第1プ
ッシュ信号P60が出力されると、修正手段90では、OR91
の一方の入力信号であるリューズ2段信号P58が出力さ
れているので、AND94の一方の入力信号であるOR91の出
力信号は レベルなので、AND94の他方の入力信号では第1プッシ
ュ信号P60がAND94から出力される。地域修正信号発生回
路97からは、AND94からの第1プッシュ信号P60のタイミ
ングに従い所定の分周信号P51に基づき地域指示針5を
正転の向きに1発駆動させるためのワンショット信号で
ある地域修正信号P97が出力され、該信号P97が地域指示
針駆動手段104に供給される事で地域指示針5は、正転
向きに一発駆動される。
一方、日切換検出回路118にも、前記地域修正信号P97
が供給されるが、日切換検出回路118の48進カウンタ122
は、前記リューズ2段信号P58によってリセットされて
いる。すなわち、ユーザーに初期設定として地域指示針
5が地域名記号10上のノーマル時刻のLONに合わせるイ
ニシャライズ修正をしてもらう事で地域指示針5と日切
換検出回路118の48進カウンタ122との位相関係が正しく
合い、地域指示針5が、日付変更線となるノーマル時刻
のMDYとサマー時刻のAKLとの間を通過した事を検出出来
る事となる。同時にモード制御回路114にも前記地域修
正信号P97が入力されるが、リューズ2段信号P58によ
り、2針カウンタ116は、リセットされたままである。
同図にスイッチ回路52より第2プッシュ信号P61が出
力される事により、修正手段90におけるデュアル修正信
号発生回路98からデュアル針を正転の向きに1発駆動さ
せるためのデュアル修正信号P98が出力され、デュアル
針駆動手段109に供給される事でデュアル針7が正転の
向きに1発駆動されると共に、日切換検出回路118の24
進カウンタ125は、前記リューズ2段信号P58によってリ
セットされる事で、ユーザーに地域指示針5と同様に初
期設定としてデュアル針7がデュアル用数字14上の24に
合わせるイニシャライズ修正によって、デュアル針7
が、デュアル用数字14の23から24へ、また24から23へ移
動した事が検出出来る事と成る。
また、リューズ2段引き状態では時刻表示手段65、及
び駆動制御回路71などその他の回路は一切動作しない。
<リューズ1段引き状態での動作> リューズ1段引き状態にて、スイッチ回路52より第1
プッシュ信号P60が出力されると、修正手段90ではOR91
の一方の入力信号であるリューズ1段信号P59が出力さ
れており、後はリューズ2段引き状態時と同様に前記地
域修正信号P97に基づき、地域指示針5は正転の向きに
1発駆動される。
但し、モード制御回路114は、リューズ1段引き状態
ではリセットがかかっておらず、前記地域修正信号P97
が同時に供給される事で2進カウンタ116の出力レベル
をひっくり返す。すなわち今までノーマルモード信号P1
17が出力されていた場合には、サマーモード信号P116が
出力される様に切り換え、今までサマーモード信号P116
が出力されていた場合には、ノーマルモード信号P117が
出力される様に切り換えて、常に地域指示針5が、第1
プッシュ信号P60ごとにノーマル時刻用目盛12とサマー
時刻用目盛11とを交互に指して修正されていく事にモー
ド制御回路114は追従する。
また、リューズ1段引き状態にてスイッチ回路52より
第2のプッシュ信号P61が出力されると修正手段90で
は、AND95の一方の入力信号であるリューズ1段信号P59
レベルなので、AND95の他方の入力信号である第2プッ
シュ信号P61がAND95から出力される。デュアル修正信号
発生回路98からは、AND95からの第2プッシュ信号P61の
タイミングに従い所定の分周信号P51に基づきデュアル
針7を正転の向きに一発駆動させるためのワンショット
信号であるデュアル修正信号P98が出力され、該信号P98
がデュアル針駆動手段に供給される事で、デュアル針7
は正転の向きに1発駆動される。
さらに、リューズ1段引き状態にてスイッチ回路52よ
り第3プッシュ信号P62が出力されると修正手段90で
は、AND96の一方の入力信号であるリューズ1段信号P59
レベルなので、AND96の他方の入力信号である第3プッ
シュ信号P62がAND96から出力される。日付修正信号発生
回路99からは、AND96からの第3プッシュ信号P62のタイ
ミングに従い所定の分周信号P51に基づき日針6を正転
の向きに1発駆動させるためのワンショット信号である
日付修正信号P99が出力され、該信号P99が日針駆動手段
132に供給される事で日針6は正転の向きに1発駆動さ
れる。
但し、日切換検出回路118では、リューズ1段引き状
態では、48進カウンタ122、24進カウンタ125には、共に
リセットは、かかっておらず、地域修正信号発生回路97
から出力される地域修正信号P97は、OR119を通り48進カ
ウンタ122のU端子へ、デュアル修正信号発生回路98か
ら出力されるデュアル修正信号P98は、OR120を通り24進
カウンタのU端子に入力され、両カウンタは、U端子の
入力に従い加算されていく。
22検出回路124が、48進カウンタ122のQ端子からの情
報から該カウンタ122のカウント数が22である事を検出
した時、22検出回路124から検出信号P124が出力しAND12
9の一方に入力する。AND129の他方は、ノーマルサマー
切換回路73のサマー移行信号発生回路82からのカウント
信号C82であるが、リューズ1段引き状態では、サマー
移行信号発生回路82からの出力がないので、AND129から
は出力されない。また48進カウンタ122のカウント数が2
3に成った時、23検出回路123から検出信号P123が出力さ
れAND128に入力される。AND128の他方は、地域修正信号
P97が入力されるので、AND128からは、 レベルの信号が出力され、日制御回路74のAND86に入力
される。しかしAND86の入力である反転リューズ1段信
号P64は、リューズ1段引き状態では、出力されず、よ
ってAND86からの出力はない。同様に24進カウンタ125の
カウント数が、23及び0になった時、23検出回路127及
び0検出回路126より検出信号が出力されるが、23検出
回路127からの検出信号P127は、AND131、0検出回路126
からの検出信号P126は、日制御回路74のAND86から先の
出力はない。
すなわち、リューズ1段引き状態にて、3つのボタン
18、19、20をプッシュ操作してセットしたい地域のノー
マル時刻、サマー時刻及びその地域のデュアル時刻、日
付を合わせられ、たとえ、地域指示針5がMDYからAKL
へ、デュアル針7がデュアル用数字14の23から24へ移動
したとしても、セットした日付には、何ら影響無く、地
域指示針5及びデュアル針7の針位置は、日切換検出回
路118の48進カウンタ122で地域指示針5を、24進カウン
タ125でデュアル針7を記憶する事になる。
また、リューズ1段引き状態にて時刻表示手段65の時
刻信号発生回路66では、スイッチ回路52からの反転リュ
ーズ2段信号P63は レベルで出力許可状態なので所定の分周信号P51に基づ
き1分周期の時刻信号P66が出力され、該信号P66が時分
針駆動手段100に供給される事で分針4が1分々駆動さ
れ時針3も連動する。
また、リューズ1段引き状態では駆動制御回路71は動
作しない。
<リューズ0段目状態での動作> 次に、リューズ0段状態での時刻表示手段65の動作の
関係を説明する。
時刻信号発生回路66では、前述のリューズ1段引き状
態と同様の動作をし、その結果分針4が1分々駆動され
時針3も連動する。AND67の第1及び第2の入力信号で
あるスイッチ回路52からの反転リューズ1段信号P64及
び反転リューズ2段信号P63は共に レベルなので、第3の入力信号である時刻信号発生回路
66からの1分周期の時刻信号P66がAND67から出力され
る。OR68の第1及び第2の入力信号であるスイッチ回路
52からのリューズ2段信号P58及びリューズ1段信号P59
は、共に レベルであり、60進カウンタ69のR入力端子へOR68から
の出力信号は レベルで、リセットはかかっておらず60進カウンタ69の
I入力端子へのAND67からの時刻信号P66に基づき1分周
期でカウント動作を行なう。60進カウンタ69のQ出力端
子からは時刻信号P66を60回カウントして1時間経過す
ると1時間信号P69を出力する。
通常デュアル信号発生回路70では、前記1時間信号P6
9のタイミングに従い所定の分周信号P51に基づき1時間
周期の通常デュアル信号P70が出力され、該信号P70がデ
ュアル針駆動手段109に供給される事でデュアル針7が
1時間分駆動されデュアル時刻が何時であるかを示すと
共に、前記通常デュアル信号P70は、日切換検出回路118
のOR120の一方の入力となる。該OR120は、通常デュアル
信号P70を出力すると共に、24進カウンタ125のU端子及
びAND130の一方に入力する。
24進カウンタ125が、0と成る時、0検出回路126から
の信号P126が となり、 AND130から レベルの信号P130が出力される。該信号P130は、日制御
回路74のAND86の一入力となり他の二入力は、それぞれ
反転リューズ2段信号P63及び反転リューズ1段信号P64
でありリューズ0段状態では のためAND86は、前記信号P130を出力する事になる。さ
らに日付進み信号発生回路88に入力し日付を一日分進ま
せる信号P88を出力し、日針駆動手段132に供給される事
で日付を1日進ませる事ができ、デュアル時刻に合った
日付を表示する事が出来る。
同様に、24進カウンタ125が、23に成った時、23検出
回路127により、信号P127が出力しAND131の一方の入力
に入る。この時、AND131の他方の入力は、地域指示選択
回路72のAND75の第一及び第二入力である、反転リュー
ズ2段信号P63、反転リューズ1段信号P64は、リューズ
0段状態において レベルであるため、AND75は、第三入力を出力すること
になり、第三入力である第一プッシュ信号は、 レベルのため、デュアル戻り信号発生回路77からのカウ
ント信号C77からは、信号が出ないために、 レベルが入力する事になり、前記AND131からは、信号が
出ない。
さて次に本実施例で最も重要な部分であるリューズ0
段状態で駆動制御回路71の動作の関係を説明する。
<地域選択動作> まず地域選択回路72の関係の動作説明を行なう。
リューズ0段状態にて前記地域指示選択ボタン18がプ
ッシュ操作されると、AND75の第1及び第2の入力信号
であるスイッチ回路52からの反転リューズ2段信号P63
及び反転リューズ1段信号P64は共に レベルなので、第3の入力信号であるスイッチ回路52か
らの第1プッシュ信号P60がAND75から出力される。
地域変更信号発生回路76はAND75からの第1プッシュ
信号P60のタイミングに従い所定の分周信号P51に基づき
地域指示針5を正確の向きに2発駆動するための駆動信
号であるツーショット信号(2つのワンショット信号の
間隔が約30ms)の地域変更信号P76が出力され、該信号P
76が、日切換検出回路118の48進カウンタ122のU端子に
入力され、48進カウンタ122は、カウント数を2つ加算
すると共に、地域指示針駆動手段104に供給される事に
より、地域指示針5がある地域のノーマル時刻用目盛12
を指示している場合には、次の地域のノーマル時刻用目
盛12まで、また地域指示針5が、ある地域のサマー時刻
用目盛11を指示している場合には次の地域のサマー時刻
用目盛まで人間の目には、一遍で移動した様に見え、地
域が変更される。この時ノーマル時刻機能選択状態とサ
マー時刻選択状態との関係は切り換わらないので、モー
ド制御回路114を変更させる必要はない。
またデュアル戻り信号発生回路77は、AND75からの第
1プッシュ信号P60のタイミングに従い所定の分周信号P
15に基づきデュアル針7を逆転向きに1発駆動するため
のデュアル戻り信号P77が出力され、該信号P77がデュア
ル針駆動手段109に供給される事により、デュアル針7
は、地域指示針5が1つ西側の次の地域に移動した事に
追従するために一発逆転されデュアル時刻は、1時間戻
る。この時、デュアル戻り信号発生回路77は、カウント
信号C77を、デュアル戻り信号P77と同時に出力するた
め、日切換検出回路118の24進カウンタ125のU端子に入
力し、カウント数を1つ加算する。
<ノーマルタイム・サマータイム切換動作> 次にノーマルサマー切換回路73の関係の動作説明を行
う。
まずリューズ0段のサマー時刻機能選択状態にて前記
ノーマルサマー切換ボタン19がプッシュ操作されると、
AND78の第1及び第2及び第3の入力信号であるスイッ
チ回路52からの反転リューズ2段信号P63、反転リュー
ズ1段信号P64及びモード制御回路114からのサマーモー
ド信号P116は全て レベルなので、第4の入力信号であるスイッチ回路52か
ら第2プッシュ信号P61がAND78から出力される。
ノーマル移行信号発生回路79はAND78からの第2プッ
シュ信号P61のタイミングに従い所定の分周信号P51に基
づき地域指示針5を正転の向きに1発駆動するためのワ
ンショット信号であるノーマル移行信号P79が出力さ
れ、該信号P79が地域指示針駆動手段104に供給される事
で地域指示針5は、正転の向きに1発駆動され、同一地
域のサマー時刻用目盛11からノーマル時刻用目盛12に移
動すると共に、前記ノーマル移行信号P79が、日切換検
出回路118の48進カウンタ122のU端子に入力しカウント
数を1つ加算する。さらに前記ノーマル移行信号P79が
モード制御回路114に供給される事により2進カウンタ1
16は、反転されたサマーモード信号P116の代わりにノー
マルモード信号P117が出力されてモード切換えされる。
またデュアル戻り信号発生回路80は、AND78からの第
2プッシュ信号P61のタイミングに従い所定の分周信号P
51に基づきデュアル針7を逆転の向きに1発駆動するた
めのデュアル戻り信号P80が出力され、該信号P80がデュ
アル針駆動手段109に供給される事により、デュアル針
7は、地域指示針5がノーマル時刻用目盛12に移動した
事に追従するために1発逆転されデュアル時刻は1時間
戻ると共に、前記デュアル戻り信号発生回路80からデュ
アル戻り信号P80が発生されると同時に逆転カウント信
号C80も出力され、日切換検出回路118の24進カウンタ12
5のD端子に入力され、該カウンタ125のカウント数を1
つ減算する。
またリューズ0段のノーマル時刻機能選択状態にて前
記ノーマルサマー切換ボタン19がブッシュ操作される
と、AND81の第1及び第2及び第3入力信号であるスイ
ッチ回路52からの反転リューズ2段信号P63、反転リュ
ーズ1段信号P64及びモード制御回路114からのノーマル
モード信号P117は、全て レベルなので、第4の入力信号であるスイッチ回路52か
らの第2プッシュ信号P61がAND81から出力される。
サマー移行信号発生回路82はAND81からの第2プッシ
ュ信号P61のタイミングに従い所定の分周信号P51に基づ
き地域指示針5を逆転の向きに1発駆動するためのワン
ショット信号であるサマー移行信号P82が出力され、該
信号P82が地域指示針駆動手段104に供給される事で地域
指示針5は、逆転の向きに1発駆動され、同一地域のノ
ーマル時刻用目盛12からサマー時刻用目盛11に移動する
と共に、前記サマー移行信号P82が出力されるのに同期
して前記サマー移行信号発生回路82よりワンショット信
号である逆転カウント信号C82が出力されて、該カウン
ト信号C82が、日切換検出回路118の48進カウンタ122の
D端子に入力し、該カウンタ122のカウント数を1つ減
算する。
さらにモード制御回路114に逆転カウント信号C82が供
給される事により2進カウンタ116は、反転されノーマ
ルモード信号P117の代わりにサマーモード信号P116が出
力されてモード切換えされる。
またデュアル進み信号発生回路83はAND81からの第2
プッシュ信号P61のタイミングに従い所定の分周信号P51
に基づきデュアル針7を正転の向きに1発駆動するため
のデュアル進み信号P83が出力され、該信号P83がデュア
ル針駆動手段109に供給される事により、デュアル針7
は地域指示針5がサマー時刻用目盛11に移動した事に追
従するために一発正転されデュアル時刻は、1時間進む
と共に、前記デュアル進み信号P83は、日切換検出回路1
18の24進カウンタ125のU端子に入力し、該カウンタの
カウント数を1つ加算する。
<日付変更動作> 第6図を用いて地域と日付の関係を模式的に説明す
る。
同図において200は地図で、第3図の実施例の如く北
極201を中心として各子午線が放射状になるように描か
れている。(地形の図示は省略した)マーク202はロン
ドン(LON)のある方位を示す。203は日付変更線で、ミ
ッドウェイ(MDY)の方位とオークランド(AKL)の方位
との間に固定的に存在する。204は現在の地方時が24時
台(即ち午前0時台)であると地方時が23時台(午后11
時台)である地域との境界線を表わす移動境界線であ
る。移動境界線204は矢印205の方向、即ち西回りに地表
を24時間周期で回転している。206は本日領域で、日付
変更線203より西側でかつ移動境界線204の東側の領域で
ある。この内部では日付は一様で、例えばこれを本日と
する。この本日領域206を除いた残余の部分207は日付が
1日前となる前日領域である。
これら2つの扇形領域の角度は時刻と共に増減する。
移動境界線204が日付変更線203を通過した直後は本日領
域206が1地域のみで前日領域207が大部分であるが、1
日の中での時間の経過と共に本日領域206は比率を増し
てゆき、午前0時線が再度日付変更線203に接近する
と、ほとんど本日領域206のみとなり、移動境界線204が
日付変更線203を通過すると、1日だけ日付の進んだ新
しい本日領域が生じ、古い本日領域は前日領域に変化す
る。
以上の原理を本発明の時計における指針の動きに置き
直すと、日付の変更は次の規約で行われることになる。
デュアル針7が正転で24時目盛を越えた場合(自然
の時間経過のあるいは手動操作のいずれでもよい)には
日付を1日進ませる。
デュアル針7が逆転で24時目盛を越えた場合には日
付を1日遅らせる。
地域指示針5が日付変更線を西回りに越えた場合に
は日付を1日進ませる。
地域指示針5が日付変更線を東回りに越えた場合に
は日付を1日遅らせる。
本発明の回路動作にはこれらの規約を満足させるよう
になっている。尚本実施例においては地域指示針5は西
回りにしか回転しないのでの場合は生じない。以下日
切換検出回路118及び関連する回路の動作説明を行う。
リューズ0段状態において、日制御回路74のAND86,87
の第1及び第2入力は、それぞれ、反転リューズ2段信
号P63及び反転リューズ1段信号P64は、 レベルなので、AND86は、日切換検出回路118のAND128及
びAND130からの信号を出力し、AND87は、AND129及びAND
131からの信号を出力する。48進カウンタ122は、U端
子、D端子からの入力に従いカウント数を変化させ、そ
の数値をQ端子から信号P122を出力する。
前記カウンタ122のカウント数が23に成った時、つま
り地域指示針5がAKLのサマー時刻用目盛に成った時、2
3検出回路123が働き、検出信号P123が、AND128の一方の
入力する。しかしAND128の他方の入力は、前記カウンタ
122のU端子に接続されているため、前記カウンタ122の
U端子の入力により23に成った時のみ、AND128から入力
信号P123が、出される。つまり、地域指示針5が、正転
で、MDYからAKLへ移動した時にAND128から前記信号P123
が出される。
同様に、前記48進カウンタ122のカウント数が22に成
った時、22検出回路124から検出信号P124が出力し、AND
129の一方に入力するが、AND129の地方の入力は、前記
カウンタ122のD端子と接続しているため、D端子の入
力で前記カウンタ122のカウント数が22に成った時の
み、AND129から前記検出信号P124が出される。ゆえに地
域指示針5がAKLからMDYに移動した時にAND129から前記
信号P124が出される。
さらに24進カウンタ125のカウント数が0に成った
時、0検出回路126より検出信号P126が出力し、AND130
の一方に入力する。AND130の他方は、前記24進カウンタ
125のU端子と接続しているため、前記24進カウンタ125
のカウント数が、U端子の入力によって0に成った時、
つまり、デュアル針7が、23時から24時に成った時に、
AND130は、前記検出信号P126を出力する。同様に24進カ
ウンタ125のカウンタ数が23に成り、23検出回路127が、
検出信号P127を出力し、AND131の一方に入力した時、AN
D131の他方であるD端子の入力によって24進カウンタ12
5のカウント数が23に成ったのであれば、AND131は、前
記検出信号P127を出力する。上記の様な条件でAND128〜
131を、通過した各々の検出信号は、日制御回路に入力
する。
日付進み信号発生回路88は、AND86からの検出信号に
従い所定の分周信号P51に基づき日針6を正転の向きに
1発駆動するためのワンショット信号である日付進み信
号P88が出力され、該信号P88が日針駆動手段132に供給
される事で日針7は、1日進ませる。
日付戻り信号発生回路89は、AND87からの検出信号に
従い所定の分周信号P51に基づき日針6を逆転の向きに
1発駆動するための日付戻り信号P89が出力され、該信
号P89が日針駆動手段132に供給される事で日針7は1日
戻る。
〔第二実施例〕
(1)第二実施例の外観と機能 第3図は、本発明に係わる、非存日排除機能を持つ日
付が世界時刻に同期した機能を備えた指針式電子時計の
外観平面図であり、前述の第一実施例と同様に、1aは電
子時計、2aは文字板であり、文字板2aにも、北極から見
た世界地図が印字されている。
前記電子時計1aの側面にあるリューズ21及び3つのボ
タン18、19、20の機能、また後述する第4図内のスイッ
チとの動作関係は、前述の第一実施例と同様である。
前記文字板2aの上には、前述の実施例と同様の針及び
目盛の他に、6時と7時方向の間に日針6aが取り付けて
あり、日用数字13a、また4時方向に月針が取り付けて
あり、月用記号15、さらに1時方向に年針が取り付けて
あり、年用記号16とそれぞれ合わせて、地域指示針5が
指示した地域のサマー時刻あるいは、ノーマル時刻が何
年何月何日の何時であるか、非存日を排除して表示す
る。なお年の指示は、LEAP YEAR、+1、+2、+3の
記号によって、閏年、閏年後1年、2年、3年を表示す
る。また、前述の実施例同様に地域名記号10上にあるAK
LとMDYとの境に日付変更線がある事としている。また、
年針、月針、日針は、輪列を介して同期する物としてい
る。
(2)第二実施例の回路構成 第4図は、第3図に示した上記第二実施例の回路ブロ
ック図であり、第5図は、第4図に示した回路ブロック
図の中で、後述する日付制御及び駆動手段150の回路ブ
ロック図である。
第4図の構成要素は、第2図と同様の機能を持つ、時
間基準源50、分周回路51、該回路51の出力である分周信
号P51、スイッチ回路52、時刻表示手段65、時分針駆動
手段100、時分針用輪列及び指針103、地域指示針駆動手
段104、地域指示針輪列及び指針108、デュアル針駆動手
段109、デュアル針用輪列及び指針113、モード制御回路
114の他に、今回の実施例で用いる、地域選択回路72と
ノーマルサマー切換回路73からなる駆動制御手段71a、
修正手段90a、日切換検出回路118a、日付制御及び駆動
手段150からなる。
今回の実施例で用いる、駆動制御手段71aは、前実施
例である第2図の駆動制御手段71より、日制御回路74を
取り除いた事と同じく、修正手段90aは、第2図の修正
手段90よりOR93、AND96、日付修正信号発生回路99を取
り除いた事と同じく、日切換検出回路118aは、第2図の
日切換検出回路118より、AND128〜131を取り除いた事と
同じである。
日付制御及び駆動手段150の構成は、第5図のブロッ
ク図に示す如く、日付表示回路151、年月日針駆動手段1
78、年月日針用輪列及び指針182、日位置検出回路183、
月位置検出回路188、年位置検出回路192より成る。
日付表示回路151はさらに、AND152〜155、158、159、
164〜169、OR156、157、160〜163、176、177、日進み信
号発生回路170、日戻り信号発生回路171、年月日修正信
号発生回路172、ワンパルス発生回路173〜175より成
る。
(3)第二実施例の回路の動作 次に、第4図及び第5図の回路ブロック図の動作説明
を行なう。本実施例の時計仕様は、非存日排除機能を備
えた事で、リューズ2段引き状態で年針9、月針8、日
針6aのイニシャライズ修正を行う他は、前実施例と同様
の仕様を持つ。よってリューズ0段状態の通常使用状態
にて、地域指示針5によって地域を選択した時、デュア
ル時刻と共に完全に日付が同期する事となる。
<リューズ2段引き状態での動作> リューズ2段引き状態にて時針3、分針4の時刻修
正、及び、地域指示針5、デュアル針7のイニシャライ
ズ修正は、前実施例と同様である。年針9、月針8、日
針6aのイニシャライズ修正は、リューズ2段引き状態に
て、スイッチ回路52により第3プッシュ信号P62が出力
されると、日付表示回路151では、OR162の一方の入力信
号であるリューズ2段信号P58が出力されており、AND16
6の一方に入力している。AND166の他方の入力である第
3プッシュ信号P62が、AND166より出力される。
年月日修正信号発生回路172からは、AND166からの第
3プッシュ信号P62のタイミングに従い所定の分周信号P
51に基づき、日針6aを正転の向きに1発駆動(月針8、
年針9は、日針6aより輪列を介して駆動)させるための
ワンショット信号である年月日修正信号P172が出力さ
れ、該信号P172が、年月日針駆動手段178に供給される
事で、日針6a(月針8、年針9)は、正転の向きに1発
駆動される。
一方日位置検出回路183、月位置検出回路188、年位置
検出回路192の、31進カウンタ184、12進カウンタ189、
4進カウンタ193の各々のカウンタは、前記リューズ2
段信号P58により、リセットされているため、各々の検
出回路は一切動作しない。すなわちユーザーに初期設定
として前実施例同様に、地域指示針5が地域名記号10上
のノーマル時刻のLONに、デュアル針7が、デュアル用
数字14の24の位置に合わせ、さらに年針9をLEAP、YEAR
に、月針8を月用数字15上の1月と12月の境に、日針6a
を1日に合わせる事で、31進カウンタ184、12進カウン
タ189、4進カウンタ193が、それぞれ、日針6a、月針
8、年針9の針位置と同期するイニシャライズ修正が出
来る。
<リューズ1段引き状態での動作> リューズ1段引き状態における、地域指示針5、デュ
アル針7の修正は、前実施例と同様に行うため、2つの
ボタン18、19をプッシュ操作する事で、セットしたい地
域で、現在サマー時刻を実施しているかを考慮に入れな
がらデュアル時刻を合わせる。次にリューズ1段引き状
態にて日付制御及び駆動手段150の動作説明を行う。ス
イッチ回路52より第3プッシュ信号P62が出力される
と、日付表示回路151では、OR162の一方の入力信号であ
るリューズ1段信号P59が出力されており、AND166の一
方に入力している。AND166の他方の入力である第3プッ
シュ信号P62が、AND166より出力される。
年月日修正信号発生回路172からは、AND166からの第
3プッシュ信号P62のタイミングに従い所定の分周信号P
51に基づき、日針6aを正転の向きに1発駆動させるため
のワンショット信号である年月日修正信号P172が出力さ
れ、該信号P172が、年月日針駆動手段178に供給される
事で、日針6a(月針8、年針9)は、正転の向きに1発
駆動される。
一方、日位置検出回路183、月位置検出回路188、年位
置検出回路192の各々カウンタはリューズ1段では、リ
セットがかかっておらず、年月日修正信号P172が、31進
カウンタ184のU端子に入力し、カウント数を加算す
る。また該カウント数が1に切換わる時、C端子から桁
上信号が出力され12進カウンタ189のU端子に入力し、
カウント数を加算する。また該カウント数が1に切換わ
る時、C端子から桁上信号が出力され、4進カウンタ19
3のU端子に入力し、カウント数を加算する。日位置検
出回路183の31進カウンタ184のQ端子からは、カウント
数が出力され、31日、30日、29日の各検出回路に入力さ
れる。同様に12進カウンタ189のQ端子からは、カウン
ト数が出力され、2月、4月、6月等の小の月及び2月
のみの検出回路に入力される。また4進カウンタ193の
Q端子からは、カウント数が出力され、閏年、平年の各
検出回路に入力される。上記の検出回路により、リュー
ズ1段引き状態の指示した地域の年月日の修正において
も非存日の排除が可能となる。
例えば、リューズ1段状態において、年月日のセット
を“閏年2月31日”にする時、ボタン20をプッシュ操作
により、年針9、月針8、日針6aの正転の向きに修正す
るが、“閏年2月31日”では、日位置検出回路183の31
の検出回路185が レベルを出力し、AND167の一方に入力する。AND167の他
方の入力の小の月検出回路190も“2月”であるので レベルとなり、AND167からは レベルが出力し、ワンパルス発生回路173に入力する。
ワンパルス発生回路173は、第3プッシュ信号62と同様
の信号を出力し、年月日修正信号発生回路172に入力
し、日針を1発正転に駆動する事になる。つまり“閏年
3月1日”と成るのである。この様に年月日をセットす
る時に非存日のセットを不可能にしている。
<リューズ0段状態での動作及び非存日排除機能> 次に本実施例のリューズ0段状態について説明する
が、地域の移動やノーマルサマーの切換は、前実施例と
同様のため、日が切換る地域指示針5がMDYからAKLへ移
動した時、及び、デュアル針7が23時から24時へまた24
時から23時へ移動した時の動作説明を行う。
例えば、第1プッシュ信号P60により、地域選択回路7
2に入力されると、前実施例と同様に、ある地域から一
つ西側の地域へ地域指示針5が、移動するのに追従して
デュアル針7が1時間戻り、日切換検出回路118aの24進
カウンタ125のカウント数を1つ減算するが、その事に
より、カウント数が23に成る時、23検出回路127が働
き、日付表示回路151のAND155の一方に入力する。AND15
5の他方は、24進カウンタ125のD端子に接続されてお
り、24進カウンタ125は、D端子の入力でカウント数が2
3に成ったため、AND155から レベルが出力されAND165の第3入力となる。AND165の第
1及び第2入力は、反転リューズ1段信号P64、反転リ
ューズ2段信号P63であり、共にリューズ0段引き状態
では レベルであるため、AND165は、23検出信号P127を出力
し、日戻り信号発生回路171に入力する。
日戻り信号発生回路171では、前記検出信号P127のタ
イミングに従い所定の分周信号P51に基づき日針6a(年
針9、月針8)を1発逆転に駆動させる日戻り信号P171
が出力され、年月日針駆動手段178によって日針6a(年
針9、月針8)を1発逆転させる。また前記日戻り信号
P171に追従して、日戻り信号発生回路171からワンパル
スのカウント信号C171が出力され、31進カウンタ184の
D端子に入力し、該カウンタ184のカウント数を1つ減
算する。この時、カウント数を桁下げした時は、31進カ
ウンタ184のB端子から桁下げ信号が出力し12進カウン
タ189のD端子に入力し、該カウンタ189のカウント数を
1つ減算する。またこの時、カウント数が桁下げを生じ
た時、該カウンタ189のB端子から桁下げ信号が出力し
4進カウンタ193のD端子に入力し、該カウンタ193のカ
ウント数を1つ減算する。以上のカウント数の減算によ
り非存日が生じた場合は、リューズ1段引き状態の日付
セット同様にワンパルス発生回路172〜174は、各検出回
路に従って発生される。AND159の一方は、前記23検出回
路127の検出信号P127が出力しているため、AND159は他
方の、先ほど発生した非存日排除によるワンパルスを出
力し、日戻り信号発生回路171に入力し、再び日針6a
(年針9、月針8)を1発逆転させる信号を出力する。
この様に非存日排除における機能は、日針6aが正転で
非存日に成った時は、正転で非存日を飛ばし、逆転で非
存日に成った時は、逆転で非存日を飛ばす様にしてあ
り、1度日付をセットしてしまえば、指定した地域の日
付、デュアル時刻が、合うと共に、地域の移動や、ノー
マル時刻からサマー時刻、また、サマー時刻からノーマ
ル時刻へ移動したとしても、本実施例では、日付が完全
に同期する事となる。
以上説明した如く、リューズ0段状態の地域指示選択
ボタン18による地域変更操作、ノーマルサマー切換えボ
タン19による、ノーマル時刻からサマー時刻または、サ
マー時刻からノーマル時刻による操作に際し、現在選択
されている地域のノーマル時刻または、サマー時刻に対
応する日付、デュアル時刻(世界時刻)が、同期する事
になる。
また前述の2つの実施例では、地域指示針5がある地
域から西側の地域のみしか移動しないので、2つの実施
例で用いた22検出回路124からの検出信号P124はAND129
またはAND153より出力されない。
しかし、地域指示針5がある地域から東側の地域へ移
動可能の時には、日切換検出回路118、118aは、何ら変
える必要はない。
〔発明の効果〕
上記の如く、本発明によれば、指針式電子時計の世界
時刻表示において、指定した地域の時刻に日付が完全に
同期して表示されるので、単に他地域の現在時刻のみな
らず何曜日かあるいは特定の記念日かまで知ることがで
きる。この事は、良く知られている世界各地の時差は、
1時間ごとであると分かる以上に、日付が同期する事で
日付変更線の持つ意味や、位置が、一見にして分かる事
となる。例えば、オークランドノーマル時刻と、ミッド
ウェイノーマル時刻では、1時間の時差と思われがちで
あるが、実際には23時間の時差であることが分かると共
に、世界の時刻の一番早い所や、世界各地における時刻
の移り変りなどが、指針で表示した事により容易に理解
できる。このように電子時計の主流であるアナログ表示
により、多情報の提供と共に、ファッション性に富み、
かつ実用性の高い時計が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一実施例を示す指針式世界時計の平
面図、第2図は第1実施例の回路ブロック図であり、第
3図は本発明の第二実施例の平面図、第4図は第二実施
例の回路ブロック図であり、第5図は第二実施例の日付
制御及び駆動手段の回路の詳細ブロック図、第6図は地
域と日付との関係を示す説明図である。 5……地域指示針、 6、6a……日針、 7……デュアル針、 8……月針、 9……年針、 10……地域名記号、 11……サマー時刻用目盛、 12……ノーマル時刻用目盛、 18、19、20……押ボタン、 21……リューズ、 50……時間基準源、 51……分周回路、 52……スイッチ回路、 65……時刻表示手段、 72……地域選択回路、 73……ノーマルサマー切換回路、 74……日制御回路、 90、90a……修正手段、 100……時分針駆動手段、 104……地域指示針駆動手段、 109……デュアル針駆動手段、 114……モード制御回路、 118、118a……日切換検出回路、 132……日針駆動手段、 150……日付制御及び駆動手段、 151……日付表示回路、 178……年月日針駆動手段、 183……日位置検出回路、 189……月位置検出回路、 192……年位置検出回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−22983(JP,A) 特開 昭63−298089(JP,A) 特開 昭62−130376(JP,A) 特開 平1−124790(JP,A) 実開 昭53−129972(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G04C 3/00 G04C 3/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字板上に配された、時差の異なる複数の
    地域を示す記号及び該記号の一つを指示することにより
    地域を指定する地域指示針と、指定された地域の地方時
    を少なくとも「時」の単位で表示する地方時指示針と、
    指定された地域の日付を示す日付指示針とを有し、 前記各指針は夫々駆動回路を伴うステップモータによっ
    て駆動されると共に、前記地域指示針と前記地方時指示
    針とに対応する駆動信号の数を夫々カウントするカウン
    ター手段と、夫々のカウンター手段のカウント値が夫々
    の所定値に到達したとき、そのカウント値の変化方向が
    増減いずれであるかに従って前記日付指示針を正あるい
    は逆方向に歩進させる駆動信号を発生する駆動制御回路
    とを備えたことを特徴とする指針式世界時計。
  2. 【請求項2】請求項1において1つの地域内にノーマル
    タイム記号とサマータイム記号とを設けて地域指示針が
    それらを選択的に指示しうるようにすると共に、駆動制
    御回路はサマータイム記号が指示されたときにはノーマ
    ルタイム記号が指示されたときよりも地方時指示針およ
    びこれに対応するカウンター手段のカウント値を1時間
    ぶん進める回路手段を備えていることを特徴とする指針
    式世界時計。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において更に少なくとも月
    を指示する指示手段およびその駆動手段と、指示された
    月の大・小に応じて日付指示針に非存日をスキップさせ
    る早送り制御回路手段を更に備えたことを特徴とする指
    針式世界時計。
  4. 【請求項4】文字板上に配された、時差の異なる複数の
    地域を示す記号及び該記号の一つを指示することにより
    地域を指定する地域指示針と、指定された地域の地方時
    を少なくとも「時」の単位で表示する地方時指示針と、
    指定された地域の日付を示す日付指示針とを有し、 前記各指針は夫々駆動回路を伴うステップモータによっ
    て駆動されると共に、前記地域指示針と前記地方時指示
    針との各々を駆動する駆動信号の数を夫々カウントする
    ことによって前記各指針の位置を記憶するカウンタ手段
    を有し、該カウンタ手段は各指針が所定の位置にいずれ
    の方向から到着したかを判断するための、所定のカウン
    ト数に増減いずれの方向から到着したかを弁別する弁別
    回路手段と、該弁別回路手段によって前記地域時指示針
    および地方時指示針との歩進方向を制御する制御回路を
    設け、該制御回路および前記弁別回路手段は、 前記地域指示針が西まわり(東まわり)に歩進するとき
    前記地方時指示針を逆方向(正方向)に歩進させるとと
    もに前記地域指示針が日付変更線に相当する位置を越え
    たとき前記日付指示針を1日だけ正方向(逆方向)に歩
    進させるように条件づけられた論理構成を有することを
    特徴とする指針式世界時計。
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